2020年02月10日

◆トランプの勝利宣言

Andy Chang


AC論説 No.773

2月5日午後、上院議員の投票でトランプ不起訴が決定した。その翌日、トランプ大統領はホワイトハウスで、トランプ弁護に尽力したホワイトハウスの弁護士団や上院と下院の議員たちを集めて「完不起訴(Total
Acquittal)」の挨拶と感謝のパーティを開いた。

「これは記者会見ではない。この集まりは私が完全無罪を勝ち取ったことで諸氏の尽力に感謝する集まりである」と述べた。驚いたのはトランプが招聘した百人以上の人々の名前を一人一人取り上げて感謝の意を述べただけでなく、一人一人のいろいろなエピソードを原稿なしで喋ったのである。すごい記憶力だ。

Deep
State(民主党とメディア)のトランプ反対運動は今回の弾劾裁判だけではない。トランプが選挙に立候補したときから選挙、当選、就任した2017年1月から今日までの4年間で、様々なでっち上げや大統領の政治活動に妨害をしてきたのである。無罪判決となってトランプが勝利宣言をしたのは当然と言える。

ヒラリーが百万ドル以上を支払ってでっち上げたSteele
Dossierを使った選挙妨害でトランプが絶対に当選しない体制を作った。にもかかわらずヒラリーが落選した。トランプの就任直後に民主党議員とFBI/DOJの政府の高官たちが密かにOperation
Double Herricaneと名付けた反トランプ陰謀を始めたのである。

この3年間に色々な反トランプ陰謀があった。
マラー検察官を使ってロシアゲートの調査を2年続けたがトランプのロシア癒着の証拠はあげられなかった。
それでもマラー検察官はトランプが無罪と結論しなかったので、国会の民主党議員が犯罪証拠を探したが何も出なかった。
それでトランプとウクライナ総統との電話会談を盗み聞きした「密告者」が下院のシフ議員と「ウクライナ疑惑」をでっち上げて調査した結果、ペロシ下院議長が弾劾案の作成をナドラー司法委員会長に命令し、今回の弾劾案(権力悪用と国会無視)となったのである。

上院の裁判の結果が完全不起訴となって、4年も続いたトランプ降ろしがようやく一段落した結果、トランプが勝利宣言をしたのである。
2月5日にトランプ大統領の「一般教書」演説があった。アメリカの大統領が上院下院、最高裁判事、軍部と政府の要員を招致してアメリカの「国情報告」をする行事である。

アメリカの現状は、株市場が史上最高となり、民間雇用の増加と失業率の低下、米中経済協定やメキシコとカナダの経済協定など、トランプが大統領に就任して以来30以上の選挙公約を実現し、Make
Amerika Great
Againの公約を実現した。トランプ大統領は四十四人の歴代大統領の中でもトップの業績を上げている。しかもDeep
State、民主党国会の度重なる妨害にも拘らずこれだけ立派な業績を作ったのである。

アメリカだけでなく全世界でトランプが嫌いな人間はたくさんいる。彼の顔立ちや演説の身振り、物議を醸す発言などでトランプを毛嫌いし反対する人は多い。しかし顔立ちや人物評は別として彼の業績は認めなけらばならない。

トランプが無罪を勝ち取ったから今後は民主党がトランプ降ろしをやめるとは思えない。むしろトランプに対する敵意がさらに増幅し、民主党と共和党の分断というより「何でもトランプに反対」はもっとハッキリするだろう。

民主党は今後も反対運動を続ける。シフ議員が弾劾裁判で「反トランプの本当の理由」をポロっと喋ったように、11月の総選挙でトランプに勝てる候補者は一人もいないからだ。ペロシ国会議長は去年12月にトランプ弾劾が成立したとき、「弾劾(の汚名)は永久である」と凱歌をあげたが、上院の裁判でトランプ不起訴となった結果、ペロシは「大統領を無実の罪で弾劾した国会議長」の汚名を永久に残すことになった。
at 07:50 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月30日

◆波瀾万丈の弾劾裁判

Andy Chang


弾劾案が却下されればでトランプ裁判は金曜日で終わるが証人喚問となったら波乱万丈の長期戦となる。

トランプ大統領の弾劾裁判は第二週目に入ってトランプ弁護士団の反対弁論になった。先週の第一階段は弾劾側の弁論で既に分かっている事を繰り返しながらさらに臆測や嘘を繰り返す一日8時間の演説が3日も続き、新しい発見もないつまらないものだった。呆れたことにシフ議員は「トランプを選挙に出させないために上院議員は彼を弾劾すべきだ」と述べたのである。土曜日の弁護団側の反論は簡単明瞭でわかりやすく、たった2時間で弾劾側の弁論を論破したのでメディアも喝采を惜しまなかった。

月曜日になって弁護団の反対弁論が始まった。弁護団は与えられた24時間を2日16時間でで切り上げると言われていた。共和党側はトランプ弁護団の反論が終われば次の階段で上院議員の質問を16時間で切り上げ、票決で裁判を終結させるつもりだった。

ところが日曜日26日夜にニューヨークタイムスが、ジョン・ボルトン元大統領補佐官(国家安全保障担当)の追想録の原稿を入手し、その中にトランプ大統領が「ウクライナがバイデンと民主党の疑惑調査に協力するまでは4億ドルの軍事援助金を保留する」と述べたと発表したので、民主党側は大喜びでボルトンを証人に喚問すると言い出し、裁判が長引く可能性が出て来た。

共和党側にも証人喚問に賛成する議員がいて、中でもロムニー議員は「これでボルトン補佐官の証言を聞く重要性が明らかになった」と述べた。53人の共和党議員のうち証人喚問に興味ある議員は4人と言われているが、3人が喚問に賛成すれば裁判での投票は50対50となる。もしも50対50になればロバーツ裁判長に最終決定権があるかどうかはまだ討論されていない。

月曜日のトランプ弁護士団の論述は素晴らしかった。予定された8時間の弁論は最初にケン・スター元特別検察官が下院の弾劾案が違法行為であることを実証し、続いて弁護士団が代わる代わる弾劾案の違法を論破したあと最後にアラン・ダーシュイッツ憲法学者(民主党員)が大統領弾劾案の憲法の基礎を説明して今回の下院のトランプ弾劾の違法性を糾弾した。彼の主張が上院裁判で受け入れられたら弾劾案は否決される。

スター元特別検察官は弾劾調査で証人喚問に必要な委員の票決を無視して独断で証人を喚問したのは違法と述べた。しかもシフ委員長はトランプの弁護士の参加を拒否し、共和党委員の証人喚問要求も拒否したと弾劾の違法性を糾弾した。続いてペロシ議長が司法委員会の調査に先立って「弾劾案の作成」を命じた違法を糾弾した。ナドラー司法委員長は調査を2日で切り上げ、ペロシは総会の票決もなく弾劾案を決定した。選挙のために弾劾案をでっち上げたのである。弾劾は民主党と共和党の賛成が必要なのに票決で共和党は一人も賛成しなかった。しかもトランプ側の参与を拒否しながらトランプの資料拒否を「国会に非協力」と弾劾した。結論として弾劾案の「権力濫用」と「国会非協力」は違法であると述べた。スター元検察官の論述は理路整然でわかりやす名演説だった。

