2017年06月29日

◆「措置入院」精神病棟の日々(52)

“シーチン”修一 2.0



6/28も慌ただしく過ぎた。アクリルの透明波板による笠木の補強は23日に
続いて25日に長男坊がやってくれたが、小生の工作は「家にある物を再利
用して用が足りればOK」であり、見栄えは二の次だ。ところが長男坊は
「用が足り、なおかつ美しく」と二兎を追う。パーツがなければ買いに行
く。納得したいのだ。

補強というより「作品」を創っている感じで、「手伝おうか?」と声をか
けると「要らない」。邪魔をしないでくれと言わんばかりだ。

“春琴”は「アンタとそっくり」と笑うが、どうやら父系のご先祖様からの
モノヅクリの血、職人の血が引き継がれているようである(曽祖父は。手
抜きは恥、納得できる、誇れる仕事をしたいという職人魂は男にしかな
い、多分。女の場合は趣味以上にはなかなかならないのではないか。

幕末の日本と清朝末期の支那を訪れたハインリッヒ・シュリーマンが面白
いことを書いていた。

<1860年、清国と英仏間に締結された条約の結果、賠償金を支払い終える
まで、清国政府は自国の税務業務に外国人官吏を登用せざるを得なくなっ
たが、そうするとほどなく税収が大幅に増え、それまでの自国役人の腐敗
堕落が明らかになった。それで清国政府は彼らを罷免し、代わりに支那語
を話せる外国人を雇うようになったのである。

イギリス人レイ氏は1861年に年俸50万フランで税関の長官に任命された。
レイ氏の後任に、昨秋、25歳になるかならずの元イギリス領事ハート氏が
据えられた。その若さにもかかわらず、ハート氏は行政の天才で、彼の
とった施策のおかげで、税関の所得は、外国人官吏を雇う前の4倍に跳ね
上がった>(「シュリーマン旅行記 清国・日本」1865年)

当時の1フランは今の1000円ほどか。年俸50万フランなら5億円だ。日本の
税収は60兆円だが、支那の場合だと、国庫に入るのは1/4の15兆円、3/4の
45兆円は役人のポケットに入っていたわけだ。5億円の投資で45兆円も増
えるのなら安いものだ。

高給に魅かれたこともあって日本でも「お雇い外国人」は幕末から増えて
いったが、シュリーマンによると口さがない欧米人は「日本は欧米の掃き
だめ」と言っていたそうだ。本国では門閥や身分制などもあって、能力は
あっても就職できない、出世できない、十分な俸給を得られない、と鬱屈
していた人々がすこぶる評判の良かった日本(今で言うクールジャパン)
を目指したのだ。

福翁が幕藩封建体制=身分制を嫌った(ほとんど憎悪していた)のは、才
能ある父親が下級官吏に甘んじるしかなかった、その口惜しさ、諦観を見
ていたからだ。勉強しろ、才覚さえあれば庶民も立派な仕事に就ける、こ
れが自由主義、民主主義だ、と叫び続けたのはご先祖様からの後押しが
あったからだ、「恨み晴らさでおくものか!」と。

「江戸・幕末滞在記 若き海軍士官の見た日本」の著者エドゥアルド・ス
エンソン(仏)は横須賀海軍造船所を訪ねて、日本人の職工に感動している。

<(お雇い外国人のフランス人>技師が指令を(幕府の)役人に与え、そ
れが日本人に伝えられる・・・ひょっとすると日本人の職人の方が西欧人
より優秀かも知れなかった。日本のものよりはるかに優れている西欧の道
具の使い方をすぐに覚え、機械類に関する知識も簡単に手に入れて、手順
を教えてもその単なる真似事で満足せず、自力でどんどんその先の仕事を
やってのける。

日本人の職人がすでに何人も機械工場で立派な仕事をしていた>

支那人は儲からなければ一所懸命にはやらない。カネ、カネ、カネの世
界。日本人は「とにかくいい仕事をしたい、カネは暮らしに困らない程度
でも構わない」。支那人は今頃になって「日本の職人に学べ、匠を目指
せ」と言っているが、彼らの生活空間は昔から「臭い、汚い、カネとコ
ネ」の4Kで、「汚物、汚染、汚辱、汚職」の4O(4オー)付き、恐ろしく
「清潔、正確、質素、清貧、正直、正道、精勤」の7Sに欠ける。

そういう職場で「いい仕事」ができるはずも「いい職人」が育つはずもな
い。中韓北露・・・われわれは厄介な隣人に悩まされている。厄介者とし
て3Fに隔離され、餌場の今では10羽以上に増えた雀を相手に晩年を送る発
狂老人の病棟日記から。

【2016/12/9】承前。*「古い友人が丹東(中国遼寧省)で日帰り北朝鮮
ツアーを催行している。一緒に行かないか」と(中国通の)Nさんに誘わ
れ、北京経由で無事に丹東着。中朝友誼橋(鴨緑江大橋)を渡ってバスを
降りたとたん、「救援金」と書かれた袋を持った人々の群に囲まれ、彼ら
は口々にこう叫んでいる。

「ドル、ユーロ、人民元、円、ポンド・・・わが国の朝鮮ウォン以外なら
OKです。住民は皆困窮しています、助けてください!」

はなっから観光どころではない。観光地、土産屋、レストラン・・・バス
が停まれば人、人、人の渦で、歩くこともままならない。「どうなってい
るんだ、これじゃあまるでボッタクリツアーだ!」とガイドに苦情を言う
と、Nさんが「修一さん、これが北の現実なんです。中国から毎日大量の
物資が入ってくる丹東対岸の街でさえこの有様です。奥地では飢餓線上の
人々があふれているでしょう」・・・

ここで目が覚めた。夢だったが、幽体離脱で空から眺めたようなリアリ
ティがあった。北の自然発生的“草の根資本主義≒改革開放”が進めばいい
が、上からそれを押さえつけられたら北は破綻するしかない。

〔今朝の産経から〕*措置入院解除後のフォロー体制を整備するという。
医療刑務所、予防拘禁、保護観察などが必要ではないか。

*あしながおじさん運動はいいことだが、「一口○○円」という寄付の“足
切り”は再考した方がいい。低額でも高額でも、その人なりの精いっぱい
の浄財ではないのか。

*正論/榊原英資「統合危うくするEUの歯車」。

<戦後、統合と経済の自由化が進んできたが、再び主権国家への回帰、保
護主義化が進んできている。リベラリズムや寛容な態度でまとめて、一つ
のヨーロッパをつくりあげたのがEUである。確かに難民などの問題を生ん
でしまったのだが、その理念に立ち返るときなのではないか。

日本は自由化の流れを止めない、保護主義を食い止める(というグローバ
リゼーション/GLBの)リーダーシップを取るべきだ、云々>

GLBとは、国境をなくす or フェンスを低くし、ヒト、モノ、カネができ
るだけ自由に動けるようにすることで、それによって経済は活性化すると
言われ、希望に輝いていた。自由化=○、保護主義=×だった。

日本で派遣労働が認められたころ、識者は「年功序列、終身雇用という労
働市場の固定化は不合理だ。企業は必要な時に、必要な労働力を求めてお
り、労働市場の流動化は進めるべきで、生産性向上につながる」と言って
いた。で、どうなったか。非正規雇用が急増し、多くの労働者の収入は
減った。

モノとカネの流動化は、賃金の安い後進国、中国など新興国への工場移転
を促し、日本では国内製造業の衰退、産業空洞化、失業率の上昇、景気悪
化を招き、「就職氷河期」などと言われたものである。

米国ではGBLにより「儲かればよし」とする風潮に一層拍車がかかり、自
動車の街デトロイトをはじめ中部の製造業都市は軒並み産業空洞化により
壊滅的打撃を受け、今やラストベルト(鉄さび地帯)と呼ばれるように
なった。

EUでは移民、難民モドキが押し寄せ、低賃金化、既存労働者の解雇が進ん
だ。英国のEU離脱、欧州全体での“極右”の台頭、米国のトランプ勝利は、
明らかにGLBの大失敗を示しているのではないか。

GLBは孤立主義の対語で、「世界的連携拡大・相互干渉主義」の意味だろ
う。国家、国民、民族、人種にはそれぞれの歴史、伝統、文化、成り立
ち、価値観がある。国家主権とは「アナタはアナタの、ワタシはワタシの
道を行く」ということで、せいぜい国連やWTO(世界貿易機関)のタガで
いいものを、EUは「言うことを聞かなければ村八分にするぞ」と干渉しま
くり、脅かし続けた。アカモドキのEU真理教から皆が目覚め始めたのだ。

榊原などリベラル≒アカモドキは、どうせ東大を出て大蔵省か外務省など
の官僚を勤めたアホだろう。お花畑の邪論、愚論、暴論、詐論、偽論のど
こが「正論」なのか。読者はこの手の妄言を読むためにカネを払っている
のではない。編集者はよくよく反省すべし。(つづく)2017/6/28






2017年06月27日

◆現状維持は「阿Q政策」

Andy Chang



パナマが中国と国交樹立を発表して台湾と断交したため台湾はショックを
受けた。民進黨、蔡英文に対する批判が相次ぎ、蔡英文の支持率は21%
まで下落した。やがて台湾と国交のある国はゼロとなり台湾は世界の孤児
となると言う論もあるが、国交を断たれたのは中華民国で台湾ではない、
今こそ中華民国を捨てて台湾国を名乗るべきだと言う人も居る。

中国は台湾に対し敵意を露わにしている。それなのに蔡英文は現状維
持とか善意と言う叩頭外交を続ける。メディアは親中派の宣伝ばかり、
商売人は中国投資を続ける。人口の85%が台湾人と言うのに蔡政権は中
華民国の名義を捨てず統一派の主張を抑えることをしない。

6月14日のワシントンの新聞によると、ティラーソン国務大臣は国会に赴
い「長期中国政策」について説明を行い、アメリカは将来50年の中国政
策において「従来のチャイナポリシー」を維持するのは当然だが、米国の
台湾に対する約束を固守することにも変わりはないと述べた。つまり米国
50年の長期政策とは、中国と戦争はしたくないが台湾の安全は守るという
ことだ。

これに対し中国は台湾は中国の領土で、台湾が独立すれば武力で併呑
すると言う。片方が台湾併呑の野心を隠さず恫喝し、片方は武力で台湾
を防衛すると言う。両方が頭越しに「政策」を掲げているのに対し、台湾
は「中国の領土か、台湾人の領土か」を明確にしない。台湾は台湾人の国
だと言うべきだが言わずに現状維持と言う「阿Q政策」を続けている。

●台湾の七不思議

台湾問題の七不思議とは以下の通りである。

1.台湾は西太平洋の第一列島線の中央にあり、中国が併呑すればハワ
イ、米国西海岸は中国の脅威を受ける。米国は台湾を放棄しない。

2.台湾が中国に併呑されたら日本、フィリッピン、インドネシアなど東南ア
ジアの多くの国が中国の脅威に晒される。

3.台湾では在台中国人の圧力で「親中」、「反中」、「和中」といった意見
を流している。

4.台湾人は中国の恫喝を怖れて独立宣言をしない。

5.アメリカも曖昧政策を維持して台湾独立阻止している。

6.中国は台湾人の投資を歓迎し、同時に台湾に経済進出する。

7.台湾は中国の脅威に晒されても南進政策がなかなか進展しない。

●蔡英文の支持率低下

パナマ外交が失敗して蔡英文の支持率は大幅に下がった。台湾の人口
比は85%が台湾人で15%が中国人だが、政治力では独立と統一が半半で
ある。蔡英文が総統になり、民進黨が国会で大多数となって完全執政と
言われる台湾で蔡英文の支持率が21%となったのは台湾人が蔡英文・民
進黨に失望したからである。しかし蔡英文を支持しないけれども絶対に国
民党を支持しない。つまり人民の独立願望が強くなったのだ。

