2020年03月25日

◆コロナウイルスとFBI 

Andy Chang (2020/03/22)

    
            AC通信 No.778

アメリカはコロナウイルスの蔓延を防ぐため六つの州が外出禁止令を出し、連日のニュースもウイルス関連のものばかりだが、ここでFBIがウイルスの蔓延を悪用したとしか思えない発表をした。

アメリカには情報公開法(FOIA:Freedom Of Information
Act)と呼ぶ法律があって公民は政府機関が封鎖または隠蔽して居た情報の公開を求めることができる。アメリカのJudicial
Watch(JW)という会社はこの法律を利用して過去に起きた様々な事件の真相を調査するため、FBIや司法省、国務省などに情報の提供を要求してきた。数日前にJW社に対し、FBIはウイルスの蔓延のため資料の提供を従来の「eMailで請求」から「普通郵便で請求」するようにした。

コロナウイルスが蔓延してアメリカが非常事態に突入した。トランプ大統領はまだ全国戒厳令を発布していないが六つの州が外出禁止令を発布してた。多くの会社や政府のオフイスも在宅勤務をする公務員が増えた。だからFBIはJW社に対し、電子メールによる情報提供を一時ストップしたのである。

だがFBIがメール通信による情報請求を中止して普通郵便による請求だけにしたのはおかしい。在宅勤務の公務員は自宅でコンピューターを使用して業務を行うことである。コンピューターでオフイスのデータベースにつなぐことができる。国民が要求した資料はFBIや国務院、司法省などのデーターベースにある。データベースはたくさんあるが公務員が資料を探すにはコンピューターであちらこちらのデータベースを探す必要がある。これは在宅勤務でもやれる仕事のはずだ。

普通郵便で資料提供を要求すれば普通郵便はオフイスに届けられるが在宅勤務の公務員は郵便物を開けることができない。したがって資料の要求に応えることができない。つまりFBIがJW社の要求を無期延期すること、ウイルスの蔓延を悪用した非協力である。

JW社は現在でも80から100ほどのDeep State
の調査を行なっている。ベンガジ事件、ヒラリーの個人サーバー使用とそれによる国家機密の漏洩、スティール文書の作成とトランプの選挙妨害、ロシアゲート、ウクライナゲート、トランプ弾劾裁判などにおけるFBI高官のヒラリーの犯罪隠蔽など国民にとって大切な真相調査がFBIの非協力で延期されることになったのだ。

FBIが情報公開を延期して得をしたのはヒラリー、部下のウマ・アベディン、オバマ、コーメイ元FBI長官、マッケイブ元FBI副長官、国務院のブルース・オア、リサ・ペイジ、ピーター・ストロークなど、みんなDeep
Stateの要員である。

FBIが情報提供に非協力のためJW社や司法省の調査が遅れれば、たとえトランプが再選されたとしてもあと五年たてば調査が停止され、Deep
Stateが犯した数々の犯罪が闇に葬られるかもしれないのだ。
at 08:15 | Comment(0) | Andy Chang

2020年03月14日

◆バイデンと米国の汚職文化

  Andy Chang
 

10日の6州の民主党の初期選挙でバイデンが4州で勝利し、残る2」つの州、ノーダコタとワシントン州の結果はまだ出ていないが、現状ではバイデンがサンダースに150人ほどの代議員数で勝っている。

この趨勢が続けばバイデンが民主党の大統領候補となる。トランプに勝てるかどうかは別として、民主党はバイデ
ンのウクライナと中国の収賄疑惑を不問にするつもりだ。11月の総選挙まであと230日ある。この230日の間にバイデンの収賄疑惑がどう発展するかはわからないが、共和党が問題にしないはずはない。

アメリカ国民はバイデンの汚職を知っていても彼に投票するだろうか。バイデンが当選すれば米国の威信、信用度はどうなるか。米国の元首や政治家が汚職まみれで世界の汚職国の仲間入りすることを無視できるか。

金が世界の政治を動かすことは確かである。アメリカは国際援助の名義で金や武器をばら撒いて世界のトップリーダーになって居た。おかげで世界の弱小国のリーダーが金で買収されたのは確かである。

でもアメリカのトップ政治家が外国の金で買収されたのはオバマ時代になってから起きたことである。はっきり言え
ば汚職文化を作ったのはオバマ時代のヒラリーとバイデンの2人である。

バイデンはオバマの副大統領で、ヒラリーはオバマの国務長官である。

ヒラリーは「ウラニューム・ワン」で汚職を指摘された。ロシアの国家企業ロストロムが米国のウラン採掘権の20%を持つカナダの採掘企業ウラニュームワンを買収した際にヒラリー国務長官が便宜を図ったと言われ、その見返りにウラニュームワンはクリントン財団に多額の献金(1億45000万ドル)をした。

ヒラリーも民主党もこれを共和党の政治陰謀だと言って否定したが多額の献金を受けたとしたら収賄は事実である。

バイデンの収賄疑惑は2つある。1つはウクライナ疑惑、もう一つは中国疑惑である。ウクライナでは汚職がひどいことで知られて居た。

米国や欧州各国がウクライナに援助した金の行方が不透明なのでオバマがバインをウクライナに派遣して調査させた。するとウクライナのガス会社ブリスマが月給83000ドルで息子のハンター・バイデンを会社の首席顧問に招聘した結果、バイデンはウクライナの汚職問題を不問にした。上院では共和党議員がこの問題を調査すると主張して
いるが民主党議員が躍起になって反対している。

2013年オバマはバイデン副大統領を中国に派遣して中国の東アジアの島々で勝手に埋め立て工事をしているのを中止しようとした。バイデンは息子のハンター同伴で中国を訪問し、10日後に中国は15億ドルでバイデン息子と一緒にBHRパートナーズという合弁会社を作ったと言われる。

バイデン副大統領は中国の東アジアの島々における埋め立てを不問にした。金で買収されたのである。

バイデンの汚職は息子のハンターを使って収賄を曖昧にしたのである。外見では息子のハンターが主役だが副大統領が息子を連れて中国を訪問したのは本人に計画的な収賄意図があったと言える。

民主党は社会主義者サンダースではトランプに勝てないと分かっているから全力でバイデンを支持している。でもバイデンを候補者にすれば共和党の汚職追及を逃れはできない。

サンダースでもバイデンでもトランプに勝つのは難しい。トランプが選挙に勝てばDeep
Stateの犯した罪の追及は続くだろう。

at 08:23 | Comment(0) | Andy Chang

2020年03月09日

◆バイデンの敗者復活

Andy Chang
 
 
3日のスーパーチュースデイと呼ぶ民主党候補者選で14州の初期選挙が行われたが一般の予想に反してバイデンが14週のうちの10州で勝利を収めて候補者のトップになった。

アイオワ州とニューハンプシャー州で惨敗してバイデンの敗退は決定的と思われていた。ところがサウスカロライナ州の初期選挙でバイデンが60%近くの得票でサンダースに勝ったので人気が上がって今週の大勝利となった。

バイデンの勝利にはいくつかの原因がある。第一に民主党はもともと社会主義者のサンダースを大統領候補とすることに反対だった。

サンダースが民主党候補となればトランプ民主主義に対しサンダース社会主義が勝つ見込みは殆どない。

第二にサウスカロライナ州の選挙のあとブッティジージとクローブシャーが撤退を決めてバイデン支持を表明したので二人の支持者がバイデンに投票してバイデンの勝利となった。第三にバイデンがサウスカロライナ州で勝ったのでアメリカ南部の黒人がバイデン支持に回った。

