2020年05月24日

◆オバマは「台風の目」である 

Andy Chang


2017年1月5日にオバマがDOJ/FBIの閣僚を召集して会議を開き、前日にFBIがフリン
のロシア疑惑はなかったと結論したことにもかかわらずフリンのUnmaskingを示唆し
たことが明らかになり、今ではトランプ弾劾の陰謀の首魁はオバマであることが分かっ
た。しかしこの会議の後オバマはすぐコーメイ長官とサリー・イエーツ司法省副長官に
「俺は今後このことに関与しないけども、詳細を知らせろ」と述べた。

これはオバマが罪を逃れる黒幕宣言をしたと言える。つまり、これ以後の陰謀操作はすべてDOJ/FBI
が主催した、オバマがDOJ/FBIの長官に命令してこんなことになったのだ。

またオバマはこの会議で何度も「今後の調査は必ず規則に則ってやれ」と指示した。前
日にFBIがフリンのロシア癒着はなかったと結論したのに会議でフリンのUnmsasking
をやれとか、フリンはローガン法に抵触すると言ったのは既に違法である。それでも
法に則って(By the
book)やれと念を押した、つまり「違法だけれど遵法だ」と言う
のである。だから調査が始まってもオバマは「台風の目」のように無風(無罪)だ。

オバマの「法を遵守する調査」はスーザン・ライスの「自分宛」メモにも書いている。
1月5日の会議から二週間たった1月20日にスーザン・ライスは不思議な自分宛のメー
ルを残していた。ライスの自分宛メモには「オバマが会議で何度も調査は法を遵守して
行うべきだと念を押していた」と書いた。スーザン・ライスが退任直前にわざわざ政
府のメールに自分宛のメモを残した理由は、将来もしもオバマの関与が発覚した際に
「オバマは法の遵守を主張していた」と言う証拠を残したのだろう。

このようにオバマゲートの調査が始まり、オバマの閣僚が有罪でもオバマを有罪にす
ることは難しい。William Barr司法長官は「Durham
裁判官の犯罪調査でオバマとバ
イデンの犯罪調査をすることはないだろう」と述べた。しかしトランプ大統領は「オバ
マとバイデンがDrossfire H
erricaneと偽造したステイール文書を使ってFISA(外国
諜報の調査申請)に直接関与していた充分な証拠がある」と反論している。Graham議
員は上院調査委員会で必ずオバマとバイデンを調査すると述べた。Barr長官の発言は
オバマの罪を証明するのは難しいと述べたにすぎないし、今後のオバマゲート調査に影
響を与えることはないと思われる。

上院では今週二つの調査委員会が発足した。

第一はGraham議員の提案でオバマゲートに関与した53人を監督委員会が喚問する。
調査委員会は6月初旬から喚問を開始し10月までに結果を発表する予定である。2016
年の大統領選挙からトランプ就任後の三年間に起きたロシアゲートとトランプ大統領弾
劾で、誰がどんな偽情報を使ってどんな違法行為をしたかなどを徹底調査する。11月
の大統領選挙の前までに結果を発表するとしている。これがオバマゲートである。

第二の調査はJohnsonとGrassley両議員が提案したバイデン副大統領の息子とウクラ
イナのBurisma会社の関連調査案で、今朝(20日)に議会投票で許可された。この
調査の大半はJoe
Biden副大統領がアメリカの軍事援助金をストップするとウクライナ
総統を脅してBurismaとハンター・バイデンの癒着を調査していたショーキン検察官を
免職にさせた事件である。つまりバイデンゲートである。

2016年から今日までDeep
Stateがどんなに悪どいことをしていたかは245年のアメリ
カの歴史で一度もない大事件である。以下はWilliam
Barr司法長官の発言である:

「2016年の選挙から就任以後の2年間に現職の大統領に対してなされた事柄は非常
に悪辣なことだった。国家の司法機関と情報調査機関が合作して、全然根拠のないロシ
ア癒着という嘘を使用して(トランプ)大統領を失脚させる陰謀に加わっていたのだ。
これは今までのアメリカの歴史に一度もなかった厳重な違法行為だ。」



at 09:22 | Comment(0) | Andy Chang

2020年05月18日

◆オバマはフリンが怖い

     Andy Chang


司法部がマイケル・フリンの告訴を取りさげてオバマは大不満だった。オバマはトラン
プを失脚させるためスティール文書を使ってトランプのロシア癒着をでっち上げたが、
Deep StateのCrossfire計画の第一目標はフリンを貶めることだった。

マイケル・フリンは33年の軍歴で一途に情報畑を歩いてきた。2008-2009年は統合本
部の情報部長だったのでベンガジ事件にも詳しいし、2012年にはオバマに国防情報局
(DNI)長官に抜擢された。しかしフリンはシリア問題について何度も警告したがオバ
マに受け入れられなかった。つまりフリンはオバマの欠点を完全に把握している人物で
ある。

こんな男がトランプのホワイトハウス国家安全保障顧問に任命されたらオバマの悪行が
どんどんバレる恐れがある。オバマはトランプにフリンを採用するなとアドバイスした
がトランプは聞かなかった。だからオバマのチームはどうしてもフリンを失脚させるた
めにCrossfire Razorを企てる必要があった。

前の記事(No.785)に書いた、オバマが1月5日にホワイトハウスのオーバルオフイス
でフリン/キスリアック会談について協議したのはオバマがこの電話会談に大きな関心
を持っていたからである。12月23日にキスリアック大使がマイケル・フリンに連絡し
て12月29日に電話会談を行ったが、この会談でキスリアック大使はフリンにオバマが
ロシア大使館その他にいた35人のロシア人を追放したことだったと言う。

報道によるとFBIのMcCabe副長官が電話会談をキャッチしてNSIのJames Clapper

官に通知し、Clapperが会談記録をオバマに通達した。これが一週間後にオバマが会議
を開いた理由の一つである。フリンがロシア大使から何を聞いて将来トランプが就任し
た後どんな対応をするか知りたかったのだろう。

先週、Barr司法長官がフリンの告訴案を取り下げたあと、現在の国家情報局(DNI)の
Richard Grenell
長官は2016年トランプが大統領当選した後、2016年11月8日から
2917年1月31日までの間にオバマ政権のチームがDNIからマイケル・フリンの
Unmaskingに関わった人物のリストを機密解除してそれを上院情報委員会のグラス
リー議員とジョンソン議員に渡し、グラスリーとジョンソン議員はただちにこのリスト
を国会議員に公開した。Deep Stae は大慌てである。


報道によるとUnmasking(仮面を脱ぐ、本性を顕す)をした人物のリストは16人と言
うが、別の報道では39人となっている。しかもこの39人が複数回の申請をしたので
Unmaskingの総数は50回以上になる。Unmaskingとは情報局(DNI)が得た外国の政
治家と国内の人物が接触した情報で隠された(Masking)国内の人物の名前を申請した
公開することである。

一般に外国政治家が関わった情報では国内人物の名は機密だが、政治家がこの情報につ
いて国内人物の名前を公表(Unmasking)すること言う。つまりUnmaskingでこの人
物の「本性を顕す、仮面を剥がす」ことに使う、公表してメディアに暴露することもあ
る。Unmaskingの申請は違法ではないが一般に許可が必要で、フリンの調査ではオバ
マがDNIに推薦したと言われている。

Grenell局長が公開したフリンのUnmaskingを申請した政治家のリストは主に1月5日
にオバマが開いた会議に参加した人物たちで、Biden副大統領、Samanntha
Powers
国連大使、John BrennanCIA局長、Sally
Yates司法部副長官、ホワイトハウスの
Dennis
McDonough総監などの名前が上がった。つまりフリンを失脚させる「粗探
し」をしたDeeo
Stateの全貌が姿を現したのだ。しかも複数の人物がフリンの名前を
ワシントンポストやニューヨークタイムスなどにバラしたのである。