選挙で国民党に勝ったとは言え、蔡英文は国民党や親民党の政治人物
を閣僚に任命し、国名を中華民国とし、民進黨と國民黨の二大政党政治
を進めている。これほど愚劣な政策はない。国民党を潰せば台湾の政治
は一枚岩となるではないか。

中国の台湾併呑は台湾が中華民国の名義を保持するから有効であり、
諸国がどんどん中華民国と断交すれば自然と中華民国は滅亡する。そう
なったら台湾は自然と台湾国となる。国名を変更しないから蔡英文の人
気が落ちるのである。

蔡英文が中華民国の名義を放棄しないのは「現状維持と言う阿Q政策」
を取るからである。阿Qは何もしないから中国は恫喝だけで武力行使を
せず、アメリカは戦力で台湾を保護する必要がない。蔡英文が何もしない
から台湾は独立できない、だから蔡英文の支持率が落ちるのだ。

●外交よりも内政を優先せよ

パナマが一方的に断交しても蔡英文は何もせず口先だけ強がりを言う。
蔡英文が強い政治を行えないのは外省人が干渉するからである。「阿Q
政策」を放棄するなら外交より内政を優先すべきである。

台湾は中国の領
土ではない。台湾人は中国人ではない。台湾は中国の併呑を拒否し、台
湾国を作る。独立を宣言し国内に蔓延る統一派を一掃すれば政治は安定
し、台湾は国際的に尊重され、台湾と国交を始める国が増加する。

独立を宣言すれば中国はミサイルを撃ってくるだろうか。アメリカは台湾
防衛を放棄するだろうか。そんなことはない。本当にそうなったらアジア
全体が戦乱となり、アメリカの中国政策は根本的に失敗となる。

台湾が何もしないのは蔡英文が「善意と自称する叩頭外交」を行い、中華
民国の名称を放棄しないからである。

蔡英文が中華民国を固執するのは国民党・外省人の勢力が強いから、蔡英
文の国民党と親民党の外省人を起用しているからである。内閣も軍隊も外
省人に占められているのに民進黨の完全政治と言えるはずがない。

しかも民進黨が独立を放棄したから台湾が中華民国の首枷を嵌められたの
である。蔡英文は早急に内閣改造を行って外省人政治家を排除すべきである。

国民党を潰せば台湾は良くなる。国民党を潰すのは簡単である。第一に
国民党が違法取得した日本の資産を清算して没収、賠償、処罰を明確

にする。第二に司法正義を実行して国民党の過去の数々の違法を清算
する。この二つを実行すれば国民党は破産し外省人勢力を一掃できる。
民進黨がこの二つを実行しなければ台湾人は民進黨を捨てて独立を主
張するはずだ。

パナマとの断交が起きたあと、蔡英文が阿Q政策を捨てて独立路線を取
るか、或いは台湾人が蔡英文を見限って自立路線を選ぶか、これが台湾
人の二者択一となるだろう。


2017年06月26日

◆「措置入院」精神病棟の日々(51)

“シーチン”修一 2.0



大相撲本場所は15日間だから、前回「今は終盤戦で崩れて5連敗。結局6勝
14敗」と書いたのは「10勝5敗」の間違いだった。こうして徐々に呆けて
いく。「老人呆けやすくポックリ成り難し」だな。

平幕で連勝していた人が書いていたが、「もしかしたら優勝できるかもし
れない」と思い始めたら「もう敗けられない」となり、連敗したという。
平幕だと場所の始めから上位と戦うから「敗けて当たり前、ここは思い
切っていこう」と踏み込みもいい。が、横綱、三役に勝って11連勝、優勝
を意識し始めて「もう敗けられない」となったら、思い切ってぶつかって
いけなくなり、連敗したそうだ。

守りに入ってしまうとか、衝突を避けたい、勝てなくても負けたくはな
い、落としどころを探る、情勢の変化を待つ・・・といった消極姿勢にな
りがちで、もうこれでは「築城8年、落城3日」にまずなってしまうだろう。

仕事もそういうことで、常にチャレンジする。「生き残りたければ自分を
変えろ」、つまり「今現在に安住していたら置いてけ堀になる、飽きられ
る、見向きもされなくなるぞ」という警句がある。

一流の人ほど、たとえば一流の経営者、管理職、エンジニア、研究者、芸
人、職人、芸術家などなど、それぞれの世界で「名人」「やり手」「カリ
スマ」「パイオニア」「指導者」と言われる人々ほど日々チャレンジして
いるだろう。

無形文化財として叙勲された方が「自分で心から納得できた作品はたった
一つです、毎日が勉強です」と言っていた言葉が思い出される。

古人曰く「日暮(く)れてなお道遠し」、スラムダンクの安西先生曰く
「諦めたらそこで終わり」、武田鉄矢のおふくろさん曰く、

「いうとくがなあ、なまじ腰ば降ろして休もうなんて絶対思うたらつまら
んど。死ぬ気で働いてみろ、テツヤ。人間働いて、働いて、働き抜いて、
もう遊びたいとか、休みたいとか思うたら、一度でも思うたら、はよ死
ね。それが人間ぞ。それが男ぞ」

岡本太郎は「芸術はバクハツだ!」と叫び、既成の芸術秩序を彼らしく革
新した。奇想天外、媚びることなく、真似ることなく、太郎にしかできな
い表現をした。ゴッホもそうだった。

チャレンジし続ける、常に限界へ挑む。それは失敗の連続かもしれない
が、1%あるいは0.1、0.01%未満の成功率でも「いつか青空」と信じて
チャレンジし続ける、「後に続く者ある」を信じて・・・

梶山季之曰く「裸にて生まれて来たに何不足」。老人となり、気力、体力
はどんどん衰えていくが、這ってでもチャレンジ、前進、攻撃を続け、
“戦死”したいものである。ま、これは理想であり、小生の現実は「人生は
ボウハツだ!」の連続だったが・・・

6/20は4週ごとの精神病院外来へ。カウンセラー“ピーコック”の名前は
ヨーコだったが、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を真似れば「お山
のヨーコ・丹沢・秦野」か。

♪心理学好きだっていってたけど キチ○イ相手じゃカワイソーだったね
エー あんまり何にも云わない娘だったけど ヂヂイ連中とよく話してい
たっけ 患者を残したまんま 三年たったら おサラバさ! アンタ あ
の娘の何なのさ!・・・

小生はヨーコ・ファン患者の一人に過ぎないのだが、入院以来の8か月で
一番話をしたのがヨーコで、お互いにすっかり馴染んでいるから、今さら
病院を変われない。患者のなかにはお気に入りのDr.が他の病院へ移ると
それを“追っかけ”る人もおり、そうなるとカウンセラーも変わってしま
う。小生もDr.の“イチロー”を信頼していたが、彼はフェミニストっぽく
て女性観が小生とはかなり違っていた。

しかしヨーコは「女はそういうものなのよ、だからこうしなさい」という
知恵を授けてくれる。今日のヨーコは「奥様に“こうした方がいい”とかの
アドバイスを修一さんがしてはいけません、優しい言葉をかけるだけにな
さい」だった。

“春琴”は術後で機嫌は最悪だ。「具合はどう、大丈夫?」なんて声をかけ
れば、「いいわけないじゃないの、ほっといてよ!」と怒られそうで、ど
んな優しい言葉をかけたらいいのか困惑している。佐吉の悩みは深い。

6/21、午前からすごい風雨。室内で機嫌よく趣味の世界に没頭を楽してい
たら1Fテナントから「雨漏りがしている」と通報。雨合羽を着て屋上へ行
くと、天地左右からの強風(多分ビル風)と豪雨で、笠木(かさぎ)の下
部から雨が侵入したのだ。

<笠木はビルの屋上などの陸屋根の周囲に防水のために立ち上がる低い壁
や外壁上部の断面などの水平になった部分など様々なところに取り付けら
れており、防水の役割を担っています。普段、雨水の漏水を防いでいます
が、年数が経過すると傷む確率も高く、劣化が進むと防水効果が薄れマン
ションの早期老朽化に繋がってしまいます>(ジェイ・プルーフ)

風で飛ばされそうだが、「腰が痛い、足がふらつく」なんて言っていられ
ない。とにかく浸水を防がなければならない。ビニールシートは風に飛ば
されるから利用不可で、大きなカーペットで笠木を覆い、飛ばされないよ
うに大急ぎでブロックを積み上げ、それが落ちないようにロープと3枚の
スノコで固定した。

まるで急造のバラック砦のようで、1971/9/16の天浪団結小屋での攻防戦
を思い出した。♪砦の上に我らの世界、築き堅めよ勇ましく ♪立て飢えた
る者よ、今ぞ日は近し・・・いざ闘わん 、いざ、奮い立て、いざ、あぁ
インターナショナル、我等がもの

放水銃の代わりに豪雨だが、スイッチオン、気分は吶喊モード、火事場の
くそ力。♪もうどうにも止まらない

大雨や大雪で老人が屋根から落ちて死傷する意味がよく分かった。危険な
のは分かっちゃいるが、やらざるを得ない場面なのだ。産経によると神奈
川県内では5人の老人が風に煽られて転倒しケガをしたそうな。仕事で死
ねば戦死、本望だぜ、全国30万(1971)の学生同志諸君!

翌22日は砦の安全確保のためにタイヤチェーンと、わが家族がキャンプの
時によく使った車屋根の荷物を固定するゴム製ネットで補強、23日は早朝
に孫のプール遊び用の日除けネットで覆い、目立たないようにし、フェイ
ルセーフでさらに頑丈になった。

10時ごろに援軍の長男が夜勤明けなのに参戦、ホームセンターで波板など
を買い、さっそく修理に入るために長男はわが砦を撤去し始め、小生は片
づけに回ったが、「築城10時間、落城30分」だった。一夜城の役割は終
わったのだ。

この間には宴会を含む家事、脚立を2つ利用して階段と玄関ホールの蛍光
灯交換、3F階段踊り場の観葉植物置き場増設、スズメの餌場作りも。狂
気、侠気、驚起、狂喜、強記&兇器の多動老人の病棟日記から。

【2016/12/9】*鴨緑江、豆満江を北朝鮮との国境とする支那。支那側は
都市、北側はただの林か村落で、経済格差は大きく、川の浅瀬を渡って北
から支那へ密航する人、食糧強盗する兵士などが少なくない。支那も1980
年代までは貧しかった。

大先輩で、その当時は中堅旅行会社社長、その後は投資コンサルタントに
転身したNさんは、中共高級幹部の子息の日本留学を支援し、何人かは自
宅で同居させていたようだ。「修一さん、中国では“古い友人”の人脈で物
事が動きますからねえ」、Nさんはいつもそう言っていた。

1984年に取材で東の上海、杭州をめぐり、空路で西の桂林へ向かうことに
なっていたが、運悪く欠航してしまった。ところが現地の国家旅游局のガ
イドが「大丈夫です、解放軍にお願いしましたから」。

「軍・・・軍用機で行くのか?」と半信半疑だったが、すぐに白い中型旅
客機が飛んできた。なんと軍が財閥となり、傘下に航空会社も持っていた
のだ。「スクランブルだ!」となれば最優先で滑走路を使えるから、速
い、安い、美味いの三拍子。こうした副業で軍人の懐は大いに潤ったので
ある。

軍はまるで総合商社のようになり、トウ小平が「これではあんまりだ」と
思ったのだろう、軍人の給与を上げることで軍の副業を禁じたが、「上に
政策あれば、下に対策あり」の国柄だから、軍の副業(正業が蓄財=私腹
を肥やすことで、国防は副業=バイトかもしれない)は地下に潜っただけ
のようだ。