ダーシュイッツ憲法学者は、アメリカの憲法では大統領罷免は犯罪証拠が明らかな時に限るとし、憲法では大統領を弾劾するよりも勝手な弾劾から大統領を守る法律で、政党闘争や恣意、臆測で大統領を弾劾する行為を防ぐために作られたものであると説明した。そして今回の下院の弾劾案は憲法で規定した弾劾の条件に当たらないし、証拠不足、臆測や又聞きの政党闘争であるとし、下院の政治闘争のでっち上げ弾劾案は却下すべきと述べた。

ダーシュイッツはNYタイムスのボルトン記事にも触れ、大統領が条件付きで取り引きを行う事、つまりQuid Pro Quoは国際関係において日常茶飯事で権力濫用ではない。たとえトランプが軍事援助をバイデンの汚職調査の条件付きとしても弾劾できない。例えば国会が「ゴランハイツの建設中止を条件にしたイスラエルへの軍事援助」は明らかなQuid Pro Quoだったと述べた。

トランプ弁護団の反論は28日で終わり、29日と30日は議員の質問と応答が16時間予定され、31日から提案と票決に入る。共和党側は弾劾案を却下する予定だがボルトン記事のため民主党側が証人喚問を提案し、共和党側の4人が賛成すれば裁判は長引く。弾劾案が却下されればでトランプ裁判は金曜日で終わるが証人喚問となったら波乱万丈の長期戦となる。

証人喚問が議決されたら民主党側は真っ先にボルトンを喚問するが、ダーシュイッツが述べたように「見返りを要求したことが有罪証拠となる可能性はない」し、66人がトランプを弾劾する可能性はほとんどない。しかもボルトンの供述が事実としてもトランプはウクライナへの援助金を保留しなかった。たとえトランプとボルトンに「見返り条件で援助金を保留するつもり」と言ったのが事実としても実際に援助金を保留しなかったら罪になるはずがない。ダーシュイッツが言ったように「見返り要求で大統領の罷免はできない」。

証人喚問が可能となれば裁判は本当に波瀾万丈となる。共和党はハンター・バイデンとジョーバイデン、密告者、シフ議員と彼の部下などを喚問するから民主党に不利だ。証人を喚問するのは上院議員の全員の投票で決まる。共和党と民主党は53対47だから共和党側の提出する証人は賛成多数で通るが民主党が出した証人は却下されるかもしれない。裁判の行く先は金曜日になったらわかる。

at 07:54 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月28日

◆マラー検察官の国会喚問は大失敗

Andy Chang
 

民主党と共和党の双方からいろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。

マラー検察官が22カ月の調査の後で発表したトランプ大統領のロシア癒着疑惑の調査では、報告書の第一部でトランプのロシア癒着の証拠はなかったと結論した。だが報告書の第二部ではトランプが調査を妨害した疑惑調査では罪の証拠はなかったが、トランプの名誉を回復(Exonerate)するに至っていないと結論付けた。マラー検察官は調
査結果は全て報告書に書いたから付け加えることはないと述べたが、マラー検察官は「トランプ有罪の証拠はなかったけれど、国会が大統領を罷免する権利がある」と付け加えたのである。

この発言のため民主党優勢の国会はマラー検察官を国会に召喚してトランプを罷免するための新証拠を探すとした。共和党側はロシア疑惑とはヒラリーが選挙違法ででっち上げたものでトランプは冤罪で、冤罪をでっち上げたFBI/DOJを調査すべきだと主張している。国会喚問
の二つの委員会、司法委員会はトランプが選挙で違法行為があったかについて調査し、情報委員会はロシアの選挙介入についてトランプが関連した疑惑とトランプがマラーの調査を妨害したかを調査する。

7月24日にマラー検察官は国会の司法委員会と情報委員会の喚問に応じて、二つの委員会でそれぞれ3時間の質問に答えた。国会喚問の結論は両党側の議員とメディアが認めたように民主党にとって大失敗(Disaster)、または不発弾(Dud)だった。もう一つの結果は後述するようにマラー氏の検察官としての信用がガタ落ちしたことである。

民主党側がトランプ不利な言質を得ようとした度重なる質問に対し、マラー検察官は20数回も「報告書に書いている通り」と答え、新たな証拠はなかった。民主党側の議員がトランプに不利な意見を述べてもマラー検察官は「同意できない」と答えるか、「私の調査に関係ない」
と答えた。民主党側の得た唯一の結果はトランプとロシアの癒着の証拠はなかったと述べたことである。

トランプの調査妨害についてマラー検察官は「名誉回復(Exonerate)と結論しなかった」と報告書にあったことを再確認した。民主党側は名誉が回復できないとは「罪の疑惑が残っている」と主張しているが、共和党議員は「検察官の任務は有罪証拠を調査することである、証拠
がなければ無罪、名誉回復は検察権の任務ではない」と反論した。更に共和党議員は、「検察官の任務である有罪証拠がないと結論としたのにトランプの名誉を回復しなかった」とし、司法部に名誉回復の責任を取らせるようにしたと譴責した。

トランプとロシアの癒着(Collusion)調査について、マ
ラー検察官は「癒着」は法律用語ではないとしたが、共和党議員はマラー検察官が癒着(Collusion)とはトランプがロシアと結合した陰謀(Conspiracy)
のことと報告書に書いてあることを指摘し、陰謀の調査でトランプがロシアと共謀した証拠はなかったと書いてあると指摘した。つまり癒着(ロシアとトランプが共謀した)証拠がなかったなら名誉を回復すべきなのにトランプの名誉を回復をする責任を司法部になすり付ける
べきではないと譴責した。マラー氏は共和党議員の何回もの譴責にすべて沈黙を守り返答しなかった。

共和党側はマラー検察官がなぜFBIの高級官僚、Andrew WeissmannやPeter Stzrokなど、反トランプ陰謀の仲間の人たちを使って調査した明白な違法行為を追及した。更にこの調査はスティール文書と言う偽の証拠を元にFBIがFISA(防諜スパイの調査申請)始めたことを追及ししたがマラー検察官はスティール文書、ヒラリー、FISAの違法性などについては一切答えることはしないと断って共和党の追求を避けた。そして更にマラー検察官は「私は仕事ができる人を起用しただけで、反トランプの人物を選んで雇用したのではない」と答えた。

これを更に追及されたマラー検察官は呆れたことにAndrew Weissmannがヒラリーの当選パーティに参加したことやPeter StzrokとSteeleの関係をみんな知らなかったと述べ、スティール文書がヒラリーの金でFusion GPS会社がスティールを雇って作成したことなど、みんな知らないと答えたのである。

彼の起用した調査員の政治動向や反トランプの中心であるガセネタのことなど一切知らないと答えたのは衝撃的である。これでマラー検察官が調査に不適任で部下に任せっきりだったことが暴露されたのである。

