2016年08月31日

◆臓器ビジネスと焼身自殺

伊勢 雅臣



法輪功信者などを数万人単位で逮捕しては、死刑囚として「解体」して臓
器を取り出し、臓器移植を希望する人に売りつける、という「臓器ビジネ
ス」が中国では行われていました。

一方では、チベットでは、中国の弾圧に抗議して、焼身自殺した人々が百
人を超えています。

こういう中国の人権犯罪を報道しない日本のマスコミは、その犯罪に荷担
し、かつ我々の子孫がその被害者となる道を推し進めています。


■野村旗守「『臓器狩り』の闇」「正論」H28.1

2015 年4月、中国の臓器売買を扱ったドキュメンタリー映画『人間狩り
(Human Harvest)』が米放送界の名門、ピーボディ賞を受賞した。・・・

国際調査による数々の証拠を提示しながら、中国が国家ぐるみで受刑者の
生きた人体から臓器を抜き取っている現実を指摘した。

06 年4月20日、ワシントンDCで開かれたシンポジウムでアニーと仮称す
る中国人女性が衝撃的なスピーチをおこなった。

「うちの病院で手術された信者は、腎臓や肝臓などの臓器が摘出され、皮
膚が剥がされると、後はもう骨と肉ぐらいしか残りません。そういった遺
体は、病院のボイラー室に放り込まれました」

アニーの元夫は、2年ほどのあいだに2千人ほどのドナーから角膜の摘出手
術をおこなった。そのたびに月給の何十倍もの現金が支給され、彼女の元
夫は通算で数十万ドルの現金を手にしていたとアニーは言う。

角膜以外に摘出される臓器は、心臓、肝臓、腎臓が多かった。たとえば肝
臓なら、摘出された臓器は約20 万元(約300万円)でレシピエント(患
者)に移植されていた。

囚人の健康状態、血液型、細胞組織形態などを精査し、適する臓器提供者
を見つけては、旅行者の滞在期間中に刑を執行する。これはすなわち、需
要のために人を殺す、オンデマンド殺人だ」『国家による臓器狩り』自由社)

この「オンデマンド殺人」の“恩恵”を、じつは日本人も受けていた。04
年と05年の2年間に、計108人の日本人が訪中して腎臓や肝臓の移植手術を
受けていたことが、これを斡旋していた日本人コーディネー夕ーの証言で
わかった。この人によれば、日本国内ではドナーの数が少ないため、待ち
きれないレシピエントが最大の臓器提供国である中国に渡航していたのだ
という。

移植手術は北京、上海、瀋陽の有名病医院で施術され、費用はアメリカの
十分の一以下で済んだ。別の関係者は「日本人を含め、中国で手術を受け
るための移植ツアーは07、08年を最後に、現在おこなわれていない」と語る。

中国共産党は2015年には死刑囚からの臓器提出は止めると表明したが、額
面通りに受け止めている人は少ない。


■三浦小太郎「話題の書『チベットの焼身抗議』の警告」、「正論」H28.1

2012年1月6日、四川省ンガバ(中国側の統治区域名を使えば、ンガバ・チ
ベット族・チャン族自治州)の路上にて焼身抗議を行った22 歳の青年、
ロブサン・ツルテイムの遺書

「1958年、中国により侵略された後、100万人以上の人々が殺され、僧
院、宝物、家々、そして文化が破壊され、すべての国と個人の貴重な財産
は奪われ、チベット人の第一の精神的よりどころであるダライ・ラマ法王
は亡命を余儀なくされ、リーダーたちも亡命したり、獄に投げ入れられた
りした。そして今、常軌を逸した『愛国再教育』が僧院で行われている。
これは如何なるチベット人も受け入れることができないものである」

婦人ドルカル・キは2012年8月7日に焼身抗議を行ったが、中国当局は、妻
の焼身は抗議ではなく家庭内不和にあったという書面にサインすれば見返
りに金を与えようと持ちかけ、きっぱりと拒否した夫サンゲ・ドウント
ウップはその一週間後に連行され行方不明となっている。

2009年2月に始まり、本書が書かれた2015年8月1日まで、焼身抗議は47人
におよび、うち123人が死亡している。

チベット人の焼身抗議は絶望から行われているのではない。自らの犠牲を
通じて、世界がチベットの現実を知り行動することへの希望こそが焼身抗
議の原点なのだ。


2016年08月30日

◆「さぁ、これで逃げる準備は出来た」

宮崎 正弘 


<平成28年(2016)8月28日(日曜日)通算第5007号 >

 〜「さぁ、これで逃げる準備は出来た」
    中国の米国不動産買い漁りは270億ドル〜


2015年4月から16年3月までのわずか1年間で、中国は米国の不動産物件
を2万9000軒買収した。

その金額合計は270億ドル(2兆7000億円)。
 
象徴的な買収は業界2位の安邦保険がNYの名門ホテル「ウォルドルフ・
アストリア」を19億5000万ドルで買収した衝撃のニュースだった。

ウォルドルフアストリアといえば歴代大統領御用達、地下には専用の駅も
ある。

しかし金額的に目立つ物件ばかりか、ニューヨークの目抜き通りの複合ビ
ルやマンション物件を、中国人寿や海航集団などが片っ端から買収している。

とくに中国人寿(生保第1位)が買収したのはNYアメリカンアベニュー
1285番地の複合ビル(16億5000万ドル)。

NYビジネスの中枢の1つである。

ところが、米国は中国の不動産買い占めには楽観的で、警戒感がない。

なぜなら1980年代の日本がロックフェラーセンターを始め高額不動産を
次々と買い占めたが、バブルがはじけると二束三文で売り払って退却した
ように、中国のそうすると楽天的に読んでいるからである。

アメリカ人はやっぱりシナ人の体質、その人生観の本質を知らない。彼ら
は日本と異なって永住が目的であり、売却するときは高値でなければ譲ら
ないだろうし、そもそも日本人のように売り逃げはない。


「さぁ、これで逃げる準備は出来た」とばかりに幹部達は逃亡先でもある。

したがってアメリカ人が、中国が安く売り払うときが買い時と考えている
ようだが、そういうチャンスはない、と中国語の新聞は書いている。
        


◆リオで見えた嘘と真心

伊勢 雅臣



ドーピングや審判買収の嘘が消えて、選手たちの真心が輝いたリオ五輪。

■1.メダル数を大きく減らしたロシア、中国、韓国

リオ・オリンピックが終わった。日本選手団の獲得メダル数は金12、銀
8、銅21の計41個と、過去最多となった。ロンドンでは金7個、合計38
個だったので、金で大幅増、合計でも若干増という結果となった。

メダル数を国別で見ると、ロシア、中国、韓国が大きく減った。ロシアは
ソチ五輪の組織的ドーピング(薬物)問題で多くの選手が出場禁止とな
り、ロンドンでは金24個、合計81個だったのが、今回は金19個、合計56個
と約7割に減少した。

同様に惨敗したのが中国で、ロンドンでは金38個、合計88個で国別では2
位だったのが、今回は金26個、合計70個で、英国に抜かれて3位に転落。
韓国は前回、金13個、合計28個で5位だったが、今回は金9個、合計21
個、8位まで落ちた。

中国はドーピングでの出場禁止処分こそ受けなかったが、かつては組織
ドーピングの内部告発があった。今回は、検査がはるかに厳しくなってお
り、その影響があったのだろう。

韓国はロンドン五輪では、サッカー、柔道、フェンシングなど、「韓国が
らみのおかしな判定」が起きていた。今回は「誤審防止」との名目で、判
定に異議を唱えたら、ビデオ判定するシステムが導入された[1]。今回の
柔道では、16年振りに金メダルゼロに終わった。

ドーピングや審判買収による嘘が消えて、選手達のスポーツにかけた真心
が輝きだした大会だった。


■2.「相手がいますから。しっかりと冷静に礼をして降りようと」

まずは、美しい柔道で金メダルをとったのが、柔道男子73k52KGの大野将
平選手。ロンドンでは日本男子柔道は史上初の金メダル無しで終わった
が、今回も男子90kg級、女子48kg級、男子66kg級、女子52kg級とい
ずれも銅で終わり、重苦しいスタートとなった。それを一挙に吹き払った
のが、大野選手だった。

準決勝を除くすべての対戦に一本勝ちを収めた。決勝戦の相手は、アゼル
バイジャンの欧州王者ルスタフ・オルジョフ。「一発のある選手」と警戒
しながらも、接近戦で勝負に出た。得意の内股で1分44秒に技ありを
奪った。

ポイントをリードした後に、大野の消極的な姿勢に指導が入ると、「逃げ
るより、攻め抜いて投げてやろう」と、再び攻めて、3分15秒、鮮やかな
小内刈りで一本をとった。

日本柔道界に2大会振りの金メダルをもたらした勝利だったが、大野選手
は笑顔もなく、厳しい顔をしたまま、深々と礼をして、オルジョフと握手
で健闘を讃えあった。

ガッツポーズも、喜びの表情もない理由として、大野選手は「相手がいま
すから。しっかりと冷静に礼をして降りようと」と語った。

勝負には勝ちもあれば、負けもある。敗者への思いやりを込めて、礼に始
まり、礼に終わる武道の精神。試合後、大野は「柔道の素晴らしさ、美し
さ、強さを伝えられたと思う」と語った。

だが、井上監督から「プレッシャーの中、よく取ってくれた」と声をかけ
られると、張り詰めたものから解放されるかのように涙があふれたという。

柔道が世界に広まって「ジュードー」となり、ポイントを奪ったら、いか
に逃げ切るか、というせこい勝負になった時期もあったが、礼に始まり、
礼で終わる「美しく、強い柔道」という理想を追い求める大野の真心が爽
やかだった。[2]


■3.「それは無駄な質問だ」

真心の籠もったライバル関係を見せたのが、個人総合で金メダルをとった
内田航平選手と銀メダルをとったウクライナのオレグ・ベルニャエフ選
手。内村選手は5種目までベルニュアエフ選手にリードを許しながら、得
意の鉄棒で最後に大逆転した。オリンピック2連覇で、世界選手権も含め
ると8年連続で個人総合の王者の座を守った。

表彰後のインタビューで、ある海外の記者から「あなたは審判に好かれて
いるんじゃないですか?」という質問が飛んだ。失礼な質問にも内村選手
は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジを
してもらっている」と答えたが、横にいたベルニャエフ選手が怒った。[3]

審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェ
アで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとってい
る。それは無駄な質問だ。

航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に
競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ。

 銅メダルの英国ウィットロック選手も、「大変素晴らしい。彼は皆のお
手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」
と声をそろえ、内村選手は気恥ずかしそうにはにかんでいた。


■4.「誰にもできないところまでもっともっとやってほしい」

ベルニャエフ選手の祖国ウクライナは争乱状態が続いており、練習施設も
貧しく、国からの給料も月100ドルほどしかない。毎週試合に出て、活動
費を自分で稼がなければならない状態だという。

 
その実力を見込んで、他国から、国籍を変えて出場しないか、という好条
件の申し出がなされたが、ベルニャエフ選手は家族や友人のいるウクライ
ナから離れることを拒否している。

 内村選手に関しては、過去にこんな発言をしている。

内村は本当に神話的な選手。
でも、僕の目標はシンプルだ。彼と戦うことさ。

こういう選手が、内村選手に対する質問に怒ったのも、当然だろう。質問
が内村選手にとって失礼というだけでなく、自分が目標としてきた内村選
手を貶めるような質問は、自分の生き方に対する侮辱でもある、と受け止
めたのではないか?