軍用車両や戦闘機などの兵器をばらして部品として転売する(2007年)、
軍用地を転売する(2012年)、官位を売る(売官)、軍用地を農地として
貸し出す、就職に絡む贈収賄・・・何でもあり。

これは大昔からの伝統で、時の最高権力者、西太后が日清戦争の海軍予算
をチョロマカシて高級別荘「頤和園」を造ったのは有名な話。大砲の弾薬
には火薬の代わりに砂が入っていたという。これでは負けるわな。

中共では為政者は軍律を正せない。習近平を見よ、あちこちの軍を視察
し、「呼べば来る、来れば戦う、戦えば勝つ!」といったイロハのお題目
を飽きもせずに説教し、それを暗記させ、試験に出すだけ。軍事予算は
ちょっと削るだけで、それ以上やれば確実に殺されるから何もできない。

2015/9/3の「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」軍事パレード
で、習近平は実につまらなそうな顔をしていた。まるで俎板の上の鯉、車
上からの閲兵では彼は右手でしっかりバー(手摺)を握っていたのだろ
う、軍から「軍を敵に回して殺されなかった政治家はいませんよ」とでも
脅されていたとしか考えられない。

軍は上海閥が握っており、その長老は江沢民だ。天安門の貴賓席で彼だけ
がはしゃいでいた。(つづく)2017/6/25



      

2017年06月19日

◆安倍総裁提案の改憲に期待

宝珠山  昇



安倍自民党総裁が憲法記念日に表明された憲法改正の論議加速、実行の決
断・提案(注1)は、現在の日本が抱えている安全保障上の最大の課題
(注2)を前進させる安価で効果的な施策であると考える。

また「憲法改正」は、何等の“省益・個益”をもたらさないためか、論議ば
かりで七十年近くも放置されていたものを、合意できるものから実行に移
すべきだとの国家の指導者に相応しい決意表明に敬意を表し、賛同する。

注1:安倍自民党総裁が提案された改憲論議加速実行案の要旨:「自衛隊
が全力で任務を果たす姿に対し国民の信頼は九割を超えている一方、多く
の憲法学者は『違憲』と言っている、--北朝鮮情勢が緊迫し、安全保障環
境が一層厳しくなっている中、『違憲かもしれないが、何かあれば命を
張ってくれ』というのはあまりにも無責任--私の世代は自衛隊を『合憲
化』することが使命」、「憲法9条の第1項、2項をそのまま残し、自衛
隊の存在を記述するということを議論してもらいたい」

注2:現在の日本の安全保障上の最大の課題は、「自国第一主義」等が顕
在化し、先進国の指導力・統合力が低下している国際社会で、(1)国際
法が順守される世界への推進、(2)日米安全保障関係、共同作戦態勢の
充実、(3)対中、南北朝鮮、ロ関係の改善----(北には「核放棄まで圧
力」を継続し、核保有の効果はないことを知らしめること)、(4)対
欧、印、東南アジア等との関係強化、(5)過激派テロ対応態勢の充実、
等するために、(1)ミサイル防衛態勢の充実・強化、(2)民間防衛態
勢の充実・実効化、(3)敵基地攻撃能力の整備、(4)非核三原則の緩
和・見直し、等であると認識している。

なお「テロ準備罪法」は、北朝鮮が、核兵器やミサイル開発等を推進する
とともに、国外の工作員に指令を出すためと見られる“乱数放送”を16年ぶ
りに再開している状況、諸国におけるテロ行動の頻発、等を考えれば、で
きるだけ速やかに施行されるべきものである。これに反対する勢力は、こ
の法律のリスクの側面に目がくらみ、目前に迫っている基本的人権、安全
保障上の脅威に目をつぶり過ぎていると考える。

この安倍総裁の提案に対し“第2項との整合性はどうなるのか。憲法に自
衛隊という言葉はないが、国民に定着している。無理に書く必要はないの
ではないか”、“第3項を加えて自衛隊を書いたとき、『それは軍隊なのか
違うのか』という矛盾が続く”、“自衛隊は第2項の「戦力」には該当しな
いとの趣旨を第3項に盛り込むべきだ”、“第9条はそのまま残す方が、解
釈を変えない趣旨が明快であり、「第9条の2」を新設して書くのが良
い”、”憲法改正はまだ機が熟していない”等の慎重論、条件付き賛成論、
反対論が見られる。

しかし、これらの懸念は、第9条の次に次の趣旨の1条を加えることによ
り、大部分解消するのではないかと考える。

●第9条の2 前条第1項に規定する「正義と秩序を基調とする国際平
和」が実現するまでは、同条第2項の規定にかかわらず、我が国の平和と
独立並びに国及び国民の安全を確保するため自衛軍を保有する。

2 自衛軍は、内閣総理大臣を最高指揮権者とし、次の要件が充足される
場合に国際法規に従い行動する。
 
(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係
にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かさ
れ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険
があること
 
(2)これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当
な手段がないこと
 
(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

3 自衛軍は、前文において希求している「平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、
名誉ある地位を占める」諸活動に国際法規に従い貢献する。

基本的補足説明:戦後の神学的な憲法9条解釈論争の起因は、基本的に次
のようなものであると理解している。

△「自衛隊は違憲」の解釈は、日本国憲法第9条を素直に忠実に日本語に
従って読めば、憲法学者でなくても、中学生でも、導かれるものである。
これを反日、反米活動家などが利用などして、日本の生存環境の変化・激
化を軽視し、改憲の論議に浸り、実行を停滞させた。

△歴代政府は、「国防の基本方針」(昭和32年5月20日・国防会議及び閣議
決定)等に示されているように、第9条を憲法が国家の生存と生存のため
の相応の備えを否認することはあり得ないとの基本点に立って解釈し、国
力の増進、国際情勢・安全保障環境の変化などに対応しつつ、漸進的に自
衛力の整備を進めて来た、せざるを得なかった。

△日本国民は、国力の充実、国際的地位の向上、安全保障環境の変化・激
化、国際平和貢献の重要性などを実感する中で、政府の憲法解釈・運用を
支持する勢力を増加させた。

△この私案は、これらを、日本国憲法前文及び第9条との関連を踏まえつ
つ、追認するものである。

〇9条の2の条項案についての補足説明:

△第1項は、国際情勢は9条第1項が規定している「国際平和」は実現し
ていないとの認識を前提として、それが実現するまでの条件付きで第2項
の施行を停止し、自衛のために必要最小限の戦力・軍隊を保有すること
を、「9条の2」として明記・加えるものである。
△第2項は、自衛軍は「専守防衛」の軍隊であることを、自衛権行使の3
原則をもって、明記するものである。

△第3項は、自衛軍は「国際平和」を実現するための国際社会の諸活動に
貢献することを主任務とすることを明記するものである。

△この私案は、次のような関連するこれまでの「憲法解釈」「政府統一見
解」と齟齬をきたすものではない。

(1)憲法第9条についての見解(主権国家として持つ自衛権)
(2)憲法前文の平和主義についての見解
(3)交戦権の否認と自衛力の行使
(4)戦力と自衛隊  (5)自衛力の限界  (6)自衛隊と軍隊

○なお、現実の北朝鮮の暴挙、朝鮮半島の混迷などとの関連については、
次のような理解の下で効果的な施策の一つであると考えている。

△古来、我が国への災難は、大陸の混乱とのかかわりでもたらされてい
る。一衣帯水の朝鮮半島で戦乱が起これば被害も甚大なものとなる。
△超大国に囲まれていて、非核中級軽武装国家の日本が採りうる政策には
大きな限界がある。

△我が国は、国際社会の経済的・政治的・軍事的圧力・制裁の強化を補強
し得るべく、北朝鮮の軍備増強を恐れなくて良いように、北朝鮮の増強ス
ピードに先行して少なくとも並行して、我が国の防衛態勢を充実・強化
(注2)することが賢明・肝要である。
               〈2017年6月18日記〉


2017年06月18日

◆「措置入院」精神病棟の日々(50)

“シーチン”修一 2.0



PCのバッテリーパックを交換したら処理速度が格段に向上した。視力も衰
えてきたので型式の「S」を「3」と読み間違えたので、最初に届いたもの
は使えない、で、交換したから日にちが経ってしまった。

力仕事をすると回復するまでに2、3日間はかかるようになった。老人用の
交換パックはないものか。産経には「ピンとする!」「スッキリ!」
「ぐっすり!」なんていう老人向けの広告があふれている。

そんな“不老長寿の秘薬”があったら若者のブレーキになるから倫理にもと
るだろう。老人はブログや趣味で余生を楽しんでいる方がいい。後がつか
えているし、労働市場に参入すれば若者の仕事を奪いかねない。子・孫の
支援をしてポックリ逝くのがいい、が、現実はダラダラ逝くのだろう。

市役所から検診の案内が届いたが、医者に行くと病名をつけられるから厭
なものである。キチ○イ、多動児(翁)だけで十分だ。

その多動児は6/13にイタズラ道具の工具とネジなどのパーツ類の整理に着
手した。病院の作業工房には小さいながら旋盤と溶接機械もあってとても
充実していた、戻りたくはないが。

同時期に園芸、造形芸術、裁縫にも大いに目覚めたから忙しい。さらに男
児の6歳誕生パーティなど立て続けでキッチンヂイヂもこなしたから14、
15日は体が動かないし、気力も萎えて、3日分の新聞を読むだけで精一杯
だった。

今朝は心技体がそこそこ良い(と言うか悪くない)ので記事を書く。公休
の“春琴”は友だちとスーパー銭湯へ。結構なことだ。小生は午前中に記事
を仕上げて、午後からは息子の部屋だった8畳間(今はおもちゃ部屋と呼
んでいる)の壁の補修を開始する予定だ。男の子は腹が立つと壁にゲンコ
ツで穴を開ける、そうしないと高ぶる神経を冷やせないのだ。

それにしても4つも穴を開けるのはやり過ぎだが、体育会系なので先輩や
先生、師匠に面と向かって歯向かえないから拳で壁に当たりかかるしかな
いのだろう。小生のように「お縄頂戴」よりはよっぽどマシ、ベターだが。

夕べは数年ぶりに楽しい夢を見た。内容は忘れたが、一時期、枕元にメモ
用紙をおいて夢の内容を夢うつつで書いたことがあったが、読み直すと
まったく面白くもなんともないのですぐにやめた。発狂から6か月で、確
かにオツムの病状は改善しているようだ。

ワースト老人の病棟日記から。

【2016/12/6】*6:30、起床とともに採血。老化で静脈が見えにくくなっ
ているから2発目で成功したが、チト痛い。ナースの‟女帝”曰く「ごめん
ね」。2回目までは許容範囲だ。

喫煙所に向かう慢性期病棟の金髪ヤンキー娘は23歳ほどか、右腕に青の刺
青をしていた。極妻一直線。

【12/7】*2日連続で道に迷ってパニクル夢を見て、ぐったりした。初日
の舞台は神田とか人形町、門前仲町、箱崎あたりで、取材なのに道に迷
い、高速下の用水路沿いに行くと行き止まり。車外に出たらなんと、ケー
タイも財布も車の鍵も車内に残したままでドアをロック、二進も三進もい
かず、ひたすら迷路のような狭い道をうろつくという悪夢。

翌日は箱根で会議があるのに、時刻表の読み方が分からず、電車も来ない
ので呆然としているという悪夢。いずれもカフカの「城」のような焦りと
もどかしさを“堪能”させられた。原因は何か。

“春琴”への「謝罪と誓い」の推敲で脳ミソを酷使したこと、完全に小生の
一方的な無条件降伏、完敗したことによるだろう。小生は「7勝7敗1分け
人生」と思っていたが、今は終盤戦で崩れて5連敗。結局6勝14敗で、平幕
に落ちた気分だ。来場所で勝ち越さないと十両さらに幕下に転落しかねな
いという「焦り」が悪夢になったのではないか。

