2016年08月26日

◆ロシア、イランに24億ドルの信用供与

宮崎 正弘



<平成28年(2016)8月24日(水曜日)通算第5004号 >

 
〜ロシア、イランに24億ドルの信用供与、70のプロジェクトを契約
   S300対空ミサイルシステムをイランに納入〜


ロシアは8月21日、懸案だった対空防衛ミサイルシステムをイランに納入
したと発表した。

同システムは2007年からイランに配備されていたのだが、核開発疑惑で
2010年の国連決議により、ロシアもイラン制裁に加わったため、数年
間凍結されていた。商談の額は8億ドル。

ロシアはまたイランにスホイ戦闘機を供与するとし、具体的交渉に入った。

ロシアが誇るスホイ戦闘機はF16に匹敵するシロモノと言われ、中国も数
百機を購入している。

イランのホセイン・デガン航空旅団長(将軍)は、「ロシアがシリア爆撃
の為、イランの飛行場をつかったのは確かであるが、以後、ロシアジェッ
ト戦闘機ならびに爆撃機は駐留してはおらず、ロシアへ戻っている」と
語った。

同時にスホイ戦闘機導入の交渉開を認めた。

他方、民間部門を含めてロシアとイランは70件のプロジェクト案件に合意
し、ロシアが24億ドルの信用供与を行うとしているが、これらは2015年の
プーチンのテヘラン訪問時に合意されたものである。

要点は、ロシアとイランの関係緊密化が、具体的なかたちを取って現れて
きたことであり、イスラエル、米国が注視している。

        

◆昇る朝日沈む太陽

MoMotarou



朝日新聞讃美ではありません。日本国や旭日旗のことで、“沈む太陽”とは
石原慎太郎知事の事。「太陽の季節」は終わった。尖閣諸島の東京都化を
派手にぶち上げて、耳目を引き付けたがそれでお終い。

何時もの様に、形成悪くなると格好良い理由をつけて投げ出す。最後は小
池さんを「大年増・厚化粧」と侮辱する。しかし時代は変わっていた。日
本は「口先」ではなく「信念と行動」で動き出す。

■政治家が「表面的」に成ってきた。

育メン国会議員が登場し男子の育休を普及させると率先習得。地方では切
手収集が趣味の県会議員が大泣きの大演技。首都東京では“老人の味方”舛
添前都知事が「せこさ・みみっちさ」を世界に発信しました。

投票した人々は、その言説を信頼して一票を投じたはず。もう当選したら
「こっちのもの」という訳でもなさそうですが、その落差に驚きます。米
国のトランプ現象ではありませんが、一体何を信じて良いかわからなく
なってきます。

それが政治不信・信頼感の崩壊に繋がり、昔なら「ファシズムの台頭」を
招くとサヨクが騒ぎ立てるのです。しかし日本のサヨクは反日反国家だと
バレてきたので、勢力の伸長ができなくなりました。

■青山繁晴・桜井誠氏の登場は日本を変えた
 
特徴は自分の「信念・方針」を訴え続けた事。当選するために、「信念・
公約」を選ぶ既存勢力とは別でした。街頭演説を見に聞きに来る人がドン
ドン増えて行きました。青山繁晴氏47万票、桜井誠氏11万4千票。動
員無し。都知事選後期には、小池陣営が桜井氏の主張の一部を採用する面
白い現象が見られました。

日本を動かすことができる。それを実感した2つの選挙でした。

■韓国は済んだ。

朴韓国大統領が11月に来たいそうだ。取り敢えず、お断りしなければ「礼
儀」に反する。

 
         庶民が頑張る大日本! (笑)!!!



◆リハビリって、再び生きること

向市 眞知



「リハビリ」という用語は訳さなくてもよいくらい、日本語になってしまいました。しかし、この用語がとてもくせものです。皆がこの用語の前向きなところにごまかされ、便利に安易に使ってしまいます。

医師は最後の医療としてリハビリにのぞみをつなげる言い方をします。家族は家にもどるためにはリハビリを頑張ってほしいと期待をかけます。患者様もリハビリを頑張れば元どおりになれると思います。リハビリとは「再び生きる」という用語と聞きました。この概念で考えるととても幅広い概念です。

病院にはリハビリテーション科があり、そのスタッフには理学療法士、作業療法士、言語聴覚訓練士という、国家資格をもった専門技師がそろっています。身体機能回復訓練に携わるスタッフです。医師が「リハビリ」という用語を使う場合にはこのようなリハビリテーション科のスタッフによる訓練をさすだけではなく、「再び生きる」心構えをもちましょう、という意味を含んでいる場合が多いのです。

しかし、患者様、家族様のほうはリハビリは療法士がするものと思い込んでいるケースが多いように思います。よく言われるのに「リハビリが少ない」、「リハビリをしてもらえない」というクレームがあります。療法士がするものだけがリハビリなら、診療報酬上点数がとれるのは一日20分から180分です。

「リハビリを受けさせたいから入院させてほしい」とよく言われますが、一日の何分の1かの時間のリハビリだけで「再び生きる」道のりを前に進むことはむずかしいものです。あとの時間をベッドに寝ているだけでは何の意味もありません。「リハビリのために入院している」というだけの安心感の意味しかありません。

いくら日本一の理学療法士の訓練をうけたといっても、患者本人が「リハビリをする(再び生きる)」心構えになっていなければ、空振りに終わってしまいます。マヒした身体に対して、拘縮してしまわないように理学療法士が外から力を加え訓練をすることはできます。でも、訓練が終わって身体を動かさなければもとのもくあみです。

しかし、言語訓練はそうはいきません。本人が声を出そう、話そうとしなければ訓練になりません。「絶対話すものか!」と口をつぐんでいる患者様に訓練は意味をなしません。まずは声を出してみよう、話してみようという気持ちになるように心理的にリラックスしてもらうことから訓練を始められると聞きました。

このことからわかるように、リハビリは本人次第なのです。そしてやはりリハビリも療法士と患者様の協同作業です。療法士さんの訓練の20分が終われば、患者様自らがもう一度リハビリのメニューをくりかえしてやってみることや、家族が面会時間に療法士に家族ができるリハビリを教えてもらい、リハビリの協力をしてみるなど、何倍にもふくらませていくことがリハビリの道のりなのです。

療法士さんまかせにしないこと、繰り返しやっていくこと、退院しても療法士さんがいなくてもリハビリ、再び生きる道のりは続いていること、それを実行するのは自分であることを忘れないでいてほしいと願っています。2006年4月の診療報酬改定で更にこの認識が重要になってきています。療法士による機能回復訓練が継続してうけられる回数の上限が疾病により90日〜180日と定められました。これ以上の日数の訓練を続けても保険点数がつかないことになりました。医療機関は保険がきかなくなればリハビリを打ち切らざるをえません。

患者様も10割自費で料金を支払ってまでリハビリを続けることはできないでしょう。リハビリは入院の中でしかできないものではなく、退院しても自宅でもリハビリを続けていくいきごみが大切です。

ソーシャルワーカー

2016年08月25日

◆ハリー・ウーの正体

宮崎 正弘



<平成28年(2016)8月23日(火曜日)通算第5003号 >

 〜労働改造所の告発で一時はノーベル賞にも議せられた「人権活動家」
    ハリー・ウーの正体を「中国ではなく」、アメリカのメディアが報じた〜


ハリー・ウーこと呉弘達が死亡したのはことしの4月26日、休暇先のホ
ンジュラスだった。人権活動家が、なぜホンジュラスに居たのか?