内村選手も、ベルニャエフに関して、次のように語っている。

オレグ選手がすごいことをやってきたので、本当にぎりぎりで勝ったとい
う感じなので、次はないと。・・・それぐらいの選手になったし、次から
の世界の体操は彼に引っ張っていってほしいなという感じもあります。

オレグ選手には、全種目を高難度でやるという僕には信じられないことを
やっているので、誰にもできないところまでもっともっとやってほしいと
も思っています。

「誰にもできないところまでもっともっとやってほしい」という発言から
は、体操という道を共に究めようとする同行者と考えているように聞こえる。


■5.記憶に残る真心のドラマ

金メダルをとれなかった事が、ニュースになった場面もあった。誰もが金
メダル間違い無しと信じていた女子レスリング53キロ級の吉田沙保里選
手が決勝戦で敗退して、銀メダルに終わり、五輪4連覇を逃した時だった。

吉田選手を破ったのは、米国のヘレン・マリーレス選手。終始、闘志をむ
き出しにして立ち向かい、1点先取されたが、その後4点取って、逆転勝
ちを収めた。敗戦が決まった途端、吉田はマットに泣き伏したが、マリー
レス選手も同様に泣き崩れた。[4]

サリーレス選手は12歳の時に吉田選手を観て憧れ、両親の反対を押し
切って、吉田選手に勝つことを目標にレスリングをやってきたという。サ
リーレス選手は、表彰台で米国初の金メダルを受けとった際も「これを
ずっと夢に見てきた」と顔を覆って大粒の涙を流した。

試合後には「彼女と戦う準備をずっと続けてきた。彼女は私のヒーロー。
彼女は最もたたえられているレスラーで、彼女と試合をできたのは本当に
名誉なことだった」と語った。[5]

吉田選手の4連覇はならなかったが、事前の予想通りすんなり4連破を記
録するよりも、記憶に残る真心のドラマが生まれたのではないだろうか。


■6.「そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした」

試合後に、吉田選手が号泣しながら受けたインタビューがまた、感動的
だった。[6]

― 素晴らしい試合でした。今の気持ちを振り返ってください

(吉田選手は号泣しながら)「たくさんの方に応援していただいたのに、
銀メダルに終わってしまって申し訳ない」

― そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした

「日本選手の主将として金メダルを獲らなければならないと思って、ごめ
んなさい」

―決勝戦、非常に厳しい戦いでしたが、あえて敗因をあげるとしたら?

「やっぱり自分の気持ちが、最後は勝てるだろうと思って、とりかえしの
つかないことになっていまって・・・」

―そんなことは誰も思ってないと思います

(中略)

「最後は自分の力が出し切れなくて・・・」

―日本中では拍手を送ってくれていると思います。素晴らしい銀メダルで
した。ありがとうございました。
 アナウンサーはNHKの三瓶宏志氏。応援してくれる人々に申し訳ない
という吉田選手の真心と、その奮闘振りに感謝するアナウンサーの真心が
響き合ったインタビューだった。


■7.「マオ(浅田)にも感謝したい」

内山航平選手とオレグ・ベルニャエフ選手、吉田沙保里選手とヘレン・マ
リーレス選手の真心の籠もったライバル振りを見て、どうしても思い浮か
んでくるのが、フィギュア・スケートの浅田真央選手とキム・ヨナ選手の
関係だ。

浅田選手の高難度の演技につけられた点数が余りにも低いので海外メディ
アが「馬鹿げている」と怒り、会場がブーイングに覆われたり[7]、逆に
キム・ヨナが転倒しても最高得点を出して、解説者も「(得点が)ここま
でどうして出てしまったのか、わからないと正直感じた」 と語った場面
まであった[8]。

浅田真央選手が高難度の演技に真摯に取り組む姿は、世界の選手に感銘を
与えていた。[9]

「女子でトリプルアクセルに2回転をつけて跳ぶことがどれだけ大変か。
それでも勝てないなんて・・・。」

「マオ(浅田)にも感謝したい。果敢にトリプルアクセルに挑んだ姿を見
て、私は悲しいことなんか忘れて正直、燃えたわ。ありがとう」(ジョア
ニー・ロシェット、カナダ、10年バンクーバー銅メダリスト)

「なんて言ったらいいのかわからない。ジャッジはキムの何もかもに加点
しまくっている」

「真央のスケートには誠実さがある。素晴らしいことだよ。傲慢さがな
い。そこが好きなんだ。」

「浅田のスケートには静かな無垢さ(イノセンス)があって、そこが魅力
的だと思う。作った見せ掛けの態度みたいなものがなくて、スケートその
ものをするという感じ。」(エルヴィス・ストイコ、カナダ、94年リレハ
ンメル銀、98年長野銀)


■8.日の丸と真心

キム・ヨナの得点に関する疑惑と反感は、スケート選手の間では相当広
まっていたようで、ソチ五輪の競技後のエキジビションではキム・ヨナ一
人が仲間はずれにされたり、記者会見でもキム・ヨナがまだ話している内
に他の選手が席を立ったりした[10]。

メダルさえとれれば、何をしても良い、という姿勢が、自分たちの神聖な
スポーツを汚している、という怒りが、広がっていたのだろう。

 疑惑の採点などがなければ、浅田真央選手もフィギュア・スケートの究
極を究める事に集中し、その過程で世界のライバルとも美しい争いを繰り
広げられたはずだ。そう思うと、改めて、ドーピングや疑惑の判定で、ス
ポーツの神聖さを汚してきた国々に対する怒りが込み上げてくる。

 今回、大きくメダル数を減らしたロシア、中国、韓国。一事が万事であ
る。これらの国々は、「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」といった嘘を国際
社会に流し、北方領土、竹島、尖閣と我が国の領土を不当に奪ったか、奪
おうとしている。金メダルさえとれれば何をしても良い、と考えるような
国々とは、信義ある外交も不可能だということである。そういう国々に、
わが国は囲まれている。

 そういう国々のメダルが大きく減って、今回は表彰式で日の丸が何度も
上がった。日の丸の白は「神聖と純潔」、赤は「博愛と活力」を現すと言
う。正々堂々とルールを守り、自らの競技の究極を究めようとする日本選
手たちの真心を象徴した国旗ではないか。


■リンク■

a. JOG(360) 金メダル以上の幸せ
 レスリング浜口京子選手は「国民のみなさんとともに金メダルへ向かっ
てともに戦えたことが幸せ」と語った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257Enippon/jogbd_h16/jog360.html

b. JOG(248) ワールドカップの報道統制
 世界中で報道されていた「判定疑惑」を日本のマスコミは頬被りし、日
韓友好のみ謳い続けた。
http://blog.jog-net.jp/201309/article_3.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 世界のニュース トトメス5世「韓国・中国の金メダル激減の理由 
ビデオ判定で八百長困難に」
http://thutmose.blog.jp/archives/65086483.html

2. THE PAGE 「 <リオ五輪>柔道73kg級金メダリスト大野が笑わなかっ
たワケ」
https://thepage.jp/detail/20160809-00000004-wordleafs

3. サラッと速報「内村航平とオレグ・ベルニャエフの関係が良好すぎ
る!?」
http://sarattosokuhou.com/sports/oleg-verniaiev/

4. 「レスリング 吉田沙保里 女子53kg級決勝 リオオリンピック
(2016.8.19)」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29476021

5. FUNGO「『サオリは私のヒーロー』吉田沙保里に勝利したマルーリスの
エピソードに感動」
http://fundo.jp/88166

6. choco日記「吉田沙保里インタビューで号泣謝罪!感動コメントのアナ
は誰?」
http://wamadai.com/4272.html

7. YouTube「海外メディアが真央を絶賛しキムヨナに皮肉連発 トリノ世
界フィギュア」
https://www.youtube.com/watch?v=lNFBiuFl_G8

8. JCASTニュース「ジャンプで転倒キムヨナが『今季最高得点』 『浅田
真央より上』報道にネットで怒り
http://www.j-cast.com/2012/12/10157544.html?p=all

9. NEVERまとめ「世界中から愛される浅田真央の魅力」
http://matome.naver.jp/odai/2139189471638105001

10.正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現「会見、エキシビ
ジョンでもキムヨナの嫌われっぷり露呈・日本スケート連盟名誉会長が元
在日の荘英介」
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/47881058.html


◆私の「身辺雑記」(378)

平井 修一



■8月26日(金)、朝7:00は室温28.5度、快晴、日射しは強いから今日も
猛暑でクーラーのお世話に。体調はまあまあ。

朝食と洗濯の後、PC部屋のクーラーの下で新聞を読んでいたら微かな水滴
が落ちてきて、チェックしたら排水パイプが詰まっているよう。慌てて補
修したが、2時間ぐらいかかってしまった。まったく主夫業は暇なしだ、
いい運動ではあるが。

3時からは庭仕事(壁にはびこる蔦の除去)、終わってからシャワー、そ
してクーラーの効いたLDKで一杯飲み始める。至福の時だ。

このところやたらと宅配便を受け取る。クロネコ、佐川、郵便局・・・カ
ミサンは通販が大好きだし、Nは留守がちなのでわが家に発注品が届くよ
うにしている。1日に3回ほどピンポーン、小生は湯上りのスッポンポン
で、扇風機で(今やすっかり休火山の)股間を冷やしていたが、慌てて半
ズボンをはいて受け取るのだ。

「通販で買うな」なんて、今どき言えやしないし、留守番を含む主夫業全
般をこなすからこそ小生の存在感があるのだから、受け取りも仕事のう
ち、と、まあ諦めるしかない。それにしてもカミサンが奄美から送ってき
たお土産の段ボールは50キロはあったのではないか。小生の力では全く動
かなかったので玄関に放置しておいた。

一休みしたら夕食の用意。とにかくカミサンを「キャイン」と言わせなく
てはならないから大変だ。今晩は、キュウリ・モズクの酢の物、卵豆腐、
鶏唐揚げ、〆は氷入りの冷たい汁の茶そば(薬味はショウガ、ネギ、シ
ソ、わさび)。

「ああ、美味しかった」と言ってくれたので今夜も成功だ。

「お客様から『ああ、美味しかった、また来るよ』と言ってもらうのが、
私らの生き甲斐、やり甲斐なんですよ」。銀座東武ホテルのレストランフ
ロアマネジャーはそう言っていた。レストランのフロアサービス(ウエイ
ター、バスボーイ、ソムリエなど)は接客業、相棒のキッチン(シェフと
その弟子)は製造業、ゴチゴチの職人の世界。

