2007年04月29日

◆思わぬきっかけで生まれた薬

血管の中に血の塊ができにくくする薬
大阪厚生年金病院 薬剤部


みなさんは風邪薬や鼻炎の薬を飲むと、眠たくなった経験がありませんか?
 
風邪薬や鼻炎の薬のなかには、ジフェンヒドラミンという成分が含まれていることがあります。

この成分は風邪症状のくしゃみや鼻水などのアレルギーを抑える目的で配合されているのですが、目的外の作用として、つまり副作用として眠気が出るという性質も併せ持っています。

 一般に副作用は悪者扱いされますが、眠気という作用に着目し眠気を起こさせるくすり=睡眠改善薬として生まれたくすりがあるのです。
おもしろいですね。

 このようにはじめの目的ではない作用がきっかけで生まれたくすりには例えば頭痛や熱さましに使うアスピリンがあります。

この成分は量によっては血がかたまりにくくなる性質ももっており、その作用に着目して抗血小板剤(*注)が生まれたり、高血圧の薬の成分で毛生え薬、うつ病薬の成分からおねしょの薬などがあります。

これこそ、発想の転換、コロンブスの卵といったところでしょうか。

(*注血管の中に血の塊ができにくくする薬)

2007年03月30日

◆「痴呆」から「認知症」へ

                        向市 眞知
有吉佐和子さんの小説「恍惚の人」でボケ老人が話題になって、何年が経つでしょうか。「ボケ」も「痴呆」もやはり不適切な呼び方だと思います。やはり「認知症」「認知障害」が、用語としては適切と思います。
 
<脳生理学によれば、脳の神経細胞は140億個というとんでもないたくさんの数だそうです。しかし、実際に働いているのは40億個だけ。脳は20歳頃に発達を終え、脳のピーク時の重量は1400gだそうです。20歳のピークを過ぎると、1日に10万個ずつ脳の神経細胞がダメになっていき、脳細胞の数は日に日に減少。
 
1日に10万個、1年365日で3650万個が失われていき、10年で3億6500万個が失われ、30年で約10億個が失われる計算になります。すなわち20歳で40億個働いていた脳の神経細胞が50歳で30億個になり、80歳で20億個になる。つまりピーク時の重量より100gも重量が減るのです。>

この話を知った時、物忘れがひどくなって当たり前と納得してしまいました。一生懸命考えても考える脳の量が減っているのだから、思い出せないし覚えられなくて当然と思ってしまいました。人の名前が出てこない、ふと用事を思いついて立ってみたものの「さて何をするつもりだったのか?」わからなくなってしまう。まさしく老化の入口なのでしょう。

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2007年03月01日

◆介護保険と施設サービス

寺内孝子(看護師)
 
最近は施設を希望される方も増えていますが、その施設にも色々あることをご存じない方も多いようです。そこで、介護保険を利用できる施設についてお話したいと思います。

介護保険で利用できる施設には
@介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
A介護老人保健施設(老人保健施設)
B介護療養型医療施設(介護職員が配置された病院等)
Cグループホーム

・介護老人福祉施設とは・・・
通常特別養護老人ホームといわれ、在宅での介護が困難な方に対して、食事・入浴等の日常生活のお世話や機能訓練・健康管理・療養上のお世話をする施設です。入所の必要性が高いと認められた方が優先的に入所できます。長期に入っていることができます。

ただし、年単位で待たなければならないのが現状です。また、医療的な行為が必要になれば、適切な医療機関に通院や入院する事になります。
介護・看護職員の配置は利用者3人に対し1人以上です。

・介護老人保健施設とは・・・
通常老人保健施設といわれ、状態が安定していて、介護や看護を必要とする高齢者及び認知症の方に、リハビリテーションなど行い在宅生活への復帰を支援する施設です。

