2018年11月07日

◆拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇 第17章

“シーチン”修一 2.0


【措置入院」精神病棟の日々(108)】9/28は久し振りの快晴で、大いに
気分よく病院でリハビリに励んだ。9/30は午前中は秋晴れで「ああ、いい
なあ」と感動したが、昼過ぎから雨、台風が来ているらしい。

「らしい」どころではなかった。10/1の1時半、ガタガタする音で目が覚
めると猛烈風雨で、大きなガラス戸が南風で圧迫され、ゆがんでいる。割
れたら我が「雀庵」は滅茶苦茶になるから慌ててガラス戸を1時間半も押
さえていたら、腕がおかしくなった。こんなに激しい台風は初めてだ。
「台風24号」、忘れまい。

朝見た屋上庭園は悲惨だった。11月3日あたりでようやく修復したが、物
干しの支柱が根元から折れていたのには驚いた。屋上のパノラマデッキは
かなり傷んでいるが、骨折した膝が治るまでは手の施しようがない。

西日本豪雨、北海道大地震、猛暑・・・今年は大雨や大地震などの天災が
とても多かった気がする。日本は世界有数の地震大国だが、長雨で地盤が
ゆるんでいる時にM6〜7クラスの地震が起きたら地元の多摩丘陵のあちこ
ちで土砂災害が発生するだろう。川崎市の「土砂災害警戒区域」でも住宅
はどんどん建っており、軟弱地盤や急勾配の斜面はパイルやコンクリート
で補強されてはいるものの、時々ブルーシートで覆われていたりするか
ら、「なんかなー、こんな所によー建てるわ」と思ってしまう。

インドネシアも地震大国だ。最近も大地震で大被害を蒙ったが、2008年頃
にインドネシアの古都ジョグジャカルタを中心としたジャワ島中部を訪ね
たが、前年に「1000年に一度」という大地震があり、世界遺産でもあるボ
ロブドゥール遺跡やプランバナン遺跡群が大きな被害に遭い、修復してい
る最中だった。「そういうもの」と諦観するしかない。

ジタバタしたところで津波が東京湾を襲ったら首都圏の湾岸は潰滅、多摩
川も無事ではすまないだろう。

わが街は多摩丘陵と多摩川に挟まれた南北1キロ、東西1キロの猫の額のよ
うなところだが、多摩川が氾濫したら多摩丘陵に逃げるしかないが、そこ
に逃げても土砂崩れに遭うかもしれない。小生が子供の頃に山を削って
「長尾の切通し」が開通したが、先日は壁補修の大工事をしていた。左右
はいつ崩れてもおかしくないほどの急斜面だ。

天気と女とバカ・アカはどうしようもない、黙って耐える、凌ぐしかな
い。自戒を込めて言えば、キチガイもやがては消えるから、我慢が肝心
だ。ダレモオランドは消えたし、デタラメルケルはフラフラだ。習近平、
プーチンも勢いがなくなってきた。

シーチンも満身創痍、リハビリのオネーサンはまるでサド侯爵夫人、情け
容赦しない。こうなればこちらはマゾを演じて楽しむばかりだ、「もっ
と、もっとイジメテ・・・」。一方で薬局のオネーサンはとても優しい。
頭がいい女はイヤミが多いが、彼女は癒し系。花は桜、人は武士、女は癒
し系に限るな。

Kこと春琴様は結構サドっぽい。排水パイプを時々塞いでいたオイルボー
ルを除去するために専用機械(ドレンクリーナ、写真↓)を使っている
が、昔から先端ヘッドは32ミリだった。これを貫通させれば3か月はもつ
のだが、60ミリのを使えば6か月はもつだろうと、初めて使ってみたが、
これが浅慮だった。地獄の4日間になってしまった。

http://www.asada.co.jp/product/dh150.html

何しろ1984年の新築以来初めて、カチカチのオイルボールに挑んだのだ、
怖いもの知らずで。左足と腰は痛むが不自由な右手でハンドルを回すしか
ない。電動にすれば良かったとは思うけれど、グチったところでどうしよ
うもない。10メートルを貫通させるために4万回転させた。Kにも手伝って
もらったが、右腕はヘロヘロに。

そうした事情を知っているはずなのに、春琴様は気分と感情の気質やから
「佐吉、キッチンの換気扇、もう我慢できへん」とご機嫌斜めや。「堪忍
したって」と思うんやが、マゾの佐吉としては「はい、明日から掃除しま
す」。

満身創痍のキチ〇イながらも赤い小さな火、闘志を燃やすのであった。
ま、一種の戦死やな。

戦死と言えば・・・小生には大中小の3人姉がいる。小生は67歳、池袋に
一人で暮らしている小姉は69歳。猛暑の7月25日あたりに孤独死した。近
所の人が「腐臭がする」と警察に連絡し、渋谷に住む長女のYが警官とと
もにアパートに行ったが、「奥さんは見ない方がいい」という警官のアド
バイスにより長女の旦那が確認した。かなりひどい状態だったようだ。

多分、熱中症で倒れ、そのまま死んだのだろう。とにかく早くお骨にした
いということで、葬儀は略し、お骨上げだけに大中姉が行った。歩行困難
な小生は香典だけ贈った。

Yは3、4日おきに食糧をもって小姉を訪ねたが、その隙間の出来事だった
ようだ。Yから手紙が来た。

<母は仕事中に骨折して、働けなくなり、家に引きこもるようになってか
ら認知症が酷くなり、去年から発言がおかしくなったため、包括センター
に相談したりしていました。

その感に貯金などの管理もできなくなり、お金をすべて使い切り、足りな
くなると私にお金を貸してくれと言ってくるようになりました。今年に入
り金銭感覚がひどくなり、お金を貸してくれというのが毎週のようになっ
て、いよいよ生活できないレベルになってきたため、区役所、包括セン
ター、看護師、先生と相談し、認知症の検査を行い、生活保護の準備をし
ていた最中に母が亡くなりました。

母は私を最後まで信用できなかったようで、私にすべてを任せることはさ
せてくれませんでした。最後まで「自分でできる」と言っていました。結
局、それもできず、誰にも知られず、看取られず死んで行ってしまいまし
た・・・>

小姉は4人きょうだいの中で不思議なほど変わっていた。勉強や読書をし
ている姿を見たことがない。女子高校に進学したが、テスト前は「徹夜に
備えて」帰宅後にコタツで眠り、夜中に布団で眠っていた。

小生がアドバイスをすると「自分の頭の上のハエも追えないのに、余計な
説教するんじゃないよ」と声を荒げた。その手の言葉を使う友達がいたの
だろう。卒業すると天下の博報堂に入社したが、1年にも満たずに辞めて
しまった。

その頃、「お月様って一つしかないんだって。どこの国も一つずつ持って
ると思っていたのに・・・」と言って小生を驚かした。「この人、一体何
者なんだ」と小生は思い、父母も同じ思いだったろう。園児が言えば可愛
いけれど、コピーライターなど変人が珍しくない博報堂でも「冗談かカマ
トトぶっているのかと思っていたけれど、あの娘、マジだった。いくら何
でも・・・受付にも置けないし」と困惑しただろう。

人間離れしている。

そのうち不動産屋の長男坊と結婚した。創業者(長男坊の父親)はやり手
で、当時は建売住宅も手掛けており、羽振りも良かったが、創業者の跡継
ぎであるはずの長男坊は大卒ながら10年以上受験したものの宅建免許がつ
いに取れなかった。カラオケは上手かったが・・・人間離れしている。

結局、創業者が亡くなって、不動産屋は名義を借りてアパートの管理業務
がメインになったが、長男坊は本来はオーナーに渡すべき金をかき集めて
失踪、小姉は「私は不動産屋のカネに目がくらんだのよ」と嘆いていた
が、いつまでもクヨクヨするタイプではなかった。

小姉はスーパーの品出し(陳列)やラブホのベッドメーク/清掃のパート
で一女二男を育て上げたが、父親の血筋なのか、長男は永らく失踪中、次
男はケータイは繋がるが居所は不明、この二人はお骨上げにも来なかった。

で、結局は孤独死。小姉は独り暮らしでも、それを寂しく思うこともな
かったのではないか。目の前の課題、つまり衣食住をどうするか、金をど
う工面するかだけが課題で、それ以外のことは関心外だったのではない
か。本能だけの動物みたい。

大姉と中姉は小姉からずいぶん無心されたようだ。気の弱い中姉は1000万
円ほど巻き上げられたろう。先日、大姉に会ったが、小姉の話はまったく
出なかった。二人とも内心では小姉とは関わりたくないという気分だった
ろう。

10月31日で発狂&措置入院2周年を祝った「キチガイを自認しているキチ
ガイ」の小生が偉そうなことは言えないが、小姉は相当な変人奇人ではな
かったか。血筋にそういうDNAがあるのかもしれない。

そう言えば膝の手術で退院した・・・真実は「病室を一歩でも出るときは
看護師を呼べとうるさく干渉され、これ以上入院していると発狂しかねな
いから無理にでも退院する」という強行退院だった9月16日は、因縁の日
でもある。1971年のこの日、小生はお縄を頂戴した。「転んでもただでは
起きない」から獄中で読書と執筆の習慣を身に付けた。

ケガをして入院して得たものは何か。Kと心が繋がり(修復し)始めたこ
と、無理にでも生かそうとする(患者の死ぬ権利を認めない)高齢者医療
の現場を見たこと、終活を急がないと自裁する機会を失うという焦り、な
どか。

前回9/17に続いて本号も「番外編」になってしまった。いくつか川柳モド
キを書いて擱筆する。

・安倍晋三 多くの民は 蚤の心臓 消費増税 日本はまた死ぬ
(バランス、バランスと言うが、心臓が止まったらどないすんねん。手術
する前に蛇口を締めるとかすることはいっぱいあるやろて)

・沖縄は 老いたサヨクの 吹き溜まり 革マル、中核、諸派越冬
(前科が多すぎてシャバには戻れない人が多い。沖縄なら何となく暮らせ
るようである。中核の兵隊だった小生の経験では飯代、交通費、雑魚寝だ
けれど寝床はある。タニマチは普天間移転に反対する軍用地地主なのかど
うか・・・知りたいね)

・老人呆けやすく ガクッとなりやすし 貢献 交流 恋で元気に
(バイアグラ、エディケア、マカ、スッポン、朝鮮人参、マムシ、ハ
ブ・・・効くのかなあ。友人曰く「修ちゃん、相手を変えないとダメよ」)

同志諸君!君たちはどう生きる?どう死ぬ? That is the question. 最
期はカッコヨクしたいが、のう。腐乱死体はどうもなあ・・・老いはいつ
でも初舞台やからナカナカ難しいもんやで。(つづく)2018/11/5

2018年07月20日

◆トランプの失言

Andy Chang


16日ヘルシンキで行われた米露首脳会談のすぐあとの記者会見で、ト
ランプ大統領は重大な発言ミスをした。

ことの起こりはヘルシンキの米露首脳会見の数日前にローゼンシュタ
イン司法部副長官がロシアの12人が2016年の大統領選挙の際に民主
党本部とヒラリーのコンピューターやメールをハッキングしたと発表
したことについて、首脳会議のあとの記者会見でトランプがプーチン
に抗議したかと聞かれたことである。

トランプは「私は情報局に全面的な信頼と支持をしている。しかしプ
ーチンはロシアの干渉を否認した。私にはロシアが干渉する理由が見
つからない」と述べたことである。この発言の数時間後にはアメリカ
国内で囂々たるトランプ非難の声が上がった。民主党議員やトランプ
反対派だけでなく多くの共和党議員も非難した。

これらの非難についてトランプは帰国した17日午後、ホワイトハウス
で記者会見を行ってこれが彼の失言だったことを認めた。トランプは
「私は帰りの飛行にの中で記者会見のビデオを見直して、私が『ロシ
アが選挙に干渉する理由がない』と言ったのは言い間違いで、本当は
『ロシアが選挙に干渉しない理由はない』と言うことだった」と訂正
した。する理由がないでなく、しない理由はない、つまり、No reason
Russia would interfere with our election は間違いで、No reason Russia
would’nt interfere with our election だったと訂正した。

これで失言トラブルは一応収まったかに見えるが、いろいろな国会議
員がまだ批判を繰り返している。ある人はトランプの発言は反逆罪だ
と言う、ある人は首脳会談でトランプがプーチンに降参した、弱みを
見せたと会談の結果に懐疑的で、民主党議員はトランプとプーチンが
首脳会談でどんなことをとうろんしたのか、詳しい内容を公開すべき
だと述べた。またある民主党議員は首脳会談の通訳を国会に喚問して
内容を聞きたいと述べた。

●ロシヤの選挙干渉に対する意見

ロシアの選挙介入は前々からわかっていたことだが、トランプ失言の
後はロシアの干渉に改めて非難の声が強くなり、ロシア敵視が増幅し
た。ライアン下院議長も「大統領はロシアが同盟国ではないと認識す
る必要が ある。ロシアと米国は道徳的に同じではない。ロシアはわれ
われの最も基 本的な価値や理念になお反対している」と述べた。

正当な意見を述べた議員もいる。ロン・ポール上院議員は「選挙干渉
はどの国でもやっていることだ」と述べた。他国の選挙に干渉するこ
とはアメリカがもっとも酷い。但しロシアや中国のハッキングがアメ
リカで大きな問題になっているのも事実である。

●選挙干渉の責任者

ブレナン元CIA長官はかねてより反トランプのトップである。彼は
ツイッターで、「トランプ氏の発言は軽 犯罪や重大な犯罪の域を超え
るもので、まさに反逆に他ならない。愚かな だけでなく、完全にプー
チン氏の手の内に入っている」と強く批判した。

だがブレナンの批判は間違っている。ロシアや中国がアメリカの政党、
政府、会社などをハッキングしていたことは前々から知っていたこと
であり選挙介入も投票前からわかっていたことである。殊にヒラリー
が個人サーバーを使用していたためロシアや中国にハッキングされた
のだ。

ハッキングした相手が悪いのは当然だが、外国のハッキングを阻止で
きなかったのはオバマ時代のブレナンCIA長官、クラッパーNID長官、
ヒラリー国務長官、コーメィFBI長官などの責任である。何をいまさ
ら威丈高になってトランプを批判する道理があるのか。

●首脳会議の目的

失言は誰でもあることだが今回の失言はトランプの大失敗だった。だ
が暴徒のリンチのようにトランプを総批判するより、トランプがなぜ
数多の反対や懸念を押し切ってプーチンと首脳会談を行った目的は何
だったのかを考えるべきではないか。

トランプはサヨクが批判するようなロシアの味方ではない。オバマは
ロシアに対し何もしなかったが、トランプは一年半でロシアに対し経
済制裁、二つの駐米領事館を閉鎖し60人のロシア外交官を国外追放す
るなど急激な反露政策を取っている。ロシアを敵視するトランプがプ
ーチンと会談した目的は何か。これが最も大切なことである。

首脳会談の結果でトランプが強調したのはプーチンとの会談で核削減
について相互間の同意があったと言う。つまりトランプがプーチンと
会談を行った「第一の目標」は、イランと北朝鮮の非核化を促進する
ためプーチンを仲間に引き込み、さらにシリアから米露双方が撤兵す
ることと思われる。