【12/8】*日米開戦記念日。ホールの吾がテーブルに新人“ヒッキー”が来
た。‟ドカベン”と同じ19歳。‟ドカベン”は挨拶するようになったが、
“ヒッキー”もそのうち声を出すだろう。

*“令夫人”の旦那が見舞いに来て、やがて帰って行ったが、1F広場に出た
旦那が2Fを振り仰いで廊下の“令夫人”に手を振ると、彼女も盛んに手を
振っていた。近くで運動していた小生が「“あかねさす紫野行き標野行き
 野守は見ずや君が袖振る”だね」と声をかけると、彼女は「修一さん
は?」と聞いてきたので、妻の数だろうと思って人差し指を一本立てたら
「一回で十分ですよね」だって。

結婚はしないより、した方がいいが、確かに1回すれば十分だわな。トラ
ンプは3回、オマケに倒産(会社更生法適用)も5回。再チャレンジが好き
なのだろうが、いやはやお元気。

ヒラリーは何をしているのだろう。疲れ果てて入院でもしているのか、そ
れとも三度目の正直を準備しているのか・・・

*今朝もリアルな悪夢で目が覚めた。小生ら4人はフランス人で、オー
ナー社長のもと、深海調査を生業とし、その日は海底火山を調査してい
た。社長が自ら深海艇のロボットアームを操作していた際、突如として噴
火し、岩石が船体正面のアーム操作室を直撃、ガラス窓にひびが入って熱
湯が社長の顔面を直撃した。

それを見た我々部下3人は、救出はできない、今はアーム室を密閉するし
かないと判断、同時にアーム室の排水を開始した。

数時間後、ようやく海上に浮上し、アーム室を開けると、顔面を大やけど
したものの社長は生きていた。

我々3人は「3人の命と船を守るためには、ああするより仕方がなかったの
だ」と思いつつも、いつも自責感を抱いていた。社長も「逆の立場なら私
もそうしたよ」と慰めてくれたが、複雑な思いだった。

仕事は順調に拡大し、世界有数の深海調査会社になった。「苦労は共にで
きるが、繫栄は共にできない」という教訓通りなのか、我々3人は十分な
報酬を得ているにもかかわらず、恩人の社長を排除しようと画策し、つい
には創業家派、古参派の2派閥に分かれて対立し、やがて銃の撃ち合いに
なってしまった・・・

ここで場面が日本のリゾート地になり、“春琴”と小生が別荘に暮らしてい
る。下の谷側は大きくて深く、自衛隊の潜水艇訓練基地になっていた。
“春琴”はどういうわけかゴミを高台の別荘から下に捨てる。いくら注意し
ても聞かない。

やがて事件が起きた。潜水艇の空気取り入れ口にプラゴミが詰まって隊員
一人が死んだのだ・・・

不思議な夢はそこまで。いろいろな原因が考えられるが、今の読書の影響
がかなりありそうだ(表と裏の二重人格的人物が登場する。「織田信長」
の松永弾正、「失われた時を求めて」のスワンとか、島尾敏雄夫妻の狂気
とか)。

*9:00、新人“イネムリ”が加わり、部屋は3人になった。彼は昼夜逆転ど
ころか朝から晩まで食事の時以外は寝っぱなし。11:00、“ハカセ”はホー
ルで新聞をいつも読んでいるが、同じ面ばかりを何度も読んでいる。若年
性健忘症、認知症か?

30歳ほどの娘さん“ヒマン”と、見舞いに来た姉妹2人、母親は皆そっくり
のメガネっ子。1Fの喫煙所でみんながスパスパやっていた。ホールでは聖
書のようなものを出していたからエホバかと思っていたが、まったく違っ
ていた。

*15:45〜14:20、‟ピーコック”による心理面接。「謝罪と誓い」を読ん
でもらい、まずは合格だったようだ。これからは「夫婦の接点、(シル
バーボランティアなどを通じての)社会との接点を探しましょう」とのこ
と。(つづく)2017/6/16


2017年06月17日

◆「措置入院」精神病棟の日々(50)

 “シーチン”修一 2.0



PCのバッテリーパックを交換したら処理速度が格段に向上した。視力も衰
えてきたので型式の「S」を「3」と読み間違えたので、最初に届いたもの
は使えない、で、交換したから日にちが経ってしまった。

力仕事をすると回復するまでに2、3日間はかかるようになった。老人用の
交換パックはないものか。産経には「ピンとする!」「スッキリ!」
「ぐっすり!」なんていう老人向けの広告があふれている。

そんな“不老長寿の秘薬”があったら若者のブレーキになるから倫理にもと
るだろう。老人はブログや趣味で余生を楽しんでいる方がいい。後がつか
えているし、労働市場に参入すれば若者の仕事を奪いかねない。子・孫の
支援をしてポックリ逝くのがいい、が、現実はダラダラ逝くのだろう。

市役所から検診の案内が届いたが、医者に行くと病名をつけられるから嫌
なものである。キチ○イ、多動児(翁)だけで十分だ。

その多動児は6/13にイタズラ道具の工具とネジなどのパーツ類の整理に着
手した。病院の作業工房には小さいながら旋盤と溶接機械もあってとても
充実していた、戻りたくはないが。

同時期に園芸、造形芸術、裁縫にも大いに目覚めたから忙しい。さらに男
児の6歳誕生パーティなど立て続けでキッチンヂイヂもこなしたから14、
15日は体が動かないし、気力も萎えて、3日分の新聞を読むだけで精一杯
だった。

今朝は心技体がそこそこ良い(と言うか悪くない)ので記事を書く。公休
の“春琴”は友だちとスーパー銭湯へ。結構なことだ。小生は午前中に記事
を仕上げて、午後からは息子の部屋だった8畳間(今はおもちゃ部屋と呼
んでいる)の壁の補修を開始する予定だ。男の子は腹が立つと壁にゲンコ
ツで穴を開ける、そうしないと高ぶる神経を冷やせないのだ。

それにしても4つも穴を開けるのはやり過ぎだが、体育会系なので先輩や
先生、師匠に面と向かって歯向かえないから拳で壁に当たりかかるしかな
いのだろう。小生のように「お縄頂戴」よりはよっぽどマシ、ベターだが。

夕べは数年ぶりに楽しい夢を見た。内容は忘れたが、一時期、枕元にメモ
用紙をおいて夢の内容を夢うつつで書いたことがあったが、読み直すと
まったく面白くもなんともないのですぐにやめた。発狂から6か月で、確
かにオツムの病状は改善しているようだ。

ワースト老人の病棟日記から。

【2016/12/6】*6:30、起床とともに採血。老化で静脈が見えにくくなっ
ているから2発目で成功したが、チト痛い。ナースの‟女帝”曰く「ごめん
ね」。2回目までは許容範囲だ。

喫煙所に向かう慢性期病棟の金髪ヤンキー娘は23歳ほどか、右腕に青の刺
青をしていた。極妻一直線。

【12/7】*2日連続で道に迷ってパニクル夢を見て、ぐったりした。初日
の舞台は神田とか人形町、門前仲町、箱崎あたりで、取材なのに道に迷
い、高速下の用水路沿いに行くと行き止まり。車外に出たらなんと、ケー
タイも財布も車の鍵も車内に残したままでドアをロック、二進も三進もい
かず、ひたすら迷路のような狭い道をうろつくという悪夢。

翌日は箱根で会議があるのに、時刻表の読み方が分からず、電車も来ない
ので呆然としているという悪夢。いずれもカフカの「城」のような焦りと
もどかしさを“堪能”させられた。原因は何か。

“春琴”への「謝罪と誓い」の推敲で脳ミソを酷使したこと、完全に小生の
一方的な無条件降伏、完敗したことによるだろう。小生は「7勝7敗1分け
人生」と思っていたが、今は終盤戦で崩れて5連敗。結局6勝14敗で、平幕
に落ちた気分だ。来場所で勝ち越さないと十両さらに幕下に転落しかねな
いという「焦り」が悪夢になったのではないか。

【12/8】*日米開戦記念日。ホールの吾がテーブルに新人“ヒッキー”が来
た。‟ドカベン”と同じ19歳。‟ドカベン”は挨拶するようになったが、
“ヒッキー”もそのうち声を出すだろう。

*“令夫人”の旦那が見舞いに来て、やがて帰って行ったが、1F広場に出た
旦那が2Fを振り仰いで廊下の“令夫人”に手を振ると、彼女も盛んに手を
振っていた。近くで運動していた小生が「“あかねさす紫野行き標野行き
 野守は見ずや君が袖振る”だね」と声をかけると、彼女は「修一さん
は?」と聞いてきたので、妻の数だろうと思って人差し指を一本立てたら
「一回で十分ですよね」だって。

結婚はしないより、した方がいいが、確かに1回すれば十分だわな。トラ
ンプは3回、オマケに倒産(会社更生法適用)も5回。再チャレンジが好き
なのだろうが、いやはやお元気。

ヒラリーは何をしているのだろう。疲れ果てて入院でもしているのか、そ
れとも三度目の正直を準備しているのか・・・

*今朝もリアルな悪夢で目が覚めた。小生ら4人はフランス人で、オー
ナー社長のもと、深海調査を生業とし、その日は海底火山を調査してい
た。社長が自ら深海艇のロボットアームを操作していた際、突如として噴
火し、岩石が船体正面のアーム操作室を直撃、ガラス窓にひびが入って熱
湯が社長の顔面を直撃した。

それを見た我々部下3人は、救出はできない、今はアーム室を密閉するし
かないと判断、同時にアーム室の排水を開始した。

数時間後、ようやく海上に浮上し、アーム室を開けると、顔面を大やけど
したものの社長は生きていた。

我々3人は「3人の命と船を守るためには、ああするより仕方がなかったの
だ」と思いつつも、いつも自責感を抱いていた。社長も「逆の立場なら私
もそうしたよ」と慰めてくれたが、複雑な思いだった。

仕事は順調に拡大し、世界有数の深海調査会社になった。「苦労は共にで
きるが、繫栄は共にできない」という教訓通りなのか、我々3人は十分な
報酬を得ているにもかかわらず、恩人の社長を排除しようと画策し、つい
には創業家派、古参派の2派閥に分かれて対立し、やがて銃の撃ち合いに
なってしまった・・・

ここで場面が日本のリゾート地になり、“春琴”と小生が別荘に暮らしてい
る。下の谷側は大きくて深く、自衛隊の潜水艇訓練基地になっていた。
“春琴”はどういうわけかゴミを高台の別荘から下に捨てる。いくら注意し
ても聞かない。

やがて事件が起きた。潜水艇の空気取り入れ口にプラゴミが詰まって隊員
一人が死んだのだ・・・

不思議な夢はそこまで。いろいろな原因が考えられるが、今の読書の影響
がかなりありそうだ(表と裏の二重人格的人物が登場する。「織田信長」
の松永弾正、「失われた時を求めて」のスワンとか、島尾敏雄夫妻の狂気
とか)。

*9:00、新人“イネムリ”が加わり、部屋は3人になった。彼は昼夜逆転ど
ころか朝から晩まで食事の時以外は寝っぱなし。11:00、“ハカセ”はホー
ルで新聞をいつも読んでいるが、同じ面ばかりを何度も読んでいる。若年
性健忘症、認知症か?

