2019年08月02日

◆台湾の選挙事情

 Andy Chang
 

台湾の総選挙は来年の1月20日が投票日である。投票日まで4カ月半
しかない。選挙事情は混沌としている。これまで台湾の政治は2党政
治を理想として国民党と民進黨の政権争いだったが、今では国民党、
民進黨、共に人気が低下し、小政党がたくさん出来た。小政党の合併
統合は進展しない。

台湾には外省人系(泛藍)の国民党の他に親民党と新党などがあり、
台湾人系(泛緑)の民進黨、台聯党、独立系(泛白)の時代力量、喜
楽島聯盟など多数ある。台湾には大小合わせて250近くの政党がある
と言われている。小政党がたくさんあるのは国民の政治意識が混乱し
て統合できないことと国民の国民党と民進黨に対する失望である。

国民は国民党の親中路線に反対だが、現状維持の蔡英文に失望してい
る。国民党も民進黨も嫌いとなると誰に投票すればよいのか迷ってし
まう。総選挙には総統選挙と立法委員(国会議員)の選挙だが、総統
選挙では国民党の韓国瑜と民進黨の蔡英文、2人とも民間の評価は最
低だ。蔡英文に投票して民進黨に投票しない者、蔡英文に投票せず民
進黨に投票する者、両方とも投票しない者、民進黨に失望して国民党
に投票する者、いろいろある。国民党側でも同じく韓国瑜に投票しな
い者、国民党に投票しない者などが居る。

韓国瑜は親中路線を主張し、主張が曖昧で高雄市長の失政ぶりが目立
ち、高雄市では罷免の署名運動が起きている。韓国瑜は外省人老人層
の支持が強いが中年層と若年層の支持は低い。但し中国の支持がある
ので韓国瑜のニュースが毎日の新聞の大半を占めている。

民進黨の蔡英文は現職の総統だが、去年の中間選挙で惨敗したにも拘
らず、政党初選で強引に選挙ルールを変更して対立候補の頼清徳に勝
ったため国民が失望した。最近は香港の反中デモのお蔭で蔡英文支持
が高まったと思ったら蔡英文の総統府侍衛長のタバコ密輸事件で人気
がまた下がった。つまり今のところ総統選挙における蔡英文と韓国瑜
の支持率は二人とも20%どまりと言われている。

総統選挙の候補者が蔡英文と韓国瑜の2人だけなら勝負は五分五分だ
が、もしも第三、第四の候補者が出れば結果はわからない。この2人
の外に出馬を噂されているのが台北市長郭文哲と国民党の初選で落
選した郭台銘の2人である。2人とも出馬を明らかにしていないのに
支持者団体が強力に出馬を推進している。

郭台銘は国民党の初選で落選したあと日本に旅行し31日に帰国した。
支持団は彼が必ず出馬すると気勢を上げている。郭台銘は国民党系の
候補者だから彼が出馬すれば韓国瑜に不利である。

一方、柯文哲は数回の親中発言で独立派に嫌われているが今でも支持
者が強力で、彼が出馬すれば蔡英文を拒否する票が彼に集まる。蔡英
文に失望した民衆がかなり多いのがわかる。以上4人の支持率は蔡、
韓、郭が20%どまりで柯18%と言われている。

ところが郭台銘と柯文哲がコンビを組めば蔡英文と韓国瑜を抜いて
当選すると予想されているので2人の動向が注目されている。国民
の反国民党と反民進黨感情がかなり強いことがわかる。郭・柯コンビ
が投票結果の40%を取れば当選は確実だ。

まだある。郭・柯コンビが当選するのを恐れる民間では新しく政党を
立ち上げた喜楽島聯盟が民進黨の初選に落ちた頼清徳を擁立して立候
補させると言う。喜楽島聯盟は台湾の独立派であり、民間の頼清徳の
人気も高いから独立派が頼清徳を立てて郭・柯コンビの当選を防ぐ可
能性は高い。こうなれば総統選挙は候補者が4人の大混戦となって誰
が当選するか予想は難しい。

総統選挙と国会議員選挙が台湾の将来を左右することは間違いない。
誰が総統に当選するかが大切だが、国会議員も重要である。国民党親
中派が国会で優勢となったら中国の台湾併呑が進むだろう。民進黨・
独立派が国会で優勢なら中国の併呑を一時的に阻止できる。台湾人が
人口の85%を占める台湾で中国の脅威がこれほど強いのは蔡英文・民
進黨の責任であり、これを改善するのは投票者全体の責任である。

at 09:56 | Comment(0) | Andy Chang

2019年07月31日

◆マラー検察官の国会喚問は大失敗

Andy Chang
 

米国でマラー検察官が22カ月の調査の後で発表したトランプ大統領の
ロシア癒着疑惑の調査では、報告書の第一部でトランプのロシア癒着
の証拠はなかったと結論した。

だが報告書の第2部ではトランプが調査を妨害した疑惑調査では罪の
証拠はなかったが、トランプの名誉を回復(Exonerate)するに至って
いないと結論付けた。マラー検察官は調査結果は全て報告書に書いたから
付け加えることはないと述べたが、マラー検察官は「トランプ有罪の証拠
はなかったけれど、国会が大統領を罷免する権利がある」と付け加えたの
である。

この発言のため民主党優勢の国会はマラー検察官を国会に召喚してト
ランプを罷免するための新証拠を探すとした。共和党側はロシア疑惑
とはヒラリーが選挙違法ででっち上げたものでトランプは冤罪で、冤
罪をでっち上げたFBI/DOJを調査すべきだと主張している。国会喚問
の二つの委員会、司法委員会はトランプが選挙で違法行為があったか
について調査し、情報委員会はロシアの選挙介入についてトランプが
関連した疑惑とトランプがマラーの調査を妨害したかを調査する。

7月24日にマラー検察官は国会の司法委員会と情報委員会の喚問に応
じて、二つの委員会でそれぞれ3時間の質問に答えた。国会喚問の結
論は両党側の議員とメディアが認めたように民主党にとって大失敗
(Disaster)、または不発弾(Dud)だった。もう一つの結果は後述
するようにマラー氏の検察官としての信用がガタ落ちしたことである。

民主党側がトランプ不利な言質を得ようとした度重なる質問に対し、
マラー検察官は二十数回も「報告書に書いている通り」と答え、新たな
証拠はなかった。民主党側の議員がトランプに不利な意見を述べても
マラー検察官は「同意できない」と答えるか、「私の調査に関係ない」
と答えた。民主党側の得た唯一の結果はトランプとロシアの癒着の証
拠はなかったと述べたことである。

トランプの調査妨害についてマラー検察官は「名誉回復(Exonerate)
と結論しなかった」と報告書にあったことを再確認した。民主党側は
名誉が回復できないとは「罪の疑惑が残っている」と主張しているが、
共和党議員は「検察官の任務は有罪証拠を調査することである、証拠
がなければ無罪、名誉回復は検察権の任務ではない」と反論した。更
に共和党議員は、「検察官の任務である有罪証拠がないと結論としたの
にトランプの名誉を回復しなかった」とし、司法部に名誉回復の責任
を取らせるようにしたと譴責した。

