2011年03月18日

◆巴里だより NHKに拍手!

岩本宏紀

手話通訳を官房長官の会見に採り入れたNHKに拍手を送ります。

ごく最近始まったのだと思いますが、場面左の枠のなかで、女性が手話で同時通訳をしておられます。

耳が聞こえない人にとって、これほどありがたいことはないでしょうね。
官房長官の記者会見では、バラエティー番組と違って、
字幕がほとんど出ないので尚更です。

こちらヨーロッパでは珍しくないが、日本の放送では初めてではないでしょうか。

出勤前のジョギングで、なこやなぎが芽を出しているのを発見。
オランダでの気温は摂氏11度でした。

2011年02月02日

◆巴里だより 川島選手の自制心

岩本宏紀(在仏


衛星放送のチャンネルをいろいろ変えていたら、なんとアラビア語のチャンネルが,サッカー・アジア杯の日本対オーストラリアの優勝決定戦を実況中継していた。

アムステルダムでアラビア語解説の日本チームの試合を見るのは 妙な感じだが、ともかく実況が見られてラッキー。

ゴールキーパーの川島選手、すばらしかったですね。
至近距離からのキックを防ぐあの反射神経、 大柄なオーストラリア選手に引けを取らないジャンプ。

それにも増して感心したのは、怒りを抑える自制心だ。 スローモーションで見ると、ジャンプした彼の脇腹にオーストラリア選手が、明らかに故意に体当たりしていた。

また、同時にジャンプしたオーストラリア選手が、 わざと腕を川島選手の肩から首に回して、 はがい締めにしていた。

どう見てもボールを狙った動きではなく、 川島選手を痛めつけるためだけの行為だ。

にもかかわらず、彼は相手に殴りかからなかった。 内心は煮えくりかえる怒りだったろうに。

勝利の女神は彼の自制心を高く評価してくれた。

優勝、おめでとう!

2011年01月19日

◆巴里だより 犬に出会えるジョギング

岩本宏紀(在仏)

16日(日曜)のパリは、雲ひとつない快晴。気温12度。

いつもの池のまわりを家内とジョギング、45分。散歩30分。

このコースは散歩している犬が多い。なかには飼い主と一緒に走っている犬もいるが。

今日も、たくさんの犬に出会った。

生後2ヶ月のミニュチアダックすフンドは、愛くるしいということばがぴったり。

ゴールデンリトリバーは池に入って泳いでいた。しかも2頭も。

アンテナのように尻尾を立ててちょこまかと動き回っているのは、もちろんジャックラッセルだ。

ぼくが好きな白い犬、ホワイトテリア、コットン・ド・チュラー、ビションは、水溜りを歩いてひどく汚れているが気にしていない。

飼い主は大変だろうな。        2011-01-17

2011年01月14日

◆ヨーロッパの正月はこれだ

岩本宏紀(在仏)

初詣のないヨーロッパで正月を実感するのは、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートだ。
元旦の昼、テレビで生中継される。

正装だが、にこにこ顔の観客。必ず着物姿の日本女性が映るのが嬉しい。

「ラデツキ―行進曲」では、指揮者が急に聴衆を向きタクトを挙げる。
すると上品な手拍子が始まる。

指揮者もオーケストラのメンバーもいつもの緊張した顔ではなく、嬉しそうな表情だ。
心から音楽を愛する演奏家と聴衆。

ぼくもつられて、テレビの前で手拍子。

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2011年01月11日

◆巴里だより モンソー公園の大賑わい

          〜ジョギングで〜 岩本宏紀(在仏)

昨日の雨が上がり、今朝の巴里は晴れ。温度は8度。家内とモンソー公園へ。

びっくりするくらいたくさんの人が走っている。まるでマラソン大会だ。

去年ここで走ったときには、右回り、左回りの人数が半々だったが、今日はほとんどが左回りだ。
標識があるわけでもないのに、不思議だ。

すぐ近くに日本大使館や高級ホテルのある17区ゆえか、服装に凝っているひとが多い。
日本人は我々二人のみ。
<写真説明>
昼ごはんはガレット・ド・ロワ。この時期すべてのフランス人が食べるパイだ。なかに小さな人形などがひとつ入っている。これに当たった人が王冠を被せてもらえる。

