2008年04月30日

◆歓迎!「小中学 無料の放課後塾」

毛馬 一三

大阪府橋下知事直轄の政策プロジェクトチームPTが、小中学校での放課後学習の実施など、大掛かりな教育改革案をまとめたと、30日朝日新聞の朝刊が報じた。放課後学習は、東京都杉並区立の夜間授業「夜スペシャル」に次ぐ第2弾ということになる。

<PT案によると、この「放課後塾」は、政令都市の大阪市・堺市、それに中核市の東大阪市・高槻市を除く府内の学校役530校と、指定市を除く中学校約290校が対象。

小学校は平日の放課後に週2回、中学校は平日の放課後と土曜に1回づつ、授業の復習や宿題を教える。教科は小学校が国語と算数、中学校が数学と英語。
東京の和田スペは塾講師が当るので有料だが、大阪では教員OBや大学生が教えるので無料>(朝日新聞)

またPT案では、<このほか進学に実績のある府立高校の強化案が盛り込まれており、基本的には難関大学をめざす生徒が学区を越えて通える府立校の数をふやすとしている。具体には進学実績のある高校4〜10校に文系と理系の進学コースをもうける>という。(同紙)

府議会与党会派の某幹部によると、まだこのPT案は正式に会派には届いてはいないが、知事周辺でそのような教育改革案のとりまとめが進んでいる情報は内々入手していることを明らかにした。

この「放課後塾」は、ゆとり教育に酔いすぎて進められている中学校の行き過ぎた「部活運営」に、なんとか歯止めがかかるのではないかという期待がたかまることは父兄の間で必至だろう。

ある中学校の「部活」は、雨が降ろうが風が吹こうが、放課後毎日7時まで行い、休みの土日は朝の早いときで午前7時半から夕方5時まで。遠征も合宿も日常茶飯事。中学部員は「部活」に入ったばかりに、塾に行くことも事実上不可能。

ところがこの暴走気味のこの「部活」の実情は、政令都市・大阪市立中学校の例であり、残念なことに府PT案からは除外されている。

しかし、この「学習する習慣が出来ていない児童生徒に学習の機会を与える」というPT案が府下の教育現場で先行定着していけば、大阪市もこれに倣わざるを得なくなるだろうと府・市議会会派幹部らは同調する。

1100億円の機械的削減と非難をうけているPT案も、私学助成金削減問題と絡みは残るが、こどもの教育強化に力を入れる姿勢のこの教育改革には、府民は諸手をあげて賛成するに違いない。

個人的嗜好による一教諭の暴走「部活運営」を抑え、放課後・土日学習を阻害され、大学進学の将来を犠牲にさせられている子供たちに学習向上の機会を与えるためにも、まず大阪府からこの教育改革に手を付け、それが大阪全域に広がっていくことを、橋下知事に先鞭を期待したい。(了)2008.04.30


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