マラー検察官は数多の質問に答えることが出来なかった。6時間にわ
たる質問で報告書の内容も詳しくないことがわかり、議員の質問に対して報告書のどのページかと聞き返し、議員に指摘されて報告書の該当箇所を読んだあとで「ここに書いた通りです」と答えたことが20数回にも及んだので、恐らくこの調査報告は部下のワイスマンが書いたのだろうと言うことが判明した。つまりマラー氏は不適任でしかも
調査を部下に任せていたことがわかった。ワイスマンは反トランプの首魁だから報告書の信憑性、正当性が疑問視されることになった。

この国会喚問は民主党のロシヤ癒着の調査と共和党のトランプ冤罪をでっち上げた証拠を探すためだったので、民主党と共和党の双方からいろいろな質問があり、双方にとって有利、不利な結果があったので、注意しなければ「群盲象を撫でる」報道となってしまう。特に翌朝の「テレ朝」の報道は、「トランプ氏は大統領の任期を終えたら追訴できる」と述べていた。これではまるでトランプは有罪だが在職中は起訴できないが、退職すればすぐ追訴され有罪判決を受けるように思われてしまう。

実際に起きたことは当日朝の聴聞会でTed Lieu議員(民主党)が大統領を退職後に追訴出来るかと訊ね、マラー検察官が「法律は全ての人に公平だから退職後は追訴できる」と答えたことである。しかしこのあとマラー検察官は午後の聴聞会で「この答は不完全である。誰でも追訴する権利はあるが、本調査でトランプ大統領の有罪証拠はなかっ
た」と追加説明した。

トランプ大統領の追訴について民主党議員は「法律上の時効」は5年だがトランプ氏が2020年に再選を果たせば退職は8年後で、時効になるだろう(ロシア癒着は2016年)と言った議論がなされた。マラー検察官の追加説明でトランプの有罪証拠はなかったと言明したので時効論は意味がない。

国会喚問の翌日、民主党側はトランプ有罪の追加証拠はなかったが、トランプ罷免の努力は継続すると発表、これに対しペロシ国会議長(民主党)は証拠がなければ罷免はできない、たとえ下院が罷免案を通しても上院で否決されると述べた。

共和党議員の大多数は、トランプのロシア癒着は冤罪であることがわかった。今後はトランプの冤罪をでっち上げた真犯人の調査をすべき、William Bar司法長官の「冤罪調査の調査」に期待すると述べた。
at 07:40 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月21日

◆トランプ大統領の弾劾裁判

Andy Chang  No.771


弾劾が失敗したらDeep Stateは「無辜のトランプ降ろし」の汚名を永久に負うことになる。

去年の12月18日にトランプ弾劾を下院の総会で投票して決定したペロシ下院議長は弾劾案を上院に届けることを1ヶ月も遅らせていたが16日に再び投票で提出を決定し、七人の弾劾案マネジャーを指名して上院に提出した。

ペロシ議長は「トランプ弾劾を決定した。弾劾は永久である」(Impeach is forever)と宣言し、提出の文書にサインしたペンを七人のマネジャーと分け合った。これこそDeep Stateがトランプの当選直後から始めた罷免計画を達成して「ヒラリーの怨念」を晴らした瞬間であった。たとえトランプを大統領の位置から引きずり下ろせなくてもトランプの人生に「弾劾」という歴史的汚点をつけることに成功したと言える。

18日午前、下院の弾劾案を受け取った上院議長は直ちにロバーツ(John Roberts)最高裁判事を招聘して弾劾の裁判官に宣誓就任させた。アメリカの大統領弾劾とは下院が弾劾案を調査して弾劾を決議して上院に提出し、上院が最高裁判事を招いて裁判官とした裁判をする。下院は検察官の役目を果たし、上院裁判をする。この裁判は上院議員が陪審員となり、投票で3分の2の議員が賛成すれば大統領を罷免できる。上院議員100人のうち66人が賛成しなければ罷免は成功しないからトランプが罷免される可能性は殆ど無い。

ただし上院の裁判では下院の提出した弾劾案を却下することができる。弾劾案の却下は上院議員の過半数できまるので共和党議員53人のうち3人が反対しなければ通る。トランプ大統領は被告となるので下院の弾劾調査のような一方的で不公平な調査でなく弁護士もいるし証人喚問もできる。

裁判官が就任したので裁判は来週21日火曜日から始まる。第一階段で下院が派遣した弾劾案マネジャー7人がそれぞれ弾劾理由の陳述をする。この陳述が二日から三日かかり、それが済むと第二階段で上院議員がそれぞれ質問を提出し、Roberts裁判長が質問を一つ一つ読み上げて裁決する。上院議員の質問状は150ぐらいあると予想されるのでこれで二日から三日はかかる。つまり裁判の第一週から第二週はこの二つで費やされる。

次に第三階段で被告の弁護団がそれぞれ弁論陳述をする。トランプは八人の有名弁護士、かつてクリントン汚職と罷免の主役だったケン・スター、憲法学者のアラン・ダーシュウイッツ名誉教授などが本件について意見陳述をする。

実際の裁判討論はこの後から始まる。予想では最初に共和党議員、もしくは被告弁護団から「弾劾案の却下」を提出し、討論後にマッコーネル議長(陪審長)が投票を提案して過半数51票の賛成があれば弾劾案は終結する。

弾劾案は「トランプの権力悪用」と「国会調査に非協力」の二つだが下院のシフ委員長が調査した「見返り要求(Quid Pro Quo)」や「贈賄(Bribe)」は弾劾案に書かれていない。アメリカの憲法では権力悪用や国会非協力は大統領を弾劾する条件に入っていない。したがってこの時点で弾劾案が却下される可能性はお大いにある。但し上院議員にはこれで満足せず新たに証人喚問を主張する議員がいて、証人喚問を要求する案が通るかもしれない。証人喚問になれば裁判は長引くし色々な展開がある。

民主党側はホワイトハウスのマルベニー最高顧問とトランプに罷免されたジョン・ボルトン、ジュリアーニ元NY市長などを喚問してトランプに不利な証言を取りたい、おまけに共和党側の要求する証人に反対である。民主党側は弾劾理由が薄弱なので反トランプの証人を召喚して新証拠を見つけたい、しかしバイデンと密告者の証人喚問には反対である。

共和党のクルース議員は「互恵(Reciprocity)」、つまり民主党と共和党の双方が同数の証人を召喚すると主張している。共和党側はジョー・バイデンと息子のハンター・バイデンのほかに「密告者」とアダム・シフ議員を召喚するという。こうなればDeep State側には大打撃で面白いことになる。

常識で考えても一人の名も知らない「密告者」がアメリカの大統領を罷免出来るはずがない。シフ委員長の弾劾調査も一方的で不公平だった。しかも密告者とシフ議員が共謀して弾劾案をでっち上げた疑惑もある。二人がトランプ罷免をでっち上げた事実が明らかになれば「国家転覆罪」に問われる。

バイデンが召喚されたら彼がテレビで自慢した「見返り要求で息子を調査していた検察官を罷免させた」事実が明らかになる。バイデンが中国の賄賂を受け取った事も調査されたら選挙どころか監獄入りだ。