Grassley
とJonson上院議員はUnmaskingをした人物リストについて「この発表はオ
バマ政権がどのようにマイケル・フリン中将の調査をしたかを徹底的に調べる第一歩で
ある」と述べた。またRon Paul上院議員は「この調査の発表でJoe
Biden副大統領た
ちが政敵を貶めるために政府公的機関を使用した証拠である」と述べた。

Biden副大統領もUnmasking
を申請したうちの一人だったが、12日にテレビ対談でこ
のことを聞かれたバイデン氏は「私は何も知らない」と否認した。キャスターに1月5
日の会議に参加したことを指摘されたバイデン氏は「会議でフリンを調査するとか言っ
ていたが詳細は知らない」と答えた。だがGrassleyとJonson議員の記録によると
バイデン氏は会議のあった日にフリンのUnmaskingを申請したのである。

Lindsey
Graham上院議員は上院監督委員会の委員長である。Foxnewsのテレビ対談
で「マイケル・フリンを罪に陥れた誰と誰が有罪なのか」と聞かれ、「誰が有罪か、誰
を起訴するかは司法部のBarr長官とDurham調査判事のすることである。私の監督委
員会は、一体全体、誰が、どうやってこんな酷いことをやったのか、どうしてオバマ政
権でこんなことが起きたのか、などを徹底調査する。これが監督委員会の役目だ」と答
えた。オバマゲートのドラマは始まったばかりである。

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at 07:42 | Comment(0) | Andy Chang

2020年05月13日

◆オバマがDeep Stateの首魁だった 

ANDY CHAN


司法部がマイケル・フリン中将の訴訟案’を取下げてDeep State
は大いに慌てている
が、最も慌てているのがオバマである。司法部がフリン訴訟案を取り下げた翌日(8
日)にオバマはBarr司法部長の決定は「法の支配(Rule of
Law)に反する」と批判し
て囂々たる批判に晒された。Deep State
の連中はいつも言葉に詰まったときにRule
of
Law、違法であると言う。だが違法行為をしたのはいつも彼らである。オバマの批
判について聞かれたBarr司法長官は「私は法の支配を取り戻したのだ」と答えた。

オバマの発言の翌日(9日)、フリンの弁護士Sidney
PowellはDOJ/FBIが提出した
6000件の資料からSally
Yates元司法部副長官のメモを公開したのでオバマ大統領がフ
リンを罪に陥れる策謀の首謀者だったことがわかった。つまりDeep State
の首魁はオ
バマである。しかも後述するようにオバマは表に出ない黒幕になる努力をしていたので
ある。

反トランプ陰謀は2016年8月に彼が共和党の大統領候補に決まった時点から始まる。
FBIのPeter StrzokとLisa Page
は2016年8月15日に「ヒラリーが絶対に勝つけれど
も念には念を入れて「保険(Insurance)」を作る」ことを相談し、ご丁寧にもFBIの
計略としてCrossfire
Harricaneを立ち上げた。その翌日にはトランプの部下のマイケ
ル・フリンに調査の的を絞り、翌8月16日にDrossfire
Razorを立ち上げ、その翌日17
日にはフリンの日常言動や態度について調べることを開始したという。

トランプが当選してまもなくトランプはマイケル・フリンをホワイトハウスの国家安全
顧問に任命すると発表した。そして12月某日フリンとキスリアック駐米ロシア大使と
電話で会談した。会談は盗聴されていたのでフリンがロシアと癒着した証拠はないこと
がわかり、1月4日にFBIはフリンの調査を中止したがStrzokeはこの決定に不満で調査
を続けるようとしていた。

フリン調査の中止を決定した翌日の1月5日にオバマはSally
Yate司法部副部長、
James ComeyFBI長官、James ClapperDNI長官、John BrennanCIA長官、ほかに
Joe Biden副大統領、Susan
Rice国家安全顧問をホワイトハウスのオーバルオフイス
に召喚してフリン/キスリアックの電話会談について会議を開いた。フリン/キスリ
アック会談はFBIに盗聴されたあと、DNIのクラッパー長官が会談記録をオバマに渡し
たのでオバマはフリンの会談の内容を知っていた。しかし司法部のサリー・イェーツは
電話会談のことを知らなかったのですっかり驚いたという。以上はイェーツの陳述によ
るものだがイェーツの陳述が自筆メモかまたは尋問記録なのかは明らかでない。イェー
ツの陳述は自己保身のためオバマ大統領がフリンの調査を要求していたことを明確にし
たかったのかもしれない。

オバマはこの会議でフリンがキスリアック大使と会談したことは違法でないかと何度も
尋ねたので、イェーツはようやくオバマの「示唆」はフリンが「ローガン法」違反に言
及しているのだとわかったという。

ローガン法(Logan Act)とは1799年1月30日に成立した法律で「権限のない国民が
外国の官僚と相談するのは違法」とした法律だがこれまで誰もこの法律で起訴されたこ
とはない。但し、レーガン、老ブッシュなどが当選した際に民主党が疑問提起したこと
はあるという。Deep Stateのやることは30年前から変わっていないらしい。

オバマが何度も示唆したので会議はフリン調査をローガン法違反で進めることになった
とイェーツは言う。しかも会議が解散した時、オバマはイェーツとコーメイを残るよう
に指示し、「私はフリン調査について今後は一切関知しない。しかしホワイトハスがの
決定がどんなものか知りたい」と言った。つまりオバマは陰謀の首魁だけども’表に出
ない黒幕だと念を押したのだ。そしてイェーツは自己保身のためこの点を明確にする必
要があった。

12月の時点でフリンはまだ正式な国家安全顧問ではない。だから彼がロシア大使と会
談したのはローガン法違反だとオバマが言った。だが12月の時点でフリンは既にトラ
ンプの国家安全顧問に内定していたから準備工作としてロシア大使と電話で挨拶を交わ
したのは違法ではない。これはオバマも会議に参加した全員も知っている。

オバマはなぜ執念深くフリンを敵視するのかと言うと、フリン中将は民主党員でペンタ
ゴンの国防情報局の主任(Director of US Defense
Intelligence)だったが、2014年
にオバマの中東政策、ことにISISの対応を厳しく批判したのでオバマに解任された。解
任されて退職したフリンは息子と共にFlynn Intelligence Group
というオフイスを立
ち上げた。その後の調査で2017年12月になってマラー特別検察官の部下が彼の息子を
違法なロビー活動で起訴すると脅し、フリンはやむなく「ペンス副大統領に嘘をついた
罪」を認めたのである。オバマは「フリンが罪を認めたのにBarr司法長官は告訴を取
り下げたのは法の支配に反する」と言ったのだ。脅迫した方が悪い。

2017年1月6日のオバマ会議を知ったPeter
Strzokはトランプが20日に大統領に就任
したあと、24日にホワイトハウス国家安全保障顧問のフリンを「訪問」した。この際
Strzok とFBI調査員Joe
Pietraはフリンが調査尋問されているのを明確にせず、フリン
に弁護士同伴も必要ないと言ったのは明らかに違法である。この尋問ではStrzokが質
問し、Pietraは記録係だった。

