平井 修一
■1月31日(日)、朝は室温11.5度、寒い、雲間から日射し、曇/晴と書くのか、ハーフ散歩。
昨日から長男一家も来て孫5人そろい踏み。猿山だ。通常で120デシベル時々150デシベル。かなり慣れた、というか「諦めが肝心」。耐えられないとPC部屋に閉じこもるが、ここには小猿が大好きな懸垂器があるから「入るな」とも言えず、結局、小生はキッチンに避難する。
昨日の夕食は手巻き寿司、豚汁、里芋などの煮しめ。大好評で完食。食後に長女夫婦は子供をカミサンに預けて帰ったが、長女曰く「夫婦の会話が1週間で15分しかない」、あれこれ話したいことがあるのだろう。長女の旦那(会計士)は過労死戦争をしているから疲労が募っている様子。家庭のことまで頭も体もかかわる余裕がないみたいだ。
ビジネスマンは「真面目、素直、人当たりがいい」VS「要領がいい、悪賢い、キーマンにはべったり」。旦那は前者、小生は後者。のび太 VS スネオ。スネオの方が生存率は高い。
日曜日でも子供は早寝早起きだから今朝も7時前から猿山だ。雑煮とウィンナエッグなど。
正月に嫁さんの実家からいただいた2升の餅は、切ってから冷凍庫で保管していたが、必要な分を自然解凍し、水をくぐらせてビニール袋に入れてレンジで表、裏各30秒、それからトースターで4分ほど焼くと具合がいい。網で焼くよりも手間がかからない。創意工夫で暮らしは快適になる。
ところで難民だが、遠路はるばる押し寄せるだけあって実にタフ。創意工夫で難民キャンプは小さな街になりつつあるようだ。スプートニクニュース1/30から。
<(英仏国境を挟むフランス側の)港湾都市カレーが久しく英仏両政府の頭痛の種となっている。この「ジャングル」にはアフリカ・中東難民数千人が住みつき、その数は増大の一途。既にモスクや学校、商店、美容院が自然発生しているという。
TV放送ロシア・トゥデイの特派員がそれら商店等の経営者らに話を聞いたところ、カレーに難民が集まっている理由について、次のような証言が得られた。
ラマンシュ近郊のユーロトンネルで治安措置が強化され、違法に英国に侵入することが著しく困難になったので、カレーのキャンプにとどまる難民が増えている。キャンプは中東の都市を思わせるものに変貌しつつある。市内には数軒の商店、レストラン、さらにはホテルさえ出現しているという。
キャンプそばの道路に沿ってフランス警察の自動車が停まっている。当局はテント村を一掃し、違法ビジネスを全面撤廃することを決めた。しかし、そこに数千人の人が住み、こうしたサービス、「ジャングル」における商業活動が必要されている限りは、根絶は難しそうだ>
小生が物心ついたころ、川崎駅に近い多摩川河川敷に朝鮮人が住み始め、最初はスラムだったが、だんだんしっかりした家になり、電気も通じ、やがてごく小さいながら街になった。弱り切った川崎市は10年ほど前に、なんと立ち退き料を払って、そこにマンションを建てたが、在日が入居しているのかもしれない。
カレーのキャンプもそうなるのか。そのうち立派なモスクも作られるだろう。欧州に異質な街が誕生しそうだ。対策を誤ると「庇を貸して母屋を取られる」。世論調査によるとメルケルを支持するのは42%、支持しないは40%。そのうち逆転するはずだ。
難民の防波堤になったトルコはEUの足元を見て財政援助を倍増するよう要請しているとか。ドイツの新聞「ウェルト」のインタビューに対し、EUの匿名の外交官は「トルコは50億ユーロ(6500億円)を欲しているが、我々が用意できるのは30億ユーロ(3900億円)だけだ」と伝えた。(スプートニク1/30)
エルドアンも難民ビジネス?、したたかな独裁者だ。プーチンのケツを蹴飛ばしたのだから、プーチンが今一番嫌っているのは間違いなくエルドアンだ。スネオの脳ミソを持つジャイアン、そうでないとリーダーは激動期を乗り越えられないのかもしれない。トランプもそんな雰囲気がある。