訃報に接し、ナンシー・ペロシ(民主党下院院内総務)は「かけがえのな
い人物だった。民主と人権の闘士として生涯を捧げた。世界にとって大き
な損失である」と最大級の弔意を表明したものだった。

死後つぎつぎと暴かれたハリー・ウーの「実像」は、人権活動家としての
彼の「虚像」とはかけ離れていた。

晩年、彼は「中国で労働改造所でなくなった遺族への生活援助」などを名
目にファンドを設立した。ワシントンに旗揚げした「労働改造研究財団」
は、小さな写真パネルの記念館も併設したが、集まった資金のうち、遺族
等の見舞金に使われたのは300万ドル足らずで、残りの1700万ドルはハ
リー・ウーの私的な活動に使われた(アジアタイムズ、8月22日)。

「彼はモラルが破壊していた」「公金横領の疑いが濃厚」「私的な女性と
のことにカネが流れていた」などと批判が相次ぎ、米国の中国系メディア
ではなく、『フォーリンポリシィ』(4月25日号)や『ニューヨークタイ
ムズ』(8月14日付け)が報道した。

嘗て客員研究員として籍を置いたフーバー研究所は「研究がいい加減であ
り、内容は杜撰、フーバー研究所とは無縁の人とおもっていただきたい」
と絶縁に近い声明をブーバーの幹部が明らかにした。それほどに多くの支
援者を失望させるに至った。

とりわけ労働改造所の数、労働者の数がほかの研究者等との研究結果と大
きな齟齬があった。

実際の呉弘達は銀行家の息子として生まれ反右派闘争では労働改造所送り
とはなっていない。だから「彼の自伝は誇張が大きい」とされてきた。

1985年に米国へ渡り、妹の住むサンフランシスコでUCBAに通いながら
昼はドーナツ屋に職を得た。

体験談を近所で講演するようになり、その評判を聞いたフーバー研究所の
ラモン・マイヤーズの耳に入った。このころ、ハリーは米国永住権を獲得
した。

マイヤーズの引き立てで、フーバー研究所客員研究員となるが、1991年に
はワシントンDCへ進出し、財団を設立した。

同時にボーイング社やKマート本社にピケを張り、「販売している中国製
品には労働改造所で作られた製品が多いのは問題だ」と煽動した。左派や
人権グループが応援に駆けつけ、新聞ダネになった。

1995年に新彊ウィグル自治区へカザフスタンから潜入を試みて逮捕され、
ときのクリントン政権が「人権」を楯に中国政府に釈放を要求し、ハ
リー・ウーは米国へ凱旋した。一躍かれや有名人となっていた。

◆汚染と介入で自滅する中共

平井 修一



産経7/31「【手帖】日本人の美しい心で空撮した風景」から。

<中国の雲南省に「紅大地」と呼ばれる名所がある。土中の酸化鉄のため
に大地が赤いのだ。その赤い大地に、畑の緑がコントラストとなって絶景
を生んでいる。しかし紅大地を空から俯瞰して、一部に植林された森を発
見する。

(モーターパラグライダーで内外の空を飛び撮影する多胡光純氏が)村の
長老に話を聞くと、紅大地にはもともと豊かな森が広がっていたが、約50
年前に溶鉱炉が建設され、その燃料として瞬く間に木々が伐採された。そ
して森の跡地を耕し、今の風景が生まれたのだという。

しかし森を失った農地は、大雨のたびに流れてしまう。そのため一部で植
林が行われたのだ。「紅大地」は環境破壊が生んだ「絶景」だった>(以上)

50年前、毛沢東は重工業化を推進するために「大躍進運動」を提起し、無
理に無理を重ねた。農業国なのに自作農民を人民公社の公務員にしたり、
農村に溶鉱炉を作って、農業に使う道具まで供出させ、鉄を作った。結果
的に食糧は減産し、3000万〜4000万人が餓死した。その上に鉄は粗雑で使
い物にならなかった。

毛沢東率いる匪賊「共産党」に政権をとらせたという「ボタンの掛け違
い」・・・今でも支那はその異常事態が続いている。

支那の今を知るために訪中は有効かどうか、小生のような中国語もできな
い普通の人が訪中したところで無理だろうと思っていたが、国際派ビジネ
スマンや内閣官房参与の方でも「支那は相当怪しい」くらいしか分からな
いようだ。

ブログ「Argus Akita」2015/12/30「2016年の支那は大きく変化する
か?」から。

<駆け足で上海1泊出張。支那には二度と行きたくないと常々思っていた
のだが、何とか行かずに案件を済ませたかったものの、やむを得ずトンボ
帰り。

かつてのロンドンくらいのスモッグかと思ったが、聞きしに勝る空気の悪
さは異常を通り越している。何しろ街中に漂う臭いがどうにも気色悪い。
北京よりはマシという話だったが、人間が住む環境ではないという印象。

TVニュースでよく映る上海タワーや上海テレビ塔のあたりは確かに夜景は
奇麗だが、あの一画から少し外側に広がるゲットーのような貧民窟も相変
わらずで、支那という国の抱える強烈な格差というか別次元の『パラレル
ワールド』は日本を含めた先進国の都市ではほぼあり得ない。(強いて言
えば南朝鮮のソウルくらいか)

ああいった両極端の『世界』を一元的に扱うには支那共産党(CCP)のよう
な独裁体制が今のところ必要なのだろう。

支那で反テロ法が成立し、この影響が多くの分野に波紋を引き起こしてい
る。当初の草案に盛り込まれていたサーバやユーザのデータを全て支那国
内に置くことを義務付ける条項は削除されたが、当局の要請があればIT企
業は暗号情報の解読を支援しなければならない。(冗談ではない!)

結局、基本的に暗号通信などが当局の管理下に置かれるため、VPN通信な
どの自由度が侵されることになり、場合によっては『テロの恐れ』という
キーワードで通信の傍受はおろかH/Wの管理にも当局が口出しをできるこ
とになる。

情報通信セクタやそれを用いる金融、オンライン小売等も影響を受けるこ
とになる。

アメリカやイギリスにも反テロ法のような当局による制約はあるものの、
支那の反テロ法は民間のビジネスにも影響が出ることが十分考えられるた
め筆者の関わるようなビジネスは『触らぬ神に祟り無し』で遠くから様子
見だ。

経済のハードランディングがCCP崩壊に繋がるかどうかはわからないが、
ロシアのようにはいかないだろう。何しろ貧民窟の人口が大きすぎる。

2016年は支那は大きく動くと知人の多くも予想しているが、自己責任で未
だに支那に進出している企業は放っておけば良いが、災厄が日本全体に降
りかからないように願いたいものだ>(以上)

浜田宏一・内閣官房参与/エール大学・東京大学名誉教授の論考「岐路に
立つ中国経済『計画中毒』から脱却し、市場化路線を歩めるか」(JBプレ
ス2015/12/31)から。

<9月初旬、筆者はほぼ10年ぶりに中国を訪問した。前回の訪問からこれ
ほど時間が経っていたため、中国が繁栄したところ――そして、引き続き苦
労しているところ――を見て取るのは容易だった。

中国の主要都市は、トウ小平が1980年代に着手した開発政策の目覚ましい
成功を体現している。

こうした都市はわずか20〜30年で極度の貧困から救い出された数億人の中
国人の大半が暮らす場所だ。

北京と上海は、キラキラ光る超高層ビルが立ち並び、明るいネオンで飾ら
れ、ますます国際化する市民で満ち溢れており、その規模と活力に圧倒さ
れるほどだ。

こうした活気のある都市の街頭に立つと、中国の国内消費の増加を示す最
近の統計をより深く理解することができる。人々は最新の技術を使ってお
り、国際的な高級ブランドの名前の付いたショッピングバッグを抱えてい
る。彼らの繁栄は、ますます豊かになる中国人観光客が「爆買い」に勤し
む東京とソウルの小売りセクターにも反映されている。

*ちゃんと機能しない一流ホテルの電話

だが、筆者が抱いた近代的な資本主義経済の印象はすぐに、北京の一流ホ
テルのちゃんと機能しない電話によって汚された。ある米国人の友人は、
恐らく日本政府の顧問としての筆者の役割のために、電話が盗聴されてい
るのではないかと勘ぐっていた。