営業部門と現場部門はどこの世界でも軋轢があるが、この両者が上手く連
携しないと仕事は上手く回らない。ホテルに限らず料理人の世界は(多分
今でも)徒弟制度的で、厨房はほとんど戦場だから、「口で言うより足の
方が早い」、つまり、ぐずぐずしていると親方や兄弟子から蹴っ飛ばされ
るのである。

「週刊ホテル・レストラン」の創業者から小生が学んだのは、「熱い料理
は熱く、冷たい料理は冷たく」が料理の基本だということ。だから兄弟子
がステーキを焼いた時点で、弟子は間髪入れずにソースをかけ、添え物を
乗っけないと、「この野郎」と蹴っ飛ばされるのだ。

そしてアツアツのステーキをウェイターがテーブルにサーブする。

この連携はいい時がほとんどなのだが、たまに歯車が狂うと、フロアと
キッチンで無言の戦争が始まったりする。

フロア「10番のオーダーはまだかい」
コック「ちょっとつっかえている、もうちょっと待ってくれ」

フロア「10番のオーダーはまだかよ」
コック「今やっているところだよ、せかすな、バカが」

こんな感じで険悪になり、やがて陰湿なイジメなどになったりする。

明治以降に発展したホテル・レストラン業界では、西洋料理に通じたコッ
クさんは完璧な専門職。シェフは総支配人より給料が高かった。そういう
伝統があるからコックさんはプライドが高いし、徒弟制度ゆえにシェフが
転職すると子飼いの弟子もごっそりついていく。だから経営者は厨房には
なかなか頭が上がらない。

世界的にもそういう傾向だと思う。小生の知っていることはあまりないけ
れど、斯界の方の裏話を大いに聞きたいものである。

■8月27日(土)、朝6:30は室温27度、降りそうな曇、涼しい。これから
は徐々に秋に向かう。体調はまあいい方だが、腰に不快感があるのでカミ
サンに湿布を貼ってもらった。独り暮らしの人はどうしているのだろう。
不便や不都合がいっぱいありそうだ。もっともこの世は不都合や理不尽だ
らけではある。

人権を 守っていても テロの的 情けをかけて 命とられる(修)

人権を 守ると国が 保てない 中露みたいな 国が多数派(修)

<人権(human rights)とは、人間ゆえに享有する権利である。人権思想
においてすべての人間が生まれながらに持っていると考えられている社会
的権利である>(ウィキ)

いろいろな解釈があるが、18世紀から普及していった西欧的な価値観、思
想なのだろう。自由、平等、人権がセットになっている。しかし、国や民
族、宗教によっては、この「3点セット」がまったく根付いていないこと
がある。中露やイスラム教国はおそらく有史以来、それらと無縁である。
「民度が低い」「思考停止」「利害優先」というような状態が数千年も続
いているのではないか。

結局「3点セット」は、それを共有する国民、民族、人種の中でしか通用
しない。それを評価しない異端者にとってはまったく無価値どころか邪
教、神への冒涜、不道徳、腐敗、犯罪、絶滅すべき敵になるのだろう。

そもそもロシア人や支那人、イスラム教徒の多くは「3点セット」を理解
していないし、異物を見るように傍観したり、嫌悪しているだけなのでは
ないか。

自由主義市場経済の観点から言えば「3点セット」国は、まあ近代国家、
近代社会なのだろう。それでも異端者はいるから、常にテロの危険にさら
される。これ以上の異端者の流入は危険の流入でもあるから、欧州各国で
は危機意識が高まっている。

ニューズウィーク8/25「オーストラリアの難民虐待に学びたい? デン
マークから視察団」から。なお、この記者はかなりのリベラル≒難民に寄
り添うバカモドキである。

<オーストラリアは難民問題の解決に野蛮だが効率的な方法を編み出し
た。海の向こうの収容施設に収容し、怪しげな民間企業に管理を委託し、
彼らが難民と認められ次第、第三国定住を強制するのだ。

当然、内外から批判されている同制度だが、これを気に入ったようなのが
デンマークだ。同議会の議員団は今週、南太平洋の小さな島国家、ナウル
にあるオーストラリアの難民収容所を訪問するというまたとない機会を得
た。目的はもちろん、難民申請者が押し寄せている欧州でも、オーストラ
リア方式がうまくいきそうかどうかを確かめることだ。

議員団に査証が発行されたのは、英ガーディアン紙が内部資料をもとにこ
の収容所で横行している人権侵害、性的虐待、自傷行為が暴露した数週間
後。記事によれば、警備担当者が子供の顔を張ったり、教師が生徒に性行
為を迫ったり、バスの運転手が女性収容者の盗撮をしたり、弱い者ほどひ
どい被害に遭っている。(平井:これって普通の国でよくある話。収容所
は天国ではない)

難民は、難民申請をしてから結果が出るまで数カ月、ときには数年も待た
される。たいていは難民と認められるが、その場合はカンボジアに行くか
小さく貧しいナウルの島に留まらなければならない。

2015年、カンボジアはオーストラリアからの4000万ドルの援助と引き換え
にナウルの難民を引き受けた。しかしカンボジアに行ったのは5人だけ
で、そのうち3人は危険を覚悟で帰国した。

「オーストラリアのやり方は面白い」と、ナウルを訪問するデンマークの
議員6人のうちの一人、マルティン・ヘンリクセンは言う。彼は移民排斥
を主張する極右政党、デンマーク国民党に所属している、云々>(以上)

デタラメルケル、ダレモオランドのようなことをしていればテロは永遠に
終わらない。「3点セット」人は異端者から殺されまくるだけである。

豪州スタイルがいいかどうかは分からないが、「敵は誰か」「危険分子は
誰か」を調査研究し、原則として難民モドキをこれ以上受け入れないこと
が大切だ。

涼しくなったので夕食はオデンとタコ焼き。N母子も参戦し、完食。日本
の旨いものは秋と冬に集中する、お節料理は最悪だが。これからが楽しみだ。

■8月28日(日)、朝7:30は室温23度、曇、一気に秋になった感じでとて
も涼しい。体調も今朝は良い。

一方で杭州は大変なことになっている。習近平は暗殺を恐れているよう
だ。辣椒(ラージャオ、王立銘)氏の論考「華々しい杭州G20のウラで中
国人の暮らしが破壊されている」(ニューズウィーク8/26)から。

<今年のG20サミットが9月4日から5日にかけて、中国浙江省杭州市で開
かれる。中国がG20を開催するのも、習近平が中国最高指導者に就任した
後このような会議を主催するのも初めてだ。中国政府はかつてなくこの会
議を重視し、浙江省は7月から道路、鉄道、航空など公共交通機関の安全
検査を強化してきた。

しかし中国では、G20の安全確保のための措置が住民にひどく迷惑をかけ
ている事実がまったくニュースとして伝えられていない。杭州市民はネッ
ト上で自身の体験を語っているが、その内容はあきれるものだ。

8月以降、杭州の多くの企業は休業に追い込まれ、大量の店舗とレストラ
ンが閉店を命じられた。反政府派の人々は強制的に地方観光に行かされ、
杭州向けの宅急便業務も停まった。観光名所である西湖地区のある派出所
は住民に対し、9月4日午後から火を使った調理を禁止するので夕食は派出
所からまとめて配達する、と通知した。

杭州市民は外出もままならなくなった。ネットユーザーの写真によれば、
杭州のバスには1台ごとに2人の警官が配置され、地下鉄では多い場合1両
に10人あまりの警官が立っている。

大量の装甲車と軍用車両が杭州中心部の市街地に配置され、市内全域のい
たるところに検査所が設置されている。検査所を通るたびに所持している
飲料品を一口飲まなければならないため、次のような笑い話が広まっている。

ある市民は夜、次の朝に飲む牛乳を買ったが、家に帰る途中いくつも検査
所を通ったので家に着く前に飲みほしてしまった。また、こんな笑い話も
ある。ある運転手が車のトランクに酒を1箱入れていたが、検査所で検査
員にすべて開けて一口飲むように求められた。車を数メートル走らせたと
ころで、今度は飲酒運転で警察に止められた......。

杭州市は8月20日から西湖を含む一部地区を封鎖。9月1日からG20の終了
時まで、地区内で働くか、生活する身分証を所持した人しか出入りできな
くなった。政府は住民にG20の期間中、居住地を離れることを奨励。杭州
市民は9月1日から7日の間、特別休暇を楽しめることになり、周辺の観光
地は杭州市民だけを対象にした無料あるいは格安イベントを実施すること
になった。

封鎖地区の中はがらんとして、通行する人もいない。ただ、このような人
気のない寂しい光景を指導者は気に入らなかったらしく、G20の2日間は
政府機関の職員に家族連れで西湖近辺を仲良く散歩させよ、と要求した。

G20の国家はいずれも中国との間でさまざまな矛盾を抱えているが、最近
は日中、中韓関係が特に緊張している。習近平は会議の円満な成功のた
め、しばらくは強硬な態度を引っ込めて、耳触りのいい「空論」を口にす
るだろう。

しかし、私は杭州にやって来る首脳たちにはっきりと見てほしいと思う。
この国の指導者がどのように自分の国民に対峙しているのかを。各国のゲ
ストたちが盛大で厳かな歓迎を受ける背後で国民の基本的人権が侵され、
G20の安全確保のために住民が生活上の大きな不便を強いられていること
を。各国のゲストたちは杭州市民の境遇を知ったら、どう思うのだろう
か?>(以上)イラストは↓
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2016/08/20.php

まったくめちゃくちゃだ。ところでG20ってそれほど大事な会議なのか。

<ジー・トゥエンティー【G20】[Group of Twenty]20か国財務相・中央
銀行総裁会議。世界的な経済の安定と成長をはかるための国際会議。年1
回開催。G7(主要7か国財務相・中央銀行総裁会議)の米・英・仏・独・
日・伊・加と、露・中・韓・印・インドネシア・豪・トルコ・サウジ・南
ア・メキシコ・ブラジル・アルゼンチン・EU(欧州連合)の20か国・地域
で構成される>(コトバンク)

現在、世界経済の最大の不安定要因は中共である。

<足下の中国経済は公共投資の進捗による景気減速の喰い止め策の効果も
あり、一進一退の展開が続く一方で根強い下振れリスクがくすぶる。

党及び政府内には景気認識及び経済政策を巡る「対立」に似た動きがみら
れるが、今月初めには金融政策でもこうした問題が表面化した。

発改委が突如追加金融緩和を示唆する動きをみせた一方、人民銀は従来か
らの姿勢を堅持する対照的な動きがみられた。なお、発改委は直後に声明
を取り下げる慌しい動きをみせたが、政府内において新たな路線対立が表
面化した可能性がある>(第一生命経済研究所8/10)

国有企業のさらなる巨大化を進めたい習近平=共産主義統制経済志向(復
古派)、一方で国有企業の分割民営化を進めたい李克強=改革開放市場経
済志向(近代派)という、根本的な対立。これでは二進も三進もいかな
い。ダッチロールするだけだ。