スーパーチュースデイで初めて民主党候補者の選挙に参加したブルームバーグは投票の結果が思わしくなかったので翌日撤退を表明してバイデン支持に回った。

これで民主党の大統領候補はバイデン、サンダースとウォレンとなったが、ウォレンもマッサーチュセッツ州で
得票が3位となったので撤退を考慮している。

ウォレンが撤退すれば候補者選挙はバイデンとサンダース2人の対決となる。


7日の選挙の結果でバイデンが獲得した代議員数でサンダースを上回った。しかしメディアの評論では2人とも民主党大会までに過半数は取れないとしている。

民主党の代議員は総数3980人で、過半数は1991人である。過半数が取れなければ第1回の投票で民主党の大統領候補となれない。2回目の投票では乱戦となって予測は難しいと言われている。

代議員は第1回の投票では州の初期選挙で決定した候補に投票する義務がある。第1回の投票で過半数を取流候補者がいななければ第2回の投票からは自由投票となり候補者間の駆け引きや民主党幹部たちの討論となる。大物議員が別の候補者を推薦することもできる。

各州の最終結果が出ていないので代議員の数字は毎日変わっているが、5日朝のFoxnewsによると、バイデンが596人、サンダースは531人、ウォレンが65人。

このほかに撤退を表制した候補者がこれまでに獲得しだ代議員数では、ブルームバーグ58人、ブッティジージ26人、クローブチャー7人である。撤退した候補者が得た代議員が第一回目の投票で誰に投票するのかはわからない。

5日朝ウォレン上院議員は候補者選挙運動を中止すると発表した。マッサチュセッツ州ケンブリッジの自宅の記者会見で彼女はバイデンとサンダースの2人の候補者について誰を支持するかは決めていないと述べた。

そして「大統領とはどのような人物かがいちばん大切だ」と述べた。つまりトランプを打ち負かすことが選挙の最大の目標ということだ。

民主党候補の選挙目標はただ一つ、反トランプ(Dunp
Trump)である。バイデン、ブルームバーグ、サンダースなどの講演は反トランプだけでその他の政見、政策がない

ブルームバーグとサンダースは「史上最悪の大統領トランプを下ろす」続いて「我こそはトランプに勝てる候補者」と述べる。民主党は国政や経済などでトランプの業績を否定できないからトランプ憎悪を増幅させる講演しかできない。

サンダースは社会主義者で一貫した主張は国民健康保険無料、大学学費無料、国境開放、移民歓迎である。だがこの二つを実施する資金の来源は富裕層と中間層の税金を大幅に上げることである。増税政策ではトランプに勝てない。

バイデンは民主党穏健派と言われているがバイデンには記憶間違いや失言が多い。しかも致命的な汚職疑惑がある。バイデンがウクライナと中国から巨額の賄賂を受け取った事実は既に上院の司法委員会が息子のハンター・バイデンを喚問すると発表した。

バイデンの汚職問題が表面化したのはペロシとアダム・シフ議員がウクライナ問題でトランプを弾劾裁判に持ち込んだためである。

民主党の大統領候補はバイデンとサンダースの一騎打ちとなったが、サンダースとトランプはアメリカの社会主義革命だから勝ち目はないし、

バイデンは汚職問題で選挙どころではない。投票まであと七ヶ月あるが、現状ではトランプ再選はほぼ間違いないだろう。
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マグマグのAC通信ページ http://www.mag2.com/m/0001690065.html



at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang

2020年02月27日

◆米軍のアフガン撤退

No.775 Andy Chang 
(2020/02/25)


最近はコロナウイルスのニュースばかりであまり話題になっていないが、アメリカはアフガニスタンのタリバンと平和交渉を二週間ほどつづけていて、今週末には平和交渉が成立すると思われる。

平和協定でアメリカ側は135日以内に米軍の兵力を13000人から8600人に減らすとしている。マイク・オンペオ国務長官は25日、「最終結論は出ていないがアメリカは暴力の削減がなければ平和協定にサインしない」と述べた。

トランプ大統領の目標はアメリカが国外紛争から手を引くことである。アメリカは前後20年も中東の動乱に介入している。アメリカ国民は戦争反対、外国の動乱介入に反対である。報道によるとアメリカは20年の中東介入で死者2900名、負傷者2万名を出したという。

ブッシュ、クリントン、オバマ、トランプと続く歴代大統領は様々な手段で中東の平和に介入してきた。オバマとヒラリーはアルカイーダに武器を提供してチュニジアからリビア、続いてエジプトの「独裁者」を排除して民主政権を作った。エジプトの次に提供した武器をシリアに移そうとしたが、アルカイーダが拒否したのでベンガジ事件でアメリカのスティーブン大使などが殺害された。オバマがシリア介入に失敗したのでシリアは反アサド、クルド族の独立運動、ISISの反乱が起き、トルコとロシアも介入した。

トランプはシリア撤退の次にアフガニスタンの兵力を削減する。アフガニスタンの現政権はアメリカが作った暫定的平和だが反対派の暴力事件が続いている。今回の平和交渉は現政権のAshraf
Ghani大統領の政権を5年維持することを条件に反対派と平和交渉している。反対派のAbdullah
Abdullahは既に勝利宣言をしたので平和協定が成立してもGhani政権が長続きするとは思えない。

平和交渉はアメリカ側のZalmay
Khaliliad代表とアフガン側の15名が参加している。アフガン側15名とはGhani政権の代表5名と反対派の代表10名である。各々の主張が違うので平和交渉はかなり難しい。アメリカは135日以内に兵力を8600名まで削減するとしているから平和協定のあと暫く動乱が起きなければよい。

アメリカは過去20年の中東介入で得るものはなかった。トランプは歴代大統領が成功しなかった中東から撤退を成功させたことで選挙を有利にするはずだ。


at 08:05 | Comment(0) | Andy Chang

2020年02月16日

◆ 民主党の困惑

Andy Chang

No.774


2月11日はニューハンプシャー州のコーカスの日だった。コーカスとはアメリカ
の連邦州が行う政党代表選出会議である。7月の政党大会に参加する代表を選出
すると同時に、州民が大統領候補に投票する会議である。政党大会で大統領の候
補者を選ぶとき、各州の代表は第一回目の投票でコーカスの投票結果の比例に
沿って候補者に投票する義務がある。一回で大統領候補が決まらなければ第二回
の投票から各人の自由となる。

今回の民主党コーカスではサンダースが26%を獲得してトップとなった。続いて
ブッティジージ(Pete Buttigieg)が24%、クロブチャー(Amy
Klobuchar)ミネソ
タ州上院議員が20%で3位となった。意外にも上位を占めていたウオレン候補が9%、
バイデン候補が8%となった。

アイオワ州とニューハンプシャー州の結果でウオレンとバイデンの二人が大統領
候補となる可能性が薄れてしまった。この二州の結果で民主党は困惑している。
民主党が困る原因は四つある。(1)民主党はサンダースが民主党を代表する候
補者になって欲しくない。(2)ブッティジージとクロブチャーも絶対にトラン
プに勝てない、(3)バイデンが脱落したのでブルームバーグ元ニューヨーク市
長に期待するしかないが、ブルームバーグにも問題がある。(4)民主党にはト
ランプに勝てる候補者がいない。

サンダースは無党派で社会主義者だから民主党が極左のサンダースを支持するは
ずがない。それなのにコーカスの結果では民間人気が高い。サンダースが主張す
る国民医療と国民教育の無料化は概算して10年で90兆ドルかかる。政府にそん
な金はないし本人も金の問題を説明できない。嘗てスターリンが同じような主張
をしたが実現できなかった。自由民主のアメリカが社会主義者を支持するはずが
ない。