アカの毎日1/31「毎日新聞調査 内閣支持率51% 甘利氏問題は影響せず」だと。ちょっと信じられないが、野党があまりにもひどいからだろう。
<毎日新聞は30、31両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は51%で、昨年12月の前回調査から8ポイント上昇した。支持率が5割を超えたのは2014年3月調査以来。不支持率は30%と前回より7ポイント低下した。
政党支持率は、自民が前回比5ポイント増の34%。このほか民主7%▽公明5%▽共産4%▽おおさか維新4%など>
アカ新聞も安倍叩きでは飯が食えないと、是々非々の論調に変更せざるを得ないだろう。難民問題で欧州リベラル≒アカは凋落しつつあるが、これも影響しているのではないか。大政翼賛的になりそうだが、そうなると産経はもう少し右へ行かざるを得ない。そのうち崖っぷちになったりして・・・ハハハ。
ピザの夕食後、子・孫は全員撤収、皆にお土産を持たせた。小生の脳みそは徐々にクールダウンし、20時には平常に戻った。しばらくは静かな日々になりそうだ。
■2月1日(月)、朝は室温11度、寒い、曇、ハーフ散歩。遊歩道では映画の撮影中だった。
確定申告書類を税理士に郵送して、すっきりした。1時間ほどかけて必要な数字をメモすれば、あとは税理士がやってくれる。蛇の道は蛇。税理士の判子があれば税務署は多分ノーチェックだろう。税理士と税務署はグルである。
看護婦長のカミサンの冬のボーナスはこれまでで最高額だったそうだが、一般の景気はどうなんだろう。スポニチ1/24から。
<大相撲初場所は24日、東京・両国国技館で千秋楽を迎え、東京開催場所は4場所連続で15日間の満員御礼となった。昨年の秋場所(東京)は19年ぶりに入場券の完売を意味する「満員札止め」を全15日間でマークしたが、初場所は11日間だった>
景気判断で「満員御礼」はあまりあてにはならないかもしれない。
<日本相撲協会は満員の基準に明確な基準はないと説明しているが、おおむね入場者数が定員の9割以上に達すれば「満員御礼」を出している。
一時期は入場者数が定員の9割5分を超えても「満員御礼」を出さないなど厳密化していたこともあった。近年は特に11月場所(九州)において「満員御礼」が出にくくなっている。
(大震災のあった)2011年の9月場所(東京)では、相撲離れにより入場者数が低迷。7日目の9月17日には、約75%の入場者数であったが「満員御礼」を出した>(ウィキ)
「満員札止め」の方が確かなようだが、日本の景気はちょっと足踏み、弱含みのようだ。ま、中共禍で当分は好転しまい。
昔からだが、好景気は上流から実感し、下流が実感する頃には終わり始める。下流はあまり美味しい思いはしない。
2004年からJT関連の販社(福岡本社、独立系で最大)が東京進出したいというので東京営業所を立ち上げたが、所長と言っても当初は小生一人だけ。営業から配達まで全部やったが、実質1年で年商1億円を超えた。と言っても粗利はたったの10.5%だからお話にならない。最低でも年商5億円ないとメリットはないだろう。
ビックリしたのはJTの景気の良さ。競争といっても日本ではPM(フィリップモリス、主力のマルボロで有名)、BAT(ブリティッシュアメリカンタバコ、主力はケント)両社合わせてシェア30%だからJTは圧倒的な70%シェアを持っている(今はM&Aで世界でもシェアを伸ばしており、PM、BATに次ぐ世界3位だ)。
JTは民営化したといっても大株主は日本政府だし、独占メーカーだから価格競争もない。値上げしても、客は多少は減るが、喫煙は習慣化しているから売り上げは減らない(生産本数は減っている)。小売マージンも上げる気はまったくない(小売店は免許制で、基本的に国もJTも“売らしてやる”というスタンス)。