危機的な状況の中共でG20とは皮肉だ。習近平はそもそも危機だという認
識さえ持っていない。ひたすら「一帯一路」のインフラ投資(「在庫一
掃」セール&「過剰設備」温存)で危機突破をと叫んでいるだけ。これで
は多分、何も決まらないだろう。

そもそも周小川・中国人民銀行総裁が6月12日から行方不明だ。中共では
ポケGOがないから探しようがない。周小川は26日にフォーラムで講演する
予定だったがキャンセルになったようだ。すさまじい権力闘争。変な国。

午後からカミサンたちは義妹の墓参りへ。あっという間の8年だ。夕食は8
人で豚バラブロック・タケノコ・昆布の煮物など。(2016/8/28)

2016年08月29日

◆ 孤独の人  天皇陛

加瀬 英明



天皇陛下が8月8日にテレビを通じて、お言葉を読まれたのを謹聴した。
ご高齢によって、お疲れになられたと、訴えられた。

私は、なぜ、日本の男女がリオの五輪大会で健闘している時を選んで放映
したのか、宮内庁の役人に対して憤りをおぼえた。

 これは、天皇によるクーデターだった。明治天皇によって定められ、現
憲法下で継承されている皇室典範は、天皇の譲位を認めていない。お言葉
のなかで、皇室典範が定めている摂政制度を斥けられたが、天皇が法を改
めるよう要求されることは、あってはならない。

 「天皇に私なし」と、いわれる。陛下はやはり、戦後のお育ちであられ
るのだと、思った。陛下は天皇のお役目を誤解されていられるのではない
か。お言葉のなかで、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や、島々への旅
も、私は天皇の象徴的行為として大切なものと、感じて来ました」と仰言
せられたが、地方をお巡りになられるのは、天皇の絶対的なおつとめでは
ない。

 天皇はご存在自体が、尊いのだ。ご高齢になられたら、公務は摂政にお
任せになればよいし、宮中祭祀についても必要に応じて慣例を改めて、皇
太子が代行されればよい。

 私が由々しいと思うのは、天皇のご存在が日本国統合の要であるのにも
かかわらず、今日の天皇には制度として、ご相談相手が欠けていること
だ。旧憲法のもとでは宮内官として内大臣が側近に侍して、天皇がお気軽
に意見を求めることができた。また総理大臣以下閣僚や、軍幹部が参内し
て頻繁に拝謁した。

 ところが、歴代の宮内庁長官は厚労省、警察、自治(現総務)省などの
出身で、侍従長は外務官僚出で、ほとんど全員が例外はあっても、皇室の
伝統について無知である。

 そのために、天皇が陸の孤島となったような皇居に、置き去りにされて
いる。陛下が皇太子殿下であられた時に、学習院のご学友だった故藤島泰
輔氏が『孤独の人』というベストセラーを著わしたが、今日ではいっそう
そうなっているのではないか。

◆前国家統計局長を正式に党籍剥奪

宮崎 正弘
  

<平成28年(2016)8月27日(土曜日)通算第5006号 >

〜前国家統計局長を正式に党籍剥奪、夫人も証券会社会長から解職
   連合参謀部副参謀長の王建平を逮捕。重大な「党規則違反」〜


 習近平の反腐敗キャンペーンは現職のトップランクにある将軍の逮捕に
踏み切った。周永康失脚以来の大物の失脚として中国語メディアが騒いで
いる。
 連合参謀部副参謀長の王建平は「重大な規律違反」が逮捕理由だが、同
時に夫人と秘書も拘束された(サウスチャイナモーニングポスト、8月27
日)。これは中央軍事委員会を揺らす衝撃のニュースである。

同日、前国家統計局長だった王保安が正式に党籍を剥奪された。
王は1月の定例記者会見直後に拘束され、「モラルの崩壊した人物」とし
て、周辺の捜査が及んでいた。

夫人の?肖宇(銀河証券会長)が解職されていたことも分かった。
 
王保安はポスト利権を利用して一族に便宜を図り、見返りとして賄賂を得
たほか、複数の女性との豪遊も暴かれ、一流ホテルでの愛人との密会にも
公金を使って、「まさにモラルの崩壊した人物」と批判されていた。
 
しかし公式発表は「腐敗人物」とされるが、内実は深刻な中国の経済デー
タのごまかしではないのか。

中国のGDP成長は6・5%と唱われるが、中国人がそんな数字を信用し
ていない。マイナスに転落している可能性は電力消費量、鉄道貨物輸送
量、コンテナ取り扱い量などから明らかに減少を示していることからも明
らかであり、にもかかわらず「成長」を維持しているかのごとき経済デー
タの発表こそ、いかなる汚職のスキームで成り立っているのか、以前から
憂慮されてきた問題だからである。

 ソ連崩壊までの70年の経済データがデタラメだったことは崩壊後に判
明した。
 中国のデータの誤魔化しは、中国共産党の崩壊を待たなければ明らかに
はならないだろうが、統計局長を女性スキャンダルなどで、スケープゴー
ツとして処理する、いつもの遣り方は、ながくは通用しないのではないか。

2016年08月28日

◆現実味を増す中国の日本領土略奪

櫻井よしこ



中国の対日政策が強硬さを増している。8月3日以降連日、これまでに例の
ないほど多数の海警局の公船が漁船群と共に、尖閣諸島の接続水域だけで
なく、領海を侵犯し始めた。

8日には公船は15隻に増え、内、少くとも7隻は機関砲などで武装してお
り、15隻中9隻がわが国の領海を侵犯した。一方、漁船は230隻、延べで43
隻が領海を侵犯した。
 
五星紅旗を翻して尖閣の青い海をわが物顔に航行する中国の振舞いは、明
らかに尖閣が新たな危機を迎えたことを示している。
 
記憶に新しいのは6月9日、尖閣諸島の接続水域に初めて中国軍艦が侵入し
たことだ。同月15日には鹿児島県口永良部島の領海にも初めて軍艦が侵入
している。
 
7月31日から8月4日までの5日間、中国は東シナ海の広大な海域を禁漁区に
指定して、軍艦100隻以上、戦闘機数十機を動員して実弾演習も実施した。
 
中国の対日攻勢は海上だけに限らない。今年5月下旬以降、中国軍戦闘機
が尖閣上空の空域に複数回にわたって接近し、領空約50キロに迫ったこと
もある。

緊急発進(スクランブル)した自衛隊機に中国軍戦闘機は攻撃動作を仕掛
け、尖閣の空は尋常ならざる緊迫感に包まれた。東シナ海には明らかにこ
れまでとは異なる状況が出現しているのである。
 
これに対して日本政府の対応はどうか。8月9日には岸田文雄外相が中国の
程永華大使を外務省に呼び出し抗議したが、程大使は中国漁船は尖閣の海
で大漁だったなどと語っている。

中国側の反応は「のらりくらり」であり、日本政府が殆んど2時間おき
に抗議の電話をかけても、程大使が電話に出ないことさえあった。
 
一連の動きについての中国の意図は何か。まず、現時点で尖閣諸島海域へ
の侵入が人民解放軍海軍の動きと必ずしも連動していない点をしっかり見
ておくべきだ。

サラミ戦術
 
南シナ海の事例は、わが国が東シナ海で直面する次の危機が、漁民を装っ
た民兵の不法上陸であることを示している。偽装漁民の上陸に対処するの
は、海上保安庁である。

海保の手に余るときには、日本側は海上警備行動もしくは治安出動などで
海上自衛隊を向かわせざるを得ないが、そこに至らずして事態をおさめる
ことが重要である。

中国は日本に先に自衛隊を出動させて、これを非難し、仕方なしに対日軍
事行動に出るという形を作りたいのだ。
 
参院議員の佐藤正久氏は中国の動きから2つの意図が読みとれると語る。
まず、9月4日からの20か国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)を
念頭に置いた対日警告だ。

「G20は杭州、上海南方の尖閣から近い場所で開催されます。習主席は同
会議を成功させなければならず、日本がG20で南シナ海問題を持ち出して
中国に恥をかかせたりすることを強く警戒しています。そのようなことを
させないための日本牽制の示威行動でしょう」
 
もうひとつの意図は、習主席の基盤固めだと、氏は分析する。ハーグの国
際仲裁裁判所でフィリピンに敗訴した世紀の失態や、失速する中国経済へ
の批判を抑え、不満を外にそらすための対日牽制行動だというのだ。
 
中国政府が最も恐れる国内世論の暴発を回避するために、日本を叩くのは
常套手段だ。が、尖閣問題で中国が暴走すれば日本のみならずアメリカを
も相手にすることになる。
 
だが、オバマ政権下のアメリカは南シナ海問題も東シナ海問題も、軍事力
よりもまず、話し合いで解決しようという消極的姿勢である。加えて大統
領選挙真っ只中のアメリカは、中国の動きに対応しにくい状況にある。そ
のような状況が、中国を尖閣上陸に踏み切らせる可能性はあるか。
 
佐藤氏は、否定的だ。

「上陸すれば、事は簡単にはおさまりません。日本は極限まで軍事行動を
控えるでしょうが、かといって、島の簒奪を許すことは絶対にありませ
ん。状況次第では、島の争奪戦が始まります。即ち中国が日米両軍を相手
にするということです。相当な覚悟が必要で、彼らも踏み出せない。少く
ともまだ、彼らにそれだけの力はないと思います」
 
中国の力は、しかし、目立つ場合も目立たない場合も含めて着実に伸びて
いる。東シナ海の日中中間線に沿って、彼らはこの約3年間に12基の新た
な海洋プラットホームを築いた。その内のひとつ、第12基は、昨年6月に
は土台だけしかできていなかったのが、現在、プラットホームが完成し、
水上レーダーと赤外線暗視装置も据えつけられた。
 
元防衛庁情報本部長の太田文雄氏が語る。

「中国のサラミ戦術そのものです。最初は目立たない水上レーダーを設置
して、大したことはないと安心させ、次に対空レーダーや海底レーダーと
いった強力なレーダーを加えていくと思います。

種々のレーダーを東シナ海の日中中間線に設置することで、彼らは米軍の
動きを封じることが出来るようになります」

対日前線基地
 
上海のはるか南方にグアムがある。米軍は有事の際、対中海上封鎖作戦の
一環として、グアムから北上し、上海の湾口に機雷を撒く可能性がある。
中国はそれを阻止するひとつの方法として対潜水艦バリアを構築するだろう。

その際に、い ま、中国が目立たない形で据えつけた各種レーダーが役立
つのだ。中国がわが国の眼前 に作った中間線沿いの海洋プラットホーム
も、そのときは完全に軍事転用され、対日 前線基地に様変わりする。こ
のような事態を許したこと自体が日本外交の失敗である。
 
中国の軍拡の実態を太田氏が指摘する。中国は日本の航空自衛隊の第4世
代、最新鋭戦闘機10個連隊分に相当する300機をわずか3年で製造し、昨年
段階で日本 の293機に対して730機を数えた。そして、この1年でさらに80
機増やして810機に なった。

