平井“中庸”修一
■2月11日(水)。紀元節、皇紀2675年。朝は室温10.7度、快晴、国旗掲揚、冷え冷えとしたなかフル散歩。
神話によれば、「このただよえる国をつくりかためなす」という天つ神(あまつかみ、高天原の神々)の言葉を受けて、イザナギ、イザナミのミコトの二神が、大地や風、草木、花などとともに人も産んだ。人も万物も「神の子」であり、「つくりかためなす」という使命をもってこの世に生まれたのだという。
日本という国の誕生日を祝うのが紀元節だ。
<紀元節は、『日本書紀』が伝える神武天皇の即位日として定めた祭日。1873年(明治6年)に、2月11日と定められた。
第二次世界大戦後の1947年、片山哲内閣により、日本国憲法にふさわしい祝日の法案に紀元節が「建国の日」として盛り込まれていたが、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)により削除され・・・日本が独立を回復した1952年から復活運動がおき、云々
高崎正風作詞、伊沢修二作曲の唱歌「紀元節」が1888年(明治21年)に発表され、1893年(明治26年)には文部省によって祝日大祭日唱歌に選定された>(ウィキ)
この歌詞はこうだ(正確な原文=旧字旧仮名がないから少し違うかもしれない)。
一、雲にそびゆる高千穂の 高嶺おろしに草も木も
なびきふしけん大御世を 仰ぐ今日こそ樂しけれ
二、海原なせる埴安(はにやす)の 池のおもよりなほひろき
めぐみのなみに浴(あ)みし世を 仰ぐ今日こそ樂しけれ
三、天津(あまつ)ひつぎの?みくら 千代よろづに動きなき
もとい定めしそのかみを 仰ぐ今日こそ樂しけれ
四、空にかがやく日の本の 万(よろず)の国にたぐひなき
国のみはしらたてし世を 仰ぐ今日こそ樂しけれ
「埴安の池」は神武天皇が政務をとった橿原宮(かしはらのみや)の近くにあった池だそうだが、この歌は国産み、国造りの物語と弥栄(いやさか)を祝福したものだろう(現代語訳はないようだ)。
ユーチューブで聞たが、どうも初めて聞く歌だった。GHQに“焚書”され、神話を「史実ではない」と否定するアカに隠蔽されてきたから小生(63)でも知らなかった。
塩野七生氏が「神話が史実であるかどうかは問題ではない。民族がそれを大切にし共有することが大事なのである」と書いていたが、大いに首肯できる。
午前に忠魂碑に献花、皇居遥拝。お酒も供えたかったが、子供が飲んだりするとまずいことになりそうなので控えた。英霊の皆さん、ご寛恕を。
■2月12日(木)。朝は室温12度、快晴、フル散歩。カミサンが有休をとって発熱3歳男児を預かる。集団的安保は大事だ。
昨日「頂門」の渡部亮次郎氏からメールを頂いた。『10日夜、亀戸で開かれた読者の会で「中庸」とは「平井さんだ」で一致しました。あえてお知らせします』とのこと。で、一句。
ネトウヨが「中庸」と呼ばれし御代となり
右端を真っ直ぐ歩いているつもりだったが、いつの間にかセンターラインにいたという感じ。道路が右に曲がり始めたのだ。ちょっと可笑しかった。日本は良い方向=普通の国へ向かっているのだと思う。
NW2/10「アメリカ政府債務の意外な貸し手」から。こういう情報が日本のマスコミに載らないのは、主たる読者/視聴者が中2レベルだからだ。大宅壮一曰く「一億総白痴化」。底打ちしたから反転して上昇、右方向へ進むか。脱「左巻教育」。
<アメリカの公的債務残高は現在、18兆ドル(2106兆円)あまり。多くのアメリカ人は中国をはじめとする外国がその多くを保有していると思っているが、それは間違いだ。
アメリカの公的債務残高の3分の2(65.6%)は、アメリカ国内で保有されている(社会保障信託基金が16%、各種政府機関が13%、連邦準備銀行が12%など)。
国外で保有されているのは、残りの3分の1に当たる6.1兆ドル(714兆円)分のみ。しかも、米財務省が発表している米国債の国別保有残高ランキングには、思わぬ国も名を連ねている。
1位の中国と2位の日本が、どちらも1兆2500億ドル(146兆円)前後で群を抜いているのは、大方の予想通りだろう。上位10カ国・機関が保有する債権4.4兆ドル(514兆円)のうち57%が中国と日本、残り43%は多い順から、ベルギー、カリブ海の金融センター、産油国、ブラジル、スイス、イギリス、台湾、ルクセンブルクとなっている。
ランキングのさらに下位に目をやると、28位にはカザフスタン(351億ドル/3兆6800億円)、35位にはベトナム(137億ドル/1兆6000億円)がランクインしている。これらの国にアメリカが借金をしているなんて、誰が想像しただろう?>(以上)
オバマがヘタレであろうが、米国は軍事力、経済力、文化力で超大国であり、ドルは世界一信頼性の高い基軸通貨だ。各国とも不測の事態に備え、かつ投資目的でドルや米国債を買う or 買わざるを得ない。パクスアメリカーナは十分米国の「血の投資」に見合った。改めて思う、WW2の「唯一の戦勝国」は米国だったのだ。
(毛の中共軍はWW2に現実的には参戦していない、ソ連は冷戦でこけた。中露で戦勝70周年祝賀なんてマンガ、歴史はこうあってほしいという韓国式「ロマン史観」だ)
米国はその地位を維持するために最大脅威の日本を「100年間戦争できない国」にし(米国にとっての平和憲法)、米国自身は戦後の70年間も戦争しっぱなし。
オバマは「世界の警察官を辞任」したが、次期大統領が辞任撤回するかもしれない。次期はヒラリーか、それともジェフか。マケインに期待したいが、80歳では無理だろうな。残念なことだ。
■2月13日(金)。朝は室温9度、快晴、冷え冷えとしたなかフル散歩。
「グレグジット」という造語が流行りそうだ。
<いわゆる「Grexit(グレグジット、ギリシャのユーロ圏離脱)」が現実のものになれば、ユーロ圏全体が新たな危機に直面しかねない。ユーロ圏が崩壊したら世界経済はどうなるのかという底知れぬ恐怖も広がるだろう>(NW2/10)
Greece + exit(出口、退去、退場、死去)。ギリシャはEUの「金は出すが教育的指導に従え」という従来方針に猛反発している。
<【パリ時事2/11】ギリシャのツィプラス首相は10日の議会で、厳しい緊縮財政を伴うEUなどによる現行の金融支援継続をドイツが求めていることについて、「理不尽だ」と批判した。その上で「抑圧の時代に戻ることはできない」と語り、現行支援の延長を拒否する考えを重ねて示した>
EUとギリシャの対立につけ込んでプーチンがちょっかいを出そうとしている。
<EUは、ギリシャ新政権の外交政策にも不安を抱いている。連立与党は共にロシア寄りなため、ウクライナ情勢をめぐってロシア政府への強硬姿勢を強めるNATOやEUに抵抗する可能性がある。
現にツィプラス首相はロシア政府に歩調を合わせ、ウクライナ政府を「ファシスト」と呼んだ。連立を組むANELのカメノス党首に至っては、選挙運動中にEUの対ロシア制裁の完全解除を求めた。ギリシャとEUは、全面的な神経戦に突入したようだ>(NW2/10)
さすがプーチン“食えぬ奴”。習近平、ISとともに武力で世界秩序を変えようとしている。三バカならぬ三狂だ。八百万の神様、三狂に天誅を。(2015/2/13)