平井 修一
■12月17日(水)。朝は室温10度、快晴、フル散歩。
中央日報12/17「韓国経済のゴールデンタイムが過ぎていく」から。
<日は沈むのに行く道は遠い。2014年は暮れて行くのに経済が回復する道は依然として漠然としている。経済を回復させるとして「地図にない道」を進んだ崔ギョンファン経済チームは何ひとつまともに成し遂げたこともなく1年を終えることになった。
今年の成長目標達成はすでに水泡に帰し、来年の成長見通しも下方修正しなければならない状況だ。どうにか生き返りそうだった不動産市場は瞬間的に回復したが価格が上がるだけで沈滞に陥った。
1度力を失った消費はまったく回復の兆しを見せず、凍りついた投資は厳しい寒波の中でさらに萎縮した。内需不振に加え年末が近づくほどこれまで経済を引っ張ってきた輸出まで萎縮し始めた。
内需と輸出の両輪で走っても不十分なところに、それでも回っていた輸出の1輪までぐらつくことになり、近く韓国経済という車は推進力を失い座り込むかのように危険だ>
泣きが入ってきた。めでたしめでたし。反日音頭を踊っているがいい。
ところで韓国の宗主国の中共は情報鎖国で国際ネットを遮断しているが、在米経済学者の何清漣女史によると、公務員は階級に合わせて世界中のサイトにアクセスでき、高官ならすべて自由なのだという。そうしないと国際情勢が分からなくなるからだ。
また一部の人民は苦労しながら“壁越え”に挑んでいるという。女史のサイトから。
<情報社会において、人々が情報を渇望するのはすでに日常的な要求になっているところです。中共がクラス別や政治上の必要に応じて「世界的な情報」に接するのを段階制限しようとも、多くのネット企業やメディアも何台かのパソコンに「壁越えソフト」をインストールして仕事につかっています。
これは当然、政府高官らのような合法的なものではなく、「半合法」的なものというべきでしょう。この「合法」「半合法」両方と、こっそり自分のパソコンに壁越えソフトをいれている普通の庶民が一緒になって中国の「壁越え」大軍をなしているわけです。
当局側はいつもその壁越えソフトを無効にしようとしてますから、ソフト開発者側もやむをえずさらに新しいソフトを開発せざるを得ません。ある人は壁越えするのに2、3時間かかるがそれでも、もう慣れた、といいます。
1日、外国のネットに繋がらないといてもたってもいられなくなってしまい、つながりにくい日にはとにかく何時間でもつながるまで頑張って、やっとつながるともうそこで満足してやめちゃうとか。
つまり中国政府は巨費を投じ「鉄の壁」を築いたが、結果は「鉄条網」程度のものしかできなかったわけです。鉄条網なら決意さえ硬ければ自由にくぐれます>
苦労して得た情報はネットで拡散される。中共は当然、不都合な情報は削除するが、誰かが情報を保存しているからイタチゴッコになるのだろう。若い世代は少しずつではあれ世界の真実と中共の異常さを知っていくに違いない。
<情報封鎖と思想統制は最高にうまくいったとしてもただ悪政の死亡過程を延命できるだけで、起死回生とはいきません。
今回の台湾の馬英久と国民党の落日はまさに中共のメディアコントロールの失敗をあらわしています。台湾のメディアは香港同様、中共がその力をきわめて深く浸透させてきました。いくつかの大メディアはとっくに中共の支配下にあります。しかしこうしたメディアを読むのは45歳以上の人たちです。ネット世代は基本的にこうしたテレビや新聞を読みません>
本も読まないが、ゲームや漫画、自由、民主、ヒマワリ、雨傘は好きなの
だろう。若者よ、北京にNO!を突きつけよ。
■12月18日(木)。朝は室温9度、快晴、フル散歩。パッチ(ズボン下、ももひき?)を用したら下半身は温かだったが、手足の先は凍えてしびれっぱなしで痛いほど。手袋、靴下は2重にしないとだめだな。
韓国には現代財閥、大宇財閥、三星財閥(サムソンで有名)、LGグループ、SKグループなどの大規模財閥があり、 財閥トップ10による売上高は国内総生産の75%以上に及んでいるという。