証人喚問が行われるなら裁判が長引いてトランプ大統領の2月4日の一般教書の演説は裁判中に行われる。裁判が長引けば裁判にとどまる必要があるサンダース、ウオレンとクローブカーの三人の上院議員の選挙活動に大きく影響する。

ペロシは「弾劾された大統領」の汚名を事毎に喧伝してトランプに恥をかかせるつもりだが大統領罷免は上院の66人の賛成がなければ通らない。マラー検察官の「ロシア疑惑調査」も失敗した。弾劾が失敗したらDeep Stateは「無辜のトランプ降ろし」の汚名を永久に負うことになる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メルマガは一月に閉鎖するのでメルマガの読者皆様はマグマグのAC通信にログインし、メールアドレスを入力して配信登記をして下さい。

マグマグのAC通信ページ http://www.mag2.com/m/0001690065.html
なお、メルマガのAC通信はメルマガが閉鎖するまで続けます。

◎アンディチャンのAC通信の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0001690065.html?l=wjs0cb70a7

at 08:24 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月20日

◆台湾の総選挙と将来

Andy Chang


青幇、洪?は中国と繋がっている。ヤクザ組織が台湾の政治、軍事、経済、外交などに大きな影響を持っていることに注意すべきだ。

AC通信 No.770  (2020/01/13)


戦い済んで日が暮れて、幾家歓楽幾家愁。選挙には予想内と予想外の結果がつきものだ。予想外の結果が分析の資料となり、将来の予測となる。

蔡英文当選は想定内だったが817万票(投票総数の57%)を獲得したのは想定外だった。投票率が有権者の75%と高かったことも加え、今回の選挙は中国の台湾併呑に対する危機感が強く、「中台平和協議」を主張した韓国瑜と宋楚瑜に反対して蔡英文に投票した結果である。

2018年の中間選挙で民進党は惨敗したが今回は中国問題で蔡英文が187万票を獲得した。つまり二年前は国民が民進党にNoと言ったが、今回は中国にNoと言ったのである。中国問題が投票の主因だから宋楚瑜に票を入れた人はほとんどなくわずか60万票(4.2%)を獲得しただけだった。

投票率が高かった原因は多くの若者が投票したこと、そして若年層が中国の台湾統一に強く反対している証拠である。台湾には中国の台湾統一に反対の高年層、中国に投資や中国と商売しているため態度が曖昧な30から60歳の中年層、そしてこれまであまり政治に関心のなかった若年層がある。今回は若者の反中国が蔡英文の得票になった。

一部の外省人は中国の金に買収されて韓国瑜に投票したとも言われている。韓国瑜が550万票を獲得したのは国民党の基盤の他に中国の金銭介入があったと言われている。しかし実際には中国問題と香港デモが台湾の選挙に大きく影響した。習近平の「2025年までに台湾統一を果たす」発言で起きた台湾人民の危機感(亡国感)と8ヶ月続いた香港の反中国運動が今回の選挙に最も大きな影響を与えた。

立法院議員(国会議員)の選挙では民進党が本来の68議席から7議席を失い、61議席を獲得したがそれでも過半数を維持した。国民党に投票したのでなく独立系の小政党に投票した結果である。選挙には19政党が参加していた。独立系の小政党が増えた原因は国民が民進党と国民党に不満である証拠である。台北市長の柯文哲が1ヶ月前に創立した台湾民衆党でさえ155万票を獲得して第三政党になった。その代わり時代力量党は党内分裂で泡沫化した。

国民党の大変化は古参議員が七人も落選したことである。民進党も四人の古参議員が落選、時代力量党は一人を失い、宋楚瑜の親民党は一人しかいなかった議員を失った。古参議員の落選は国民が現状に不満である証拠と言える。新人議員の崛起が政治の若返りとなるかもしれない。国民党の呉敦義及び党首脳部は敗選の責任を負って総辞職した。

蔡英文政権の続投が決まって台湾の将来はどうなるだろうか。台湾の将来に最大の影響を与えるのは中国とアメリカである。台湾を守るのはアメリカだが台米関係はトランプ政権で大きく強固になったと言える。トランプが米国の大統領である限りこの状態は続くが、来年の選挙でトランプが落選すれば台米関係は大きく変わる可能性がある。

日台関係も要注意だ。安倍首相の四選はないから次の首相が誰になるかが大きく影響する。台湾側から見れば蔡英文の過去四年は現状維持と言う事実上の無為無策だったから今後の蔡英文が日台関係に積極的政策を取るとは思えない。

去年は香港人民の反中国デモが8ヶ月も続いたにも拘らず中国は三十年前の天安門事件のような強い制圧を加えることが出来なかった。香港の反中国デモは世界が見ている、アメリカも注意しているから強硬手段が取れないのである。同じように中国は台湾に強い圧力を加えることはできない。

但し中国が金を使って台湾に浸透することはできるしアメリカも中国の金銭外交を防ぐことは難しい。台湾の政治家を買収するなら真先に国民党、外省人などが考えられるが、実際には民進党の政治家も買収されないとは言えない。

もう1つ注意すべきは台湾のヤクザ組織である。台湾には竹聯幇、四海幇と呼ぶ外省人のヤクザ組織と天道盟と呼ぶ台湾人のヤクザ組織がある。これらのヤクザ組織は青幇(チンパン)、洪?(ホンパン)と繋がっていて、青幇、洪?は中国と繋がっている。ヤクザ組織が台湾の政治、軍事、経済、外交などに大きな影響を持っていることに注意すべきだ。
at 08:06 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月08日

◆台湾の総選挙

Andy Chang


投票の結果は蔡英文が当選するのはほぼ間違いないと思われる。
しかし蔡 英文の当選が国会議員の選挙で民進党に有利に動く
かはわからない。

台湾の総選挙は11日土曜日が投票日だからあと5日しか残って
いないのに 例年と違って盛り上がりがない。一般の予想では
民進党の蔡英文が当選すると言 われているが、民間では蔡英
文の当選を喜ぶ気配が感じられない。

今回の台湾の総統選挙では民進党の蔡英文、国民党の韓國瑜と
親民党の宋 楚瑜が名乗りを上げたが蔡英文の支持率が高く、
国民党の韓国瑜との間に大差を つけている。親民党の宋楚瑜は
支持率5%以下で、新聞種にもならない。一時は 総統選に出馬
するとして活動していた鴻海創業者の郭台銘は出馬を諦めて宋
楚瑜 支持に回ったがメディアは相手にしていないようである。

どうして今回は選挙運動が盛り上がらないのかというと、第一
に蔡英文の 人気が低下しただけでなく、本人が博士号詐称の
問題に沈黙を守って回答しない こと、第二に親中派の韓国瑜が
政治家として不適切な言動が多く支持率が減った こと、第三に
「反中国」の他に三党間の違いがないことである。