その次の「隠された第二の目標」は米中関係である。トランプはいつ
もロシアは敵であると言っている。しかしロシアと敵対するよりロシ
ア関係を一時的に緩和し、ある方面で合作して別の問題を解決するこ
とは可能かもしれない。殊に大切な目的は中国で、米露が一時的に合
作すれば中露、北露関係を冷却することもできる。これは私の個人的
意見だが、いずれ失言問題が収まればトランプが首脳会談をした目的
が明らかになると思う。

2018年07月10日

◆知られざる朝鮮半島における日本人の運命

(元空将)


先日、西村に伝えておきたいことがあると、青森に先祖代々住んでおられ
る方が来られた。

その伝えておきたいこととは、

昭和20年8月15日前後に朝鮮半島にいた日本人の運命である。

この青森の方の奥さんのお母さん(故人)は、

我が国の敗戦後に朝鮮半島から引き上げてきた方で、その状況を次のよう
に語っていた。

敗戦後、満州から歩いて朝鮮に入ると、

朝鮮人の兵隊(武器を持った人)に、婦女子だけ集められて収容所に入れ
られた。
 
その収容所には240人がいた。

その240人のうち、日本に帰れたのは80人だけで、残りの160人は帰ってい
ない。

朝鮮人に千円を渡せば日本に行く船に乗れると言われて、千円を渡して収
容所を出ていった人は、一人も帰っていない。

彼女らは、もんぺの中に現金を縫い込んで満州から逃れてきていた。

アメリカ在住のヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんは、11歳の時、朝鮮半
島の最北部にある羅南から日本に引き揚げた。

その体験を赤裸々に「日本人少女ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く」
(ハート出版)という本に著してアメリカで出版した。
 
それは、「大戦末期のある夜、小学生擁子(11歳)は、『ソ連兵がやって
くる』とたたき起こされ、母と姉・好(16歳)との決死の朝鮮半島逃避行
が始まる。

欠乏する食料、同胞が倒れゆく中、抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦の
ない襲撃、民間人の心ない暴行をかいくぐり、祖国日本をめざす。」
 日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験記である。

この青森の方の話とヨーコ・カワシマさんの著書に接して、私(西村)は、
1年前の平成26年5月、ストックフォルムに於ける日朝局長級会談での合
意文書の中に、朝鮮半島からの日本人引き上げ者が体験した知られざる運
命に符合する文言が入っているのに気付いた。
 
それは、「1945年前後に、北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨及び墓地、
残留日本人、いわゆる日本人配偶者、拉致被害者及び行方不明者を含む総
ての日本人に関する調査」 という文言中の「1945年前後に、北朝鮮域内
で死亡した日本人の遺骨及び墓地、残留日本人」である。

日本側が、日本人引き揚げ者の実体解明に関する明確な意欲を以て、この
文言を使ったのかは不明ながら、北朝鮮側が、この文言を受け入れた動機
は明確である。
 
それは「遺骨ビジネス」だ。
 
即ち、北朝鮮は、

日本人の遺骨1体に対して金○○円を受け取るならば、膨大な額の外貨を日
本から獲得できると判断したのである。

即ち、膨大な人数の日本人が、終戦後の引き上げ途上で殺されて北朝鮮内
に埋められているということだ。

北朝鮮は、この事実を日本から金を引くために、ストックフォルムで先行
自白(語るに落ちる)したのだ。

また韓国域内のことであるが、私の友人のお父さんは、戦前、韓国域内で
教員をしており、戦後引き上げてきた。

後年、韓国の教え子達が同窓会を開いてくれた。このような良好な環境の
なかにあっても韓国域内から引き上げるときは、愛読書の森信三著「修身
教授録」しか持参できなかった。

他の総ての財産を放棄して引揚げてきたのである。また、私は、北朝鮮域
内のように抗日パルチザンからの攻撃はなかったとはいえ、韓国域内から
日本に引き揚げる前に、目の前で父親が金槌で殴り殺される経験をした人
を知っている。

以上のように、朝鮮半島からの日本人引き揚げ者には、苛酷な運命が待ち
受けていた。

しかし、その全容が明らかにされているシベリア抑留者と比べて、
 何故、朝鮮半島からの引き揚げ者の運命は蓋をされたように知られてい
ないのだろうか。

この疑問を解明する鍵は、

我が国を軍事占領した連合軍総司令部(GHQ)が、戦後直ちに実施した
言論の検閲である。

GHQの検閲事項の第8項は、「朝鮮人への批判」を禁じているのだ。
 これが、現在に至るも、朝鮮半島の日本人が如何なる境遇におかれ、
 
一体何万人が殺されたのか一切蓋をされて伝わらない理由である。

現在の韓国の大統領は、就任以来、朝から晩まで日本を非難してきた。そ
して、「加害者と被害者の関係は、千年経っても変わらない」
 と化け猫の怨みのようなことを言っている。

従って、日本は、こういう日本非難を聞き流さず、
朝鮮半島に於ける知られざる日本人同胞の悲惨な運命についての関心を喚
起し、今こそ、その歴史の実相を解明しなければならない。

◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 510」

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タウンゼントの指摘から、現在の“親中派”と言われる人々からの情報が如
何に偏っているかが判ろうというものである。とりわけ支那大陸に駐在し
ているわが国のメディア情報は、相当偏向していると見て間違いあるまい。

以前、日経新聞記者が中国当局に拘束され、その後反中的?な産経新聞社
が追放されたことがあったが、同様なことが韓国でも先日起きた。セウォ
ル号沈没事故の際に朴大統領の対応を非難した韓国紙情報を引用した加藤
産経支局長拘留事件である。

この時は産経が韓国政府に抗議したのは当然だとしても、わが国のメディ
アが一致団結してこの不法行為に猛抗議したとは寡聞にして聞かない。

タウンゼントが指摘したように、商売優先の新聞社などは、それぞれの利
益を最優先しているのであって、「言論の自由」などと言う大義などはど
こかに吹き飛び、己の利益追求に目がくらんだのだろう。

尤もこれらの“誤情報”というより『捏造記事』で一儲けしたのは朝日新聞
だった。原稿をそろえて提供されて、如何にも自分が取材したかのように
装い、自国?の軍人らを誹謗中傷して恥じなかったが、その後も懲りずに
“妄言老人”の言を信じて?国民をだまし続けた。

このでたらめ記事は、今頃になって真相が暴かれたが、お蔭で我が国の国
際的信用は修復不可能な程大きく傷ついた。その上裏取りもせずに日本国
の文部省が自国の教科書に採用したのだから決定的だともいえた。

情報活動における恐ろしい落とし穴がそこに在る。しかしながらその真実
は、一般人が個別に確認することは不可能に近いから一様に騙される。

その昔「大本営発表」がその典型だとしてメディアによく取り上げられた
ことがあったが、今や“そのメディア”が恥じることなく「大本営発表」を
垂れ流しているのである。

混乱している沖縄問題等はその典型であろう。タウンゼントの指摘に戻ろう。

≪(承前)彼らの情報源は怪しいものがあり、関連情報が故意に削除され
ているから、短期間の滞在では情報の信憑性を確かめる手立てはない。例
えば、誰でもいいが外国のジャーナリストが来ると、すかさず中国政府の
高官と会見の場を設けられる。

こういう待遇を受けて舞い上がらない人はいない。そこですっかり手玉に
取られ、高官の言うとおりに、盗賊は根絶やしにしただの、共産主義は鎮
圧しただの、公立学校制度が新しく導入されただの、あと少しで中国の統
一が成し遂げられるなど、と手帳に書き込むのであるが、前から中国にい
る人なら、こんな話は「法螺話」としか見ていない。真顔でこういう法螺
を吹いて相手を納得させてしまうのが典型的な中国人役人である。大都会
に多いので注意されたい≫

この手の煽てに乗って「中国にはハエ一匹いない」などとほらを吹いた
“有識者”もいた。タウンゼントのこれらの指摘に従えば、ストレイトの対
日情報が果たして全面的に信用出来るものだったのかどうか?と言う疑問
がわく。タウンゼントは続ける。

≪また、ジャーナリストは中国に来ると、まずアメリカのミッションス
クールなどの慈善団体を巡回訪問し学長インタヴューを行う。こういう施
設は有名だし、喜んでいろいろ話してくれるからである。

ところが、こういうところで仕入れた情報は、真実ではないとまでは言わ
ないが、誤解を招く元になりがちである。いずれの団体にもその長たるも
のはそれなりの職務というものがある。慈善団体ならばその慈善事業が
遅々として進まないと取られるようなことは公表できない。

地域住民の協力なくしては慈善事業どころではないから、彼らとのいざこ
ざを暴露するわけにはいかない。長とはそうしたものだ。話が弾んだとし
ても、話すことより隠していることのほうが多いのである≫

この指摘は現在にも適用できる、と言うよりも当時から全く変わっていな
いというべきだろう。いや大戦後、国民党を排除して共産国家になり、専
制独裁主義が徹底している現在の方が、より悪質になっていると考えた方
がいい。更にこう続く。

≪正しい中国情報が伝わらない理由をいくつか述べたが、これだけではま
だまだ危ないと思っている連中が山ほどいる。作家、新聞社、出版社であ
る、こういう連中は寄ってたかって「与太記事」をでっち上げ、いい加減
な本を出し、さも「建設的」であるかのような顔をしている。

つまり、何か都合の悪い事件なり事故なりが起こると「一時的な出来事で
ある」と言い募ったり、「正義の味方が現れ事態を解決する」と抗弁した
りするのであるが、そのようなことは中国に関する限りまずもってありえ
ぬことである。

新聞や雑誌が経済、政治、道徳などさまざまな話題を提供するのは結構な
ことだが、その中で何が有害かといって「進歩的」と称するものほど不愉
快で有害なものはない。断言するが、本書は決して「進歩的」ではない。

本書は真実を知りたい人のために書いたのであって、面白おかしく生きよ
うとしている人向きに書いたのではない。ある特定の主義主張のためでも
なく、何かを論争するつもりもないが、結論めいたことをいえば、「不干
渉も悪いものではない」ということになる。もし、本書に書いてあるさま
ざまな真実を読まれて、それでも中国に甘い幻想を抱かれても、それはそ
れで結構である。

逆に、もしそうならなかったら、それもまた結構なことである。別に本書
は中国の窮状を救うための本ではないのである。

ありのままの中国を紹介するのが本書の主眼である。外国人の多く住む洋
式化した繁華街からはるか離れた僻地の話がほとんどである。こういう話
だからこそ、本当の中国人の様子が浮かび上がってくるのである。もちろ
ん、上海や天津などの西洋化した港町に中国人は住んではいるか、彼らは
中国人としては例外中の例外である。また外国人が警備する租界が沿岸に
あるが、そういう地区に住んだことのない人の苦労話やら受難の数々も収
めてある≫

タウンゼントに全く同感である。我が国はじめ、欧米諸国が伝える現在の
中国情報も、その殆どが共産党政府による「提供情報」で、登場人物も諸
悪の根源たる“大物”であり、13億人民は政府から情報を拒絶されているか
ら、せいぜいインターネットで知るだけである。その点から見てもタウン
ゼントの指摘は実に鋭いと思う。

2018年06月25日

◆アメリカには職業の流動性がある

前田 正晶



何のことかと思われるだろうが、アメリカでは大統領になるまでに我が国
のように(議員内閣制ではないから)先ずは地方議員から始めて国会議員
となってという類いの累進出世(で良いのかな)方式がないから、故レー
ガン大統領のように映画俳優から就任された例があるし、オバマ前大統領
に僅か1期だけ上院議員を務めた弁護士が大統領になれた例があると思っ
ている。文化の違いである。

トランプ大統領は今更言うまでもなく言わば大手の不動産業者から一気に
大統領になられた方だ。我が国の歴代の総理大臣と比較するのが適切かど
うか知らぬが、政治以外の分野を長年経験されてきた非職業政治家だっ
た。この辺りに私は「職業の流動性」を見る気がするのだ。

その点では手っ取り早くW社の例を挙げれば、数人の元大学教授のマネー
ジャーもいれば、その辺りの地位か副社長からリタイヤー後に大学強に転
じていった者は多かった。

悪く言えば、我が国の政治家の在り方は「体育会制度の下に一つの競技し
か深く極めていない者が多い」のである。例に挙げては非礼かも知れない
が、レスリング界の栄和人氏のような事態が生じるのだと思う。言うなれ
ば、レスリングという競技を深く極める間に「広く世間を見る機会を自動
的に失ってしまった」ことがコインの裏面で、天上天下唯我独尊の如くに
なってしまったことが不幸だったという例だと思っている。

私はアメリカの会社に転じて、予めそういう社会だとは承知ていたが、職
業の流動性の実態に接してあらためて文化の違いをマザマザと思い知らさ
れた。その辺りを「貿易」という業務がアメリカの会社の文化ではどのよ
うに扱われているかを述べていこう。

我が国では多くの業界で「外国 部」、「海外部」、「貿易部」という組
織があると思っている。そこには 英語の能力も要求されるし、受け渡し
から始まって輸出入のドキュメント というか事務処理の能力が必須であ
ると思っている。言うなれば、国内市 場担当とは異なる一種の「特殊技
能」が求められていると言えば良いか。

ところが、1972年にアメリカの会社に転じてみてある意味で驚愕だったの
は、アメリカ国内の営業の担当者がごく当たり前のように国内と国外の得
意先を担当していることだった。当時は未だL/C(信用状のこと、念の
為)の開設が必須の時代だったし、ドキュメントが読めなければ仕事にな
らないし、貿易相手国の市場にもある程度以上通じている(勉強してる)
ことは当然だった。

そこで、大胆にも新参者の私は内勤の事務方の責任者に「それで成り立つ
のか」と切り込んでみた。答えは割りに簡単で「事務処理は我々が担当し
ているから、営業担当者は国内であろうと外国だろうと営業の仕事である
事は同じだから何の問題もない」と何らの屈託もなく割り切っていた。

一寸した驚きの文化の違いだった。そう言われて考えてみれば、私自身が
Meadのオウナーにインタービューされた際に「紙という製品の販売から原
料のパルプ販売に移ることに不安はないか」と訊かれて「どちらでも営業
であるという根本原理は同じだと思うから不安はない」と答えていた。

ここまでで言いたいことは「ある分野である程度の経験を積み、実績を残
せるだけの実力が備わっていれば、業界が変わっても通用するのだ」とい
う点である。であるから、アメリカの大手製造業界では躊躇うことなく異
業種から即戦力となる者を採用していく文化で成り立っているのだ。そこ
では、当然のように「君は以前はどういう業界にいたのか」というよう
な、当時の我が国の感覚では「失礼な」と思うことを平気で尋ねてくるの
だった。

