2011年09月10日

◆巴里だより 時速10Kmで1時間

岩本 宏紀


走るコースの距離がわかっているというのはいいものだ。
ぼくがよく走るブローニュの森の池の周囲。
グーグルマップで観ても直線ではないので何Kmかわからなかった。

ジョグノートの会員が最近、それは約2.8Kmだと書き込んでいた。
きっとGPSつき腕時計で計測したのだろう。

4周すれば11.2Km, 67分で走れば時速10Kmということになる。
このスピードで1時間走り続けること、これがごくの目標だ。
これまで3周したことはあるが、4周は初挑戦。

記録は66分だった。
時速10.2Km。目標達成。

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2011年09月01日

◆巴里だより ノートルダム寺院の橋

岩本宏紀(在仏)


巴里の街を東から西へ抜けて、ラ・ギャレンヌ・コロンブのアパートへ帰る時、
急いでいなければノートルダム寺院が見えるコースを選ぶことが多い。

7月23日、13区の中華街からセーヌ左岸に出て、ノートルダムの南東の
アルシュベシェ橋を渡るとき、橋の様子が違うのに気付いた。

車のスピードを落としてよく見ると、おびただしい数の南京錠が
欄干の金網を覆っている。
駐車して歩いて引き戻すと、錠には二人の名前とハートが書いてあった。

かれらはノートルダムとセーヌを見ながら

「手に手をつなぎ 顔と顔を向け合おうこうしていると二人の腕の橋の下を
疲れたまなざしの無窮の時が流れる」

とささやき、錠を橋につないで鍵をセーヌに投げ、恋に終わりが来ないことを願ったのだろうか。

しかしアポリネールのこの詩は続く。

「日が去り月がゆき
過ぎた時も 昔の恋も
二度とまた帰って来ない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる」
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2011年08月25日

◆巴里だより

〜枝垂れ柳のあるジョギングコース〜
岩本宏紀


ド―ビルの隣町にあるホテルに泊っているとき、近くにかっこうのジョギングコースを発見した。

川が流れ、枝垂れ柳が何本も木陰を作っている。

釣り糸を垂れるひと、犬と散歩するひと。

実に気分よく走れた。

<添付画像:>
・お座りを命ずる婦人とそれに逆らうジャックラッセル。
・黒いラブラド―ルと散歩するお兄さん。
・のんびり魚釣りをするおじさん。

それぞれの8月15日(フランスの祝日)でした。

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2011年08月01日

◆巴里だより ブローニュの森

岩本 宏紀(在仏)


日曜日、
パリの朝はびっくりするような青空。

家族3人でぼくのお気に入りジョギングコース、ブローニュの森の中の池のまわりを散歩。

日曜日の昼前はさすがに走っているひとが本当に多い。

我が家の娘、ゆめは生後5カ月半なのに、いまだによその犬に唸る。
人間にも唸る。 困ったもんだ。

いつになったらよその犬のように、リードなしで穏やかに歩けるようになるのやら。
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2011年07月25日

◆巴里だより みにくいアヒルの子

岩本宏紀(在仏)


白鳥は湖にいるというのは日本人の思い込み。

オランダでは牧草地を歩いていたり、住宅街の緑地で休んでいたり、
結構陸で生活しているのです。

親鳥はもちろん真っ白な羽ですが、ひなは、と言っても鶏くらいの大きさですが、
まだうす茶色でした。

白鳥は湖にいるというのは日本人の思い込み。オランダでは牧草地を歩いていたり、
住宅街の緑地で休んでいたり、結構陸で生活しているのです。

親鳥はもちろん真っ白な羽ですが、ひなは、と言っても鶏くらいの大きさですが、
まだうす茶色でした。

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2011年06月19日

◆巴里だより 自己防衛能力 仔犬の場合

岩本宏紀(在仏)


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生後4か月の我が家の子犬、ゆめ。
12日の日曜日に嘔吐が続いたので、救急病院に連れていった。
下痢はないが、元気がない。

なにか異物を食べてしまったのでしょうとの診断。注射1本を打ってもらい、飲み薬を貰った。

翌日には、いつものように走り回り、噛みつきまわり、完全回復。
これぞ自己防衛能力ではないか。
病原菌が体内に侵入する前に、吐いてしまう。

人間もそうすれば、寝込んだり死んだりすることも逃れられるのに。

ぼくは比較的、この能力が高いと思う。
だから多少日にちが経った、やばそうなものでも、吐けばいいや、という気持ちで口にする。

結婚してからは、家内にやめなさいよ、と言われるので、この勇気ある行動は封印しているが。

2011年06月09日

◆巴里だより ゴルフに何を求めるか

岩本宏紀(在仏)