中国は2020年の東京オリンピックまでに海軍主要艦を、270〜280隻は持つ
だろ う。世界最大規模のアメリカ海軍の保有する280隻に並ぶことになる。

潜水艦では、 わが国は現在16隻、20年までに22隻に増やす。中国はいま
の71隻を20年までに100隻 にする。
 
無論、日本はアメリカと力を合わせるため、日中の単純比較だけでは意味
をなさない。しかし、たとえば尖閣防衛と密接につながる台湾防衛に関し
て、日米 が活用できる基地は沖縄の嘉手納1か所だ。

他方中国は、台湾向けに出動できる基地 をすでに39か所確保済みだ。し
かも内16基地は、わずかこの5年間で作り上げた。
 
中国の軍事力の過小評価は間違いである。私たちは容易ならざる事態に直
面しているのであり、憲法改正など、今すぐ手を打たなければ日本は生き
残れないの ではないか
『週刊新潮』 2016年8月25日号 日本ルネッサンス 第717回
               (採録: 松本市 久保田 康文)

◆ニューヨークで迎えた終戦記念日

伊勢 雅臣



このお盆休みを利用して、ニューヨークを旅してきました。ちょうど終戦
記念日の期間で、英霊のお導きのお陰か、あちこちで考えさせられる事物
に出会いました。それをご報告します。

■神の啓示に聞き入るジャンヌ・ダルク

ニューヨークには8月13日のお昼に着きましたが、あまりにも暑いので、
まずは涼しい所からと、メトロポリタン美術館を訪れました。

見切れない程の絵画や彫刻が展示されていましたが、最も感動したのが、
Bastian-Lepage作の「ジャンヌ ダルク」です。フランス農家の写実的な
風景の中で、「イギリス軍からフランスを解放せよ」との神の啓示に聞き
入るジャンヌの遠くを見つめる眼差しが見事です。

この後、ジャンヌはフランス軍に身を投じて戦いに勝利を収め、フランス
王シャルル7世の戴冠に貢献するが、イギリス軍に通じていた司教から異
端の判決を受け、19歳で火あぶりの刑で亡くなります。

祖国を守るために命を捧げた英霊の声に我々も耳を傾けなければ、と思い
ました。

■「自由の女神」像と先人に馳せる思い

8月15日の終戦記念日には、午前中、ニューヨーク観光ツアーに参加しま
した。まず訪れたのは、定番のランドマーク「自由の女神」像です。外国
人にとっては観光名所の一つに過ぎませんが、多くのアメリカ人にとって
は特別の意味があります。

あるユダヤ系老婦人は、この像に深く感動したと言っていました。当時、
欧州からの移民を乗せた船がここニューヨークに着いて最初に出迎えたの
が、この像なのです。

旧大陸での戦乱や、貧困、宗教的迫害から逃れて、ようやくアメリカに着
いた人々は、自由の国にたどりついた、という喜びと希望に浸ったことで
しょう。彼女は、自分の数代前の先祖がこの像を見上げながらアメリカに
たどり着いた光景を想像していたのでしょう。

「アメリカとは、世界中で迫害を受けた人々が、自由に暮らせる国であ
る」というのがアメリカの國體であり、それを象徴するのがこの「自由の
女神」像なのです。

ちょうど8月15日、日本では多くの人が靖国神社にお参りをしているで
しょう。先祖が子孫のために尽くし、子孫がその恩に感謝しながら生き
る、というのがわが国の國體の一部ですが、それを体現しているランド
マークが靖国神社です。

アメリカ人が「自由の女神」像を仰ぎ見る、日本人が靖国神社にお参りす
る、それは自分の人生の意味を考える行為でもあります。


■9・11事件の慰霊施設と国民同胞感

その後、ツアーは9・11事件で破壊されたワールドトレードセンタービル
の跡地を訪れました。

跡地には、2段階で水が流れ落ちる泉が作られ、その周囲の壁に犠牲者の
名前が刻まれています。犠牲者に対する深い哀悼の意の籠った施設だと感
じました。

犠牲者の中には、危険を省みず、市民を助けるために現場で活動していた
警察官や消防士もたくさんいました。このような施設を見て、犠牲者とそ
の遺族の苦難に思いを馳せる時、アメリカ国民は過酷な運命に見舞われた
同胞への思いを新たにするでしょう。それは我々が靖国神社をお参りする
ときの思いと同じです。慰霊とは、国民同胞感の依って来るところです。

近くには新しいビルが完成しています。テロ行為なぞにに負けてたまる
か、と言うアメリカ国民の不屈の闘志を象徴するようです。我々も、たっ
た一度の敗戦などに挫けずに、英霊の遺志を引き継いで、より立派な国づ
くりを目指さねばなりません。

■ニューヨークで出会った特攻の展示

ツアーのバスで帰りがけに、ハドソン川に空母が係留されているのが見え
ました。ガイドさんの説明では、退役した空母を、軍事博物館としてい
る、との事でした。アメリカの空母を内部から観察できるのは、またとな
い機会でしたので、ツアー解散後、タクシーを飛ばして、訪ねてみました。

退役空母はTrepidといい、摩天楼をバックにした空母は、軍事大国かつ経
済大国というかつてのアメリカのお国柄をよく表しています。甲板や、艦
内には、様々な戦闘機が展示されていました。

空母の艦内は展示スペースとなっており、説明員が熱弁を振るったり、子
供たちが艦内の生活を体験できるようになっています。「英雄を称え、公
衆を教育し、青年を鼓舞する」のがこの軍事博物館の使命だと書かれてい
ました。これが普通の国の軍事教育です。アメリカでは軍人が社会で尊敬
されていますが、その基盤にこういう地道な教育があるからでしょう。

Trepidは真珠湾攻撃後に竣工した空母で、大東亜戦争末期には沖縄戦で特
攻機と戦ったそうです。紹介映画の中では撃ち落とされる零戦とともに、
甲板に特攻を受けて何人もの乗組員が倒れている光景も写していました。

戦争を体験した米軍の将兵に混じって、日本の海軍軍人の方も登場して
「特攻とは攻撃ではない。愛する家族と国を守るための最後の手段であっ
た」と語られていました。武士は武士を知る、という事でしょう。共感の
籠ったフィルムを有り難く思いました。

祖国を遠く離れた土地で迎えた終戦の日ですが、こういう展示に偶然に出
会えたのは、英霊のお導きでしょう。


2016年08月27日

◆“外弁慶”の中国は10回化ける?

加瀬 英明



中国の現行漢字の簡略字は、簡体字と呼ばれている。中華の華を化の下に
十と書いているからだ。きっと、10回化けるという意味なのだろう。

中華人民共和国が1回目に化けたのは、ケ小平が実権を握ると、「白猫で
も黒猫でも、鼠を捕りさえすればよい」といって、毛沢東の共産主義を、
すりきれた沓(くつ)である弊履(へいり)のように捨てて、資本主義に切り
替えて、経済成長を党是か、国是とした時だ。

江沢民時代に入ると、野放図な経済成長が中国社会を歪めたために、愛国
主義を加えることによって、2回目に化けた。

胡錦濤時代になると、中国は世界のなかで貧富の格差が、どこよりも大き
く開くようになったために、毛沢東時代に反革命思想として敵視していた
孔子崇拝を復活して、金持も極貧者も睦みあおうという、「和諧社会」を
スローガンとして選んだ。3回目に化けた。

習近平時代に入ると、また化けた。無茶苦茶な成長によって経済が破綻し
たために、中国人が古代から夢見てきた、「偉大な5千年の中華文明の復
興」を掲げて、中華大帝国を復活しようと煽るようになった。

いまや、習主席の中国は南シナ海全部が中国のものである、と主張するよ
うになっている。南シナ海は、地中海より大きい。オバマ政権が中国と対
決するのに怯(ひる)んで、眼を背けていた間に、満潮時に海面下に潜る、
7つの岩礁を埋め立てて、3000年以来の「神聖な領土だ」と叫んでいる。

習主席は、7月にハーグの国際仲裁裁判所が7つの人工島について、中
国の主張を認められないという判決を下すと、「紙クズでしかない」と
いって、斥けた。

中国のマスコミは、アメリカが仲裁裁判所を操ったといっせいに非難し
て、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)などアメリカ企業をボイ
コットするように、呼び掛けた。ところが、KFCの前に反米の幟(のぼ
り)を持った群衆が集まると、警察隊が解散させた。反体制の暴動に発展
することを、恐れたのだ。

中華人民共和国は、誰よりも人民を恐れている。だが、人民の支持を確保
するためには、外に対して強面(こわおもて)をしなければならない。中華
帝国の復興の夢を煽るためには、東南アジア諸国、日本、アメリカに対し
て、一歩も譲れない。

といって、習体制は国際社会から孤立することを恐れている。強面が行き
すぎたことも、悔いている。しばし日本、アメリカに対して微笑(ほほえ)
みたいものの、どうしたらよいのか、苦慮しているところだ。

中国が2、3年以内に、南・東シナ海において軍事冒険を試みる可能性
が、きわめて高いと思う。中国人は商人(あきんど)の国だから、かならず
勝てる戦争しかしない。アメリカと正面から衝突するようなことはしない。

アメリカで誰が次期大統領となっても、内に籠ることになろう。中国は世
界が流動化しているところに、付け込もうとしよう。

中国は今年6月になってから、海軍艦艇に尖閣諸島の接続水域をしばしば
航行させて、既成事実をつくることをはかっている。

中国が軍事冒険を試みれば、ホーバクラフトなどを用いて、尖閣を占領し
よう。その場合に、アメリカは日本を援けて介入しまい。

中国を囲む海で、尖閣がもっとも脆い環だ。

中国の兵法では、古代から「軟土深掘(ニアンソウシエントウオ)」(柔か
い土は、深く掘れ)という。


◆ロシア、イランに24億ドルの信用供与

宮崎 正弘
 

<平成28年(2016)8月24日(水曜日)通算第5004号 >

〜ロシア、イランに24億ドルの信用供与、70のプロジェクトを契約
   S300対空ミサイルシステムをイランに納入〜

ロシアは8月21日、懸案だった対空防衛ミサイルシステムをイランに 納
入したと発表した。

同システムは2007年からイランに配備されていたのだが、核開発疑惑 で
2010年の国連決議により、ロシアもイラン制裁に加わったため、数 年間
凍結されていた。商談の額は8億ドル。

またロシアはイランにスホイ戦闘機を供与するとし、具体的交渉に入った。

ロシアが誇るスホイ戦闘機はF16に匹敵するシロモノと言われ、中国 も
数百機を購入している。

イランのホセイン・デガン航空旅団長(将軍)は、「ロシアがシリア爆
撃の為、イランの飛行場をつかったのは確かであるが、以後、ロシアの
ジェット戦闘機ならびに爆撃機は駐留してはおらず、ロシアへ戻ってい
る」と語った。

同時にスホイ戦闘機導入の交渉開を認めた。

他方、民間部門を含めてロシアとイランは70件のプロジェクト案件に 合
意し、ロシアが24億ドルの信用供与を行うとしているが、これらは2015年
のプーチンのテヘラン訪問時に合意されたものである。

要点は、ロシアとイランの関係緊密化が、具体的なかたちを取って現れ
てきたことであり、イスラエル、米国が注視している。

       

「現状維持」から「中台会談」に圧力?

