平井 修一
■7月10日(金)、朝は室温24度、曇り、フル散歩。バルコニーの黄色とピンクのハイビスカスは満開だ。カミサンは休みで、イヤホンで歌謡曲を聴きながら大きな尻をクネクネさせ、洗濯物を畳んでいる。世は事もなし、か。
クネ(朴槿恵)と言えば散歩コースの真っ白い木槿(ムクゲ)は満開だが、1日で萎んで落ち、茶色になって美しいとは言えない。かの国の国花だが、次から次と咲くものの花の寿命はたったの1日。なんか儚い。サムソンとともに栄耀栄華は終わりつつあるのか。
クネは昨日「投資活性化服」と名付けた赤色のジャケットを着用して会議に出席した(中央日報)そうだが、アカの懐に飛び込んでみたものの中国株ファンドの暴落で痛い目に遭っているそうな。クネは「清く正しく美しく」がモットーらしいが、両親を殺され、「薄幸」のイメージがつきまとう。何をやってもついていない。ムクゲのように儚く散るか。
ところで中共の株式暴落は江沢民派(上海閥)の仕掛けた習近平つぶしだとの説があるが(大紀元7/9)、在香港の弁護士、村尾龍雄氏の論考「中国証券市場の波乱は権力闘争の産物!?」7/10から。
<上海総合指数が6月に記録した5000ポイント超えから3500ポイント未満に1ヶ月未満の短期間で30%以上も急落し、それが2月以来調整局面をほとんど介在することのなかった日経平均に影響する事態が生じたことで、日本でも中国証券市場への注目度が急上昇しています。
特に私が驚愕したのは、中共中央及び中央政府が中国証券市場の急下落を止め、上海総合指数についてその妥当と認識する4500ポイントにまで比較的短期間で回復させる決意表明を事実上して様々な対策を打ち出しながら、その全ての効果が瞬時に打ち消されて、連日ひたすら急下落を繰り返す様を目の当たりにしたからです。
1996年8月に上海に赴任して以来、まもなく満19年になりますが、この間中国で生じた問題についてそれがどのような内容のものであれ、中央がコントロールを図ることを決意表明しながら、有効なコントロールができないという「面子が潰れる」現象を見たことがなかったのですが、今回の事態は満19年間で初めて目にする奇怪な現象であったわけです。
そこで早速、香港の一流銀行の若手アナリストに電話して説明を求めたのですが、
「現在の急下落現象で香港PER8倍、上海PER13倍と随分割安感が出るところまで来たので、理論的にこれ以上下落する合理性がないと思うが、そもそも中央政府があれだけ矢継ぎ早の対策を打っているのに、それが全然奏功しない理由がわからない。
来週月曜日に銀行としての今後の見通しに関する正式見解が内部的にまとまるので、それ以降再度連絡をください」
としどろもどろの回答で、普段冷静な彼の弁舌の切れの鈍さに直面して、やはり今回の事態が尋常なものではないのだな、と痛感しました。
そこへ上海のパートナー律師(弁護士)がやって来たので、「彼女は株なんかやらないだろうな」と思いながらも、今回の急下落をどう見ているのかを尋ねてみました。
村尾:A先生、今回上海総合指数が先月の5000ポイント超から3500ポイント割れまで、短期間で30%以上もの急下落を演じていますが、なぜなのでしょうかね?
日本では中国の場合、機関投資家が少なく個人投資家が8、9割を占めるから、一旦ブルマーケット(牛市=強気)からベアマーケット(熊市=弱気)にトレンド転換すると、パニック売りを誘発するからだとか指摘されています。
それにしても証券監督管理委員会があれだけ熱心に矢継ぎ早の対策を繰り出しているのに、その効果が即時打ち消される異常現象にはどうも合点がいかないのです。
A律師:そうですね。証券監督管理委員会が証券市場の安定を図ろうとしながら、それができないことが明らかになると、同委員会の面子は丸潰れになりますし、ひいては習近平政権の面子が丸潰れになってしまいかねませんからね。
村尾:私の大陸滞在暦は19年になりますが、過去に私は中央がコントロールを図ろうとしながら、それが全く奏功しない場面は見たことがないので、正直今回の事態には驚愕しています。
その理由について、何かご存知のところはないですか?