我が家は二人。家内がナイフを入れたときに小さなお面を発見。家内の厚意で、ぼくが王冠を被った。  
 2011.01.10
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2011年01月03日

◆巴里だより 紅白歌合戦と涙腺

岩本宏紀(在仏)


JSTV衛星放送のおかげで、オランダにいながら大晦日に紅白歌合戦を見ることができる。
相変わらず学芸会やダンス競技のような歌が多かったが、胸にしみる歌もあり、嬉しかった。

「襟裳岬」は何十年も前の歌だが、今でも好きだ。
遠慮はいらないから、温まっておいきよ。
相手の事情をあれこれと詮索しない、本当のやさしさ。

坂本冬美もよかった。
噂には聞いていたが、全曲聴いたのは初めて。
「愛している」という言葉があまりにも軽々しく使われている今、
本当の愛情が伝わってくる。

「トイレの神様」という妙な題名に首をかしげたが、おばあちゃんを見舞う場面では不覚にも泣きそうになってしまった。歳をとると涙腺が緩む。

もっとも、審査員、上野樹里の後ろに座っていたカップルも
若いのに泣いていたが。

一番ずっこけたのは白組のトリ。
氷川きよしが伸びのある声で会場を最高に盛り上げたので、てっきり彼がトリだと思っていたら、舞台最上段から5人の男が現れた。

不安定な音程で歌うものだから、聴いている方も落ち着かない。もっと簡単な歌にしておけばボロが出ないで済んだのに、と不愉快になったぼくでした。

2010年12月18日

◆アムステルダムの広島風お好み焼き

岩本宏紀 (在仏
)    
オランダに住んでいながら、JSTVnのおかげでNHKの朝の連続ドラマをみることができる。

熱で生き物のように動く鰹節や、たっぷり塗ったソース(きっと「おたふく」ソースに違いない)、その上に振りかける青海苔を毎回見せられ、鉄板で焼いたお好み焼きを食べたいという気持ちは頂点に達していた。

それも大阪風ではなく、もちろん広島風だ。

家内によると数年前に「ぽかぽか地球家族」で紹介されたお好み焼きの店がアンネ・フランクの家のそばにあるという。焼くのはオランダ人男性だが、奥さんが日本人とのこと。

1時間のジョギングのあと、その店を探しに街中に出た。

日本語のお品書きには大阪風、神戸風、そして広島風があったのでほっとひと安心。
海鮮と豚玉を注文した。

純粋な広島の焼き方とは若干異なっていた。卵は別に焼き、その上にすでに焼きあがったお好み焼きを載せる。
上からへらで押して平らにしたあとで、ひっくり返してできあがりという具合だ。

アムステルダムで食べる広島風お好み焼きということを考えると、満足、満足。

これで「てっぱん」を見ても「うーん、食べたいよー。」と叫ぶことはなくなった。

2010年12月03日

◆巴里だより 不景気? 巴里

          岩本宏紀(在仏)

巴里のクリスマス・イリュミナシオンが年ごとに地味になっている。

シャンぜリゼの青白いランプは、かつての裸電球の数には遥か及ばす、
何の感動もない。

最高級ブランドの並ぶアブニュー・モンテーニュは赤いランプがほんの
慰め程度に灯っていて、逆にさみしさを感じる。

ヨーロッパの王室御用達の宝石店が並ぶバンドーム広場も
華やかさにはほど遠い。

巴里の不景気はかなり深刻なのではないか。

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デパート、プランタンのショーウィンドウは
毎年子どもに大人気だ。

