渡部亮次郎
<中国のエイズ告発医師が訪米 人権賞受賞式に出席へ
27日の香港TVBテレビによると、中国でエイズ禍の告発を続ける著名医師、高耀潔さん(79)が米国の非政府組織(NGO)による人権賞の授賞式に出席するため北京を出発、米ニュージャージー州の空港に到着した。
ヒラリー・クリントン米上院議員が名誉会長を務めるNGOが3月14日にワシントンで開く授賞式に出席し、人権賞を受ける。高さんは出国手続きをしようとしたところ、地元当局に一時自宅軟禁された。クリントン議員が胡錦濤国家主席らに働き掛けた結果、軟禁を解除され出国した。(共同)>(Sankei Web 2007/02/28 01:15)
その後、高さんは2007年3月14日、ワシントンの女性人権団体から、優れた社会貢献を理由に「世界リーダーシップ賞」を授与された。(3月16日付産経新聞 ワシントンの山本秀也記者)
山本記者によると高医師は、中国での売血ルートによるエイズの集団感染を告発したため、これまで暴露を恐れた中国当局から、海外への渡航を約6年間も差し止められていた。
高医師は2001年にもエイズ問題への取り組みで「ジョナサン・マン健康人権賞」を受賞したが、中国当局の出国差し止めで米国での表彰式出席を見送っていた。
2007年の現状について高医師は「売血による血液バンクの」閉鎖一つとっても、貴州ではまだ25箇所が闇で営業している。
広東でも深夜から午前6時まで血液調達に応じている状況で歯止めがきかない」と指摘。エイズ対策では「中央よりもむしろ地方の役人に問題がある」と語った。(3月16日付産経新聞 ワシントンの山本秀也記者)
<2006年、中国のエイズ感染者30%激増>と言う報道がある。
【大紀元日本2006年12月3日】中国衛生部の発表によると、10月までに政府側の統計データーでは中国のエイズ・キャリアは18万3,733人、2005年末の14万4,089人と比較して28%上昇した。そのうち、4万667人が発症、主要な感染経路は薬物常用の静脈注射によるものだという。
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