2008年01月21日

◆大阪知事選 あと1週間

毛馬 一三

自公対民主などの与野党が対決する大阪知事選の前哨戦ともいわれた、滋賀県大津市長選は20日投開票が行われ 自公推薦現職の目片信氏(66)が、民主などの支持を受けた新人を抑えて再選を果たした。

開票の結果は下記の通り。
・目片信、無所属・現、当選、50、208票。
・黄瀬紀美子、無所属・新、46、569票。
・井上敏一、無所属・新、11、847票。

目片氏は、滋賀県議会議員を2期、衆議院議員を1期、それぞれ務めたあと、前回、平成16年の大津市長選挙で初当選した。選挙戦では、旧志賀町との合併など4年間の実績を強調すると共に、乳幼児と高齢者の福祉の充実、駅前の区画整理などによる中心市街地の活性化を訴えた。

目片氏を推薦した自公両党は、参院選に大敗した危機感と年内に予想される衆院選挙に対処するため、支持母体を固める一方、創価学会の全面支援を受けて、民主などの野党陣営と嘉田知事の組織支援を受けた黄瀬紀美子氏(56)と全面対決し、接戦の末勝利に結び付けた。

こうした中、任期満了に伴う大阪府知事選挙は、投開票日まで1週間となった。

33年ぶりに与野党対決の構図となった今回の選挙は、今月10日の告示以来、激しい選挙戦が繰り広げられ、日曜日の20日も、各候補が主に繁華街で熱のこもった演説などを繰り広げた。

共産党が推薦する弁護士の梅田章二氏(57)は、大阪北部や大阪・ミナミの繁華街で街頭演説を行い、「いよいよ1週間に迫った。元気で温もりのある大阪を実現させよう」と訴えた。

自民党大阪府連が推薦し、公明党大阪府本部が支持する弁護士でタレントの橋下徹氏(38)は、大阪市内での繁華街を歩いて街頭演説を行い、「3兆円の大阪府の予算を一から見直して、大阪府政を建て直したい。そのために皆さんの力を貸して欲しい」と訴えた。

民主、社民、国民新党の各党が推薦する元大阪大学教授の熊谷貞俊氏(63)は、大阪市内の商店街を練り歩いて支持を呼びかけ、「皆さんの力で府庁3階の知事室に送り込んでください」と訴えた。

ところで、知事選の前哨戦として注視していた大津市長選挙が接戦の末、勝利を収めたことで橋下陣営では、これで知事選挙での最終盤の組織固めと浮動票獲得が有利になったとして、21日から橋下氏の知名度を最大限に生かしたムード高めの戦術に一層力を入れたいとしている。

いずれにしても3有力候補者の選挙活動は、27日の投開票日に向け苛烈さを増すが、最終的には候補者の知名度と高感度が如何に無党派層を掴むかに掛かっているかといえそうだ。(了)2008.01.21




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