2017年07月30日

◆戦後最大の危機にある日本

寺本 孝一



先ず、終戦後70年間、日本は平和だったというのは真っ赤なウソです。

ロシアは、武装解除した日本兵76万人(ロシア国立軍事公文書館資料)を
ポツダム宣言に反して拉致し、アメリカの研究者ウイリアム・ニンモ氏に
よれば34万人が死亡した。

また、北方四島を占領し、ミサイル等軍備増強を進めている。朝鮮人は終
戦のドサクサに駅前一等地を占拠し、日本人2千人以上を殺した。韓国は
李承晩ラインを突然引き、日本漁船を328隻拿捕し漁師44人を殺害した。

現在、竹島を軍事侵略(フォークランド紛争を戦った当時のイギリス・
サッチャー首相であれば竹島はとっくに一時間で奪還しています)。北朝
鮮は日本人を877人(警察庁発表)を拉致した。

今、日本各地に核ミサイル攻撃すると宣言した。元公安外事警察官・北芝
健氏の証言によると、以前から秘密部隊一万人が日本に潜伏しています。
隣人等の不穏な動きを察知したら、直ちに警察に通報してください。国家
体制と日本人の命に関わることです。

そしてついに中国が本性を現し、日本に牙をむいています。中国のあらゆ
る国内問題が破滅的状況に陥いっており、14億人(実際は16億人)民衆の
不満を外に逸らすためにも戦争発動する可能性が大です。

東シナ海・日中中間線添いに掘削リグと称する軍事基地を16基建造しまし
た。原油ルートのシナ海を封鎖すると一言宣言するだけで、日本経済を崩
壊させることができます。

核心的利益・尖閣だけでなく、沖縄までも中国領などと言及し、すでに核
ミサイル80基の照準を四国を除く日本各都市に合わせています。中国国
防大学学長は尖閣と沖縄について、「歴史的背景も国際法も関係ない。力
で奪うだけだ」と学内で講演しています。事実上、日本は北朝鮮と中国の
両国から宣戦布告されています。Jアラートとは、まさしく空襲警報なり。

日本の過去70年間は近隣との国際紛争に翻弄されています。憲法九条も非
核三原則も全く意味がなかった。むしろ近隣の横暴を助長してきたことが
明確に証明されました。

日本で20年近く経済活動している中国人は、テレビ番組のなかで平和ボケ
の安全保障について「日本は幼稚なんだよ!」と吐き捨てます。「戦争反
対!」と唱えれば本当に平和が保てるなら、憲法に「地震台風反対」を追
加しましょう。

中国は、モンゴル、チベット、ウイグルを侵略し虐殺し植民地化していま
す。旧ソ連、インド、ベトナムとも大きな戦争をしてきました。現在すで
にブータンは国土の2割が軍事侵略されています。

日本の10倍以上の人口を抱え、戦争大好きな国家が中国なのです。戦力不
保持、交戦権不可の九条とは、政府は国民の生命を守れないということで
あり、国民の生存権を謳う憲法に対し、9条そのものが最悪の憲法違反で
す。「戦争になる筈がない」と言う人の根拠の無い幻想ほど危険なものは
ありません。国も個人も真価を問われるのは危機管理であります。左翼マ
スコミと日教組による自虐史観に洗脳されてはなりません。

インドは、必ず中国軍が侵攻してくるとして、国境に数万人の軍と100輌
の戦車を配備し、ミサイルの照準を世界最大の三峡ダムに合わせていま
す。決壊すれば上海まで3億人が罹災します。現に、中国軍はダムの周囲
を厳重に警戒し、模型飛行機はもちろん凧を揚げることも禁止していま
す。逆に言えば、貯水を中国自ら抜いた時が戦争前夜です。

中国が2010年に制定した国防動員法は、有事には在中日本企業の資産を没
収し、13万人の日本人を人質にします。また、外地の中国人もすべて中
国共産党の指令に従わなくてはなりません。

元自衛隊幹部は「常時百万人以上いる在日中国人による後方かく乱が最も
脅威だ」と告白します。また、元警視庁通訳捜査官・坂東忠信氏は、数千
人の工作員が潜入しており、留学生の全員が中国軍部と関係があり、技能
実習生を派遣する前に3か月間の銃器軍事教練を施していることを公表し
ています。要するに、日本に中国の民兵組織が存在するという現実。

和を以て貴しとなす、武士の情け、惻隠の情、阿吽の呼吸などという日本
の高貴な文化は、ロシア・北朝鮮・韓国・中国の「世界4大ならず者国
家」には一切通用しません。

彼らにとっては紙に書いた日本の憲法などどうでも良いことです。日本に
少しでも手出ししたら、政治的に経済的に軍事的に手痛い反撃を喰らうこ
とこそが戦争抑止です。それが厳然たる世界の常識です。日本に帰化した
石平氏は、「中国共産党は本気だ、直ちに核武装しなさい」と。中国メ
ディアは、「日本は短期間に世界第3位の核ミサイル武装国になれる」と
分析しています。有り難いことに、日本には技術も材料もすでに充分揃っ
ている。

「戦争をさせない1億人委員会」としては全国民一丸となって、習近平と
金正恩に対して、戦争を断念させなければなりません。ロシア革命を策謀
した明石元二郎陸軍中将の再来を熱望します。

また、国民の莫大な血税が投入されている各大学においては、直ちに広く
軍事研究に取り組んでください。(名古屋市在住)


2017年07月29日

◆共産党に騙されるな!

東郷 勇策



共産党が又もや支持を伸ばしてきている。共産主義者の本質的な実態を理
解している人間としては、看過できない容易ならざる流れが生まれてきて
いると危惧せざるを得ない。

非力な小市民ながらも警鐘を鳴らす必要があると考えていたところに、
“お邪魔虫共産党”と題する「頂門の一針」主宰者(渡部亮次郎)のご主張
に触発され、思いを開陳する。

ソヴィエト連邦共和国が崩壊し消え去って以来、共産主義を標榜する国家
は地上から殆ど消え失せた結果、共産主義者が敗北感に打ちひしがれる事
態を迎え、資本主義vs.共産主義のイデオロギー対決の次代は終焉を迎え
たと安堵感を味わった。

中華人民共和国には体制転換は見られなかったが、市場経済の社会主義国
などと訳の判らぬインチキ臭い主張をしており、この体制はいづれ崩壊す
る、ソ連と同じ運命を辿るだろうと考えたが、日米欧諸国の経済中心とい
う誤った判断・対応を受けて中共は目覚ましい経済成長を遂げた。

信憑性の乏しい経済指標からはGNP規模では我が国を追い抜き世界2位に躍
進したと自己主張する迄になり、この経済成長をバックにして、南シナ海
を中心に傍若無人な膨張政策、緊張増強策を遂行しつつ、一帯一路政策と
絡めたAIIB(通説ではアジア・インチキ・イカサマ・バンクの略)の設立
構想を打ち出し、国際的発言力の強化も成し遂げつつある。

教育等で相も変わらぬ反日政策を続け、我が国固有の領土・尖閣諸島に対
する無法な領有権主張を継続するこの国は、明らかに敵国と呼んでも良い
存在であり、日本共産党の同国に対する対応は要注目だ。

その日本共産党は、党名改称くらいでお茶を濁すかと予想したが、強かに
それさえも行わず、逆風の中の逃げ延びを諮ったようだが、ここ迄の展開
を見る限り、作戦成功である。