このような主張は、もちろん、控えめに言っても確認するのが難しい。た
だ議論の余地がないのは、北京訪問が終わった1週間後に、北京で買い物
をするために使った筆者のクレジットカード番号が、ニューヨークの中国
系スーパーでの買い物に使われたということだ。

個人情報の窃盗は決して中国だけの問題ではないが、そのような経験は、
中国の技術的な近代化は、規制とデータセキュリティーのインフラを上回
るペースで進んでいるのかもしれないという印象を生む。

そして、空気の質の問題がある。今年(2015)、北京は度重なる深刻な大
気汚染を経験し、今月(12月)は2度「赤色警報」が発令された。筆者が
2005年に、第2次世界大戦終結60周年記念の直後に北京を訪れたときは、
空は澄んでいた。

もちろん、10年前にはすでに大気汚染は中国にとって問題だった。

だが、記念式典の前に、中国政府は(車のナンバープレートに基づき)多
くの車の運転を禁止し、選ばれた工場の操業を停止し、一部の企業には一
時的に市から移転することを強いた。

*中央計画に頼る中国

このアプローチ――中国経済のような中央計画経済でしか追求できない取り
組み――は、一時的な問題の軽減をもたらした。だが、突き詰めると、ほと
んど役に立たなかった。実際、問題を覆い隠すことで、効果的な行動を遅
らせてしまった可能性もある。

中国が長期的な進展をもたらせない――場合によっては進展を阻害さえする
――短期的解決策を講じるために中央計画を駆使したのは、これが初めてで
もなかったし、唯一のケースでもなかった。

例えば、2015年の夏の株式市場暴落は、自然な調整として広く認識されて
いた。なぜなら、株価は主に政府の介入に駆られる形で、それまでの1年
間で経済的なファンダメンタルズに見合う水準を大きく超えるところまで
上昇していたからだ。それでも、株価が急落したとき、政府は即座に動
き、かなりの数の銘柄の売買を停止し、日本が1990年代に追求したものに
似た株価維持対策を実施した。

*中国株急落、1200以上の銘柄が売買停止

このようにして中国政府は大暴落を食い止めることができ、一見すると、
統制経済では経済危機や金融危機は起きないというマルクス主義の見方を
裏付けたようだった。

実際、中国の指導者たちは、株価維持対策は結局、自分たちが適切と考え
る形で株価を操作する効果的なメカニズムだと確信しているように思え
る。筆者の最近の訪問時に、とある中国政府顧問が言ったように、「株価
指数の動きは、経済の実態とは全く関係がない」のだ。

中国の政策立案者たちが理解していないように思えるのは、そのような介
入には重大な長期的代償が伴うということだ。政府がいつ何時でもルール
を変えることのできる市場に投資したいと思う人はまずいない。

*自由市場に向かう道を進め

しかし、株式市場の暴落からほどなくして、当局は人民元の下落を容認し
た。中国はこの道を歩み続け、自由市場経済で主流な金融政策のアプロー
チ――物価と雇用の適切な組み合わせの確保を目指したもの――を追求すべき
である。

継続的な元安は、ちょうどアベノミクスを通じた円安が日本を長引く景気
後退から脱却させる助けになったように、減速する中国経済に弾みを与え
られるはずだ。

2015年が終わろうとしている今、中国の指導者たちは岐路に立っている。
経済を統制しようとし続けるのか、真に市場志向のシステムを築くという
約束を最後までやり通すのか決めなければならない。中国のために、そし
て近隣諸国のために、指導者たちが自由市場に向けた計画を貫くことが望
まれる>(以上)

中共中央は環境汚染に有効な対策をとれないでいる。社会・経済のコント
ロールもできなくなってきた。建前として中共は国有企業の利益をもとに
「人民に安心安全を提供する」ことで独裁を正当化してきた。もうそれが
できなくなりつつあるということだ。

自由主義市場経済=民営化と中共独裁=上意下達の計画経済は両立しな
い。中共が介入し続ければそれは自由主義市場経済ではない。旧態依然の
国家独占資本主義のままであり、国際競争力はなく、多くの国有企業は破
綻し「ゾンビ」になっている。

中共の未来はすこぶる暗い。環境は最悪、経済も低迷が目立っている。国
際社会で孤立してきた。上層階級はとっくに逃げ出し、中層階級も逃げ出
し始めている。そして誰もいなくなった、となりそうだ。(2016/8/15)


2016年08月24日

◆G20を前に杭州は厳戒態勢

宮崎 正弘
 

<平成28年(2016)8月22日(月曜日)通算第5002号 >

 〜G20を前に杭州は厳戒態勢、長蛇の車列、西湖は封鎖
   習近平のボディガード体制は常時16人に増強〜


 杭州といえば浙江省の省都。その町の中心に拡がる西湖には世界から観
光客が集まり、華やかな観光地。中国六大都市(北京、西安、南京、開
封、洛陽)の一つ。

麓の中山公園には有名は印鑑店があって大繁盛を極め、とくに日本人観光
客なら、ここで印鑑を作る人が多い。あるいはせめて朱肉を買う(小さな
朱肉でも千円もします)。

本来は金石彫刻の研究所だったが、いまや付属店舗の「西冷印社」のほ
うが有名、ほかにも杭州にはシルク博物館、茶葉博物館などがある。

 杭州と言えば、郊外に「中国のシリコンバレー」が開けており、アリバ
バの本社もここ。

ハイテク企業の集積地でもあり、殷賑を極める。日本からも成田と関空か
ら日航、全日空ともに直行便がある。

一昔前は上海からバスで4時間ほどかかった。

さてこの浙江省の書記を、福建省に17年間もいた習近平が腰掛け的に 一
時期、つとめた。

浙江省書記時代に江沢民が視察にきたことがあったが、歴史的沿革をなに
も知らない習に替わって膨麗媛夫人が説明したという逸話は有名である。

ところが数日前から杭州の市内を抜けるのに4時間もかかる長い長い車
列。西湖はIDカードもしくはパスポートを提示しないと園内に入れず、
また荷物検査が行われている。それもこれもG20の警備のためである。 

自爆テロ、要人暗殺を極度に警戒しているからだ。

習近平は中南海の警備陣メンバーを総入れ替えし、とくにボディガード
の数を増やしたが、彼の車の周りには常に16名のSPがつくことになっ
た。米国大統領より、ガードが厳しくなっている。

G20はいよいよ間近となった。

◆私の「身辺雑記」(376)

平井 修一



■8月19日(金)、朝6:00は室温28度、快晴、日射しは強いから今日も猛
暑になりそう。クーラーのお世話に。

朝から疲れているがゴミ出し。寝床で新聞を読み、10時にガソリンを引っ
かけルンバで3階掃除、終わったらルンバをひっくり返して掃除、髪の毛
が絡んでいる。愛玩物はときどきペロペロ手入れすべし。

PCの机を掃除したら昔の愛玩物からの手紙が出てきた。メルアド付
き・・・今でも大好きだ、焼けぼっくいに火、ムラムラしてきた、ヤバ、
危険注意報。

ルンバを充電して2階LDKも掃除。ついでに30センチの鍋の蓋を作り、犬の
「トトちゃん、ありがとう!」塚を作る。縦2メートル、横60センチの大
オブジェ。写真50枚ほど。

夢中になって「トト部屋」(カミサンの元・韓流ドラマ部屋、今は化粧部
屋、着替え部屋、たまに覗くとカミサンは「イヤーン、もうパパった
ら!」と喜ぶ)のカーペットをベランダに干そうとしたら失禁、ダダモ
レ。泌尿器が緩んだのはいかがわしいことを思ったからだ。嫌なものであ
る。軽く洗濯。

ルンバは仕事を終えて充電器=ドックへ。感動的である。床はつるつる
で、これは人間にはできない。

そんなこんだしていたらお昼だ。

日本人の特性としての「付和雷同」について書こうとしていたが、気力体
力が減じてPCに向かえない。電池自体が劣化しているから充電できないのだ。

■8月20日(土)、朝6:00は室温28度、快晴、日射しは強いから猛暑にな
りそう。ときどき雷雨、閉めたり、開けたり、とても面倒だ。今日も朝か
らクーラーのお世話に。