日本と違って中小零細企業という広大な製造・創造の裾野がないわけで、クッション(緩衝材)がないから、財閥がこければ即効で経済ががたつくという弱点がある。
財閥順位9位の韓進グループの“御令嬢”である趙顕娥・大韓航空副社長が大暴れした「ナッ・リターン」事件で御令嬢は国土部(日本の国土交通省にあたる)から調査を受けたのシンシアリー氏によると、まあ大変なことに。
<12日、国土部で調査を受けた「ナッツ回航」のチョ・ヒョンア前副社長ですが・・
大韓航空関係者がその2時間前に、彼女が調査を受ける場所(航空鉄道事故調査委員会)の近くのトイレを「前副社長が使うかもしれないから、もう一度掃除して欲しい」と頼んでいたことがわかりました。
彼女が調査を受ける場所には約30人の大韓航空役員たちが事前に訪れ、一々調べまわったとのことです。
上が両班(貴族)根性なのか、下が奴婢根性なのかはわかりませんが、どうやら大韓航空など韓進グループに「チョ・ヒョンアが悪いことをした」という認識はまったく無いようですね。
国土部はトイレ掃除の要求に応じたとのことです>
まるで皇女和宮! 韓進グループはお役人の天下り先だから御令嬢に粗相はできないというわけで便所掃除。さらに続けて――
<例の大韓航空の件で、全北大学社会学部教授が「まるで“奴婢文書”を所有している貴族のように会社の従業員の上に君臨しようとした前副社長の行動は、過去の封建時代によく見られた前近代的な発想だ」と話しました。
「奴婢文書」とは、奴婢を所有した、貸した(借りた)、返した、などを記録した文書のことです。検索してみたら、さっそくヒット。保管状態が良いものがあったので見てみました。
「急にお金が必要になって、女の子(娘)の身の値段として二十五両を受け、子供ををその家に委託し、文書を記録、作成する。後日、もし問題が発生した場合、(この文書で)互いに証明する」>
この文書の1875年当時は世界中で身売り、奴隷制度があり、親が娘を女衒に売るなんていうのは日常茶飯事だったろう。食べるので精いっぱいの時代で、口減らしでもあったろう。
ところで「財閥」。福田恵介・週刊東洋経済副編集長の論考から。
<韓国では日本とは違った視点で問題にされている。それは、韓国で根強い財閥企業のあり方、という側面だ。今回の趙顕娥氏の行動は傲慢、横柄さばかりが目に付く。そんな趙氏の行動こそ、「財閥の傲慢さ」に直結しているととらえられている。
韓国経済における財閥の存在はとてつもなく重い。よくも悪くも韓国経済を牽引する存在だ。また、入社希望ランキングでも財閥グループが上位を占めるなど、国民も財閥なしでは経済が回らないことをよくわかっている。
だが、そんな財閥にとって、後継者問題は実に大きな悩みでもある。大韓航空のように、韓国の主たる財閥企業は3代目の時代を迎えている。彼らが優れた経営者であればよいが、そうでない場合、その扱いが頭痛の種なのだ。
大韓航空でも、趙顕娥氏には弟の趙源泰(チョ・ウォンテ)氏(大韓航空専務)、妹の顯?(チョ・ヒョンミン)氏(同)がいるが、彼らも一時、醜聞を起こしたことがある。
日本でもそうだが、韓国でも「3代目が会社を潰す」という言葉は人口に膾炙している。サムスン電子や現代自動車をはじめ、相次いで代替わりする時期を迎え、財閥企業のあり方がなおさら注目されている。とはいえ、「結局何も変わらない。財閥だから、趙顕娥氏も1、2年後には復帰するはずだ」(韓国紙記者)。そう思われるのも、韓国財閥の現実なのだろう>
チヤホヤされ、我慢を知らずに育つと「世の中は自分の思うようになる」という皇帝、皇女になってしまう。3代目の時代、あと数年で韓国財閥、韓国経済も終わるだろう。クネは「不通」のままに政治をほっぽらかして、せっせと反日音頭を踊っていろ。韓流はホント、世界中を飽きさせない。ナッツが大いに売れているという。
♪歴史、歴史、謝罪しろ、轢死、轢死、お仕舞だセウォル号 空白の7時間 クネいずこ(2014/12/19)