例の如くソフト・ムードで反戦・平和を強調する擬態に多くの有権者は幻
惑され、皇室解体、一党独裁という党是を見破り得ず又、場合によっては
武力蜂起も排除しないという同党の危険性などは夢想だにできないという
天下泰平の眠りの中にある。国防の意志すら明確ではない。

我が国の皇室は、初代神武天皇から125代今上陛下まで2677年に亘る万世
一系という世界に類を見ない特徴がある。外国にも欧州を中心に王室を持
つ国家は存在するが、父系遺伝子が連綿と継承されているのは日本国だけ
であり、我が国の誇る伝統・文化のバックボーンとなっている。

このような皇室の解体を考えるとは浅はかで不埒な許し難い売国奴集団で
ある。現世の民ばかりでなくご先祖様方のご意思をも斟酌せねばならない
と考えるが、将来の子孫へ継承していくことこそが最も妥当であろう。

共産党一党独裁とは、国家・国民の現在及び将来の安全を一握りの共産党
指導者に委ねることである。国民に対する生殺与奪の権利を与える以上、
如何なる国家運営になろうとも甘受せねばならず、その矛先が国民に向け
られようとも対抗手段の保持・行使は認められない。

ソヴィエト、中共、カンボディアなどで膨大な数の民が虐殺され、餓死に
追い込まれ或いは獄窓に繋がれた強制労働に追い込まれた。その被害の程
はナチスによる戦争犯罪の比ではない。自由を失ったままの支那や北朝鮮
の民の現実を報道で知るだけで、そのおぞましさは想像に難くない。直接
占領統治ではない属国化でも大同小異だ。支那によるチベット、ウイグ
ル、モンゴルにおける悪逆非道ぶりが証明だ。

武力蜂起となれば、当然のことながらイスラム圏におけるような内戦状態
となり、アフガニスタンやシリアにおけると同じような悲惨な状況に追い
込まれる。共産主義者は唯我独尊の考えであり、自分たちの目的達成のた
めには妥協などは二の次である。

私は、約半世紀前の社会人になりたての頃、お客様であった或る病院長か
ら貴重な人生訓をいただいた。

“生物は生存競争が本能だ。アメーバの世界でさえもそうだ。共産主義思
想などは賢い奴が頭の中で考えた理想に過ぎず、現実の人生ではあり得な
い。人間である以上、自分本位の欲がある。忘れるな。他人の言葉を鵜吞
みにせず、自分の頭で考えて判断しろ。騙されたらダメだぞ。”

この人生訓のお陰で、幸いなことに詐欺の被害者になったことはなく又、
共産主義の被害も受けていない。貪欲さに欠ける性格ゆえ他人様を欺くこ
ともできず、貧乏生活を続けているが、真っ当な人生観、正しい歴史認識
を得て、ボランティア活動に取り組み、“世のため、他人のため”に動ける
ことに感謝し、そして自分を誇りたい。オレオレ詐欺の電話も計三度受け
たが、自分の頭で考える癖が身についているため、まだまだ害を被りそう
にはない。

最後にもう一度叫びたい。共産主義は怖いぞ、騙されるな!


2017年07月28日

◆コミュニティサイクルは

前田 正晶



コミュニティサイクルは電動アシスト自転車だった

我が家の直ぐ近くに人工芝のそれほど立派でもない新宿区の多目的競技場
(元は野球場)があり、その横に赤く塗られたDOCOMOだのNOMURAといった
有名企業の社名が書き込まれている10台ほどの車高が低い電動アシスト自
転車が駐められているのに気が付いた。

何かなとは思ったが確かめることもせずに数ヶ月が過ぎた。

先日思い立って散歩の序でに立ち寄ってみると、その自転車のサドルの後
ろに「10キー」のようなものが備え付けられていたし、掲示板もあって
「コミュニティサイクル」と称する公営のレンタル自転車のようだった。

そこにはパンフレットのようなものがあり、使いたければ「Webサイトに
アクセスして登録せよ」と記載されていた。

また、「コミュニティサイクル」とは「地域内の複数のサイクルポートを
設置し、どこでも自転車をかりることができ、返却できるシステムです。
都市の新たな移動手段として、世界各国でも普及が進んでおり、国内でも
多くの都市で導入が始まっております」とあり、料金表も掲載されてい
た。結構なことだとは思った。

一寸興味があるし、現在では学齢に達していないお子さんを持つ多くの若
いお母さんたちがスイスイとあの自転車で走っているのを見れば、乗って
みたいなと思ってしまうこともある。

だが、近年あれほど放置自転車に対する取り締まりが厳くなり、何処に
行っても自動車の駐車場よりも駐輪場が少ないと思わせてくれる時に、あ
のシステムに登録して借りて行っても、取り締まりにでも遭ったらどうし
ようかなどと考えて、登録は現時点では見合わせている。

そのパンフレットによれば、設置されているのは文京区、千代田区、中央
区、港区、
江東区に我が新宿区とある、料金表も「1回会員」が24時間で最初の30分
が150円など
とあり、他にも「月額会員」と「1日パス」などがあるようだ。決済方法
にはクレデ
イットカードも使用できるようで便利風でもある。



だが、老化した運動神経で車道が狭いくて怖いし、歩道を走るのは道路交
通法第17条違反とあっては躊躇する。矢張り、シルバーパス利用に依存す
るか、未だ 未だかなりな速度で歩ける脚力に頼っている方が無難な気が
する。


不思議に思うことは、未だ嘗て一度もあの赤く塗られた電動アシスト自転
車が走っているのを見たことがないことか。ところで、このシステムを導
入したのは どの知事さんだったのだろうか。まさか、石原君が?


2017年07月24日

◆トランプ丸は沈没寸前か

Andy Chang



今朝21日、ワシントン時間の10時にホワイトハウスの報道官ショーン・ス
パイサーが辞職したと言うニュースが流れてメディアは騒然となった。

トランプ大統領はアンソニー・スカラムッチをホワイトハウスの主任広報
官に任命し、スパイサーの後任にサラ・ハッカビーを主任報道官に任命す
ると発表した。

ワシントンでは毎日のようにトランプのニュースが世間を驚かし、おま
けに賛成は少なく批判が多い。スパイサーの辞任はトランプ政権にとって
大打である。トランプ政権は半年だけで報道官が更迭されたのである。

スカラムッチはニューヨークのビジネスマンで政治に関しては素人だが絶
対的なトランプ弁護者だと言う。スカラムッチを入れたのはトランプの強
力な弁護者が欲しいからと言う。

一説にはトランプがスカラムッチをパリ大使に任命したが彼は受けなかっ
たと言う。報道によるとレインス・プリーブス幹事長は政治経験のないス
カラムッチを主任広報官に任命することに反対したがトランプは意見を却
下したと言う。

ホワイトハウスの定期記者会見でスカラムッチ本人は、プリーブス幹事長
とは6年来の友人でとても仲が良い、兄弟でも意見の相違があるのは当り
前だから問題はないと言った。

NYタイムスのグレン・スラッシュ記者によると、スパイサーはスカラムッ
チの部下として報道官を続けることに絶対反対で、トランプが慰留したと
き彼はその場で辞職したと言う。スパイサーはトランプにスカラムッチの
任命は大間違いだと述べたそうである。

記者団の評論では「トランプ丸」は大破して、船体が傾むいたと言う。こ
れはスパイサー辞任だけでなく、ホワイトハウスがメディアから攻撃され
ているのにトランプが自から攻撃される事件を作っているのだ。