30歳ほどの娘さん“ヒマン”と、見舞いに来た姉妹2人、母親は皆そっくり
のメガネっ子。1Fの喫煙所でみんながスパスパやっていた。ホールでは聖
書のようなものを出していたからエホバかと思っていたが、まったく違っ
ていた。

*15:45〜14:20、‟ピーコック”による心理面接。「謝罪と誓い」を読ん
でもらい、まずは合格だったようだ。これからは「夫婦の接点、(シル
バーボランティアなどを通じての)社会との接点を探しましょう」とのこ
と。(つづく)2017/6/16


2017年06月16日

◆興味深い試合だった

前田 正晶



興味深い試合だった読売対ソフトバンク:

14日夜のこの試合は、さしたる興味も関心もなく見始めた。だが、開始と
同時に異様な閃きがあり、「デスパイネ、内川、和田等の故障者を抱えて
多少運気が下がっているソフトバンクには勝ち目がない」と思わせてくれた。

それは1回表のアメリカ帰りの川崎があっけなくFA後の故障上がりの山口
俊に三振させられたところで、これはもしかしてソフトバンクの惨敗かと
思うに至った。得点差の問題ではなく、あれは惨敗だろう。

読売はこれまでに散々酷評してきたようなテイ―ム構成で、確か平均年齢
が12球団中最高で30歳を遙かに超えていたと記憶する。しかし、頑迷な球
団幹部は今年も高齢のFA選手を買いまくり、高橋由伸の迷采配の下に順調
に?負けてきたのだった。

しかも14日夜の大殊勲の山口も日本ハムから来た陽岱鋼も2ヶ月以上何の
貢献もしてこなかった。それが漸く昨夜で買い入れた全員が揃ったという
状態だった。

それにして、山口は良く投げていたし、何処か気迫を欠いたソフトバンク
の好打者連中は面白くないほど三振させ、凡退させていった。私はかなり
早い時点でこのまま「ノーヒットノーランがあるかも知れない」と思って
見ていた。

私のDeNAの頃の山口の印象は「何か纏まりを欠いた力一杯の投手」だった
が、監督がラミレスに替わってから花が咲きかけてきたかと思っていた。
それが、何と読売移籍に踏み切ったのだった。最悪の選択だと思った。

理由はいくらでもあるが、私はFA即読売というのは引退後を考えれば賢明
な策かと思うが、それほど他球団の待遇に至らざるところがあるのだと見
做している。

即ち、読売に行けば引退後に、比較論として元の球団にいるよりも安定し
た生活が保障されているかのようであり、狭き門であるテレビ解説者への
機会も増えているようだから。

私はアメリカ系の球技は「モメンタムのスポーツだ」と言ってきたが、昨
夜もその例に漏れず、ソフトバンクは完全に流れを山口に奪われてしまっ
ていた。それだけではなく、投手の絶対量が不足したかに見えるソフトバ
ンクは「育成上がり」という石川柊太を使ってきたこともあった。無理が
あるとみていた。

石川は良く投げていたが、坂本にホームランを打たれた頃には解説の小久
保が指摘したように、最初は150 km以上出ていた球速が130 km台の落ちて
いたのだった。私は坂本に打たれたところで「石川君、ここまで楽しませ
てくれて有り難う」とお礼を言ったのだった。その辺で山口が投げ続ける
かどうかは別にしてノーヒットノーランの気配が濃厚になったと思っていた。
そこに、読売が二軍から挙げて戻したCruzの代わりにカミネロとやら言う
逃げ切りの投手を挙げてあったので、マシソンと2人で繋げば可能性が高
いと踏んだのだ。それに、昨夜は高橋由伸の采配というか投手起用が珍し
く大正解で、山口を6回で引き下げたのは見事だった。

私は山口はDeNAで完投が多かったとは言うが、あれだけ力一杯では6〜7回
が限度だと思っていたのだ。こういう力の限界が来る投手には阪神の能見
やDeNAの井納と読売の内海がいると思っている。

話が逸れたが、昨夜の読売の出来は経験豊富な選手を集めておいた効果が
一気に現れたのだと思っている。あのまま一年中勝ち続けられるかと言え
ば、それは単なる希望的観測だろう。兎に角打てな過ぎるのが問題だ。そ
れに投手もやや先発型というべきかローテーションを組めるだけ数が揃っ
ていない。曰く、菅野、田口、マイコラスに山口か吉川では一寸無理があ
る気がする。

しかも、高齢者が多いのだから、昨夜のような良い試合運びが一年中出来
るかという疑問もある。だが、如何に首位の広島から12.5ゲームも離され
てはいても、今後は広島も阪神も安心してはいられない強敵が復活したと
見做すべきだろうと思う。そうではないと、セントラルリーグが面白くな
らない。

ところで、昨夜も鈴木誠也がサヨナラホームランを打ったが、あれは緒方
監督がただ単に「神がかっている」を「神ってる」と言い間違えただけの
ことだと、ハナから確信していたが、如何かな。


2017年06月12日

◆国家機密を守る義務

Andy Chang



全ての国家の機密を扱う者は守秘の誓いを守る必要がある。機密に
は幾つものクラスがある。どのクラスでも守秘の任務は当然だが、
高いクラスの機密を漏らせば処罰も厳しくなるのも当然だ。アメリ
カではヒラリーと彼女の側近数人がトップシークレットからシーク
レット、コンフィデンシャルまで幾階段もの機密を守らなかった罪
を起訴していない。いくら有名でも偉くても罪は罪である。このよ
うなことは国家の威信を著しく損なう。

6月2日、アメリカ政府はReality Winnerと言う25歳の女性がトッ
プシークレットの機密を印刷して或る新聞社に渡した廉で逮捕した。
機密漏洩罪は10年の刑期である。この女性は2011年から2016年末
まで空軍の機密暗号アナリストだったが12月に退役し、今年二月に
米国国家機密局(NSA)の下請け業をしているPluribus International
Corpという名の会社に就職した。政府の発表ではWinnerが5月5日
にNSAからトップシークレットニュースをプリントして新聞社に渡
したとしている。新聞社はこの一部を発表したが心配なので政府に
届け出たと言う。政府の調査で彼女が機密を新聞社に渡した事実を
認めたので逮捕された。

一日置いて彼女の漏洩した機密とは、ロシア政府が米国の選挙事務
所のコンピューターにウイルスを挿入したことだったとわかり、メ
ディアが騒ぎ出した。あるロシア政府のグループが米国の県や地方
の選挙コンピューターにウイルスを入れて投票結果を左右できるよ
うにしていたと言うのである。

つまりロシア政府が大統領選挙に介入したおかげでトランプが当選
したかもしれないと言うのである。

但し、ロシアが大統領選挙でトランプを助けたと言う実証はない。
そしてこれは重要なことだが、ロシアのウイルスが選挙結果に影響
したと言う証拠は挙がっていない。彼女はNSAのトップシークレッ
トの内容が真実ならトランプを罷免できるかもしれないと思ったの
かもしれない。彼女の動機は裁判になってから解明されるだろう。

NSAはロシアのウイルスを発見したけれどウイルスが投票結果に影
響した事実はないとしている。NSA、FBI、CIAなど諸機関の調査結果
ではロシアのプーチンがトランプの選挙を助けたという証拠は一つ
も上がっていない。それでも民主党、反トランプ、メディアなどは
ロシアとトランプの癒着の調査を要求し、すでに特別調査官が任命
された。

●狂気のトランプ降ろし

前の記事にも書いたがアメリカのトランプ降ろしははるかに節度を
越した魔女狩りのようになった。魔女狩りだから血まみれのトラン
プの首をかかげて写真を撮って公開すればみんなが喜ぶを思う人間
も出て来るのだ。民主党のフランケン議員は、彼女がすでに謝罪し
たからオーケーだと言った。それぐらいトランプ降ろしの狂気が全
国に蔓延っているのだ。

今回のトップシークレットを公開したReality Winner(真実の勝利者
と言う意味)という不思議な名前を持つ女性の行動も、ロシアが選挙
に介入していたNSAの機密文書を国民に知らせることが正義である
と思い込んでいたと思える。選挙の投票結果はトランプのロシア癒
着の調査とは関係がない。彼女は機密をバラすことでトランプの当
選が不当であると国民に思わせようとした。これは機密をバラす正
当な理由とはならない。

●機密扱い許可(Secret Clearance)

いかなる理由でも機密漏洩は有罪である。機密扱い許可は簡単に取
れるものではない。厳格な調査を経て取得した機密扱い許可を簡単
に放棄した「真実の勝利者」Winnerは、国民はこの機密を知る権利
があると考えたと思われる。でも彼女には機密を国民に知らせる権
利はない。左翼がかった人は機密をバラすことが正義であると思っ
ているかもしれないが、違法が正義になることはない。

問題はどうしてこのような法を無視する人間が簡単にトップシーク
レット扱いの許可を取れたのかということだ。時々Foxnewsに出演し
ている評論家・ナポレターノ元裁判官の説明によると、NSAは国家
最高の調査機関で6万人が働いている。しかし実際には正規公務員
は5000人ほどで、残りの55000人は数十社の下請け業者が社員を雇
った人員だと言う。だから機密扱いの許可は会社が独自に調査と申
請をしているのである。だから機密を扱う人間に過激なサヨク、反
トランプが居てもおかしくない。

逮捕された後の発表によるとWinnerは空軍に服役していた時から
反トランプで熱心なサンダース支持者だったと言う。アメリカは自
由民主国家だから国民の思想が右翼、左翼でも自由である。但し思
想が過激で機密を漏洩する人間は何としても阻止しなければならな
い。Winnerだけでなく、スノーデンのように機密を盗んでロシアに
亡命した者もいる。NSA、国家最高の機密調査機関でこのような事件
が起きたのはアメリカの不幸であり早急に改善すべきだ。

●自由と権利の限界

前の記事にも書いたが自由と権利とは節度があり、国民一人一人が
厳格に守る必要がある。これは教育の問題であり国家社会の全員が
ルールを守る義務である。

オバマ執政の8年でアメリカの社会風紀は著しく後退した。法を無
視することが正義であると思う人間が公然と法を犯しても逮捕され
ることはない。例えば違法移民を保護する「違法移民の聖域都市
(Sanctuary City)」を主張、実施して公然と連邦政府に背く市長が
多数いる国である。アメリカはオバマ時代に民主主義と言う名の分
裂国家となったのである。

国の機密を国民に知らせるのが正義と思うなら法律は無力となる。
Winnerは厳格に裁くべきだと主張した議員も多い。確かにWinner氏
は機密漏洩罪で裁くべきだが、違法常習者ヒラリーが裁きを逃れて
いる現状では国民が納得できるはずがない。

2017年06月11日

◆「措置入院」精神病棟の日々(48)

“シーチン”修一 2.0



産経6/5「週刊新潮の中づり広告、6年前から文春側に貸し出し トーハン
が調査結果公表」から。

<発売前の「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告を出版取次大手「トーハ
ン」から文芸春秋が入手していた問題で、トーハンは5日、約6年前から中
づり広告を文芸春秋側にほぼ毎週貸し渡していたなどとする社内の調査結
果を公表し、改めて新潮社に謝罪した。

トーハンの特別調査委員会は「(「週刊文春」の)内容変更が間に合うと
知っていれば、貸し渡しは行わなかった」と指摘。「当社担当者が金銭授
受や供応などの提供を受けた事実は確認されていない」とした。

 調査結果に対し、週刊新潮編集部は「文芸春秋側が事実と異なる説明で
出版取次会社の担当者を欺き、中づり広告のメモやコピーを取るように
なったことが明確になった。看過できない不正行為」などとする見解を発
表。一方、週刊文春の新谷学編集長はこれまでに公式サイトで、「情報を
不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したり
した事実は一切ない」としていた>

中づり広告を戦後、広告媒体の一つとして大普及させたのはキョウエイア
ドエージェンシーの力が大きい。これは利権でもある。創業家は大金持ち
になり、「キョウエイ○○」とか「○○グッドラック」などの馬主でもあり、
競馬界では有名だそうだ。小生はその子会社の役員からずいぶん可愛がら
れたので、以上の話を知ったわけだ。