Andy Chang



8月20日のロスアンジェルスタイムスにRalph Jennings記者の
Taiwan leader struggles on China(台湾総統の中国との葛藤)と
題した記事が載った。最近起きた観光バスの火事で中国の団体客24
名が死亡した事件と、台湾が独自開発したミサイルの誤射事件で中
国が緊張したことを提起し、「9割の台湾人が中国と台湾の会談を希
望しているのに中台会談は遅遅として進まない」と言う主旨だ。

中国は台湾が中国の一部であることを認めろと要求し、蔡英文総統は
これについて返答しないため中台会談が進捗しないと言う記事であ
る。つまり台湾が中国の一部であると認めなければ中台会談はしな
いと中国側が堅持し、台湾側は返答していない。

私はこの記事を読んで幾つかの疑問を感じた。中台会談が進捗して
いないのは台湾側の責任ではなく中国側の事実無根の要求に屈しな
いからである。おまけにJenningsはこの記事を書くとき「佛光大学
の劉義鈞教授にインタビューした」と言う。

星雲和尚は佛光山と呼ぶ「佛教ディズニーランド」の住持で国民党
と中国のダブルスパイのようないかがわしい和尚である。佛光大学
は星雲和尚の財団のものだが正式に教育部から認可された大学では
ない。

親中国で知られている「仏教大学で政治学を教えている」教授にイ
ンタビューしても台湾の民意や政府の方針がわかるはずがない。台
湾には有名政治家が沢山いるのに無名大学の無名教授にインタビュ
ーした意図は何処にあるのか。会談が進捗しないのは台湾側に責任
があるように書いた記事を何故アメリカの新聞に掲載するのか。初
めからある特殊な目的で記事を書いたとしか思えない。

グーグルでRalph Jenningsを検索してみた。中国に8年、現在は台
湾に10年住んでいるアメリカ人だ。最近の記事は4つしか載ってい
ない。新聞社の特派員なら生活は保障されているが少ししか記事を
書いていないフリーランスがどうやって外国で18年も生活できる
のだろう?

台湾は中国の一部ではない、台湾人は中台統一に反対、ホンコン形
式の「一国二制度」も反対である。アメリカ人の記者(CIA?)がア
メリカの新聞に台湾人総統が中国問題で苦闘している記事を出した
のはアメリカ側の意図があったのではないか。

つまり中台会談が進捗しないからそのうちに中国が台湾を攻撃する、
または恫喝するかもしれないとアメリカは心配している、だから台
湾側が譲歩するように圧力をかける。アメリカ国内に向けて中台会
談が進まないのは台湾側の責任のようにアメリカ国民に分からせる
のではないか。

アメリカ政府は表では「中台会談に賛成も反対もしない」と言いな
がら双方が平和を維持することを押し付けている。しかも横暴な中
国が勝手な嘘や恫喝についても台湾側が反発しないことを強要する。
中立ではなく台湾に圧力をかける、たいへん不公平である。

●「米国の台湾政策」:リチャード・ブッシュ

サンフランシスコ平和条約が発効して以来、アメリカは台湾の国際
地位を曖昧にしてきた。一方では中国の主張する台湾統一に賛成し
ないと言い、もう一方では台湾独立に反対である。

今年5月に蔡英文が就任して以来ブルッキング研究所のリチャー
ド・ブッシュ元AIT所長は米国の台湾政策についていろいろな論文
を発表している。ごく最近発表した論文を挙げると、
(1)US Policy Toward Taiwan(July 2016)、
(2)Taiwan’s Security Policy (August 3, 2016)
この外にも米国の台湾政策について談話を発表してしている。

最近の談話で述べた米国の台湾政策とは次のような要点がある:

(1) 中国と台湾が平和な現状を維持し、急激な変化を避ける。
(2) 中国の武力侵攻に「数日だけ抵抗出来る」武器を提供する。
(3) 台湾が中国を刺激するほど強い軍事力をもつのは歓迎しない。
(4) 中台会談で平和な発展を歓迎する。

中国側の恫喝を阻止すると言わず、台湾側が過激な言動を避けるよ
うに勧告している。台湾の民間では5月の新政権発足以来、独立運
動の言論や台湾名義で国連加盟などの動きが活発になっている。だ
からアメリカは台湾民間の動きに敏感になっているようだ。前の記
事(No.605)に書いたように、アメリカは台湾が最新ミサイルを開
発したことで中国側が敏感になったと台湾に警告している。

ブッシュ論文に、陳水扁元総統が2003年に現状維持に変化をもたら
す動きがあったので、米国のブッシュ大統領は陳水扁を厳しく制限
したと書いている。2003年、陳水扁は「中国と台湾は一辺一国」と
宣言し、2006年までに新憲法を制定すると主張した。アメリカは陳
水扁が「四不一没有」(独立しない、国名変更しない、両国論を主張
しない、独立の国民投票をしない、国家統一綱領を廃止しない)の
約束に背いたと憤激したのだ。

このことからわかるように最近の台湾の独立論と中台会談の中断に
ついて米国は「中台会談を推進し、現状維持に変化があれば厳しく
制限するかも知れない」と警告しているのだ。台湾が米国の安全保
障に頼り、強い中国に対抗できない、独立を主張せず平和を維持す
るように制限する、これがアメリカの台湾政策だ。

●台湾人の悲哀

アメリカは台湾独立に強く反対している、この現状をどうやって改
善できるか。これが今の台湾人の大きな課題である。独立は終戦か
ら今日まで71年の台湾人の願望である。中国は台湾を併呑したいが
アメリカが反対している。ところがアメリカは独立にも反対である。
台湾人の悲哀とは誰も助けてくれないことだ。

台湾人は中国を侵略しない。中国の侵略を防ぐだけの軍事力を持ち、
アメリカが援助してくれることを願っている。このことをアメリカ
が理解し援助してもらいたい。これが台湾人の課題である。

◆私の「身辺雑記」(377)

平井 修一



■8月23日(火)、朝7:00は室温27度、快晴、日射しは強いから今日も猛
暑でクーラーのお世話になりそう。朝から疲れているが、洗濯し、仏壇の
花の掃除、さらにクーラーの掃除。

11時にガソリンを引っかけていたら驟雨で、慌てて布団を取り込み、窓16
枚を閉めたが、体調が悪いなんて言ってられない。主夫は辛いよ、だ。寝
床で新聞を読んでから、ミニスーパーに買い物に行ったが、往復200メー
トルでふらふら、もう散歩は無理、コケそう。

地政学者・奥山真司氏の論考8/20「ポリティカル・コレクトネスは学問の
進歩を妨げる」から。

<ポリティカル・コレクトネス、つまり「政治的に正しいとされているこ
と」が、実は学問の進歩を妨げているという問題を指摘した記事がありま
した(By アレックス・ベレゾウ)。鋭い内容でしたので、その要約を以
下にご紹介しておきます。

====

われわれは、学問によって居心地の悪さを感じることがある。

たとえば天文学は、地球が太陽の周りをまわっていることを証明したおか
げで、神学における天動説をひっくり返したし、物理学では、われわれの
住む宇宙が、いつか日か終わりを迎えるということが唱えられている。

DNAの配列は、われわれの本当の祖先や、ガンやアルツハイマーの遺伝的
傾向を暴くことにより、われわれの人生の考え方を永遠に変えてしまった
のだ。

このような研究の中には、社会的に議論を呼ぶ可能性もあるため、研究者
たちが政治的に非難されることを恐れて、その結果を公の場で発表するの
をやめてしまうようなケースも少なくない。

ネイサン・コンファスという学者は、「科学の土台」(Foundations of
Science)という専門誌に書いた論文の中で、この(政治的非難という)
恐怖が「科学の探求における、自己修正的な性質を妨げるものだ」と論じ
ている。

コンファス氏の論文は、ギリシャの「若者を堕落させた」という罪で処刑
された、古代ギリシャのソクラテスの話から始まっている。

彼によれば、このような「処刑した側の考え方、つまり社会道徳を脅かす
ような学問的な研究は禁止すべきだとするものは、今日でもまだ広く共有
されている」というのだ。

この論拠として、コンファス氏は「集団や人種の間の知能の差を研究する
こと」がタブーとなっていることを挙げ、「それを語ることさえ道徳的に
誤っているし、危険でさえある」と信じる人々によって抑圧されている、
と述べている。

このような見解を支持する人々は、もちろん「差別を防ぐ」という立派な
意図を持っていることは明らかだ。ところが「地獄への道には善意が敷き
詰められている」のであり、完全な平等性というものを維持しようとする
誤った努力は、知識の進歩を妨げるものだ。

コンファス氏は、「もしその仮説が特定の道徳的価値や望ましい政治目標
を支持していると見なされると、学者は証拠が揃っているにもかかわら
ず、その研究を止めてしまうことが多い」と述べている。

彼の言うことは正しいのであろうか?実は完全に正しい。

実際のところ、学者たちは自分たちの研究において政治的には好ましくな
い結果が出た場合に、それを受け容れないだけでなく、そもそも「政治的
正しさに疑問を呈することさえも、自分の経歴に傷をつけるものだ」と考
えているほどだ。

ローレンス・サマーズといえば、クリントン政権の元財務長官で、ハー
バード大学の教授だが、彼は「男女間では知的な面で差がある」と示唆し
たおかげで終身在職権を剥奪されている。

このような厳しい圧力のおかげで、何人かの学者たちは確実に存在するこ
の「男女の脳の違い」を、研究することさえためらっているのだ。このよ
うな遠慮的な態度は、神経科学という学問の進歩にとっては明らかに「足
止め」となっている。

同じようなことは、気候学の分野にも起こっている。

たとえば気候変動についての政治的に唯一正しい考え方というのは、「す
べて悪いことは100%人間の責任によるもの」であり、「地球にはすでに
死神がやって来つつある」というものだ。

このような「この世の終わり」的で非科学的な考えについて疑問の声を挙
げた学者たちは、結果的に「気候変動否定者」(climate deniers)とい
うレッテルを貼られたりしている。

もちろん気候学というのは、より懐疑的で慎重な「煮え切らない」アプ
ローチによって進歩するはずなのだが、あまりにも多くの人々が、このよ
うなアプローチをとったおかげで放逐されたり悪魔化されたりしている。

ホームレスの原因についての議論でも、政治的に正しいかどうかが問題と
なっている。「政治的に正しい説明」によれば、ホームレスの原因は貧困
にあるということになっている。たしかに貧困は、その一つの原因である
ことは明らかだ。

ところがその議論で無視されることの多いのは、全米ホームレス協会の
データによると、20%から25%のホームレスが精神的に重い病を抱えてお
り、これは全人口の中の割合と比べても、4倍の数字になるという事実だ。

同じデータでは、ホームレスの中の38%がアルコール依存症であり、26%
が薬物依存症であると推察されている。そのデータでは「ホームレスを生
み出している最大の原因は、アルコール・麻薬依存症にある」と指摘され
ている。