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バンドーム広場の地味なイリュミナシ

◆<岩本宏紀氏からの追記コメント>

こちら(オランダ、フランス)のテレビで
シー・シェパードが日本の捕鯨船を妨害したり、
実際に乗り込んだりする映像を見たことがあります。
船長の目つきは尋常ではなく、まるで麻薬患者の
ようにうつろでした。

若いメンバーの言動も、薬物で異常に興奮しているような印象を受けました。

日本はもっとこういった外国の不当行為に
毅然と反論すべきですよね。
このままだと馬鹿にされるどころか、国土が
だんだんぶんどられてしまいます。(以上)

2010年11月09日

◆「巴里だより」 目標達成!

           岩本宏紀(在仏)

アムステルダム森林公園にあるレガッタのコースでジョギング。
直線2Kmのコースに沿って、ボートのコーチが自転車で伴走できるように舗装道路が作ってある。

片道2Kmを12分、往復4Kmを24分、2往復8Kmを48分で走れば
悲願の時速10Kmだ。
結果は47分。

ついにやったぞ。

添付画像:ボスバーン。左の沿道は速さをチェックするのに最適。
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2010年10月25日

◆巴里だより SLでディナー

                      岩本宏紀(在仏)

オランダに古いSLを走らせる町がある。
夕方、食堂車を牽引し、キャンドルライドディナーを
楽しんでもらうという趣向だ。

汽笛を聞きながら、外の景色を眺め、
花が飾られたテーブルで、
ワインを飲みながらのディナー。

同僚からの粋な結婚祝いでした。

それにしてしても蒸気機関車の磨きあげた金属部品。
夕方の光を映して美しかったな。

町の名前はHoorn ホールンと言います。

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2010年10月15日

◆巴里だより スリからは逃げられない

岩本宏紀(在仏)

気を付けていたが数秒のうちにバッグのジッパーを開けられ、
財布をすられてしまった。
10月9日土曜日、モンマルトルの麓、地下鉄の駅アンベールでのことだ。

モンマルトル祭りで、オランダでは経験できない大変な人出。
地下鉄に乗るときも押し合いへしあい。
右腕は車両の中央にある転倒防止のポールに押しつけられ、
自由がきかなくなった。
腕が解放されたときには、バッグのジッパーは開いていた。

犯人とおぼしきジプシーの女はすでに下車しており、
なす術なし。

再発行がもっとも厄介な滞在許可証はいつものように
自宅においてきたのが唯一の救いか。

教訓その1.
滞在許可証の原本は持ち歩かない。
カラーコピーを持ち歩こう。

教訓その2.
ジッパー付きバッグは狙われやすい。
現金、クレジットカードは分散してポケットに入れるべし。
または袋に入れて首から吊るす。

2010年09月22日

◆巴里だより 去りゆく夏、巴里の日差し

岩本宏紀(在仏)

この時期になると、夏の暑さがちょっと懐かしい。

パレ・ロワイヤルの公園では、
巴里の人たちが思い思いに
去り行く日差しを味わっていた。

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2010年09月15日

◆巴里だより アンダースタンダブル

岩本宏紀(在仏)

25年くらい前、ぼくが32歳くらいのときのはなしだ。

イギリスのお客さんをアムステルダム・スキポール空港に 迎えに行き、
車で事務所にお連れしているときの会話。

前後関係は覚えていないが、ぼくの英語を 「Understandable」と彼は評した。

この人は、日本人なら学校で習う東欧の有名な作曲家の 孫で、
ロンドン育ち。話す英語は格調高く、日本人の我々には 難解なことで知られていた。

海外に赴任して1年くらいの時期だったので、
稚拙な英語だったのだろう。とても恥ずかしい気分になったのを
覚えている。

昨日本屋で見つけた本は、日本人がよく使う、
意味は通じるが 相手に失礼な言い方、場違いな表現を指摘したものだ。

「Undersatandable」と言われないよう、
まずはこの本で、 勉強しようと思う。