ブッティジージとクロブチャーは共に政治経験が薄いし、おまけに白人が多い米
国の中部出身である。黒人やラテン系人の多いサウスカロライナ州やネバダ州で
は支持層が薄いし政治献金も期待できない。おまけにブッティジージはゲイ(同
性愛者)である。アメリカの大統領がゲイなら大統領夫人はどうなるのか、大い
に疑問である。

アイオワ州とニューハンプシャー州のコーカスが済んで各々の州代表数はサン
ダース22、ブッティジージ21でほぼ同数である。サウスカロライナ州とネバダ州
の後、3月3日のスーパーチュースデイになるとブルームバーグが参加して混戦
となる。サンダースとウオレンは極左、ブッティジージとクローブチャーは中道
左派、バイデンとブルームバーグは中道派と言われている。スーパーチュースデ
イは14州のコーカスで、1357人の政党代表を決める。候補者の趨勢はこの日に
ほぼ決まるかもしれない。

バイデンとブルームバーグが生き残れるかはスーパーチュースデイの結果で決ま
るだろう。バイデンはウクライナと中国から賄賂を取った問題があるので人気が
落ちたが、ブルームバーグはニューヨークの市長時代に黒人差別発言があったこ
とでこの数日は謝罪と説明に躍起になっている。

問題は民主党の候補者に政策主張がないことだ。これは民主党候補者に共同の欠
点である。内政、外交、経済、雇用、人種問題などでトランプに対抗できる政策
がない。これまではトランプを独裁者、レイシスト、女性蔑視と人格で攻撃した
人はかなり多い。しかしマイノリティの雇用が増えて失業率が史上最低となって
それも言えなくなった。サンダース、バイデン、ブルームバーグは皆「トランプ
退治ができるのはオレ」としか言っていない。人身攻撃では勝てない。

共和党側には現職大統領トランプに対抗できる候補者はいない。しかもメディア
の宣伝に反してトランプ人気はかなり高い。ニューハンプシャー州の共和党コー
カスに参加した人数は驚くべき12万人余人だった。レーガンからオバマ迄の
ニューハンプシャー州コーカスで歴代大統領の集会参加者が5万から6万人だった
のにトランプの集会には12万人が参加したのである。この数字だけでもトラン
プ人気が民主党候補より高いことがわかる。

政治献金でもトランプが抜群である。トランプ陣営は2020年1月だけで6000万ド
ルの献金があったと発表した。下院で半年以上も弾劾され、続いて上院で弾劾裁
判にかけられた1月だけでこれほどの献金が集まったのである。トランプの人気
は衰えていない、民主党にはトランプに勝てる候補者がいないから大いに困惑し
ているのである。

at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang

2020年02月10日

◆トランプの勝利宣言

Andy Chang


AC論説 No.773

2月5日午後、上院議員の投票でトランプ不起訴が決定した。その翌日、トランプ大統領はホワイトハウスで、トランプ弁護に尽力したホワイトハウスの弁護士団や上院と下院の議員たちを集めて「完不起訴(Total
Acquittal)」の挨拶と感謝のパーティを開いた。

「これは記者会見ではない。この集まりは私が完全無罪を勝ち取ったことで諸氏の尽力に感謝する集まりである」と述べた。驚いたのはトランプが招聘した百人以上の人々の名前を一人一人取り上げて感謝の意を述べただけでなく、一人一人のいろいろなエピソードを原稿なしで喋ったのである。すごい記憶力だ。

Deep
State(民主党とメディア)のトランプ反対運動は今回の弾劾裁判だけではない。トランプが選挙に立候補したときから選挙、当選、就任した2017年1月から今日までの4年間で、様々なでっち上げや大統領の政治活動に妨害をしてきたのである。無罪判決となってトランプが勝利宣言をしたのは当然と言える。

ヒラリーが百万ドル以上を支払ってでっち上げたSteele
Dossierを使った選挙妨害でトランプが絶対に当選しない体制を作った。にもかかわらずヒラリーが落選した。トランプの就任直後に民主党議員とFBI/DOJの政府の高官たちが密かにOperation
Double Herricaneと名付けた反トランプ陰謀を始めたのである。

この3年間に色々な反トランプ陰謀があった。
マラー検察官を使ってロシアゲートの調査を2年続けたがトランプのロシア癒着の証拠はあげられなかった。
それでもマラー検察官はトランプが無罪と結論しなかったので、国会の民主党議員が犯罪証拠を探したが何も出なかった。
それでトランプとウクライナ総統との電話会談を盗み聞きした「密告者」が下院のシフ議員と「ウクライナ疑惑」をでっち上げて調査した結果、ペロシ下院議長が弾劾案の作成をナドラー司法委員会長に命令し、今回の弾劾案(権力悪用と国会無視)となったのである。

上院の裁判の結果が完全不起訴となって、4年も続いたトランプ降ろしがようやく一段落した結果、トランプが勝利宣言をしたのである。
2月5日にトランプ大統領の「一般教書」演説があった。アメリカの大統領が上院下院、最高裁判事、軍部と政府の要員を招致してアメリカの「国情報告」をする行事である。

アメリカの現状は、株市場が史上最高となり、民間雇用の増加と失業率の低下、米中経済協定やメキシコとカナダの経済協定など、トランプが大統領に就任して以来30以上の選挙公約を実現し、Make
Amerika Great
Againの公約を実現した。トランプ大統領は四十四人の歴代大統領の中でもトップの業績を上げている。しかもDeep
State、民主党国会の度重なる妨害にも拘らずこれだけ立派な業績を作ったのである。

アメリカだけでなく全世界でトランプが嫌いな人間はたくさんいる。彼の顔立ちや演説の身振り、物議を醸す発言などでトランプを毛嫌いし反対する人は多い。しかし顔立ちや人物評は別として彼の業績は認めなけらばならない。

トランプが無罪を勝ち取ったから今後は民主党がトランプ降ろしをやめるとは思えない。むしろトランプに対する敵意がさらに増幅し、民主党と共和党の分断というより「何でもトランプに反対」はもっとハッキリするだろう。

民主党は今後も反対運動を続ける。シフ議員が弾劾裁判で「反トランプの本当の理由」をポロっと喋ったように、11月の総選挙でトランプに勝てる候補者は一人もいないからだ。ペロシ国会議長は去年12月にトランプ弾劾が成立したとき、「弾劾(の汚名)は永久である」と凱歌をあげたが、上院の裁判でトランプ不起訴となった結果、ペロシは「大統領を無実の罪で弾劾した国会議長」の汚名を永久に残すことになった。
at 07:50 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月30日

◆波瀾万丈の弾劾裁判

Andy Chang


弾劾案が却下されればでトランプ裁判は金曜日で終わるが証人喚問となったら波乱万丈の長期戦となる。

トランプ大統領の弾劾裁判は第二週目に入ってトランプ弁護士団の反対弁論になった。先週の第一階段は弾劾側の弁論で既に分かっている事を繰り返しながらさらに臆測や嘘を繰り返す一日8時間の演説が3日も続き、新しい発見もないつまらないものだった。呆れたことにシフ議員は「トランプを選挙に出させないために上院議員は彼を弾劾すべきだ」と述べたのである。土曜日の弁護団側の反論は簡単明瞭でわかりやすく、たった2時間で弾劾側の弁論を論破したのでメディアも喝采を惜しまなかった。

月曜日になって弁護団の反対弁論が始まった。弁護団は与えられた24時間を2日16時間でで切り上げると言われていた。共和党側はトランプ弁護団の反論が終われば次の階段で上院議員の質問を16時間で切り上げ、票決で裁判を終結させるつもりだった。