A律師:私自身は株取引をやりませんが、律師仲間は北京も上海も株取引に手を出す連中で溢れかえっており、微信(WeChat)の朋友圏で乱れ飛ぶ書き込みを見ていると、今回の証券市場の波乱の主たる原因は中央における権力闘争の産物だという見解が多く見られるのですよ。
村尾:えっ!? 証券市場と権力闘争がなぜ結びつくのでしょうか?
A律師:北京の律師などの書き込みを見ていると、反腐敗政策が対象とする次の大物にはXの孫だとか、Yの息子だとか、Zの娘が含まれており、中国共産党規律検査委員会は既に正式な調査を開始したというのです。
実際にそこで書かれている政治家の親族が本当に調査対象になっているかは余りに高度な守秘事項ですから、われわれも知る由がないのですが、ポイントは2つあり、1つはそのような風説に全てではないにせよ真実が含まれ得ること(今までもそうでしたから)。
もう1つは親族がターゲットとされた超大物政治家はこれ以上習近平政権の反腐敗政策が自身周辺に及ぶことを避けるために、徹底的な権力闘争を仕掛ける可能性があり得ることです。
村尾:権力闘争ですか・・・でも、あんなに強い習近平さんを相手にどうやって?
A律師:その1つの手段が証券市場を瓦解させるというものだと噂されているわけです。すなわち、中央が上海総合指数4500ポイント程度を適正な水準であると考えたとすれば、急下落した水準を適正水準に戻すために矢継ぎ早の政策を繰り出しますね?
しかし、それを嘲笑うが如く、上海総合指数が3000ポイントを割って、2500、2000へと急下落を続け、2014年11月以降の金融緩和策の効果を全て打ち消す結果が実現するなら、どうなると思いますか?
習近平政権は上海総合指数を一旦5000ポイント超まで上昇させることを容認しながら、2000ポイントの元々の水準にまで急下落させるならば、中央は証券市場をコントロールする能力がないというレッテルを爆発的な数の「散戸(小口個人投資家)」から貼られてしまいますよ。
そうすると中央が推進する他の経済政策についても説得力がなくなり、現政権は人民の支持を相当程度失ってしまうことになります。そうなると、圧倒的な人民の支持のもとに実施している反腐敗政策の今後の展開は消極的なものにならざるを得ない可能性が出てきます。
ここに反対勢力が権力闘争を仕掛ける基盤を認めることができるのです。
村尾:具体的にはどのような方法によると予測されますか?
A律師:例えばX、Y、Zがなお隠然たる影響力を有する上場国有企業があるとすれば、その保有する自社株をブルマーケットがベアマーケットに転換した直後に大量売却させるとか、
同様に影響力を有する証券会社を使って違法な「裸売空(naked shortselling)」と呼ばれる、空売り時に空売り主体が、売却対象となる株式を保有していない(株保有者から株を借りてこない)空売り手法を駆使して、巨額の売り圧力をマーケット全体や特定上場企業を相手にかけるとか、
様々な手法を同時並行的に繰り出すことで、中央の対策の効果を打ち消すことが可能となります。
この手法は少なくとも一時的には奏功したように見えます。中国人民銀行の6月の利下げや証券監督管理委員会の打ち出す対策の効果が直後に打ち消された背景には、こうした狡猾な手法が存在したはずで、個人投資家の弱気心理だけで全てを説明できるほど中国の事情は簡単なものではないのです。
村尾:なるほど。それで証券監督管理委員会が5%以上を保有する大口株主(これには自社株を保有する上場国有企業が含まれます)に6ヶ月間の売買禁止令を出したり、空売りに対する規制強化だけではなく、中央公安部がわざわざ過去に遡及して違法な空売りの徹底捜査を行う旨を宣言したりしたのだな、と趣旨がよくわかりますね。
A律師:そうですね。上場会社の半数程度の上場市場での取引を一時的に禁止してしまうという日本では考えられない対応などには先進国から批判が集まっていることをよく承知していますが、「そのような対策を実施すると、証券市場の健全性が歪む」など言っている海外の専門家は中国の特殊性を理解せず、もっぱら証券市場という表面的な観点だけからしか中国を見ていないのです。
村尾:今回の証券市場の波乱が権力闘争の産物としての側面を有するという微信での噂が真実だとすれば、今後の証券市場の見通しはどうなるでしょうか?
