2007年10月05日

◆軍艦マーチの針路

                           渡部亮次郎

1.守るも攻むるも黒鉄(くろがね)の
浮かべる城ぞ頼みなる
浮かべるその城日の本の
皇国(みくに)の四方(よも)を守るべし
真鉄(まがね)のその艦(ふね)日の本に
仇なす国を攻めよかし

2.石炭(いわき)の煙は大洋(わだつみ)の
竜(たつ)かとばかり靡(なび)くなり
弾撃つ響きは雷(いかづち)の
声かとばかりどよむなり
万里の波濤(はとう)を乗り越えて
皇国(みくに)の光輝かせ

1番と2番の間奏時に海行かばの歌詞が歌われる場合もある。

軍艦行進曲(ぐんかんこうしんきょく)は瀬戸口藤吉作曲の行進曲。一
般に『軍艦マーチ』として広く知られる。

明治30年(1897年)鳥山啓作詞の「此の城(のち、軍艦)」に曲を付け
て軍歌とし、後日これを編曲して行進曲として発表された。日本を代表
する行進曲である。旧日本海軍及び現在の海上自衛隊の公式行進曲で、
進水式などで演奏される。

戦後はミッション系幼稚園の運動会ですら用いられるほど一般にも広く
浸透し、運動会や祭、商店、殊にパチンコ屋の景気付けの音楽として多
用されたため、そのメロディーは非常に多くの日本人に親しまれている。

現在では海上自衛隊の儀礼曲に指定され、通達によって以下の場合に演
奏することが定められている。

1.観閲式における観閲行進の場合
2.自衛艦旗授与式における乗組員乗艦の場合
3.自衛艦命名式における進水の場合
4.その他必要と認められる場合

当初は変ロ長調であったが、音が高すぎて歌うのが難しかったためト長
調に編曲され、さらに大正時代末期にはヘ長調へと改訂され、現在の曲
となった。

海軍では改訂されるごとに演奏を変えていたというが、陸軍では海軍か
ら供与された古い楽譜を長い間使用していたため、同時期であっても海
軍と陸軍とではやや違った演奏で録音されている。

また、昭和初期の電気録音開始以後の民間軍楽団などによる録音などで
も、依然古い楽譜で演奏しているものも多い。

著作権はポリドール、海軍省と変遷したが、海軍省の廃止によりすでに
消滅している。

最近はあまり使われないが、戦後は長らくパチンコ店の定番BGMであった。
これは、昭和26年(1951年)春に有楽町駅前の「パチンコ・メトロ」で、
海軍の航空機搭乗員だった店主が気晴らしのために掛けたのが始まりと
いう。

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