トランプとロシアの癒着(Collusion)調査について、マラー検察官は
「癒着」は法律用語ではないとしたが、共和党議員はマラー検察官が
癒着(Collusion)とはトランプがロシアと結合した陰謀(Conspiracy)
のことと報告書に書いてあることを指摘し、陰謀の調査でトランプが
ロシアと共謀した証拠はなかったと書いてあると指摘した。つまり癒
着(ロシアとトランプが共謀した)証拠がなかったなら名誉を回復す
べきなのにトランプの名誉を回復をする責任を司法部になすり付ける
べきではないと譴責した。マラー氏は共和党議員の何回もの譴責にす
べて沈黙を守り返答しなかった。

共和党側はマラー検察官がなぜFBIの高級官僚、Andrew Weissmannや
Peter Stzrokなど、反トランプ陰謀の仲間の人たちを使って調査した
明白な違法行為を追及した。更にこの調査はスティール文書と言う偽
の証拠を元にFBIがFISA(防諜スパイの調査申請)始めたことを追及し
したがマラー検察官はスティール文書、ヒラリー、FISAの違法性など
については一切答えることはしないと断って共和党の追求を避けた。
そして更にマラー検察官は「私は仕事ができる人を起用しただけで、
反トランプの人物を選んで雇用したのではない」と答えた。

これを更に追及されたマラー検察官は呆れたことにAndrew Weissmann
がヒラリーの当選パーティに参加したことやPeter StzrokとSteeleの関
係をみんな知らなかったと述べ、スティール文書がヒラリーの金で
Fusion GPS会社がスティールを雇って作成したことなど、みんな知らな
いと答えたのである。

彼の起用した調査員の政治動向や反トランプの中心であるガセネタの
ことなど一切知らないと答えたのは衝撃的である。これでマラー検察官
が調査に不適任で部下に任せっきりだったことが暴露されたのである。

マラー検察官は数多の質問に答えることが出来なかった。6時間にわ
たる質問で報告書の内容も詳しくないことがわかり、議員の質問に対
して報告書のどのページかと聞き返し、議員に指摘されて報告書の該
当箇所を読んだあとで「ここに書いた通りです」と答えたことが20
数回にも及んだので、恐らくこの調査報告は部下のワイスマンが書い
たのだろうと言うことが判明した。つまりマラー氏は不適任でしかも
調査を部下に任せていたことがわかった。ワイスマンは反トランプの
首魁だから報告書の信憑性、正当性が疑問視されることになった。

この国会喚問は民主党のロシヤ癒着の調査と共和党のトランプ冤罪を
でっち上げた証拠を探すためだったので、民主党と共和党の双方から
いろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、
注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。特に翌朝の
「テレ朝」の報道は、「トランプ氏は大統領の任期を終えたら追訴でき
る」と述べていた。これではまるでトランプは有罪だが在職中は起訴
できないが、退職すればすぐ追訴され有罪判決を受けるように思われ
てしまう。

実際に起きたことは当日朝の聴聞会でTed Lieu議員(民主党)が大統
領を退職後に追訴出来るかと訊ね、マラー検察官が「法律は全ての人
に公平だから退職後は追訴できる」と答えたことである。しかしこの
あとマラー検察官は午後の聴聞会で「この答は不完全である。誰でも
追訴する権利はあるが、本調査でトランプ大統領の有罪証拠はなかっ
た」と追加説明した。

トランプ大統領の追訴について民主党議員は「法律上の時効」は5年
だがトランプ氏が2020年に再選を果たせば退職は8年後で、時効にな
るだろう(ロシア癒着は2016年)と言った議論がなされた。マラー検
察官の追加説明でトランプの有罪証拠はなかったと言明したので時効
論は意味がない。

国会喚問の翌日、民主党側はトランプ有罪の追加証拠はなかったが、
トランプ罷免の努力は継続すると発表、これに対しペロシ国会議長
(民主党)は証拠がなければ罷免はできない、たとえ下院が罷免案を
通しても上院で否決されると述べた。

共和党議員の大多数は、トランプのロシア癒着は冤罪であることが
わかった。今後はトランプの冤罪をでっち上げた真犯人の調査をす
べき、William Bar司法長官の「冤罪調査の調査」に期待すると述べた。


at 11:47 | Comment(0) | Andy Chang

2019年07月29日

◆マラー検察官の国会喚問は大失敗 

         Andy Chang
 

米国でマラー検察官が22カ月の調査の後で発表したトランプ大統領の
ロシア癒着疑惑の調査では、報告書の第一部でトランプのロシア癒着
の証拠はなかったと結論した。

だが報告書の第2部ではトランプが調査を妨害した疑惑調査では罪の
証拠はなかったが、トランプの名誉を回復(Exonerate)するに至って
いないと結論付けた。マラー検察官は調
査結果は全て報告書に書いたから付け加えることはないと述べたが、
マラー検察官は「トランプ有罪の証拠はなかったけれど、国会が大統
領を罷免する権利がある」と付け加えたのである。

この発言のため民主党優勢の国会はマラー検察官を国会に召喚してト
ランプを罷免するための新証拠を探すとした。共和党側はロシア疑惑
とはヒラリーが選挙違法ででっち上げたものでトランプは冤罪で、冤
罪をでっち上げたFBI/DOJを調査すべきだと主張している。国会喚問
の二つの委員会、司法委員会はトランプが選挙で違法行為があったか
について調査し、情報委員会はロシアの選挙介入についてトランプが
関連した疑惑とトランプがマラーの調査を妨害したかを調査する。

7月24日にマラー検察官は国会の司法委員会と情報委員会の喚問に応
じて、二つの委員会でそれぞれ3時間の質問に答えた。国会喚問の結
論は両党側の議員とメディアが認めたように民主党にとって大失敗
(Disaster)、または不発弾(Dud)だった。もう一つの結果は後述する
ようにマラー氏の検察官としての信用がガタ落ちしたことである。

民主党側がトランプ不利な言質を得ようとした度重なる質問に対し、
マラー検察官は20数回も「報告書に書いている通り」と答え、新たな
証拠はなかった。民主党側の議員がトランプに不利な意見を述べても
マラー検察官は「同意できない」と答えるか、「私の調査に関係ない」
と答えた。民主党側の得た唯一の結果はトランプとロシアの癒着の証
拠はなかったと述べたことである。

トランプの調査妨害についてマラー検察官は「名誉回復(Exonerate)
と結論しなかった」と報告書にあったことを再確認した。民主党側は
名誉が回復できないとは「罪の疑惑が残っている」と主張しているが、
共和党議員は「検察官の任務は有罪証拠を調査することである、証拠
がなければ無罪、名誉回復は検察権の任務ではない」と反論した。更
に共和党議員は、「検察官の任務である有罪証拠がないと結論としたの
にトランプの名誉を回復しなかった」とし、司法部に名誉回復の責任
を取らせるようにしたと譴責した。

トランプとロシアの癒着(Collusion)調査について、マラー検察官は
「癒着」は法律用語ではないとしたが、共和党議員はマラー検察官が
癒着(Collusion)とはトランプがロシアと結合した陰謀(Conspiracy)
のことと報告書に書いてあることを指摘し、陰謀の調査でトランプが
ロシアと共謀した証拠はなかったと書いてあると指摘した。つまり癒
着(ロシアとトランプが共謀した)証拠がなかったなら名誉を回復す
べきなのにトランプの名誉を回復をする責任を司法部になすり付ける
べきではないと譴責した。マラー氏は共和党議員の何回もの譴責にす
べて沈黙を守り返答しなかった。