私はこれまでに再三再四「トランプ大統領はものを知らないのか、知って
いながら知らん振りをしているのかが解らない点が怖い」と指摘してき
た。そう言う訳は、唱えられた公約や就任後に打ち出された政策の中に
「本当にそのことについて十分な知識と経験があり裏と表の事情を承知で
あれば、とても言い出せない案件が多過ぎる」からだった。そこでは「あ
る業種で蓄えた知識と経験があれば他業種でも通用する」という原則は不
動産業者からアメリカの大統領という転進には当て嵌まらないのではない
かと考えていたからだった。

しかし、トランプ氏は当選され、彼以前の大統領が手がけるというか考え
てもいなかっただろうような大胆不敵な政策を次から次へと打ち出して
いった。その辺りを未だに「知らないから出来た」のか「本当に知らない
のかどうかが解らない」と疑問に感じている勢力はあると思っている。私
は今となってはメキシコ等の南アメリカからの移民を制限するし送還する
というような政策は支持したいと思うに至っている。

だが、トランプ大統領の「アメリカファースト」を基調に置く政策は貿易
赤字を削減する為に横紙破りというか、世界の貿易の実績がマイナス成長
となるのではないかとエコノミストや一部の学者が懸念するような中国等
の対アメリカ貿易黒字国を相手にする関税の賦課という政策に突き進んで
いったのだった。

私はこういう政策を採られる背景に「何もかも承知か」 か「知らないか
らこそ打って出た」のか「これまでの知識と経験はここで も通用する」
という信念に裏打ちされているのかとも考えたが、現時点で は何とも判
断のしようもない強引さであると思っている。

トランプ大統領のような手法に対する批判は極端に言えば二つに別れると
思う。それは「これまでの因習的な決め事と習慣に囚われることなく『ア
メリカを再び偉大にする為』に世界を変えてみせる」という強固な信念の
表れか「誰が何と言おうと形振り構わずに公約した通りに邁進するのだ」
ではないかと考えている。後者にはこれまでに通用してきた手法が通じる
のだと信じている「世界における貿易とは何かを知らないが故の強さ」が
あるようにも見えるのだ。

私の議論は何処まで行っても自分で経験したことに基づいている。それは
「アメリカという国は飽くまでも基本的には輸出依存の経済ではなく、内
需で成長してきたのである」ということが重要だと思っている。

中国から の輸入が多いのは、乱暴に言えば非耐久消費財のような物は産
業界を空洞 化させて低労働コストの国で生産するようにしたのである以
上当然であ り、それを今更非難するのは手遅れだとしか思えないのだ。
更に、そこに はアメリカ国内の労務費と労働力の質にも問題があったこ
とは、私も経験 上も心得ているし、再三述べてきたように嘗ての
USTR代表のカーラ・ヒルズ大使も認めておられたのだ。

思うに、トランプ大統領は70歳までの他業種での経験というか成功と失敗
に裏打ちされた知識と経験に自信を持たれ、新しいアメリカを構築されて
「アメリカを再び偉大にする為」に「アメリカファースト」の精神で突き
進むと固く決められたのだろう。それを支えているのが好調な国内の景気
と、プーアホワイト以下に加えて知識階層にも支持者が増えているという
事実があるのだと思って見ている。


私如きにはトランプ政治の結果がどう出るかなどの予測は不可能だ。当面
の間は我が国を始めとして、EUの諸国、中国、ロシア、DPRK、アジアの諸
国等が如何に対応していくかを見守っているしかないと考えている。


2018年06月22日

◆闇の帝国とトランプ

Andy Chang


トランプ政権が誕生してから「闇の帝国(Deep State)」の存在がだんだ
ん浮上するようになった。Deep Stateとは日本語では闇の帝国である。つ
まり、主に政府内に存在する隠れた勢力が、政権の交代に関係なく、国家
の政策を推進する隠れた政府のことである。

実態は明らかでないが主に政府の国家安全や情報などの部門に巣食ってい
ると言われている。この存在が先週15日に公開されたホロウイッツ監察官
のFBI調査の586ページの報告書を詳しく検討することでだんだん明らかに
なってきた。

トランプが大統領に当選した後、彼のロシア癒着疑惑をでっち上げ、マラー
特別検察官が調査を始めたら、FBIのコーメイ元長官やその他のオバマ政
権の高級官僚が中立でなく極端な反トランプでヒラリーを援助していたこ
とがわかり、FBI/DOJの官僚がヒラリーの選挙に関わっていたことがわ
かった。

コーメイ元長官はヒラリーの違法メールサーバーの設置事件を調査したに
も拘らず彼女を起訴相当としなかったし、ヒラリーが大統領になったあと
の保身のためにヒラリーを援助するようになった。ホロウイッツ監察官の
調査報告は主にFBIのヒラリーの調査から派出したトランプ降ろし陰謀の
調査である。

ところがホロウイッツ監察官が9ヶ月以上もかけて調査した結果を公開し
た報告書は、FBI幹部がプロヒラリーで反トランプの陰謀に加担していた
ことを明記したけれど、「犯罪事実の証拠がなかった」、「コーメイ元長
官の調査は政治的偏見がなかった」、「本調査はヒラリーを起訴請求が目
的ではない」など玉虫色の結論をつけたので、結果として調査した人物を
暗々裏に弁護する結果となった。

輿論は侃々諤々、ある人はホロウイッツが数多の犯罪事実を解明したこと
を褒め、ある人は犯罪事実が沢山ありながら誰も起訴相当としなかったこ
とに不満である。

ホロウイッツ監察官はFBI内部の数ある犯罪事実を誠実に記録したけれど
彼らを起訴相当とするに至らなかった、つまりDOJ/FBIの一員である彼が
仲間を断罪することが出来ないのは、彼自身も闇の帝国の一員であること
が判明したのだ。しかしこの報告書で闇の帝国の形が浮上してきたことは
評価できる。

●FBI調査報告の概要

586ページの資料の概要を述べることは困難だが、調査報告で最も明らか
なのは、コーメィ元FBI長官のヒラリー関与と、FBIのストローク情報員
(PeterStrzok)とページ(Lisa Page)特別顧問のメール交信で、ページ
から「トランプは大統領になるのか?」と聞かれてストロークが「ノー、
ノー、我々がストップする」という交信記録である。

FBIがトランプの選挙妨害行動をとったこと、トランプが当選した後も反
トランプ陰謀でロシア疑惑をでっち上げ、マラー特別検察官を指名して大
統領罷免を画策したのである。

マラー検察官は今でもトランプのロシア癒着の証拠を発見できず、調査範
囲を広げてフリン将軍、ポール・マナフォートなど20人ほどを起訴した。

コーメイ元長官はヒラリーの違法メールサーバーの調査で、ヒラリーを起
訴相当と判定できないとし、逆にヒラリーの弁護にまわり、ヒラリーの選
挙応援、ヒラリーと民主党がでっち上げたスティール(SteeleDossier)
でFISAを使ってトランプのロシアゲートの調査を開始し、トランプの当選
後もマラー検察官を指名してロシアゲート調査を続けた。つまりマラー検
察官の調査の合法性も疑問なのだ。

コーメイ氏はヒラリーが違法に個人スマホを使用した調査で、彼自身も違
法な個人スマホを使っていたことが判明した。違法調査で自分も違法行為
をしていたのだ。FBI内部で反トランプ行動をとった人物は10名以上も
いるが、ホロウイッツは「彼らは現職の情報員であるから、実名を発表す
ればFBIの職務に影響する」という理由で個人の名前を伏せている。

このほかにトランプの当選直後に反抗組織を作る(Viva le Registnase)
とメールした人物も居ると言う。政府の要員が反政府組織を作るという、
まさに闇の帝国がトランプ政権の打倒を画策していたのだ。

●国会喚問が始まった

ホロウイッツ監察官の報告書では誰も起訴請求に至らないが、犯罪事実は
明白なので国会の情報委員会がさっそく調査を開始した。今週18日に国会
の情報委員会はレイ(Christopher Wray)現FBI長官とホロウイッツ監察
官を召喚して事情聴取を行った。この2人以外にコーメイ氏、マッケイブ
氏、ストローク氏も招待したが、彼ら3人は召喚に応じなかったので、委
員会はストローク氏を法的召喚(Subpoena)する手続きを取ると発表した。

報道によるとレイFBI長官は22日、ストローク氏を現職から外したと発表
したが、まだ罷免されていない。

●関係者の起訴はできるか

ホロウイッツ監察官は「調査をしたが起訴相当の判断は職務範囲ではな
い」と逃げを打った。国会の情報委員会が関連人物を召喚して調査をして
も起訴に持ち込むまでにはいくつもの難関がある。

司法部は法を執行する機関だが自分の手足を切ることはしない。司法部か
ら独立した特別検察官を設置しなければならない。

たとえ委員会が関係人物を法的召喚しても召喚拒否、または黙秘権を行使
して犯罪事実を明らかにできなくすることはほぼ確実だ。闇の帝国を調査
するのは至難の業である。

●ヒラリーが諸悪の根源だ

ホロウイッツ監察官の調査報告が公開されてからいろいろな評論が発表さ
れたが、中でもナショナル・レビューの記事は一読の価値があると思う。
Clinton Emails: What the IG Report Refuses to Admit IG Report &
Clinton Emails: The
WasInationReviewhttps://www.nationalreview.com/2018/06/ig-report-clinton-emailsfix-was-in/

結論から言えばヒラリーが諸悪の根源なのだ。ヒラリーの犯罪を調査をした
BIは彼女を起訴することが出来ず、オバマ民主党がヒラリーを大統領にす
るため、闇の帝国がヒラリーの選挙を援助した。政府の高級官僚がヒラ
リーのために有罪起訴される破目になったのだ。だから結局、ヒラリーの
犯罪を調査しなければ闇の帝国を根底から潰すことが出来ない。

ヒラリーは自分が法律に縛られないと思っているし、政府は40年もの長
きにわたって数多のヒラリーの違法行為を断罪できなかった。ヒラリーは
これまで何回も法を犯しながら、常に言い逃れで断罪されることがなかった。

ヒラリーは「違法を承知で」個人サーバーを設置して国家機密のメールを
やり取りしていた。オバマ政権も「ヒラリーの違法を容認」していた。

彼女の部下が違法サーバーに機密メールを送信するのは部下の違法行為
で彼女は違法ではないと言い逃れしている。サーバーのことは政府が容認
したのだから問題にならないと言う。このため国務院のヒラリーの部下数
名、FBI/DOJ、ブレナンCIA長官、クラッパーDNI長官など沢山の高級官僚
が法を犯してヒラリーを擁護し、オバマ本人もヒラリーの違法を容認し援
助してきたのである。

ヒラリーが有罪判決を受けなければ闇の帝国は解消されない。その他の関
係者だけが断罪されるのは不公平である。これは国家の根本を揺るがす大
事件で、若しもトランプ政権がヒラリーの罪を徹底調査し、闇の帝国を徹
底掃討できなかったら、逆にトランプの命取りとなるかもしれない。

◆南京大虐殺はなかった

早川昭三(評論家)


南京大虐殺の情報が、中国から伝わって来る。『南京大虐殺は30万人』だったというのが中国の歴史感で、これに基づいて慰霊祭も行われた。
このことが本当に真実なのかという思いが、日本では広がっていることは否めない。

そんな空気が広がりを見せる中で、『南京30万人大虐殺はなかったという厳然たる事実を未来に伝えたい』という映画を作製した脚本・監督の水島総氏の講演と、制作映画の試写会のことを思い出した。

監督の水島総氏が来阪し講演・試写会をしたのは、2008年2月とかなり以前の事になる。当時の大阪八尾市文化会館プリズムホールに1400人収容の会場がほぼ満席の中で、同監督の映画制作意図の講演と、制作の「南京の真実」第一部『七人の死刑囚』の試写会が行われた。
先ず水島監督の講演からはじまった。

<「東京裁判(極東国際軍事裁判)の原点は、でっち上げ「南京大虐殺」の告発から始まったものだ。いい加減な証拠と証人で、7人が死刑に処せられた。

だから歴史のウソを正し、南京大虐殺の真実を後世に伝えるために、史実と1aも違わないリアルシーンを再現し、撮影した」とのべた。

そして「この映画によって、『南京30万人大虐殺』はなかったという厳然たる事実を、未来のこども達に伝えなければならない」と、映画製作意図を強調した。>

「試写会」が始まった。

<映画ストリーは、巣鴨プリズンに収監されていた「東京裁判」の戦争指導者「7人(A級戦犯6名とBC級戦犯1名)の死刑囚」に死刑執行が告知された瞬間から、執行までの24時間をドキュメンタリータッチで描いたものだった。

ドラマは、執行時刻が刻々と切迫する中、一組の寝具と一脚の座り机しかない3畳ほどの独房で居ずまいを正す7人の実像を、際立った表情のクローズや強烈なノイズを折り混ぜながら、新事実セットの中で展開した。

映画の主人公は、死刑判決を受け処刑された松井 石根中支那方面軍司令官兼上海派遣軍司令官、陸軍大将(浜畑賢吉役)。

このでっちあげの「南京大虐殺事件」の告発で、「東京裁判」での死刑判決が出されたと見方にもとづき、主役松井大将の証言を主軸に、「東京裁判」そのものの不当性を暗示する手法で進めていった。

ところで、映画の中で目を見張ったのは、南京陥落の翌日の昭和12年12月14日、「東宝映画撮影隊」が南京現場に踏み入り、その翌15日から正月にかけて南京状況を、実際に撮影した「記録シーン」が映画の中に組み込まれていたことだった。

恐らく、多くの日本人が未だ見たことが少ない「貴重な記録フイルム」だろう。

この中で、まず南京城内で「兵を民に分離」する登録風景が映し出されている。

仮に30万人の大虐殺があったのなら、憎しみのある日本軍に、中国人民間人がにこやかな表情で長蛇の列を作り、穏やかに「登録署名」に応じる筈はあるまい。

第一、日本兵が強姦・殺戮を平気でやる奴らだと思っていたら、憎しみと恐怖心から中国人が進んで集うことも、まず考え難い。

現場と名指される南京では、子供たちが爆竹に笑顔で興じているシーンも記録されていた。もしその風景撮影のために、強制、もしくは偽装演技させたてものだったら、あんなに愉快に飛び跳ねる楽しい仕種をさせることは、親も許さないだろう。

極めつけは、正月前の「餅つき」や「門松飾り」の行事だ。正月とは、日本における厳粛な行事だからだ。この正月の東宝映画撮影隊の記録映画も、まさに「大虐殺」があったといわれる同時期のものだが、そんな雰囲気は南京では微塵も感じさせない。

虐殺があった後、累々と横たわる死骸の近くで、日本軍が平気で正月準備ができるはずもない。

水島総監督は、なぜ「南京大虐殺」が捏造されたかについて、下記の様に主張した。

i)中国共産党政権が繰り返してきた自国民に対する「大虐殺」を隠蔽するため。
i)一党独裁体制の内部矛盾への人民の怒りを日本に転嫁するため。
i)日本に対して常に精神的優位に立つための決定的「歴史カード」設定するため。

上記3理由をあげたのだ。(映画「南京の真実」製作委員会・広報誌)

同監督が、「南京大虐殺」は、絶対に存在しなかったとの明言を思い出す。

このことを世界に知らしめ、日本と日本人の名誉と誇りを守るため、これから第二部「検証編」、第三部「米国編(英語版)」を製作したいとしていると主張された。>

確かに、この映画第一部「7人の死刑囚」試写会を見て、検証された歴史事実に感動し、「南京大虐殺捏造」に怒りを覚えたことを今でも思い出す。

それだけに水島監督が日本の誇りの保持のために挑むこれからの第二部「検証編」の製作に期待しているのだが、残念にも筆者はその第二部を見ていない。

いずれにせよ、当時南京現場で撮影された記録フイルムを組み入れて「南京大虐殺捏造」を制作された同映画には心を動かされた。

中国の「南京大虐殺」歴史感には納得出来ない。要はねつ造で、在り得なかったからだと、この実録映画をみてから、今でもそう思う。
                                              (了)

2018年05月21日

◆ホロウイッツ監察官の

Andy Chang


ヒラリーが当選していたらこれら数々の悪事が全て闇に葬られ、ヒラリー
が大統領になって更にどれだけの悪事を重ねることになったか.