まず第三点から説明すると、候補者三人に共通した主張は中国
問題である こと。去年から8ヶ月も続いて香港の反中国デモを
見てもわかるように台湾民衆 の最大懸念は中国の台湾併呑で
ある。中台両岸関係について蔡英文は「平和協 定」は受け入
れないことを明確にしているが、韓国瑜と宋楚瑜の2人は「中
台間の 平和協定は時が経つに連れて避けがたいことだ」と言
う立場で、香港の反中デモ が毎日のニュースになっている現
状では台湾人が受け入れるはずがない。

それなら蔡英文の支持率が上がるはずだが、民衆は彼女の博士
号詐称と疑 惑をカバーアップする蔡英文政権に強い反感を持
っている。但し蔡英文が勝たな ければ中国の統一が一気に進
捗する恐れがある。台湾人は中国の統一戦線や台湾 侵略に強
い警戒感を持っているので蔡英文のスキャンダルを口にして反
発するわ けにいかない。嫌でも彼女を支持しなければならな
いのが民間の選挙意識の沈滞 の元である。蔡英文は当選しな
ければならない、だが当選してどうなのかと言っ た無気力感
である。

蔡英文の博士号詐称問題は多くの問題を抱えていて、これが台
湾で流行し ている言葉、「芒果乾」(干しマンゴー、亡国感
の意味を持つ)に代表される。 蔡英文の過去4年の政治を見る
と、民進党政権になっても国民党の政治家を起用 して台湾人
を軍事、外交などの重要閣僚に起用しなかった。また、閣僚の
起用に ついても即近しか起用せず、党内でも不満が多かった。
外交に於いても中国の政 治圧力に断固とした態度を取ってい
ない。マンゴーの皮は民進党の緑色だが、皮 を剥けば「白」に
なり、芯の部分は「赤」。蔡英文の中身は親中国ではないのか、
本気で台湾独立を目指すのかと民衆は疑問を持っている。

今回の選挙運動でも明らかである。本来なら民進党は緑色、国
民党は紺色 で、親民党はオレンジ色と決まっていたのに今回の
選挙運動では民進党、国民 党、親民党がみんな「空色」のジャ
ケットを着ている。「空色」は緑でも紺でもな い中間色、つま
り政治主張が曖昧、まさに「芒果乾」だ。嘗て2008年の総統選挙
で民進党の謝長廷が「空色」のジャケットと旗を使って国民党の
馬英九に惨敗 したが今回は三人とも中間色である。

候補者の政策弁論会を見ても三人に共通した主張は中国問題だけ
で、その 他の国際関係や経済問題について特に変わった主張はな
かった。中国の侵略と選 挙介入を防ぐ、衝突を避ける、警戒する
と言っても具体的な方法論はなかった。


投票の結果は蔡英文が当選するのはほぼ間違いないと思われるしか
し蔡 英文の当選が国会議員の選挙で民進党に有利に動くかはわか
らない。民衆の民進 党に対する失望はかなり深く、さりとて国民
党に投票するかと言えばそうでもな い。もしも民進党が国会で過
半数を取れなければ台湾の将来は見通しが利かなくなるし、選挙
が終わると蔡英文の学位詐称問題も再燃すると思われるので台湾
の将来は明るいとはいえない。
at 08:23 | Comment(0) | Andy Chang

2020年01月03日

◆アイデンティティ詐取

AC通信 No.768 Andy Chang (2020/01/01)

パソコンがハッカーに乗っ取られて酷い目にあった。

これまで新聞の報道でアマゾンやベライゾン、社会保障局などが
ハッカーにやられて数百万の個人データが盗まれたという報道を
見たことがあったが、これがまさか自分の個人データが盗まれる
元となるとは思ってもいなかった。


アイデンティティセフト(Identity Theft)とは個人の情報が詐取される ことである。パソコンがハッカーに乗っ取られたらパソコンの内部にあっ た個人データがすっかり盗まれ、財産を詐取されたり個人名義で勝手な購 買をしたりされる。金を失うのはホンの一部だけで、実際には実に大きな 災難である。私の被害にあった状況は皆さんにも降りかかる災難かもしれ ないので、簡単ながら警告として書くことにした。


ハッカーの攻撃は二度あった。第一回目は十一月初旬で、ある朝パソコン が突然動かなくなり、まもなく電話があってあなたのパソコンが動かなく なったのはマイクロソフトの問題だ。今からすぐ治してあげるという。
パソコンが動かないからどうにもならないので、すぐにやってもらうこと にして、ハッカーが私のパソコンに入り込んでいろいろ操作して直してく れた。これがハッカーの手口であったが、娘がこれを聞いてハッカーにや られたと警告してくれたので、すぐにパソコン修理の専門店、Geek Squad でウイルスを除去して貰った。


それから一月たった12月11日、メルマガに記事を一つ出したあと日本と台 湾の友人にBccメールで転送したところ、200以上のメールが全部受信拒絶 されて跳ね返ってきたのである。それで契約しているGeek Squadに電話し て治して貰ったが、うまくいかない。すると三日後にGeek Sqadと名乗る 男が電話してきて、すぐに治すと言う。実はGeek Sqaadを詐称したハッ カーだったのだ。

挙げ句は金銭の損失だけでなく、ハッカーが私個人の銀行口座まで侵入す ると言うことになった。幸いこれも娘がすぐ気がついたが遅かった。


それからが大変である。アイデンティティーを盗まれたとは全ての個人情 報がハッカーに詐取されたことである。すぐにパソコンを専門店に持って いってウイルス除去、銀行に行って口座を凍結し、新しい口座を設置して 暗証番号も変更した。だが銀行口座は序の口で、そのあとクレディット カードの変更と暗証番号の変更、社会保険や退職金の毎月の振り込み、
水道、電気、ガス、新聞などの毎月の自動支払いの変更と暗証番号の変更 など、個人情報一切を変更して20ほどの暗証番号を変更しなくてはならな い。これは実に大変な作業である。


しかも、である。これらの個人情報の変更をするにはパソコンが必要だ が、パソコンがハッカーに乗っ取られた状態ではパソコンが使えないの だ。パソコンは専門家がウイルスを除去してくれたけれど、ハッカーが
二度も勝手に私のパソコンに入り込んだのだから、パソコンを使い出すと 忽ちハッカーが入ってくる。


それなら別のパソコンを使えば良いかというとそうではない。専門家の意 見では一旦私のメールが乗っ取られたらマイクロソフトのウインドウズ系 統パソコンは一切使えないと言う。これは一大事だ。


専門家の話ではWindowsはハッカーが勝手に入り込むんでIdentity を盗む ことが出来るが、Apple PCなら殆どこのような被害は起きないそうだ。

有難いことに娘たち三人がみんなApplePCを使っているので、三人が代わ る代わる水道電気ガス、クレディット会社、社会保険局などにパソコンや 電話で状況を説明して毎月の振り込みや支払いを変更し、二十以上の暗証 番号の変更をやってくれた。これが私一人でやったら一ヶ月以上もかかっ ただろうし、煩雑な手続きで神経衰弱になるところだった。娘たちのお陰 でこの災難を切り抜けることができた。金銭の損害は残念だが、娘たちの 親孝行が身に染みて有難く、生涯で最も素晴らしいクリスマスギフトだった。