共和党側はマラー検察官がなぜFBIの高級官僚、Andrew Weissmannや
Peter Stzrokなど、反トランプ陰謀の仲間の人たちを使って調査した
明白な違法行為を追及した。更にこの調査はスティール文書と言う偽
の証拠を元にFBIがFISA(防諜スパイの調査申請)始めたことを追及し
したがマラー検察官はスティール文書、ヒラリー、FISAの違法性など
については一切答えることはしないと断って共和党の追求を避けた。
そして更にマラー検察官は「私は仕事ができる人を起用しただけで、
反トランプの人物を選んで雇用したのではない」と答えた。

これを更に追及されたマラー検察官は呆れたことにAndrew Weissmann
がヒラリーの当選パーティに参加したことやPeter StzrokとSteeleの関
係をみんな知らなかったと述べ、スティール文書がヒラリーの金で
Fusion GPS会社がスティールを雇って作成したことなど、みんな知らな
いと答えたのである。

彼の起用した調査員の政治動向や反トランプの中心であるガセネタの
ことなど一切知らないと答えたのは衝撃的である。これでマラー検察官
が調査に不適任で部下に任せっきりだったことが暴露されたのである。

マラー検察官は数多の質問に答えることが出来なかった。6時間にわ
たる質問で報告書の内容も詳しくないことがわかり、議員の質問に対
して報告書のどのページかと聞き返し、議員に指摘されて報告書の該
当箇所を読んだあとで「ここに書いた通りです」と答えたことが20
数回にも及んだので、恐らくこの調査報告は部下のワイスマンが書い
たのだろうと言うことが判明した。つまりマラー氏は不適任でしかも
調査を部下に任せていたことがわかった。ワイスマンは反トランプの
首魁だから報告書の信憑性、正当性が疑問視されることになった。

この国会喚問は民主党のロシヤ癒着の調査と共和党のトランプ冤罪を
でっち上げた証拠を探すためだったので、民主党と共和党の双方から
いろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、
注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。特に翌朝の
「テレ朝」の報道は、「トランプ氏は大統領の任期を終えたら追訴でき
る」と述べていた。これではまるでトランプは有罪だが在職中は起訴
できないが、退職すればすぐ追訴され有罪判決を受けるように思われ
てしまう。

実際に起きたことは当日朝の聴聞会でTed Lieu議員(民主党)が大統
領を退職後に追訴出来るかと訊ね、マラー検察官が「法律は全ての人
に公平だから退職後は追訴できる」と答えたことである。しかしこの
あとマラー検察官は午後の聴聞会で「この答は不完全である。誰でも
追訴する権利はあるが、本調査でトランプ大統領の有罪証拠はなかっ
た」と追加説明した。

トランプ大統領の追訴について民主党議員は「法律上の時効」は5年
だがトランプ氏が2020年に再選を果たせば退職は8年後で、時効にな
るだろう(ロシア癒着は2016年)と言った議論がなされた。マラー検
察官の追加説明でトランプの有罪証拠はなかったと言明したので時効
論は意味がない。

国会喚問の翌日、民主党側はトランプ有罪の追加証拠はなかったが、
トランプ罷免の努力は継続すると発表、これに対しペロシ国会議長
(民主党)は証拠がなければ罷免はできない、たとえ下院が罷免案を
通しても上院で否決されると述べた。

共和党議員の大多数は、トランプのロシア癒着は冤罪であることが
わかった。今後はトランプの冤罪をでっち上げた真犯人の調査をす
べき、William Bar司法長官の「冤罪調査の調査」に期待すると述べた。


     
at 09:47 | Comment(0) | Andy Chang

2019年07月23日

◆台湾の新政党「喜楽島聯盟」

      Andy Chang
 

7月20日、台湾の台南市で新しい政党「喜楽島聯盟」が名乗りを上げ
た。この政党は長老教会が主体となって推進する新政党で、約200人
が参加した。投票によって長老教会の羅仁貴牧師を初代党首に選出した。
副党首は政治学者の施正鋒が当選した。

喜楽島聯盟は「喜樂島連盟」は「反中国併呑」「正名台湾国」「制定新
憲法」「加盟連合国(国連加盟)」をスローガンに掲げている。台湾の
将来は台湾人が決定するとはもとより台湾人の主張だが、蔡英文総統
はこの主張を避けて現状維持で政治が3年も停頓していたため、去年
の中間選挙で民進黨が惨敗した。台湾人が民進黨に失望して国民党に
投票したのである。

なぜ新政党を立ち上げたかと言うと、来年の総選挙で人民が国民党に
投票しないようにするためである。台湾人は民進黨に失望している。

その上に最近の総統候補の初期選挙で民進黨が勝手に選挙ルールを変
更して蔡英文が総統候補に当選したので殆どの民衆は民進黨を見限っ
たと言われている。民進黨はダメ、国民党は絶対ダメ。困ったものだ。

もしも蔡英文が落選して国民党の韓国諭が当選し、国会で国民党過半
数となれば中国の台湾併呑が実現する。来年の総選挙は台湾の危機で
ある。喜楽島聯盟はこの危機を防ぐため総統候補者は出さないが民進
黨とは別の15人の立法委員候補を立てると発表した。つまり民進黨の
国会議員の大多数が落選することを予期して国民党議員が当選しない
ように新しい議員を立てることが新政党の目的である。

民衆は蔡英文政権に失望している。3年前に蔡英文が総統に当選して
民進黨が国会で多数派となり、台湾民衆は民進黨の完全執政となった
ことに大いに期待した。ところが蔡英文は国民党員を閣僚に起用し、
人民の期待した司法改革、憲法改正、公平正義は進捗せず、3つの外
交国を失い、軍艦疑獄、経済汚職、建設汚職など大きな問題が起きた。
人民が期待した陳水扁元総統の冤罪も解決しなかった。

台湾人は蔡英文に失望したが国民党に政権を渡すわけにいかない。2
大政党制度の選挙では民進黨に失望したから国民党に投票する、投票
しない、嫌でも民進黨に投票するの3つの選択がある。喜楽島聯盟は
新たに15名の候補者を出して第4の選択肢を加える。

最近香港で起きた反中国デモンストレーションのお蔭で親中国を主張
する国民党を警戒するようになった。それでも蔡英文評価は最低で、
今では民進黨候補に投票する民衆は「殆ど居ない」と言われている。
喜楽島聯盟の推薦する15人が全員当選しても台湾派が国会で優勢を
守れるかはわからない。「天祐台湾」を祈るばかりである。

at 10:03 | Comment(0) | Andy Chang

2019年07月19日

◆トランプと闇の帝国の戦い

Andy Chang
 

アメリカのマラー検察官はロシア癒着調査の報告を提出してから、以後は
国会の召喚に応じないと声明したものの、国会議員の圧力があったので今
月の17日に国会の司法委員会と情報委員会の召喚に応じることにしたが、
委員会の都合で24日に延期した。

この2つの委員会は委員が44人もいるので各委員の質問時間は5分しかな
い。みんな聞きたいことがたくさんあるので要点を練っていると言う。

マラー検察官はすべてを報告書に書いたから余計に言うことはないと述べ
た。それでも民主党側も共和党側も聞きたいことが山ほどある。

民主党側はマラーがトランプ有罪の証拠を見つけると期待していたのにマ
ラーが証拠はなかったと結論したので大いに失望した。

マラーはトランプが疑惑調査を妨害した証拠はないが潔白でもない、国会
が罷免できると述べた。検察官が調査したけど証拠がない、それなのに国
会が罷免しろと言ったのである。これでマラー検察官は中立でなく反トラ
ンプの仲間だったことが判明した。