Strzokのフリン尋問のあと、FBIの規定により調査報告書FD-302を提出したが、この
FD-302の上部に「原稿」と書いたタイトルを付けていた。そのあとでFD-302につい
てStrzokと(尋問に関係のない)Lisa
Pageが二人でいろいろ内容を改竄し、最終的に
2月14日にマッケイブFBI副長官に提出した。その後マラー特別検察官がフリンの調査
を立ち上げた際に第一の報告書にあった「原稿」の文字を消してから二つの違ったFD-
302を提出したという。StrzokとPageが共同でフリンに不利なように報告書を改竄し
たのは明らかに違法である。

イェーツとDNIのクラッパー長官とスーザン・ライスの三人は最近の真相調査でフリン
/キスリアック会談にはフリンに違法な箇所はなかったと証言している。今となっては
みんな自己保身のため懸命に弁解するようになったのである。

Barr司法長官がフリンの告訴を取下げたことが「法の支配に反する」とオバマが言っ
たと聞いたトランプは「引退した大統領で唯一の後継者に反対策謀をした男だ。証拠が
出た。これはオバマゲートだ」とツイートした。

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AC通信 No.786 (2020/05/11)
AC論説 No.786 

司法部がマイケル・フリン中将の訴訟案’を取下げてDeep State
は大いに慌てている
が、最も慌てているのがオバマである。司法部がフリン訴訟案を取り下げた翌日(8
日)にオバマはBarr司法部長の決定は「法の支配(Rule of
Law)に反する」と批判し
て囂々たる批判に晒された。Deep State
の連中はいつも言葉に詰まったときにRule
of
Law、違法であると言う。だが違法行為をしたのはいつも彼らである。オバマの批
判について聞かれたBarr司法長官は「私は法の支配を取り戻したのだ」と答えた。

オバマの発言の翌日(9日)、フリンの弁護士Sidney
PowellはDOJ/FBIが提出した
6000件の資料からSally
Yates元司法部副長官のメモを公開したのでオバマ大統領がフ
リンを罪に陥れる策謀の首謀者だったことがわかった。つまりDeep State
の首魁はオ
バマである。しかも後述するようにオバマは表に出ない黒幕になる努力をしていたので
ある。

反トランプ陰謀は2016年8月に彼が共和党の大統領候補に決まった時点から始まる。
FBIのPeter StrzokとLisa Page
は2016年8月15日に「ヒラリーが絶対に勝つけれど
も念には念を入れて「保険(Insurance)」を作る」ことを相談し、ご丁寧にもFBIの
計略としてCrossfire
Harricaneを立ち上げた。その翌日にはトランプの部下のマイケ
ル・フリンに調査の的を絞り、翌8月16日にDrossfire
Razorを立ち上げ、その翌日17
日にはフリンの日常言動や態度について調べることを開始したという。

トランプが当選してまもなくトランプはマイケル・フリンをホワイトハウスの国家安全
顧問に任命すると発表した。そして12月某日フリンとキスリアック駐米ロシア大使と
電話で会談した。会談は盗聴されていたのでフリンがロシアと癒着した証拠はないこと
がわかり、1月4日にFBIはフリンの調査を中止したがStrzokeはこの決定に不満で調査
を続けるようとしていた。

フリン調査の中止を決定した翌日の1月5日にオバマはSally
Yate司法部副部長、
James ComeyFBI長官、James ClapperDNI長官、John BrennanCIA長官、ほかに
Joe Biden副大統領、Susan
Rice国家安全顧問をホワイトハウスのオーバルオフイス
に召喚してフリン/キスリアックの電話会談について会議を開いた。フリン/キスリ
アック会談はFBIに盗聴されたあと、DNIのクラッパー長官が会談記録をオバマに渡し
たのでオバマはフリンの会談の内容を知っていた。しかし司法部のサリー・イェーツは
電話会談のことを知らなかったのですっかり驚いたという。以上はイェーツの陳述によ
るものだがイェーツの陳述が自筆メモかまたは尋問記録なのかは明らかでない。イェー
ツの陳述は自己保身のためオバマ大統領がフリンの調査を要求していたことを明確にし
たかったのかもしれない。

オバマはこの会議でフリンがキスリアック大使と会談したことは違法でないかと何度も
尋ねたので、イェーツはようやくオバマの「示唆」はフリンが「ローガン法」違反に言
及しているのだとわかったという。

ローガン法(Logan Act)とは1799年1月30日に成立した法律で「権限のない国民が
外国の官僚と相談するのは違法」とした法律だがこれまで誰もこの法律で起訴されたこ
とはない。但し、レーガン、老ブッシュなどが当選した際に民主党が疑問提起したこと
はあるという。Deep Stateのやることは30年前から変わっていないらしい。

オバマが何度も示唆したので会議はフリン調査をローガン法違反で進めることになった
とイェーツは言う。しかも会議が解散した時、オバマはイェーツとコーメイを残るよう
に指示し、「私はフリン調査について今後は一切関知しない。しかしホワイトハスがの
決定がどんなものか知りたい」と言った。つまりオバマは陰謀の首魁だけども’表に出
ない黒幕だと念を押したのだ。そしてイェーツは自己保身のためこの点を明確にする必
要があった。

12月の時点でフリンはまだ正式な国家安全顧問ではない。だから彼がロシア大使と会
談したのはローガン法違反だとオバマが言った。だが12月の時点でフリンは既にトラ
ンプの国家安全顧問に内定していたから準備工作としてロシア大使と電話で挨拶を交わ
したのは違法ではない。これはオバマも会議に参加した全員も知っている。

オバマはなぜ執念深くフリンを敵視するのかと言うと、フリン中将は民主党員でペンタ
ゴンの国防情報局の主任(Director of US Defense
Intelligence)だったが、2014年
にオバマの中東政策、ことにISISの対応を厳しく批判したのでオバマに解任された。解
任されて退職したフリンは息子と共にFlynn Intelligence Group
というオフイスを立
ち上げた。その後の調査で2017年12月になってマラー特別検察官の部下が彼の息子を
違法なロビー活動で起訴すると脅し、フリンはやむなく「ペンス副大統領に嘘をついた
罪」を認めたのである。オバマは「フリンが罪を認めたのにBarr司法長官は告訴を取
り下げたのは法の支配に反する」と言ったのだ。脅迫した方が悪い。

2017年1月6日のオバマ会議を知ったPeter
Strzokはトランプが20日に大統領に就任
したあと、24日にホワイトハウス国家安全保障顧問のフリンを「訪問」した。この際
Strzok とFBI調査員Joe
Pietraはフリンが調査尋問されているのを明確にせず、フリン
に弁護士同伴も必要ないと言ったのは明らかに違法である。この尋問ではStrzokが質
問し、Pietraは記録係だった。

Strzokのフリン尋問のあと、FBIの規定により調査報告書FD-302を提出したが、この
FD-302の上部に「原稿」と書いたタイトルを付けていた。そのあとでFD-302につい
てStrzokと(尋問に関係のない)Lisa
Pageが二人でいろいろ内容を改竄し、最終的に
2月14日にマッケイブFBI副長官に提出した。その後マラー特別検察官がフリンの調査
を立ち上げた際に第一の報告書にあった「原稿」の文字を消してから二つの違ったFD-
302を提出したという。StrzokとPageが共同でフリンに不利なように報告書を改竄し
たのは明らかに違法である。

イェーツとDNIのクラッパー長官とスーザン・ライスの三人は最近の真相調査でフリン
/キスリアック会談にはフリンに違法な箇所はなかったと証言している。今となっては
みんな自己保身のため懸命に弁解するようになったのである。