ところが日曜日26日夜にニューヨークタイムスが、ジョン・ボルトン元大統領補佐官(国家安全保障担当)の追想録の原稿を入手し、その中にトランプ大統領が「ウクライナがバイデンと民主党の疑惑調査に協力するまでは4億ドルの軍事援助金を保留する」と述べたと発表したので、民主党側は大喜びでボルトンを証人に喚問すると言い出し、裁判が長引く可能性が出て来た。

共和党側にも証人喚問に賛成する議員がいて、中でもロムニー議員は「これでボルトン補佐官の証言を聞く重要性が明らかになった」と述べた。53人の共和党議員のうち証人喚問に興味ある議員は4人と言われているが、3人が喚問に賛成すれば裁判での投票は50対50となる。もしも50対50になればロバーツ裁判長に最終決定権があるかどうかはまだ討論されていない。

月曜日のトランプ弁護士団の論述は素晴らしかった。予定された8時間の弁論は最初にケン・スター元特別検察官が下院の弾劾案が違法行為であることを実証し、続いて弁護士団が代わる代わる弾劾案の違法を論破したあと最後にアラン・ダーシュイッツ憲法学者(民主党員)が大統領弾劾案の憲法の基礎を説明して今回の下院のトランプ弾劾の違法性を糾弾した。彼の主張が上院裁判で受け入れられたら弾劾案は否決される。

スター元特別検察官は弾劾調査で証人喚問に必要な委員の票決を無視して独断で証人を喚問したのは違法と述べた。しかもシフ委員長はトランプの弁護士の参加を拒否し、共和党委員の証人喚問要求も拒否したと弾劾の違法性を糾弾した。続いてペロシ議長が司法委員会の調査に先立って「弾劾案の作成」を命じた違法を糾弾した。ナドラー司法委員長は調査を2日で切り上げ、ペロシは総会の票決もなく弾劾案を決定した。選挙のために弾劾案をでっち上げたのである。弾劾は民主党と共和党の賛成が必要なのに票決で共和党は一人も賛成しなかった。しかもトランプ側の参与を拒否しながらトランプの資料拒否を「国会に非協力」と弾劾した。結論として弾劾案の「権力濫用」と「国会非協力」は違法であると述べた。スター元検察官の論述は理路整然でわかりやす名演説だった。

ダーシュイッツ憲法学者は、アメリカの憲法では大統領罷免は犯罪証拠が明らかな時に限るとし、憲法では大統領を弾劾するよりも勝手な弾劾から大統領を守る法律で、政党闘争や恣意、臆測で大統領を弾劾する行為を防ぐために作られたものであると説明した。そして今回の下院の弾劾案は憲法で規定した弾劾の条件に当たらないし、証拠不足、臆測や又聞きの政党闘争であるとし、下院の政治闘争のでっち上げ弾劾案は却下すべきと述べた。

ダーシュイッツはNYタイムスのボルトン記事にも触れ、大統領が条件付きで取り引きを行う事、つまりQuid Pro Quoは国際関係において日常茶飯事で権力濫用ではない。たとえトランプが軍事援助をバイデンの汚職調査の条件付きとしても弾劾できない。例えば国会が「ゴランハイツの建設中止を条件にしたイスラエルへの軍事援助」は明らかなQuid Pro Quoだったと述べた。

トランプ弁護団の反論は28日で終わり、29日と30日は議員の質問と応答が16時間予定され、31日から提案と票決に入る。共和党側は弾劾案を却下する予定だがボルトン記事のため民主党側が証人喚問を提案し、共和党側の4人が賛成すれば裁判は長引く。弾劾案が却下されればでトランプ裁判は金曜日で終わるが証人喚問となったら波乱万丈の長期戦となる。

証人喚問が議決されたら民主党側は真っ先にボルトンを喚問するが、ダーシュイッツが述べたように「見返りを要求したことが有罪証拠となる可能性はない」し、66人がトランプを弾劾する可能性はほとんどない。しかもボルトンの供述が事実としてもトランプはウクライナへの援助金を保留しなかった。たとえトランプとボルトンに「見返り条件で援助金を保留するつもり」と言ったのが事実としても実際に援助金を保留しなかったら罪になるはずがない。ダーシュイッツが言ったように「見返り要求で大統領の罷免はできない」。

証人喚問が可能となれば裁判は本当に波瀾万丈となる。共和党はハンター・バイデンとジョーバイデン、密告者、シフ議員と彼の部下などを喚問するから民主党に不利だ。証人を喚問するのは上院議員の全員の投票で決まる。共和党と民主党は53対47だから共和党側の提出する証人は賛成多数で通るが民主党が出した証人は却下されるかもしれない。裁判の行く先は金曜日になったらわかる。

at 07:54 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月28日

◆マラー検察官の国会喚問は大失敗

Andy Chang
 

民主党と共和党の双方からいろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。

マラー検察官が22カ月の調査の後で発表したトランプ大統領のロシア癒着疑惑の調査では、報告書の第一部でトランプのロシア癒着の証拠はなかったと結論した。だが報告書の第二部ではトランプが調査を妨害した疑惑調査では罪の証拠はなかったが、トランプの名誉を回復(Exonerate)するに至っていないと結論付けた。マラー検察官は調
査結果は全て報告書に書いたから付け加えることはないと述べたが、マラー検察官は「トランプ有罪の証拠はなかったけれど、国会が大統領を罷免する権利がある」と付け加えたのである。

この発言のため民主党優勢の国会はマラー検察官を国会に召喚してトランプを罷免するための新証拠を探すとした。共和党側はロシア疑惑とはヒラリーが選挙違法ででっち上げたものでトランプは冤罪で、冤罪をでっち上げたFBI/DOJを調査すべきだと主張している。国会喚問
の二つの委員会、司法委員会はトランプが選挙で違法行為があったかについて調査し、情報委員会はロシアの選挙介入についてトランプが関連した疑惑とトランプがマラーの調査を妨害したかを調査する。

7月24日にマラー検察官は国会の司法委員会と情報委員会の喚問に応じて、二つの委員会でそれぞれ3時間の質問に答えた。国会喚問の結論は両党側の議員とメディアが認めたように民主党にとって大失敗(Disaster)、または不発弾(Dud)だった。もう一つの結果は後述するようにマラー氏の検察官としての信用がガタ落ちしたことである。

民主党側がトランプ不利な言質を得ようとした度重なる質問に対し、マラー検察官は20数回も「報告書に書いている通り」と答え、新たな証拠はなかった。民主党側の議員がトランプに不利な意見を述べてもマラー検察官は「同意できない」と答えるか、「私の調査に関係ない」
と答えた。民主党側の得た唯一の結果はトランプとロシアの癒着の証拠はなかったと述べたことである。

トランプの調査妨害についてマラー検察官は「名誉回復(Exonerate)と結論しなかった」と報告書にあったことを再確認した。民主党側は名誉が回復できないとは「罪の疑惑が残っている」と主張しているが、共和党議員は「検察官の任務は有罪証拠を調査することである、証拠
がなければ無罪、名誉回復は検察権の任務ではない」と反論した。更に共和党議員は、「検察官の任務である有罪証拠がないと結論としたのにトランプの名誉を回復しなかった」とし、司法部に名誉回復の責任を取らせるようにしたと譴責した。

トランプとロシアの癒着(Collusion)調査について、マ
ラー検察官は「癒着」は法律用語ではないとしたが、共和党議員はマラー検察官が癒着(Collusion)とはトランプがロシアと結合した陰謀(Conspiracy)
のことと報告書に書いてあることを指摘し、陰謀の調査でトランプがロシアと共謀した証拠はなかったと書いてあると指摘した。つまり癒着(ロシアとトランプが共謀した)証拠がなかったなら名誉を回復すべきなのにトランプの名誉を回復をする責任を司法部になすり付ける
べきではないと譴責した。マラー氏は共和党議員の何回もの譴責にすべて沈黙を守り返答しなかった。