AC論説 No.692 ホロウイッツ監察官の「クリントン調査報告」

ウォールストリート・ジャーナルは17日、「オバマの司法部はクリントン
のメール事件の調査で法を犯した」と言う報道記事を出した。このニュー
スは16日に司法部のマイケル・ホロウイッツ(Michael Horowitz)主任監
察官が発表したオバマ時代の司法部とFBIがヒラリーの私有メールサーバ
を使用した事件の調査報告である。

この報告は今年1月から3月までに出ると期待されていたが、新たな情報
がどんどん出てきたので発表が五月まで遅れたのだった。報告書の内容は
まだ公開されていないが司法部とFBIの違法を詳述したと言われている。

ホロウイッツ監察官は今月16日に報告書が完成した事を国会に通知し、司
法部、FBI及び国会の調査委員会が「内容非公開」に同意した上で報告書
を読み、数日内に報告書についての意見や批評、そして司法部とFBIの反
論を求め、これら全てを報告書の末尾に加えた上で一般公開するとした。公
開発表は数週間後になる見通しと言われている。

The Hillのサラ・カーター記者によると、ホロウイッツの調査報告はとて
も長くて非常に詳しく、FBI幹部数人と、特にコーメィ長官がヒラリーの
メールサーバーの調査の結果を不注意だが不起訴としたことに非常に批判
的と言われている。

また同報告書では、マッケーブ副長官の妻が民主党の金を受け取っていた
にも拘らず調査に参加して回避しなかったことや、FBIのストローク氏と
リサ・ペイジ(Peter Strzok and Attorney Lisa Page)が交わした数千
通のメールがトランプ批判だったことを指摘したと言う。また、マッケー
ブ副長官が意図的に情報をメディアに流した事も指摘されている。

●NYタイムスの報道

5月17日はマラー検察官がロシア癒着の特別検察官に任命されて満一年
になった日である。ちょうどこの日にホロウイッツ監察官が報告書が完成
したと発表したので調査は新しい展開を迎えた。

マラー検察官の調査はトランプの癒着に関する調査だが、ホロウイッツ監
察官の調査はオバマ政府の司法部とFBIがヒラリーを援助して選挙に介入
した事の調査報告である。

ヒラリーの選挙、FBIの選挙介入、スティール文書、ロシアの選挙介入、
トランプのロシア疑惑などは2016年から現在ま実に多くの事件が未解決で
ある。

16日のNYタイムスには、FBIがヒラリーのメールとサーバーの調査を不起
訴とした数日後にトランプとトランプの選挙陣営の数人の調査を、FBI の
幹部の数人だけで秘密裏に調査を開始したと報じた。

この記事はNYタイムスのMatt Apuzzoなど3名の連名記事で非常に詳しく、
しかもFBIや司法部にも批判的でなく、中立記事と言える。

https://www.nytimes.com/2018/05/16/us/politics/crossfire-
hurricane-trump-russia-fbi-mueller-investigation.html

FBIが16年7月にヒラリーを免責とした数日後、FBIの同じメンバーがトラ
ンプのロシア関連調査を秘密裏に始めたと言う。この調査はOperation
CrossfireHerricane(ハリケーンの十字砲火)と名付け、しかも11月の選
挙だから秘密調査がトランプ側に漏れたら不公平選挙と批判されるから
FBI内部の数人しか知らないほど機密だったと言う。興味のある人は一読
する価値がある。

●ギングリッチ氏の感想

最後にFBIと司法部の選挙介入やヒラリーの違法調査についてギングリッ
チ(Newt Gingrich)元国会議長が述べた感想は以下の通りである。

司法部とFBIが選挙に介入した事件はニクソンのウオーターゲートとは比
較にならない大事件だ。政府がらみの違法はアメリカの歴史に一度もな
かったことである。

政府の高官が選挙に介入してヒラリーが絶対当選する手段を整えたにたに
も拘らず、トランプが当選した事は、アメリカに天の御加護があったとし
か思えない。

もしもヒラリーが当選していたらこれら数々の悪事が全て闇に葬られ、ヒ
ラリーが大統領になって更にどれだけの悪事を重ねることになったか、い
くら考えてもアメリカは好運だった。

2018年05月09日

◆「非関税障壁でアメリカの自動車が

前田正晶


未だに「非関税障壁でアメリカの自動車が売れない」と我が国を責めるの
は戯言だ

私は5月5日にアメリカの我が国に対する貿易赤字問題を論じて下記のよう
に指摘していたので、ここでは「我が国はアメリカというかトランプ大統
領とその側近に向かって下記のような主張をすべきであり、この程度のこ
とを言ったくらいで失うものはない」と敢えて言おうと思う。

即ち、敢えて重ねてアメリカ側というかデトロイトの主張が如何におかし
いかを述べておこうと思うのだ。非関税障壁などという言いがかりは
30〜40年も前の蒸し返しであって、全く現実味がないのだ。もしもアメリ
カの自動車メーカーもトランプ大統領も、ライトハイザーUSTR代表が本気
でそう言っているのだったら「知らないからこそ言える妄言」の他ならな
いのだ。

私は彼らというか、我が国のアメリカ製の車を売る業者の努力も不十分で
は無いのかと思う。東京都内を歩けばドイツやイタリアの車の販売店の展
示場は幾らでも見かけるが、アメリカの車だけの販売店の展示場を見た記
憶は無い。努力不足ではないのか。

>引用開始

私はトランプ大統領が大統領として貿易赤字を削減しようと言われるのは
当たり前のことだし、特に間違っているとは思わない。だが、細川昌彦氏
も指摘されたように30年も前の貿易摩擦の時期に何あったのか、何故アメ
リカは大きな赤字を抱えるようになったかをご存じで言っておられるとは
とても思えないのだ。

また、何かと言えば、デトロイトの詭弁を信じて「我が国が非関税障壁を
設けてアメリカ産の自動車を輸入しないのが怪しからん」と言うのは、自
国の問題点を全く認識していないからこそ言える台詞だと思う。

私は何度「未だに左ハンドルの車しか作らない姿勢を反省もしていないの
は不当であ。ドイツを筆頭に欧州車が何故我が国で売れているかを知ろう
ともしないのか」と批判し続けてきた。英語の表現では右ハンドルの我が
国の車は The steering wheel is on the wrong side. となってしまう
のだ。即ち、「ハンドルが誤った位置にについている」という観念なの
だ。誤った位置に付けているのは自分たちだという自覚がないのだ。

細川氏はこの件の締めくくりで興味深いことを言っていたのには同感だっ
た。それは「もしも、我が国がそれでは『アメリカ産の車を100万台輸入
しましょう』と言ったならば、その場合に入ってくるのはアメリカで製造
されたトヨタやホンダの車になることになってしまうぞ」だった。現に、
所謂逆輸入の車は入ってきている。

私は細川氏の言を借りるまでもなく、政府なのか経産省なのか、茂木大臣
なのか知らないが、デトロイトに向かっては「貴方たちが如何に誤ってい
るか」を怖めず臆せずに言って聞かせるべきだし、ライトハイザーUSTR代
表もこれくらいのことが解っていないはずはないと思っている。

<引用終わる

お気付きの方が多いことを希望的に考えているが、未だにハンドルが反対
側に付いた車しか造らず、売れないのを我が国の市場のせいにしている点
などは典型的なアメリカのビジネスマンの悪い癖で「自分たちの至らざる
を潔く認めることなく、買わない日本が悪い」と開き直っている姿勢は
1990年代かそれ以前から全く変わっていないのだ。私は何度も繰り返して
指摘したが、1994年7月にUSTRのカラーヒルズ大使は「対日輸出が振るわ
ないのはアメリカで初等教育が充実していないことと、識字率が低すぎる
点に問題があるからだ」と率直に認めておられた。

同じ頃にFRBの議長のグリーンスパン氏は「アメリカの労働者階級では
numeracy(=一桁の足し算と引き算ができる能力)が低いことは問題であ
る」と指摘されてていた。これらの指摘が意味するところは簡単に言えば
「労働力の質の低さ」である。

そういう言い草を21世紀の今日まで引き摺って難癖を付けるアメリカの手
法はフェアーではない。尤も、カーラヒルズ大使は「そうであっても買わ
ない日本が悪い」と指摘された。彼らは何があっても負けないのだ。

貿易赤字対策で我が国に圧力をかけるのも一法だろうが、その手法はクリ
ントン政権下でも失敗した実績がある。どのような製品を如何なる手法で
売り込めば成功するかをもっと真剣に検討すべきだ。トランプ大統領がご
執心のFTAも一つの手段だろうが、それがもしも締結に成功したとして
も、どれほどの日時を要するかをお考えだろうかと疑ってしまう。即ち、
赤字削減の即効性はないという意味だ。既に指摘したが、W社の紙パルプ
製品がなくなっただけでも数百億円の売り上げを失っているし、他のアメ
リカの同業者だって同様に市場を失っているはずだ。

我が国がアメリカの貿易赤字削減に協力すべきだろうとは思う。だが、自
分たちが何ら工夫も十分な努力もせずにいきなり関税をかけるとか、圧力
をかけるだけではこの世界でも有数に難しい市場での売上高を伸ばすのは
容易ではないと20数年の経験からも敢えて指摘しておく。

ロッキー山脈の東側に立地する製造業者が本気で大量に日本に売りたいと
企画している製品があるのだろうか。彼らが真剣に対日輸出に取り組も
うと思う能力が高く英語力もある日本人の社員を十分に集められるのだろ
うか。

ところで皆様に伺いますが、アメリカ産の自動車でトヨタやホンダを捨て
てまでも是非とも買いたい車種かブランドがありますか。何でも良いから
アメリカの製品でなければ買わないと執着されたい商品がありますか。ラ
ルフローレンやブルックスブラザーズやJ.PRESSなどはアメリカで造って
いる訳ではないのですが。



2018年05月07日

◆トランプ政治の成果は着々と挙がっていると見る

前田 正晶


私は昔の同僚たちと米国の事情に精通した友人たちと、トランプ大統領の
統治能力に疑問を呈してきた部類に入ると思っている。その一方では藤井
厳喜氏や産経の古森義久記者のように反トランプのfake newsを集中的に
流してトランプ大統領の評価を低くしているアメリカ東部の有力地方紙の
報道に依存している我が国のマスメディアを厳しく批判し、トランプ大統
領を正当に評価すべきだという確固たる論陣を張っている所謂専門家 も
おられるのだ。だが、私は我が国の多くの国民はその種のfakenewsに惑
わされていると思っている。

今日までのトランプ政権と言うべきかトランプ大統領独特の言わば独断専
行とも見える選挙公約を中心に掲げてきた政策を、単純素朴にして強引と
も言える手法で「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大に」を旗
印にして実行されてきたやり方は、毀誉褒貶相半ばするとは申せ、確実に
その歩みを進めていると見る方が適切だろうと思っている。

但し、その推し進め方がやや強引であり、我がW社パンOBで私如きが遠く
及ばないアメリカ通の長老がいみじくも「トランプ大統領は本当は何かも
かも承知でありながら、何も知らないかの如くに装っているのか、あるい
は知らぬが故の強みで未だ嘗てどの大統領にも出来なかった難題を次々に
実行しているのかが、遺憾ながらこの俺にも読み切れない」と指摘された
ように、あの単純明快な実行力と強引とも見える政治手法は買えってメリ
カという国の事情に精通されている人ほど読み切れないような事態を招い
ているのである。

私自身もその説に与していたが、「ビジネスという面では不動産業界だけ
で長年過ごして来られたトランプ大統領には、如何に努力されようと就任
以来の短期間に政治・経済・軍事・外交・貿易の世界の現状と歴史を把握
されて、適切な政策を打って行かれることは難しいのではないか」との懸
念は抱いていた。だが、実際に就任以来強引とも見えるやり方で打ってこ
られた政策は特に経済面では着実に実を結びつつあるのだ。

特に選挙キャンペーン中から唱えてこられた「金正恩との会談も辞さな
い」という一見無謀のような外交政策は着実に実現の方向にあるのだ。こ
れを「功績」か「実績」と言わずして何が成果かとまで思わせられるの
だ。だが、敢えて留保条件を付ければ「その会談でCVIDを完全に金正恩委
員長に納得させ、過去にあったような騙される結果にならないという保証
は未だ無い」辺りになるだろうか。私はトランプ大統領は十分な理由を以
て成功させる自信がおありだと推察しているが。

ここで一寸、トランプ政権と文在寅政権が誕生後の外交面における世界の
情勢の変化が、極めて大きく且つ早くなったことに注目してみたい。私は
多くのと言うか一部の専門家たちは「文在寅大統領はただ単に左傾してい
るだけで、南北統一がその悲願で何れはアメリカの庇護の下を離れて核な
き朝鮮半島のリーダーの一人として習近平の傘下に入っていくのではない
か」との声が聞こえていた。

だが、実際に文在寅大統領が働きかけ且つ実現に限りなく近いところまで
持って行った実績はと言えば「兎に角金正恩委員長との南北首脳会談を実
現させ、世界でなければ北アジアの情勢に大いなる変化をもたらしそうな
南北融和を実現させ、更にトランプ大統領と金正恩委員長とのそれこそ歴
史的な会談の下準備を整えたと言って誤りでは無い」と思う。私は敢えて
反省すれば「文在寅大統領を過小評価は出来ない」ことがあると思っている。

現実にはトランプ大統領と金正恩委員長の会談は未だ日取りと場所がどう
やら内定した段階にあるようだし、トランプ大統領が当面する課題である
中間選挙や ロシア疑惑と女性とのスキャンダルの解決は今後の展開に待
たねばなるまい。

だが、 私は思うところでは、果たしてトランプ大統領が就任前から思い
描いておられたのか どうかは上述の長老の嘆きが示すように読み切れな
いが、トランプ大統領の強引と見 える解りやすい諸政策が結実していけ
ば、世界は変わって行かざるを得ないだろう。

問題だと長老も私が疑問に思わざるを得ないことは「果たしてトランプ大
統領は何もかも読み切って、あれほど積極果敢な政治・経済・軍事・外
交・貿易面で の政策を打ってこられたのか」なのである。その大きく投
網を打ったような政策の 先にある大命題は「中国との関係」であろう。
決定的に対立して抑えにかかるのか、 互恵的な関係を確立することを視
野に置いておられるのかが、我が国に対する影響が 極めて多き
なるだろう辺りが、私の関心事であり寒心事でもある。