Barr司法長官がフリンの告訴を取下げたことが「法の支配に反する」とオバマが言っ
たと聞いたトランプは「引退した大統領で唯一の後継者に反対策謀をした男だ。証拠が
出た。これはオバマゲートだ」とツイートした。

at 08:02 | Comment(0) | Andy Chang

2020年05月09日

◆マイケル・フリンの告訴取下げ

Andy Cyang


本日(5月7日)司法部はマイケル・フリンの告訴を折り下げると発表した。フリン将
軍の裁判はマラー特別検察官のグループが始めたのだが、司法部が3年続いた告訴を取
り下げたのでようやくフリン将軍(星3つ)の無罪が確定した。司法部のTimothy
SHeaは本日、「このケースを継続するのは司法の目的ではない」と述べた。法律上の
弁解は意味不明で説明が難しいが英語では「Continued prosecution of this
case
would not serve the interests of
justice]つまり、これ以上続けるのは司法の正義に
悖るというわけだ。

報道によると発表の直前に裁判を主宰していたBrandon Van
Grack検察官がケースか
ら退出した。Grack検察官はマラー特別検察官の下で本件を扱った際に息子を起訴する
と脅してフリンに無理やり罪を認めさせた検察官である。Deep State
のトランプ弾劾
陰謀の証拠がぞろぞろ出てきたのでフリンを有罪にすることができなくなったのだ。

トランプが選挙で当選する前からDOJ/FBIの高官たちは信憑性のないSteele文書を
使って彼とロシアの癒着を弾劾する陰謀を企てていた。この陰謀の一環がトランプの部
下を有罪で起訴することである。一週間ほど前にフリンの弁護士が要求した6000件以
上のDOJ/FBIのメール交信資料が公開されたのでDeepStateの陰謀がわかってきた。
前の記事(No.784)に書いた、Bill
Priestapの手書きノート、「調査しろ、嘘をつかせ
ろ、有罪か免職かにさせろ」が公開されてフリン裁判は彼らの仕組んだ罠だと判明して
裁判を続けられなくなった。

陰謀に関わった人物はかなり多く、しかもほとんどがDOJ/FBIのトップである。昨日
(6日)に新しく公開された衝撃的な資料によると司法部のRod
Rosenstein副部長が
トランプのロシアゲート調査のマラー特別検察官に与えた要望書(Scope)で、調査の
目標をCarter Page、Paul Manafort、Michael Flynn、George Papadopoulos、

及びもう一人の名前を消去した人物に絞れと書いていた。つまり司法部の副部長が弾劾
陰謀の計画書を書いていたのだ。この要望書は2017年8月2日に書かれたもので結果と
して彼らはみな調査、逮捕、起訴された。つまりマラー検察官だって決して公明正大で
はなく彼も一味だったことがわかる。

マイケル・フリンのでっち上げ罪状は彼がキスリアック元ロシア駐米大使と会談したこ
とでロシア癒着があったという疑惑だが、2017年1月4日にはすでにフリンのロシア癒
着はないと結論したはずなのにPeter
Stzrokがこれを認めず、コーメイFBI長官も同意
のもとで1月24日、ホワイトハウスに赴いた二人のFBI調査員がフリンを尋問した。こ
の尋問の際に調査員はフリンに弁護士の同伴は無用と述べたという。しかも調査員が作
成した報告(F-302)を誰かがフリンに不利なように改竄したことが判明している。改
竄したのはStzrokと言われているがいずれ本物と改竄された文書が公開される。

カーター・ペイジの調査はなんと彼がロシアのスパイという疑惑であった。ところが事
実はカーター・ペイジはアメリカの任務を帯びた反スパイだった、しかも彼らはこの事
実を隠して罪をでっち上げたのだ。もう一人のパパドポロスはイスラエルのスパイだっ
た嫌疑で起訴されたというが、今日まで正式な起訴状は発表されていない。I

DOJ/FBIが懸命に隠していた資料が公開され、Deep
Stateの仲間はローゼンシュタイ
ン司法部副部長をはじめ、コーメイFBI長官、マッケイブFBI副長官など大物がぞろぞろ
出てきた。これはアメリカの有史以来の大事件だが、今の時点ではまさに氷山の一角に
過ぎない。トランプ弾劾の陰謀はDOJ/FBIに止まらずCIA
/NSAからオバマとオバマの
部下まで繋がっていると言われている。正義がどこまで糺せるかはわからない。

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at 08:50 | Comment(0) | Andy Chang

2020年04月29日

◆ラファイェット疑獄の再燃(3)

Andy Chang


AIT駐台大使がミサイルセールスマン

4月10日、美国在台協会(AIT)のモリアーティ理事長(Jmes F.
Moriarty駐台大使。
台湾名は「莫健」)が蔡英文総統と会見した。会見の目的はアメリカのRaytheon社の
ミサイルシステムの売り込みだった。アメリカの大使が直談判でフランスのミサイルよ
りもアメリカのを買えと言うのだ。

新新聞社の蕭介雲記者がフランスのミサイル売り込みを報道したのが4月5日である。
台湾の国会議員や新聞記者、民間の論客が反応していないのにアメリカの駐台大使が
直々のお出ましで蔡英文にアメリカのミサイルを買えと圧力をかけたのだ。アメリカの
反応は素早い。駐台大使のセールスなら蔡英文総統は断ることが難しいだろう。

フランス側のミサイル購買案は「誰かさん」が言い出したというが「誰かさん」の正体
は不明だ。海軍の高層部、青幇の武器セールスマン、蔡英文政権の内部、その全部かも
しれない。フランスの売り込みの背後に大きな勢力が動いているらしい事はわかるが、
アメリカの駐台大使と太刀打ちできるかどうか。

報道によるとモリアーティ大使はRaytheon社のMark-41の垂直ミサイル発射システム
を推薦したという。垂直発射システムは箱型で8基のミサイルを装填できる。艦隻型な
ら軍艦のデッキに埋め込む形で装着するが、移動トラックに装着した陸上型もある。
Mark-41はアメリカのロッキードマーチンのPhased Array Radar
System(SPY-1)
と連携して360°の広範囲防御ができること、イージス艦もこれを使っているし日本海
自のイージス艦金剛もSPY-1を使っっているので台湾がこのシステムを買えば米軍や日
本の海自と連携ができる。

台湾は既にMark-41の陸上型を買ったことがあるという。このシステムはミサイルの
垂直発射で360°の全方角防御システムであること、それにRIM-66
StandardからRIM-
67、RIM-161、RIM-166
StandardまでいろいろなStandard型ミサイルを装着でき
る。台湾が開発した天弓3型も使える。台湾の開発したミサイルは大抵アメリカのミサ
イルを真似たものが多いからアメリカのシステムを導入した方が有利だ。ただしラファ
イェットに装着すればミサイルもたくさん買うはずだ。

報道によるとMark-41をラファイェットに装着するには艦隻デッキの強度が足りない
可能性もあるという。現在のラファイェット艦に装着しているのは4連装の天弓発射シ
ステムでMark-41ではない。この点ではフランスの4連装型発射機が有利とも考えら
れる。

フランスはオトリ(Decoy)発射機とTAVITACの連携でAsterの三段販売。アメリカは
Mark-41
とSPY-1の連携でRIM型ミサイルの二段販売だ。でも、なぜこの時期にフラ
ンスやアメリカが台湾にミサイルの売り込みを始めたのか。これは私の憶測だが、台湾
のミサイルを開発製造している中研院の高雄工場で去年、工場の爆発事件があったとい
う。このため中研院のミサイル製造と納入期が遅れたから海軍が自力開発を中止して外
国から買う計画を立てたのかもしれない。確証はないがこれが真相なら汚職ではないか
もしれない。

at 07:47 | Comment(0) | Andy Chang

2020年04月25日

◆ラファイェット疑獄の再燃

Andy Chang


AC 論説 No.782 ラファイェット疑獄の再燃(2)
ラファイェット艦の武器更新の問題点

ラファイェット巡洋艦は既に就役して25年、武器や戦闘システムも古いか
ら武器系統を更新する必要がある。政府と海軍は武器系統の更新について
自力で開発した戦闘システムと自力開発のミサイルを装備すると決定した
はずなのに、急に誰かがフランスから買いたいと言い出した。

