2006年04月07日

EBMとガセメール事件

            石岡荘十(ジャーナリスト)

「ガセメール事件」は説明する必要はないだろう。が、EBMとは何か。似ているが、若者に人気のある車BMWとは縁もゆかりもない。

EBMはEvidence Based Medicine、つまり(医学的に)「根拠のある医療」のことをいい、ここ10数年、コンピュータの普及と手を携えて、臨床医療のありようを見直そうという考え方だ。
と言っても、なに?

患者が、病院に行くと、大概の場合まず検査。心臓病の場合、検査の定番は心電図、採血、レントゲン。そしてお医者さんの前に座って、診察を受け、くすりの処方となるが、それだけでなく、患者によっては、ときには開胸手術(心臓を切り開く手術)や、ご婦人の場合は子宮の全摘など残酷な治療方法を宣告されることもある。

ところが、そんな重大な診断結果について、それがきちんとした医学的な根拠にもとづいたものか、その医師個人のささやかな経験だけで判断した診断結果なのか、それ以外の選択はないのか、患者は知るよしもない。

それどころか、当の医者でさえ、「ともかく切ってみよう」と、胃を全摘されるケースもあることを、多くの医師が認めている。「根拠のない治療」なんてあるのかと、不思議に思われるムキもあるかもしれないが、それがある。
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2006年02月14日

では、バターは大丈夫なん?

          石岡 荘十(ジャーナリスト)

「危ない!?マーガリン」(既掲載)を読んだ小生のメルトモから以下のようなメールが届きました。

<トランス酸なるものを初めて知りました。バターがマーガリンにとって代わったのは、どういった理由だったか思い出せないくらい長いことマーガリン党です。

(アメリカに住んでいる)娘の所では勿論マーガリンで、それもマーケットに行くと、バケツに似た容器で売っていてとても使いやすく、どうして日本ではこうゆう容器で売らないのかしらと思っていました。でも、動物性脂肪のことはどう考えたらいいのかしら?>

そういわれてみると、寄稿した文章はいささか舌足らずだった。で、少し補足をしたい。
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2006年01月25日

◆警察と検察の違い

            石岡 荘十

ホリエモンが逮捕された。ニュースで第一報を見たとき、ずっと昔、聞いた話を思い出した。ロッキード事件(1976)で、カクさんに逮捕令状を執行し、取り調べにあたった当時の東京地検特捜部の検事I 氏が、新任検事だったときの上司に洩らした話だ。 
 
当事の上司、次席検事Y氏は、半世紀以上前の私が駆けだし時代、札幌地検次席検事だった。そこへ新任検事I氏が着任した。上司、次席検事は単身赴任で、昼間の定例記者会見だけでなく、夜は官舎で夜回りに押しかけた新聞記者相手に、ドンチャン騒ぎをしたものだ。

退官後、東京新橋で弁護事務所を開いた後も、築地界隈のすし屋で一杯やりながら、亡くなるまで親しくしていただいた。
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2006年01月23日

◆「厄」はいくつまで?

              石岡荘十

東京が大雪に見舞われる前日、高校(群馬県立高崎高校)時代の同級生12プラス、夫人1人の計13人で「東海七福神めぐり」をやった。

京浜急行新馬場駅に午前11時集合、すぐ近くの品川神社の大黒天からスタートし、最後の盤井神社の弁財天まで、いまさら七福神のご利益を期待するには間に合いそうもない“古希団体”が、ぞろぞろ。

途中、5つ目の後、ご当地名物そば屋「吉田屋」で、ビールで軽くのどを潤した後、残り2つをこなして、最寄の京急新大森駅で散会した。午後1時半だった。
 
経路には、旧東海道沿いの下町商店街あり、鈴が森の処刑場あり。18歳で上京して半世紀以上住んでいるわりに、よく知らない東京の名だたる名所・旧跡めぐりとなった。
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