安倍総理との間の関係は他国の首脳と比較しても極めて親密かそれ以上に
も見えるが、自国と自らの利益と安全を第一義に考えているアメリカ人で
あるトラ ンプ大統領が何処まで同盟国であり親友でもある安倍総理との
関係を尊重して行かれ るかにも、私は重大な関心があるのだ。少なくと
もFTAを推進しようとされる動きに は疑問を感じざるを得ないのだが。


2018年04月11日

◆何故「コミュニケーションを取る」

ここまで蔓延ったのか

前田正晶


9日に行われたハリルホジッチ監督の解任の顛末を語った田嶋会長の記者
か件では「監督と選手間のコミュニケーションが取れなくなった」が理由
の一つとして挙げていた。残念ながら「カタカナ語排斥論者」の私には具
体的な意味を取りきれなかった。今や何もマスメディアだけに限らず、我
が国ではこのカタカナ語交じりの表現が完全に日本語の中に確固たる地位
を占めてしまっている。遺憾であり残念である。

そこで先ずWeblioでは「コミュニケーションを取る」が如何に訳されてい
るかを調べてみた。それは下記のようになっていて、私にも良く理解できた。
<コミュニケーションを取る ・


ミュニケーションを図る ・
意思疎通を図る ・
意志の疎通を図る ・
意思の疎通図る ・

違いに理解しようと努める>

単純な疑問を言えば「何故このような漢字を使った日本語ではなく、カタ
カナ語交じりの表現を使わねばならないのか」なのである。なぜ「取る」
で受けるのかも不可解だ。何度も何度も1990年以繰り返して非難してきた
ことだが、「英単語交じりの表現を使う方が近代的であり、格好が良いと
いう愚にもつかない錯覚を起こしているのか」なのである。

ここでは何時もの方法でOxfordには何と出ているかを確認しておこう。そ
れは the activity or process of expressing ideas and feelings or
of giving people
information となっていた。2番目には methods of sending information
especially telephone, radio, computers, etc. or roads and rails と
なっていた。これを考えると「取る」が適切かなと思ってしまう。

ここでサッカーに戻ろう。私は関東大学一部のテイームのような強豪校で
の経験がないので断定は出来ないが、運動部の組織にあって学生というか
選手たちが畏れ多くも監督さんと意思の疎通を図るような行動に出るとは
とても想像が出来ないのだ。監督さんが全権を持ってテイーム強化の方針
を立てられ、その方針をコーチたちが実現できるように指導していくもの
だとばかり思い込んでいた。即ち、選手たちと対話して意思の疎通を図る
のではないと認識してきた。

だが、田嶋会長の説明を聞けば、日本代表のサッカーのテイームともなれ
ば監督対選手の関係は相互に意見を交換する「双方向性」が重んじられて
いるかの如くに聞こえたのだ。それとも「ハリルホジッチ氏のアイデアや
感覚か思いが、選手たちに解るように伝わっていなかった」と言われた
かったのとも考えてしまった。いや、民主主義(これほど誤解され誤用さ
れている言葉は他に例を見ないが)の時代にあっては「選手たちが監督に
物申す機会が与えられているという意味か」とまで考えた。

そんな屁理屈を弄さなければ、田嶋会長と協会役員は「ハリルホジッチ氏
の意図が選手たちに広く且つ解りやすく伝わっていなかったので、あのよ
うな纏まりに欠けた、中心選手と絶対的な得点を取れるエースが不在な
イームになってしまった」と言いたかったのだろうか。会長はもっと前か
ら問題の所在を把握しているかのような表現をされたが、それは折角招聘
した監督の顔を潰さないようにと配慮されたからだろうか。コミュニケー
ションさえ取れれば状態は改善可能とでも判断されたのだろうか。

私には如何にも我が国らしい奥床しい、他者の心情までに十分に配慮され
た結果でフランスまで赴かれて解任を告げた措置だと思えた。即ち、我が
国には欧米人、就中アメリカ人のような「二者択一」というか二進法的思
考体系は存在しないというか、そこまでの文化は根付いていないのだと痛
感させられた解任劇だった。

  ◎何故「コミュニケーションを取る」がここまで蔓延ったのか:前田正晶

9日に行われたハリルホジッチ監督の解任の顛末を語った田嶋会長の記者
か件では「監督と選手間のコミュニケーションが取れなくなった」が理由
の一つとして挙げられていた。残念ながら「カタカナ語排斥論者」の私に
は具体的な意味を取りきれなかった。

今や何もマスメディアだけに限らず、我が国ではこのカタカナ語交じりの
表現が完全に日本語の中に確固たる地位を占めてしまっている。遺憾であ
り残念である。

そこで先ずWeblioでは「コミュニケーションを取る」が如何に訳されてい
るかを調べてみた。それは下記のようになっていて、私にも良く理解できた。

<コミュニケーションを取る ・


ミュニケーションを図る ・
意思疎通を図る ・
意志の疎通を図る ・
意思の疎通図る ・

違い
に理解しようと努める>

単純な疑問を言えば「何故このような漢字を使った日本語ではなく、カタ
カナ語交じりの表現を使わねばならないのか」なのである。なぜ「取る」
で受けるのかも不可解だ。何度も何度も1990年以繰り返して非難してきた
ことだが、「英単語交じりの表現を使う方が近代的であり、格好が良いと
いう愚にもつかない錯覚を起こしているのか」なのである。

ここでは何時もの方法でOxfordには何と出ているかを確認しておこう。そ
れは the activity or process of expressing ideas and feelings or
of giving people information となっていた。2番目には methods of
sending information especially telephone, radio, computers, etc.
or roads and rails となっていた。これを考えると「取る」が適切かな
と思ってしまう。

ここでサッカーに戻ろう。私は関東大学一部のテイームのような強豪校で
の経験がないので断定は出来ないが、運動部の組織にあって学生というか
選手たちが畏れ多くも監督さんと意思の疎通を図るような行動に出るとは
とても想像が出来ないのだ。監督さんが全権を持ってテイーム強化の方針
を立てられ、その方針をコーチたちが実現できるように指導していくもの
だとばかり思い込んでいた。即ち、選手たちと対話して意思の疎通を図る
のではないと認識してきた。

だが、田嶋会長の説明を聞けば、日本代表のサッカーのテイームともなれ
ば監督対選手の関係は相互に意見を交換する「双方向性」が重んじられて
いるかの如くに聞こえたのだ。それとも「ハリルホジッチ氏のアイデアや
感覚か思いが、選手たちに解るように伝わっていなかった」と言われた
かったのとも考えてしまった。

いや、民主主義(これほど誤解され誤用さ れている言葉は他に例を見な
いが)の時代にあっては「選手たちが監督に 物申す機会が与えられてい
るという意味か」とまで考えた。

そんな屁理屈を弄さなければ、田嶋会長と協会役員は「ハリルホジッチ氏
の意図が選手たちに広く且つ解りやすく伝わっていなかったので、あのよ
うな纏まりに欠けた、中心選手と絶対的な得点を取れるエースが不在なテ
イームになってしまった」と言いたかったのだろうか。

会長はもっと前か ら問題の所在を把握しているかのような表現をされた
が、それは折角招聘 した監督の顔を潰さないようにと配慮されたからだ
ろうか。コミュニケー ションさえ取れれば状態は改善可能とでも判断さ
れたのだろうか。

には如何にも我が国らしい奥床しい、他者の心情までに十分に配慮された
結果でフランスまで赴かれて解任を告げた措置だと思えた。即ち、我が国
には欧米人、就中アメリカ人のような「二者択一」というか二進法的思考
体系は存在しないというか、そこまでの文化は根付いていないのだと痛感
させられた解任劇だった。


2018年04月09日

◆「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第15章

“シーチン”修一 2.0


【措置入院」精神病棟の日々(106)】3/22は雪、その後に雨が止んだの
で彼岸の墓参り。2週間ほど前に、新住職Nさんからわが街のことを教えて
欲しいと頼まれていたので、医学博士で郷土史家の沼尻幸吉先生の著作
「わが町周辺の伝説と史話を尋ねて」を貸しておいたのだが、Nさんから
とても喜ばれ、奥様も紹介してくれた。

Nさんは40歳前後、前住職と同様に企業勤めの経験があるのだろう、頭の
回転が速く言語障害の小生の話をすぐに理解してくれるので助かった。
ツーと言えばカーと返ってくるのでストレスにならないから大いに快適だ。
参拝の帰りにスーパーと銀行へも寄った。キャッシュで何億円もあったと
ころで物欲がないから、明美ちゃん基金とか日本財団あたりへ寄付するの
が妥当だろう。相続で子孫がもめるのは嫌なものである。

そういう人に私はなりたい・・・なーんて思うようになったらいいなと思
うが、なまじ資産があるとずいぶんと悩ましいのではないか。街の金持ち
連中(年間の慶弔費500万円以上だと一人前なのだとか)を見ていると、
人が寄って来たら「金をせびられるのではないか」と不信感いっぱいで、
人間不信とか、その反作用として傲慢、尊大、横柄とかになりやすく、い
い人は余りいない感じがする。

これは、小生のただのヤッカミなのかどうか・・・小生はただの奇天烈
で、治療費はタダ同然の寄生虫、その上に精神科(印籠だね、これが見え
ぬか!)に通院(多分「自閉スペクトラム症」)しているから、罪を犯し
ても「心神耗弱/喪失で罪一等を減ずる」、さらに天国のような医療刑務
所行きだろうから、これは一種の特権階級だ。

(フランスで人肉を食べちゃった佐川君は無罪放免、座間の9人解体事件
も食べていれば死刑はまず免れるだろう。悪事にやさしいニッポン、チャ
チャチャ、アホ丸出しやで)

「罪一等を減ずる」、恥知らずでもさすがにこれは後ろめたい気分ではあ
る。だからいつも家族や国のために役立ちたいなあとは思っているが、も
う時間がないし・・・戒名は「只野吉甲斐」あたりか。

万年塀修理で36キロの板を持ち上げたら椎間板をかなり痛めたようで、大
人しく養生していればいいものを、多分「残り時間は少ないから、やり残
さんようにさっさと終活せいよ」という思い込みとか、あるいは電波が走
るのか、いささか狂気のごとく、多動児のごとく、片っ端から作業を進め
ていくようになってしまった。

まずは冬中、室内に取り込んだ50ほどの鉢植えを屋上に出して、素晴らし
い庭にした。鉢植え置き場は5メートル四方だから、大きな箱庭みたいな
感じ。室内にあるのは強い日射しを嫌う観葉植物だけで、部屋も模様替え
してすっかり、すっきり綺麗になった。

そうこうしているうちに桜が満開となり、子・孫と一緒に県立「東高根森
林公園」へ。家から徒歩で20分ほどなのだが、急勾配の坂があるので車で
連れて行ってもらった。10年ぶりかも知れず、よく手入れされており、以
前は鬱蒼とし、いささかジメジメしていた谷地は、まるで絵のような美し
さだった。

20〜30メートルのナラ、ケヤキ、クヌギ、ハンノキ、コブシ、ミズキ、サ
クラなどなど、新緑や花が陽光の中で春の訪れを喜んでいるようだった。

頂上の広くて平らな古代広場は弥生〜古墳時代にかけての竪穴住居跡で、
孫たちは子犬のようにはしゃぎ回り、♪「この木なんの木」のモンキー
ポッド(通称レインツリー。ワイキキのクイーンカピオラニ公園にもあ
る)のような、樹齢150〜200年の巨大なシラカシの木登りも楽しんでいた。

さらに歩を進めると市立「緑ヶ丘霊園」で、ここには樹齢100年ほどの桜
が300本ほどもあり、頂上からは横浜市も望める。昔は元旦に日の出をみ
んなで拝んだ場所だ。

森林公園もずーっと行きたいところだったので、娘たちには「もう思い残
すことはない」と言っておいた。4時間ほどの散策だったが、どうにか歩
けたのは良かった。

森林公園でGETした枯れ枝を持ち帰って屋上フェンスに取り付け、そこに
鉢植えを飾ったので、なんとなく英国風ガーデンになってきた感じがする。

屋上展望台の形は、元々が「1964東京五輪」の聖火台をイメージしていた
のだが、新しい材料があったので追加工事をしているうちに、円柱形に
なった。ここにプリズムみたいな分光反射板を取り付けたら「ゲージツ作
品」になり、街の人々が楽しんでくれるのじゃないかと思うのだが・・・

4歳女児の希望で小さな展望台も追加したが、彼女は冒険心が非常に旺盛
で、用水路に置かれた巨大な石をジャンプして渡るという、大人もしない
空恐ろしいことにチャレンジして、とりあえずは1トンの石にしがみつい
ていた。ヒヤヒヤもので、膝を怪我しても泣かなかったのは大したもので
ある。小生の突撃癖を引いているのではないか。将来はスキージャンプ、
スノボの選手にでもなりそうだ。翼をつけて空を滑空するウイングスーツ
に凝るかも知れない。
https://www.youtube.com/watch?v=SxjBTS5bf7Q

あれこれ作業療法に夢中になっていたものだから腰は悪くなる一方で、つ
いにベッドに寝るのも起きるのも激痛で難しくなってきた。腕力でどうに
か起きて床に立つまでに最低5分はかかり、晩年の母が這いつくばってト
イレへ必死で行っていたのもよく理解できた。

尿意から5分も我慢はできやしないから、先日は床にポタポタと粗相をし
てしまった。さすがにこれには「ちとまずいわな」と脳ミソをオンにして
「傾向と対策」を考え、ベッドをリクライニングにしたら、1分で立ち上
がれるようになった。

日々、「なるほど、老化とはこういうものか」と新たな発見があるが、発
見して納得したから、それで何かが前進するかというと、全然何も進まな
い。ただ笑うだけ。「この際は笑うしかねーよなー」てな感じ。「老兵は
死なず、ただ呼吸するだけ」なんて、どうも小生の性には合わんが、の
う、じゃあ、どう老いるのがいいかというと、何だか「それを考え続ける
のがあんたの道とか美学じゃないんかいな」と天の声が聞こえてくる感じ
がする。

さてさて、北朝鮮の金王朝(軍部+神輿の金北豚)は大スポンサーの上海
閥=江沢民派の復活に一縷の望みをかけていたが、「もう上海閥は潰滅
か、待っても期待できそうもない、この際だから習近平の軍門に下るしか
ない」と天の声が聞こえたのだろう、尻尾を巻き始めた。北の核は中共に
とっても邪魔だから、「北の非核化」で欧米、韓国、日本を納得させ、制
裁を緩める、ということになりそうではある。

ただ、非核化が完全に担保されるかどうかは怪しい、というか間違いなく
反故にされるだろう。

そうさせないためには、国連/日米韓豪印による信託統治で、10〜20年か
けて北を「普通の国」、すなわち資本主義市場経済の自由・民主・人権・
法治の国にしなければならない。その見本、(米国を核とする)連合国に
とっての成功例は日本なのだから、北の人民も軍部もエリート層も「Look
East、普通の国にしよう」と納得するのではないか。