共和党側はマラー検察官がなぜFBIの高級官僚、Andrew WeissmannやPeter Stzrokなど、反トランプ陰謀の仲間の人たちを使って調査した明白な違法行為を追及した。更にこの調査はスティール文書と言う偽の証拠を元にFBIがFISA(防諜スパイの調査申請)始めたことを追及ししたがマラー検察官はスティール文書、ヒラリー、FISAの違法性などについては一切答えることはしないと断って共和党の追求を避けた。そして更にマラー検察官は「私は仕事ができる人を起用しただけで、反トランプの人物を選んで雇用したのではない」と答えた。

これを更に追及されたマラー検察官は呆れたことにAndrew Weissmannがヒラリーの当選パーティに参加したことやPeter StzrokとSteeleの関係をみんな知らなかったと述べ、スティール文書がヒラリーの金でFusion GPS会社がスティールを雇って作成したことなど、みんな知らないと答えたのである。

彼の起用した調査員の政治動向や反トランプの中心であるガセネタのことなど一切知らないと答えたのは衝撃的である。これでマラー検察官が調査に不適任で部下に任せっきりだったことが暴露されたのである。

マラー検察官は数多の質問に答えることが出来なかった。6時間にわ
たる質問で報告書の内容も詳しくないことがわかり、議員の質問に対して報告書のどのページかと聞き返し、議員に指摘されて報告書の該当箇所を読んだあとで「ここに書いた通りです」と答えたことが20数回にも及んだので、恐らくこの調査報告は部下のワイスマンが書いたのだろうと言うことが判明した。つまりマラー氏は不適任でしかも
調査を部下に任せていたことがわかった。ワイスマンは反トランプの首魁だから報告書の信憑性、正当性が疑問視されることになった。

この国会喚問は民主党のロシヤ癒着の調査と共和党のトランプ冤罪をでっち上げた証拠を探すためだったので、民主党と共和党の双方からいろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。特に翌朝の「テレ朝」の報道は、「トランプ氏は大統領の任期を終えたら追訴できる」と述べていた。これではまるでトランプは有罪だが在職中は起訴できないが、退職すればすぐ追訴され有罪判決を受けるように思われてしまう。

実際に起きたことは当日朝の聴聞会でTed Lieu議員(民主党)が大統領を退職後に追訴出来るかと訊ね、マラー検察官が「法律は全ての人に公平だから退職後は追訴できる」と答えたことである。しかしこのあとマラー検察官は午後の聴聞会で「この答は不完全である。誰でも追訴する権利はあるが、本調査でトランプ大統領の有罪証拠はなかっ
た」と追加説明した。

トランプ大統領の追訴について民主党議員は「法律上の時効」は5年だがトランプ氏が2020年に再選を果たせば退職は8年後で、時効になるだろう(ロシア癒着は2016年)と言った議論がなされた。マラー検察官の追加説明でトランプの有罪証拠はなかったと言明したので時効論は意味がない。

国会喚問の翌日、民主党側はトランプ有罪の追加証拠はなかったが、トランプ罷免の努力は継続すると発表、これに対しペロシ国会議長(民主党)は証拠がなければ罷免はできない、たとえ下院が罷免案を通しても上院で否決されると述べた。

共和党議員の大多数は、トランプのロシア癒着は冤罪であることがわかった。今後はトランプの冤罪をでっち上げた真犯人の調査をすべき、William Bar司法長官の「冤罪調査の調査」に期待すると述べた。
at 07:40 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月21日

◆トランプ大統領の弾劾裁判

Andy Chang  No.771


弾劾が失敗したらDeep Stateは「無辜のトランプ降ろし」の汚名を永久に負うことになる。

去年の12月18日にトランプ弾劾を下院の総会で投票して決定したペロシ下院議長は弾劾案を上院に届けることを1ヶ月も遅らせていたが16日に再び投票で提出を決定し、七人の弾劾案マネジャーを指名して上院に提出した。

ペロシ議長は「トランプ弾劾を決定した。弾劾は永久である」(Impeach is forever)と宣言し、提出の文書にサインしたペンを七人のマネジャーと分け合った。これこそDeep Stateがトランプの当選直後から始めた罷免計画を達成して「ヒラリーの怨念」を晴らした瞬間であった。たとえトランプを大統領の位置から引きずり下ろせなくてもトランプの人生に「弾劾」という歴史的汚点をつけることに成功したと言える。

18日午前、下院の弾劾案を受け取った上院議長は直ちにロバーツ(John Roberts)最高裁判事を招聘して弾劾の裁判官に宣誓就任させた。アメリカの大統領弾劾とは下院が弾劾案を調査して弾劾を決議して上院に提出し、上院が最高裁判事を招いて裁判官とした裁判をする。下院は検察官の役目を果たし、上院裁判をする。この裁判は上院議員が陪審員となり、投票で3分の2の議員が賛成すれば大統領を罷免できる。上院議員100人のうち66人が賛成しなければ罷免は成功しないからトランプが罷免される可能性は殆ど無い。

ただし上院の裁判では下院の提出した弾劾案を却下することができる。弾劾案の却下は上院議員の過半数できまるので共和党議員53人のうち3人が反対しなければ通る。トランプ大統領は被告となるので下院の弾劾調査のような一方的で不公平な調査でなく弁護士もいるし証人喚問もできる。

裁判官が就任したので裁判は来週21日火曜日から始まる。第一階段で下院が派遣した弾劾案マネジャー7人がそれぞれ弾劾理由の陳述をする。この陳述が二日から三日かかり、それが済むと第二階段で上院議員がそれぞれ質問を提出し、Roberts裁判長が質問を一つ一つ読み上げて裁決する。上院議員の質問状は150ぐらいあると予想されるのでこれで二日から三日はかかる。つまり裁判の第一週から第二週はこの二つで費やされる。

次に第三階段で被告の弁護団がそれぞれ弁論陳述をする。トランプは八人の有名弁護士、かつてクリントン汚職と罷免の主役だったケン・スター、憲法学者のアラン・ダーシュウイッツ名誉教授などが本件について意見陳述をする。

実際の裁判討論はこの後から始まる。予想では最初に共和党議員、もしくは被告弁護団から「弾劾案の却下」を提出し、討論後にマッコーネル議長(陪審長)が投票を提案して過半数51票の賛成があれば弾劾案は終結する。

弾劾案は「トランプの権力悪用」と「国会調査に非協力」の二つだが下院のシフ委員長が調査した「見返り要求(Quid Pro Quo)」や「贈賄(Bribe)」は弾劾案に書かれていない。アメリカの憲法では権力悪用や国会非協力は大統領を弾劾する条件に入っていない。したがってこの時点で弾劾案が却下される可能性はお大いにある。但し上院議員にはこれで満足せず新たに証人喚問を主張する議員がいて、証人喚問を要求する案が通るかもしれない。証人喚問になれば裁判は長引くし色々な展開がある。

民主党側はホワイトハウスのマルベニー最高顧問とトランプに罷免されたジョン・ボルトン、ジュリアーニ元NY市長などを喚問してトランプに不利な証言を取りたい、おまけに共和党側の要求する証人に反対である。民主党側は弾劾理由が薄弱なので反トランプの証人を召喚して新証拠を見つけたい、しかしバイデンと密告者の証人喚問には反対である。

共和党のクルース議員は「互恵(Reciprocity)」、つまり民主党と共和党の双方が同数の証人を召喚すると主張している。共和党側はジョー・バイデンと息子のハンター・バイデンのほかに「密告者」とアダム・シフ議員を召喚するという。こうなればDeep State側には大打撃で面白いことになる。

