2008年01月11日
◆中学女子を狙った団地内傷害事件
城北 勝二(ジャーナスト)
通行人を刃物で切り付けたり、長男が親兄弟を刃物で殺傷するなどの物騒な事件が相次いでいるが、大阪の大規模団地で下校中の女子中学生がカッターナイフで切り付けられる傷害事件が起きた。
事件が起きたには大阪都島区の大規模団地7階のエレベーターホール。この7日正午過ぎ部活で帰宅中の近くの中学2年生の女子生徒が、1階のエレベーターから同乗してきた見知らぬ若い男に手で口をふさがれ、逃げようとした際に左手をカッターナイフで約5センチ切られ、10日間のケガをしたもの。
犯人は、20歳前後の身長170〜175a、グレーの作業服のようなズボンを着用していたという。
同団地では、同じ敷地内にある別の棟周辺道路で、08年8月の同じ時間帯に同じ中学校の女子生徒が、若い男にカッターナイフを突きつけられたうえ、首を絞められる事件が起きている。
PTA関係者の話によると、犯人の年齢・体格が似ていること、凶器が同じカッターナイフであること、中学女子生徒を狙われたこと、同じ団地内で連続して起きていることなどから、同一犯人の仕業の可能性が強いといっている。
このためこの中学校では、事件翌日全校集会を開き、再発の危険があるので集団下校を心掛ける事、先の夏の事件をキッカケに女子生徒に渡した「防犯ブザー」を事件が起きた時は鳴らし、近隣の人の助けを求めることなどを励行するよう呼びかけた。
一方、団地管理組合も同事態を重視し11日、「夜間暗い団地内の通路の通行は避け、明るい公道を通る」ことなど防犯に関する注意を呼びかけるビラを全戸配布した。
警察・町会ではパトロールを強化しているが、犯人が「愉快犯」である場合、今後事件が拡大頻発する恐れがあるとして、住民は神経を尖らせている。
とにかく全国的に名を馳せた「ひったくり」が減少傾向にある中で、刃物を使った傷害事件が拡大する気配の大阪だけに、心配は絶えない。(完)
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