A律師:中央が望むとおり、上海総合指数が4500ポイント前後となるところまで上昇して落ち着くのではないでしょうか。
過度な下落の実現は習近平政権が証券市場という限定された舞台であるものの、権力闘争に敗北することを意味しますが、そのような結果が出ることを習近平政権は面子の全てを賭けてでも阻止しようとするでしょう。
微信でこうしたチャットが乱れ飛ぶ様子は100%の確率で中央は把握しており、証券市場の安定化に失敗する場合、どのような見方を散戸から受けるかは痛いほど了解しているはずですから>(以上)
X=江沢民、Y=曽慶紅、Z=李鵬だろう。今回の騒動が軟着陸したら江沢民派はほぼ壊滅、習王政権は多少延命するか。お手並み拝見。7月9日のBRICS首脳会合の習の写真を見ると、かなり疲れているようだ。独裁者はストレスが大きい。
■7月11日(土)、朝は室温26度、快晴、2年ぶりにシマヘビ発見、1.2メートルほどで、なかなか立派だが、絶滅危惧種だな。吉兆だと思ったが、杖を引いたメタボ系の怪しいオッサンとの接近遭遇を避けるためにハーフ散歩で切り上げた。
泣く子と統失には勝てない、か。異常な小生をビビらせるほどの危険な雰囲気だった。絶滅待望種。そのうち消えるだろう。
今朝は小1女児を預かるが、髪の毛がうるさったいくらいに長いので、「パーマ屋に連れていったら」とカミサンに言えば、「七五三だから・・・」。
「七五三って、そりゃあ11月だろうに」
「女はね、大変なのよ・・・」
今から髪を伸ばしてまげを結い、振袖を着る準備をしているのだ。想像を絶する思考。男と女は人種が違う。異性ならぬ異星人。同性婚の気持ちが分からないでもないなあ。
昨日、小1女児は学校へ行く前にしくしく泣いていた。Nに理由を聞くと、「この前のプールの日はとても寒くてね、もう厭だって・・・」。梅雨時で雨が降らなくても風があれば23度くらいだから、これでプールとなれば結構寒いわな。
それにしても泣くほどのことではなかろうに。6歳にして涙の効用を覚えたか。女、恐るべし。
昨日の産経正論が「市丸利之助」という英霊に触れていた。初めて聞く名前だった。ブログ「小名木善行 ねずさんのひとりごと」から。
<市丸利之助(いちまるりのすけ)海軍中将のことを書いてみようと思います。市丸中将といえば「ルーズベルトニ与フル書」が有名です。
この「書」は、市丸中将の死後、「死に臨んだ日本の一提督の米国大統領宛の手紙」と題されて、米国の各大手新聞で、その全文が紹介されました。また、戦後ベストセラーになったジョン・トーランドの「昇る太陽 日本帝国滅亡史」でも紹介された。
そして全米で大絶賛されています。「書」はいまも、アナポリスの海軍兵学校の博物館に展示されている。
市丸中将は、硫黄島の戦いで散華された方です。
硫黄島の戦いは、昭和20(1945)年2月19日の米軍上陸から、3月26日の玉砕まで繰り広げられました。日米の島しょにおける戦いでは、唯一、米軍の死傷者数が日本軍のそれを上回った戦いです。
島にいた日本の守備隊は、陸軍が栗林忠道中将率いる1万3586名、海軍が市丸利之助中将率いる7347名、合計2万933名です。米軍は、そこに11万の大軍をもって挑みました。
武力においても、火力においても、兵員の数においても、はるかに勝る米軍との激戦において、市丸中将は、最後の総員突撃を敢行するに際して、「ルーズベルトに与うる書」を遺されています。
その内容は、ひとことで要約すれば、強国が弱国を蹂躙し、支配し、奪うのが当たり前とする19世紀的覇権主義を否定し、世界の人種それぞれがそれぞれの地域で自主独立し、もって恒久的世界平和を実現するという、まさに現代の世界の人々にとって立派に通用する内容のものとなっています。
市丸中将は、なぜ、死に臨んでこの「書」をしたためられたのでしょうか。それは単なる遺書だったのでしょうか。かなわぬ敵と戦うに際しての単なる愚痴だったのでしょうか。
当時米軍は、戦いの後、日本兵の遺体から所持品を確かめていました。市丸中将は、それを知って、この「書」をしたためられています。
