2007年09月15日

◆額賀福志郎の立場

渡部亮次郎

<出馬表明をしていた額賀福志郎財務相(63)=津島派=は14日、福田
氏と会い、出馬断念を伝えた。

額賀氏は所属する津島派の総会で出馬表明していたが、派閥実力者の青
木幹雄前参院議員会長は同日、額賀氏に出馬を思いとどまるよう電話で
説得していた。

(各派は14日の総会などで、福田氏支持になだれを打っている)。

町村派(80人)をはじめ、
古賀派(46人)
山崎派(38人)
伊吹派(25人)
谷垣派(15人)
二階派(15人)

額賀氏が所属する津島派(67人)も参院側の20人が、福田氏を支持する
立場の青木氏に対応を一任した。>9月14日11時48分配信 毎日新聞

又も不出馬に追い込まれた額賀氏。田中角栄氏はともかく竹下登元首相
に死なれてから政治的不幸に見舞われている。私は日米安全保障問題を
通じて知り合い、訪米も2回、一緒にした仲。周囲に細かい気遣いの出来
る、能力豊かな好漢である。捲土重来を期待する。

昭和53年(1978年)2月1日付けで産経新聞を退職し、同年12月、郷里の
茨城県議会議員選挙に行方郡選挙区から当選する。

選挙に先立ち地元の有力代議士であった橋本登美三郎に会い支援を得た。
当選後は、橋本の系列県議として活躍する。

昭和55年(1980年)の第36回衆議院議員総選挙で落選した橋本登美三郎
の後継者をNHKの海老沢勝ニ氏と争ったが、海老沢氏は実家が倒産という
悪条件のため断念。

昭和58年(1983年)第37回衆議院議員総選挙に旧茨城1区から立候補する。
自民党公認は得られなかったが、茨城県連推薦を得て、4位で当選する。
以後、当選8回。

自民党では、田中派―竹下派―小渕派―橋本派に所属、通産政務次官や
衆議院商工委員会筆頭理事、自民党商工部会長代理などを務め、商工族
議員としてキャリアを重ねる。

1997年第2次橋本内閣改造内閣の官房副長官に就任する。1998年に小渕内
閣の防衛庁長官に就任するが、防衛庁調達実施本部背任事件を理由とし
て当時与党が過半数割れであった参議院で問責決議案が可決され、11月
に辞任を余儀なくされる。

2000年、第2次森改造内閣で経済企画庁長官に就任し、2001年1月の中央
省庁再編で経済財政政策担当大臣となる。橋本派では、橋本龍太郎、小
渕恵三の次を担うとして、鈴木宗男、藤井孝男とともに名が上がり、派
閥の「プリンス」と言われて将来を嘱望される立場になった。

しかし、KSD事件に絡み、KSDから1500万円の献金を受けていたため、責
任を取り経済財政政策担当大臣を辞任した。2回にわたって引責辞任し
ただけでも異例であり、不運と見られることもあったが、以下のように
程なく復活したところは非凡ともいえる。

2001年の小泉内閣発足後、橋本派は厳しい立場に追い込まれるが、自ら
は2002年に自民党幹事長代理、2003年に自民党政調会長に就任。2005年
の第3次小泉改造内閣において再び防衛庁長官を務めるなど、要職を歴任
していく。

この間鈴木宗男・藤井孝男氏が自民党を離党したこともあり、津島派唯
一の総理総裁候補として麻垣康三に次ぐポジションにあるといわれたが、
久間章生ら幹部の反対にあい、2006年の総裁選立候補は見送ることにな
った。

KSD事件で低下した人気や信頼を回復しきれず、派内の次代リーダー候補
である石破茂の台頭を許したこと、額賀を「将来の総裁候補」に押し上
げた竹下登の死去などが、額賀の相対的な地位低下を招いていると見ら
れる。また、出馬辞退の際のドタバタ劇で政局観のなさを露呈した。

過去2回の防衛庁長官在任中、どちらとも北朝鮮のミサイル発射に遭遇し
ている(1998年・2006年)。

2006年9月26日に発足した安倍内閣では入閣を逃したが、9月28日に津島
派の会長代理に就任。2007年8月27日に発足した安倍改造内閣で財務大臣
に就任、足場の再構築に励むところ、安倍総理の突然の退陣で戦略再検
討を余儀なくされた。

2007年9月12日に安倍首相が辞任を表明したことを受け、翌日、記者の質
問に対し「私は先頭に立つつもりです」と、事実上の総裁選出馬表明を
行なった。

しかし2日後には断念に追い込まれた。参院青木と久間章夫両氏の支持を
取り付けられなかったためである。参考:「ウィキペディア」
2007・09・14

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日本一のメイル・マガジン
渡部亮次郎のメイル・マガジン「頂門の一針」(第933号)
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       平成19(2007)年09月15日(土)
<目次>
・京大病院米田教授やはり辞任:石岡荘十
・奇想天外の政界劇:古澤 襄
◆額賀福志郎の立場:渡部亮次郎
・ “ブログタリアート”団結せよ!:平井修一
・もうひとつの「懲戒請求」:毛馬一三
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