そのため、通常6ヶ月程度の入所期間になります。理学療法士または作業療法士が配置されています。
介護・看護職員の配置は利用者3人に対し1人以上です。

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2007年02月04日

◆<健康百話> 肝臓の血液検査


片山和宏

 〜血液検査って、一体何がわかるのでしょうか?〜

血液は人間の体の隅々まで行き来し、栄養や要らなくなったものをあちらこちらに運んでいるわけですから、血液は体のいろんな部分の情報をもっているわけです。

血液検査をすることで、非常に多くのことがわかるようになってきました。ただし、これも体の部分によって、また病気によって血液に結果が出やすい場合と、とても出にくい、いやほとんど血液検査ではわからない病気もたくさんあります。

たとえば、体の動脈硬化の状態は血液検査ではほとんどわかりませんし、また胃や大腸に癌などのできものができているかどうかも、ほとんど分からないのが現状です(但し癌によっては腫瘍マーカーという血液検査で一部わかることがありますが、あくまで参考データと考えた方がいいくらいです)。

ですから、人間ドックや健康診断では血液検査とともに、血液でわかりにくい部分は胃のレントゲンなどの検査を組み合わせていくことが大事になるわけです。

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2007年01月26日

◆病院って癌無法地帯? 

             向市眞知

当病院で「緩和ケアチーム」が動き出しました。当病院では栄養サポートチーム、感染制御チーム、褥瘡対策チームに続く4番目のチーム医療となります。

メンバーは癌の痛みのコントロールをおこなう麻酔科医がリーダーで、精神的な苦痛として表われる不安や抑うつ症状、不眠などに対して薬物治療を中心にかかわる精神科医と、緩和ケア研修を修了した看護師の3名が中心メンバーです。

この3人を支えるメンバーとして、癌に対して手術、放射線治療、抗癌剤治療をおこなっている外科医師、婦人科医師、内科医師、癌の化学療法の専門知識と技術で副作用の緩和にあたる癌化学療法認定看護師。

それに自宅療養を希望される患者の条件づくりと在宅介護をする家族の不安解消に力を発揮する在宅支援看護師、痛みや吐き気、嘔吐、倦怠感などの症状緩和のために適切な薬をえらび患者に服薬指導をおこなう薬剤師、食欲がなくなったり、口からごはんが食べにくくなった時などの食事を考えてくれる栄養士。

精神的な苦痛を訴えられる患者のサポーターとしての精神保健福祉士、治療費負担や家族にも及ぶ生活への不安に対して、社会保障制度を駆使して負担の軽減を図ろうとする医療ソーシャルワーカーという多職種からなるメンバーで構成されています。

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2006年12月21日

◆納豆と相性の悪いくすりの話 

             

                大阪厚生年金病院 薬剤部

  〜ワルファリンカリウムという血栓予防薬を服用中の方へ〜

 地震や津波、洪水など突然襲ってくる甚大な自然災害は、水道やガス、電気などのライフラインを寸断し人々の生活を麻痺させてしまいますが、人の健康もある日突然血管が詰まると健康維持に必要な栄養や酸素などのライフラインが寸断されその先の機能が止まってしまいます。
 
突然意識を失いその場に倒れてしまった経験のある方で、医師から「脳梗塞」と診断された方もおられるかと思います。 脳の血管を血液の塊(かたまり)が塞いでしまってその先に血液が流れなくなってしまったのです。
 
これを予防し血液をサラサラにするくすりのひとつに「ワルファリンカリウム」という薬があります。 服用されている方も多いかと思います。

もともと人間の身体は怪我や手術などで出血したとき、血液を固めて出血を止める仕組みがありますが、その仕組みの一つに「ビタミンK」が関与する部分があります。
 
ワルファリンカリウムはこの「ビタミンK」が関与する部分を阻害することによって血液が固まるのを予防します。
 
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2006年11月29日

◆風邪と肺炎に注意!!