日中の半分を寝床で過ごす。自分を支えることが大儀になってきた。「大
義に殉じたい」どころか「大儀で死にそう」状態だ。病床の裕次郎が兄貴
に言った「死にたいほどのだるさ」はこれに近いだろう。正気で死ぬのは
とても辛いことかもしれない。呆けは神様からのプレゼントではないか。

もういいや 裁き受けたし 起業して 子供3人 孫は5人も(修)

「トトちゃん、ありがとう!」塚の下に「さようならヂイチャン! あな
たはハーフグッド、ハーフバッドでした」塚を作った。面白かったが、ダ
ルイのはどうしようもない。むさくるしいのはイヤだから、丁寧に髭剃
り。もう夕方だ。

食欲がないからパワーが出ない。困ったものだが、老化、老衰とはそうい
うものだろう。ジタバタせずに逝きたいものである。医者にかからなけれ
ば上手くいく。

遺言を更新した。

Nへ:ヂイヂが倒れたら

“ヂイヂの願い”

・入院不要。必要なら在宅診療で。痛みがあるようだったら痛み止めを。

・治療、延命、チューブは不要。水だけで結構。十分に喜怒哀楽を堪能
し、やるべきことはしたから未練はない。あの世で父母に、やり残した孝
行をしたい。父には小生は過酷過ぎた。償いたい。

・意識がないようなら脳死と判断し、臓器などは必要な人に提供して欲し
い。献体も望む。(献体希望者が多すぎるそうだから、多分献体はできな
いだろう)

・献体しない場合:葬儀は子・孫だけで自宅でひっそりと「お別れ会」
(宅配の寿司やピザでいいだろう)。諸手続きは葬儀屋に依頼。寺には後
日報告し、四十九日の納骨の時に戒名代を含めて50万円を納めること。戒
名は「反共熱戦厨房信士」あたりでいいだろう。

・献体する場合:1年後くらいに骨壺に入って帰ってくるから、一周忌と
称して「壮行会」を。ケータリング会社にキッチンは任せて、どんちゃん
騒ぎをすること。カラオケで小生を楽しませてくれ。

・カミサンがすべて相続すること。資産は分割すると価値が毀損される。
一人が相続して家を守ること。カミサン亡き後もそうすること。家の面倒
を見た者がすべてを相続すること。手続きは武田高雄税理士に相談すること。

・小生について聞かれたら「世界漫遊中、変わっている人ですから。先週
はブラジルからベネズエラに渡ったとメールが来ました」と言ってくれ。
あの世のことも取材して報告したい。

以上、ヨロタム。2015/11/2、更新2016/8/20

■8月21日(日)、朝4:00は室温26度、快晴、日射しは強いから猛暑にな
りそうだが、盛夏から晩夏へ移り始めたのか。小生は単なる夏バテなの
か。それにしても体調は悪すぎる。揺れまくり。

♪揺れーて 揺れーて 揺れてあなたの腕のなかー

尿漏れパッド利用開始。1年ぶりに血圧を測ったら150/90、まあ大して悪
くはない。今日も朝からクーラーのお世話に。夕方N母子来泊。

■8月22日(月)、台風来襲、深夜に豪雨、窓閉め、びしょびしょで雑巾拭
き、家全体をクーラーで乾燥させる。朝6:00は室温28度、雨は激しいま
ま。体調は悪すぎのまま。

元気が良くなる薬はないものかと物色したら「ツムラ134」があり、のん
でから調べたら便秘の薬だった。がっかり。天は我を見捨てたもうたか。

少し脳ミソが動き出して来たようだ。朝雲8/18「米大統領選挙 適格性を
めぐる論議」は痛烈だった。
 
<米大統領選挙戦で目下、候補者の「適格性」をめぐる論議が活発だ。
「大統領に不適格」との批判は専ら共和党候補ドナルド・トランプ氏に向
けられている。

オバマ大統領は8月2日の記者会見で、同氏に関し「欧州、中東、アジアの
重要問題で基本的知識があるようには見えない」と評し、だから「不適
格」と批判した。

トランプ氏が大学で勉学に励んだという話はあまり聞かないが、それで
も、これがオバマ氏の口から出るのはどうか。

オバマ氏は「米国には53州ある」(2008年大統領選挙戦)、「オーストリ
アはオーストリア語を話す」「ハワイはアジア」(ともに就任後)など、
数々の「基本的知識」を披露してきた。これで2期務まるなら、トランプ
氏もさほど心配はないのでは。

トランプ氏がイラク戦争で戦死した米兵の親を中傷したという批判も、意
図的なのか、ポイントが少しずれている。

父親が7月28日の民主党大会でヒラリー・クリントン候補を称賛した後、
米国憲法の冊子を振りかざして、「憲法を読んだことがあるか」とトラン
プ氏に挑戦。これに同氏が「私を知りもせず悪意をもって攻撃した」と反
論したものだ。

どんな候補者でも、戦死者の親を批判するのは確かに節度がないが、自分
を攻撃した親に反論したからといって、同氏に憤慨するというのも馬鹿げ
ている。

戦死者を悼まない者はいない。しかし、「民主党」の大会で、「12年前」
の息子の死を材料に、トランプ陣営に喧嘩を売ったのだ。この時期はすべ
てが「政治」に収斂(しゅうれん)していく。自分の名誉の死を政治目的
に使われた息子が果たして喜んでいるかどうか。

クリントン氏も8月3日、ラジオ・インタビューで、「トランプ氏は大統領
になる資格はない」と決め付けた。

12年9月11日、リビアの在ベンガジ米領事館がイスラム・テロ組織に襲撃
され、大使ら4人が殺害された。クリントン国務長官(当時)は同日、何
をしていたのか。

大統領も国務長官もシチュエーション・ルームで対策会議を緊急招集せ
ず、これは大統領の「適格性」に照らして、どうだろうか。

クリントン氏は葬儀で、4人の遺族に「イスラムを誹謗したビデオに怒っ
たデモ」と嘘の説明をした。しかし、エジプトには事件直後、「イスラム
のテロ」と説明し、娘にも「ビデオは無関係」と伝えていた。

メール問題も然りで、7月31日の「FOXニューズ・サンデー」で、「連邦捜
査局(FBI)のコミー長官も、私が『真実を語っている』と認めた」と嘘
を重ねていた。

1996年、ファーストレディーとして多くのスキャンダルの中心にいたヒラ
リーを「先天的な嘘つき」と評した「ニューヨーク・タイムズ」のコラム
ニスト、ウィリアム・サファイアの至言を思い出さずにはいられない。草
野徹(外交評論家)>

上手いね。(2016/8/22)



◆6〜7世紀「木津川流域」

白井 繁夫



『古事記.日本書紀』の古墳時代に登場した物語:「武埴安彦の反乱、忍熊王の謀反」と云う2度にわたる木津川流域の戦いに大和政権が勝利した結果、「木津」は大和盆地からの北の出入口となり、大和政権の拡大した支配領域の重要な結節点にもなったのです。

6世紀に入ると、大和政権は仁徳系の王統を継承する皇子(25代武烈天皇後の皇子)が絶えかける状況になり、大伴金村大連(おおともかねむらのおおむらじ)が、近江の息長(おきなが)氏の系統:応神天皇五世の孫:男大迹王(おほどのみこ)の擁立をはかります。

大和、河内の一部の「男大迹王」を快く思わない勢力が丹波の別の王を推すのに対して、前述の2度の戦いで敗れた樟葉、綴喜の子孫や、近江の息長氏、母方(越前三国の振媛)や木津川流域の人々の強い支援もあり、更に前王統の手白香皇女(たしらかのひめみこ:仁賢天皇の皇女)と結ばれ、「男大迹王」は河内北部の楠葉宮で即位し、「継体天皇」になりました。