「ロシアゲート」は毎日のように新しいニュースが出てきてトランプ丸は
大破の様子を示している。トランプの息子がロシア人と会見した事件は参
加人物が7人と報道された後すぐにもう1人の8人目が出てきた。

コーメイFBI長官の罷免の後ロシアゲートの調査にマラー弁護士が特別検
察官に任命されたが、数日前に彼がトランプとロシアの金融関係を調査す
ると言うニュースが出ると、トランプはホワイトハウスの弁護士にマラー
検察官を罷免できないかと相談したと言われる。

火のないところに煙は立たないと言うがこんなニュースが出たらロシア癒
着の疑惑は更に増幅される。

トランプ最大の問題は彼の暴言、放言癖である。問題がたくさんあるのに
新しい放言で世評が更に悪くなる。トランプがNYタイムスのインタビュー
で自ら司法長官に任命したセッションを批判して物議をかもした。

これまでにコーメイFBI長官を罷免し、セッション司法長官を貶し、ロー
ゼンバーグ副長官まで貶したと言う。トランプはメディアと敵対している
が、メディア自分の部下の批判を述べるとはまったく愚かなことだ。

トランプのもう一つの問題は部下を信用しないことである。スパイス報道
官だけでなく、ホワイトハウスの部下を信用しない。だから娘のイバンカ
や婿のクシュナーをホワイトハウスに入れる。プリーブス幹事長はスカラ
ムッチの任命に反対意見を具申したがトランプは彼を信用しない。

スパイサー報道官が記者会見でトランプ擁護に全力を尽くさなかったから
新しい絶対的服従者を入れたと言う。信用されていないとわかった部下が
辞めるのは
当然だ。

トランプ丸が立ち直れるかどうかは彼本人にかかっている。報道官だけで
なく弁護士が何人も辞めている。報道によると数日前にホワイトハウスの
弁護士Mark Corello が辞任し、Marc Kasowitzトランプの個人弁護士も昨
日辞任した。理由は明らかにしていない。
(在米台湾人地球物理学者)


2017年07月23日

◆“南京虐殺事件”は

東郷 勇策




“南京虐殺事件”は支那とアメリカの合作捏造プロパガンダ

今月20日の早川昭三氏のご論考『「南京大虐殺」は無かった』に触発さ
れ、少し書かせていただきたい。私も映画『南京の真実』第一部を拝見し
ていて、早川氏の描写に当時の記憶が蘇ってきたし又、これを機会に「史
実を世界に発信する会」の委員の端くれとして事実の拡散に資したいと考
えるからである。

先ず、南京(大)虐殺事件件なるものは捏造プロパガンダ過ぎなかったこ
とが明らかになり、今や論争そのものはほぼ鎮火したと考えていたが、早
とちりであったのか。

自虐史観に立つ反日左翼を中心に肯定論が喧しかったが、私などは極めて
単純に「我らが父祖がそんな残虐非道な戦争犯罪を起こす筈がない。愛国
心があればこんな与太話を信じられるわけがない」と受け止めていた。愛
国心と言ったが、これは“連綿と続く我が日本国の歴史の中で培われ育ま
れた文化・伝統を知る日本民族の一員であれば”というニュアンスでご理
解願いたい。

この問題は、揚げ足取りの反論等を含む夥しい議論で賑わったが、東中野
修道・亜細亜大学教授(当時)が著作『南京事件――国民党極秘文書から読
み解く』(草思社、2006年)にて台湾の国民党史館で発見した【国民党宣
伝部国際宣伝処工作概要1938〜1941】の内容を発表したことで、真実が明
らかになった。

支那国民党が外国人ジャーナリストを篭絡し密接な関係を築いていたこと
が記載されていて、外人記者の記述や証言の信憑性が大きく損なわれた
他、次のことが決定的だった。

支那共産党は、日本軍の南京入城約1ヶ月前から約11ヶ月間に外国人記者
団を相手に300回の記者会見を開催していたが、記録では、その中で唯の
一度も日本軍による組織的虐殺に言及していなかったのである。捕虜の不
法殺害も言及されていない。

白髪3千丈の支那人の社会であるから、仮に少しでも疑惑の行為があれば
嘘を交えてでも大いに非難した筈であるが、それがなされなかったという
ことは、組織的な犯罪行為は殆ど起きなかった、ほぼ皆無であった、とい
うことであろう。

それはそうであろう。ゴロツキ紛いの兵隊が多い他国の軍隊と比べ、我が
皇軍は厳しい軍律で知られる存在であったことに加え、他国の首都を巡る
攻防戦という観点から、より厳正な管理・指導が行われていたのである。
当然の帰結である。

南京虐殺事件を巡っては前述の通り議論百出であるが、事件の否定派は如
何なるイチャモンをつけられても無視し、この支那国民党の記録の存在と
いう事実を突きつければ事足りるのではなかろうか。この結果、私がこの
論争は鎮火済みと思い込んだのも当然であろう。

次に、なぜ支那国民党とアメリカとの合作による捏造プロパガンダと言え
るのか。

米軍は、大東亜戦争の末期に制空権を握るや日本本土の空襲に踏み切り、
人口密集地である都市の空襲を活発化して無辜の市民を虐殺した他、遂に
は悪魔の原子爆弾の投下にも手を染め、多数の日本国民の生命を奪った。
彼らは国際法規違反の戦闘行為であることを承知しており、それに対する
非難の排除或いは減衰化を狙った。GHQによる報道管制である30項目のプ
レス・コードに加え、色々と工作を行ったが、その証拠が残っており、そ
の一つを紹介する。

第2次大戦中、主として欧州戦線を戦った米国のマーシャル元帥が1945年
9月1日に著したレポート、“Biennial Report of the United States Army
to the Secretary of war 1 July 1939 - 30 June 1945”の和訳本が二冊
(次のA.及びB.)、異なる訳者によって別々に発行された。A.「勝利の
記録」(1946年8月発行) B.「欧・亜作戦」(1946年11月発行)その
A.とB.には次の違いがある。

 1.GHQに関する言及
A:訳者の序文に 「GHQ民間情報教育局の絶大なる援助があった」 と
記載。

 B:GHQについての言及なし。

 2.「最後の勝利」の章における「日本が広島。長崎の原爆を蒙った」
と述べた後の文章
  
A:「日本は奉天、上海、真珠湾、バターンにおける悪逆に対し充分なる
償いを・・・」
 
B:「日本は南京、奉天、上海、真珠湾及びバターンにおける反逆に、充
分なる代償を・・・」

問題は、2.の記述の違いにあり、B.には原文にない「南京」が唐突に
付け加えられているのである。その背景を忖度すると、米国は1946年7月
頃、東京裁判の法廷に突如持ち出した「南京虐殺」をこの和訳本に反映さ
せようとしたものの、A.には間に合わず、B.への追記となったもので
あろう。そこでGHQとの関係の痕跡を消し去るべくB.ではGHQへの
言及は割愛したものであろう。

時系列からは上海の後に来るべき南京が、何の脈略もなく地名の最初に記
載されており、唐突性が強く感じられ、捏造を確信させるものである。

上記の内容は、2011年5月に目を通した『絵の具と戦争』(溝口郁夫著
(株)国書刊行会) の中で、著者の溝口氏が捏造の痕跡として指摘され
ていることである。当にその通りとメモを残したものが6年ぶりに陽の目
を見た。




2017年07月22日

◆指導者の格言

Andy Chang



指導者(リーダー)の業績は歴史が決めることだが、リーダーが歴史
に名を残すのは業績だけでなくリーダーの格言、政治哲学と信念で
ある。

台湾の新総統・蔡英文は就任式で言った:

「偉大な国家はリーダーではなく国民全体が共同した努力で作る。
一国の総統は支持者だけでなく、国全体を団結させるべきである。
(A great nation is not made by a leader but the united effort of
the entire citizens.)」

ケネディ大統領は就任式で言った:

「国が何をしてくれるかを問うな。君が国に何ができるかと問え。
「Ask not what your country can do for you ? ask what you can do
foryour country)」

ケネディと蔡英文の格言はまるでコインの表と裏である。蔡英文が
将来においてどれほどの業績を残すかは別として、彼女はこの格言
だけで歴史に名前を残すだろう。

●自大狂トランプ

これをトランプの発言と比べるとリーダーの資格が歴然とする。

トランプのは自分が偉大な指導者であると妄想している:「オレがアメリ
カを再び偉大にする。(I will make America great again. Believe
me)」

「オレが国境に素晴らしい塀を作る、そしてメキシコに払わせる。
(I will make a beautiful wall, and make Mexico pay. Believe me.)」

いつも彼自身が偉大なリーダーであると宣伝し、いつもオレを信じろと付
け加える。

トランプには多くの支持者が居る。支持者はトランプを信じるのではな
く、「トランプがとんでもないことをやらかすかもしれない」と言う期待
から支持するのである。なぜかと言うと投票には大きな欠点があるからだ。

カナダの社会学者ムンロー(1875-1957)の格言は以下の通り:
「人民は不満(怒り)に投票する。普通の人は何かに投票するのでは
なく何かに反対だから投票するのである。(People vote their
resentment, not their appreciation. The average man does not v
ote for anything, but against something.----William Bennet Munro)」

●民主主義の優点と欠点

民主主義とは自由と平等である。選挙(票の平等)で国の形を決め
ることが出来るのは民主主義の優点だ。だが民主主義には欠点もあ
る。人民は平等の権利を持つが平等の知識と道徳を持つのではない。
ムンローが喝破したように選挙とは人民が不満に投票する傾向が強
く、満足な現状に投票するのではない。

不満な現状の改善に期待する、改善を期待できるのは優点だが、誰
かの提案が最良の解決とは限らない。不満だから投票して更に不満
を募らせることもある。オバマは選挙で改革(Change)と呼びかけ
て当選した。だがオバマ政権はもっと大きな不満と怒りを招いた。

独裁的な政権を倒して民主政権と作ることが出来た台湾は民主主義
の良い例である。蒋介石が逃亡してきた中華民国政権は中国人が台
湾人を奴隷扱いしてきた政権だった。今年一月の投票で台湾人が国
民党政権を倒すことが出来たのは良かった。

アメリカには国民の不満が溜まっている。オバマの憲法違反の大統
領命令と黒人優先に対する不満、オバマケアに対する不満、国境の
安全を維持できない不満、黒人の暴動を制御できない警察に対する
不満、オバマを制御できない国会に対する不満……。

トランプは国民の不満を増幅させたから聴衆の同感を得た。だがト
ランプの解決策は人身攻撃と無茶な放言で政策ではない。つまりト
ランプはリーダーではなく民衆の不満の代表なのだ。

それでも「トランプが何とかするなら、やらせてみよう」と思う者
がいる。トランプが当選すれば外交内政ともに行き詰まり国が破綻
する。それに気が付かない支持者は愚民である。つまり民主主義は
ともすれば愚民政治、暴民政治になってしまう。

●アメリカの破滅

今年の選挙はアメリカの未曾有の危機をはらんででいる。ヒラリー
は国務長官でありながら個人の秘密を優先して国家機密の漏洩と言
う厳重な違法行為を犯した。リーダーにふさわしくない罪を犯した
のである。トランプは暴言で愚民の支持を得たが全体国民の支持を
得ることは出来ない。良識のある国民はトランプ反対だが愚民はト
ランプを支持する。

アメリカは今も2大政党政治だが、2大政党を代表するこの2人と
も大統領になる資格はない。ヒラリーを支持する者は犯罪者を支持
する愚民である。トランプを支持する者は暴言を支持する暴民であ
る。それなのにヒラリーとトランプの外に大統領選挙に立候補する
者がいない。現状はまさにアメリカの危機、民主主義の危機である。

オバマは2大政党を2極化させた。トランプは愚民政治で暴政を推
進した。ヒラリーは国家首脳の違法行為を曖昧にした。この3人が
アメリカをダメにした。

立派なリーダーと良識のある国民が偉大な国を作る。これがアンディの格
言である。

2017年07月21日

◆官邸VS財務省 内閣支持率は危険水域

坂元 誠



官邸VS財務省 内閣支持率は危険水域 「ポスト安倍」は増税派ばか
り…財政再建に動く石破氏、岸田氏、進次郎氏

 安倍晋三内閣の支持率が下落するなか、自民党内やメディアなどで「ポ
スト安倍」が取り沙汰されている。政権批判のトーンを強めたり沈黙を貫
いたりとさまざまだが、財政再建や消費税率引き上げを主張するなど、い
わゆる「増税派」ばかりが目立つ。安倍政権は「消費増税の凍結」という
切り札を携え、最強官庁・財務省と対決姿勢も辞さない構えだが、増税派
が政権を握り、「霞が関主導」政治に逆戻りして、日本経済は大丈夫なのか。

報道各社の世論調査で、安倍内閣の支持率が30%未満の「危険水域」に突
入してきた。

時事通信が7〜10日に実施した調査では、安倍内閣の支持率は前月比15・
2ポイント減の29・9%となった。ANNが15、16日に行った調査でも、
先月から8・7ポイント下落し、29・2%になった。いずれも、2012年の
第2次政権発足以来、初の20%台となった。

今後、安倍首相が厳しい政権運営を強いられるのは必至で、「ポスト安
倍」候補らがうごめき始めている。

「加計学園」問題や、東京都議選での自民党惨敗などを受けて、メディア
に頻繁に登場しているのが石破茂元幹事長だ。ワイドショーでも「ポスト
安倍」の筆頭格として名前が出ている。

石破氏は6月中旬に開かれた、アベノミクスに否定的な自民党有志による
「財政・金融・社会保障制度に関する勉強会」(野田毅会長)の2回目の
会合にも出席した。記者団に「原油安と円安に頼る経済政策であってはな
らない」と述べた。

ブルームバーグが6月26日に行ったインタビューで、石破氏は、安倍政権
が2度にわたり消費増税を延期したことについて、「消費税をきちんと上
げるという意思が本当にあるのか」と疑問を呈し、次期衆院選で「また
『消費税を上げない』などと言えば、この国は本当にどうなるのか」と懸
念を示したという。

完全な「増税派」というしかない。

基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標維持を主張するな
ど、財政規律を重視する立場の石破氏だが、果たして「イシバノミクス」
は日本経済をよくできるのか。

経済政策に詳しい上武大教授の田中秀臣氏は「石破氏は以前から『金融緩
和でマネーを供給すると、ハイパーインフレになる』と主張している。消
費増税を前提とした経済政策という発想がうかがえる。『加計学園』問題
では、政権を批判するスタンスに立ち、(岩盤規制にドリルで穴を開ける
ような)規制緩和に積極的には見えない」と解説する。

さらに、「アベノミクスの『積極的な金融緩和』と『機動的な財政政策』
『規制緩和など成長戦略』という3本の矢といずれも逆向きで、そのまま
政策として実行すると日本は経済破綻してしまいかねない」と話す。