だから議会の民主党議員は新証拠を探すため彼を召喚し、共和党側の委員
はマラーが検察官として公正でなかったことを詰問する。つまり国会喚問
ではマラー検察官の報告書そのものが疑問視される。

あろうことか検察官自身がトランプの罪を発見できなかったから国会
で罷免しろと述べたのである。調査委員会の委員長は2人とも民主党
員だがらマラー氏を召喚して報告書に書いてなかった新事実を見つけ
だすつもりだ。反対に共和党議員はマラー特別検察官が2年かけてト
ランプ大統領を調査したこと自体が陰謀である証拠を探す。

もともとマラー検察官は「ロシア癒着の調査」を任命されたのであっ
て調査妨害は任命の範囲外である。マラー氏は司法省の古参上級幹部
でFBIのコーメィ長官とも親しかったからロシア癒着が嘘だと知って
いたはずである。ロシヤ癒着の証拠はスティール文書だけである。

スティール文書はヒラリーの資金で作成した偽物と選挙の前からわかっ
ていた。わかっていたにも拘らず調査を二年続けた。反トランプの中
心人物、ワイスマン、ストロークなどを雇って調査を続けた。こんな
調査が中立公正であるはずがない。マラー検察官はなぜスティール文
書の信憑性、ヒラリーとスティールの関連を調査しなかったのか。マ
ラー氏も陰謀の仲間だったと考えれば納得がいく。

アメリカの闇の帝国とは大きな渦のようなもので、渦の中心はヒラリ
ーである。ヒラリーが犯した数々の罪を隠蔽するためにいろいろな政
府機関の複数の高級官僚が関与していた。彼女の罪を隠すために数多
の高級官僚が罪を犯し、罪の上に罪を重ねて行ったのである。

ヒラリーの犯罪は彼女が12個以上の個人スマホとクリントン家のサー
バーを違法と知りながら、しかも部下から何度も違法を注意されても
平気で続けて使用していたことに始まる。

Judicial Watch社がベンガジ事件を調査するため国務院とFBI、オバマ
とヒラリーと彼女の部下のメール通信記録を要求した。ヒラリーとオ
バマはベンガジ事件の真相を隠すため通信データの提供を渋った。こ
の調査でヒラリーが違法に個人のスマホを使って通信していたことが
判明し、しかもクリントンのサーバーが中国とロシアにハッキングさ
れていたことも判明した。

ヒラリーの罪を隠すため国務省、ホワイトハウス、司法省やFBI、CIA
のトップが証拠隠滅に加わった。ベンガジ事件に続いてオバマとエリ
ック・ホールダー司法長官のFast & Furiousの失敗事件、ヒラリーの
Uranium One事件、スティール文書の作成、トランプのロシア疑惑、大
統領罷免陰謀などいろいろなオバマ政権の犯罪がどんどん増えていっ
た。これがオバマ民主党の「闇の帝国」である。

彼らは数多の犯罪を隠蔽するためにトランプ罷免を始めたのであった。
ところがトランプは辞職に追い込まれず、闇の帝国の犯罪が暴かれる
ようになったのだ。

オバマ民主党は数多の犯罪を隠すためヒラリーを絶対に当選させたか
った。そのために複数のDOJ/FBI、CIAとDNAのトップが反トランプに
介入した。これだけ多くの民主党員が陰謀に参加したのでトランプが
大統領になってもトランプ下ろしを続ける必要があった。

マラー氏を特別検察官に任命してロシア疑惑を調査させたが、二年
かけても犯罪の証拠がなかった。だから次にトランプがマラーの調査
を妨害した証拠を捜し、それも証拠がないので国会が罷免するという。

闇の帝国は選挙の前、当選したあと、大統領になったあとも闇の帝国
はトランプの罪を追及し続けた。この間トランプは国会で民主党側の
ボイコットとメディアのフェイクニュースにさらされながら、この三
年で経済は向上し株価が高値を更新し続け、雇用増加と50年来の失業
率低下の業績を挙げた。国際問題でも中国、北朝鮮、イランなど良い
結果を得ている。それでもメディアとサヨク民衆のトランプ反対が続
いている。民主党はトランプ再選を阻むため罷免を続けるだろう。闇
の帝国が摘発されたら選挙どころか民主党の破滅となる。
                 (滞米台湾人地球物理学者)


at 11:09 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月29日

◆マラー検察官の国会喚問

Andy Chang
 

マラー検察官は5月29日の引退声明でトランプを調査した事柄はすべ
て448ページの報告書に書いたから今後は国会が召喚しても応じない
と述べた。しかし国会の調査委員会は彼と交渉を続け、マラー検察官
は遂に7月17日に国会での公開証言に同意すると発表した。

これは二つの意味でアメリカの史上初である。第一に特別検察官が調
査報告書を発表した後で国会が検察官を喚問された例はない。クリン
トン大統領を調査したケン・スター特別検察官はクリントン有罪の証
拠を見つけることが出来なかったが、国会は彼を喚問しなかった。第
二の史上初の事態とは、国会議員が今週末から夏休みに入るのに休暇
中の7月17日に国会喚問を行うのである。

国会の情報調査委員会のSchiff民主党議員と監察委員会のNadler民主
党議員は、マラー報告書がトランプの有罪証拠がなかったと結論した
けれどまだ納得できないからトランプ大統領が調査を妨害したかにつ
いてマラー検察官の証言を求めるとした。何が何でもトランプを罷免
したいのである。

ロシア癒着の調査では証拠がなかったのでトランプの潔白が証明され
た。しかしマラー検察官は、トランプが調査を妨害したかどうかにつ
いて「証拠は見つからなかったが潔白を証明できなかった」と述べ、
更に国会がトランプを処罰することが出来ると述べたのである。

この声明で民主党議員は大喜びでトランプの有罪証拠を見つけるため
に新たな調査委員会を発足させ、60人以上の民主党議員がトランプを
罷免する提案に賛成した。しかし証拠がないのでペロシ議長はトラン
プ罷免案を提出できない。2つの調査委員会はマラー検察官を喚問し
て新しい証言を引き出すつもりである。マラー検察官はみんな報告書
に書いたと述べたから公開喚問で新しい証拠が出る可能性は低い。

共和党側は当初からトランプのロシア疑惑調査はでっち上げの証拠を
使った陰謀で、特別検察官の任命や民主党の調査が違法と知っている。
違法と知りながらマラー検察官は2年も調査を続け、結果としてロシ
ア癒着の証拠がなかったのに、トランプが調査を妨害した可能性を報
告の第二部で12のエピソードとして報告し、それでもトランプが踏査
を妨害した証拠はなかったが潔白は証明できないと言い、国会で罷免
すればよいと述べたのである。

つまり共和党側はマラー検察官が「トランプ罷免陰謀の仲間」と見て
公開喚問で彼を尋問したいことが山ほどある。

民主党側はトランプの調査妨害についてである。マラー検察官の報告
には12のエピソードが報告されているが、すでに報告書に詳述したか
ら新証拠を見つけるのは難しい。民主党の調査委員会はマラー検察官
の口からなぜトランプの潔白を証明しなかったのかと聞きたい。これ
は共和党側と国民すべての疑問でもある。