しかし、大和への入国を阻止しようとする反対勢力により、即位5年後、山背(やましろ)の筒城宮(つつき:京田辺市普賢寺)に遷都し、さらに、7年後の12月3日に弟国宮(おとくに:乙訓:長岡京市今里)へ遷都しました。

「継体天皇」が大和(磐余玉穂宮:いわれたまほのみや:桜井市池之内)に入り名実ともに大王となるのには、楠葉宮を出てから20年の歳月を要しました。

この間、近江、越前、尾張などをはじめ木津川、淀川水系の諸豪族(息長、和珥、茨田氏:まんだ)の地道な支援と、前王統の皇女との婚姻などで、継体政権は安定したのです。
(日本書紀は継体の直系の子孫:天武天皇によって編纂されており、古事記の記述と異なるところもあります。)

「木津川流域」は「継体天皇」以降の大和にとっては更に重要度が増し、海外からの渡来人も木津川市内に多く住むようになりました。

6世紀半ばを過ぎると、朝鮮半島の戦乱をさけて北九州の筑紫に到着した人達も、高麗人(こまひと)も上狛(かみこま).下狛(しもこま)など木津川地域に定着しだしました。(南部2郡:相楽、綴喜は「高麗(狛)氏」、山城北部:京都盆地は「秦氏」が集中していました。)

朝鮮半島の百済と倭国は非常に親密な関係であり、欽明天皇13年には百済の聖明王から仏像や経論が贈られ、文字や土木技術も伝えられました。

欽明天皇31年(570年)に、国交を開く目的で来日した高句麗使の一行の船が難破して北陸沿岸に漂着したのを、現地の道君(みちのきみ)が隠していると奏上あり、天皇は山城国相楽郡に館を建て、使者を安置するよう命じました。

「木津川の港」(泉津)、木津の相楽神社近隣に外交館舎「相楽館:さがらかのむろつみ」を建てて、一行を出迎えました。しかし、上表文と献物を差し出せないうちに、天皇が病死していまい、使者はいたずらに滞在が長引いていました。
(相楽館は高楲こまひ館とも呼ばれたことから木津川北岸の上狛との説もありますが外交館舎は後の難波館同様港の近く相楽:サガナカに在ったと思われます。)

次に即位した敏達天皇は、長く使者が逗留していることを知り、大いに憐れみ、即刻臣下を派遣して上表文などを受け取らせて、(572年5月)帰国の途に就かせました。
(大和朝廷は百済との外交が基本であり、物部氏らは高句麗との新しい外交に反対していました。政界のニュウリーダー大臣蘇我馬子の決断によったと云われています。)

任務を終えて帰国途中の一行は、蘇我氏に反対する者たちによって、暗殺されてしまったと云われています。当時の日本の一部には、大陸から伝来した仏教文化を受け入れずに神道をもって国教とすべきという信念を抱く反対勢力があったのです。

6世紀後半以降、外交使節は大和川を遡上しその支流なども利用して大和盆地の南部にある「宮」へ行く水運利用や、難波から大和にむけて敷設された陸路も利用していました。
しかし、木材や石材などの物資輸送に関する「木津川の重要度」にはなんの変化もありません。

朝鮮半島では3世紀(220年)、後漢の滅亡により、中国の影響から離れて、3国時代に入り、それぞれの国は発展し、文化的にも儒教から仏教に変化し、百済は4世紀が最も栄えていたと云われています。高句麗も鴨緑江から満州へ領土を徐々に拡大して行きました。

6世紀末から7世紀にかけて、朝鮮半島が再び、中国の隋、唐の侵略戦争の被害を受けていた時代、倭国では蘇我氏が皇族との婚姻を結び、絶大な勢力を得ることにより、大伴、物部の各氏を廃絶し、無力化してしまいました。

蘇我馬子は592年11月には東漢駒(やまとのあやのこま)に命じて、崇峻天皇をも弑逆(しいぎゃく:臣下が君主を暗殺)しましたが、(根回しの効果か?)、他豪族からのクレームもでなかったと云われています。

30代敏達天皇の皇后(33代推古天皇)は蘇我馬子に請われ即位しました。日本史上、初の女帝が誕生したのです。(593年)推古天皇は甥の厩戸皇子(うまやどのおうじ:聖徳太子)を皇太子として政治を補佐させました。

7世紀に入ると、大化の改新、壬申の乱、白村江の戦いなど木津川流域にもまた動乱があり、大津京、飛鳥京から藤原京へと移り行くのです。

参考資料: 木津町史  本文篇  木津町

2016年08月23日

◆見て見ぬふりの日本国民

伊勢 雅臣



不当不作為の在日行政・見て見ぬふりの日本国民

■1.「日本にさえいれば生活に困らない」外国人留学生

弊誌965号「ヘイトスピーチか公憤か 〜 桜井誠氏の戦い」[a]には、多
くのお便りが寄せられました。それらを通じて、行政の不当不作為の問題
が浮かび上がってきました。

在日の状況についてはわかりませんが、わたしのかかわっているところで
特別支援学校での外国人留学生に対する手厚い待遇については確かに首を
傾げたくなります。

当初は受け入れ側も留学側も正しい理念に基づいていたのだと思います
が、いまでは「日本にさえいれば生活に困らない」という感覚が定着して
いるようで、ひとつの学校を卒業すると、また別の学校へと留学の梯子
(はしご)をしている外国人留学生が多く見受けられます。(Kenjiさん)

留学生には毎月14万2500円の奨学金が支給されます。また授業料も国立大
学は免除、私立大学は文部科学省負担。医療費の80%、日本への往復の飛
行機代、住宅手当まで出ます。外国人留学生のために使われる税金は年間
293億円にも達します。

 第一の問題は、多くの日本人学生が経済的理由で進学を諦めたり、奨学
金の返済に大変な思いをしているのに、なぜ外国人留学生にこれほど手厚
い保護をしなければならないのか、ということです。日本国民の税金は、
まずは国民の福祉のために使うべきです。日本人学生を差し置いて、外国
人学生を優遇するのは筋が通りません。

第二の問題は、留学生の80%近くが中国人と韓国人だということです。な
ぜ反日国ばかりから留学生を受け入れるのでしょうか。留学生を支援する
にしても、親日国からの留学生も平等に受け入れるべきです。

こうした情況を知れば、日本国民なら誰でも「公憤」を抱いて当然だと思
います。[b]


■2.「自分の居住地をあのような状態にされたら」

わたしの知り合いにヘイトスピーチを日本人の狭量と傲慢の現れだという
人がおりました。わたしも最初はそう思っていましたが、新大久保に何度
か通って、現状を目の当たりにしました。

自分の居住地をあのような状態にされたら誰でも心穏やかではいられない
でしょう。むしろ日本だからヘイトスピーチくらいですんでいる、という
見方が正しいと思います。

 一方それを「ヘイトスピーチ」などという適当な呼称をつけて批判する
人たちというのは、そこに住んだことがない、つまり何ら実害を被ったこ
とのない人たちです。一週間でもいいから、あそこに住んでみれば多少考
えも変化するのではないかと思います。(Kenjiさん)


 桜井氏は、在日コレアンの犯罪について、こう書いています。


年間5千人前後の在日韓国・朝鮮人の検挙者が出ており、うち150から160
人ほどが重犯罪者(殺人・強盗・強姦・放火など)となっていま
す。・・・この5千人の犯罪検挙者数を人口比で比較すると、なんと日本
国民の3倍以上になるのです。[1, 1263]

「日本で差別されているから犯罪に追い込まれる」と弁解する向きもある
でしょうが、ここで考えるべきは、韓国全体の犯罪件数も人口当たりで日
本の3倍以上というデータです。[2]

世界平均から見れば、韓国の犯罪率はそれほど高い訳ではありませんが
[3]、世界でも断トツに安全な日本に外国人が集中的に住むと、犯罪率が
「国際標準」レベルの街になってしまう、という事なのです。それにして
も「自分の居住地をあのような状態にされたら」という状況に、行政や警
察は何をしているのでしょうか。


■3.重犯罪人でも、在日コレアンは国外退去を命ぜられない

こういう事態を改善するには、犯罪を犯した外国人は国外退去させるとい
うのが国際常識ですが、在日コレアンに関して、桜井氏はこう指摘してい
ます。[1, 1349]。


他の外国人は万引き一つで国外退去処分となることもあるのですが、在日
はそれこそどのような犯罪を起こしても堂々と日本に滞在できるのです。
これを特権と呼ばずして一体何を特権と呼ぶのでしょうか?