「ポスト安倍」の有力候補である岸田文雄外相も「格差に適切に対応する
ことが重要だ」といい、アベノミクスを修正すべきだとしている。

田中氏は「経済格差の原因は、高齢化や不況の長期化だが、相対的貧困率
も子供の貧困率も改善しているのが実情だ」と語る。

安倍首相が8月3日に断行する方針の内閣改造で、閣僚や官房副長官での
起用が取り沙汰され、「将来の首相候補」と目されている小泉進次郎衆院
議員についても、田中氏の評価は厳しい。

「進次郎氏は『こども保険』という名前の実質増税策を打ち出している。
石破氏よりも増税スタンスははっきりしている。日本経済にとってマイナ
スになるような政策を、いま実行しようとしている分、危険度が高いとも
いえる。善意で発想しているのだろうが、国民目線に立っているのか」

安倍政権では、経産官僚が力を持ち、かつて「最強官庁」と呼ばれた財務
省は冷遇されてきた。安倍首相や菅義偉官房長官は消費税増税に消極的だ
が、財務省は麻生太郎副総理兼財務相とともに抵抗してきた。現在の政治
状況は、財務省にとっては主導権奪還の好機なのだ。

こうしてみると、「ポスト安倍」の面々は「いずれも財務省を筆頭とする
官僚依存の傾向が強い。2度の増税延期で財務省と闘ってきた安倍首相と
の違いは大きい」(田中氏)というのだ。

安倍政権としては今後、支持率下落を受けて「経済重視に回帰する」とみ
られる。ただ、経済政策は今後の政治スケジュールとも密接にかかわって
くる。

 元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏は「秋の臨時国会では、経済政
策の強化のために補正予算が打ち出されるだろう」とみる。

有効求人倍率や失業率、企業業績は改善しているが、14年4月の消費税率
8%への引き上げ後の消費低迷の悪影響が尾を引き、デフレの完全脱却や
2%のインフレ目標実現にはほど遠い状況だ。日銀の量的緩和継続ととも
に、財政面での手当ても必要になる。

支持率の回復につなげるとの思惑に加え、18年政局に向けた環境整備の意
味合いもあるという。そこでは、消費増税に関する判断が極めて重大な案
件となってくる。

前出の高橋氏は次のように続ける。

「安倍政権の『20年の憲法改正』という目標から逆算すると、憲法改正
の是非を問う国民投票は、18年後半に衆院選とのダブルで実施される可
能性が高い。19年10月に予定されている消費税率10%へ増税の是非
も争点となり、安倍政権は『増税凍結』を仕掛けてくるのではないか」

 18年9月には自民党総裁の2度目の任期満了も迎える。

 高橋氏は「『反安倍勢力が総裁選で勝つ』『衆院選で与党が敗れる』
『国民投票で過半数に届かない』のいずれかになれば、10%への消費税増
税が実施されることになるだろう。これまで2度増税が延期されている財
務省側にとっては好都合ではないか」とみる。

「反アベノミクス」が実施された場合も、日本経済について高橋氏はこう
話している。

「再び深刻なデフレに転落し、『失われた20年』の再来となるだろう。歴
代政権でも最高レベルになっている雇用環境も次第に悪化していくと予想
される。失業率が上昇すれば、自殺率が上昇し、強盗などの犯罪も増える
という統計もあり、社会不安が高まるのは避けられない」

写真−財務省との距離感も注目される(右上から時計回りに)安倍首相、
岸田氏、小泉氏、石破氏(合成写真)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170719/soc1707190012-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】2017.7.19 〔情報収録 − 坂元 誠〕


2017年07月17日

◆2大政党制度の弊害

Andy Chang



トランプの長男、トランプジュニアがナタリヤ・ベセルニツカヤと言うロ
シア人弁護士と会見したたと発表し、会見に関わったメールを公開したの
でアメリカでは「ロシアゲート」と呼ぶスキャンダルがエスカレートした。

民主党側はロシア政府がトランプの選挙に関わった証拠だと喜んでいる。

トランプジュニアがベセルニツカヤと会見した理由は彼女がヒラリーに不
利な情報を提供すると言ったからとされた。しかしその後のインタビュー
で彼女はヒラリーに関する情報は何もなかったと述べている。

トランプジュニアはベセルニツカヤとの会見は20分だけで何でもなかった
と否認した。会見はトランプジュニアのほかにトランプの女婿クシュナー
とトランプの選挙本部の総指揮マナフォートが参加したと言う。

ところがその後になってまた新証拠が発表されてトランプ側は窮地に陥っ
たようである。新証拠とはジュニアとベセルニツカヤの会見には7人が参
加していたと言うのだ。

トランプ側はトランプジュニアとトランプの女婿クシュナー、それに選挙
対策の総指揮マナフォートの3人だが、ロシア側はナタリヤ・ベセルニツ
カヤと通訳の外にリナット・アフメトシンと言う米国籍を持つロビイス
ト、7人目はアナトリィ・サマチョルノフと言う男だ。アフメトシンはロ
シアの元諜報員と言うが今は米国籍を持っているし、今ではロシ
アのインテリジェンスと何の関係もないと述べた。もう1人のサマルチョフ
の詳細はまだわかっていない。

「ロシアゲート」と呼ぶスキャンダルはトランプの選挙活動がロシア政府の
援助の有無である。民主党側はこれを「トランプのロシア癒着」と称して証
拠探しに奔走しているが、たとえジュニアとロシア人が会見したとしても、こ
れがロシア政府の援助、またはプーチン政府がトランプ選挙陣営にヒラリ
ー不利なニュースを提供した証拠ではないし、あったとしてもトランプの当
選無効とする材料にならない。トランプ罷免も理由不足である。

但し、ジュニアがロシア人と会見した事実を公表しなかった、おまけに事
実がNYタイムスに暴露された後でも「事実を小出し」する態度は愚の骨
頂、それだけで何かあったのだろうと疑われて当然である。

●醜い2大政党の闘争

今のアメリカは国政を放置してトランプ降ろしに明け暮れている。国民の
半分はトランプが大嫌い、民主党は党を挙げてトランプのあら探し、メ
ディアもトランプの情報、ガセネタ、でっち上げで一杯である。これに対
するトランプもメディアに対抗してツイッターで反撃する。政治は停頓状
態だがどちらも国政に関心を持っていないようだ。

私はトランプが嫌いだから彼のことは関心がないし聞きたくもない。彼の
演説、身振り手振りも、口振りも聞くに堪えないので、テレビで彼の顔を
見たらチャンネルを換える。トランプが罷免されるとは思えないし、民主
党は証拠も無いのにでっち上げ、あら探しに夢中である。

アメリカの政治が停頓しているのは半分はトランプ、半分は民主党のせい
である。

トランプが就任して半年たったが民主党は非協力で法案は停頓状態であ
る。これがいつまで続くか全くわからない。トランプを罷免する理由がな
いから政治停頓が続けばアメリカの衰退となる。

民主主義の2大政党交代が良いと言うが、2大政党とは2つの政党が国を
2「極化して闘争すること、これが理想的な政治とは言えない。保守政
党と自由政党の闘争と言えば理想的に聞こえるが、今の政治は敵対政党に
全て反対で、この状態が続けば国は麻痺状態となる。

民主党はヒラリーが負けたことで大きな痛手を負って今でも反トランプの
外にどうやって政党の信用を取り戻すかを模索中である。トランプ反対だ
けでは民主党を立て直すことは出来ない。

