2008年03月30日

◆「長官狙撃犯」信憑性は?

石岡 荘十

産経新聞が3/20、「平成7年3月、国松孝次元警察長官狙撃事件につい
て、別の強盗殺人未遂事件で実刑判決を受けて上告中の中村泰(ひろし)
被告(77)が警視庁に対し、犯行を示唆する供述をしていることが19日、
分かった」と報じた。

記事は、初日1面トップ+社会面トップ、翌日、翌々日の3日にわたる詳
報だった。 “世紀の特種”扱いである。ところが、他紙、テレビ報道は
いま(3/25)に至るまで、一切追っかけ記事は書かず無視している、
「誤報」と断じているように見える。

記事全文は下記でご覧頂いた上で話を進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080320-00000057-san-soci

国松孝次氏と最初に会ったのは、上映中の(本メルマガで紹介した)映
画「実録・連合赤軍」(若松孝二監督)で描かれたあの時代、彼が東京
大学を管内に抱える警視庁本富士警察署の署長だったときのことだ。

署長室に火炎瓶を投げ込まれる事件(’69)があったが、危うく難を逃
れている。その後70年安保後にかけて警視庁広報課長などを歴任、警察
庁長官に上り詰めるまでつかずはなれずの関係が続いていた。

そして、オウム事件捜査の最中、例の狙撃事件である。この事件でも国
松長官(当時)は奇跡的に、まさに奇跡的に一命をとりとめ、その後ス
イス大使を勤めている。

そんな付き合いもあって、国松氏にメールで訊いて見た。

<国松孝次さま

ご無沙汰をしています。3/20〜22の産経新聞を見てびっくりしました。
中村某がいまごろ何がきっかけでゲロった(筆者注:自白した)のか、
記事では明らかではなく、決定的な証拠となる凶器の発見は不可能能だ
と思わせる内容で、

「本当だろうか」と信憑性について今ひとつ腑に落ちないところもあり
ます。

国松さんにはどのようはアクセスがあったのでしょうか。ご本人として
どのように受け止めておられるのでしょうか。当然、各社から接触があ
るとは思いますが差し支えない範囲で教えてください。

もともと公安事件の担当だった私としては無関心ではいられないのです。
たまたま昨年暮れ塩見孝也(筆者注:元赤軍派議長)と話し合う機会が
あり、近々、また会うことになりそうで、「雀百まで」ということでし
ょうか。 よろしくお願いします。>

国松氏からの返事(3/25)

<石岡さん

産経の記事ですが、今回は、警察庁及び警視庁から、何の連絡もありま
せん。産経も含め、どこの社からも私宛ての取材はありません。「今回
は」と書きましたのは、同様の話は、2年ほど前に、警視庁幹部から、非
公式な形で話を聞いたことがあるからです。       國松>

警察当局は、2年前にこんな話があったが、その後、事件解明に特に進展
が見られないので、連絡をしてこなかったのだと考えられる。

他社はともかく、産経が事件被害者本人に確認を取らないというのは、
ありえない話だ。この商売(事件屋)である以上、トクダネ特種に目が
くらんで、「えいっ」と書く気持ちが分からないではないが、一記者の
情報がそのまま記事になるはずはない。デスクは? 部長は? 

国松氏が言うように、「同様の話が、2年前にもあった」とすると、古い
話で、潰れたネタ、つまりウラが取れないなので塩漬けなっていたもの
を何かの拍子で小耳の挟んだということなのかもしれない。

いづれにしても、続報が待たれる。このまま知らんぷりというわけには
いかないだろう。20080326

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