入管特例法第22条には、外患罪などの重大な犯罪のほか、麻薬事犯や無期
または七年を超える懲役または禁固に処せられた者など、いわゆる重犯罪
者については、強制退去させることができると定められています。しかし
入管特例法が制定されて以降四半世紀にわたって、在日は誰一人として国
外退去させられた事例がないのです。[1, 1349]


在日コレアンの重犯罪者を日本国内に住まわせて、国民の被害者を生んで
いる行政の不作為を糾弾すべきではないでしょうか?


■4.半世紀も公園を違法占拠

昔、在日特権が気になっていろいろ調べ、戦後混乱期の朝鮮人の戦勝国人
としての横暴な振る舞い、集団暴力を用いての特権の取得[c]、駅前一等
地の不法占拠とパチンコ経営等やりたい放題を知りました。

日本人は、彼らの凶暴性に恐れをなし彼らの言うがまま特権を許していっ
た。戦後50年が過ぎているにも関わらず、その特権が生きている、い
や、日本人(政府、自治体、マスコミ)がそれを許容しているということ
に挫折感を感じたものです。

それから数年した頃に現れたのが桜井氏率いる「在日特権を許さない会」
でした。予想される朝鮮人の集団暴力をもものともせず身体を張って在日
朝鮮人に単身挑む姿勢には驚きを感じました。己の身の危険をも顧みず、
正しいと信じたことに突き進む。現代人が忘れ去った武士の魂を桜井氏に
感じました。

彼らの活動の成果もあり、在日特権に目を向ける国民も増え改善の兆しが
見えた頃に起きたのが「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」でした。悪いの
は、公共の公園を正式な手続きを踏むこともなく占拠した朝鮮学校と考え
るのが当たり前と思えるのですが、相手が子供たちが通う学校だったこ
と、やり方が暴力的であったことから世間の批判を浴びることとなってし
まいました。

今回の桜井氏の選挙演説、あの産経新聞ですら悪意を感じる記事を書いて
いましたが、記事とは全く異なる「日本国への熱き想い」「次世代の若者
への愛」を感じさせる素晴らしいものでした。(隆治さん)

■5.無法を見て見ぬふりをしていた自治体・警察

「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」とは、ウィキペディア[4]によれば、
以下のような事件です。京都朝鮮第一初級学校は、昭和35(1960)年から、
隣接する「勧進橋児童公園」を、無許可で朝礼台やサッカーゴールを持ち
込んで学校の運動場として使用していました。

「土日もサッカーのクラブ活動で占領しているし、小さな子やお年寄りは
公園に近づけなかったですね」(70代の女性)、「公園に行ったら若い教師
に『ここはうちのグラウンドだ』と追い出されたこともあったよ。登下校
時は生徒の送迎で道が大渋滞したし、夏祭りのときは焼肉の臭いと煙がす
ごかった」(70代の男性)という状況でした。

近隣に住む30代の男性が、警察や行政に取締りを要請したが動いてくれ
ず、在特会に抗議を依頼しました。平成21(2009)年12月4日、在特会を中
心とするメンバーが初級学校の前で、拡声器を用いて抗議しました[5]。
小競り合いもありましたが、最初に手を出したのは、学校側のように見え
ます。[5]

この中心人物4名を京都地裁は侮辱罪・威力業務妨害罪・器物損壊罪で、
執行猶予付きの有罪としました。桜井誠・特在会会長は関与の程度が薄い
ことを理由に、起訴猶予となっています。学校側も、前校長が都市公園法
違反容疑で罰金10万円の処分を受けています。ただし、その後、学校側が
民事訴訟を起こし、中心メンバー8人が1226万余円もの賠償命令を受けま
した。

在特会に抗議を依頼した男性は、「自分以外にも在特会に感謝している住
人はたくさんいると思いますよ。たしかに在特会は少し荒っぽいところが
あるけれど、彼らの主張は僕らの心の叫びでもあるんです」と語っています。

在特会の対応方法には議論があるでしょうが、そもそもこの問題の根本に
は、半世紀以上も京都朝鮮第一初級学校が公有地を不法占拠して、周囲の
住民に迷惑をかけているのに、行政も警察も見て見ぬふりをしていた、と
いう事があります。彼らがきちんと職務を果たしていれば、そもそもこの
事件は起こらなかった。この不作為にこそ公憤の声を上げなければなりま
せん。


■6.移民受け入れ拒否はレイシスト?

前回のメルマガで、桜井誠さんについて書かれていました。私もあの朝日
の一方的な記事は目にしておりましたので、これは他の見方も多くの方の
目に触れるべきと思い、ファイスブックに転載しましたところ、アメリカ
の友人から反発され、桜井氏はトランプと同じ、移民受け入れに反対する
排他的な人種差別者、というコメントが来ました。

在日韓国人の特権が余りにも多く、桜井さんが主張しようとしているのは
その辺にあるということ、更にアメリカで桜井さんの評価が偏っている、
もう少し事実を色々知って欲しいと、調べた事を知らせてみましたが、日
本は移民や難民を受け入れないという非難の言葉を書いていました。
(リードさん、アメリカ在住)


在日問題も、大きく捉えれば移民問題です。小誌は以下の理由により、移
民受入れには反対です。

第一に難民に同情するなら、まずは彼らが母国で幸せに暮らせるように援
助するのが本筋です。この点で、日本のODA(対中国を除く)、海外青
年協力隊などは立派な功績を残しています。

第二に移民を受け入れて、うまく行っている国は寡聞にして知りません。
難民、移民も不幸になり、受け入れ国も治安の悪化や負担の増加で困って
います。[d]

移民受け入れ反対の声に「レイシスト」とレッテル貼りをするのは、自由
な議論を封殺することです。どの国にも他国民を受け入れて生活を保障し
なければならない、という義務はありません。善意でやるのは勝手です
が、やらない国を批判する権利はありません。


■7.「強制連行」というプロパガンダを座視している不作為

在日の中には、「自分たちは戦争中に強制連行で連れてこられた人々の子
孫」だから、日本に住む権利を持ち、日本政府が生活保護をする義務があ
るかのように主張しています。

しかし、昭和30(1955)年の外務省調査では、その時点で「日本に在留す
る朝鮮人のうち徴用された朝鮮人の数は245人にすぎない」となってい
ます。したがって、現在の在日コレアンはほとんどが、自由意志で渡航し
たか、密入国した人々、およびその子孫です。

 行政は、在日側のこういうプロパガンダを放置しておくことで、彼らの
言い放題、やり放題を助長し、日本国民に虚構の自虐意識を持たせている
のです。これも行政の不作為であり、国民として公憤の声を上げるべき問
題です。


■8.我々国民が見て見ぬふりをしてきた責任

 その他にも、次のようなお便りをいただきました。


 怒りには「私憤」と「公憤」があるという今回のお話に私は安心致しま
した。「怒っていいんだ」否、怒らなければいけないんだと。(正樹さん
より)


今回ヘイトスピーチの話でしたが、周りでもヘイトスピーチは悪いもの
だ、という風潮があり、それはその人々がそういわれる原因を作っている
からだ、と言ってもとりあってくれないので、どうしたものかと思ってい
ました。そこで今回下記の一文がありました。