トランプも決して妥協しないから国が2極化を続け、解決は見えない。共
和党首脳がトランプの暴言暴挙を抑えることが出来なければこの状態は
いつまでも続くだろう。

2017年07月14日

◆「措置入院」精神病棟の日々(54)

“シーチン”修一 2.0



7/13、今日も暑い。10日ぶりの原稿だが、クーラーをかけて上半身裸で寝
ることを繰り返していたら徐々に体調が悪くなり、11日までの3日間は体
を横たえるのも苦痛だった。体力、気力が衰え、「儚くなりそう・・・老
化とはこういうことか」などと思っていたが、夏風邪だった。Kにもらっ
た「ロキソプロフェン」がよく効いた。

12日は6歳男児が喉の痛みから食欲がなく、小生が預かったが、「体調が
悪いから・・・」なんて言っていられない。皇軍兵士のように、ここは吶
喊するしかないのだ。

フラフラしながらコンビニでパワーになりそうな菓子類を求め、家の中を
あちこち“発掘”して発見した薬「カロナール」で男児はどうにか元気に
なった。(処方薬の残りを活用するのは薬事法に触れるかもしれない
が・・・)今日も男児の面倒を見ており、「散歩に行きたい」というが、
外はオーブン状態だからちょっと無理だろう。

この間に誕生パーティも2回あったり、暴風雨対策をしたり。損保から
70〜80万円ほどの保険金が出るので1F店舗の天井・壁・床の修復に充てら
れそう。損保の調査を前に約款を4行読んだだけで小生の脳ミソはダウン
したが・・・いずこの業界の約款もチンプンカンプン。どうにかしてもら
いたいね。

3Fに1m×4mの庇(ひさし)設置工事も始めたが、これは脳ミソと筋肉の
両方を激しく使うからとても面白い。1Fと3Fの倉庫に死蔵されていた材料
を活用するので金はかからないし、倉庫は片付くし、材料どもは「第二の
人生だ」と喜んでいるし、暮らしは快適になり、小生の脳ミソも正常化さ
れそうだから五重マルだ。ま、筋肉は増えているようだが、足腰の痛みが
改善しないのだが・・・

面白いと言えば、先日の午前2時にトイレに行くと、2FのLDKをなんとツバ
メが飛んでいた。最初はコウモリかスズメかと思ったが、スイスイ飛んで
いるから近所のツバメ以外にない。家で唯一窓が開いているのは3F階段踊
り場の30センチだけで、そこから出入りしたのだろう。巣作りの場所を探
していたのかもしれない。“鳥目”と言うが、ほとんどの鳥は夜に活動をあ
まりしないだけで“鳥目”ではないそうだ。夕べは真夜中にハトが飛んでい
たっけ。

今やスズメのお宿のような3F隔離室は英国風ガーデニングで緑もたっぷ
り。「雀庵」(じゃくあん)と名付けよう。多動老人“発狂亭雀庵”の病棟
日記から。

【2016/12/10】(承前)*“コンチャン”がベッドサイドに飾っていた白黒
写真が床に落ちていた。キャンプ場だろう、テントをバックにニコニコし
ている父親と、中学生くらいの“コンチャン”が写っているが、“コンチャ
ン”はあらぬ方向を向いている。少しもじっとしていられない多動児だっ
たのだろうが、60歳ほどになっても終日2F病棟をうろつきまわり、飽きる
とベッドで寝ている。なんという人生なのだろう、現実は呵責だ。

*14:00“ゼッキョー”がホールで毎度おなじみの絶叫。まったく「薬効む
なしく」改善しない。みんな慣れてしまって知らんぷり。ナースのいじわ
る“ジャイコ”が情け容赦なく部屋に連行した。

*14:30、Dr.面接、娘たちの思いを伝えた。体はさらに健康に向かって
おり、γ-GTも正常値に戻った。強制的な措置入院ではあるが、治療で命を
拾ったことになる。その命をどう使うか。佐吉主義で喜々として報恩に努
めるのか、天下国家を論じながら些事である己の生き方、死に方をも考え
ていかなくてはならない。

「智に働けば角が立つ、情に棹差せば流される、兎角この世は面倒だ」。
まったくそのとおりだが、悟道解脱すれば坦々と清水のごとく、あるいは
古木のごとく、ごく自然に生きていけるのだろうか。

それは達観なのか、それとも諦観なのか?

何しろ年輪を重ねたところで「老いはいつでも初舞台」、初心者マークを
付けて初めてオフロードを走るようなもので、NAVIもありはしない。手探
り、試行錯誤で行くしかない。さんざ心配、迷惑をかけてきたのだから、
それに報いることなく今さら人生ゲームから降りるわけにはいかない。人
生はまったく厄介だ。

輪廻転生があるのならば二度と人には生まれたくない、セミで結構。人間
以外ならミミズでもいいや。

16:00、ナースの“シュゴー”来。30年前は酒が切れるとグラスを持てない
ほどに震えた、アル中一歩前だったという。「明日から薬は自己管理にな
りますよ。一歩前進だね」。彼女は小生のファンである。

カウンセラーの“ピーコック”も同意していたが、老いた小生はひ弱な感じ
で、「放っておけない」と母性本能を刺激するようである。これが逆に小
生の大嫌いな「干渉」を招くのだろうか。(つづく)2017/7/13




2017年07月05日

◆閉会中審査検討へ

坂元 誠



=都議選大敗受け方針転換−政府・自民

政府・自民党は3日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり
野党が求めている閉会中審査に応じる方向で検討に入った。これまでは応
じない姿勢を示していたが、方針を転換した。東京都議選で自民党が歴史
的大敗を喫したことを受け、国民の批判に真摯(しんし)に向き合う必要
があると判断した。

閉会中審査の実施時期や、安倍晋三首相出席の有無など具体的な形式は、
自民、公明両党間で詰める見通しだ。

自民党の竹下亘国対委員長は、3日の政府・与党連絡会議で「国民に説明
するため、どこかの局面で(閉会中審査を)検討していきたい」と語っ
た。公明党の井上義久幹事長は「国民の疑問にしっかり答えていくことが
大事だ。積極的に説明責任を果たしてもらいたい」と政府に求めた。 

加計問題をめぐり、首相は通常国会閉幕を受けた記者会見で、丁寧な説明
に努めると表明。だが、民進、共産、自由、社民の野党4党の憲法53条に
基づく臨時国会の早期召集や、閉会中審査実施の要求を政府・与党は拒否
してきた。こうした対応が自民党惨敗を招いたとみて、野党の要求に一定
程度応じる方向に傾いた。

これに対し、民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、加計問題や稲
田朋美防衛相の失言を挙げ、「きちっと説明されていない。不誠実な態度
を自民党は反省しないといけない」と強調。野党4党は近く幹事長・書記
局長会談を開き、改めて臨時国会召集を政府に求めることを確認する。
【時事通信】 2017/07/03-16:19 〔情報収録 − 坂元 誠)


2017年07月04日

◆「措置入院」精神病棟の日々(53)

“シーチン”修一 2.0



6/30、発狂からちょうど8か月、退院からちょうど5か月、両陣営は講和条
約締結、即発効となった。まあメデタイのだろうが、敗戦国が戦勝国から
押し付けられた占領下、主権のないままの条約だから、わが方にとっては
不満は残る。しかし半島みたいにいつまでもにらみ合っているのは非生産
的で、この辺でこちらが折れるしかない。戦勝国は絶対に譲歩はしないの
だから。