しかも匿名の「小R]という軍備ブローカーが介入し、ラファイェット疑獄
の前科があるフランスのThomson CSF(Thales)と交渉しているという。
匿名ブローカーの介入は海軍高官の汚職を隠蔽するためだろう。

蕭介雲記者によると、3月31日に政府は武器系統の更新について中研院
(国家中山科学研究院)が自力開発するMCS戦闘システムと海弓3型ミサ
イルなどを装備すると再確認した。ところが一週間後の4月6日に海軍は
6隻のラファイェット艦に8.5億ドルでフランスのDAGAIE MK2システム
をつけると発表した。そのあとでMK2システムはTAVITAC戦闘システムが
ないと使えないと発表し、更にASTERミサイルを買うため500億ドルから
1000億ドルでThomson CSFと交渉していると言い出した。

これはつまり徳川家康の大阪城攻略と同じく、(1)、DAGAIE MK2を買う
(大阪城冬の陣)、続いて(2)、MK2はTAVITACだ必要で中研院のMCS
は使えない(堀を埋める)、そして(3)、TAVITAC を使うならASTERミサ
イルを買おう(大阪城夏の陣)と言う三段戦法ではないか。

DAGAIE MK2は攻撃ミサイルではなくて防衛システムである。軍艦の作戦
システム(TAVITAC作戦システム)が発見した敵のミサイルを横に逸らす、
オトリを発射する、発車したオトリはi, j, kバンドのレーダービームを出し
てミサイルの目標を逸らすのである。TAVITAC系統でなくても自力開発は
できるはずだ。敵のミサイルを探知し、ミサイルのレーダービームも探知
してオトリを発射するだけのことだから出来ない事はない。

究極の問題はTAVITAC作戦システムである。TAVITAC(Traitment
Automatique et Visualisation)とは作戦室のレーダーや、衛星写真
などに映ったすべての船舶やミサイルなどをキャッチして防御オトリや攻
撃ミサイルを発射したり、速射砲の目標を決めるなどであるが、これ以外
に大切なのは同じシステムを使う仲間の軍艦のシステムと合同作戦、防御
範囲を広めるシステムである。アメリカのイージス(Aegis)システムと同
じだ。

ではなぜTAVITACがいけないのかというと、中国海軍がラファイェット疑
獄で台湾が進呈したTAVITACを使っているからだ。しかも中国はフランス
からTAVITACのライセンスを取得して今ではLuda型、Luhu型、など殆ど
の海軍艦隻に使っている。台湾の海軍がTAVITACを使えばシステムをハッ
キングして台湾海軍の艦隻を動向をすべて把握できるのだ。

アメリカのイージス作戦システムを使えばアメリカの第7艦隊や日本の海
自と共同作戦ができるはずだ。でもアメリカはラファイェット疑獄の教訓
があるから台湾海軍(チンパン)を信用していない。だから台湾にイージ
スを売らない。イージスを台湾に導入すればすぐに中国に漏れてしまう。

したがって台湾は自力でMCSを開発するしかないのだ。現在のAIの発展で
作戦系統は自動車産業と同じような「中央集権型軍艦総合作戦」システム
を作ることができる。政府もそれを知っているから中研院のMCSの自力開
発を進めていた。それなのに海軍がまたも疑獄の前科があるトムソン社と
介入してきたのだ。そうなったら台湾の軍備開発が遅れる。

誰がこの計画変更を持ち込んだのか?今の参謀総長黄曙光は海軍司令から
昇進したし、後任の海軍司令劉志斌は元総統府秘書長だった。つまり海軍
と民進党政府の関係は良好であある。だが昔から海軍高層部と青幇のつな
がりはよく知られているし、青幇は中国海軍ともつながりがあり、世界各
地にも散在している。つまり台湾の機密が筒抜けである可能性が高い。

青幇と海軍と武器購買ブローカーの繋がりは既知のことだ。ラファイェッ
ト疑獄で尹清楓の死に関係した郭力恒は疑獄の調査に黙秘を続けて、数年
前に20年の刑期を終えて釈放された。友人の話では郭力恒は釈放後も軍備
購買ブローカーをしていると言う。まさか「昔の名前で出ています」では
ないだろうが、ASTERミサイル購買でトムソン社の介入に関連がある匿名
の「小R]ではないだろうか。


at 08:15 | Comment(0) | Andy Chang

2020年04月10日

◆疫病対策と緊急救済対策

Andy Chang

AC通信 NO.780 (2020/04/08)

トランプ大統領が新型ウイルスに警報を発したのが1月末、ウイルス感染
がひどくなってウイルス防止のタスクフォースを立ち上げたのが3月初旬、
続けてアメリカ各州で外出禁止令の発布とともに上院、下院で緊急救済対
策を通し2兆ドルの緊急予算を立てた。世界諸国に先駆けた一連の迅速な
対策は称賛に値する。

タスクフォースが発動して23日たったが、この間トランプは何度も経済
活動を再開しなければならないと述べている。政府は国民の生活と企業の
停頓について補助金を払うが、経済活動ストップで税収がないのに政府は
生活、企業、医療支援などの援助で2兆ドルの緊急救済予算を立てたが、
ペロシ議長は既に4兆〜6兆ドルの第4次救済金の討論に入っている。国が
いつまでも救済金を出せるわけがない。

その金はどこから来るのかというと国債発行、つまり紙幣を印刷すること
である。緊急救済で2兆ドルから6兆ドルを印刷すればインフレになってド
ルの価値が暴落する。これが世界貿易に大きな影響を与えるのはもちろん
だが、各国がそれぞれ違った程度のインフレと経済困難を起こせば国際為
替レートの変動がおきる。どの国も経済緊縮で他国の援助どころでない。

一部の経済学者は経済活動ストップがあと一週間も続けばアメリカの中小
企業の70%は破産して再開不能となると言う。大企業の生き残りも結局は
時間の問題である。

トランプは既に一週間前から経済活動の再開が喫緊の問題だと述べている
が、疫病を防ぐためには人と人の接触を避ける、つまり社会的距離
(Socia Distance)と言ってお互いの2メートルほどの距離を置くことだ。
疫病が鎮静化していないと経済活動を再開することはできない。

何時になったらウイルスの伝染が鎮静化するかは今のところ全くわからな
い。でも国家の経済活動はウイルス感染の完全終焉を待つわけにはいかな
い。経済活動を再開するならウイルス感染の検査を徹底させることだ。会
社員、店員、作業員、学生など、毎朝オフイスの入り口でウイルスの感染
検査をして陽性なら自宅で隔離すること。来客も店の入り口でウイルス検
査をすることである。それには大量の短時間で検査結果が出るテストキッ
トが必要だが、今では5分で結果が出るテストが開発されたと言う。

ウイルス疫病の鎮静化と経済活動の再開、世界貿易の再開は世界各国に共
通の問題だ。いまや各国は呉越同舟である。


at 08:20 | Comment(0) | Andy Chang

2020年04月01日

◆ ウイルス陰謀論

Andy Chang


最近の毎日のニュースはウイルス感染のことばかりだ。テレビや新聞のニュースが感染者や死者の増加や世界各国の感染状況ばかりで書きたい事もないが、こんな時に中国が新型コロナウイルスはアメリカが武漢に持ち込んだと言い出して諸国の反感を買った。アメリカは中国が責任回避のためにでっち上げたウイルス陰謀論を否定し強く譴責しているが、それでも中国の陰謀論を信じる人がいる。