共和党側が知りたいことは山ほどある。ヒラリーの金でスティール報
告をでっち上げたのである。FBI/DOJは当初からスティール文書がガセ
ネタと知りながらヒラリーの当選に関与していた。

FBIはスティール文書を使ってFISA(外国諜報員の調査)申請してト
ランプの選挙妨害をした。それでもトランプが当選した。トランプが
大統領に就任した後になっても同じガセネタを使ってトランプのロシ
ア疑惑をでっち上げ、スティール文書がロシア疑惑の調査で特別検察
官を任命する根拠となったのである。

マラー検察官がFISA申請はガセネタと知りながら2年も調査を続け
たのは何故か。彼は当初から調査すべきでなかったし、途中でガセネ
タである証拠が公開されても調査を続けた。マラー検察官も罷免陰謀
の仲間であると見てもおかしくない。公開喚問での共和党側の追求は
熾烈を極めるに違いない。

検察官は調査で有罪の証拠が見つからなかったら無罪と判決すべきで
ある。これはすべての法学者が認めることである。ところがマラー検
察官は有罪の証拠はないが無罪と言えないと発表し、おまけに国会が
大統領を罷免することが出来ると述べたのである。

共和党のコリンズ議員は「潔白を証明できるまで有罪だと言うのか」
と述べた。来月17日の公開喚問でトランプの有罪証拠は発見できず、
逆に民主党、闇の帝国、マラー検察官に不利になるかも知れない。
Andy Chang氏は在米台湾人地球物理学者。

    
at 12:15 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月24日

◆民主党政治家の素質

Andy Chang
 

2日前にトランプ大統領がフロリダで来年の選挙に向けて選挙運動を
行ったところ2万人の参加者を集める大集会となった。おまけにこの
第一回の選挙運動で2500万ドルの献金が集まったと言う。

トランプに比較して民主党側は3か月前から選挙運動をしているにも
拘らず献金額は人気トップのバイデンが1600万ドル、2番目のサン
ダースは1500万ドル、残りは千万ドル以下である。集会にしても数
千人も集まればよい方でトランプの2万人に到底及ばない。左翼メデ
ィアが3年以上もトランプ批判を続けているのにこれが現状である。
メディアが反トランプを続けても国民はバカではない証拠だ。

アメリカの政治は過去3年のあいだ2極化したままである。メディア
の報道ではトランプが無知で傲慢で人使いが荒いと攻撃する。しかし
トランプ大統領のアメリカは経済向上、雇用増加、失業率は最低、外
交面でも中国や北朝鮮問題ではサヨク議員も反対できない。民主党議
員が連日のように罷免を叫んでいるが、国民はトランプ罷免に賛成す
るか、それともトランプの業績を支持するのか。今のところ2020年の
選挙ではトランプ続投が優勢のようである。

来年の大統領選挙に向けて民主党側は23人が名乗りを上げた。候補者
が多いのは候補者がみんなトランプに勝てると思っている証拠だ。左
翼メディアの報道を見ればトランプに勝つのは簡単と思うようだ。最
近の人気投票ではバイデン、サンダース、ウォレンなどがみんなトラ
ンプに勝つと報道している。それなのにトランプの集会では2万人が
参加し、25900万ドルを集めた。どちらが本当なのか。

民主党の候補者が集会で発表する政策主張はトランプ罷免を第一とし
ている。23人の候補者のほとんどがトランプ罷免を主張している。つ
まり民主党候補者の政治主張はトランプ罷免しかないと言える。トラ
ンプ罷免は国政でもなく経済でも外交でもなく国家政策と言えない。
選挙でトランプに勝つなら罷免する必要もないはずだ。トランプ罷免
で国民の票を集められるかと問えば甚だ疑問である。

共和党側はもしもトランプが負けたら「闇の帝国」が勝つことになり、
ヒラリーの罪悪は永遠に裁けないと主張する。この方が強力だ。アメ
リカ国民はヒラリーやオバマのDeep Stateを裁けない現状にイライラ
している。闇の帝国が勝ったらアメリカは大変だ。若しも投票前にヒ
ラリーが起訴されたら2020年の選挙は共和党が絶対に勝つだろう。

サンダースやウォレン、バイデンなどの社会主義者は「国民の権利」
を掲げて票を集めようとしている。国民には働く権利、無料教育の権
利、健康保険の権利がある、と言うのだ。

国民の権利を実施するには数十兆ドルの経費が必要だから金持ちに
90%の税金を課すると言う。この社会主義的主張はスターリンが半世
紀前に述べた、国民の働く権利、教育の権利、健康保険の権利と全く
同じで失敗すでには明白である。飲酒党の社会主義者に対し、トラン
プは「アメリカは社会主義国家にならない」と述べて喝采された。国
民の責任と義務を無視して政府から貰う権利を主張して愚民票を集め
ようとしてもうまくいかないだろう。トランプ罷免と「パンとサーカ
ス」的な社会主義の外にこれと言った主張はない。候補者の素質の低
さが明らかである。

国会では民主党議員がトランプ罷免を唱え、4つか5つの委員会でト
ランプ罷免の証拠集めをしている。マラー検察官はトランプのロシア
癒着の証拠はないと結論した。しかしマラー検察官は「トランプを起
訴する証拠はなかったが国会は別の方法でトランプを処罰することが
出来る」と述べたのである。この不合理な結論のお蔭で民主党議員が
トランプ罷免の証拠集めを再開したのである。国家の政策を放置して
大統領罷免に熱中しているのだ。

マラー検察官は2年かけて2500万ドルの税金を使い、40人の弁護
士を使って500人の証人喚問をし、2500万件の証拠物件を調査し
たけれどトランプを罷免する証拠が見つからなかった。証拠が挙がら
なかったなら検察官として無罪を主張すべきなのに、マラー検察官は
トランプを起訴できなくても国会がトランプを罷免できると示唆した
のである。

マラー検察官の調査は十分だったから国会が新たに調査しても罷免の
証拠が出るはずはない。それでもトランプ罷免を主張する民主党議員
は60人以上もいると言う。国策討論を放置してトランプ罷免に時間と
金を浪費す国会が空転するだけだ。

この3年間のアメリカを見れば民主党議員にまともな政治家はいない
ことがわかる。メディアの宣伝もあるのでトランプは嫌われている。
しかし、大統領に就任して2年もロシア疑惑で連日攻撃され、国策の
実施でも国会で反対され続けた。それにも拘らず経済、雇用、失業率
で目覚ましい成績を上げ、外交面でも中国や北朝鮮、イラン、シリア
などで国威の高揚を発揮した。

私はトランプが好きではないが大統領として立派な業績を挙げたこと
を評価する。だから民主党の「理由なき反トランプ」が大嫌いである。
民主党政治家にはトランプに匹敵する人物はいない。素質の低い民主
党政治家はトランプの爪の垢でも煎じて飲めばよい。

at 10:18 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月15日

◆台湾は「分断国家」ではない

Andy Chang
  

産経新聞の台北、上海支局長を務めた川崎真澄外信部編集委員兼論説
委員が、台湾と日本との関わりについて講演し、台湾と中国は「分断
国家」であり、家族や友人、恋人も約40年も断絶されていたと述べた。
https://www.sankei.com/life/news/190612/lif1906120044-n1.html