                柴谷涼子(感染管理認定看護師)

 真冬に向かうこれからは、風邪やインフルエンザが流行する季節です。特にこの時期、季節の変わり目で朝晩の気温の変化が激しいことに加えて、空気が非常に乾燥するときには、風邪の原因になるウイルスの活動も活発になり、風邪をひきやすくなります。

そこで、<事前の予防>
 日ごろのこころがけとしては、外出から帰った後のうがいと手洗いが基本です。また、お天気の良い日には、日光浴や散歩など適度な運動をするよう心がけ、入浴により身体を清潔にしておくことも大切です。

<肺炎は高齢者にとって危険な病気>
 肺炎は薬の進歩によって、かなり治療ができるようになりましたが、高齢の方にとってはまだまだ怖い病気です。とくに糖尿病や心臓、呼吸器系に慢性的な病気を抱えている方、腎不全や肝機能障害のある方も罹患しやすく、病状も重くなる可能性があります。

厚生労働省が報告している人口動態統計でも肺炎による死亡率はここ数年上昇してきています。肺炎は細菌やウイルスなどいろいろな原因で起こりますが、肺炎を起こす原因となる細菌に肺炎球菌があります。

<肺炎球菌による肺炎を予防する>
 肺炎球菌は健康な人でも鼻腔などに常在する菌です。しかし加齢などにより免疫力が低下すると、病気を引き起こしやすくなります。日本では、ペニシリンという抗生物質が効きにくい肺炎球菌の割合が増加しています。抗生物質の効きにくい肺炎球菌による肺炎に罹患すると、治療に難渋する場合があります。
 
肺炎球菌によって起こる肺炎を予防するワクチンが、肺炎球菌ワクチンです。ただし、肺炎球菌ワクチンを接種してもこれ以外の原因で起こる肺炎は残念ながら予防することはできません。 ワクチンを接種して得られる免疫は約5年以上持続するといわれています。

そこで、下記の方に「肺炎球菌ワクチン接種」をおすすめします。
・65歳以上の高齢者 
・心臓や呼吸器系に慢性疾患のある方 
・糖尿病の方 
・腎不全や肝機能障害のある方

 肺炎球菌ワクチンの接種については、最寄りの病院やかかりつけの医師にご相談下さい。「肺炎球菌ワクチン」だけでなく、今年も「インフルエンザワクチン」も積極的に接種しましょう。

             大阪厚生年金病院 看護部看護ケア推進室


2006年10月27日

◆退院調整看護師の喜び <4>

寺内孝子(看護師)

 先に酸素をしたまま自宅に帰られる方法についてお話しました。今回は,点滴をしながら自宅で生活する方法についてお話いたします。
 
これは「在宅中心静脈栄養法」と言われ、病気等により口から栄養が取れない場合、口から食べても腸が栄養を吸収しない場合など様々な原因で栄養が取れない方に太い血管に細いカテーテルを通してそこから濃度の高い栄養剤を点滴する方法です。

自宅に帰られる場合は埋め込み式のカテーテルを使用すれば、点滴をはずし自由に過ごす時間を作ることができやすくなります。

今回は最近関わった方の事を例にあげ私達の仕事を紹介します。Aさんは80歳すぎの女性です。「在宅中心静脈栄養法」を行い在宅療養を送ることになりました。入院中やっと手押し車で歩ける程度に回復されましたが自分で点滴の管理する事が難しく同居されている娘さんの手助けが必要でした。

娘さんを中心にお話を進め、まず介護保険の申請をしてもらいました。介護保険の認定がおりるまでには1ヶ月以上かかりますが、サービスが使えなければ自宅に帰ることができません。そこで前倒しという方法を使い、サービスを利用できるようにしました。

娘さんはしっかりされた方でしたが「在宅中心静脈栄養法」をするには訪問看護師に定期的に手技の確認や異常がないかを見てもらう「訪問看護」を利用するほうが安心できます。また自宅から今の病院は遠く、何かあった時にすぐ相談でき、定期的に診察に来てもらえる「かかりつけ医」があったほうがさらに安心できます。

トイレには手すりもないので立ち上がるために手すりをつけてもらうことやポータブルトイレ・介護ベッドも必要でした。そこで自宅から近いかかりつけ医・訪問看護師・ケアマネージャーをいくつか紹介し家族の方に選んでもらいました。