♪ジャガジャガのむのもフォドフォドに ここらで止めてもいいコロナ・・・

まあこれで家の天気が良くなればいいか。

屋上の餌場には最大でスズメ11羽、ハト2羽が集まってくるが、最初は縄
張り争いでスズメ同士が空中戦で取っ組み合い、しがみついたまま屋上に
ポトリと落ちてきた。去年はツバメの取っ組み合いを見てびっくりした
(これもともに墜落)が、大体、先に来た方が結局は譲歩する、というか
諦める。

闖入者と戦争していると自分が食べる時間はなくなるし、仲間はどんどん
餌を食べるから、旨いものはどんどんなくなる。ホテル旅館のバイキング
と同じだ。急いで食べないとタクアンしか残っていない。

ということで結局は今は11羽が忙しそうに食べているのだが、巣立って間
もない小スズメが親に餌をねだる仕草は感動的だ。ペンギンのように羽を
床につけ、細かく羽を振って「ワタシは歩けないの、ママ、餌をチョーダ
イ!」とアピールするのだ。親スズメは子供3羽の養生で大忙し、口移し
で給餌する。まったくかわいい光景だ。

スズメとハトは喧嘩しない、どころか互いに完全に無視している。フラン
ス流個人主義で、心では「嫌な奴」と思っているが、スズメはヒッチコッ
ク的なハトと戦えば傷つくし、ハトは、機動力がある上に群をなすスズメ
と戦えばやはり傷つく。互いに抑止力で戦争を回避しているわけだ。

中共は「権力は銃口から生まれる」という毛沢東の思想に染まっているか
ら、軍事力でシナ海、西太平洋、インド洋を縄張りにしようとしている。
いわゆるサラミ戦術だ。slow but steady で公海を少しづつ少しづつ簒奪
している。

周辺国が拱手傍観すれば世界中の海がシナ海になる。抑止力を高め、内外
での圧力を高め、習近平を排除し、支那を10前後の国に解体し、やがては
共産主義を放棄させる。できるのか? できるのだ、世界はソ連を解体で
きたのだから。アノ山口組も3派に分裂し、解体途上にある。

誰を第二次支那革命、支那維新の旗手、ゴルバチョフ、エリツィンにする
か。李克強(共青団派=団派)、張徳江(上海閥=江沢民派)あたりか。
上海閥は軍への影響力が強く(軍事予算バラマキによるだろう)、香港も
押さえているようだ。

(雨傘運動は上海閥が習近平への圧力として使嗾したという説がある。
7/1の香港での習近平と中共を呪う大デモも同様かもしれない)

毛沢東は軍を握っている林彪の協力がなければ文革発動による権力復活は
なかったろうし、エリツィンは軍とKGB(ソ連国家保安委員会)の支持が
なければ体制護持派のクーデター(1991/8/19の八月革命)でつぶされ、
ロシア連邦初代大統領にはなれなかっただろう。

中共・習近平は金欠病ながらも軍事予算のカットはできない。軍の支持を
失うからだが、伸び率は抑えており、どうにか軍は大人しくしているが、
所詮は今はやりの“面従腹背”が軍の初期設定ではないか。

さてさて7/1は、忙しさにかまけて溜まった産経5日分のツンドクをヒー
ヒー言いながら読み、その後、夕方から「犯罪心理学」(中公新書)の勉
強。ケーススタディはかの大久保清で、彼は2か月足らずの間に女性8人を
相次いで殺害。著者の福島章教授は大久保の精神鑑定に参加しており、あ
まりにもの生々しさに小生は気分が悪くなった。

精神病者は、というか小生は「一歩間違えば自分も残虐なことをしかねな
い」と、とても不安になる。自分の病気について知りたいというのは自然
だが、知らない方がいい場合もありそうだ。「無知の涙」の逆、「知の不
安」か・・・

入院中もそれは変わらない。自分が怖い発狂老人の病棟日記から。

【2016/12/10】*複数の精神科医師によると、脳内には幸福や不安を感じ
やすくする遺伝子があり、これが「ストレスの感じ方」を左右するそう
だ。日本人を含めたアジア系民族は環境によるストレスを受けやすく、逆
に欧米系民族は不安を感じにくく、楽観的な傾向があるという。

簡単に言えばアジア系は繊細、欧米系は鈍感、楽観的、進取的のようである。

アジア系=農耕・定住民族、欧米系=狩猟・移動民族というククリも考え
られ、アジア系は天気に一喜一憂し、欧米系は獲物に出会うかどうかは運
しだいだからくよくよしない、明日はいいことがあるかもしれないと楽観
的になるともいえる。欧米系は肉食動物のように食いだめができるよう
で、それなら数日間は獲物なしでも暮らせるわけだ。

厚労省の平成26年調査によると、精神疾患の患者数はここ20年でずいぶん
増えている。統合失調症(統失、以前は精神分裂症と呼ばれていた)など
の「妄想性障害」と、小生のようなうつ病などの「気分/感情障害」は、
平成8年が72万1000人+43万3000人=合計115万4000人、これが平成26年に
は77万3000人+111万6000人=合計188万9000人へと増えている。

以前なら同僚から「今ちょっと気分が落ち込んで、スランプ、ブルー。今
一つヤル気が起きない・・・」なんて言われたら、「まあ、そういうこと
はよくあるよ、テンションが高くなったり低くなったり・・・じゃあ今夜
は女子も呼んでパーッと飲もうぜ」で、本人も周囲もあまり気にしなかった。

ところが近年は医者がどんどん病気を発見するというか、創っていく。病
気、病人は医者のドル箱だし、今一つ調子が悪い人でも、医者から「アス
ペルガー症候群ですね、このままだと境界性人格障害とか自閉症になりか
ねません、精神安定剤と抗うつ剤を処方しますから、しばらく様子を見ま
しょう」などと診断され、患者として認定されることになる。

だから患者数はどんどん増え、医療業界は潤うわけだ。キミは病気、ボク
も病気、上司も病気、部下も病気・・・だって人間だもの、ってか。

関連の調査「生活を整えて落ち込みを防ぐ」にはこうある。

<一日の生活は、仕事や勉強を除くと、睡眠、食事、運動、休養で成り
立っています。これらのバランスがとれて心身が充実していれば、ストレ
スを受けても上手に対処できます。

しかし、生活のバランスが崩れると、ストレスがたまって気分が落ち込み
やすくなり、睡眠障害も重なって、昼夜逆転など不規則な生活になりがち
です。

そうすると体内時計が乱れ、自律神経の働きやホルモン分泌が低下し、さ
らにストレスに弱い体になってしまいます。

このような時の過度の飲酒、重大な決断は、不本意な結果を招くことがあ
るので避けた方が良いでしょう>

オイラは「不本意な結果」になってしまったよ、嗚呼・・・上記の続きに
はこうある。

<*不安症・強迫症:主な症状=無意味な行動や、社会的に不合理な行動
を繰り返す。長い間、強い不安を感じることによって引き起こされる。

*心的外傷後ストレス障害(PTSD):主な症状=意欲が低下する、ひきこも
る。強烈な体験や経験によって受けたトラウマ(心の傷)によって引き起
こされる>

長年にわたってストレスが積み重なり、それを酒で紛らわしていた小生
は、遂に上記の2つのミックスで発狂したと思っている。(つづく)2017/7/3




2017年07月03日

◆トップの意思を忖度する事は性悪?