「私憤から特定の民族への憎悪や蔑視の言葉を投げつけるのはヘイトス
ピーチだが、公憤は違う。誤った政治や制度に対して国民が公憤の声をあ
げる事は、自由民主主義国家において、より良い社会を築いていくための
常道である。」

このような内容でヘイトスピーチの定義自体を揺さぶることができれば、
なんとか議論になるかもしれないと思いました。(健司さん)


定義もないまま「レイシスト」とか「ヘイト・スピーチ」だとかレッテ
ル貼りをして自由な議論を封殺する事は、自由民主主義国家では、あって
はならない事です。

本稿の議論を通じて、在日問題の真因は行政や警察の不当不作為にある
事が明らかになったと思います。本稿の述べた以外にも、不正な生活保護
の受給や住民税減免の問題もあります。[e]

 こうした不当不作為の政治を正すのは、我々国民の責任です。我々国民
が見て見ぬふりをしてきたから、ここまでおかしな政治・行政がまかり
通ってきたのでしょう。まずは我々自身が、筋の通らない行政には公憤の
声をあげる必要があります。



■リンク■

a. JOG(963) ヘイトスピーチか公憤か 〜 桜井誠氏の戦い
 朝日新聞は「選挙運動の形したヘイトスピーチ」と決めつけるが、、、
http://blog.jog-net.jp/201608/article_1.html

b. JOG Tweet 韓国(15) 在日特権
http://blog.jog-net.jp/201505/article_11.html

c. JOG(955) 左翼と在日の深い闇 〜 『井上太郎最前線日記』から
 外国政府の資金や、在日外国人の政治活動により、日本国民の主権が脅
かされている。
http://blog.jog-net.jp/201606/article_3.html

d. JOG(143) 労働移民の悲劇
 ぼくたちには何のチャンスもありません。ドイツに夢を抱いていたこと
が間違いでした。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog143.html

e. JOG(947)「在日特権」という不幸
「在日特権」が在日の人々を「宙ぶらりん」の不幸に追いやっている。
http://blog.jog-net.jp/201604/article_3.html


◆アメリカで軍事技術泥棒事件が頻発

宮崎 正弘 



<平成28年(2016)8月21日(日曜日)通算第5001号 >

〜アメリカ各地で軍事技術泥棒事件が頻発
  フロリダで中国人女性を四年の禁固刑、カリフォルニアでも〜


F35.F22。そしてドローンのエンジンならびに技術資料を香港経由で中
国に輸出しようとした中国人女性スパイがフロリダで逮捕され、8月19日
に地裁が判決を言い渡した。判決は50ヶ月(4年余)の禁固刑。(スパイ
容疑としては軽い)。

このスパイは1500万ドル相当の価格をインヴォイスに明記していたため、
金額の奇妙な値段に当局が着目して捜査を開始し、6月9日に起訴していた。

女性はアメリカ国籍の男性と「結婚」し、「マン・ウェンシア」と名乗っ
た(マン温夏=音訳)。

夫とは電子部品輸出などの貿易を表看板として、内実は中国人民解放軍の
技術スパイに励み、高度技術を「貿易」を装って中国へ輸出していた。ア
メリカの「武器輸出管理法」の網をくぐり抜けるために第3国経由として
いたが、輸出相手先の「商社」も、中国軍のダミー企業であることが判明
している(サウスチャイナモーニングポスト、2016年8月21日付け)。

7月にもカリフォルニア地裁は、同様な技術盗取容疑で中国人の男を起訴
した。この男は中国に1500億元相当の技術を売りつけようとしていた。

 ことほど左様にアメリカでも、軍事技術スパイの暗躍が見られ、表に出
る事件はごく少数。発明が無理なら、創造が無理なら盗み出せというのは
伝統的な中国の手法であり、「こんかいの事件も驚くには値しない」と専
門家が指摘している。
 さて日本では?

◆安易に匿名報道に走るメ ディア

櫻井よしこ



どこまで皆で情報を共有できるか──。この点が民主主義の基本であり、比
類なく大事な価値観である。
 
その上で、メディアは情報をどう扱うべきかという問題がある。特定の情
報を公開するのか否かを含めて、情報の扱い方はその社会、あるいは国家
の成熟度と知性の程を示す。
 
私たちの社会は情報の共有と扱いにおいてどこに位置するのか。そんな問
題意識で現状を見るとおかしなことだらけである。
 
神奈川県相模原市の障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で植松聖容疑者
(26歳)に殺害された被害者19人の基本的情報が氏名を含めて公開されて
いない。神奈川県警が遺族の意見を聞いて、非公開としたという。上智大
学教授の田島泰彦氏がその当否を問う。

「情報管理者である神奈川県警にそこまでの権限を与え、メディアが全く
取材できない状況をつくり出してよいのか、疑問です」
 
氏名不詳では取材もできない。残虐非道な犯罪で命を落とした人々は、
「数としての犠牲者」のまま、やがて忘れ去られていきかねない。だが大
事なことは、このような犯罪によってどれだけ大事な命が失われたのか、
障害を抱えながら一人ひとりの被害者がどれだけ一生懸命に生きていたの
か、その一人一人が家族にとってどれほど大事な存在であったのか、家族
はどのように寄り添い、そこにどんな苦労と喜びがあったのか、などである。
 
多様な人々の多様な人生の大切さをメディアが報じ、皆で共有すること
が、残虐な犯行に打ち勝ってより良い社会を築いていく力ともなる。

「その意味で、今回の事件は、情報管理者である神奈川県警の情報秘匿の
問題と同時に、メディアの報道姿勢についても考えさせられます。メディ
アは警察情報の全てを発表してよいわけではなく、取材をした上で、報道
に際してはメディア側に慎重かつ自制的姿勢が求められます」と、田島氏。
 
あまりに残虐な今回の事件ではとりわけ落ち着いた取材と報道が求められ
る。家族の話を聞き、何を報道するのかしないのかの選択をきちんとすべ
きであり、匿名報道の選択肢はそこに初めて出てくる。被害者名非公表と
いう究極の匿名は、情報管理者である警察ではなく、メディアが決めるべ
きだ。
 
では、メディアにその選択を任せられるのか。メディアはその点で信頼さ
れているのか。率直に言って、「まだら模様」だと思う。
 
匿名報道は本来、安易になされてはならず、実名公表で理不尽な被害が生
じるときに限られるべきだ。その判断は取材する側が自らのジャーナリス
ト生命を懸けるほどの覚悟で下すもので、安易な匿名報道もその逆の安易
な実名報道も、報道の健全性を損なう。
 
今回の事件について県警の情報秘匿を批判するメディアだが、彼らも安易
に情報を隠しているのではないか。
 
テレビの画面を注意して見てほしい。事件や、気軽なアンケート調査でも
よい。画面に登場する「首なし人間」に気付くはずだ。
 
コメント者の顔も見せない。もちろん名前も年齢層もよく分からない。そ
ういうよく分からない人々の意見をテレビは多用する。安易な首なし人間
の登場はジャーナリズムの危機である。テレビだけでなく雑誌も同様で、
匿名の意見は多々登場する。
 
匿名報道はメディアにとって都合が良い。極端な場合、取材意図に合わせ
て捏造することだって可能だ。だからこそ、メディアの信頼のために、匿
名報道は心して避けなければならない。
 
にもかかわらず、日本のメディアの現状ではそうした報道が目に付くこと
を強調しなければならない。情報を出す側にも、情報を取って報ずる側に
も多くの問題を突き付けたのが今回の事件である。

『週刊ダイヤモンド』 2016年8月13・20日合併号 新世紀の風をおこす
 オピニオン縦横無尽 1145 
                (採録: 松本市 久保田 康文)

2016年08月22日

◆「現状維持政策」に委縮するな

Andy Chang



「現状維持」はアメリカの押し付け政策である。アメリカは中国の
恫喝で戦争になることを恐れるあまり、日本と台湾に現状維持、事
なかれ主義を要求する。中国が南シナ海で岩礁埋め立てで滑走路を
作り、レーダーを設置しても、または尖閣諸島に230隻の漁船と監
視船を送り込んでも日本に衝突を避けるように要求する。