これは間違いである。分断されたのは中国人であって台湾人ではない。

台湾と中国が一つの国だったなら現状は分断された状態だが、台湾は
中国の領土ではないし中華人民共和国が台湾を統治したこともない。

河崎氏は日清戦争で清国が台湾を日本に割譲したことで「台湾が中国
から分断された」と言うが清国は中華人民共和国とは違う国である。
日本はサンフランシスコ和平条約で台湾の主権を放棄したが、台湾を
中華民国、または中華人民共和国(中共)に「返還」したのではない。
勝手に「中国」と自称する中共が台湾の主権を主張する根拠はなく、
世界諸国も認めていない。

河崎氏は「家族や友人、恋人が40年にわたって断絶されていた」と述
べたが、彼らは蒋介石が毛沢東との内戦に敗れた際に台湾に流亡した
中国人たちであって台湾人ではない。彼らも「外省人」と名乗って台
湾人とは違うと主張している。つまり中国大陸の家族と断絶された生
活を40年も送っていたことは台湾人のことではない。しかも外省人は
台湾住民の15%だけだから彼らが台湾に流亡したからとて台湾を分
断国家と言うのは間違いである。

台湾はサンフランシスコ条約によって日本にも中国にも属しない国と
なったのである。つまり台湾の主権は台湾人にあり中国でも日本でも
アメリカでもない。河崎氏は台湾、上海に10年も赴任していた経験を
持ちながらこんな基本的問題に間違った認識を持っているのか。

中国大陸では過去三千年の間にいろいろな国が出来ては滅んだが、こ
れらの国々は歴史上まとめて中国と呼ばれていても決して一つの「万
世一系」の国ではなく、いろいろな民族が作ったもので繋がりもない。
春秋戦国時代、三国時代、五胡十六国、南北朝、南宋北遼、蒙古人の
元、満州族の清など、違った国が出来ては滅んだ歴史を持っている。

中国大陸とはいろいろな民族が争奪を繰り返した土地なのであるが、
清国の領土を中共が継承する権利はない。清朝が割譲した台湾を中共
が主権を主張することは出来ない。しかも台湾を割譲した際に西太后
が「台湾は化外(けがい)の地」つまり統治の及ばない土地だと述べ
たことも歴史に載っている。中共の主張を認めて中国と台湾は分断国
家と言うのは間違いである。

台湾の主権が中国にあると主張する人の一部は、台湾は漢民族の国で、
中国も漢民族の国だから統一すべきと言う。民族国家であるという主
張だがそれなら中国は真っ先にチベット、東トルキスタン、内蒙古、
満州から撤退すべきである。

河崎氏はなぜ急に台湾と中国は「分断国家」と言い出したのだろう。
あくまでも憶測だが河崎氏は魏鳳和中国国防相のお先棒を担いでいる
のではないか。

6月2日にシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャング
リラ・ダイアローグ)で魏鳳和国防相は、アメリカは南北戦争の際に
リンカーン大統領のおかげで「分断されなかった」、中国は台湾が独立
するなら「一戦を交えることも辞さない」と述べた。シャングリラ・
ダイアログの十日後に河崎氏が台湾は分断国家と述べたことは魏鳳和
の演説と関係があるのではないか。時間的にみれば河崎氏は魏鳳和の
演説に追従して台湾は分断国家と言ったように思える。

at 09:12 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月14日

◆「ロシア疑惑調査」の調査

Andy Chang

 
13日月曜、バー(William Barr)司法長官はコネチカット州のダーハ
ム(John Durham)弁護士に「ロシア疑惑調査の根源の調査」を命じた
と発表した。バー司法長官は最近2週間ほど、マラー検察官の報告書
について国会喚問と、ナドラー(Jerry Nadler)民主党議員からマラー
検察官のロシア疑惑調査報告の無検索全文の提出を命じられ、司法長
官として国家機密や個人情報を消去した報告書しか提出しないと応じ
て対立していた。だが民主党側は今回の「でっち上げ調査の根源を調
査する」司法長官の命令については沈黙している。

ロシア調査の根源とは誰が、如何なる理由で、どんな手段でトランプ
の疑惑をデッチ上げたか、誰がデッチ上げ情報を使って特別検察官を
指名したのかなどである。この命令に使用した「根源(Origin)」の意
味は非常に広い範囲を示している。疑惑をデッチ上げた大元は一般に
スティール文書と言われているが、スティール文書はヒラリーが100万
ドルを出し、民主党本部がコイ法律事務所を通してFusion GPSに調査
を依頼し、Fusion GPSが英国の元MI6諜報員スティールを雇って作り
上げた(ガセネタと判明した)文書である。しかもJOB/FBIはガセネ
タと知りながらこれを使ってロシア疑惑を作り上げたのである。

司法部のBruse Ohr、FBIのコーメイ長官や、Peter StrzokとLisa Page、
FBIはガセネタと知りながら何度もスティールに金を払った。FBIはガ
セネタと知っていながらFISA(国際諜報員調査)法廷にトランプ選挙
陣営の数人の調査を命じた。FBIは女性スパイをトランプ陣営に送り
込んだ。

ヒラリーが落選しトランプが大統領に就任した後もロシア疑惑を言い
立ててマラー検察官を指名した。マラー報告書がトランプの
ロシア癒着の証拠がなかったと結論した後も民主党側は独自でトラン
プのロシア癒着の調査を続けている。トランプは無実だと結論しても
民主党側は諦めずトランプ罷免の証拠を探しているのである。

今回バー司法長官が命令した「ロシア疑惑調査の根源を調査」とは一
連のトランプ大統領罷免の陰謀の「根源と行方」すべてを含む調査だ
から調査すればヒラリーはじめ民主党側の数十人の(有罪)関与が明
らかになる。民主党側が沈黙している理由がこれだ。過去二年間はト
ランプ側が沈黙していたが、これからはヒラリー、オバマ時代の司法
部、FBI、国務省、民主党議員、オバマの関与まで一切が調査される。

バー司法長官はダーハム氏を特別検察官に任命したのではなく、バー
司法長官が調査を主導すると言う。つまり、ダーハム検察官はバー司
法長官に調査結果を報告する。しかも検察官として資料提出命令権、
証人召喚権、陪審員招致の権利を持つので、調査で起訴相当となれば
有罪判決となったら監獄入りの可能性がある。

司法長官の調査は官僚に限られているが検察官の調査は官僚や議員、民間
人も含まれる。しかも13日の発表で明らかになったのはダーハム検察官が
数か月前から調査を始めていたことだ。いま話題になっているのはFBIが
トランプ選挙陣営に女性スパイを送り込んだことだ。

コーメイ元長官はスパイではないと弁解したが、正式の許可なくトランプ
の選挙陣営に調査員を送り込んだ行為をスパイかどうか、合法かどうかが
調査される。

トランプは傲慢な性格のためアメリカだけでなく全世界でトランプが
有罪で罷免されるのを喜ぶ人が多い。マラー検察官が2年近く調査し
てロシア癒着の証拠はなかったと結論したにも拘らず国会ではトラン
プの疑惑調査を続けている。無理に証拠を探し続ける民主党は異常で
ある。

「疑わしきは罰せず」という。トランプは疑わしいけれど証拠がない。
ヒラリーは個人のサーバー使用から個人のスマホで国家機密の交信、
それが発覚したら12個のスマホを破壊し、サーバーのディスクをフッ
酸に漬けてデータを完全消却した。個人サーバーの提出を命じられた
ら3300件のメールを違法消去したなど、20件近くの計画的違法行為が
ある。それなのにいまでも起訴されない。