風のない快晴の巴里。ゴルフ・セランクールは巴里の西郊外、丘陵地の山頂にあるが暑かった。
天気予報では巴里の気温は30度以上だったから無理も無い。

例によってドライバーはバッグに入れず、スプーンでティーショット。
これがまずまず。

アイアンの切れもよく、17番を終わった時点でダブルボギー2、パー2のボギーペース。

ところが最終ホールはティーショットを2発連続OB。
グリーン手前のバンカーショットもグリーンオーバーのOB。
結局パー5のこのホールが12打。 90の夢ははかなく破れた。

グリーンがやさしかったせいで、3パットは1度だけ。1パットが4回。パットの合計は33と良好。

ゴルフになにを求めるか。。。。最近思うこと。

結局自分がなにに満足するかで、ゴルフに求めるものが変わるのではないか。

とにかくいいスコアを追求したい人。豪快なドライバーが打てれば、スコアは二の次で満足できるひと。

絶対に3パットをしないと自分に課す人。
ピンにからむナイスオンが快感の人。
完全にクラブの芯で打てたときの手の感触にぞくっとなる人。
きれいな風景のなかで、おいしい空気を吸い、
気のおけない仲間と芝生の上を歩けることに喜びを感じる人。

自分のなりの満足指標がはっきりしたら、スコアもフォームも横において、
それだけを追求したほうが、ゴルフを心から楽しめるのではないか。

ぼくの場合は、イメージ通りのスウィングが出来て、
快音とともに白球が青空に地から強く飛び出す瞬間が、ゴルフの喜びだ。

ホールアウトしたら、キャディーバッグを担いで4時間歩けた身体に感謝し、
一緒にラウンドできる友達がいることに感謝して、旨いビールで喉を潤す。

2011年06月02日

◆巴里だより 2題

岩本宏紀(在仏)


@ 〜コンセルトヘボーで東北震災追悼コンサート〜

‎アムステルダム、コンセルトヘボーで、5月31日、東北地震の追悼コンサートがあった。 
小ホールでの「四季」と日本語の詞の朗読。 オランダの皇太子夫妻も来られた。 

独奏バイオリンが原曲を少し変えて演奏したり、「冬」ではくしゃみをしたり(本当です)、ほのぼのしたコンサートだった。

それにしてもバイオリンは本当に華やかで艶っぽい。

チェロの落ち着いた音がそれをしっかり下から支えている。

◆<オランダの皇太子夫妻にお礼を申し上げます。ネットメディアおおさか主宰者>

A 〜子犬、脱走す〜

ゆめ(生後4か月のチワワとビションのミックス)は、まだほかの犬を怖がる。

今朝の散歩はいつものように、家のすぐ近くの広い原っぱ。リードを放して、自由に走らせていたが、木陰から犬の鳴き声。

するとゆめは突然全力で、家の方へ駈け出した。

みなさん、たかが4か月、2.6Kgのチワワ・ビションと侮ってはなりません。ぼくが全力疾走しても追い付かないのです。

耳を後ろにぴったり寝かせ、毛をなびかせながら、音を立てて砂利道を走り、木の橋を一気に通り過ぎる。

しかし見とれている場合ではありません。すぐそばの自転車道はスクーターも通ります。その先はバス道路と電車の踏切です。

30メートルばかり追いかけると、やっと敵は速度を緩めました。

「ストップ!」と呼ぶと立ち止まってこちらを見ました。「ゆめちゃん、Viens ici ! ビヤン・イシィ!」と言うと、全速力でぼくのところに戻って来ました。

こいつのせいで、会社に着ていくワイシャツが汗で湿ってしまった。(完)

◆<私の愛犬(7歳)も、隙を見て脱走しました。つい最近のことです。マンションの中を疾走したため、必死で追いかけました。戻って来るまでは胸が張り裂けそうでした。主宰者>

2011年05月25日

◆巴里だより 街なかを歩き回った

岩本宏紀(在仏)

