大阪厚生年金病院薬剤部
・ちょっと一言!
病院で処方された薬を人にあげたりしていませんか?
あなたに合う薬も他の人には効かないどころか副作用が出るかもしれません。また、ご自分の子供に処方されて残った薬を同じような症状が出たからといって与え、事故になった報告もあります。もし薬がいらなくなったら燃えるゴミといっしょに廃棄されることをお勧めします。
・アスピリンは古くて新しい・・・
古くからアスピリンは熱を下げたり、痛みを和らげる薬として有名ですが、今、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が注目されています。しかも予防に必要な量は、ほんのちょっぴりだけでよいのです。
発売されてからおよそ100年間解熱鎮痛剤として第一線で活躍してきた薬ですが、どんどん新しい薬に追いやられていました。新しく効果が認められて新薬に対してリベンジを果たした感がありますね。
・お薬は“たっぷりの水で”
「まだまだ若いもんには負けられへん」という方も多いと思いますが、体は少しずつ老化していきます。薬を飲み込む力も次第に弱くなっていくので、のどに詰まらせないためにも“たっぷりの水”で飲むことが大切です。
目薬は1滴でOK!
目薬1滴:0.05mL
− 目の中に入る量:0.03mL
答 :0.02mL ・・・目から流れ落ちる
そうです!これで目薬が命中すれば1滴で良いことがわかりますね。早く目薬がなくなってしまう方は、さしている量を点検してみましょう。
大阪厚生年金病院薬剤部 薬剤師