ウイルス陰謀論については国際金融資本家がドル基軸体制の改正のために仕組んだ茶番劇ではないかと言う人もいるが、ニューヨーク株市場の大暴落で国際金融資本も打撃を受けたはずだ。

但し疫病蔓延で各国の経済破綻で貨幣制度に変化が起きたのは確かである。ウイルス陰謀論や米中及び世界各国が受けた影響について考えてみたい。

米中貿易戦争で米国が中国封じ込め作戦の延長として米国がウイルスを武漢に持ち込んだと疑う理論はまさに中国が宣伝するの米国責任説の一環である。だが実際に米国がウイルス戦争を始めたのなら疫病がアメリカ国内や世界各国に蔓延した事実を見ればわかるように自国が大損害を蒙ったのだ。アメリカがこんなバカなウイルス戦争をするはずがない。

アメリカは中国がコロナウイルスを使ってアメリカに戦争を仕掛けたと言っていない。中国がウイルス戦争を仕掛けたのなら最初の感染はアメリカで起きたはずだ。中国もウイルス感染で大きな被害をこうむっている。ウイルスの戦略的使用はなかった証拠だ。

自然発生かどうかはわからないが最初の感染が起きたのは武漢の海鮮市場で、市場から280メートル離れたところに中国の武漢疫病予防管理センターがある。センターの杜撰な管理体制のためにウイルスが外部に漏れた、または研究実験に使った動物が研究所の外部に流出し、それを食べた人間が感染した可能性が高い。

新型ウイルスが人工的に作られた可能性があると発表したのはインドの学者だがその後彼は論文を取り下げた。つまりウイルスが人工的に作られた証拠はない。

さらにインドの学者は感染が起きた直後に中国からサンプルを取得している。中国が人工的にコロナウイルスを作ったのならサンプルをインドの学者に渡すはずがない。

川添恵子さんと世界的毒物学者の杜祖健博士(Anthony
Tu)の対談第2回、「生物兵器、化学兵器、毒素兵器の現実」(https://youtube.be/q9cdfkiFhfo) を見るとよくわかるように、ウイルスは兵器として使えないのである。

サリンガスなどの毒ガスを使った攻撃はオウム真理教が使用してひどい結果を齎した。しかし毒ガスの被害範囲は限定的であった。核爆弾を使った攻撃はもっと広範囲な被害を齎し、放射線の被害は半永久的なものである。このため世界各国の協定で毒ガスも核爆弾も使用禁止となっている。

ウイルスは伝染力が強く、防御が難しく、治療薬がない。治療薬がないウイルスを兵器として使うことはできない。ウイルスワクチンの開発は一年以上かかるし、ウイルスが変化するのでワクチンの効果も限定的である。ウイルスを兵器として使えば使った国も感染されるし、世界的蔓延となる。つまりウイルス兵器は絶対に使えない、使ってはならないのである。

ウイルスは戦略的に使ってはならないから、中国、米国、或いは国際金融資本家がウイルスを意図的に伝播させたという「ウイルス陰謀論」はあり得ない。しかし中国の疫病管理が杜撰だった可能性はかなり高い。このためウイルスの世界的疫病蔓延となった真相と中国の責任は厳しく追及すべきである。

武漢ウイルスの蔓延の結果、世界中で数百万人の感染と数十万人が死亡した他に、グローバリザションの終焉、各国の鎖国や経済破綻、国際関係、貨幣価値、為替の変化などが起きた。

ニューヨーク株市場は1億年に1度と言われる大暴落が起きた。中国はもちろん、アメリカに打撃を与え、国際金融資本家も打撃を蒙った。つまり「ウイルス戦争の仕掛け人」は居なかったと思う。

今回のウイルス疫病がどのように終焉し、国際情勢がどのように変化するかはわからないが、以下は私の予測である。

(1)中国の国際関係は悪化し中国覇権は失敗する。誰も中国が疫病蔓延の責任をアメリカに転嫁する宣伝を信じないから中国は更に孤立し、中国の共産主義独裁体制が危機を迎える。

(2)各国で自国製造、国家防衛策として戦略製造業を再開させる。グローバリザションが鎖国主義に変わる。中国の製造業が大打撃を受ける。

(3)欧州連盟(EU)は分裂するだろう。各国の経済破綻の程度が違い、ウイルス被害の程度も違う。欧州各国が自国の経済回復で精一杯だから欧州連盟は分裂せざるを得ない。

(4)各国の経済悪化で為替の変動が激しくユーロは使えなくなる。ユーロは破綻する。

(5)貨幣価値の変化が激しくドル以外に基準とする貨幣がないためドル体制は続くだろう。

金本位体制が回復する見込みは薄い。ビットコインの信用度も下落する。


at 07:50 | Comment(0) | Andy Chang

2020年03月25日

◆コロナウイルスとFBI 

Andy Chang (2020/03/22)

    
            AC通信 No.778

アメリカはコロナウイルスの蔓延を防ぐため六つの州が外出禁止令を出し、連日のニュースもウイルス関連のものばかりだが、ここでFBIがウイルスの蔓延を悪用したとしか思えない発表をした。

アメリカには情報公開法(FOIA:Freedom Of Information
Act)と呼ぶ法律があって公民は政府機関が封鎖または隠蔽して居た情報の公開を求めることができる。アメリカのJudicial
Watch(JW)という会社はこの法律を利用して過去に起きた様々な事件の真相を調査するため、FBIや司法省、国務省などに情報の提供を要求してきた。数日前にJW社に対し、FBIはウイルスの蔓延のため資料の提供を従来の「eMailで請求」から「普通郵便で請求」するようにした。

コロナウイルスが蔓延してアメリカが非常事態に突入した。トランプ大統領はまだ全国戒厳令を発布していないが六つの州が外出禁止令を発布してた。多くの会社や政府のオフイスも在宅勤務をする公務員が増えた。だからFBIはJW社に対し、電子メールによる情報提供を一時ストップしたのである。

だがFBIがメール通信による情報請求を中止して普通郵便による請求だけにしたのはおかしい。在宅勤務の公務員は自宅でコンピューターを使用して業務を行うことである。コンピューターでオフイスのデータベースにつなぐことができる。国民が要求した資料はFBIや国務院、司法省などのデーターベースにある。データベースはたくさんあるが公務員が資料を探すにはコンピューターであちらこちらのデータベースを探す必要がある。これは在宅勤務でもやれる仕事のはずだ。

普通郵便で資料提供を要求すれば普通郵便はオフイスに届けられるが在宅勤務の公務員は郵便物を開けることができない。したがって資料の要求に応えることができない。つまりFBIがJW社の要求を無期延期すること、ウイルスの蔓延を悪用した非協力である。

JW社は現在でも80から100ほどのDeep State
の調査を行なっている。ベンガジ事件、ヒラリーの個人サーバー使用とそれによる国家機密の漏洩、スティール文書の作成とトランプの選挙妨害、ロシアゲート、ウクライナゲート、トランプ弾劾裁判などにおけるFBI高官のヒラリーの犯罪隠蔽など国民にとって大切な真相調査がFBIの非協力で延期されることになったのだ。

FBIが情報公開を延期して得をしたのはヒラリー、部下のウマ・アベディン、オバマ、コーメイ元FBI長官、マッケイブ元FBI副長官、国務院のブルース・オア、リサ・ペイジ、ピーター・ストロークなど、みんなDeep
Stateの要員である。