たしかに多く(というかほとんど)の人々は、心地良い幻想を優先して現
実を無視することを好むのかもしれない。コンファス氏は、この現象の原
因として「事実と道徳的な価値観を合成しようとするのは、人間の本能的
な衝動にある」と考えている。

これをいいかえれば、世界をありのままに描き出す(ポジティブな)説明
は、「世界はこうあるべきである」と定める規範的な言葉に「自動変換」
されてしまうことが多いということだ。

このような根本的な混乱は、学問の議論をゆがめ、その進歩を妨げてしま
うものだ。

もしコンファス氏の「われわれの認知不一致は人間の本性につきものであ
る」という点が正しいとすれば、証拠を元にして作成される政策目標は、
残念ながら、いつまでも達成できないことになるだろう。(以上)

===

この問題は、実は「タブー」という形で、学問以外にもわれわれの住む日
本社会でよく見られる現象ですね。

ここから見えてくるのは、社会的な価値観(政治的に正しいこと)と、学
問的な真実は実は違うことがあるということ点でしょうか。

見過ごされがちですが、実はかなり重要な問題です>(以上)

「心地良い幻想を優先して現実を無視する」・・・欧米のリベラルが現実
を見ない、見えない、見たくないのはこのためだ。「差別はいけない、地
球はみんなのものだ」と彼らは言う。人種間、民族間の争いは基本的に縄
張り争いで、「早い者勝ち、後から来るものは辺境に行け」、いいか悪い
かは別にして、優勝劣敗が現実である。

わが街でも「駅まで1分」の駅前一等地は昔からの複数の地主のもので、
後から来る者は自転車で駅近くの駐輪場に寄り徒歩2分で駅に着く。理不
尽といえば理不尽、差別といえば差別だ。ただ、自由主義市場経済の国な
ら金でいかようにもなるので、理不尽、差別が固定化されているわけでは
ない。これがガス抜きになっている。(上昇するのは難しくなっているが)

共生やら多文化主義、地球市民、差別反対などは理想、夢想ではあって
も、現実的ではない。移民モドキを抱きしめるリベラルは、やがて移民モ
ドキに殺されるのだ。昨年あたりから殺され始めている。

■8月24日(水)、朝5:00は室温26.5度、晴、日射しは強いから今日も猛
暑でクーラーのお世話になりそう。

昨日は旧暦7/21の「処暑」だったという。ウィキによれば「暑さが峠を越
えて後退し始めるころ。天地始粛(てんち はじめて しゅくす)」。秋の
彼岸まであと一か月の辛抱か。

今日は少し体調は改善した。白ワインと蜂蜜入りの青汁で水分補給した
り、カミサンのヨクイニン錠を服用したり。ヨクイニンは「ハトムギに含
まれる食物繊維が腸の働きを活発にし、便秘を解消してくれる効果や、肝
機能障害への効果も実証されています」とネットにあった。まあ悪くはな
いだろう。

小生の夏バテ、あるいは老化は多少は改善する(進行を遅らせる)可能性
はあるが、中共は相当ヤバイ、中身が腐っている。日本戦略研究フォーラ
ム政策提言委員/拓殖大学海外事情研究所教授・澁谷司氏の論考8/18「“外
国人”が政治に深く関与する中国」から。

<よく知られているように、習近平主席(「紅二代」=中国革命に功績が
あった共産党幹部二世)の親族は、外国籍や外国の永住権を持つ。

長姉の齊橋橋(旧名、習橋橋。齊は母親の姓。夫はトウ家貴)はカナダ国
籍、次姉、齊安安(旧名、習安安。夫は呉竜)はオーストラリア永住権、
実弟の習遠平もオーストラリア永住権を持つ。

米政府の資料によれば、閣僚クラス(引退した人達を含める)以上の「官
二代」(=中国高級官僚の子女)の75%が、米グリーンカード(=米国永
住権。中国国籍を維持可能)を持つか、米市民権(=米国籍。その場合、
原則、中国国籍を捨てなければならない)を持っている。また、閣僚クラ
ス(同)以上の「官三代」(=高級官僚の孫の世代)になると、90%が米
市民権を有する。

彼ら「官二代」や「官三代」は、米国の有名大学に学び、名だたる大企業
に入って働いている。

例えば、江沢民元主席の孫の江志成(江綿恒の息子)は、米ハーバード大
学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックスに勤めていたことがある。

「保守派」の元老、陳雲の孫、陳暁丹(陳元の娘)は、スタンレー・モル
ガンで働いたことがある。また、温家宝前首相の娘、温如春は、JPモルガ
ン・チェースに勤務した経験を持つ。

中国共産党高級幹部の二世・三世が、米国のウォールストリートを闊歩し
ている姿を想像すると、実に奇妙な光景ではないか。

さて、昨2015年7月、王岐山(中央紀律検査委員会主任)が「キツネ狩
り」と称し、米国へ逃げた中国腐敗官僚の捕獲を計画していた。

とりわけ、胡錦濤の大番頭であった令計劃(今年7月、無期懲役の判決を
受けて服役中)の弟、令完成は、約2700の国家機密書類(核のボタンの場
所と中南海の詳細等が含まれるという)と最高幹部の「セックス・ビデ
オ」を持って米国へ逃亡した。令完成こそ、習近平政権の第1のターゲッ
トであった。ちなみに、令の本名は令狐である。

実は、米証券取引委員会からJPモルガン宛に召喚状が送られている。その
リストのトップが王岐山だという。

王は、JPモルガン・チェースに自分の親族の就職を不正に斡旋した。その
ため、王岐山は訪米できなかった。王自らが米当局に身柄を拘束される恐
れがあったからである。

ところで、中国共産党は、しばしば外国(人)による内政干渉は許さない
と表明している。だが、一方、我が国に対しては、終戦記念日、首相や閣
僚による靖国神社参拝はけしからんと、内政干渉を行ってきた。

中国には、不思議な実態がある。

2013年のデータだが、全国人民代表大会代表の約6%(179人)と人民政治
協商会議代表の約20%(450人近く)は、外国の永住権・外国のパスポー
ト・外国籍を持っているという。

かつて、全国人民代表大会(全人代)は、党中央政治局の決定を追認する
だけの「ゴム版」とか「挙手マシン」、また、人民政治協商会議(政治協
商会議)は「花瓶」(お飾りの意)等と言われていた。

ところが、今や全人代は「国際会議」、他方、政治協商会議は「万国クラ
ブ」と揶揄されている。

海外のパスポートを持つ人間や外国籍の人間(=外国人)の一部が、国家
を代表して政治を行っている。これは、まさしく、中国共産党自身が忌み
嫌う、外国(人)による内政干渉に他ならない。

さらには、90%の中央委員、85%の中央委員候補、88%中央紀律検査委員会
委員の直系親族らが欧米へ移住し、そこで働いている。親族らは、すでに
現地の国籍を取得済みである。

共産党中枢の要職にある人々は、国家に緩急あれば、すぐにでも海外へ逃
げる算段である。彼らは資産もすでに中国から海外へ移している。

このような中国共産党幹部らの無責任さは、おそらく今始まったわけでは
ないだろう。非情な歴史(盛者必衰の理)から得た教訓に違いない。彼ら
は危なくなったら、いつでも逃げられる準備をしている。

しかし、この無責任な共産党政権下で暮らす14億の民に対して、誰しも同
情を禁じ得ないだろう>(以上)

支那人の支配層は昔から欧米に憧れ、独自の欧米風の名前を持っていた。
たとえば蒋介石の息子、蒋経国は留学先のソ連では「ニコライ・ウラジー
ミロヴィチ・エリザロフ」を名乗った。

100年間、英国の租借地であった香港人は今でもその名残があるのだろ
う、小生がお世話になった李さんは通常「フランシス・リー」で通ってい
た。欧米風の通名は白人が呼びやすいようにという配慮だったかもしれな
い。小生自身、海外出張の際は「ジョー・ヒライ」の名刺(裏が英語表
記)を使った。旅行業界では珍しくなかった。

日本人の多くは2000年以上も「日本」国の国民であり、日本の文化や四季
が好きであり、誇りに思っているから、海外へ逃避しようとはまず思わな
い。海外出張の最後の頃は「嗚呼、旨いご飯とみそ汁を食いたいなあ」と
思っていたものである。日本の味、お袋の味。みんな日本が大好きだ。

日本人は日本と心中する、「天命なら如何ともし難し、見事に散って見せ
よう」となる。支那人(漢族)は「国がどうなろうと知ったこっちゃな
い、まずは自分と家族(時には一族)の命とカネを守らなければ」とさっ
さと海外逃避する(中国語、英語、日本語に堪能なリーさん一家は香港返
還を恐れてカナダへ逃げてカナダ国籍をとり、そのあとに日本国籍をとっ
た)。いつも「その日」に備えているわけだ。

日中友好なんてあり得ない。一触即発、海保ビデオを見よ。↓

http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/post-280.html

片足を本国、片足を外国に置く中共のリーダーがごっそり逃げ出すのは今
年か来年か・・・小生の「中共殲滅、支那解放」の夢はいよいよ現実味を
帯びてきた。

夕方、奄美に帰省していたカミサンから電話、「成田に着きました、夕食
は8人です、よろしく」。カミサン一人と思っていたから困った、もうこ
の際は冷蔵庫を空っぽにして鉄板焼にするしかない。腹を空かせているか
ら皆よく食べ、風呂を浴びて機嫌よく帰って行った。

義母から小生への土産は腰痛湿布14枚(「いいの?」「明日また病院でも
らうから」だと)、奄美焼酎「里の曙」1本。なんとミニチュアボトル。
「修一はアル中だからそれで十分」とカミサンが言ったのだろう。笑うし
かない。

後片づけをし、朝食の準備をし、洗濯物を干し、汗を拭ったら12時、それ
でも元気が残っていたし、結構いい一日だった。

■8月25日(木)、朝6:30は室温28度、快晴、日射しは一段と強いから今
日も猛暑(残暑?)でクーラーのお世話になりそう。

2週間ほど前からアブラゼミに加えてミンミンゼミが啼きだし、1週間ほど
前からツクツクホウシが鳴きだし、昨夜はコオロギも初鳴き。秋子よ、急
げや急げ、一日千秋の思い・・・中共も今年ですっかり秋になり、やがて
永くて暗い厳冬になる。

遠藤誉・東京福祉大学国際交流センター長/筑波大学名誉教授/理学博士の
論考8/22「海保の精神は『正義仁愛』――タジタジの中国政府」から。

<8月11日に尖閣沖で中国漁船と衝突したギリシャ貨物船は中国福建の港
に寄港させられ取り調べを受けているが、それがまた中国ネットユーザー
の批判を浴びている。一方、日本の海保の精神は「正義仁愛」。これでは
日中韓外相会談開催を中国は嫌うだろう。

*事故の瞬間、中国公船は接続水域にいた

日本の報道によれば、中国漁船とギリシャ貨物船の衝突事故が起きたのは
11日の5時半頃で、一方、「11日の朝方には中国公船は尖閣沖から姿を消
していた」とのことだった。

この「11日の朝方には」という「朝方の時間」によっては、何が起きたの
かを分析する際に非常に異なってくる。

事故が起きる前に中国公船がいなくなったのか、それとも事故が起きてか
らいなくなったのか。

そのどちらだったとしても、なぜなのか?