この事件には後遺症がある。今回の災難でつくづく私が歳をとって役立た ずになったかと感じた。人を信じやすく無防備で騙されやすい。歳をとっ て耳も目もダメになり、煩雑な手続きでいろいろな会社の係りに説明した り説明を聞いたりしてもよく聞き取れないし理解力にも限度がある。去年 は父親として振る舞うことが出来たのに今ではボケ老人で子供世話になる 人間、十歳も余計に歳をとったと感じている。もう一つの後遺症は Windowsパソコンを捨ててアップルのタブレットに替え、アップルのワー ドを使って記事を書く練習をしている。


最後に読者の皆さんにお伝えしたいことがある。MicrosoftのWindowsは ハッカーに侵入され易い。できるなら早々とアップルPCに変更すべき だ。WindowsPCを使うなら煩雑でも1ヶ月そこらで暗証番号を変更すべき
です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

メルマガは一月に閉鎖する発表がありましたのでAC通信は今後はマ
グマグに発表することになりました。メルマガの読者皆様は以下の
マグマグのAC通信にログインし、メールアドレスを入力して配信登
記をして下さい。マグマグのAC通信ページ http://www.mag2.com/m/0001690065.html


なお、メルマガのAC通信はメルマガが閉鎖するまで続けます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◎アンディチャンのAC通信の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0001690065.html?l=wjs0cb70a7
at 07:47 | Comment(0) | Andy Chang

2019年12月15日

◆トランプ弾劾状とFISA調査報告

Andy Chang
 

12月9日月曜日、アメリカの政治史で二つの重要発表があった。第一は民
主党多数の下院司法委員会のナドラー委員長がトランプ大統領の弾劾状を
発表したこと。第二は司法部のHorowitz 司法監督長官の提出した2016年
総選挙の際にFBIが法廷にFISA(外国諜報調査許可)を申請してトランプの
部下だったCarter Pageをロシア側のスパイと言う嫌疑をデッチ上げ、FBI
が調査する許可を法廷に申請した事件についての調査報告である。

デッチ上げの証拠とはスティール文書である。2016年の総選挙でヒラリー
を当選させるため、トランプの部下のCarter Pageをがロシアのスパイ嫌疑
法廷にスパイ調査許可を申請した。しかもトランプが大統領に当選、就任
後もトランプ罷免運動を続けた。マラー検察官を任命して2年で2500万ド
ルを使って調査したがトランプのロシア疑惑の証拠がなかった。

民主党はトランプ大統領の就任した2017年1月からトランプ罷免陰謀を続
けていた。今回のウクライナ事件の調査でシフ情報委員会長は300ページ
の報告を司法委員会に提出し、ナドラー司法委員会長は4人の大学教授を
召喚して意見を聴取した。ペロシ国会議長は直ちにナドラー委員長に弾劾
状の作成を指定した。情報委の調査は権力乱用で不完全だったし、司法委
の調査が一日だけでペロシは司法委に弾劾状を作成せよと命じたのだ。

ナドラー司法委員長が作成した弾劾状は「権力乱用」と「議会妨害」の2
つの理由を上げた。シフ委員長が作成した報告でトランプがウクライナ総
統に「見返り(Quid Pro Quo)」を要求した証拠が薄弱なので「見返り」
を「贈賄(Bribe)」に変更したけれど、これも決定的でない。だから最
後に「権力乱用」としたのである。

もう一つの「国会妨害」とはトランプがシフ情報委員長の資料提出や部下
の証人喚問を拒絶したことである。シフ委員長の調査は正当な手続きを踏
まなかったのでトランプが拒絶する理由は十分にあった。しかもホワイト
ハウスの法律顧問は資料提出を拒絶する8ページの理由書をシフ委員長に
提出している。オバマ、クリントン、ブッシュなど歴代大統領も国会の召
喚や資料提出を拒絶したがこれが弾劾理由となったことはない。つまり弾
劾状の二つの理由は理由不足である。

民主党Deep Stateはどうしてもトランプを弾劾したい。証拠不足でも理由
不十分でもアメリカの政治史にトランプ弾劾の記録を残したいのである。
情報委も司法委もペロシ議長もフォーマルな手続きを経ずトランプ弾劾を
記録に残す理由は来年の選挙のためである。司法委員会は弾劾案を多数決
で通し、総会でトランプ弾劾を批准して年末休暇に入る。年が明けるとト
ランプ弾劾は上院の弾劾裁判となる。共和党多数の上院で議員の3分の2
の賛成がなければ弾劾は却下される。

民主党はなぜ不公平で正式な手続きを経ていないトランプ弾劾を急ぐのか。

民主党側には来年の総選挙でトランプに勝てる候補者が居ない。弾劾を急
がないとトランプが当選する。シフ委員長が記者に答えた「トランプ弾劾
は法廷訴訟では間に合わない。選挙前にトランプを罷免しなければならな
いのだ」が民主党の弾劾を急ぐ意図を明らかにしている。

上院議員3分の2の賛成がなければトランプ罷免は成立しない。それでも
Deep Stateはトランプが弾劾されたと言う汚名を歴史に残したい。たとえ
弾劾に失敗してもトランプ弾劾の汚点を選挙に利用して民主党有利に持ち
込む戦略である。だが上院の裁判で民主党Deep Stateの「理由なき弾劾」
が民主党の選挙に不利になる可能性もある。

上院の弾劾裁判ではシフ委員長の「魔女狩り」が白日下に晒される。トラ
ンプ大統領は「上院は真っ先に密告者、シフ議員とバイデン息子の3人を
裁判で宣誓証言させるべきだ」と述べた。マッコーネル上院議長は裁判に
ついて殆ど意見を述べていない。リンゼイ上院議員は「密告者の身許も知
らないで大統領を罷免するなどあり得ない」と述べた。

元を糾せばウクライナ事件とは密告者がシフ議員と部下2人と共同で作成
した「見返り要求」の弾劾である。密告者が大統領を弾劾した。密告者は
バイデンの部下でウクライナ汚職に関わっていたと言われている。密告者
の身元を隠して一国の大統領を罷免するとはとんでもない。シフ議員が密
告者とつるんで弾劾をデッチ上げたとも言われている。上院の弾劾裁判は
シフと密告者の関係を明らかにする必要がある。

次にHorowitz 司法監督長官のFISA調査報告である。

2016年の選挙の際にFBIは法廷にトランプの部下のCarter Pageがロシアの
スパイである嫌疑を調査する許可(FISA)を申請した。FISAの理由書は主
にヒラリーと民主党本部の金で雇った元MI6のChristopher Steeleが作成
したスティール文書を根拠としている。コーメイFBI長官はFISA申請で
「スティール文書は信頼できる」と署名した。トランプが大統領になった
後もFISA申請は3回も延期された。それでも政治的意図がなかったと言う
のはオカシイ。ホロウイッツは「政治的意図は証明できなかった」と述べ
ただけである。