市丸中将が、最後の突撃攻撃を行って散華されたのは3月26日です。その9日前の3月17日、中将は、地下20メートルの洞穴に、動けるものを全員集めました。
そして副官である間瀬式次中佐が一歩前に出て、「ルーズベルトニ与フル書」を読み上げた。
朗読が済むと、この書の和文のほうを通信将校の村上大尉が腹に巻きつけました。英文のものは赤田邦夫中佐(二七航戦参謀)が身に付けた。
そして市丸中将は、栗林中将とともに、軍服にある一切の肩章を外し、ひとりの皇国臣民として最後の突撃を行っい、散華されています。
この最後の突撃のときの遺体の数は、わずか196柱でした。陸海合わせて2万933名いた守備隊は、3月26日の吶喊攻撃のとき、動ける者はすでに196名になっていたのです。
「ルーズベルトに与うる書」は、米海兵隊員の手で二人の遺体から発見されました。従軍記者エメット・クロージャーは、発見の経緯と手紙の本文を4月4日、本国に向けて打電した。
そして「書」は、米国内の様々なメディアで紹介され、「書」に書かれた理想は、形を変えて米国の理想となり、いまや世界の人類の常識とまでなっている。
軍人にとっての勝敗は、もちろん戦いに勝つことです。それが島の守備隊であれば、島を敵の手に渡さない、島を守りきることが軍人としての使命です。
けれど国を挙げての戦争は、国家の目的と目的がぶつかったときに、その紛争を解決するための最後の手段です。
大東亜戦争に関していえば、「優秀な白人種」が「劣勢民族である有色人種」を絶対的に支配し、蹂躙し、奪うのが当然とする価値観と、人種の平等と、合い共に繁栄することを求める理想との戦いです。
戦いに「かつ」ということは、単に戦闘に勝つということだけを意味しません。「克つ」は「勝つ」と同じで「かつ」と読みます。「克つ」は、成し難きことをしおおすことを意味し、戦いに「克つ(かつ)」ことは、戦いの究極の目的を遂げることです。
思うに、市丸中将は、自らの死を目前として、たとえ硫黄島が奪われ、我が身が土に還ったとしても、人が人として生きることの大切さをこの「書」にしたためることで、死して尚、日本の描いた壮大な理想、悠久の大義のために戦い続けようとしたのではないか。
そう、思うのです。
当時の駐米英国公使であるロナルド・キャンベルは、ルーズベルトについて、英国外務省に宛てた手紙で次のように書いています。
「ルーズベルト米大統領は、優秀な白人種とアジア人との交配によって新しいアジア系民族を産み出し、立派な文明と社会をアジアに建設しようと考えている。
ただ大統領は、白人より二千年も遅れた頭がい骨をもつ日本人はこの対象から除外し、もとの四つの島に隔離して次第に衰えさせようと考えている」
残念ながら、ルーズベルト大統領その人は、市丸中将の書簡が米本国に打電された8日後に他界しています。けれど、市丸中将の「書」は、全米の良心を動かし、いまや人類の常識として後世に立派に生き残っている。
そこで今日は、市丸中将の遺稿となった、その「ルーズベルトに与うる書」の全文を、口語訳、原文、英文の3つでご紹介しようと思います。
まだこの「ルーズベルトに与うる書」をお読みになったことのない方は、是非、ご一読されてみることをお勧めします。
死してなお戦い続けた中将の心は、ついに世界を動かした。市丸中将のまさに血を吐く思いで書き綴ったこの「書」は、当時の日本の心を描いた普及の名著だと思います。
尚、口語訳は、できるだけ原文に忠実にボクなりに訳させていただきました。訳の不備は、すべてボクにありますことをお許しください。
【口語訳】ルーズベルトに与うる書
日本海軍市丸海軍少将が、フランクリン・ルーズベルト君に、この手紙を送ります。
私はいま、この硫黄島での戦いを終わらせるにあたり、一言あなたに告げたいのです。
日本がペリー提督の下田入港を機として、世界と広く国交を結ぶようになって約百年、この間、日本国の歩みは難儀を極め、自らが望んでいるわけでもないのに、日清、日露、第一次世界大戦、満州事変、支那事変を経て、不幸なことに貴国と交戦するに至りました。