北は噛みつき犬から、ミニ日本のような大人しい、軟弱な、新興国になる
かもしれない。

「日本はなくなり、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラル
な、中間色の、裕福な、抜け目のない、或る経済大国が極東の一角に残る
であろう・・・20世紀は、勇敢な戦士だった日本人が卑屈な商人とな
り、卑屈なユダヤ人が勇敢な戦士になった世紀である」(三島由紀夫の最
後の言葉)

ミニ日本なら中共も西風の防風林として有効だと納得するだろう。韓国も
南北統一によるリスクを避けることができる。どうしても統一したいのな
ら20年後、30年後にすればいい。

日本にとってはまず拉致問題の解決が「北が取るべき始めの一歩」であ
る。前号に続き、ジャーナリスト・加藤昭氏「総連の責任を問う 金正日
の『日本人拉致指令書』全文公開!」から要約する。

<(北は拉致事件は「デッチアゲだ」などと否定してきたが)2002年9月
17日の日朝首脳会談を契機にその態度はガラリと変わる。金正日が初めて
日本人拉致と工作船の存在を認めたからだ。

(拉致は日本語教育とナリスマシのためだと金正日は言うが、金日成親子
は、米国のベトナム戦争敗退、韓国の朴正煕暗殺により)70年代半ばから
80年代前半にかけて「南を赤化統一するチャンス到来」と小躍りして本格
的な日本人拉致工作に着手した。拉致は重大な国家事業であった。元工作
員の証言によると朝鮮総連は相当数の拉致事件に関与した>(以上)

西郷翁曰く「外交に際しては『戦』の一字を忘れるな。この覚悟がなけれ
ば外交はただの商法会議所になってしまう」。毛沢東は「外交は血を流さ
ない戦争、戦争は血を流す外交だ」と言っていた。

そういう覚悟のある外交官や政治家は、残念ながら非常に少ない。日本の
外務省官僚は外交とは「高級ワインを飲んで楽しくおしゃべりするのがマ
ナー、国益なんて野暮なことは言いっこなし、対立とか戦争なんてとんで
もない」というのが戦後の伝統的な初期設定になっている。

小生は、それはわが国特有のものかと思っていたら、米国でも「国防総省
から見ると、国務省は軟弱なヘタレ」なのだそうだ。軍事部門はリアルを
常に見る、一方で国務省/外務省は相手の善意を見る、寄り添うから、毅
然とした交渉がなかなかできない、多くの先進国では宥和的、いわゆるリ
ベラル≒アカモドキ的である。戦争がなければすべてよし、という感じだ。
夏彦翁は「外交で話がつかなければ、昔は戦争で解決した。今は戦争がな
いから対立が長引く」と嘆息していた。

マキャベリは鴎外の紹介で日本でも名前は知られていたが、その内容とか
思想は「謀略的で珍奇、一種の奇妙奇天烈な奇書、悪書、まともなインテ
リが読むべき本ではない」と忌避されていたのだろう、一般的に普及し始
めたのは、クラウゼビッツの「戦争論」とか、地政学と同様にここ20、30
年ほど前からのような気がする。

マキャベリは14世紀に彼が身をもって知った政治、軍事の「リアル」を研
究し、君主=リーダーはいかにあるべきか、どう国家を動かすかなどにつ
いて、正・悪を越えて論じている。

そのリアリズムは徹底しており、「兵士の楽しみ、褒美として掠奪もさせ
ていい」とか「時に悪事をせざるを得なくなったときは電撃的にやるべき
だ。あまりにも速いと人々の理解は追いつかないで、成功を称賛する声に
雷同するようになる」「評判の良い君主より悪い君主の方が大事をなすこ
とが多い」などなど。

リベラル≒アカモドキのようなインテリからすれば、直視できないような
生々しいリアルが書かれており、インテリからすれば自分自身が「脳内お
花畑のバカ」と存在、思想、価値観を全面否定されているようなものだか
ら、マキャベリを徹底的に無視するしかなかったのだろう。

北による拉致を多くの学者、政治家、マスコミは無視した。そこには共産
主義への親和性と、反日思想、国交正常化を優先すべきだという被害者へ
の冷淡=ご都合主義というリベラルの腐った悪習がうかがわれる。

小生はキチ〇イではあるけれど腐臭はしていないと自負している。発狂亭
“アイアンクロースープレックスホールド”雀庵の病棟日記から。

【2016/12/19】月曜、快晴。*(承前)自信喪失のリベラル≒アカモドキ
の逃避先は「自己批判=自虐=マゾ」なのだろう。「悪いのは日本だ、そ
れを正せない自分たち日本人は原罪を負っている、百万遍謝罪してもしき
れないほどの悪事をなしたのだから、血は血で償われるべきだ、もっと
もっと打って、殴って、蹴ってください」とばかりに地にひれ伏すのだ。

周囲の民族でタチが悪いのは半島人と支那人で、ほとんどがゴロツキ的な
サド。「よっしゃー! 恨み晴らさでおくものか」とマゾを叩きまくって
日々のうっぷん晴らし、ここに自虐妄想マゾと被害妄想サドの醜いコラボ
が成立し、束の間の心の安定を得るのだろう。いずれもリベラル発狂派、
病膏肓、「アンタがすっきりするんなら、うちは耐えて見せますぅ」。キ
モい、キモすぎるで。

しかし「バックミラーを見てばかりのながら運転」ではポケGOあるいはス
マホのように必ず事故る。彼らは邪教信者で、目が青く澄んじゃってい
る、信心に濁りはまったくない。関わるとろくなことにならないから、
A2/Ad(接近阻止/領域拒否)で対応するのが最善策だ。(つづく)2018/4/4


 ◎「日本版海兵隊」の水陸機動団が始動 広大な南西諸島を防衛 輸送
などに課題…

「日本版海兵隊」となる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」が
始動した。7日に相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で隊旗授与式を開き、訓
練を公開した。手本とする米海兵隊も参加した。中国の軍事的脅威が増す
中、南西諸島の防衛力強化の要と期待される。ただ、即応体制の整備や輸
送力不足など課題は少なくない。

訓練は離島が占領されたとの想定で実施した。飛来したヘリコプター2機
から陸自隊員と米海兵隊員が次々と地上に降下。水陸両用車「AAV7」
が砲撃しながら隊員らとともに前進し敵陣地を制圧、奪還に成功した−。

イラク日報問題の影響で式典出席を見送った小野寺五典防衛相は「水陸機
動団の創設により初めて本格的な水陸両用作戦能力を有することになる。
団結して困難に立ち向かうことを期待する」と訓示を寄せた。

3月27日に新設された水陸機動団は2100人態勢で、2個の機動連隊、戦闘
上陸大隊、後方支援大隊などで構成している。将来的には3千人規模に拡
充し、1個連隊を沖縄に配備する構想もある。

水陸機動団が守る南西諸島は広大で、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の与
那国島まで。全長約1200キロで日本の本州と同じ程度とされる。しか
し、自衛隊は主要戦力を南西諸島に配備しておらず「防衛の空白地帯」と
されてきた。その間隙(かんげき)を突くように中国は南西諸島周辺の海
空域で活動を活発化させている。

水陸機動団は島嶼(とうしょ)侵攻を許した場合、奪還作戦の先陣を切る
役割を担うが、解決すべき課題も横たわる。

陸自は水陸機動団を運ぶ主要輸送機としてオスプレイ17機を米国から購
入し、佐賀空港(佐賀市)への配備計画を進めている。佐賀空港と相浦駐
屯地は60キロと近距離で、迅速な有事対応が可能だからだ。だが、今年
2月に陸自ヘリが佐賀県内の民家に墜落し、計画は暗礁に乗り上げている。

このため、防衛省は今秋に納入される最初の5機を、米軍のオスプレイ整
備拠点がある木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向だ。た
だ、木更津と相浦駐屯地は約1千キロも離れている。佐賀に比べて少なく
とも2時間以上のロスが生じ、部隊展開への影響は避けられない。

米海兵隊は上陸作戦の際、水陸両用車や装甲車を強襲揚陸艦で海上輸送す
るが、自衛隊には一隻もない。代わりに、海自の「おおすみ」型輸送艦3
隻を改修して対応するが、輸送力不足は否定できない。

AAV7も水陸機動団の発足時に36両を配備する予定だったが、米国の生
産体制の都合で12両にとどまった。そもそもAAV7は米軍が1970
年代に配備した“年代物”で、水上速度が時速13キロと遅い。陸自内では
「敵から狙い撃ちにされる」との批判が根強く、防衛省は国産化を視野に
入れた水陸両用車の技術研究を進めている。

ソフト面の課題も残る。護衛艦からの艦砲射撃や戦闘機による航空攻撃と
いった援護が島嶼奪還には欠かせない。陸海空3自衛隊の高度な連携を必
要とするが、互いの“アレルギー”を完全に克服するには時間もかかる。水
陸機動団長の青木伸一陸将補も「まだ能力は完全なものではない」と課題
を認める。

日本では攻撃的要素を含む海兵隊機能の保有について「平和憲法の枠を超
える」とタブー視されてきた。ただ、現実的な脅威を前に防衛政策を停滞
させる余裕はない。水陸機動団の誕生は、日本の領土を守り抜くという強
い意志の表れでもある。(石鍋圭)

【写真】
・ 陸自の南西諸島配備計画
・ 離島奪還のイメージ
・ 離島奪還を想定した訓練を行う陸上自衛隊の「水陸機動団」。後方は水
陸両用車「AAV7」=7日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地(ロイター)
https://www.sankei.com/politics/photos/180408/plt1804080003-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.8 06:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎「日本版海兵隊」の水陸機動団が始動 広大な南西諸島を防衛 輸送
などに課題…

「日本版海兵隊」となる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」が
始動した。7日に相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で隊旗授与式を開き、訓
練を公開した。手本とする米海兵隊も参加した。中国の軍事的脅威が増す
中、南西諸島の防衛力強化の要と期待される。ただ、即応体制の整備や輸
送力不足など課題は少なくない。

訓練は離島が占領されたとの想定で実施した。飛来したヘリコプター2機
から陸自隊員と米海兵隊員が次々と地上に降下。水陸両用車「AAV7」
が砲撃しながら隊員らとともに前進し敵陣地を制圧、奪還に成功した−。

イラク日報問題の影響で式典出席を見送った小野寺五典防衛相は「水陸機
動団の創設により初めて本格的な水陸両用作戦能力を有することになる。
団結して困難に立ち向かうことを期待する」と訓示を寄せた。

3月27日に新設された水陸機動団は2100人態勢で、2個の機動連隊、戦闘
上陸大隊、後方支援大隊などで構成している。将来的には3千人規模に拡
充し、1個連隊を沖縄に配備する構想もある。

水陸機動団が守る南西諸島は広大で、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の与
那国島まで。全長約1200キロで日本の本州と同じ程度とされる。しかし、
自衛隊は主要戦力を南西諸島に配備しておらず「防衛の空白地帯」とされ
てきた。その間隙(かんげき)を突くように中国は南西諸島周辺の海空域
で活動を活発化させている。

水陸機動団は島嶼(とうしょ)侵攻を許した場合、奪還作戦の先陣を切る
役割を担うが、解決すべき課題も横たわる。

陸自は水陸機動団を運ぶ主要輸送機としてオスプレイ17機を米国から購入
し、佐賀空港(佐賀市)への配備計画を進めている。佐賀空港と相浦駐屯
地は60キロと近距離で、迅速な有事対応が可能だからだ。だが、今年2月
に陸自ヘリが佐賀県内の民家に墜落し、計画は暗礁に乗り上げている。

このため、防衛省は今秋に納入される最初の5機を、米軍のオスプレイ整
備拠点がある木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向だ。た
だ、木更津と相浦駐屯地は約1千キロも離れている。佐賀に比べて少なく
とも2時間以上のロスが生じ、部隊展開への影響は避けられない。

 米海兵隊は上陸作戦の際、水陸両用車や装甲車を強襲揚陸艦で海上輸送
するが、自衛隊には一隻もない。代わりに、海自の「おおすみ」型輸送艦
3隻を改修して対応するが、輸送力不足は否定できない。

AAV7も水陸機動団の発足時に36両を配備する予定だったが、米国の
生産体制の都合で12両にとどまった。そもそもAAV7は米軍が
1970年代に配備した“年代物”で、水上速度が時速13キロと遅い。陸
自内では「敵から狙い撃ちにされる」との批判が根強く、防衛省は国産化
を視野に入れた水陸両用車の技術研究を進めている。

ソフト面の課題も残る。護衛艦からの艦砲射撃や戦闘機による航空攻撃と
いった援護が島嶼奪還には欠かせない。陸海空3自衛隊の高度な連携を必
要とするが、互いの“アレルギー”を完全に克服するには時間もかかる。水
陸機動団長の青木伸一陸将補も「まだ能力は完全なものではない」と課題
を認める。

日本では攻撃的要素を含む海兵隊機能の保有について「平和憲法の枠を超
える」とタブー視されてきた。ただ、現実的な脅威を前に防衛政策を停滞
させる余裕はない。水陸機動団の誕生は、日本の領土を守り抜くという強
い意志の表れでもある。(石鍋圭)

【写真】
・ 陸自の南西諸島配備計画
・ 離島奪還のイメージ
・ 離島奪還を想定した訓練を行う陸上自衛隊の「水陸機動団」。後方は水
陸両用車「AAV7」=7日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地(ロイター)
https://www.sankei.com/politics/photos/180408/plt1804080003-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.8 06:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎「日本版海兵隊」の水陸機動団が始動 広大な南西諸島を防衛 輸送
などに課題…

「日本版海兵隊」となる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」が
始動した。7日に相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で隊旗授与式を開き、訓
練を公開した。手本とする米海兵隊も参加した。中国の軍事的脅威が増す
中、南西諸島の防衛力強化の要と期待される。ただ、即応体制の整備や輸
送力不足など課題は少なくない。

訓練は離島が占領されたとの想定で実施した。飛来したヘリコプター2機
から陸自隊員と米海兵隊員が次々と地上に降下。水陸両用車「AAV7」
が砲撃しながら隊員らとともに前進し敵陣地を制圧、奪還に成功した−。

イラク日報問題の影響で式典出席を見送った小野寺五典防衛相は「水陸機
動団の創設により初めて本格的な水陸両用作戦能力を有することになる。
団結して困難に立ち向かうことを期待する」と訓示を寄せた。

3月27日に新設された水陸機動団は2100人態勢で、2個の機動連隊、戦闘
上陸大隊、後方支援大隊などで構成している。将来的には3千人規模に拡
充し、1個連隊を沖縄に配備する構想もある。

水陸機動団が守る南西諸島は広大で、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の与
那国島まで。全長約1200キロで日本の本州と同じ程度とされる。しかし、
自衛隊は主要戦力を南西諸島に配備しておらず「防衛の空白地帯」とされ
てきた。その間隙(かんげき)を突くように中国は南西諸島周辺の海空域
で活動を活発化させている。