疑いが晴れたトランプの罪を捜し続け、犯罪が明らかなヒラリーを見
逃すとは「いずこの国の習いぞや?」こんなアメリカは法治国家とは
言えない。ロシア疑惑調査の根源調査でDeep Stateを完全に滅却させ
ることに期待したい。


at 08:58 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月09日

◆政府を告訴し賠償を要求するのは

Andy Chang


政府を告訴し賠償を要求するのは「風が吹いたら桶屋が儲かる」
理論である

気候変化で政府を告訴したサヨク若者

米国オレゴン州ポートランド市の第9巡回控訴裁判所で21人のサヨク若者
たちが、政府が彼らの「安全で生活できる気候に対する憲法上の権利」
を侵害したとして告訴した。彼らは政府が地球温暖化を悪化させたた
め被害をこうむったとして政府を告訴したのである。オカシーヨ。

第9巡回控訴裁判所で一時間あまりの弁論のやり取りで、若者たちを
代表するグレゴリー弁護士は状況は非常に良かった(Very Positive)
と述べた。

原告側は気候変動が激烈に変動したことにより彼らの家屋が破壊され
たり、山火事が多発したための煙や、長引いた花粉の季節を発生させ
たため呼吸器の健康を悪化させたため基本的な生活環境が変わったと
して、政府が気候変動の主な原因である化石燃料の生産を支援したこ
とで政府が生命、自由および財産に対する権利を侵害する責任を負っ
ていると主張した。

この訴訟はつまり石炭採掘や石油と天然ガスの採掘のため政府が国有
土地を貸与したり、自動車の排気ガスの設定を緩やかにしたこと、お
よび化石燃料産業への助成などの政策から生じる温室効果ガスのなど
が地球温暖化の主因だから政府の責任であるとして賠償を要求する。
要するに地球温暖化はアメリカ政府の責任だから賠償城と言うのだ。

政府を代表するクラーク弁護士は、この訴訟理由には多くの欠陥があ
るが、その中でも特に「気候の安定を求める憲法上の権利」などは存
在しないと述べた。彼は更に「これは権力分立への直接攻撃」である
と述べて、気候変化に対処する政策は大統領と国会が関与する事項で
法律に訴えるものではないと述べた。

こんな告訴がまかり通るアメリカは全くオカシイ。民主主義で言論自
由を唱える若者はどんな屁理屈でも法律に訴えることで有利な結果が
得られると思っている。サヨク弁護士にしてみればどんなにバカげた
理由でも弁護士代を稼ぐことができたら訴訟に持ち込む。これがサヨ
ク化したアメリカの現状である。

政府が国有地を貸与したから石炭会社や石油会社が化石燃料を採掘し
た。その石炭や石油を燃やしたから排気ガスを生み、排気ガスが地球
温暖化の原因となった、だから政府の責任だと主張して政府を告訴し
賠償を要求するのは「風が吹いたら桶屋が儲かる」理論である。

人類が化石燃料を生産し、それを使って発電し、電力を使って暖房冷
房のある家屋で快適に生活し、家屋の照明やパソコン、スマホでゲー
ムをする若者は責任を負わないでよいのか。排気ガスを生む自動車を
運転している若者の責任を問わず、政府が土地を貸与したから地球温
暖化の元凶だとして政府の責任を問うのはまったくオカシイ話だ。
(在米台湾人地球物理学者)
at 09:00 | Comment(0) | Andy Chang

2019年06月07日

◆気候変化で政府を告訴したサヨク若者

Andy Chang
 

アメリカオレゴン州ポートランド市の第9巡回控訴裁判所で21人のサヨク
若者たちが、政府が彼らの「安全で生活できる気候に対する憲法上の権
利」を侵害したとして告訴した。彼らは政府が地球温暖化を悪化させたた
め被害をこうむったとして政府を告訴したのである。オカシーヨ。

第9巡回控訴裁判所で一時間あまりの弁論のやり取りで、若者たちを
代表するグレゴリー弁護士は状況は非常に良かった(Very Positive)
と述べた。

原告側は気候変動が激烈に変動したことにより彼らの家屋が破壊され
たり、山火事が多発したための煙や、長引いた花粉の季節を発生させ
たため呼吸器の健康を悪化させたため基本的な生活環境が変わったと
して、政府が気候変動の主な原因である化石燃料の生産を支援したこ
とで政府が生命、自由および財産に対する権利を侵害する責任を負っ
ていると主張した。

この訴訟はつまり石炭採掘や石油と天然ガスの採掘のため政府が国有
土地を貸与したり、自動車の排気ガスの設定を緩やかにしたこと、お
よび化石燃料産業への助成などの政策から生じる温室効果ガスのなど
が地球温暖化の主因だから政府の責任であるとして賠償を要求する。
要するに地球温暖化はアメリカ政府の責任だから賠償城と言うのだ。

政府を代表するクラーク弁護士は、この訴訟理由には多くの欠陥があ
るが、その中でも特に「気候の安定を求める憲法上の権利」などは存
在しないと述べた。彼は更に「これは権力分立への直接攻撃」である
と述べて、気候変化に対処する政策は大統領と国会が関与する事項で
法律に訴えるものではないと述べた。

こんな告訴がまかり通るアメリカは全くオカシイ。民主主義で言論自
由を唱える若者はどんな屁理屈でも法律に訴えることで有利な結果が
得られると思っている。サヨク弁護士にしてみればどんなにバカげた
理由でも弁護士代を稼ぐことができたら訴訟に持ち込む。これがサヨ
ク化したアメリカの現状である。

政府が国有地を貸与したから石炭会社や石油会社が化石燃料を採掘し
た。その石炭や石油を燃やしたから排気ガスを生み、排気ガスが地球
温暖化の原因となった、だから政府の責任だと主張して政府を告訴し
賠償を要求するのは「風が吹いたら桶屋が儲かる」理論である。

人類が化石燃料を生産し、それを使って発電し、電力を使って暖房冷
房のある家屋で快適に生活し、家屋の照明やパソコン、スマホでゲー
ムをする若者は責任を負わないでよいのか。排気ガスを生む自動車を
運転している若者の責任を問わず、政府が土地を貸与したから地球温
暖化の元凶だとして政府の責任を問うのはまったくオカシイ話だ。


at 09:07 | Comment(0) | Andy Chang

2019年05月31日

◆マラー検察官の声明 

  Andy Chang
 

29日朝8時、トランプ大統領のロシア疑惑調査を指揮したマラー検察官は
議会に赴いて15分の声明を発表した。マラー検察官は4月に報告書を提出
したあと沈黙を守っていたが、議」会の司法委員会が彼を召喚すると主張
していたので自ら国会に赴いて、(1)私の調査結果はすべて448ページ
の報告書に書いたから国会召喚に応じるつもりはない、(2)これは彼自
身の決定で誰にも相談していない、(3)私はまもなく司法部の職を辞す
ると発表したのである。つまりマラー検察官は婉曲に国会喚問を拒否した
のである。

このあとマラー検察官は448ページの報告書の第一部(トランプ大統
領のロシア疑惑の調査)については一切言及せず、第2部(トランプ
大統領の調査妨害の調査)について以下の数点を述べた。