FBIはトランプの当選後、大統領に就任した後もFISAを使ってトランプの
ロシア疑惑を調査し、マラー検察官を指名して2年も調査を続けたのであ
る。Carter Pageをロシアスパイにデッチ上げた理由はトランプを弾劾す
る根拠である。Horowitz はFBIとヒラリー、スティール、ブレナンCIA長
官、クラッパーNSA長官との関連を調べなかったから調査不十分である。

報告書が出たあとFBIが選挙に関わったトランプ降ろしの陰謀調査は今後
さらに発展していくだろう。つまりFBIのコーメイFBI長官、マッケイブ
元FBI副長官、Peter Stzrok、司法部のBruce Ohrなど、司法部とFBIの高
級官僚がトランプを落選させるため、そのあとも続けて弾劾するために
FISAを申請した。Horowitz 総監はFBI/DOJのFISA申請について調査報告を
発表したが、彼の調査報告には「FBIのFISA申請には17件の重大かつ根本
的なエラーがあった」としたが、関係者が犯した重大なエラーが(トラン
プ降ろしの)政治目的を意図していた事実は見つからなかったと結論した。

17件の重大なエラーがあっても政治的意図は見つからなかったのはオカ
シイ。発表の後コーメイ元FBI長官は直ちに潔白が証明されたとツイート
した。

ホロウイッツ報告の発表後、バー司法部長とトランプ降ろしの犯罪調査を
命じられたDurham法官は直ちに「ホロウイッツ報告はFBI内部の調査のみ
で不完全である。報告に同意できない部分がある」と発表した。

つまりホロウイッツ報告はFBI/DOJの内部文書の調査で、しかも総監には
当事者を告発する権限を持たない。バー司法長官や外部のダーハム法官に
は関係者を起訴する権限がある。ホロウイッツ総監も「この報告ではFISA
申請の関係者が潔白と結論していない」と述べた。

リンゼイ上院議員は「もしもFBIが本当にアメリカのためにロシアスパイ
を調査していたのならCater Pageのスパイ疑惑を直ちにトランプに通報す
べきだった。それをしなかったのはFBIが反トランプだった証拠である」
と述べた。Deep Stateの反トランプ陰謀についての調査はこれから大きく
発展するだろう。

at 09:07 | Comment(0) | Andy Chang

2019年12月11日

◆弾劾調査は民主党の権力乱用である

Andy Chang


明らかに民主党は権力乱用と言われても構わずトランプを弾劾するつ
もりだ。

AC通信 No.766 Andy Chang (2019/12/05)
AC論説 No.766 弾劾調査は民主党の権力乱用である

12月4日水曜日、国会のNadler司法委員会はSchiff情報委員会会長
の弾劾調査報告を受け取ったあと、憲法に詳しい大学教授四名を委員
会に招聘してトランプ大統領の弾劾について質疑応答を行った。諮問
に召喚された四名のうち三名は民主党に献金、ヒラリーに献金した記
録もある民主党員で反トランプの教授である。あと一人は共和党側の
招待したJonathan Turley教授である。Turkey教授は共和党員でもなく
トランプ支持者でもないと自称している。

国会がトランプ大統領の弾劾調査を始めて既に70日経つ。12月2日
月曜日にシフ委員長は300ページの調査報告をNadler司法委員長に提
出すると発表したが、同じ月曜日にはシフ情報委員会の共和党が纏め
た125ページの反論を提出した。するとシフ委員長は共和党の反論を
「つまらない、意味がない」と言って却下した。委員長が独断で委員
の反論を却下するのは明白な権力乱用である。

3日火曜日にシフ委員長の調査報告が司法委員会に提出され、司法委
員会のNadler委員長は5日水曜日に3人の憲法に詳しい教授を招聘す
るとしたが共和党側はナドラー委員長に対し、トランプの密告者及び
シフ委員長を証人として喚問すべきと提案したが却下され、やむなく
もう一人の憲法の権威、Jonathan Turley教授を招聘した。

一方的な諮問会ではトランプ弾劾に賛成する教授の意見が結果として
採用されることになるが、実際にはターリー教授の弾劾に対する反対
意見が歴史に残る名講演と言われている。

反トランプの三人の教授はトランプが個人の政治的意図のためウクラ
イナ総統に対し、軍事援助の見返りにバイデン父子の調査を依頼した
ことは憲法違反で弾劾に値するとした。だが三人とも見返り要求(ク
イドプロクオ)だから憲法違反だったと言わず、トランプがウクライ
ナ総統に賄賂を与えたと言い替えた、つまりクイドプロクオでなくて
贈賄だから弾劾に値すると主張したのである。

これに対しターリー教授は詳しい理由を上げて民主党側の意見に反論
した。ターリー教授はシフ報告にあった弾劾理由は証拠が不十分で証
人12人の意見と又聞きしかなかったのに違法と結論したのはシフ委
員長の独断でる。シフ情報委員会もナドラー司法委員会も大統領弾劾
と言う重大事項に対して結論を先につけている。米国の歴史にある4
回の大統領弾劾案のなかでこれほど調査手続き不十分で証拠不十分、
大統領弾劾にあるべき手続きの欠如を指摘した。アメリカ歴史で起き
た弾劾案のうち、ジョンソン、ニクソン、クリントンの三人は、弾劾
に当たる犯罪証拠が十分だったのに今回はそれがない。クイドプロク
オは弾劾証拠不足だから贈賄に切り替えてもトランプには贈賄の証拠
がない、有罪判決は殆ど不可能と述べた。

ターリー教授はシフの報告書にあるトランプ大統領の権力乱用につい
ても反対意見を述べた。大統領が委員会の召喚に応じないことや資料
提出を拒否したのは大統領の権限内であり、オバマ大統領も国会の喚
問を拒否し、資料の提出を拒否したことを上げ、民主党委員がトラン
プを権力乱用で弾劾するのは無理と述べた。

最後にターリー教授は、民主党側はトランプが大嫌いだからマラー検
察官を使ってロシア癒着を調査したが結果は無実だった。これに続い
てウクライナ問題で大統領を弾劾し、それも証拠不十分だからその次
に権力乱用で弾劾する。それでもなお民主党がトランプを罷免するな
らこれこそ民主党国会の権力乱用であると結論した。

4日の諮問会のあと5日の朝、ペロシ国会議長はナドラー司法委員長
にトランプ弾劾法案を作成するよう要請した。ナドラー司法委員長は
この委託を受けてトランプ弾劾法案を作成してから来週9日の月曜日
に司法委員会でトランプ弾劾案の討論をすると発表した。

明らかに民主党は権力乱用と言われても構わずトランプを弾劾するつ
もりだ。トランプ弾劾が上院で否決されるのは殆ど確実だから、この
結果が来年の選挙で民主党に不利になるかも知れない。

ナドラー司法委員会の手続きが不十分でもとにかくトランプ弾劾案を
作成して投票すれば多数決で弾劾は成立する。Deep Stateは何が何で
もトランプを罷免したいのだ。ペロシ議長の予定では年末までにトラ
ンプ弾劾を上院に提出する。来週中に弾劾案を通し、急いで来年度の
予算12法案を20日までに通して上院に出してクリスマス休暇に入り
たい。弾劾が粗雑で法的手続きがなくても構わない。上院は予算を審
理してトランプに提出する。粗雑な予算を通せばトランプ大統領は予
算案を否決するかも知れない。