常識で考えても一人の名も知らない「密告者」がアメリカの大統領を罷免出来るはずがない。シフ委員長の弾劾調査も一方的で不公平だった。しかも密告者とシフ議員が共謀して弾劾案をでっち上げた疑惑もある。二人がトランプ罷免をでっち上げた事実が明らかになれば「国家転覆罪」に問われる。

バイデンが召喚されたら彼がテレビで自慢した「見返り要求で息子を調査していた検察官を罷免させた」事実が明らかになる。バイデンが中国の賄賂を受け取った事も調査されたら選挙どころか監獄入りだ。

証人喚問が行われるなら裁判が長引いてトランプ大統領の2月4日の一般教書の演説は裁判中に行われる。裁判が長引けば裁判にとどまる必要があるサンダース、ウオレンとクローブカーの三人の上院議員の選挙活動に大きく影響する。

ペロシは「弾劾された大統領」の汚名を事毎に喧伝してトランプに恥をかかせるつもりだが大統領罷免は上院の66人の賛成がなければ通らない。マラー検察官の「ロシア疑惑調査」も失敗した。弾劾が失敗したらDeep Stateは「無辜のトランプ降ろし」の汚名を永久に負うことになる。

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at 08:24 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月20日

◆台湾の総選挙と将来

Andy Chang


青幇、洪?は中国と繋がっている。ヤクザ組織が台湾の政治、軍事、経済、外交などに大きな影響を持っていることに注意すべきだ。

AC通信 No.770  (2020/01/13)


戦い済んで日が暮れて、幾家歓楽幾家愁。選挙には予想内と予想外の結果がつきものだ。予想外の結果が分析の資料となり、将来の予測となる。

蔡英文当選は想定内だったが817万票(投票総数の57%)を獲得したのは想定外だった。投票率が有権者の75%と高かったことも加え、今回の選挙は中国の台湾併呑に対する危機感が強く、「中台平和協議」を主張した韓国瑜と宋楚瑜に反対して蔡英文に投票した結果である。

2018年の中間選挙で民進党は惨敗したが今回は中国問題で蔡英文が187万票を獲得した。つまり二年前は国民が民進党にNoと言ったが、今回は中国にNoと言ったのである。中国問題が投票の主因だから宋楚瑜に票を入れた人はほとんどなくわずか60万票(4.2%)を獲得しただけだった。

投票率が高かった原因は多くの若者が投票したこと、そして若年層が中国の台湾統一に強く反対している証拠である。台湾には中国の台湾統一に反対の高年層、中国に投資や中国と商売しているため態度が曖昧な30から60歳の中年層、そしてこれまであまり政治に関心のなかった若年層がある。今回は若者の反中国が蔡英文の得票になった。

一部の外省人は中国の金に買収されて韓国瑜に投票したとも言われている。韓国瑜が550万票を獲得したのは国民党の基盤の他に中国の金銭介入があったと言われている。しかし実際には中国問題と香港デモが台湾の選挙に大きく影響した。習近平の「2025年までに台湾統一を果たす」発言で起きた台湾人民の危機感(亡国感)と8ヶ月続いた香港の反中国運動が今回の選挙に最も大きな影響を与えた。

立法院議員(国会議員)の選挙では民進党が本来の68議席から7議席を失い、61議席を獲得したがそれでも過半数を維持した。国民党に投票したのでなく独立系の小政党に投票した結果である。選挙には19政党が参加していた。独立系の小政党が増えた原因は国民が民進党と国民党に不満である証拠である。台北市長の柯文哲が1ヶ月前に創立した台湾民衆党でさえ155万票を獲得して第三政党になった。その代わり時代力量党は党内分裂で泡沫化した。

国民党の大変化は古参議員が七人も落選したことである。民進党も四人の古参議員が落選、時代力量党は一人を失い、宋楚瑜の親民党は一人しかいなかった議員を失った。古参議員の落選は国民が現状に不満である証拠と言える。新人議員の崛起が政治の若返りとなるかもしれない。国民党の呉敦義及び党首脳部は敗選の責任を負って総辞職した。

蔡英文政権の続投が決まって台湾の将来はどうなるだろうか。台湾の将来に最大の影響を与えるのは中国とアメリカである。台湾を守るのはアメリカだが台米関係はトランプ政権で大きく強固になったと言える。トランプが米国の大統領である限りこの状態は続くが、来年の選挙でトランプが落選すれば台米関係は大きく変わる可能性がある。

日台関係も要注意だ。安倍首相の四選はないから次の首相が誰になるかが大きく影響する。台湾側から見れば蔡英文の過去四年は現状維持と言う事実上の無為無策だったから今後の蔡英文が日台関係に積極的政策を取るとは思えない。

去年は香港人民の反中国デモが8ヶ月も続いたにも拘らず中国は三十年前の天安門事件のような強い制圧を加えることが出来なかった。香港の反中国デモは世界が見ている、アメリカも注意しているから強硬手段が取れないのである。同じように中国は台湾に強い圧力を加えることはできない。

但し中国が金を使って台湾に浸透することはできるしアメリカも中国の金銭外交を防ぐことは難しい。台湾の政治家を買収するなら真先に国民党、外省人などが考えられるが、実際には民進党の政治家も買収されないとは言えない。

もう1つ注意すべきは台湾のヤクザ組織である。台湾には竹聯幇、四海幇と呼ぶ外省人のヤクザ組織と天道盟と呼ぶ台湾人のヤクザ組織がある。これらのヤクザ組織は青幇(チンパン)、洪?(ホンパン)と繋がっていて、青幇、洪?は中国と繋がっている。ヤクザ組織が台湾の政治、軍事、経済、外交などに大きな影響を持っていることに注意すべきだ。
at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月08日

◆台湾の総選挙

Andy Chang


投票の結果は蔡英文が当選するのはほぼ間違いないと思われる。
しかし蔡 英文の当選が国会議員の選挙で民進党に有利に動く
かはわからない。

台湾の総選挙は11日土曜日が投票日だからあと5日しか残って
いないのに 例年と違って盛り上がりがない。一般の予想では
民進党の蔡英文が当選すると言 われているが、民間では蔡英
文の当選を喜ぶ気配が感じられない。

今回の台湾の総統選挙では民進党の蔡英文、国民党の韓國瑜と
親民党の宋 楚瑜が名乗りを上げたが蔡英文の支持率が高く、
国民党の韓国瑜との間に大差を つけている。親民党の宋楚瑜は
支持率5%以下で、新聞種にもならない。一時は 総統選に出馬
するとして活動していた鴻海創業者の郭台銘は出馬を諦めて宋
楚瑜 支持に回ったがメディアは相手にしていないようである。

どうして今回は選挙運動が盛り上がらないのかというと、第一
に蔡英文の 人気が低下しただけでなく、本人が博士号詐称の
問題に沈黙を守って回答しない こと、第二に親中派の韓国瑜が
政治家として不適切な言動が多く支持率が減った こと、第三に
「反中国」の他に三党間の違いがないことである。

まず第三点から説明すると、候補者三人に共通した主張は中国
問題である こと。去年から8ヶ月も続いて香港の反中国デモを
見てもわかるように台湾民衆 の最大懸念は中国の台湾併呑で
ある。中台両岸関係について蔡英文は「平和協 定」は受け入
れないことを明確にしているが、韓国瑜と宋楚瑜の2人は「中
台間の 平和協定は時が経つに連れて避けがたいことだ」と言
う立場で、香港の反中デモ が毎日のニュースになっている現
状では台湾人が受け入れるはずがない。