トランプ大統領の調査妨害についてマラー氏が大統領を告発しなかっ
たのは、大統領を告発することは検察官が取るべき選択肢にはないと
述べた。在職中の大統領を告発することは法律によって禁止されてい
る。告発の理由を封印して大統領の引退を待つことも法律で禁止され
ていると述べた。

しかしながらマラー検察官は「在職中の大統領は法的処罰の外の方法
で罰することが出来る」と述べた。つまり法律で処罰できなくても罷
免(Impeach)することが出来ることをほのめかしたのである。

マラー検察官はトランプがロシア疑惑の調査を妨害したかについて、
トランプ大統領を潔白と結論することができなかった、「犯罪証拠はな
いが潔白とも言えない」と述べたのである。この結論はかなり曖昧で
嫌味たっぷりである。トランプ氏は嫌がらせをしたけれど妨害と結論
するには至らない、国会がトランプを再調査するならやって下さいと
言うのである。

マラー氏が司法部に調査報告を提出したあとバー司法長官はマラー検
察官はトランプの犯罪(調査を妨害した)を証明できなかったと結論
した。これについて民主党議員はバー司法長官が勝手にトランプの犯
罪を否定したと譴責した。トランプ大統領はマラー検察官が犯罪を証
明できなかった、無実が証明されたと何度も述べた。

民主党側はマラー検察官がトランプの潔白を証明できなかったから国
会が調査すると躍起になっている。すでに37人の民主党議員がトラン
プ大統領の罷免案を提出する計画を練っている。民主党はこの問題を
来年の総選挙まで持ち越してトランプ再選を潰すつもりである。

但し国会の調査継続が選挙に有利とは限らない。マラー検察官の報告
書の第二部には「トランプ大統領の調査妨害疑惑」に該当する可能性
のある十二のエピソードが書いていある。しかし犯罪事実があったと
わかっても罷免できるとは限らない。例えばエピソードの一つにある、
トランプ大統領がコミーFBI長官を罷免したことは大統領の職務権限
でやったことだから罪に該当しない。しかもバー司法長官が「政府の
高官がロシア疑惑をデッチ上げた根源の調査」でコミー長官の犯罪事
実を調査しているので、どんどん「闇の帝国」に不利になるだけだ。

マラー氏はゴタゴタに巻き込まれるのは御免だと声明しただけである。
国会の司法委員会が新たにトランプの犯罪調査をしてもマラー氏を使
って調査に有利に導くことはできない。

at 08:54 | Comment(0) | Andy Chang

2019年05月23日

◆政党内初選で揉める民進黨

     Andy Chang
 
  
来年1月の総統選挙に党代表を選ぶ「政党内初選」で国民党と民進黨
は双方とも党代表選挙で混乱している。

国民党側は初選の候補者が3人から4人に増えて4人の人気に大きな
違いが無くなった。民進黨側では政党の初選のルールをめぐって意見
の相違が起きている。もともと民進黨には初選ルールがあったのに、
蔡英文の民間の支持が頼清徳に大幅に負けていることから蔡英文を支
持する民進黨上層部が初選ルールの変更を主張し、頼清徳を支持する
方は従来の初選ルールを勝手に変更するのは非民主だと抗議した。

3月の民間調査では蔡英文37%に対し頼清徳49%で蔡英文総統が大幅
に負けたことから蔡陣営の民進黨上層部は初選ルールの変更を提案し
た。双方の陣営が4月中に何度も協議を重ねた結果、5月1日になって
民進黨は5月22日までに初選ルールを決定し、6月初旬に2度の政見発
表会、6月10日から14日を民意調査の期間と決定した。

蔡陣営の主張では、これまでの有線電話の民意調査に加えて携帯電話
(スマホ)の所有者も民意調査に取り入れるべきと主張した。これに
対し頼陣営はスマホ所有者の身元が確認できない、外国人も中国のス
パイもスマホを持っていると反対を主張した。

しかし協議の結果、蔡陣営に譲歩してスマホ調査を加えることに同意し
た。すると蔡陣営はスマホ調査の結果を80%にすべきと主張し、更に民
進黨員でもなく、未だに立候補もしていない柯文哲台北市長も民進黨の
初選に入れるべきと主張したので合意が出来なくなった。

双方の合意が得られない状況で民進黨の党首は5月22日までに結論が
出なければ数十年来使っていた初選ルールで行うと決定した。しかし
蔡英文陣営の民進黨の中執会(中央執行委員会)は選挙ルールは執行
委員会が決める、党首の決定も否決できると主張している。つまりこ
の論争は蔡陣営の独裁のためと民間の意見は民進黨に批判的である。

民進黨の党内初選が揉めていることを憂慮する台湾本土派は、5月22
日の最終協議会に数名の観察団を派遣して傍聴したいと申し出たとこ
ろ、民進黨秘書長は拒絶しただけでなく、テレビや録音など一切を禁
止すると答えた。つまり非公開の会議で蔡英文に有利なルールを決め
ようとする民進黨上層部に民間団体は大不満である。

来年の選挙は絶対に国民党に負けてはならない。しかし民進黨が独裁
的手段で蔡英文を出せば台湾本土派の支持を失う。蔡英文落選だけで
なく国会議員選挙でも大幅に国民党に負ける。国民党が総統と国会多
数結果となれば国民党は直ちに中台統一を強引に推進するだろう。台
湾の危機は日本の危機、アジアの危機、アメリカの危機である。

民進黨が最終協議に民間団体の傍聴を拒否したので民間団体は22日
に民進黨本部の前で抗議デモを行うと同時に全台湾でラジオ、テレビ
と抗議行動をすると決定した。

まだある。AIT(米国在台協会)も民進黨が党内初選で揉めているのを憂
慮して民進黨本部に人を派遣して協議の進捗状況を質問したと言う。
これまでアメリカは民進黨の執政で「台湾デモクラシー」を謳歌して
いたのに民進黨が独裁的になったので憂慮している証拠である。

さて本日22日の最終協議では蔡陣営がスマホ調査の結果を50%取り
入れ、党員でない柯文哲市長も初選調査に加えると主張したが、討論
で合意に至らず、党主席が閉会を宣言した。蔡陣営の執行委員会はこ
の閉会宣言に不満を発表した。

閉会のあと頼清徳が記者会見で3つの条件を提案した。(1)もし民意
調査で蔡英文が国民党の韓国瑜に勝つ結果が出たら蔡英文を支持する。
(2)もし頼清徳が韓国瑜に負ける結果なら蔡英文出馬を支持する。
(3)もし頼清徳が韓国瑜に勝ち、蔡英文が韓国瑜に負ける結果が出
たら民進黨は頼清徳を支持してもらいたい。
この3条件に対し蔡陣営は直ちに反対した。

結果として初選ルールはまだ決まっていない。党主席は旧来のルール
を維持すべきと言うが、執行委員21人は彼らにルールを決める権利が
あるとしている。

私個人の意見だが、今日の結果を纏めれば以下のようになる:
(1)民進黨は蔡英文支持で頼清徳に不公平である。
(2)人民は明らかに蔡英文を支持しない。
(3)このような混乱が続けばますます民進黨不利になる。
(4)蔡英文が出れば総統選挙、国会議員選挙、ともに惨敗する。
(5)蔡英文は四面楚歌の現状を認めて出馬を諦めるべきである。

               (在米台湾人地球物理学者)
at 09:17 | Comment(0) | Andy Chang