水陸機動団は島嶼(とうしょ)侵攻を許した場合、奪還作戦の先陣を切る
役割を担うが、解決すべき課題も横たわる。

陸自は水陸機動団を運ぶ主要輸送機としてオスプレイ17機を米国から購入
し、佐賀空港(佐賀市)への配備計画を進めている。佐賀空港と相浦駐屯
地は60キロと近距離で、迅速な有事対応が可能だからだ。だが、今年2月
に陸自ヘリが佐賀県内の民家に墜落し、計画は暗礁に乗り上げている。

このため、防衛省は今秋に納入される最初の5機を、米軍のオスプレイ整
備拠点がある木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向だ。た
だ、木更津と相浦駐屯地は約1千キロも離れている。佐賀に比べて少なく
とも2時間以上のロスが生じ、部隊展開への影響は避けられない。

米海兵隊は上陸作戦の際、水陸両用車や装甲車を強襲揚陸艦で海上輸送す
るが、自衛隊には一隻もない。代わりに、海自の「おおすみ」型輸送艦3
隻を改修して対応するが、輸送力不足は否定できない。

AAV7も水陸機動団の発足時に36両を配備する予定だったが、米国の
生産体制の都合で12両にとどまった。そもそもAAV7は米軍が
1970年代に配備した“年代物”で、水上速度が時速13キロと遅い。陸
自内では「敵から狙い撃ちにされる」との批判が根強く、防衛省は国産化
を視野に入れた水陸両用車の技術研究を進めている。

ソフト面の課題も残る。護衛艦からの艦砲射撃や戦闘機による航空攻撃と
いった援護が島嶼奪還には欠かせない。陸海空3自衛隊の高度な連携を必
要とするが、互いの“アレルギー”を完全に克服するには時間もかかる。水
陸機動団長の青木伸一陸将補も「まだ能力は完全なものではない」と課題
を認める。

日本では攻撃的要素を含む海兵隊機能の保有について「平和憲法の枠を超
える」とタブー視されてきた。ただ、現実的な脅威を前に防衛政策を停滞
させる余裕はない。水陸機動団の誕生は、日本の領土を守り抜くという強
い意志の表れでもある。(石鍋圭)

【写真】
・ 陸自の南西諸島配備計画
・ 離島奪還のイメージ
・ 離島奪還を想定した訓練を行う陸上自衛隊の「水陸機動団」。後方は水
陸両用車「AAV7」=7日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地(ロイター)
https://www.sankei.com/politics/photos/180408/plt1804080003-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.8 06:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕

  ◎「日本版海兵隊」の水陸機動団が始動 広大な南西諸島を防衛 輸
送などに課題…

「日本版海兵隊」となる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」が
始動した。7日に相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で隊旗授与式を開き、訓
練を公開した。手本とする米海兵隊も参加した。中国の軍事的脅威が増す
中、南西諸島の防衛力強化の要と期待される。ただ、即応体制の整備や輸
送力不足など課題は少なくない。

訓練は離島が占領されたとの想定で実施した。飛来したヘリコプター2機
から陸自隊員と米海兵隊員が次々と地上に降下。水陸両用車「AAV7」
が砲撃しながら隊員らとともに前進し敵陣地を制圧、奪還に成功した−。

イラク日報問題の影響で式典出席を見送った小野寺五典防衛相は「水陸機
動団の創設により初めて本格的な水陸両用作戦能力を有することになる。
団結して困難に立ち向かうことを期待する」と訓示を寄せた。

3月27日に新設された水陸機動団は2100人態勢で、2個の機動連隊、戦闘
上陸大隊、後方支援大隊などで構成している。将来的には3千人規模に拡
充し、1個連隊を沖縄に配備する構想もある。

水陸機動団が守る南西諸島は広大で、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の与
那国島まで。全長約1200キロで日本の本州と同じ程度とされる。しかし、
自衛隊は主要戦力を南西諸島に配備しておらず「防衛の空白地帯」とされ
てきた。その間隙(かんげき)を突くように中国は南西諸島周辺の海空域
で活動を活発化させている。

水陸機動団は島嶼(とうしょ)侵攻を許した場合、奪還作戦の先陣を切る
役割を担うが、解決すべき課題も横たわる。

陸自は水陸機動団を運ぶ主要輸送機としてオスプレイ17機を米国から購入
し、佐賀空港(佐賀市)への配備計画を進めている。佐賀空港と相浦駐屯
地は60キロと近距離で、迅速な有事対応が可能だからだ。だが、今年2月
に陸自ヘリが佐賀県内の民家に墜落し、計画は暗礁に乗り上げている。

このため、防衛省は今秋に納入される最初の5機を、米軍のオスプレイ整
備拠点がある木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向だ。た
だ、木更津と相浦駐屯地は約1千キロも離れている。佐賀に比べて少なく
とも2時間以上のロスが生じ、部隊展開への影響は避けられない。

米海兵隊は上陸作戦の際、水陸両用車や装甲車を強襲揚陸艦で海上輸送す
るが、自衛隊には一隻もない。代わりに、海自の「おおすみ」型輸送艦3
隻を改修して対応するが、輸送力不足は否定できない。

AAV7も水陸機動団の発足時に36両を配備する予定だったが、米国の
生産体制の都合で12両にとどまった。そもそもAAV7は米軍が
1970年代に配備した“年代物”で、水上速度が時速13キロと遅い。陸
自内では「敵から狙い撃ちにされる」との批判が根強く、防衛省は国産化
を視野に入れた水陸両用車の技術研究を進めている。

ソフト面の課題も残る。護衛艦からの艦砲射撃や戦闘機による航空攻撃と
いった援護が島嶼奪還には欠かせない。陸海空3自衛隊の高度な連携を必
要とするが、互いの“アレルギー”を完全に克服するには時間もかかる。水
陸機動団長の青木伸一陸将補も「まだ能力は完全なものではない」と課題
を認める。

日本では攻撃的要素を含む海兵隊機能の保有について「平和憲法の枠を超
える」とタブー視されてきた。ただ、現実的な脅威を前に防衛政策を停滞
させる余裕はない。水陸機動団の誕生は、日本の領土を守り抜くという強
い意志の表れでもある。(石鍋圭)

【写真】
・ 陸自の南西諸島配備計画
・ 離島奪還のイメージ
・ 離島奪還を想定した訓練を行う陸上自衛隊の「水陸機動団」。後方は水
陸両用車「AAV7」=7日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地(ロイター)
https://www.sankei.com/politics/photos/180408/plt1804080003-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.8 06:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕


D「日本版海兵隊」の水陸機動団が始動 広大な南西諸島を防衛 輸送な
どに課題…

 「日本版海兵隊」となる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」
が始動した。7日に相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で隊旗授与式を開き、
訓練を公開した。手本とする米海兵隊も参加した。中国の軍事的脅威が増
す中、南西諸島の防衛力強化の要と期待される。ただ、即応体制の整備や
輸送力不足など課題は少なくない。

 訓練は離島が占領されたとの想定で実施した。飛来したヘリコプター2
機から陸自隊員と米海兵隊員が次々と地上に降下。水陸両用車
「AAV7」が砲撃しながら隊員らとともに前進し敵陣地を制圧、奪還に
成功した−。

 イラク日報問題の影響で式典出席を見送った小野寺五典防衛相は「水陸
機動団の創設により初めて本格的な水陸両用作戦能力を有することにな
る。団結して困難に立ち向かうことを期待する」と訓示を寄せた。

 3月27日に新設された水陸機動団は2100人態勢で、2個の機動連
隊、戦闘上陸大隊、後方支援大隊などで構成している。将来的には3千人
規模に拡充し、1個連隊を沖縄に配備する構想もある。

 水陸機動団が守る南西諸島は広大で、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の
与那国島まで。全長約1200キロで日本の本州と同じ程度とされる。し
かし、自衛隊は主要戦力を南西諸島に配備しておらず「防衛の空白地帯」
とされてきた。その間隙(かんげき)を突くように中国は南西諸島周辺の
海空域で活動を活発化させている。

 水陸機動団は島嶼(とうしょ)侵攻を許した場合、奪還作戦の先陣を切
る役割を担うが、解決すべき課題も横たわる。

 陸自は水陸機動団を運ぶ主要輸送機としてオスプレイ17機を米国から
購入し、佐賀空港(佐賀市)への配備計画を進めている。佐賀空港と相浦
駐屯地は60キロと近距離で、迅速な有事対応が可能だからだ。だが、今
年2月に陸自ヘリが佐賀県内の民家に墜落し、計画は暗礁に乗り上げている。

 このため、防衛省は今秋に納入される最初の5機を、米軍のオスプレイ
整備拠点がある木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向だ。
ただ、木更津と相浦駐屯地は約1千キロも離れている。佐賀に比べて少な
くとも2時間以上のロスが生じ、部隊展開への影響は避けられない。

 米海兵隊は上陸作戦の際、水陸両用車や装甲車を強襲揚陸艦で海上輸送
するが、自衛隊には一隻もない。代わりに、海自の「おおすみ」型輸送艦
3隻を改修して対応するが、輸送力不足は否定できない。

 AAV7も水陸機動団の発足時に36両を配備する予定だったが、米国
の生産体制の都合で12両にとどまった。そもそもAAV7は米軍が
1970年代に配備した“年代物”で、水上速度が時速13キロと遅い。陸
自内では「敵から狙い撃ちにされる」との批判が根強く、防衛省は国産化
を視野に入れた水陸両用車の技術研究を進めている。

 ソフト面の課題も残る。護衛艦からの艦砲射撃や戦闘機による航空攻撃
といった援護が島嶼奪還には欠かせない。陸海空3自衛隊の高度な連携を
必要とするが、互いの“アレルギー”を完全に克服するには時間もかかる。
水陸機動団長の青木伸一陸将補も「まだ能力は完全なものではない」と課
題を認める。

 日本では攻撃的要素を含む海兵隊機能の保有について「平和憲法の枠を
超える」とタブー視されてきた。ただ、現実的な脅威を前に防衛政策を停
滞させる余裕はない。水陸機動団の誕生は、日本の領土を守り抜くという
強い意志の表れでもある。(石鍋圭)

【写真】
・ 陸自の南西諸島配備計画
・ 離島奪還のイメージ
・ 離島奪還を想定した訓練を行う陸上自衛隊の「水陸機動団」。後方は水
陸両用車「AAV7」=7日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地(ロイター)
https://www.sankei.com/politics/photos/180408/plt1804080003-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.8 06:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕


2018年04月07日

◆「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第15章

“シーチン”修一 2.0


【措置入院」精神病棟の日々(106)】3/22は雪、その後に雨が止んだの
で彼岸の墓参り。2週間ほど前に、新住職Nさんからわが街のことを教えて
欲しいと頼まれていたので、医学博士で郷土史家の沼尻幸吉先生の著作
「わが町周辺の伝説と史話を尋ねて」を貸しておいたのだが、Nさんから
とても喜ばれ、奥様も紹介してくれた。

Nさんは40歳前後、前住職と同様に企業勤めの経験があるのだろう、頭の
回転が速く言語障害の小生の話をすぐに理解してくれるので助かった。
ツーと言えばカーと返ってくるのでストレスにならないから大いに快適だ。

参拝の帰りにスーパーと銀行へも寄った。キャッシュで何億円もあったと
ころで物欲が無いから、明美ちゃん基金とか日本財団あたりへ寄付するの
が妥当だろう。相続で子孫がもめるのは嫌なものである。

そういう人に私はなりたい・・・なーんて思うようになったらいいなと思
うが、なまじ資産があるとずいぶんと悩ましいのではないか。街の金持ち
連中(年間の慶弔費500万円以上だと一人前なのだとか)を見ていると、
人が寄って来たら「金をせびられるのではないか」と不信感いっぱいで、
人間不信とか、その反作用として傲慢、尊大、横柄とかになりやすく、い
い人は余りいない感じがする。

これは、小生のただのヤッカミなのかどうか・・・小生はただの奇天烈
で、治療費はタダ同然の寄生虫、その上に精神科(印籠だね、これが見え
ぬか!)に通院(多分「自閉スペクトラム症」)しているから、罪を犯し
ても「心神耗弱/喪失で罪一等を減ずる」、さらに天国のような医療刑務
所行きだろうから、これは一種の特権階級だ。

(フランスで人肉を食べちゃった佐川君は無罪放免、座間の9人解体事件
も食べていれば死刑はまず免れるだろう。悪事にやさしいニッポン、チャ
チャチャ、アホ丸出しやで)

「罪一等を減ずる」、恥知らずでもさすがにこれは後ろめたい気分ではあ
る。だからいつも家族や国のために役立ちたいなあとは思っているが、も
う時間がないし・・・戒名は「只野吉甲斐」あたりか。

万年塀修理で36キロの板を持ち上げたら椎間板をかなり痛めたようで、大
人しく養生していればいいものを、多分「残り時間は少ないから、やり残
さんようにさっさと終活せいよ」という思い込みとか、あるいは電波が走
るのか、いささか狂気のごとく、多動児のごとく、片っ端から作業を進め
ていくようになってしまった。

まずは冬中、室内に取り込んだ50ほどの鉢植えを屋上に出して、素晴らし
い庭にした。鉢植え置き場は5メートル四方だから、大きな箱庭みたいな
感じ。室内にあるのは強い日射しを嫌う観葉植物だけで、部屋も模様替え
してすっかり、すっきり綺麗になった。

そうこうしているうちに桜が満開となり、子・孫と一緒に県立「東高根森
林公園」へ。家から徒歩で20分ほどなのだが、急勾配の坂があるので車で
連れて行ってもらった。10年ぶりかも知れず、よく手入れされており、以
前は鬱蒼とし、いささかジメジメしていた谷地は、まるで絵のような美し
さだった。

20〜30メートルのナラ、ケヤキ、クヌギ、ハンノキ、コブシ、ミズキ、サ
クラなどなど、新緑や花が陽光の中で春の訪れを喜んでいるようだった。

頂上の広くて平らな古代広場は弥生〜古墳時代にかけての竪穴住居跡で、
孫たちは子犬のようにはしゃぎ回り、♪「この木なんの木」のモンキー
ポッド(通称レインツリー。ワイキキのクイーンカピオラニ公園にもあ
る)のような、樹齢150〜200年の巨大なシラカシの木登りも楽しんでいた。

さらに歩を進めると市立「緑ヶ丘霊園」で、ここには樹齢100年ほどの桜
が300本ほどもあり、頂上からは横浜市も望める。昔は元旦に日の出をみ
んなで拝んだ場所だ。

森林公園もずーっと行きたいところだったので、娘たちには「もう思い残
すことはない」と言っておいた。4時間ほどの散策だったが、どうにか歩
けたのは良かった。

森林公園でGETした枯れ枝を持ち帰って屋上フェンスに取り付け、そこに
鉢植えを飾ったので、なんとなく英国風ガーデンになってきた感じがする。

屋上展望台の形は、元々が「1964東京五輪」の聖火台をイメージしていた
のだが、新しい材料があったので追加工事をしているうちに、円柱形に
なった。ここにプリズムみたいな分光反射板を取り付けたら「ゲージツ作
品」になり、街の人々が楽しんでくれるのじゃないかと思うのだが・・・