FBIが情報提供に非協力のためJW社や司法省の調査が遅れれば、たとえトランプが再選されたとしてもあと五年たてば調査が停止され、Deep
Stateが犯した数々の犯罪が闇に葬られるかもしれないのだ。
at 08:15 | Comment(0) | Andy Chang

2020年03月14日

◆バイデンと米国の汚職文化

  Andy Chang
 

10日の6州の民主党の初期選挙でバイデンが4州で勝利し、残る2」つの州、ノーダコタとワシントン州の結果はまだ出ていないが、現状ではバイデンがサンダースに150人ほどの代議員数で勝っている。

この趨勢が続けばバイデンが民主党の大統領候補となる。トランプに勝てるかどうかは別として、民主党はバイデ
ンのウクライナと中国の収賄疑惑を不問にするつもりだ。11月の総選挙まであと230日ある。この230日の間にバイデンの収賄疑惑がどう発展するかはわからないが、共和党が問題にしないはずはない。

アメリカ国民はバイデンの汚職を知っていても彼に投票するだろうか。バイデンが当選すれば米国の威信、信用度はどうなるか。米国の元首や政治家が汚職まみれで世界の汚職国の仲間入りすることを無視できるか。

金が世界の政治を動かすことは確かである。アメリカは国際援助の名義で金や武器をばら撒いて世界のトップリーダーになって居た。おかげで世界の弱小国のリーダーが金で買収されたのは確かである。

でもアメリカのトップ政治家が外国の金で買収されたのはオバマ時代になってから起きたことである。はっきり言え
ば汚職文化を作ったのはオバマ時代のヒラリーとバイデンの2人である。

バイデンはオバマの副大統領で、ヒラリーはオバマの国務長官である。

ヒラリーは「ウラニューム・ワン」で汚職を指摘された。ロシアの国家企業ロストロムが米国のウラン採掘権の20%を持つカナダの採掘企業ウラニュームワンを買収した際にヒラリー国務長官が便宜を図ったと言われ、その見返りにウラニュームワンはクリントン財団に多額の献金(1億45000万ドル)をした。

ヒラリーも民主党もこれを共和党の政治陰謀だと言って否定したが多額の献金を受けたとしたら収賄は事実である。

バイデンの収賄疑惑は2つある。1つはウクライナ疑惑、もう一つは中国疑惑である。ウクライナでは汚職がひどいことで知られて居た。

米国や欧州各国がウクライナに援助した金の行方が不透明なのでオバマがバインをウクライナに派遣して調査させた。するとウクライナのガス会社ブリスマが月給83000ドルで息子のハンター・バイデンを会社の首席顧問に招聘した結果、バイデンはウクライナの汚職問題を不問にした。上院では共和党議員がこの問題を調査すると主張して
いるが民主党議員が躍起になって反対している。

2013年オバマはバイデン副大統領を中国に派遣して中国の東アジアの島々で勝手に埋め立て工事をしているのを中止しようとした。バイデンは息子のハンター同伴で中国を訪問し、10日後に中国は15億ドルでバイデン息子と一緒にBHRパートナーズという合弁会社を作ったと言われる。

バイデン副大統領は中国の東アジアの島々における埋め立てを不問にした。金で買収されたのである。

バイデンの汚職は息子のハンターを使って収賄を曖昧にしたのである。外見では息子のハンターが主役だが副大統領が息子を連れて中国を訪問したのは本人に計画的な収賄意図があったと言える。

民主党は社会主義者サンダースではトランプに勝てないと分かっているから全力でバイデンを支持している。でもバイデンを候補者にすれば共和党の汚職追及を逃れはできない。

サンダースでもバイデンでもトランプに勝つのは難しい。トランプが選挙に勝てばDeep
Stateの犯した罪の追及は続くだろう。

at 08:23 | Comment(0) | Andy Chang

2020年03月09日

◆バイデンの敗者復活

Andy Chang
 
 
3日のスーパーチュースデイと呼ぶ民主党候補者選で14州の初期選挙が行われたが一般の予想に反してバイデンが14週のうちの10州で勝利を収めて候補者のトップになった。

アイオワ州とニューハンプシャー州で惨敗してバイデンの敗退は決定的と思われていた。ところがサウスカロライナ州の初期選挙でバイデンが60%近くの得票でサンダースに勝ったので人気が上がって今週の大勝利となった。

バイデンの勝利にはいくつかの原因がある。第一に民主党はもともと社会主義者のサンダースを大統領候補とすることに反対だった。

サンダースが民主党候補となればトランプ民主主義に対しサンダース社会主義が勝つ見込みは殆どない。

第二にサウスカロライナ州の選挙のあとブッティジージとクローブシャーが撤退を決めてバイデン支持を表明したので二人の支持者がバイデンに投票してバイデンの勝利となった。第三にバイデンがサウスカロライナ州で勝ったのでアメリカ南部の黒人がバイデン支持に回った。

スーパーチュースデイで初めて民主党候補者の選挙に参加したブルームバーグは投票の結果が思わしくなかったので翌日撤退を表明してバイデン支持に回った。

これで民主党の大統領候補はバイデン、サンダースとウォレンとなったが、ウォレンもマッサーチュセッツ州で
得票が3位となったので撤退を考慮している。

ウォレンが撤退すれば候補者選挙はバイデンとサンダース2人の対決となる。


7日の選挙の結果でバイデンが獲得した代議員数でサンダースを上回った。しかしメディアの評論では2人とも民主党大会までに過半数は取れないとしている。

民主党の代議員は総数3980人で、過半数は1991人である。過半数が取れなければ第1回の投票で民主党の大統領候補となれない。2回目の投票では乱戦となって予測は難しいと言われている。

代議員は第1回の投票では州の初期選挙で決定した候補に投票する義務がある。第1回の投票で過半数を取流候補者がいななければ第2回の投票からは自由投票となり候補者間の駆け引きや民主党幹部たちの討論となる。大物議員が別の候補者を推薦することもできる。

各州の最終結果が出ていないので代議員の数字は毎日変わっているが、5日朝のFoxnewsによると、バイデンが596人、サンダースは531人、ウォレンが65人。

このほかに撤退を表制した候補者がこれまでに獲得しだ代議員数では、ブルームバーグ58人、ブッティジージ26人、クローブチャー7人である。撤退した候補者が得た代議員が第一回目の投票で誰に投票するのかはわからない。

5日朝ウォレン上院議員は候補者選挙運動を中止すると発表した。マッサチュセッツ州ケンブリッジの自宅の記者会見で彼女はバイデンとサンダースの2人の候補者について誰を支持するかは決めていないと述べた。

そして「大統領とはどのような人物かがいちばん大切だ」と述べた。つまりトランプを打ち負かすことが選挙の最大の目標ということだ。

民主党候補の選挙目標はただ一つ、反トランプ(Dunp
Trump)である。バイデン、ブルームバーグ、サンダースなどの講演は反トランプだけでその他の政見、政策がない

ブルームバーグとサンダースは「史上最悪の大統領トランプを下ろす」続いて「我こそはトランプに勝てる候補者」と述べる。民主党は国政や経済などでトランプの業績を否定できないからトランプ憎悪を増幅させる講演しかできない。

サンダースは社会主義者で一貫した主張は国民健康保険無料、大学学費無料、国境開放、移民歓迎である。だがこの二つを実施する資金の来源は富裕層と中間層の税金を大幅に上げることである。増税政策ではトランプに勝てない。

バイデンは民主党穏健派と言われているがバイデンには記憶間違いや失言が多い。しかも致命的な汚職疑惑がある。バイデンがウクライナと中国から巨額の賄賂を受け取った事実は既に上院の司法委員会が息子のハンター・バイデンを喚問すると発表した。