私達は医師の紹介状や看護師の看護サマリーをもとに、何度も地域の医療機関と連絡を取り合い情報交換を行います。同時に娘さんには「在宅中心静脈栄養法」を行えるようパンフレットを利用し、点滴の液をチューブに通す方法や針をさす方法・点滴が時間通りに終わるよう調節する方法・注意点などを病棟の看護師から指導してもらいました。

退院前には患者・家族・訪問看護師・ケアマネージャー・病棟看護師・医師が集まりカンファレンス(話し合い)を行い、どんなところに注意したらいいか、どんな援助が必要か、どんなことをしてほしいかなど話し合い、患者・家族により安心して自宅に帰れるように配慮しました。

また、自宅の改修をおこなうために外出してもらい、より効果的な手すりの位置を業者の人と検討してもらい退院前に手すりをつけることができました。この外出が自信となり回復へのはずみにもなりました。そして、必要な点滴のセットや点滴の内容を準備して退院となりました。

退院後顔を見せに来てくださいましたが、本当に嬉しそうににこやかで「家がいいわ、順調に過ごせてます」「いい人達を紹介してくれて感謝してる」という言葉を頂いた時は、この仕事の喜びを感じる時でもあります。

このように点滴をしながらでも自宅でその人らしい生活を送ることができます。迷っていらっしゃる方が一歩前に踏み出せるようお手伝いさせていただくのが、私達退院調整看護師の役割です。
      大阪厚生年金病院  主任看護師





2006年09月28日

病院の「緩和ケアチーム」

            向市眞知

一般病院である私どもの病院でも、がん患者さんに対して「緩和ケアチーム」が発足しました。「緩和ケア」という言葉からは「ホスピス」「ターミナルケア」「終末期医療」という言葉が連想されるのではないでしょうか。
 
これらの言葉は「苦痛を伴う不必要な治療は望まない」「その人らしい平安な終末期が過ごせるようケアをしてくれる」という理性的判断のレベルではプラスのイメージをもっています。と同時に「これ以上積極的な治療方法がない」という話のあとに「死を迎える準備をしなさい」と言い渡されたような、胸にズシンとくるマイナスの響きももっています。
 
がんの再発や、がんの転移がみつかり、治癒をめざす効果的な治療がなくなった時に、医師は「あとはホスピスが適切なところと思います」と家族に話します。医師が言いわたすほど簡単に、患者さん自身がホスピスへの入院を受け入れるとは思えません。患者さんからすれば、今まで主治医を信じ手術にも耐え、つらい抗癌剤治療や放射線治療も頑張ってきたのに、最後になってホスピスに行きなさいと見捨てられたと思うのも同然で、こんなひどい仕打ちはないと思うでしょう。
 
当初保険適用のなかった一般病院のホスピスが、「緩和ケア入院料」という名で保険が承認され、さらに一般病院の個々のがん患者さんに対しても「緩和ケア加算」として保険が適用されることになりました。来年度は、在宅でも緩和ケアが保障されるように、モルヒネなどの麻薬使用法を含む医師向け講習会や「在宅緩和ケア支援センター」の新設も予算化されるようです。
 
痛みを緩和する、苦痛をやわらげるケアは、何もホスピスに入院しなくてもできるケアなのです。一般病院でも、在宅でもその認識に立てば実践できるケアなのです。

 もうひとつ大切な認識があります。積極的な治療方法がなくなってから緩和ケアがスタートするのではないのです。がんに対する治療を開始した時点から、治療による痛みや倦怠感、ストレスなど様々な症状がともないます。そのような症状に対しても積極的治療が必要です。がん治療と平行して緩和ケアがおこなわれるべきなのです。
 
「緩和ケア」という言葉を誤解せずに、正しく素直に理解していただきたいと思っています。緩和ケアの概念が、がんのみならず、全ての疾患に対して広がっていき、「つらいけれど辛抱して、がまんして治療をうけねばならない」という意識と、「先生に治療をおまかせします」という意識を打破していくのではないかと思っています。
 