他者にモラルを求め、「こいつはインモラルだ!」大騒ぎして買わせるの
が週刊誌で、少なくとも東名阪福札の都市部で売ろうというのなら中づり
広告は欠かせない。週刊文春をメジャーに育てた花田氏は、事件が発覚し
た直後の産経5/20読書面の「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」に一読唖
然、「花田さん、それはないでしょう」と言いたい。

<文藝春秋OBだから言うわけではないが、文藝春秋の体質、新谷編集長の
性格からしてスクープ潰しとかスクープ泥棒という悪どい意図はなかった
と信じたい。単純にライバル誌が、今週はどんなメニューなのか知りた
かっただけなのではないか。新潮としては・・・皮肉で済ませた方がス
マートだった>

先日、家の北側マンションに若い女の子が引っ越してきた。小生が観察し
ていたらどうなるか。

<覗きこんで録画したり、洗濯物を盗むといった悪どい意図はありませ
ん。単純に若い女性の暮らしぶりを知りたかっただけなのです。“変態ヂ
ヂイめ、いい歳をして”とここは皮肉で済ませるのがスマートでしょう>

<ワシントンDCと東京に核ミサイルをぶち込むといった悪どい意図はあり
ません。単純に自国を防衛したかっただけなのです。“格違いのキチ○イ豚
め”とここは皮肉で済ませるのがスマートでしょう>

とでも言うのが花田流、文春流か。

花田主宰の月刊誌の内容が事前にライバル誌の「WILL」に流れていても、
花田は皮肉で済ませるのか。これでは出版人としてのモラルはもたない。
編集部を「何でもあり」のゴロツキ集団、梁山泊、赤匪にしないように、
ここは一罰百戒、「泣いて馬謖を斬る」くらいのことをしないとダメだろう。

スマートであろうがなかろうが、不文律であろうが、売文屋の掟は掟だ。
掟破りは業界永久追放ではなかったのか。

掟破りは全身拘束という全然スマートじゃない病棟日記から。

【2016/11/29】緊急措置入院から1か月、あっという間という感じだ。心
も体も少しずつ正常≒普通になりつつある。いいのか悪いのか・・・持ち
味の「エキセントリックな無頼派モドキ」が薄れるようで、ちょっと複雑
な思いだ。

【11/30】病院の上をトンビが遊弋していた。気持ち良さそうだ。人間は
大昔から自由に大空を飛びたかった。ダビンチは元祖ヘリコプターを考
案、ライト兄弟が動力飛行機を砂浜で飛ばしたのは1900年頃だから、それ
から100年ちょっとで宇宙まで飛んでいくようになった。

ムササビのような格好をして山の上から飛ぶ映像を見たが、最初は怖かっ
たろうな。高層ビルから飛ぶ人もいるが、まあこれは落ちるということに
なり、歩行者が巻き添えになったりする。「一人で死ねよ、一人で!」と
皆思っているだろう。

10:00〜11:00、作業療法で木製オートバイ作り。とても難しくてぐった
りしたが、刺激にはなる。草むしりでも包丁研ぎでもいいから仕事をさせ
てくれないかなあ。人の役に立ちたい。世話になるばかりではちっとも面
白くない、生き甲斐を感じたい。

14:30、救急車が来て3Fの患者を乗せていった。多分、電気ショック療法
で気絶したのだろう。この療法(カミサンによると麻酔も使う)を受けて
いる美女“バスケ”は車椅子に乗って病室に戻ってきたが、本人によると
「被害妄想」だそうだが、統失なのかもしれない。

16:40、毎日恒例、全患者の「所在確認」。外出の際に失踪したり、屋内
でもどこかへ隠れたり、首を吊ったり、風呂場でリストカットしたりする
患者がたまにいるのだろう。精神病棟勤務は大変だ。

なにしろ完治しないのだから看護師にとってはやりがいが薄いかもしれな
い。いろいろな事情から精神病棟勤務に就いたのだろうが、小生ら患者を
含めて個性的な人が多い。

昨日の夕食から、転院したボスの席を使っており、座高が高い使いやすい
椅子に替えて坐り心地が良くなった。

ところが知能障害の上に呆けが進行して言語不明瞭の“コンチャン”(60歳
ほど)が昨日から小生の隣に引っ越してきた。彼は別の4人掛けのテーブ
ルにいたのだが、このところ敬遠されてシカトされていたのだ。

追い出すわけにもいかず、並んで食事を摂っているが、ご飯はポロポロこ
ぼす、箸は落とす、どうでもいいことで看護助手を呼びつける、服は着た
切り雀、隙あらば小生に話しかけようとする、ベッドは隣同士だが、独り
言を言う、失禁、脱糞はしょっちゅう、その上に風呂嫌い・・・

敬遠されるのも無理ないが、孤独に耐えられず、人の輪に入っていきたが
り、またまた煙たがれるのだ。

先日は“コンチャン”の父親、85歳ほどが面会に来たが、本人はともかく親
は気の毒だ。一生が転院の連続、過酷な人生だとは思うが、小さい頃から
施設を転々として暮らした本人は、それ以外の人生、社会を知らないのだ
から何とも思っていないのだろう。呆けるが勝ちか・・・

15:00、ベッドで本を読んでいると“コンチャン”がカーテンを開けて顔を
出し、「お昼食べた?」。

「うん、12時に食べたよ」
「その時に俺いた?」
「うん、いたよ」
「そうか・・・」

母もよく言っていたっけ。呆けの典型的な症状だ。(つづく)
2017/6/8(この号はワケアリで以前のものをリメイクしました)



2017年06月10日

◆国語は既に破壊が始まっている

前田 正晶



カタカナ語論も継続したくなってきた。その動機は13日の朝に何処の局
だったか、14歳の女子中学生がフィギュアスケートで素晴らしい技を見せ
た件を採り上げインタビュー(カタカナ語なのでジーニアス英和を見ると
「取材訪問、聞き込みの他に何とインタビューするとも出ていた)したと
ころ「もっとレベルアップしなければ」と語ったところにあった。カタカ
ナ語の害毒は最早ここまで回っていたのだと慨歎した。

そこで、念のためというか何気なくプログレッシブ和英で「レベルアッ
プ」をひくと、例文に“raise the level of a soccer
team”や“We must increase our physical
strength.”が挙げられていて、ご丁寧に「レベルダウン」の例文には
“Quality seems to have generallydeteriorated (grown worse).”や
“There has been a general decline in students’academic
ability.”も出ていた。即ち、この辞書は「レベルダウン」も「アップ」
も日本語として公認していると解釈した。ここまでで、レベルアップもダ
ウンも立派な日本語で英語では別の言葉を使うのだとお解り願えたと思う。

私はこれまでに何度も国会議員は言うに及ばずテレビに登場する有識者や
専門家の方々が平気で「フリップ」と言ったり、安全保障を「セキュリ
ティ」と言うのを嘲笑い且つ嘆いてきた。

何処がおかしいか誤りかを今更ここに採り上げる気力も勇気もない。あの
様なカタカナ語が罷り通るのを文科省の官僚や英語の教師の方々が何とも
思っていない感覚が素晴らしいと言うべきか、恥知らずと指摘すべきか悩
んでしまうのだ。

ここに、敢えてこれまでに採り上げてきた国語破壊の例を採り上げて、皆
様のご参考に供したい。16年12月23日には

<ではどのような例が私の気に障っているかを、思いつくままに採り上げ
てみよう。「トラブル」の濫用はそれこそ日進月歩ではなかった日々濫用
である。「揉め事」、「事故」、「故障」、「何らかの製品の品質問
題」、「諍い」等々はすべてそれぞれ別個の内容であると思うが、すべて
を簡単に「何かトラブルを抱えていませんでしたか」などと表現している。

また「スタッフ」も完全に戸籍を得た日本語として定着した。私はファミ
リーレストランから居酒屋のような場所で(テレビでしか見聞したことが
ないが)「ホール・スタッフ」という役目を人がいると聞こえたとき
に"whole staff"とは何のことかと一瞬判断に迷った。ここでは「職員、
部員、局員、社員、従業員」という意味でアメリカでは「参謀」をあらわ
す単語がカタカナ語されてあれほど普及したのには驚く以外なかった。中
には「チーフ」などとの役職もあるが"thechief of staff”とは「参謀
長」を意味するのだ。

すでに何度も採り上げてきたが、これらの他にも「シンプル」、「コンパ
クト」、「カジュアル」、「コラボ」、「何とかアップまたはダウン」、
「アップ(ダウン)する」等々は完全にマスコミ、特にテレビに出てくる
タレントとやら言われているアホどものみなら普通(マスコミ用語では一
般人)の人までが真似させられているのは、私は漢字文化の破壊の第一
歩、いや二乃至はそれ以上に進んでいるかと憂いている次第だ。

試しに、ここに挙げたカタカナ語を漢字化してみれば「シンプル」は”解
りやすい、簡単な、単純な、易しい”等が当たるだろうか。「ノミネー
ト」は言うまでもなく”推薦”だが「〜賞にノミネート」という表現は厳密
に英文法で言えば体をなしていないのだ。「コラボ」というのは私を驚か
せてくれたカタカナ語だった。

"collaborate"か"collaboration"
という「(文芸・科学の分野で協力(共同する)、合作する、共同で研究
する」とジーニアス英和にある言葉を知らなかったわけではないが、日常
でも社内の報告書にでも使った経験もなければ使われていた例をほとんど
知らなかったからだ。それが「コラボ」などと省略した形で芸人の行為の
表現に当たり前のように使われている豊富な単語の知識に驚いたという皮
肉である。>

15年6月15日には

<最後に「ノミネート」も切り捨てておく。ピースという漫才なのかお笑
いコンビなのか知らないが、その片割れの又吉というのが小説本を出して
大当たりしたのは結構だと思う。

しかし、三島賞は外れたが芥川賞の候補作に上がったそうだ。それは候補
に推薦されたのであって「ノミネート」という必要はないと思う。私は何
故に「候補に推薦された」という我が国の言葉を棄てて、ジーニアスには
先ず「動詞」として出てくる”nominate”をカタカナ語にして使うのかと問
いたい。

難しいことを言えば”nominate”には「推薦する」か「指名する」の意味は
あるが、又吉の場合は推薦されたのであるから”He was nominated for
芥川賞.”と受け身であるべきなのだ。

それを弁えずしていきなり「ノミネート」では無茶苦茶ではないか。しか
も過去形であるべき。ここにも我が国の学校教育の英語の成果が垣間見え
るではないか。これでは国語での表現力が低下する一方ではないか。

この他にも、これを使うことをおかしいとは思わないのかという珍妙なカ
タカナ語は幾らでもある。確か松坂大輔が言い出したと思う「リヴェン
ジ」も立派な誤用でありながらドンドン広まっている。

”revenge”は基本的には他動詞であり、目的語(復讐する相手等)を必要
とするが、単なる「仕返し」か「前回グラウンドに忘れ物をしたので取り
返しに行く」という意味のことを言いたくて使われている。>と述べていた。

私は間もなく漢字を排除してカタカナ語だけの日本語の時代が来るだろう
と本気で心配している。同様に英語でも活字体だけしか通用しない時が来
るのかも知れない。先日も大学で言語学を教えている先生に念のため確認
してみたが、現在の中学や高校の英語教育では筆記体を教えられていない
というか教えない場合があるのだそうだ。そう言えば、私が自慢の達筆で
黒板に書いた英文を見た大学生たちがキョトンとしていた訳が解った。

一旦トランプ大統領論を離れてEnglishを採り上げたところ、続けたく
なってしまった。English独特の言い方だと思うものを採り上げてみた。


*Englishの簡単な言葉だけの表現集:

“Well put.”