バイデンの汚職問題が表面化したのはペロシとアダム・シフ議員がウクライナ問題でトランプを弾劾裁判に持ち込んだためである。

民主党の大統領候補はバイデンとサンダースの一騎打ちとなったが、サンダースとトランプはアメリカの社会主義革命だから勝ち目はないし、

バイデンは汚職問題で選挙どころではない。投票まであと七ヶ月あるが、現状ではトランプ再選はほぼ間違いないだろう。
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マグマグのAC通信ページ http://www.mag2.com/m/0001690065.html



at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang

2020年02月27日

◆米軍のアフガン撤退

No.775 Andy Chang 
(2020/02/25)


最近はコロナウイルスのニュースばかりであまり話題になっていないが、アメリカはアフガニスタンのタリバンと平和交渉を二週間ほどつづけていて、今週末には平和交渉が成立すると思われる。

平和協定でアメリカ側は135日以内に米軍の兵力を13000人から8600人に減らすとしている。マイク・オンペオ国務長官は25日、「最終結論は出ていないがアメリカは暴力の削減がなければ平和協定にサインしない」と述べた。

トランプ大統領の目標はアメリカが国外紛争から手を引くことである。アメリカは前後20年も中東の動乱に介入している。アメリカ国民は戦争反対、外国の動乱介入に反対である。報道によるとアメリカは20年の中東介入で死者2900名、負傷者2万名を出したという。

ブッシュ、クリントン、オバマ、トランプと続く歴代大統領は様々な手段で中東の平和に介入してきた。オバマとヒラリーはアルカイーダに武器を提供してチュニジアからリビア、続いてエジプトの「独裁者」を排除して民主政権を作った。エジプトの次に提供した武器をシリアに移そうとしたが、アルカイーダが拒否したのでベンガジ事件でアメリカのスティーブン大使などが殺害された。オバマがシリア介入に失敗したのでシリアは反アサド、クルド族の独立運動、ISISの反乱が起き、トルコとロシアも介入した。

トランプはシリア撤退の次にアフガニスタンの兵力を削減する。アフガニスタンの現政権はアメリカが作った暫定的平和だが反対派の暴力事件が続いている。今回の平和交渉は現政権のAshraf
Ghani大統領の政権を5年維持することを条件に反対派と平和交渉している。反対派のAbdullah
Abdullahは既に勝利宣言をしたので平和協定が成立してもGhani政権が長続きするとは思えない。

平和交渉はアメリカ側のZalmay
Khaliliad代表とアフガン側の15名が参加している。アフガン側15名とはGhani政権の代表5名と反対派の代表10名である。各々の主張が違うので平和交渉はかなり難しい。アメリカは135日以内に兵力を8600名まで削減するとしているから平和協定のあと暫く動乱が起きなければよい。

アメリカは過去20年の中東介入で得るものはなかった。トランプは歴代大統領が成功しなかった中東から撤退を成功させたことで選挙を有利にするはずだ。


at 08:05 | Comment(0) | Andy Chang

2020年02月16日

◆ 民主党の困惑

Andy Chang

No.774


2月11日はニューハンプシャー州のコーカスの日だった。コーカスとはアメリカ
の連邦州が行う政党代表選出会議である。7月の政党大会に参加する代表を選出
すると同時に、州民が大統領候補に投票する会議である。政党大会で大統領の候
補者を選ぶとき、各州の代表は第一回目の投票でコーカスの投票結果の比例に
沿って候補者に投票する義務がある。一回で大統領候補が決まらなければ第二回
の投票から各人の自由となる。

今回の民主党コーカスではサンダースが26%を獲得してトップとなった。続いて
ブッティジージ(Pete Buttigieg)が24%、クロブチャー(Amy
Klobuchar)ミネソ
タ州上院議員が20%で3位となった。意外にも上位を占めていたウオレン候補が9%、
バイデン候補が8%となった。

アイオワ州とニューハンプシャー州の結果でウオレンとバイデンの二人が大統領
候補となる可能性が薄れてしまった。この二州の結果で民主党は困惑している。
民主党が困る原因は四つある。(1)民主党はサンダースが民主党を代表する候
補者になって欲しくない。(2)ブッティジージとクロブチャーも絶対にトラン
プに勝てない、(3)バイデンが脱落したのでブルームバーグ元ニューヨーク市
長に期待するしかないが、ブルームバーグにも問題がある。(4)民主党にはト
ランプに勝てる候補者がいない。

サンダースは無党派で社会主義者だから民主党が極左のサンダースを支持するは
ずがない。それなのにコーカスの結果では民間人気が高い。サンダースが主張す
る国民医療と国民教育の無料化は概算して10年で90兆ドルかかる。政府にそん
な金はないし本人も金の問題を説明できない。嘗てスターリンが同じような主張
をしたが実現できなかった。自由民主のアメリカが社会主義者を支持するはずが
ない。

ブッティジージとクロブチャーは共に政治経験が薄いし、おまけに白人が多い米
国の中部出身である。黒人やラテン系人の多いサウスカロライナ州やネバダ州で
は支持層が薄いし政治献金も期待できない。おまけにブッティジージはゲイ(同
性愛者)である。アメリカの大統領がゲイなら大統領夫人はどうなるのか、大い
に疑問である。

アイオワ州とニューハンプシャー州のコーカスが済んで各々の州代表数はサン
ダース22、ブッティジージ21でほぼ同数である。サウスカロライナ州とネバダ州
の後、3月3日のスーパーチュースデイになるとブルームバーグが参加して混戦
となる。サンダースとウオレンは極左、ブッティジージとクローブチャーは中道
左派、バイデンとブルームバーグは中道派と言われている。スーパーチュースデ
イは14州のコーカスで、1357人の政党代表を決める。候補者の趨勢はこの日に
ほぼ決まるかもしれない。

バイデンとブルームバーグが生き残れるかはスーパーチュースデイの結果で決ま
るだろう。バイデンはウクライナと中国から賄賂を取った問題があるので人気が
落ちたが、ブルームバーグはニューヨークの市長時代に黒人差別発言があったこ
とでこの数日は謝罪と説明に躍起になっている。

問題は民主党の候補者に政策主張がないことだ。これは民主党候補者に共同の欠
点である。内政、外交、経済、雇用、人種問題などでトランプに対抗できる政策
がない。これまではトランプを独裁者、レイシスト、女性蔑視と人格で攻撃した
人はかなり多い。しかしマイノリティの雇用が増えて失業率が史上最低となって
それも言えなくなった。サンダース、バイデン、ブルームバーグは皆「トランプ
退治ができるのはオレ」としか言っていない。人身攻撃では勝てない。

共和党側には現職大統領トランプに対抗できる候補者はいない。しかもメディア
の宣伝に反してトランプ人気はかなり高い。ニューハンプシャー州の共和党コー
カスに参加した人数は驚くべき12万人余人だった。レーガンからオバマ迄の
ニューハンプシャー州コーカスで歴代大統領の集会参加者が5万から6万人だった
のにトランプの集会には12万人が参加したのである。この数字だけでもトラン
プ人気が民主党候補より高いことがわかる。

政治献金でもトランプが抜群である。トランプ陣営は2020年1月だけで6000万ド
ルの献金があったと発表した。下院で半年以上も弾劾され、続いて上院で弾劾裁
判にかけられた1月だけでこれほどの献金が集まったのである。トランプの人気
は衰えていない、民主党にはトランプに勝てる候補者がいないから大いに困惑し
ているのである。

at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang