2008年06月09日

◆巴里だより「菜の花畑と並木道」への反響


                     岩本 宏紀(在仏)

★「巴里だより・菜の花畑と並木道」の本稿は、5月27日の本欄に掲載されました。(編集部)

今回もいろんな視点からの感想をいただきました。文章を書くこと、写真を撮ることの楽しみ以上に、みなさんからの便りを読むことは心躍る喜びです。今後ともどうぞごひいきに。
               <巴里より 岩本宏紀>


◆菜の花のてんぷら 。。。 (ワインが大好きな巴里の女性)
今晩、夕食、何にしようか、ネットで、検索中にメールを頂きました。いつも、温かい、文章とお写真、有難うございます。菜の花、素敵ですね。ゴルフ場の近くですか?
今、お腹がすいているので、菜の花の天ぷらを、サンセールと一緒に食べたいなどと、考えています。(笑)

実は4月1日から30日まで、日本に帰国していました。京都のしだれ桜が見事でした。
日本の風景も美しいですよね。 また、お花の写真送って下さいね。 
(岩本:サンセールの白ワインはシャブリよりも好きです。赤もなかなかいけますよね。これからの季節はちょっと冷やして。)               
◆宇宙を感じるかも 。。。(フランスの女性)
この歌の景色は蕪村の句、「菜の花や 月は東に 日は西に」と同じ時節のものなのでしょう。

日本の菜の花畑とは比較にならないほど広大なフランスの畑に立つと、もっと宇宙を感じるかもしれませんね。写真は映画「ひまわり」を思い出させます。 
(岩本:ここでは地平線が見えます。 また、ゴルフの帰り、ヘッドライトを消して空を見上げると満天の星が見えます。まさに宇宙を感じる場所です。「ひまわり」はクラウディア・カルディナーレでしたか。 今でもときどきフランスの雑誌で見かけます。)

◆北日本の女性
フランスの菜の花畑は、本当に雄大で美しいですね。黄色は明るくて大好きな色なのですが、見ているだけで心が癒され、広くなりそうです。実物はどんなにかすばらしいのでしょう。

介護でとかく心が狭くなりがちなのですが、解放してくれるのは、やはりこの菜の花畑のような自然の美しさが最高です。
岩本さん、素敵なお写真をありがとうございました。 
(岩本:この写真、シャッターを押すときに何かを感じました。ボーリングでストライクをとる直前、これはいける、と感じるときに感覚と同じです。)

◆ハンガリーのひまわり 。。 (インドネシアに住む、旅行好きの男性)

菜の花畑の写真を見て、学生時代の旅行のことを思い出しました。
1996年夏、当時住んでいたイギリスから友達と2人で東欧旅行に出かけました。ウィーンまでは飛行機,そこからブダペストとプラハに電車で移動しました。ウィーンからブダペストに移動する電車の中で、友達が窓の外の変化に先に気づいて声を上げました。

見渡す限り一面黄色。最初は何だかよく分からなかったのですが、よく見るとひまわりの花でした。今までに見たことのないスケールの大きさに、圧倒されたのを覚えています。

当時はチェコもハンガリーもビザが必要でした(今は両国とも不要のはず)。ロンドンのチェコ大使館はスロバキア大使館と隣り合って2世帯住宅みたいになっていたのを思い出します。

今もあるのでしょうか、赤い表紙のトーマスクックの時刻表を見ながら、当時まだ怪しかった英語を使って(今も怪しいですが)チケットを取ったり、宿を探したりと、懐かしい思い出です。以上12年前の話でした(苦笑)。 

(岩本:トーマスクックの時刻表を懐かしく思い出すひとは少なくないでしょうね。ぼくの周りにも愛用者がいました。それにしてもヨーロッパは大きく変わりましたね。1985年にオランダに赴任。数年後東ドイツのひとがハンガリー経由で西ドイツに入り始めたというニュースを見たしばらく後には、ベルリンの壁が崩れ、ルーマニアの大統領が殺され、あっという間に東ヨーロッパがEUに加盟。 ドイツ統一の直後、西ドイツは経済的に大変でした。そのことを西ドイツのひとに言ったときの返事は今でも忘れられません。
「でも、これまで会えなかった親戚と、自由に交流できるようになったのですから。」

◆横浜の女性
雄大な菜の花畑にほっといたしました。このところ地球温暖化でアフリカはもちろんアメリカ地中海沿岸、オーストラリア、アメリカの旱魃で干上がった大地枯れる農作物、それに北極圏の解けた氷の海、
死んでいく北極熊など連日放映されています。本当に恐ろしい気がしておりました。

花が見渡す限りにある大地。心が休まります。
氷河がとけて滝のようにごうごうと流れ出ている光景は目に焼きつきました。なんともならないのでしょうが温暖化防止に取り組まないといけないとおもいます。
(岩本:十年ぶりにオランダにアパートを借りました。 冬が以前のように寒くないのに驚きました。凍った運河でスケートというのは、遠い昔の思い出になりつつあります。)

◆飛行機から見た 。。。(巴里の男性)
草、花、木といった目を楽しませ、薫りに一息、大気に漂う香りに慰められ、心身休まるものを好みますので、私からの拙文の便りにも植物について出来るだけ季節にそったものを取り上げてお届けしています。

菜の花はパリ郊外の広大な畑に、そして過日は利用した航空機の小窓から正に<絨毯>のような景色を見つけて楽しみました。
(岩本:植物の名前をよくご存知ですね。いつも感服しています。たしか山田詠美の言葉だったと思いますが、出来るだけ固有名詞に近いことばを使ったほうが、状況がいきいきしてくるそうです。

「マロニエや桐の花は散り、赤と白の西洋サンザシが咲いたと思えば、今度は ニセアカシアが咲き出しました。」
こういう文をごく普通に書いておられる。素晴らしいと思います。植物音痴のぼくには夢のような話です。)

◆辛子 。。。 (巴里の男性)
いつも「巴里だより」を有難う御座います。
ところで、菜の花と辛子の花が素人目には区別出来ないのを御存知ですか?
(岩本:一瞬「幸子の花」とは何だろうと思ったのですが、辛子の花と書いてあるのですね。広島の田舎で育ったのですが、まわりには辛子を栽培している農家はありませんでした。)
                 (完)


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