解説)俗な言い方を採れば「言えてる!」だろうが、「上手い表現だ」と
する方が正確だろう。一寸聞いただけでは何のことか解らないだろうと思
う。“Let me put it this way.”と言えば「私に言わせて貰えばこうな
ります」となるので、“put”の使い方の例として覚えておくと役に立つだ
ろう。即ち「言う」の意味で使われるのだ。

“Let’s sit down to have a chat.”

解説)「座って話をしよう」ではなく、「話し合おうぜ」と言いたい時に
使われる。“chat”と言ってはいるが、往々にしてそれほど簡単に話が終わ
らないのだ。即ち、「重要な話しがあるから一寸来い」と考えても良いか
も知れない場合があった。しかし、本当に「一寸話をしようぜ」と言いた
くても使える表現。

“What time do you have?”

解説)これで「今何時ですか」と尋ねているのだ。普通は“What time is
itnow?”と教えられているだろうと思う。それでも確かに“通じる”のだ
が、彼らは時間とは自分のものであると認識しているので、自分の都合で
動くことが多い。故に「貴方の時間は?」と尋ねるのだ。ところで、“You
 have time?”だと「時間があるかい?」となってしまうので、英語はや
やこしい。

“Nice meeting you.”または“It was very nice to have met you.”
解説)前者はかなり略式だが、こういう事をいきなり言われることはある
だろう。後者は言わば正式な表現で、学校教育で教えそうなものだと思っ
ている。何れも「お目にかかれて良かったです」なのだが、初対面で一寸
挨拶をした程度でも“Nicemeeting you.”と言われることがあると思う。
なお、私は個人的に“meet”は目下か自分よりも年少の相手に使う言葉で、
“see“を使って“I
am pleased to see you.”が無難だと心得ているが。

“Nice talking to you.”

解説)これも略式だが「良い話が出来たね」か「話し合えて良かった」と
別れ際に言う台詞。強いて言えば「今日はどうも」辺りか。軽く握手でも
してから、こう言って別れれば格好良いぜ。正式には何と言えば良いかは
適当にお考え願いたい。

“So what?”

解説)こう言われるのは余り芳しくないと思う。折角一所懸命に何か助言
をしたとか、意見なり考えを述べた時に「それがどうした?」か「それだ
からどうだって言うのか」と切り返されたのだから。何か気に入らないこ
とを言われた際に、こう言って見れば良いような表現だ。

“So far, so good.”

解説)「これまでの所、まあまあ何とか上手く行っている」か「ここまで
は調子は悪くはない」といった意味で使われる。何事も断定的に言うしか
ない英語の表現としては珍しく曖昧だ。だが、曖昧なるが故に使えるの
だ。例えば“How is your big project going?”と訊かれた時に、こう言
えば良いのだ。その前に「よくぞお尋ね下さいました」として“Good
thing. You asked.”とでも言えば面白いか。

“Let’ put this matter behind us.”

解説)「この件はこれで終わりにしようぜ」という意味だ。初めて“put
it behindus”を聞いた時には一瞬迷った。だが、前後の関係とその自分た
ちが置かれた局面と「語感」で何とか判断出来た。上手いことを言うもの
だが、簡単なと言うべきかやさしい言葉で結構複雑なことを言えるのが
Englishのイヤらしさだと思う。



2017年06月09日

◆「措置入院」精神病棟の日々(48)

 
“シーチン”修一 2.0



産経6/5「週刊新潮の中づり広告、6年前から文春側に貸し出し トーハン
が調査結果公表」から。

<発売前の「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告を出版取次大手「トーハ
ン」から文芸春秋が入手していた問題で、トーハンは5日、約6年前から中
づり広告を文芸春秋側にほぼ毎週貸し渡していたなどとする社内の調査結
果を公表し、改めて新潮社に謝罪した。

トーハンの特別調査委員会は「(「週刊文春」の)内容変更が間に合うと
知っていれば、貸し渡しは行わなかった」と指摘。「当社担当者が金銭授
受や供応などの提供を受けた事実は確認されていない」とした。

調査結果に対し、週刊新潮編集部は「文芸春秋側が事実と異なる説明で出
版取次会社の担当者を欺き、中づり広告のメモやコピーを取るようになっ
たことが明確になった。看過できない不正行為」などとする見解を発表。
一方、週刊文春の新谷学編集長はこれまでに公式サイトで、「情報を不
正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりし
た事実は一切ない」としていた>

中づり広告を戦後、広告媒体の一つとして大普及させたのはキョウエイア
ドエージェンシーの力が大きい。これは利権でもある。創業家は大金持ち
になり、「キョウエイ○○」とか「○○グッドラック」などの馬主でもあり、
競馬界では有名だそうだ。小生はその子会社の役員からずいぶん可愛がら
れたので、以上の話を知ったわけだ。

他者にモラルを求め、「こいつはインモラルだ!」大騒ぎして買わせるの
が週刊誌で、少なくとも東名阪福札の都市部で売ろうというのなら中づり
広告は欠かせない。週刊文春をメジャーに育てた花田氏は、事件が発覚し
た直後の産経5/20読書面の「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」に一読唖
然、「花田さん、それはないでしょう」と言いたい。

<文藝春秋OBだから言うわけではないが、文藝春秋の体質、新谷編集長の
性格からしてスクープ潰しとかスクープ泥棒という悪どい意図はなかった
と信じたい。単純にライバル誌が、今週はどんなメニューなのか知りた
かっただけなのではないか。新潮としては・・・皮肉で済ませた方がス
マートだった>

先日、家の北側マンションに若い女の子が引っ越してきた。小生が観察し
ていたらどうなるか。

<覗きこんで録画したり、洗濯物を盗むといった悪どい意図はありませ
ん。単純に若い女性の暮らしぶりを知りたかっただけなのです。“変態ヂ
ヂイめ、いい歳をして”とここは皮肉で済ませるのがスマートでしょう>

<ワシントンDCと東京に核ミサイルをぶち込むといった悪どい意図はあり
ません。単純に自国を防衛したかっただけなのです。“格違いのキチ○イ豚
め”とここは皮肉で済ませるのがスマートでしょう>

とでも言うのが花田流、文春流か。

花田主宰の月刊誌の内容が事前にライバル誌の「WILL」に流れていても、
花田は皮肉で済ませるのか。これでは出版人としてのモラルはもたない。
編集部を「何でもあり」のゴロツキ集団、梁山泊、赤匪にしないように、
ここは一罰百戒、「泣いて馬謖を斬る」くらいのことをしないとダメだろう。

スマートであろうがなかろうが、不文律であろうが、売文屋の掟は掟だ。
掟破りは業界永久追放ではなかったのか。

掟破りは全身拘束という全然スマートじゃない病棟日記から。

【2016/11/29】緊急措置入院から1か月、あっという間という感じだ。心
も体も少しずつ正常≒普通になりつつある。いいのか悪いのか・・・持ち
味の「エキセントリックな無頼派モドキ」が薄れるようで、ちょっと複雑
な思いだ。

【11/30】病院の上をトンビが遊弋していた。気持ち良さそうだ。人間は
大昔から自由に大空を飛びたかった。ダビンチは元祖ヘリコプターを考
案、ライト兄弟が動力飛行機を砂浜で飛ばしたのは1900年頃だから、それ
から100年ちょっとで宇宙まで飛んでいくようになった。

ムササビのような格好をして山の上から飛ぶ映像を見たが、最初は怖かっ
たろうな。高層ビルから飛ぶ人もいるが、まあこれは落ちるということに
なり、歩行者が巻き添えになったりする。「一人で死ねよ、一人で!」と
皆思っているだろう。

10:00〜11:00、作業療法で木製オートバイ作り。とても難しくてぐった
りしたが、刺激にはなる。草むしりでも包丁研ぎでもいいから仕事をさせ
てくれないかなあ。人の役に立ちたい。世話になるばかりではちっとも面
白くない、生き甲斐を感じたい。

14:30、救急車が来て3Fの患者を乗せていった。多分、電気ショック療法
で気絶したのだろう。この療法(カミサンによると麻酔も使う)を受けて
いる美女“バスケ”は車椅子に乗って病室に戻ってきたが、本人によると
「被害妄想」だそうだが、統失なのかもしれない。

16:40、毎日恒例、全患者の「所在確認」。外出の際に失踪したり、屋内
でもどこかへ隠れたり、首を吊ったり、風呂場でリストカットしたりする
患者がたまにいるのだろう。精神病棟勤務は大変だ。

なにしろ完治しないのだから看護師にとってはやりがいが薄いかもしれな
い。いろいろな事情から精神病棟勤務に就いたのだろうが、小生ら患者を
含めて個性的な人が多い。

昨日の夕食から、転院したボスの席を使っており、座高が高い使いやすい
椅子に替えて坐り心地が良くなった。

ところが知能障害の上に呆けが進行して言語不明瞭の“コンチャン”(60歳
ほど)が昨日から小生の隣に引っ越してきた。彼は別の4人掛けのテーブ
ルにいたのだが、このところ敬遠されてシカトされていたのだ。

追い出すわけにもいかず、並んで食事を摂っているが、ご飯はポロポロこ
ぼす、箸は落とす、どうでもいいことで看護助手を呼びつける、服は着た
切り雀、隙あらば小生に話しかけようとする、ベッドは隣同士だが、独り
言を言う、失禁、脱糞はしょっちゅう、その上に風呂嫌い・・・

敬遠されるのも無理ないが、孤独に耐えられず、人の輪に入っていきたが
り、またまた煙たがれるのだ。

先日は“コンチャン”の父親、85歳ほどが面会に来たが、本人はともかく親
は気の毒だ。一生が転院の連続、過酷な人生だとは思うが、小さい頃から
施設を転々として暮らした本人は、それ以外の人生、社会を知らないのだ
から何とも思っていないのだろう。呆けるが勝ちか・・・

15:00、ベッドで本を読んでいると“コンチャン”がカーテンを開けて顔を
出し、「お昼食べた?」。

「うん、12時に食べたよ」
「その時に俺いた?」
「うん、いたよ」
「そうか・・・」

母もよく言っていたっけ。呆けの典型的な症状だ。(つづく)2017/6
/8(この号はワケアリで以前のものをリメイクしました)


2017年06月07日

◆「措置入院」精神病棟の日々(47)

“シーチン”修一 2.0



PCが突如として「ドライブ/ディスクをスキャンしてエラーを発見/修復し
ます」と勝手に作業を始め、ほぼ2日間、記事を書けなかった。画面には
「1時間以上かかる場合があります」と表示されていたが、20時間ほどか
かったのではないか。その間は使えない。

企業なら予備の機械があるだろうからいいが、それでも出張修理を頼むと
「派遣料1万円、技術料2万円、プラス部品代」などとなるから、わが社の
社員はデザイン用のマッキントッシュ(脆弱過ぎ!)を時間に余裕がある
ときはしょっちゅう再インストールとかしていたっけ。

今の小生は書くのは体力的に1日3時間が限界になってしまったが(腰
痛)、毎日書くことは習慣になっているから、書けないとなるとちょっと
困惑する。

バッテリーもかなり前から「劣化しているから早目に交換して」と警告が
出ているが、還暦祝いで家族からプレゼントされ、以来7年も経つので
バッテリーの在庫も品薄なのだろう、Y電機に発注したものの音沙汰がな
い。そろそろ替え時なのかもしれない。