これについてあなたがたは、日本人は好戦的であるとか、これは黄色人種の禍いである、あるいは日本の軍閥の専断等としています。けれどそれは、思いもかけない的外れなものといわざるをえません。
あなたは、真珠湾の不意打ちを対日戦争開戦の唯一つの宣伝材料としていますが、日本が自滅から逃れるため、このような戦争を始めるところまで追い詰めらた事情は、あなた自身が最もよく知っているところです。
おそれ多くも日本の天皇は、皇祖皇宗建国の大詔に明らかなように、養正(正義)、重暉(明智)、積慶(仁慈)を三綱とする八紘一宇という言葉で表現される国家統治計画に基づき、地球上のあらゆる人々はその自らの分に従ってそれぞれの郷土でむつまじく暮らし、恒久的な世界平和の確立を唯一の念願とされているに他なりません。
このことはかつて、
四方の海 皆はらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらむ
という明治天皇の御製(日露戦争中御製)が、あなたの叔父であるセオドア・ルーズベルト閣下の感嘆を招いたことで、あなたもまた良く知っていることです。
わたしたち日本人にはいろいろな階級の人がいます。けれどわたしたち日本人は、さまざまな職業につきながら、この天業を助けるために生きています。わたしたち軍人もまた、干戈(かんか)をもって、この天業を広く推し進める助けをさせて頂いています。
わたしたちはいま、豊富な物量をたのみとした貴下の空軍の爆撃や、艦砲射撃のもと、外形的には圧倒されていますが、精神的には充実し、心地はますます明朗で歓喜に溢れています。
なぜならそれは、天業を助ける信念に燃える日本国民の共通の心理だからです。
けれどその心理は、あなたやチャーチル殿には理解できないかもしれません。わたしたちは、そんなあなた方の心の弱さを悲しく思い、一言したいのです。
あなた方のすることは、白人、とくにアングロサクソンによって世界の利益を独り占めにしようとし、有色人種をもって、その野望の前に奴隷としようとするものに他なりません。
そのためにあなたがたは、奸策もって有色人種を騙し、いわゆる「悪意ある善政」によって彼らから考える力を奪い、無力にしようとしてきました。
近世になって、日本があなた方の野望に抵抗して、有色人種、ことに東洋民族をして、あなた方の束縛から解放しようとすると、あなた方は日本の真意を少しも理解しようとはせず、ひたすら日本を有害な存在であるとして、かつては友邦であったはずの日本人を野蛮人として、公然と日本人種の絶滅を口にするようになりました。
それは、あなたがたの神の意向に叶うものなのですか?
大東亜戦争によって、いわゆる大東亜共栄圏が成立すれば、それぞれの民族が善政を謳歌します。あなた方がこれを破壊さえしなければ、全世界が、恒久的平和を招くことができる。
それは決して遠い未来のことではないのです。
あなた方白人はすでに充分な繁栄を遂げているではありませんか。数百年来あなた方の搾取から逃れようとしてきた哀れな人類の希望の芽を、どうしてあなたがたは若葉のうちに摘み取ってしまおうとするのでしょうか。
ただ東洋のものを東洋に返すということに過ぎないではありませんか。あなたはどうして、そうも貪欲で狭量なのでしょうか。
大東亜共栄圏の存在は、いささかもあなた方の存在を否定しません。むしろ、世界平和の一翼として、世界人類の安寧幸福を保障するものなのです。日本天皇の神意は、その外にはない。
たったそれだけのことを、あなたに理解する雅量を示してもらいたいと、わたしたちは希望しているにすぎないのです。
ひるがえって欧州の情勢をみても、相互の無理解による人類の闘争が、どれだけ悲惨なものか、痛嘆せざるを得ません。
今ここでヒトラー総統の行動についての是非を云々することは慎みますが、彼が第二次世界大戦を引き起こした原因は、一次大戦終結に際して、その開戦の責任一切を敗戦国であるドイツ一国に被せ、極端な圧迫をするあなた方の戦後処置に対する反動であることは看過することのできない事実です。
あなたがたが善戦してヒトラーを倒したとしても、その後、どうやってスターリンを首領とするソビエトと協調するおつもりなのですか?