4歳女児の希望で小さな展望台も追加したが、彼女は冒険心が非常に旺盛
で、用水路に置かれた巨大な石をジャンプして渡るという、大人もしない
空恐ろしいことにチャレンジして、とりあえずは1トンの石にしがみつい
ていた。ヒヤヒヤもので、膝を怪我しても泣かなかったのは大したもので
ある。小生の突撃癖を引いているのではないか。将来はスキージャンプ、
スノボの選手にでもなりそうだ。翼をつけて空を滑空するウイングスーツ
に凝るかも知れない。
https://www.youtube.com/watch?v=SxjBTS5bf7Q

あれこれ作業療法に夢中になっていたものだから腰は悪くなる一方で、つ
いにベッドに寝るのも起きるのも激痛で難しくなってきた。腕力でどうに
か起きて床に立つまでに最低5分はかかり、晩年の母が這いつくばってト
イレへ必死で行っていたのもよく理解できた。

尿意から5分も我慢はできやしないから、先日は床にポタポタと粗相をし
てしまった。さすがにこれには「ちとまずいわな」と脳ミソをオンにして
「傾向と対策」を考え、ベッドをリクライニングにしたら、1分で立ち上
がれるようになった。

日々、「なるほど、老化とはこういうものか」と新たな発見があるが、発
見して納得したから、それで何かが前進するかというと、全然何も進まな
い。ただ笑うだけ。「この際は笑うしかねーよなー」てな感じ。「老兵は
死なず、ただ呼吸するだけ」なんて、どうも小生の性には合わんが、の
う、じゃあ、どう老いるのがいいかというと、何だか「それを考え続ける
のがあんたの道とか美学じゃないんかいな」と天の声が聞こえてくる感じ
がする。

さてさて、北朝鮮の金王朝(軍部+神輿の金北豚)は大スポンサーの上海
閥=江沢民派の復活に一縷の望みをかけていたが、「もう上海閥は潰滅
か、待っても期待できそうもない、この際だから習近平の軍門に下るしか
ない」と天の声が聞こえたのだろう、尻尾を巻き始めた。北の核は中共に
とっても邪魔だから、「北の非核化」で欧米、韓国、日本を納得させ、制
裁を緩める、ということになりそうではある。

ただ、非核化が完全に担保されるかどうかは怪しい、というか間違いなく
反故にされるだろう。

そうさせないためには、国連/日米韓豪印による信託統治で、10〜20年か
けて北を「普通の国」、すなわち資本主義市場経済の自由・民主・人権・
法治の国にしなければならない。その見本、(米国を核とする)連合国に
とっての成功例は日本なのだから、北の人民も軍部もエリート層も「Look
East、普通の国にしよう」と納得するのではないか。

北は噛みつき犬から、ミニ日本のような大人しい、軟弱な、新興国になる
かもしれない。

「日本はなくなり、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラル
な、中間色の、裕福な、抜け目のない、或る経済大国が極東の一角に残る
であろう・・・二十世紀は、勇敢な戦士だった日本人が卑屈な商人とな
り、卑屈なユダヤ人が勇敢な戦士になった世紀である」(三島由紀夫の最
後の言葉)

ミニ日本なら中共も西風の防風林として有効だと納得するだろう。韓国も
南北統一によるリスクを避けることができる。どうしても統一したいのな
ら20年後、30年後にすればいい。

日本にとってはまず拉致問題の解決が「北が取るべき始めの一歩」であ
る。前号に続き、ジャーナリスト・加藤昭氏「総連の責任を問う 金正日
の『日本人拉致指令書』全文公開!」から要約する。

<(北は拉致事件は「デッチアゲだ」などと否定してきたが)2002年9月
17日の日朝首脳会談を契機にその態度はガラリと変わる。金正日が初めて
日本人拉致と工作船の存在を認めたからだ。

(拉致は日本語教育とナリスマシのためだと金正日は言うが、金日成親子
は、米国のベトナム戦争敗退、韓国の朴正煕暗殺により)70年代半ばから
80年代前半にかけて「南を赤化統一するチャンス到来」と小躍りして本格
的な日本人拉致工作に着手した。拉致は重大な国家事業であった。元工作
員の証言によると朝鮮総連は相当数の拉致事件に関与した>(以上)

西郷翁曰く「外交に際しては『戦』の一字を忘れるな。この覚悟がなけれ
ば外交はただの商法会議所になってしまう」。毛沢東は「外交は血を流さ
ない戦争、戦争は血を流す外交だ」と言っていた。

そういう覚悟のある外交官や政治家は、残念ながら非常に少ない。日本の
外務省官僚は外交とは「高級ワインを飲んで楽しくおしゃべりするのがマ
ナー、国益なんて野暮なことは言いっこなし、対立とか戦争なんてとんで
もない」というのが戦後の伝統的な初期設定になっている。

小生は、それはわが国特有のものかと思っていたら、米国でも「国防総省
から見ると、国務省は軟弱なヘタレ」なのだそうだ。軍事部門はリアルを
常に見る、一方で国務省/外務省は相手の善意を見る、寄り添うから、毅
然とした交渉がなかなかできない、多くの先進国では宥和的、いわゆるリ
ベラル≒アカモドキ的である。戦争がなければすべてよし、という感じだ。

夏彦翁は「外交で話がつかなければ、昔は戦争で解決した。今は戦争がな
いから対立が長引く」と嘆息していた。

マキャベリは鴎外の紹介で日本でも名前は知られていたが、その内容とか
思想は「謀略的で珍奇、一種の奇妙奇天烈な奇書、悪書、まともなインテ
リが読むべき本ではない」と忌避されていたのだろう、一般的に普及し始
めたのは、クラウゼビッツの「戦争論」とか、地政学と同様にここ20、30
年ほど前からのような気がする。

マキャベリは14世紀に彼が身をもって知った政治、軍事の「リアル」を研
究し、君主=リーダーはいかにあるべきか、どう国家を動かすかなどにつ
いて、正・悪を越えて論じている。そのリアリズムは徹底しており、「兵
士の楽しみ、褒美として掠奪もさせていい」とか「時に悪事をせざるを得
なくなったときは電撃的にやるべきだ。あまりにも速いと人々の理解は追
いつかないで、成功を称賛する声に雷同するようになる」「評判の良い君
主より悪い君主の方が大事をなすことが多い」などなど。

リベラル≒アカモドキのようなインテリからすれば、直視できないような
生々しいリアルが書かれており、インテリからすれば自分自身が「脳内お
花畑のバカ」と存在、思想、価値観を全面否定されているようなものだか
ら、マキャベリを徹底的に無視するしかなかったのだろう。

北による拉致を多くの学者、政治家、マスコミは無視した。そこには共産
主義への親和性と、反日思想、国交正常化を優先すべきだという被害者へ
の冷淡=ご都合主義というリベラルの腐った悪習がうかがわれる。

小生はキチ〇イではあるけれど腐臭はしていないと自負している。発狂亭
“アイアンクロースープレックスホールド”雀庵の病棟日記から。

【2016/12/19】月曜、快晴。*(承前)自信喪失のリベラル≒アカモドキ
の逃避先は「自己批判=自虐=マゾ」なのだろう。「悪いのは日本だ、そ
れを正せない自分たち日本人は原罪を負っている、百万遍謝罪してもしき
れないほどの悪事をなしたのだから、血は血で償われるべきだ、もっと
もっと打って、殴って、蹴ってください」とばかりに地にひれ伏すのだ。

周囲の民族でタチが悪いのは半島人と支那人で、ほとんどがゴロツキ的な
サド。「よっしゃー! 恨み晴らさでおくものか」とマゾを叩きまくって
日々のうっぷん晴らし、ここに自虐妄想マゾと被害妄想サドの醜いコラボ
が成立し、束の間の心の安定を得るのだろう。いずれもリベラル発狂派、
病膏肓、「アンタがすっきりするんなら、うちは耐えて見せますぅ」。キ
モい、キモすぎるで。

しかし「バックミラーを見てばかりのながら運転」ではポケGOあるいはス
マホのように必ず事故る。彼らは邪教信者で、目が青く澄んじゃってい
る、信心に濁りはまったくない。関わるとろくなことにならないから、
A2/Ad(接近阻止/領域拒否)で対応するのが最善策だ。(つづく)2018/4/4


2018年03月31日

◆9条の2加憲条文の熟議を

宝珠山  昇


3月25日、自民党の「自衛隊を明記する自民党案:改正案の軸となる執行
部案(以下「執行部案」という。)(注)が報道された。

この執行部案は、九条の規定と現実態の矛盾を解消し、自衛隊を正当に位
置づけるものとは評価し難いものである。

安倍総裁が期待した、国会の発議の可能性が見込めるたたき台とはなり難
いものであろう。むしろ、自衛隊加憲反対勢力の、疑心暗鬼を煽り、歩み
寄りを困難にし、反対勢力に塩を送るに等しいものとさえ思われるもので
ある。

(注)9条の2(新設):前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国
及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、その
ための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣
総理大臣を最高の指揮監督権とする自衛隊を保持する。 (2項 引用を
省略)

24 日の読売新聞の社説は「自民9条改憲案・明快な条文へ熟議が必要だ」
として、次の趣旨の懸念等を述べている。いずれも至当なものである。

△党内の一任を取り付けた細田博之本部長が、他党との協議で示すという
憲法改正推進本部執行部案は、次のような難題を孕んでいる。

(1) 戦力の不保持などを定める2項を残せば、自衛隊が「戦力」に当
たるのか、という長年の不毛な議論に終止符は打てないことが懸念される。

(2) 執行部案にある「自衛の措置」は、集団的自衛権の全面的な行使
を意味するのかどうか、今後、議論が続くだろう。

(3) 2項を削除し、「陸海空自衛隊」を保持するとの案は、「軍隊」
であるとの位置付けを明確にし、「戦力」との整合性は問われず、あいま
いさがない。一方、現行解釈の撤廃であり、防衛政策の全面的な転換と受
け取られかねない。国民の理解を得るのは容易ではないだろう。

このような意図や効果の異なる複数の9条改正案を、自民党が示せば、混
乱を招き、合意形成の妨げになりかねない。自民党案の一本化は欠かせな
い。自民党は分かりやすい条文案を早期にまとめ、国民の理解を得る努力
を尽くすべきだ。

各党は、(森友学園に関する決裁文書の書き換え問題等とは切り離し
て)9条に関する見解をまとめ、衆参両院の憲法審査会で、建設的な議論
を深めるべきだ。

執行部案が、自衛隊を「戦力」と認めないものであれば、「自衛隊を正当
に位置づける」ことにはなるまい。自衛隊は、戦力であってこそ「自衛の
措置をとるための実力組織」である。実態も、世界有数の通常兵器による
武力・実力組織、戦力として内外で認知されている。戦力として公認すべ
きである。

補足説明:言うまでもないことであるが、占領下の、昭和21年(1946
年)11月3日公布の憲法9条は、「国権の発動たる戦争と、武力による威
嚇又は武力の行使ができる陸海空軍その他の戦力の保持」と「交戦権」を
否認している。

しかし、これは、昭和27年(1952年)4月28日の対日講和・日米安保条約
の発効、極東委員会・対日理事会・GHQ廃止、即ち、占領状態が終わ
り、わが国が独立・主権を回復したことに伴い、憲法改正の手続きをとる
暇などがないまま、国権の最高機関の議決により実質的に改正されている。

現在の自衛隊は、国際法的には、憲法98条2項により「誠実に遵守するこ
とを必要とする」日米安全保障条約第3条の規定に従って「締約国は、個
別的に及び相互に協力して、継続的かつ効果的な自助及び相互援助によ
り、武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を、憲法上の規定に従うことを条
件として、維持し発展させ」てきたものである。

国内法的には、昭和29年(1954年)6月9日公布の防衛庁設置法及び自衛隊
法により、「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため直接侵略及
び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、
公共の秩序の維持に当たるもの」として、国力国情に応じ漸進的に、公然
に整備されてきたものである。

これらの歴史的事実は、自衛隊が、自衛権の武力による行使手段、戦力、
軍隊、交戦権を持つ主体として、内外において、六十余年にわたり認めら
れ続けている、合憲の実力組織、国際法上の軍隊であることを証明している。

安倍総裁が提案した「自衛隊加憲」の条文案は、これらの歴史的事実を、
これまでの憲法九条に関連する政府統一見解などを踏まえて、追認する、
素直に憲法の条文に移せば、前述の読売新聞社説が提示している懸念等は
解消ないし軽減できるはずである。

例えば、(執行部案の注釈的表現は避けて)、「9条の2 前条に規定す
る正義と秩序を基調とする国際平和が実現するまでは、前条の規定にかか
わらず、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つため必要最
小限の実力組織として、法律の定めるところにより(以下執行部案と同
じ)」などとすればよいはずである。

執行部案は、「必要最小限の実力組織」の表現は「理解しにくい」などと
し「自衛の措置をとる実力組織」の表現を選択しているという。しかし、
この方が、必要最小限よりはるかに質・量、行動ともに広い印象を持たれ
るもので、無用の誤解を招き、国民の合意を得られ難くするものと思われる。

防衛省(庁)・自衛隊は、「必要最小限」の用語の下で、六十余年にわた
り、安全保障環境の変転に対応しつつ、整備、充実されてきている。例え
ば、要撃戦闘機の「空中給油装置」を、戦闘行動範囲が必要最小限度を超
える恐れがあるなどとして一時期は撤去され、その後防衛環境の激化が進
むと、必要最小限の範囲内のものとして再装備されるなどして来ている。

必要最小限の用語は、関連する政府統一見解などの各所で使用され、定着
しているものであり、自衛隊の質、量、行動などを縛りすぎるもの等の懸
念は誤解に発するものである。

自衛権の行使は、国民の意思、保有する自衛力の質・量及び生存環境に
よって限界づけられるものである。国際社会もこれを必要最小限度に抑制
することを要請している。

国は、自衛権行使の必要最小限度を、常々論じて準備して行かなければな
らない。その判断を誤れば国を滅亡に導きかねない。

「自衛隊は憲法9条2項の戦力ではないのか」とか、「集団的自衛権の行
使は憲法違反ではないか」などと言った、憲法を守って国が亡びることも
厭わないに等しい、本末転倒した、国益・国防を軽視した、不毛・非生産
的な論議はやめるべきである。日本国民とその代表の良識は、自衛権の過
剰行使、乱用などを許容することはないと信じている。

時々の安全保障環境、国益等を踏まえ、「それは、自衛のための必要最小
限度のものであるか」を中心に、普通の国の防衛・安全保障論議ができる
環境を整えられる自衛隊加憲案が、提示され、速やかに実現することを希
求する。  (2018年3月28日 記)

〇以上の老生の呟きについてご興味をお持ちいただける方は、2017年6月
19日以降の「頂門の一針」、「国際平和戦略研究所」(CISS)のHP
の「提言」欄や、老生のHP[ 
http://natdef.exblog.jp ]の憲法改正の項などを参照いただければ幸い
です。また、これらは、これまでに掲載されたものと重複があることをお
許し願います。