それなら蔡英文の支持率が上がるはずだが、民衆は彼女の博士
号詐称と疑 惑をカバーアップする蔡英文政権に強い反感を持
っている。但し蔡英文が勝たな ければ中国の統一が一気に進
捗する恐れがある。台湾人は中国の統一戦線や台湾 侵略に強
い警戒感を持っているので蔡英文のスキャンダルを口にして反
発するわ けにいかない。嫌でも彼女を支持しなければならな
いのが民間の選挙意識の沈滞 の元である。蔡英文は当選しな
ければならない、だが当選してどうなのかと言っ た無気力感
である。

蔡英文の博士号詐称問題は多くの問題を抱えていて、これが台
湾で流行し ている言葉、「芒果乾」(干しマンゴー、亡国感
の意味を持つ)に代表される。 蔡英文の過去4年の政治を見る
と、民進党政権になっても国民党の政治家を起用 して台湾人
を軍事、外交などの重要閣僚に起用しなかった。また、閣僚の
起用に ついても即近しか起用せず、党内でも不満が多かった。
外交に於いても中国の政 治圧力に断固とした態度を取ってい
ない。マンゴーの皮は民進党の緑色だが、皮 を剥けば「白」に
なり、芯の部分は「赤」。蔡英文の中身は親中国ではないのか、
本気で台湾独立を目指すのかと民衆は疑問を持っている。

今回の選挙運動でも明らかである。本来なら民進党は緑色、国
民党は紺色 で、親民党はオレンジ色と決まっていたのに今回の
選挙運動では民進党、国民 党、親民党がみんな「空色」のジャ
ケットを着ている。「空色」は緑でも紺でもな い中間色、つま
り政治主張が曖昧、まさに「芒果乾」だ。嘗て2008年の総統選挙
で民進党の謝長廷が「空色」のジャケットと旗を使って国民党の
馬英九に惨敗 したが今回は三人とも中間色である。

候補者の政策弁論会を見ても三人に共通した主張は中国問題だけ
で、その 他の国際関係や経済問題について特に変わった主張はな
かった。中国の侵略と選 挙介入を防ぐ、衝突を避ける、警戒する
と言っても具体的な方法論はなかった。


投票の結果は蔡英文が当選するのはほぼ間違いないと思われるしか
し蔡 英文の当選が国会議員の選挙で民進党に有利に動くかはわか
らない。民衆の民進 党に対する失望はかなり深く、さりとて国民
党に投票するかと言えばそうでもな い。もしも民進党が国会で過
半数を取れなければ台湾の将来は見通しが利かなくなるし、選挙
が終わると蔡英文の学位詐称問題も再燃すると思われるので台湾
の将来は明るいとはいえない。
at 08:23 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月03日

◆アイデンティティ詐取

AC通信 No.768 Andy Chang (2020/01/01)

パソコンがハッカーに乗っ取られて酷い目にあった。

これまで新聞の報道でアマゾンやベライゾン、社会保障局などが
ハッカーにやられて数百万の個人データが盗まれたという報道を
見たことがあったが、これがまさか自分の個人データが盗まれる
元となるとは思ってもいなかった。


アイデンティティセフト(Identity Theft)とは個人の情報が詐取される ことである。パソコンがハッカーに乗っ取られたらパソコンの内部にあっ た個人データがすっかり盗まれ、財産を詐取されたり個人名義で勝手な購 買をしたりされる。金を失うのはホンの一部だけで、実際には実に大きな 災難である。私の被害にあった状況は皆さんにも降りかかる災難かもしれ ないので、簡単ながら警告として書くことにした。


ハッカーの攻撃は二度あった。第一回目は十一月初旬で、ある朝パソコン が突然動かなくなり、まもなく電話があってあなたのパソコンが動かなく なったのはマイクロソフトの問題だ。今からすぐ治してあげるという。
パソコンが動かないからどうにもならないので、すぐにやってもらうこと にして、ハッカーが私のパソコンに入り込んでいろいろ操作して直してく れた。これがハッカーの手口であったが、娘がこれを聞いてハッカーにや られたと警告してくれたので、すぐにパソコン修理の専門店、Geek Squad でウイルスを除去して貰った。


それから一月たった12月11日、メルマガに記事を一つ出したあと日本と台 湾の友人にBccメールで転送したところ、200以上のメールが全部受信拒絶 されて跳ね返ってきたのである。それで契約しているGeek Squadに電話し て治して貰ったが、うまくいかない。すると三日後にGeek Sqadと名乗る 男が電話してきて、すぐに治すと言う。実はGeek Sqaadを詐称したハッ カーだったのだ。

挙げ句は金銭の損失だけでなく、ハッカーが私個人の銀行口座まで侵入す ると言うことになった。幸いこれも娘がすぐ気がついたが遅かった。


それからが大変である。アイデンティティーを盗まれたとは全ての個人情 報がハッカーに詐取されたことである。すぐにパソコンを専門店に持って いってウイルス除去、銀行に行って口座を凍結し、新しい口座を設置して 暗証番号も変更した。だが銀行口座は序の口で、そのあとクレディット カードの変更と暗証番号の変更、社会保険や退職金の毎月の振り込み、
水道、電気、ガス、新聞などの毎月の自動支払いの変更と暗証番号の変更 など、個人情報一切を変更して20ほどの暗証番号を変更しなくてはならな い。これは実に大変な作業である。


しかも、である。これらの個人情報の変更をするにはパソコンが必要だ が、パソコンがハッカーに乗っ取られた状態ではパソコンが使えないの だ。パソコンは専門家がウイルスを除去してくれたけれど、ハッカーが
二度も勝手に私のパソコンに入り込んだのだから、パソコンを使い出すと 忽ちハッカーが入ってくる。


それなら別のパソコンを使えば良いかというとそうではない。専門家の意 見では一旦私のメールが乗っ取られたらマイクロソフトのウインドウズ系 統パソコンは一切使えないと言う。これは一大事だ。


専門家の話ではWindowsはハッカーが勝手に入り込むんでIdentity を盗む ことが出来るが、Apple PCなら殆どこのような被害は起きないそうだ。

有難いことに娘たち三人がみんなApplePCを使っているので、三人が代わ る代わる水道電気ガス、クレディット会社、社会保険局などにパソコンや 電話で状況を説明して毎月の振り込みや支払いを変更し、二十以上の暗証 番号の変更をやってくれた。これが私一人でやったら一ヶ月以上もかかっ ただろうし、煩雑な手続きで神経衰弱になるところだった。娘たちのお陰 でこの災難を切り抜けることができた。金銭の損害は残念だが、娘たちの 親孝行が身に染みて有難く、生涯で最も素晴らしいクリスマスギフトだった。


この事件には後遺症がある。今回の災難でつくづく私が歳をとって役立た ずになったかと感じた。人を信じやすく無防備で騙されやすい。歳をとっ て耳も目もダメになり、煩雑な手続きでいろいろな会社の係りに説明した り説明を聞いたりしてもよく聞き取れないし理解力にも限度がある。去年 は父親として振る舞うことが出来たのに今ではボケ老人で子供世話になる 人間、十歳も余計に歳をとったと感じている。もう一つの後遺症は Windowsパソコンを捨ててアップルのタブレットに替え、アップルのワー ドを使って記事を書く練習をしている。


最後に読者の皆さんにお伝えしたいことがある。MicrosoftのWindowsは ハッカーに侵入され易い。できるなら早々とアップルPCに変更すべき だ。WindowsPCを使うなら煩雑でも1ヶ月そこらで暗証番号を変更すべき
です。
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at 07:47 | Comment(0) | Andy Chang