新型を買うのはいいが、旧型から多くのデータを引越ししなければならな
い。これが超面倒だ。家族はスマホやタブレット端末を使っており、写真
の発注と保存だけは小生のPCを使うからメモリーが満タンで、遠慮がちに
苦情を言うと「そのうちディスクに移すから・・・」、「“そのうち”って
いつよ?」と嫌味を言いたくなるが、なにしろ「家庭内別居」を条件に家
族の同意を得て退院できた虜囚の身だから遠慮せにゃならぬ。男はつらい
よ、まったく。

心が不安な時は相変わらず「カフカ風迷路で困り抜く」夢を見るが、先日
の夢はすごかった。散歩先で迷子になって倒れてしまい、知能も大きく低
下して2歳児あたりになり、家族から(これ幸いと?)失踪届が出されて
いないから、施設に収容されたままで、情況が分かっていないのでいつも
ニコニコしている、というものだった。ニコニコしているのは救いだが、
そんな終末でもいいか・・・

PCが使えないときに「行路病人/死亡者」「行方不明者と自殺/他殺」「青
木ヶ原樹海」「幼児とリズム感」「ペットが愛される理由」などについて
考えていたから上記の夢になったのかもしれない。呆けるが勝ち、か。

失踪におすすめ、熊も出る緑豊かな丹沢山麓の病棟日記から。

【2016/12/4】*就寝前に眠剤「フルトラニゼパム(アメル)」を飲んで
いたが、先日から「グッドミン」が追加された。「グッドミン、グッドな
睡眠か、上手いネーミングだなあ」と感心していたら、オネショするよう
になった。相性が悪かったのだろう、小生にはバッドミンだった。

でナースに「グッドミンはやめたいとDr.に伝えてほしい」と頼んだら、
ナースも夜中に洗濯する小生の姿を見て「多分、グッドミンのせいだろ
う」と思っていたと言う。薬効があるのはいいが、小生には副作用が大き
すぎる。

*今朝の産経によると、オーストリアで“極右”自由党政権が生まれる可能
性があるという。党首のホーファーは45歳、対抗馬は「緑の党」のベレ
ン、72歳。移民、難民モドキの流入で失業率が特に高い若者は45歳を選ぶ
だろう。欧州リベラルの賞味期限はとっくに切れている。

そのリベラルの思想的底流には信者20億人と言われるカトリックがある。
神(製造業)→教会(総代理店、GSA)→信者(消費者)という昔からの思
想流通ルートが特徴だが、教会の第一線を担う司祭と修道女が激減してい
るという。

2002年からの10年間で司祭はイタリア8000人減、スペイン3000人減、修道
女はイタリア2万人減、スペイン1万人減。その上、西欧では自国生まれで
はない(多分アジア系、アフリカ系、中南米系などの)聖職者が増えてい
ると、これも産経が報じている。

冷静に考えれば信者も激減しているはずだ。「結婚(法律婚)すると離婚
が難しいから同棲(事実婚)でいい」「シングルマザーだと育児手当がも
らえるから子供3人なら男も養える、働かなくてもいい」という欧州人が
増えているから、これは事実上の棄教であり、実際の信者数は話半分の10
億人、コアの信者は多くて5億人ほどではないか。毎週の日曜礼拝に参加
する熱心な信者は1億人程度か。

宗教に帰依しているという熱心な人の多くは、相互扶助的な現世利益でつ
ながっているのだろう。また、昔と違って、少なくとも先進国では能力と
意欲さえあればどんな職業にも就けることになっている。坊さんや尼さん
も多くの選択肢の一つに過ぎない。

わが家の菩提寺は世襲制、あたかも利権、営利企業のようだ。現住職はサ
ラリーマンを辞めて父の仕事を引き継いだ。

住職は笑いながら「私は意志が堅いので禁煙しません」と言っていたが、
酒もいける口だろう。バチカンでは最近、ハンセン病の理解がようやく進
み始めたようだが、性犯罪というか少年愛的な男色は相変わらずだろう。

宗教の賞味期限も切れ始めたということだ。

企業経営に宗教、イデオロギーは不要で、政治=経国済民も同様であり、
リアルを見て、的確なソリューションを提案、実行し、皆をハッピーにす
ればいい。リアルを直視し、解を得るという能力はリベラル≒アカモドキ
にはない。

*11:20、CとJ来、S宛の「謝罪と誓い」について批評、苦情、注文など
などアドバイスを受ける。頭が痛い。「発狂事件で皆傷ついており、以
来、生理が止まった」という。

差し入れは広辞林、ニューコンサイス英和辞典、プルースト「失われた時
を求めて」、愛犬トトの写真付きカレンダー、髭剃り用の鏡、クリップ、
ハンガー、クリアファイル、お菓子など。ありがたい。

2人から「病院での出来事を公表すると、提携病院を含めて報復されるか
ら、ブログの名称もペンネームも変えるように」と言われた。どうしたら
いいのか・・・少なくとも病院名やスタッフ名は分からないようにした方
がいいかもしれない。

<東名高速秦野中井ICを降りて北へ1時間。国道246を越えるとゴルフ場の
大きな看板が目立つようになり、「大秦野CC」の看板もあった。小生が専
務に連れられてグリーンデビューしたゴルフ場だ。

やがて丹沢山系の威容が迫ってきた。その裾野にある建物の玄関口に警察
署から小生を運んできた白いハイエースは停まった。「秦野病院」の看板
が玄関と屋上に掲げられていた・・・>

新しいブログは、こんな書き出しで始めたらどうだろう。(つづく)2017/6/6



2017年06月04日

◆「措置入院」精神病棟の日々(46)

“シーチン”修一 2.0



「ブログに家族のことを書くな、不愉快だ、バアバのことも書くな、バア
バも心が不安定になる、家族が壊れる」とJから猛抗議を受けた。言論に
は言論で対抗すべきだと思うが、衆を頼んで追放されかねないから、受け
入れるしかない。多勢に無勢。

女には「非勝(ひかつ)三原則」の「勝たない」「勝てない」「勝ちたく
ない」で行くしかない。勝ったところで男からは「バッカじゃない!」、
女からは「サイテーッ」と軽蔑されるだけで、勝つことによるメリットな
んてないのだから。

カウンセラーの“ピーコック”曰く「修一さん、迎えてくれる家庭、家族が
あって良かったですね、それがなければ今頃は野垂れ死にしてますよ」。
確かに・・・

<【女子と小人とは養い難し】〔論語 陽貨〕女子と器量の小さい者とは
節度をわきまえず、近づければなれなれしく、遠ざければ怨みを抱くので
扱いにくい(大辞林第三版)>

「小人」は小生自身なのかもしれない。身近なホモサピエンス雌の観察は
終わりにするが、作用には反作用があり、キチ○イの小生は「怨みを抱」
いて“10倍返し”しかねないから、自分で自分をちっとも信用できないし、
自分を恐れている。

それが多分ブレーキになっているうちはいいのだろうが、病膏肓で神を信
じ、自分を信じ、自分を殉教者だ、天国が待っているというISなどの宗教
テロリストはブレーキがなく暴走するばかりなのだろう。世界は要「措置
入院」病者、予備軍で溢れかえっている。

小林秀雄著「ゴッホの手紙」から。

<酔ってはいないと言い張る酔っ払いが危険なことは、誰でも知ってい
る。酔うのはアルコールだけとは限らない。主義主張に酔う人間の心の構
造も同じことなのです。ゴッホのように激しい妄想の襲来と戦わねばなら
なかった人は、それ故にいよいよ研ぎ澄まされた鋭い意識を持つように
なったが、私たちは、正気のおかげで、鈍い自己意識に安住しているので
はないかどうか。これは一考に価することでしょう>

アルルの市民の告発による緊急措置入院で監禁されたゴッホ。小林は
「ゴッホがアルルに定住してから自殺までの3年間で、サンレミイの精神
病院から自由だったのは合計1年ほどしかない」と指摘し、この(3年?)
間に傑作を描いたと言う。

小林は「彼の芸術と彼の精神病とは深い関係があることは否定できない」
としているが、ゴッホはアルルの市民を恨まなかったし、怒りもしなかっ
た。そうしなければさらに狂人と見られるし、感情を高ぶらせることは治
療にも良くないと耐え抜いたのだ、絵を描くことで。小生も耐えるしかな
い、家事をこなし、ブログを書くことで。

ゴッホは名画を遺した。小生は何を遺すのだろう・・・アルルのごとく緑
豊かな丹沢山麓の病棟日記から。

【2016/12/3】(承前)*10:00、“コンチャン”が病室で嘔吐、すごい臭
い。掃除のオバサンに伝えたが、「余計な仕事を」という感じで、ヤル気
なし。彼女は患者をバカにしているようで、聞く耳をもたない性格だろう。

小生は11時から入浴予定だが、5分前でも鍵がかかっていると訴えたが、
「開いている」と言う。確認したら開いていないので再度言うと、ようや
く自分でチェックし、鍵を開けた。

自分の仕事に何の意味も誇りも感じず、ただの金稼ぎと思っているのだろう。

人は年齢、キャリアにふさわしい地位、仕事に就いていないとフラスト
レーションを起こす。儒教の影響で「長幼の序」とか「年功序列」の意識
が残っているせいだろう、「歳下の上司なんて耐えられない」という人は
少なくないのではないか。

看護師の“オーヘイ”は45歳ほどで、管理職になってもいいはずだが、相変
わらず患者の世話をしている。かなり鬱屈しているのだろう、応対が実に
横柄、不愛想、無礼千万、言葉遣いはまるで患者を見下しているみたいに
乱暴だ。

“オーヘイ”は小生が逃亡を図った際に後ろから羽交い絞めにして小生を
ベッドに叩きつけた。そのために小生の小指は機能しなくなったのだが、
介護施設などでの老人虐待は、介護する側の不満の爆発として起きるのだ
ろうなあと分かった。

*3日ほど前に“コンチャン”は小生のテーブルから離れていった。小生は
オシャベリができないからつまらなかったのだろう。その代わりに19歳の
“ドカベン”が入院してきて、小生の向かいに座っている。上背があり、相
撲取りになれそうな体格だ。中学でサッカー、高校でバスケをやっていた
という。

今は多分、スポーツは何もしていないだろうが、食習慣は(貴乃花のよう
に意識的に変えないと)変わらないから、どうしても肥満になる。肥満解
消も治療のうちだから、“ドカベン”の食事量は若い女の子と同じだった。
やがて慣れるのだろう。

彼も廊下散歩と柔軟体操を始め、「よく眠れるようになった」と言う。小
生の安眠もそのせいかもしれない。やらないよりやった方がいい。

やりたいことをやって失敗するのと、やらないで悔やむのと、どちらを選
ぶか? 戦争をすれば敗けることもあるが、再起三起を後に続くものに期
することができる。しかし戦争を恐れて小さな4島に引きこもったら誇り
をなくし、永遠に列強の餌食となり、生体解剖され、国土は東西南北に分
断されたかもしれない。

先の大戦で米兵の死傷者が一番多かったのは対日戦である(死亡だけで10
万人)。今でも米国が一番恐れている国は日本で、リベンジされかねない
と思っているはずだ。

*14:00、“令夫人”に誘われてオシャベリしながら廊下散歩20分、結構な
運動になった。「疲れたから部屋に戻ります」と言うと、「もっとやりま
しょうよ」、「またにしましょう」と離脱したが・・・深情け、執着質の
ようで何やら心配ではある。

彼女はなんと8か月ぶりの再入院だそうで、「今回はお正月前に退院でき
そう」とうれしそうだった。

:15:40、Dr.と面談、Wへの「謝罪と誓い」を読んでもらった。カウンセ
ラーからは「奥様、社会との接点を探りなさい、奥様を交えて考えましょ
う」と言われていたが、Wとの共通項目は子・孫の世話ぐらいしかない。
それとも一緒に「エホバ」に入信するか・・・最悪の冗談だ。
(つづく)2017/6/3