愛犬「ゆめ」(3ヶ月半)を連れて、家内と巴里の街中へ。

まずは坦々麺で腹ごしらえ(ひいきの店、えびす)。

サントノレ通りを歩いて、日本人経営のめがね屋でコンタクトレンズの洗浄液を購入(かなうメガネ)。

オペラ通りを歩いてスターバックスのテラスへ。
ここで家内の友達とお茶。
テラスならタバコも、犬も問題なし。
おまけに道行く人たちのファッションが楽しめる。

彼女に教えてもらった赤ちゃん用品の店、BEABA(ベアバ)へ。
日本にいる姪が、先日女の子を出産したので、プレゼント用にかわいい小さい哺乳瓶の6本セットを購入。

再びサントノレ通りを歩いて、フォーションの喫茶店へ。
バッグに入れた「ゆめ」を見つけた女性の店員さんが喜んであやしてくれた。

喉の渇きと足の疲れを癒したあと、横浜の友達にフォーションのコーヒー豆、3種類を購入。

その後、かわいい小物の店へ。(La Chaise longue ラ・シェーズ・ロング)
もうじき誕生日を迎える姉のために、チワワをあしらったピンクの財布を購入。

これで買い物は完了。いい買い物ができた。
よく歩いたので1万歩達成だ。

2.4Kgの「ゆめ」は小さな身体、短い脚で驚くほどよく歩いた。
犬の歩き、走る能力の高さを実感した一日でした。

2011年05月21日

◆巴里だより オ―ケストラで「ふるさと」

〜オランダで〜 岩本宏紀(在仏)

ライデンには音楽を勉強している日本人留学生がいる。
グループの名前を「若武者in Leiden」という。

彼らがアムステルダム郊外の小さな教会で、慈善コンサートを企画したので聴きに行った。
演奏は何度も日本公演をしているヘルムステーデ・フィルハーモニーと
オランダ交響楽団のバイオリニスト、後藤裕美。

古い日本の歌や「千の風になって」を弦楽四重奏で、
次にメンデルスゾーンの「スコットランド」をオーケストラで、
最後は元常任指揮者が登場し、オーケストラで「ふるさと」を演奏した。

オランダ人の演奏なのに日本の抒情そのもので、感激した。
イントロが終わると、指揮者は客席に向かって歌ってくださいと呼びかけた。

オランダのオーケストラで歌う「ふるさと」は、カラオケとは違う厳かさで、格別だった。

それにしても、実に美しい旋律、胸にしみ込む「歌詞」ですね。

2011年05月17日

◆巴里だより ノルマンデイ―のゴルフ場

岩本宏紀(在仏)


5月8日快晴の日曜日、ノルマンデイ―のディエップゴルフ場には、 3本の旗が強風になびいていた。
フランス国旗、ゴルフ場の旗、そしてカナダ国旗。

ラウンド後、タルタルステーキ(生の牛肉)を堪能したあとで、 ゴルフ場のひとになぜカナダ国旗が揚げてあるのかを訊いた。

1945年のこの日、カナダ軍がここに上陸して、この町をドイツ軍から解放したのだそうだ。

フランス移住が多いカナダとは言え、大西洋を隔てた国に派遣された 若きカナダ兵と、その親御さんの心中はどうだったろうか。

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66年経った今も、赤いカエデの旗を掲揚するフランスの人たちも、 同じことを思っているではないか。 (完)

2011年04月03日

◆巴里だより 板に正座の天皇陛下

岩本宏紀(在仏)


オランダで放送されているフランスのテレビが、3月30日、天皇皇后両陛下が、東京にある避難所を訪問されたと報じた。

画面を見ると、地味な服装のおふたりが体育館のような建物のなかを
ゆっくりと歩き、ここに難を逃れているひとの前で立ち止まられた。 

板の床に両膝をつき、ついには正座された。

この衝撃は忘れることができない。

同じ目線になって被災者のかたの話に耳を傾け、ご自分からも話しかけておられる。

フランス人アナウンサーの声しか聞けなかったのが残念だが、胸を打たれた。

16年前、がれきの町と化した神戸、長田町を訪問された美智子さまは、
無言で一束の水仙をがれきに供えられたという。

そのお姿に長田町の人たちは勇気付けられ、復興に励まれたそうだ。

5,6年前、ぼくはその話を知って現場を訪ねた。
そこには、がれきと水仙を再現したレリーフがあった。

正座の両陛下に声をかけられた人たちは
どれほど励まされただろうか、と思う。

2011年03月31日

◆巴里だより 自主避難? 曖昧な日本語

〜だれにもわかる日本語を使いましょうや〜

岩本宏紀(在仏)

「ライフライン」「計画停電」そして「自主避難」、日本に住んでいないせいかも知れないが、
何のことなのか今一つはっきりしない。

心ある新聞社、雑誌社は早急に調査をしてほしい。
一体何パーセントの日本人、および日本に住む外国人が、この言葉を正しい理解しているのかを。

政府やマスコミにお願いしたい。
今のような緊急事態では、だれもがすぐにわかる言葉を使って欲しいと。

曖昧な言葉や外国語を使うのは、3つの理由があるとにらんでいる。

@何かをごまかしているから。
Aあとで言い逃れができるようにしておきたいから。
B外国語の本当の意味、語感が理解できていないので、最適な日本語を
  見つけることができないから。  
2011.03.27