こうなれば殿様商売で、接待交際費は潤沢、別世界だった。影響力のある大手販社(自販機を主体としておりタバコオペレーターという)はJTと飲む時は「トーゼン」という感じでJTに払わせていた。小生も何回かお世話になった。タクシーチケットも貰っていたろう。
当時、同級生(部長級)が大手ゼネコンに勤めており、受注額の5%を接待交際費に使えると言っていた。10億円の案件なら5000万円。こうなると一流の料亭や高級クラブ、内外のゴルフ場で接待できるわけだ。同級生は同窓会の二次会費用を全部持ってくれた。
「これで仕事が取れるのなら安い投資だ」と言っていた。スゴイ世界。
小生が学生の頃、やはり大手ゼネコン幹部(本部長級、貴族顔)の妾宅(表札が二つ並んでいた)で小学生の娘さんの家庭教師をしたが、ずいぶん報酬は良かった。仕事が終わると一杯出してくれたが、その際に旦那さんから「料亭遊びは全部やった」と聞いた。
お妾さんはまあ美形だが、とにかく「目から鼻へ抜ける」を地で行くように聡明だった。ちょっと怖いくらい。高級クラブのママさんか売れっ子芸者だったろう。
その妾宅だが、多分、下請け業者が(賄賂的な)安い価格で建てたのかもしれない。結構、そういう話は多いのではないか。余計なことだが、その娘さんを10年振りに見かけたが、すごい美人になっていてびっくりしたものだ。栴檀は双葉より芳し。
一部上場の大企業に入って幹部にのし上がるのはごく一部だが、まさに殿上人の感じがする。ただ、熾烈な競争があるから、ヘタを打つと出世コースから外れ、子飼いの部下も残念な思いをする。
御巣鷹事故で揺れていたJALで幹部が落馬し、その送別会の席で幹部の番頭が大泣きしていたと小生は上司(仲人、その当時は営業部長だったが、最後には社長になった)から聞いた。さもありなん、上がこければ下もこけるのだ。
少年よ大志を抱け――小生の訳では「男の子には山っ気が必要だ、一発にかけてみよ」。多分それは真実だろう。「スネオの脳ミソを持つ狡猾なジャイアン」、こういう異能の男が閉塞状況や混乱を突破するのだろうが、ナポレオン、ヒトラー、スターリン、FDRルーズベルト、毛沢東、メルケルは壮大な災厄ももたらした。
今はそういう“危険をはらんだ”リーダーが生まれやすい情況なのかもしれない。頭一つ抜け出しているのはプーチンとエルドアン。この二人を抑え込めるのはトランプくらいしかいないのではないか。習近平はすっかり黄昏、オバマ同様にレイムダックだろう。
トランプは「粗野」を装っているが、これは選挙で目立つための戦略だろう。ビジネスで大成功した知行合一の人であり、選挙に勝てば各分野の優れたブレインを採用するだろうから、レーガンのような「強い大統領」になる可能性はある。共和党のクルーズ、ルビオ、民主党のヒラリー、共産主義者サンダースはいずれも行儀がよすぎて「強い大統領」にはなれそうもない。
トップナッチ、最強のアメリカを求める茶会系の保守層はトランプを推すのではないか。まあ、一寸先は闇だが。
今朝の「頂門」の「天安門事件の画像制限に懸念 米コービスを中国企業が買収」は気になった。corbisimagesのサイトには生々しい写真が紹介されている。
http://www.corbisimages.com/Search#p=1&q=%E5%A4%A9%E5%AE89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6中共殲滅、支那解放へ、イザ!
■2月2日(火)、朝は室温11度、寒い、曇、ハーフ散歩。ここ数日、町内の掲示板に訃報があり、今日が告別式だという。どうも子供の頃にお世話になった寿司屋のオバサン(79)のようで、電話したが誰も出ない。で、その隣のお茶屋さんに聞いたらその通りだった。
「寒いから俺は車で行くけど、良かったら乗ってかない?