そして、なぜ中国公船は中国漁船を助けなかったのか、あるいは助けられ
なかったのか?

それを紐解く前に、どうしても「中国公船がいなくなった」と報道されて
いるその時間帯を正確に知らなければ謎が解けない。

そこで思い切って日本の海上保安庁(以下、海保)に直撃取材をした。

すると意外な回答が、海保から戻ってきた。

「事故が起きた時、中国公船は尖閣の接続水域にいましたよ」

というのである。

では、何が起きていたのか?

*海保の精神は「正義仁愛」

さらにしつこく食い下がると、以下のようなことを教えてくれた。

1.8月11日05:32に、海保は国際VHF(Very High Frequency)という周
波帯の無線電波を傍受した。これは国際的に決められている周波数の救難
信号である。

2.海保は巡視船および航空機をすぐさま救難信号の方向の現場海域に急
行させ、06:05に事故現場に到着した。救難信号の電波を発信していたの
はギリシャの貨物船だったので、貨物船から状況を聴取して衝突事故の概
況を掌握。

3.衝突した相手の中国漁船は沈没している模様で、緊急に船員の捜索に
当たったところ、漂流していた中国漁船船員6名を発見し、6名の人命を救
助することに成功した。

4.人命救助の時は、ともかく「人の命を助ける」ということに全神経を
集中しているので、周りの状況になど目を配るゆとりはなかった。

5.しかし6名の船員を救助した後に、ふと周りを見ると、そこには6隻
の中国公船が到着していた。いつ到着したのかは定かではない。海保が事
故現場に到着した時には、事故海域には中国公船の姿はなかったように思
う。船名や船の正体を正確に見極めるのには相当の時間がかかり、かなり
近くまで接近しないとできない。人命救助が最優先だったので、それを正
確に確認するゆとりはない。

6.さらなる人命救助のために遭難者の捜索に当たった。救助した中国漁
船の船員から聞いたところによれば、乗組員は全員で14名。まだ8名が見
つかっていない。必死の捜索を続けたが、8名は見つからず、気が付けば
中国公船も行方不明者の捜索に当たっているようだった。

7.海上保安庁の精神は「正義仁愛」。どの保安官に聞いても、必ず間違
いなく「正義仁愛の精神に基づいて行動している」と回答するだろう。

以上がおおむねの回答であった。

6名の人命を救ったのは、まちがいなく日本側である。それはもしかした
ら事故現場に到着した時間差による違いだったかもしれないが、その原因
は中国側が発表しない限り突き止められない。中国自身がどのような判断
をしたのかは分からないという。

「いずれにせよ、海保にあるのは『正義仁愛』のみ。ともかく目の前に人
命の危険があれば、それを救うために全ての力を注ぐ。それだけです」と
海保は言葉を結んだ。

その志の高さには、深い感動を覚える。

*ギリシャ貨物船を福建に寄港させて取り調べている中国

その中国、8月13日の新華社福州(中国・福建省)によれば、福建海事局
が、中国漁船と衝突を起こした「嫌疑」により、ギリシャ貨物船を中国海
事パトロール船の監視下に置き、中国福建省沿海部の港に寄港させ、海事
調査を受けるよう命じたとのこと。
これは中国交通運輸部(日本の省に相当)海事局の指示に基づいたもの
で、福建省海事局は事故調査班を設置し、ギリシャ船籍貨物船を調査して
いると発表。

この報道に対して、中国大陸のネットユーザーたちが、また騒いでいる。

●ほう、いったい誰が6人の船員の命を助けたのか、一文字たりとも書かな
いのか?

――書く勇気がないんだろ?

●いったい誰が助けたんだい? 

――日本だよ。日本の巡視船さ。俺は書く勇気を持っているぜ。

●中国の巡視船は? 海警船は何してたんだい?

――さあね、救難信号が聞こえなかったんじゃないかい? お茶でも飲みに
行ってたとか?

――いやいや、仕事を終えて帰宅したんじゃないのかい?

――釣魚島って、中国の古来からの島だろ? 海警船はいつもいるんじゃな
いのか?

●ふだん、中国の海警船は釣魚島のまわりに常駐しているよ。なのに、な
んで、日本が先に(事故現場に)着いたんだい? やっぱり、実際のコント
ロール権に関しては、日本の方が優勢なんじゃないのかな?

●ギリシャ貨物船を中国漁船と衝突した「嫌疑」で監視下に置いたって
言ってるけど、なに? 船の中に日本人がいて偽装工作をやっていたか否
かを調べてるっていうわけ?

――中国は「嫌疑」をかけることしか、できないのか。

――自国の民を助けるために駆け付けることはできないくせに、他国の船を
「嫌疑」の名の下に拿捕するのだけは早いんだから。

●今度は「反ギリシャ運動」でもする?ギリシャ製品不買運動とか? そ
ういうことに注意をそらさせても無駄だよ。

●日本人は中国に対して、なんて良くしてくれるんだろう。これを「人道
精神」って言うんだろうね。国籍とは無関係なんだよ。

●日本の巡視船が助けるなんて! 得難いことだよ! これはどういう精
神から来ているんだろう?

8月15日付け本コラム「中国衝撃、尖閣漁船衝突」にも書いたように、中
国政府はネットの力に押されて8月11日の夜、ついに日本の行動を称賛す
る声明を発表している。

そして今度は、その「不名誉」を埋め合わせネットユーザーの批判をかわ
すために、ギリシャ貨物船を「中国の力」の下で監視下に置き取り調べを
していることを公表したというのに、名誉を挽回したどころか、新たな政
府批判を招いてしまった。

*精神性の高さ

筆者が驚いたのは、日本の海保を取材したときに初めて知った「正義仁
愛」に代表される「海保の精神」という言葉と、中国のネット空間で数多
く見られる「人道精神」や「これはどういう精神から来ているんだろ
う?」といったネットのコメントなど、「精神」という言葉がそこにある
という一致だった。

「力」ではなく「精神」が、もし最後に重要な役割を果たすのだとすれ
ば、それは何とも心強いことだ。

この「精神性」において、このたびの件は日本の快挙であった。しかも、
海保側は高い志でやるべきことをやっただけで、次の勤務に専念し尾を引
いてない。

しかし中国では、その「精神性の欠如」ゆえに、いまだに尾を引き、ネッ
トユーザーから厳しい指摘を受けていることは興味深い。

8月5日から11日にかけて急増した中国公船と漁船の尖閣沖侵入は、8月6日
と9日の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典を目指して、日本に「犠牲者ぶる
な」というシグナルを発するためだった。オバマ大統領の広島訪問により
「日本に対する歴史カード」の効力が弱まることを懸念した威嚇だったと
解釈できる。

9月4日から中国の杭州で開かれるG20で中国包囲網を作らせないようにす
るために(南京大虐殺記念館で)慰霊のための行事を利用するなどとい
う、その「精神性の低さ」は至るところで露呈し、中国の心あるネット
ユーザーにも見透かされている。

中国のネットユーザーが「精神性」に行きついたということに、中国政府
はきっと「タジタジ」といったところだろう。

海保の「正義仁愛」という精神が、ついに外交の場で発揮され始めたと解
釈することができる。日本の快挙だ>(以上)

日当稼ぎの海上民兵は「遭難しても中共ではなく日本に助けられるの
か・・・」と大いに動揺しているだろう。正業に就くんだな。

昨日、中共軍(北部戦区)は北の傀儡政権を使嗾して日本の防空識別圏に
ミサイルを撃ち込んだ。習近平への「ぶれるな、さもないと今度は中南海
に落とすぞ」という脅しであり、日本への「中共包囲網を作るな、反中を
煽るな」という威嚇だ。

人民革命軍事委員会主席・毛沢東、人民解放軍総司令・朱徳は連名で「人
民解放軍布告」を発表した(1949/4/25)。軍に従えという命令書だ。し
かし、毛沢東の文革時代、朱徳は「大軍閥」と批判され、降格された。政
治力がなかったことで失脚は免れたという。政治力があったトウ小平は追
放され、トウの息子は身体障碍者にされた。

今の中共では「大軍閥2.0」が、建軍の父・朱徳の恨みを晴らす復讐戦を
しているのかもしれない、「誰が血を流して政権を作ったのか」と。もっ
ともこれは建前の精神論で、本音は「軍にも旨い汁を吸わせろ」という下
卑たものであることは確かだ。

中共軍はかつては傘下に多くの企業を持ち、巨大商社のようだったとい
う。ずいぶん儲けていたが、それがトウ小平時代の1998年に禁止されて以
来、鬱屈がたまっていたのだろう。今こそ鬱屈を晴らす秋だと暴れている
のだ。誰も止められないまま、間もなく14億人民を道連れに崖から落ちる
のである。(2016/8/25)


    

2016年08月26日

◆つまらない民進党代表は勘弁

阿比留 瑠比



民進党の岡田克也代表に深い同情を覚えたのは、初めてのことだった。
9月の党代表選への出馬を表明した蓮舫代表代行が23日、日本外国特派
員協会での記者会見で、こう言い放ったことについてである。

「私は岡田代表が大好きです。ただ、1年半一緒にいて、本当につまら
ない男だと思った」

手元の角川書店の辞書によると「つまらない」とは(1)おもしろくな
い。興味がない(2)価値がない。とるにたりない(3)ばかげている−
といった意味である。直属の部下、しかも後継代表の大本命からここまで
はっきり断じられたら、普通はへこむ。落ち込んでしまう。

蓮舫氏は一応、「大好き」という言葉も添えてはいるものの、フォロー
になっていない。続けて「人間はユニークが大事だ。私にはそれがある」
と述べていることから、岡田氏には独自性も欠けていると指摘しているに
等しい。

それでは蓮舫氏はどんな政治家なのだろうか。記者会見では将来、首相
の座を目指す考えもにじませながら、こう述べていた。

「(女性で台湾とのハーフの)私がトップを目指す、トップに立つとき
が来たときには、日本が変わったという大きなメッセージになると思う」
「われわれは平和憲法を保持しているので、集団的自衛権は行使できな
い。安全保障関連法は違憲の疑いがあるので反対だ」

蓮舫氏は改めてこう述べたが、平和憲法を保持するとどうして集団的自衛
権が行使できないのか論理に飛躍がある。昨年夏の安保関連法案審議中、
街頭演説で「戦争法案絶対反対!」と訴えていたのに比べると幾分落ち着
いた物言いだが、安全保障面では「岡田路線」を引き継ぐのだろう。

 菅直人内閣時代の平成22年10月、衆院内閣委員会でのことだ。行政
刷新担当相だった蓮舫氏が、自分を指さし笑う海江田万里経済財政担当相
に対し、指さしを返してこう爆笑する場面があった。

「最悪でしょ。このオヤジ!」

もし代表に就くことになっても、あんな緊張感のないつまらない国会は再
現しないでほしい。(論説委員兼政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】8.25 01:09更新