台湾では新政権が発足したあとも現状維持、中国と話し合いを催促
する。中国は「92共識」(台湾と中国は一つの国と言う相互認識)
を台湾側に強要する。中国が南シナ海で滑走路を作り、ハーグ国際
法廷の判決に反対を唱え、尖閣諸島近海に漁船を送り、尖閣は中国
の領土であると勝手な主張をしてもアメリカは黙視する。

このことからわかるように、アメリカは中国の横暴な進出に対して
何もしないばかりか日本や台湾が迷惑してもガマンを要求するだけ、
つまり日本と台湾はアメリカの現状維持政策の被害者である。

●「現状維持」がアジア不穏の原因

現状維持は双方の責任である。日本や台湾に現状維持を要求するな
ら同じことを中国や北朝鮮にも要求しなければならない。しかしア
メリカは中国に勝手な真似をするなと警告しない。日本と台湾には
中国を刺激するような行動を止めよと要求する。中国はアメリカが
止めろと言うまで横暴な拡張を続ける。アメリカが中国の勝手な行
動を阻止しないからアジアの不穏が増すのである。

現状維持がアメリカの政策ならアメリカが率先してやるべきである。
狡賢いアメリカはやらないで日本や台湾にやらせる。中国が勝手な
拡張をしても日本と台湾は委縮して何も出来ない。これが現状だ。

●日本は萎縮より強くなるべき

中国の横暴な発展を打破するなら日本はアメリカに現状維持を要求
すべきだ。アメリカのおかげで日本は軍隊を持つことさえできず、
憲法改正もメディアが中国や韓国の脅迫に怯えて反対論を展開する。
メディアは中国やアメリカの言論に影響されて日本の国益を無視し
ていると言える。

アメリカが現状維持を要求するなら日本が再軍備して中国の武力に
対抗できるようななることこそ望ましい。アメリカは日本の再軍備
に賛成すべきなのに、日本の再軍備に反対圧力をかける。

アメリカの政策が間違っているなら日本は正々堂々と反論すべきだ。
日本が中国と対等で戦える戦力をつくるのをアメリカは歓迎すべき、
日本再軍備でアメリカが反対できるはずはないし、反対すれば堂々
と反論すればよい。

中国に文句を言えないアメリカが日本に何が言えるのか。アメリカ
は日米安保を破棄するような恫喝論を持ち出すだろう。だがしかし、
日本こそアジア平和の要塞であることはアメリカが一番理解してい
る。日米安保とはアメリカのアジアにおける存在と利益のため、日
本各地に米軍基地を設置しているのである。日本の基地を失えばア
メリカは東亜から撤退することになり、アメリカの大損害だ。

日本はアメリカに対し、尖閣諸島近海にアメリカの軍艦を派遣して
中国の漁船を追っ払えと要求すべきである。アメリカは南シナ海に
空母を派遣すると同時に中国に対し、ハーグ国際法廷の判決を尊重
し、岩礁建設の中止と退去を要求すべきである。

●現状維持と台湾の萎縮

蔡英文が2012年の総統選挙に立候補した時、アメリカはダグラス・
パールを派遣して国民党の馬英九支持を表明した。明らかな内政干
渉である。

アメリカは台湾人が総統に当選すれば独立意識が高まるとみて反対
したのである。今年1月に蔡英文が立候補して大勝利したが、アメ
リカは現状維持を強要し、蔡英文政権は萎縮して何もできない。

今年7月に台湾でミサイル誤射事件が起きた。このミサイルは台湾
が独自開発した20〜200メートルの超低空で、マッハ3の高速で飛
行して標的を捜査し命中させるC4ISR型ミサイル、しかも400キロ
の行動距離があるミサイルだった。アメリカは驚いた。

アメリカは台湾が弱いこと、アメリカの防衛に依存することを願っ
ている。ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ元AIT所長
は最近の講演で、(1)台湾が新型ミサイルを開発したが解放軍を弱
体化させられるか。(2)台湾海峡の不安を増加させることはアメリ
カにとって重要な鍵となる。

(3)台湾が要求するような新型戦闘機、

船艦、潜水艦やタンクを提供するのは効率に合致しない。(4)中国
は台湾いつまでも対話を避けるなら忍耐力を失って武力に訴えるか
もしれない。(5)アメリカには台湾放棄論もあるし、中国と戦争を
避けるため台湾がアジア友好国における安全保障を軽減させること
もある、などと述べた。台湾の自己防衛力の増加に反対していると
しか思えない発言だ。台湾が萎縮して何もできずアメリカに頼るこ
とを強要しているのである

●アメリカの強いパートナーとなれ

日本と台湾はアメリカの恫喝に似た自己防衛力増加に反対を慎重に
検討しなければならない。アメリカは頼れるか。頼れないなら自己
防衛しかないが、アメリカを怒らせないように自力発展を遂げるべ
きだ。日本も台湾もアメリカに構わず新武器を発展させ、中国に断
固たる態度で対峙すべきである。

アメリカの現状維持(事なかれ主義)に萎縮して中国に無気力であれ
ばアジアの不穏は増加する一方だ。アメリカの事なかれ主義に萎縮
せず自己防衛力を増加させてもアメリカが日本と台湾を放棄するこ
とはありえない。台湾と日本、どちらを放棄してもアメリカはアジ
アから撤退せざるを得ない。中国に勝手な行動をさせないことはア
メリカが歓迎すべきで反対すべきでないことを外交力でアメリカに
悟らせるべきだ。

◆シリアへ出撃を開始したが

宮崎 正弘 



<平成28年(2016)8月20日(土曜日)>

 〜ロシア、イランの空軍基地からシリアへ出撃を開始したが
   NATOはトルコに配置した核兵器を撤去しようと動き急〜

 NATOの名の下に、米軍はトルコに核兵器を配置している。
 これは世界の科学者も求めている事実だ。
http://thebulletin.org/hiroshima-and-nagasaki-lessons-learned/turkeys-nuclear-contradictions
 トルコは核兵器不拡散条約ならびに核実験禁止条約に加盟しているが、
軍事同盟との約束事は国際条約に優先する。

 トルコの政変と急激なイスラム化によって、エルドアン大統領は着々と
強権政治を実行し、三ヶ月の非常事態宣言。反エルドアン派と見られる軍
人、裁判官、教員、警察官、公務員を八万人も拘束し、ようやく8月19日
までに3万6000人を釈放した。

しかし西側からの人権弾圧、強権政治への批判は高まるばかりで、エルド
アンは孤立した状況を打破するために、8月9日にはロシアのサンクトペ
テルブルグへ飛んでプーチンと会談し、シリア問題でも協力を討議した。

直後、こんどはロシアがイランにもちかけ、イラン空軍基地からシリアの
反政府勢力並びにIS拠点の空爆出撃の許可を取り付け、さっそく実行に
移した。

イラン西部ハマダン空軍基地から飛び立ったロシアの長距離爆撃機ツボレ
フ22型機は、これまでの距離を縮めたため、爆弾の搭載量が飛躍的にの
びたうえ、つぎはイラン、イラク政府の許可をまってカスピ海からミサイ
ル発射の準備に入ったとされる。

他方、NATOはこういうタイミングで、トルコに配備している核兵器の
移転を検討している。

「問題はその移転先であり、ルーマニアが最有力とされるが、ブルガリア
であれ、バルト3国であれ、それはロシアに対する挑戦とみなす」(英文
プラウダ、8月19日)。

しかしながらとして、同紙は続けた。

「トルコからの核兵器移転は中東全域のパランスを崩すことを意味し、唯
一の核保有国としてのイスラエルの安全保障は高まるが、米国はイランと
の核合意の密約に、このトルコからの撤去を含めていたのかも知れない」