およそ世界が強者の独占するものであるならば、その闘争は永遠に繰り返され、いつまでたっても世界の人類に安寧幸福の日は来ることはありません。
あなた方は今、世界制覇の野望を一応は実現しようとしています。あなた方はきっと、得意になっていることでしょう。
けれど、あなたの先輩であるウィルソン大統領は、そういった得意の絶頂の時に失脚したのです。願わくば、私の言外の意を汲んでいただき、その轍を踏むことがないようにしていただきたいと願います。
市丸海軍少将>(以上)
『日本海軍、市丸海軍少将、書ヲ「フランクリン ルーズベルト」君ニ致ス。我今、我ガ戦ヒヲ終ルニ当リ、一言貴下ニ告グル所アラントス・・・
卿等今、世界制覇ノ野望一応将ニ成ラントス。卿等ノ得意思フベシ。然レドモ、君ガ先輩「ウイルソン」大統領ハ、其ノ得意ノ絶頂ニ於テ失脚セリ。願クバ本職言外ノ意ヲ汲ンデ其ノ轍ヲ踏ム勿レ』
口語文は格調高い。原文と英文は下記へ。
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1416.html64歳になって初めて読んだ。つまり近現代史の教育が日本ではまったくなされていないということ。GHQが日本人のオツムから近現代史、口語文、漢字、思考力、家制度を奪い、その代わりにGHQに都合の良い史観、価値観、物欲主義を刷り込んだのだ。
ほとんどの日本人は洗脳されたままの中2レベル。騙されていることさえ知らない。「日本がアジアを侵略した? それは違うだろう」と異議を唱えれば、ほとんどのマスコミは「とんでもない妄言だ、辞任しろ」などと叩きまくる。そういうレベルであり、死に絶えるのを待つしかない。
70年かかって洗脳されたから、除染、再生には70年はかかるだろう。それとも中共が目覚ましの一発を撃ち、日本が反撃し、撃退すれば、短期間でそれが可能かもしれない。ショック療法だ。副作用でアカのメディアがこければずいぶん風通しがよくなるだろう。
「沖縄の2紙は潰すしかない」。沖縄どころか小生の地元の神奈川新聞をはじめほとんどの県紙は沖縄並。「潰すしかない」。
カミサンはスーパー銭湯へ。風呂嫌いの小生は仕方なくシャワーを浴びているが・・・女は永遠の未知だ。左翼更生派の小生からすればアカは無知だ。愛の鞭が必要だな。ビシバシ、と。
■7月12日(日)、朝は室温26度、快晴、フル散歩。畑ではトマトの収穫最盛期だ。小生が子供の頃のトマトは豪快で、ひび割れなどもあって器量はあまり良くなかったが、何よりも強烈に青臭かった、むせるほどだった。もちろん夏場の露地物しかなかった。
ビニールハウスができてから臭みがなくなり、見た目もきれいにはなったが、味は軟弱になった。季節感もない。
<総務省の2000年家計調査によれば1世帯当たりの年間購入量(重量ベース)では、トマトは生鮮野菜類中5位に位置する。これは一般消費者家庭でダイコン、ジャガイモ、キャベツ、タマネギに次いでトマトが多く消費されることを示唆するものだが、出荷量、収穫量ベースで見てもトマトはこれらの野菜に次いで5位を占めている(平成13年野菜生産出荷統計)。
また、家計調査によれば、野菜の主要品目が10年前と比べて軒並み減少または横ばい傾向にある中、ネギと並んで目立った増加を見せている数少ない野菜類のひとつである。
日本には江戸時代の寛文年間頃に長崎へ伝わったのが最初とされる。貝原益軒の『大和本草』にはトマトについての記述があり、その頃までには伝播していたものと考えられている。ただ、青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていた。
日本で食用として利用されるようになったのは明治以降で、さらに日本人の味覚にあった品種の育成が盛んになったのは昭和に入ってからである>
(ウィキ)
わが家では主にサラダで食べる。たまにパスタのソースの材料にしたり、ピザに載せたり。極めつけのメニューはないものか。
女性はトマトをとても好むがなぜか。きれいになるのか。全国トマト工業会曰く、
<トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜。美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランス良く含んでいます。
更に注目されているのが、カロテノイドの仲間であるリコピンやβ-カロテン。私たちは酸素がなければ生きていけませんが、酸素には細胞を酸化させ、老化や動脈硬化、がんなどの生活習慣病を引き起こす作用があることがわかってきたので、抗酸化作用を持つリコピンやβ-カロテンに期待が集まっているのです>
美肌効果・・・なるほど、一所懸命に食べるわけだ。カミサンは美容ローラー風のものを3つも持っているが、効果は・・・。「色の白いは七難隠す」、女性にとって美肌は大事なのだ。
夜は鶏モモとチーズたっぷりのトマトソースパスタにしよう。それにしても今日は暑かった。昼には32度にもなり、すっかり真夏日だ。いよいよ夏子の季節到来。(2015/7/12)