で、乗せてもらったところを元金物屋のオバサンが通りかかり、彼女も同乗した。小さな街だから三丁目の夕日的な人情がまだ残っているのだ。
寿司屋の亡きオジサン、オバサンは小生にとっては第二の両親のようだった。オジサンは週刊新潮を読ませてくれたし、無免許運転をした際には拳骨で殴ってくれた。高1の時に足を骨折した際は1週間ほど学校に迎えにきてくれた。オバサンはトンカツなどおいしい料理を腹いっぱい食べさせてくれた。
5万円の香典ではまったく足りないほど恩義にあずかった。
ご長女によるとオバサンはずいぶん前から両足を骨折して寝たきりになり、施設に入っていたそうだ。アレルギー疾患で若い時から薬を常用していたので、その影響で体力が弱っていたのだろう。
死に化粧できれいになった顔を見ながら「オバサン、可愛がってくれてありがとうございました」と手を合わせると涙が出た。今どき女性で79歳はちょっと早い感じがする。合掌。
読者の「花やっこ」さんからコメントを頂いた。「オリンピックというのは、国のデモンストレーションに成り下がりましたね。 ホント国を滅ぼします。 日本だって例外じゃない。分散開催にしなければいけませんね」
2020東京五輪パラ。猪瀬自滅で白け、枡添当選とクネ擦り寄りで白け、エンブレムで白け、競技場で白け、もうまったく興味が亡くなった、今さら五輪でもなかろうにと。小生のみならず全然盛り上がっていない。皆白けているのだろう。
先頃、岡田民主党が党大会を開いたが、バカなポスターを作って党員は白けっぱなし。お先真っ暗。東洋経済オンライン2/1「民主党、低調な党大会は参院選苦戦の前兆か」から。
<3年前の党大会では、参加者に「起き上がり小法師」が配布された。転がしても必ず起き上がることから、「再生する」という決意表明だったのだろうが、3年を経た今も民主党はいまだ起き上がっていない。
「起き上がり小法師」には恐ろしい因縁がある。2006年の偽メール事件で大失態を演じた前原誠司代表(当時)に渡部恒三氏が励ましの意味で贈ったところ、その「起き上がり小法師」は転んでも起き上がらないものだったのだ。結局、前原氏は代表を辞任し、問題を起こした永田寿康氏は衆院議員を辞職し、2009年に自殺してしまった。
いわば民主党の歴史で最大の悲劇といえるが、この「呪い」がいまだ続いているように見える>
どうやら朝日の記者も白けてきたようだ。週刊ダイヤモンド2/1「高待遇が経営圧迫!朝日新聞ついに給与削減を提案」から。
<朝日新聞社が年初に労働組合に示した、2017年4月からの年収引き下げ案。現在の平均年収1275万円を段階的に引き下げ、1115万円まで減らすというものだ。
無理もない。朝日は14年、いわゆる従軍慰安婦報道や、東京電力福島第1原子力発電所の事故対応をめぐる「吉田調書」報道で批判を浴びた。販売部数はABC協会ベースで、同年9月の721万部から15年12月には662万部へと約60万部減少しているからだ。
また、年収の引き下げに先立って、今年1月から40歳以上を対象に、退職金とは別に年収の40%を最大10年分一括支給する早期退職者の募集を開始した。
だが、朝日の早期退職制度には苦い経験がある。エース級が退社する一方で、「仕事をしない高齢の記者ばかりが残った」(現役記者)という。
さらに一連の問題以降、「経営陣は訴訟や右翼団体とのトラブル回避にきゅうきゅうとし、際どい記事がますます紙面に載らなくなった」(「朝日新聞」関係者)。
確かに業績は厳しく、朝日の16年3月期中間決算は、営業利益が前年同期比30.5%減の21億円となり、14年同期の62億円から激減している。そこで今期の赤字回避のために打ち出した策が、本来4月1日に行う定期人事異動を5月1日にずらすこと。なんと、社員の引っ越し費用を翌期に振り替えるのが狙いだという。
定年を65歳に引き上げる案も組合側に提示しているという。(平井:給与は大幅カットするのが一般的)
だが「地方支局では、60歳を超えていても夜勤や警察取材をすることになりそう」(前出の関係者)だといい、こういった激務を高齢でこなすにはあまりに厳しく、退職する人も少なくないだろう>(以上)
引っ越し代にも不自由するか。新学期早々なのに、子供の転校手続きもしなくてはならない。これでは白けるわな。
日本をおおう白け鳥・・・威勢のいい声を上げる人が急にいなくなった印象だ。株価が2万円前後まで戻らないと元気が出ないか。日本が起き上がらない起き上がり小法師になってはいけない。女が尻を叩けば男は立ち上がる。あやこ、きょうこ、よしこ、えりこ、ゆりこ、さなえ、ともみ、頑張ってくれ。いざ、キック!(2016/2/2)