大江 洋三



元・文部科学次官の前川喜平が、加計学院獣医学部設置について「総理の
ご意向を記した内部文書があり、それにより行政が曲がった。現に文書が
有るものを無いとは言えない」

5月25日の事で唖然として見詰めていた。退職して一年も経たないのに国
家公務員に課せられた守秘義務は微塵もない。6月23日にもペラペラやっ
ていた。

数年前、肩叩にあった財務官僚の古賀茂明のペラペラを思い出していた。
いま彼を真面目に相手にする人はいない。

内部文書を映像で見る限り、日付や作成者名はない。菅官房長官曰く「偽
物とは言わないが、いわゆる文書ではない」つまり「有るが無い」と言った。

あたり前の事で、行政職が巷の噂を無署名文書にして撒き散らすようなも
ので、それこそ行政が曲がる。仮に行政訴訟になった場合に証拠採用され
る代物ではない。だから「有るが無い」後に続けなのだろうが、文科省の
内部文書がダーダー漏れになった。いずれも日付や作成者名は隠してあ
る。おそらく、文部官僚とマスコミが米国のホワイトハウス関連を真似た
のだろう。

しかし、アチラは間違えば大統領の刑事犯罪である。

法令を侵す話しなら別だが、行政官が総理の意向を忖度する事に何らの問
題はない。内閣総理大臣は選挙を通して選ばれた行政職のトップである。
当り前だが、企業でも株主総会で信任された代表取締役の意向が社内で忖
度されないようでは企業統治にならない。

官僚から忖度されない総理では政治は溶解する。宮沢喜一、細川護熙など
が相当する。逆に、総理は官僚から忖度されなければならない。

人相からすると前川氏は悪人ではなさそうだ。しかし、あまり分別のある
人でもさそうで思い付きで左右にヒラヒラする軽い人だ。

「百聞は一見にしかず」で、ウイキペディアを検索する必用もない。

いわゆる「加計学園問題」において阿部内閣の失敗を咎めるなら、かよう
な人物を事務次官に据えた事である。仄聞するに霞が関の位置づけでは、
文科省は三流官庁で有能な人材がいなかったと思われる。こちらの方がよ
り深刻な問題である。

先の5月3日の憲法記念の日に、阿部総裁・総理が「憲法9条改定を2020
年までに実現さす」と明言した割には、護憲派マスコミは大人しかった。
彼等はチャンスを窺っていたのだ。

前川喜平という落ちこぼれ官僚を見出し、野党もマスコミも最重要課題の
憲法9条論議を脇に置いたのが、加計学園問題の全てはなかろうか。逆に
いえば、野党は安倍内閣を攻めあぐねているのだ。

ついでに、ウイキペディアで前川喜平を検索すると省内職歴からしても立
派な左派である。

教科書において、竹島記述も南京事変記述も慰安婦記述も、文部官僚によ
り歪められた。いずれも、彼らが他国の意思を忖度した事に間違いはない。

文部官僚の既得権益になっていた初等中等教育の改革に積極的に乗り出し
たのは、第2次阿部内閣である。小学校国語教育に「神話」に積極的に門
戸を開いたのも現内閣から。ここら辺りが、元事務次官の逆恨みの源泉で
はなかろうか。


2017年07月02日

◆「親中愛台」よりも「台湾第一」

Andy Chang



台湾で人気の高い台南市長の頼清徳氏が「親中愛台」というスローガン
を打ち出して批判を浴びている。中国が敵意を露わにしているのに中国
と親しくしましょうと言う態度は降参も同然だ。

世間の批判に対し頼市長の反論は、メディアが話題にする「92共識」や
「独立の党綱領の凍結」などは台湾意識を分裂させる宣伝手段である。こ
れと違って「親中とは台中対等」であり、「愛台とは台湾優先」だと言う。

つまり頼清徳氏は外省人と台湾人の両方に呼びかけたのであり、親中と
は統一派に向けた呼びかけ、愛台とは独立派に向けた呼びかけであると
言うのだ。「統一でなく親中、独立でなく愛台」と言えば台湾が統一派と
独立派に分裂せず一致団結して中国に対応できると言う。

こう言った呼びかけは頼清徳市長が次期総統に出馬する意向が濃厚で
統一派と独立派の双方に呼びかけと思われる。但しこのスローガンは統
独双方とも受け付けないで失敗する可能性が高い。

●台湾人はみな「恐中病」か

中国が台湾併呑を主張して恫喝を繰り返しているのに、台湾では「反併
呑」を主張しない。中国が台湾併呑を主張し、国民党が呼応して統一を
主張する。國民黨は明らかに台湾人の敵である。これに対し民進黨は二
大政党政治、親中、友中、善意などで現状維持を主張している。民進黨
は恐中病に取りつかれている。

中国の敵意に対し台湾が善意を主張するのは負け犬が尻尾を巻いて萎縮す
るのと同じだ。アメリカは台湾を守ると言いながら中国と戦争したくな
い。中国もアメリカと戦争したくないがアメリカが攻めてこないから台湾
を脅すだけである。

台湾もアメリカが守ってくれるから本気で自己防衛をせず、独立派と統一
派が「仲良くして」いる。中台間の相互理解とか、和解と諒解など寝言で
ある。中国はアメリカを刺激しない程度に少しずつ台湾侵略を進めてい
る。パナマ断交がその良い例である。外交で台湾を国際的に孤立させ、国
民党を使って内部分裂させる。

●民進黨に騙されるな

頼清徳市長は独立派を自称している。独立を主張するけれど、統一派に
親中、独立派に愛台を呼びかけるのは蝙蝠と同じである。彼は台湾を核
心とし、中国に友誼の手を差し伸べることが親中愛台の主張だと言う。台
湾人は平和を愛し、民主と自由があり、生活の安定、経済繁栄があれば
中国と共存、中台が対等であればよいと言う。

彼と同じく多くの民進黨政治家は善意、和解、友誼と現状維持で国民党
の統一派と共に中華民国の二大政党政治を続けるつもりだ。しかし中国
は台湾併呑を明確にしているので和解も善意もない。国民党は中国の手
先である。国民党を潰さなければいつまでも中国の圧力をうける。

中国の圧力をなくすには独立以外に方法がない。台湾人は中華民国を
打倒して独立する目標を持っている。ところが人民の願望に反して民進
黨は違った政治目標を持っているらしい。民進黨の独立主張は「中華民
国の政権」を取るための便宜で、本気で國民黨を潰す気がない。これで
は台湾は独立できない。

●問題は「中国の台湾併呑」だ

私は頼清徳市長の独立意識が他の民進黨の政治家より強いことを疑わ
ない。しかし彼が民進黨に留まっている限り他の党員に押されて理想を
達成できないと思う。

民進黨が国民党と共同で台湾の両党政治を目指す。しかし頼市長の親
中スローガンが統一派を説得して独立派と共に中国に対抗するとは思え
ない。台湾独立は国民党消滅が先決である。親中スローガンで國民黨を
説得できないし、愛台スローガンで台湾人が彼を支持することもない。

問題は中国が「台湾併呑」を明にしているのに、台湾が「反中国、反併
呑」を明確にしないことだ。中国の「台湾併呑」に対して「反併呑」を表
明すれば台湾は団結する。

トランプは「アメリカファースト」を掲げて選挙に勝った。日本では小池
東京都知事が「都民ファースト」を打ち出し、都民の支持率が高い。頼清
徳が「台湾第一」、「台湾ファースト」を打ち出せば蔡英文の21%支持率
を凌ぐことは簡単だ。但し頼清徳がそれを打ち出すには民進黨から離脱し
なければならないかもしれない。