「地域の有床診療所」で行われている取り組みについては、正直なところまだ情報をもっておりません。あくまで私の話は、「一般病院の緩和ケア」についての話であると理解していただきたいと思います。

          (大阪厚生年金病院・ソーシャルワーカー)

2006年09月01日

退院調整看護師の役割<3>

     大阪厚生年金病院 主任看護師 寺内孝子

皆さんは「ディスチャージナース」あるいは「ディスチャージコーディネータ」という名前を聞いた事があるでしょうか?「ディスチャージナース」は、日本語で退院調整看護師と言われています。

退院調整とは入院初期から患者様が生活する最適な場所を見当し、退院後に起こりうるであろう問題を予測しながら、それをおこさないように予防的にアセスメントし、専門家とタイアップしながら協働して問題を解決することです。その仕事を担っているのが退院調整看護師なのです。

1回目は「退院調整看護師とは何か」についてお話し、その後具体的内容についてはシリーズでお伝えしたいと考えております。これはシリーズ3回目です。

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2006年07月07日

人工呼吸器と医師


 エデンの園で暮していたアダムとイブは蛇にそそのかされて、神様との約束をやぶり禁断の木の実を食べてしまいました。そのため楽園を追放され、永遠に苦悩を背負い生きていくことになります。この禁断の木の実は「智恵(・・)の(・)木(・)」の実でこれを口にしたことで「恥」を知ることになり、アダムとイブは裸を恥らいその恥部をイチジクの葉でかくしたのです。智恵は恥じらいを生むということなのでしょうか。

 実はエデンの園にはもう一本の禁断の木がありました。それは「生命(・・)の(・)木(・)」といわれる木です。最近の人工呼吸器をはずした事件や臓器移植、人工授精、クローン誕生の話題になると、私は21世紀の人類はエデンの園のもう一本の禁断の木の実「生命の木」の実を食べてしまったと思えてなりません。生命の木の実を食べてしまったので、さらに楽園を追放され人類はあらたな苦悩を背負ったように思われてなりません。人工呼吸器があらたな苦悩をつくり出しました。そしてこの苦悩から逃れることはむずかしいと思います。

 実は私自身、3年前に「母の人工呼吸器をはずして下さい」と医師にお願いをした経験をもちます。
 母はくも膜下出血で倒れ、意識のもどらぬまま3週間目に脳浮腫が出現し、つよい点滴を使うことになりました。そのため「人工呼吸器を装着する」と医師から告げられました。私は人工呼吸器装着というコトバに過剰反応してしまいました。人工呼吸器は装着したらはずせないし、その状態で先の読めない精神的ストレスがいつまで続くかわからない苦悩を知っていたからです。病院からは退院を迫られるでしょうし、療養先もそう簡単には見つからない。さらに果てしない入院代の負担と家族へのしわ寄せは必至です。
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2006年04月19日

リハビリって、再び生きること

          向市 眞知

「リハビリ」という用語は訳さなくてもよいくらい、日本語になってしまいました。しかし、この用語がとてもくせものです。皆がこの用語の前向きなところにごまかされ、便利に安易に使ってしまいます。

医師は最後の医療としてリハビリにのぞみをつなげる言い方をします。家族は家にもどるためにはリハビリを頑張ってほしいと期待をかけます。患者様もリハビリを頑張れば元どおりになれると思います。リハビリとは「再び生きる」という用語と聞きました。この概念で考えるととても幅広い概念です。
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2006年04月12日

「ディスチャージナース」の役割<その2>

            寺内孝子

前回は「ディスチャージナースって何?」についてお話しました。ではその具体的内容について、これから数回にわたり紹介したいと思います。
 
患者様は何らかの病気や怪我で入院されます。入院は人生の中のほんの一部の事にすぎません。いずれは退院というという経過をたどります。しかし、病気や怪我によって何らかの障害を生じ、退院にも影響を与えることがあります。
 
例えば、「今までよりも筋力が低下してできていたことができなくなった」や「医療的な処置をしながら生活を送らなければならなくなった」などがあります。
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