2019年12月15日

◆トランプ弾劾状とFISA調査報告

Andy Chang
 

12月9日月曜日、アメリカの政治史で二つの重要発表があった。第一は民
主党多数の下院司法委員会のナドラー委員長がトランプ大統領の弾劾状を
発表したこと。第二は司法部のHorowitz 司法監督長官の提出した2016年
総選挙の際にFBIが法廷にFISA(外国諜報調査許可)を申請してトランプの
部下だったCarter Pageをロシア側のスパイと言う嫌疑をデッチ上げ、FBI
が調査する許可を法廷に申請した事件についての調査報告である。

デッチ上げの証拠とはスティール文書である。2016年の総選挙でヒラリー
を当選させるため、トランプの部下のCarter Pageをがロシアのスパイ嫌疑
法廷にスパイ調査許可を申請した。しかもトランプが大統領に当選、就任
後もトランプ罷免運動を続けた。マラー検察官を任命して2年で2500万ド
ルを使って調査したがトランプのロシア疑惑の証拠がなかった。

民主党はトランプ大統領の就任した2017年1月からトランプ罷免陰謀を続
けていた。今回のウクライナ事件の調査でシフ情報委員会長は300ページ
の報告を司法委員会に提出し、ナドラー司法委員会長は4人の大学教授を
召喚して意見を聴取した。ペロシ国会議長は直ちにナドラー委員長に弾劾
状の作成を指定した。情報委の調査は権力乱用で不完全だったし、司法委
の調査が一日だけでペロシは司法委に弾劾状を作成せよと命じたのだ。

ナドラー司法委員長が作成した弾劾状は「権力乱用」と「議会妨害」の2
つの理由を上げた。シフ委員長が作成した報告でトランプがウクライナ総
統に「見返り(Quid Pro Quo)」を要求した証拠が薄弱なので「見返り」
を「贈賄(Bribe)」に変更したけれど、これも決定的でない。だから最
後に「権力乱用」としたのである。

もう一つの「国会妨害」とはトランプがシフ情報委員長の資料提出や部下
の証人喚問を拒絶したことである。シフ委員長の調査は正当な手続きを踏
まなかったのでトランプが拒絶する理由は十分にあった。しかもホワイト
ハウスの法律顧問は資料提出を拒絶する8ページの理由書をシフ委員長に
提出している。オバマ、クリントン、ブッシュなど歴代大統領も国会の召
喚や資料提出を拒絶したがこれが弾劾理由となったことはない。つまり弾
劾状の二つの理由は理由不足である。

民主党Deep Stateはどうしてもトランプを弾劾したい。証拠不足でも理由
不十分でもアメリカの政治史にトランプ弾劾の記録を残したいのである。
情報委も司法委もペロシ議長もフォーマルな手続きを経ずトランプ弾劾を
記録に残す理由は来年の選挙のためである。司法委員会は弾劾案を多数決
で通し、総会でトランプ弾劾を批准して年末休暇に入る。年が明けるとト
ランプ弾劾は上院の弾劾裁判となる。共和党多数の上院で議員の3分の2
の賛成がなければ弾劾は却下される。

民主党はなぜ不公平で正式な手続きを経ていないトランプ弾劾を急ぐのか。

民主党側には来年の総選挙でトランプに勝てる候補者が居ない。弾劾を急
がないとトランプが当選する。シフ委員長が記者に答えた「トランプ弾劾
は法廷訴訟では間に合わない。選挙前にトランプを罷免しなければならな
いのだ」が民主党の弾劾を急ぐ意図を明らかにしている。

上院議員3分の2の賛成がなければトランプ罷免は成立しない。それでも
Deep Stateはトランプが弾劾されたと言う汚名を歴史に残したい。たとえ
弾劾に失敗してもトランプ弾劾の汚点を選挙に利用して民主党有利に持ち
込む戦略である。だが上院の裁判で民主党Deep Stateの「理由なき弾劾」
が民主党の選挙に不利になる可能性もある。

上院の弾劾裁判ではシフ委員長の「魔女狩り」が白日下に晒される。トラ
ンプ大統領は「上院は真っ先に密告者、シフ議員とバイデン息子の3人を
裁判で宣誓証言させるべきだ」と述べた。マッコーネル上院議長は裁判に
ついて殆ど意見を述べていない。リンゼイ上院議員は「密告者の身許も知
らないで大統領を罷免するなどあり得ない」と述べた。

元を糾せばウクライナ事件とは密告者がシフ議員と部下2人と共同で作成
した「見返り要求」の弾劾である。密告者が大統領を弾劾した。密告者は
バイデンの部下でウクライナ汚職に関わっていたと言われている。密告者
の身元を隠して一国の大統領を罷免するとはとんでもない。シフ議員が密
告者とつるんで弾劾をデッチ上げたとも言われている。上院の弾劾裁判は
シフと密告者の関係を明らかにする必要がある。

次にHorowitz 司法監督長官のFISA調査報告である。

2016年の選挙の際にFBIは法廷にトランプの部下のCarter Pageがロシアの
スパイである嫌疑を調査する許可(FISA)を申請した。FISAの理由書は主
にヒラリーと民主党本部の金で雇った元MI6のChristopher Steeleが作成
したスティール文書を根拠としている。コーメイFBI長官はFISA申請で
「スティール文書は信頼できる」と署名した。トランプが大統領になった
後もFISA申請は3回も延期された。それでも政治的意図がなかったと言う
のはオカシイ。ホロウイッツは「政治的意図は証明できなかった」と述べ
ただけである。

FBIはトランプの当選後、大統領に就任した後もFISAを使ってトランプの
ロシア疑惑を調査し、マラー検察官を指名して2年も調査を続けたのであ
る。Carter Pageをロシアスパイにデッチ上げた理由はトランプを弾劾す
る根拠である。Horowitz はFBIとヒラリー、スティール、ブレナンCIA長
官、クラッパーNSA長官との関連を調べなかったから調査不十分である。

報告書が出たあとFBIが選挙に関わったトランプ降ろしの陰謀調査は今後
さらに発展していくだろう。つまりFBIのコーメイFBI長官、マッケイブ
元FBI副長官、Peter Stzrok、司法部のBruce Ohrなど、司法部とFBIの高
級官僚がトランプを落選させるため、そのあとも続けて弾劾するために
FISAを申請した。Horowitz 総監はFBI/DOJのFISA申請について調査報告を
発表したが、彼の調査報告には「FBIのFISA申請には17件の重大かつ根本
的なエラーがあった」としたが、関係者が犯した重大なエラーが(トラン
プ降ろしの)政治目的を意図していた事実は見つからなかったと結論した。

17件の重大なエラーがあっても政治的意図は見つからなかったのはオカ
シイ。発表の後コーメイ元FBI長官は直ちに潔白が証明されたとツイート
した。

ホロウイッツ報告の発表後、バー司法部長とトランプ降ろしの犯罪調査を
命じられたDurham法官は直ちに「ホロウイッツ報告はFBI内部の調査のみ
で不完全である。報告に同意できない部分がある」と発表した。

つまりホロウイッツ報告はFBI/DOJの内部文書の調査で、しかも総監には
当事者を告発する権限を持たない。バー司法長官や外部のダーハム法官に
は関係者を起訴する権限がある。ホロウイッツ総監も「この報告ではFISA
申請の関係者が潔白と結論していない」と述べた。

リンゼイ上院議員は「もしもFBIが本当にアメリカのためにロシアスパイ
を調査していたのならCater Pageのスパイ疑惑を直ちにトランプに通報す
べきだった。それをしなかったのはFBIが反トランプだった証拠である」
と述べた。Deep Stateの反トランプ陰謀についての調査はこれから大きく
発展するだろう。

at 09:07 | Comment(0) | Andy Chang