Deep State民主党には弾劾案の外に非常に憂慮していることがある。
Michael Horowitz 司法部総監察は来週月曜の9日に彼が長い時間をか
けて調査ていた2016年選挙のFISA案調査報告を発表する予定だ。こ
の報告が出たらヒラリーの選挙応援に関わったFBI、CIA、DNAと司法
部の高官が起訴される可能性大といわれている。来週はトランプ弾劾
の外に民主党が心配することがたくさんある。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これまではメルマガにAC通信を出していましたが、メルマガは来年一
月に閉鎖する発表がありましたので、この後AC通信はマグマグに発表
する予定となりました。メルマガに登記していた読者の皆様は以下の
メルマガ個別ページにログインして登記してください。

・メルマガ個別ページ http://www.mag2.com/m/0001690065.html

・新作メルマガページ http://www.mag2.com/new/
 明日から1週間掲載されます。ここでAC通信に登記できるはずで
す。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
メルマガAC通信バックナンバーはhttp://www.melma.com/backnumber_53999
ご意見はbunsho2@gmail.comまで
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


at 08:36 | Comment(0) | Andy Chang

2019年11月25日

◆弾劾調査が一段落し、魔女狩り裁判は 

            Andy Chang


弾劾調査が一段落し、魔女狩り裁判はクイドプロクオ(Quid Pro Quo)
からクオバディス(Quo Vadis)、何処へどのように発展するだろうか。

シフ委員長の弾劾質問は2週間で12人ほどを公開喚問して終わりと
なった模様である。この2週間で喚問に応じた12人の証人はすべてシ
フ委員長が喚問した証人で、共和党側が要求した証人はすべて拒否さ
れた。しかもシフ委員長は共和党側の反対尋問をストップし、禁止す
るなど完全な独裁だった。弾劾調査が一段落し、魔女狩り裁判はクイ
ドプロクオ(Quid Pro Quo)からクオバディス(Quo Vadis)、何処へど
のように発展するだろうか。

サーカスが終わり、シフ委員長はトランプ弾劾案を作成して国会の司
法委員会に提出し、同委員会が下院で票決を取り、下院が弾劾に同意
すれば弾劾案を上院に提出する。上院は下院の提出した弾劾案を取り
上げて最高裁の裁判長を出席させた「大統領罷免裁判」となる。但し
最高裁判事は判決を下さず、上院議員が陪審員となって投票で決める。
共和党優勢の上院はトランプ罷免に反対だが、裁判でシフ議員と密告
者、バイデン父子を証人喚問できるので民主党に不利となる。

シフ委員長の弾劾諮問は誰が見ても独裁裁判だった。12人の証人はみ
なシフ委員長の特選、オバマ時代の外交官で反トランプ、しかも共和
党側が要求した証人は全部拒否され、諮問会では共和党委員の質問も
却下とかストップ、禁止など独裁がひどすぎた。被告のトランプ大統
領の弁護士の参加も拒否された。

それにも拘らず共和党委員の反対尋問で見返り要求の証言が覆された。
公開質問の結果は次のようだった:

(1)証言の全てでトランプの「見返り要求」の直接証拠がなく、反
対尋問の答えはすべて又聞き、個人の感想、政治的見解だった。

(2)証人全部がトランプに反対意見を持っていると明らかにしたが、
トランプ有罪の証拠を上げられなかった。反対尋問でトランプは有罪
かと聞かれて有罪と言えなかった。

(3)シフ委員長は密告者の名前とシフ委員長の関係に関する質問を
全て拒否し、密告者に関する質問一切を禁止した。告発は密告者が直
接聞き知った情報ではなく「他人からの又聞き」だった。

(4)Quid Pro Quo(見返り要求)は罪でないと言われてBribe(贈賄)
と言い換え、贈賄の証拠はないとわかってCorruption(汚職)とトラ
ンプの犯罪を次々と言い換えた。つまり犯罪証拠は薄弱だった。

(5)シフ委員長は共和党が要求したハンター・バイデンの証人喚問
を禁止した。バイデン副大統領がウクライナ総統に見返り要求をした
と自慢した証拠があるのに証人たちはバイデンの見返り要求を「知ら
なかった」と証言した。全員がバイデンの罪を庇ったのである。

(6)証人たちは揃ってジュリアーニ大統領顧問がウクライナを訪問
してバイデンの汚職調査を要求したと批判した。

(7)証人たちは2016年頃にウクライナ、欧州に居た外交官だったに
も拘らず、2016年の選挙でウクライナがヒラリー支持し、トランプの
選挙を妨害した事実を否定した。2016年の選挙でウクライナがヒラリ
ー支持だった証拠はたくさんあるが、認めればオバマのDeep Stateが
外国政府に選挙介入を要求した事実が明らかになる。

9月に始まったトランプ弾劾調査で「反トランプの黒幕」がDeep State
であることがハッキリした。「密告者の告発」が不利となった途端にイ
ンピーチ(罷免)からQuid Pro Quo(クイドプロクオ)から次々と贈
賄(Bribe)、汚職(Corruption)と言い換えたのである。

真っ先にペロシ議長が理由を換えたらたちまち民主党の国会議員が口を揃
えて言う。

そうすると同じ日に左翼メディアのCNN、MSNBC、CBSの解説者たちが一
斉にテレビで鸚鵡のようにトランプの罪を歌うのである。つまりDeep
Stateが黒幕で民主党議員やテレビに秘密指令を出していたのである。

クイドプロクオからクオバディス、何処へ行く?

密告者の告発は又聞きだったしシフが関与していた。密告者とシフの
関係を隠して弾劾調査をした。公開調査が終わったらシフ委員長がト
ランプ弾劾案を作成してこれを国会の司法委員会に提出し、下院の投
票で218票過半数なら上院に大統領弾劾案を提出する。

クイドプロクオは罪にならない、贈賄は見当違いだし、権力乱用、汚
職も理由にならない。このあとシフ委員長はボルトン元大統領顧問を
証人喚問してボルトンとジュリアーニの不仲を利用してトランプの罪
を聞き出すかもしれない。下院の投票では共和党は全員反対だから民
主党が218票を取れるかどうかも不明である。民間の弾劾反対も増え
た。Newsmaxの発表では国民のトランプ罷免に賛成が44%から41%に
下がり、反対が51%から53%になったと報じた。魔女狩りとサーカス
は民主党のトランプ罷免に逆効果だった。

トランプ大統領はFoxnewsの対談で、上院が罷免裁判をやって欲しい
と述べた。シフ委員長の弾劾調査はトランプの参与をシャットアウト
したが上院で裁判になればトランプは被告として反論尋問ができる。
トランプは「裁判になれば真っ先にシフを宣誓喚問する」と述べた。

裁判でシフ議員の過去三年の数々の嘘を詰問すればトランプ無罪でシ
フ有罪だろう。匿名の密告者を証人に喚問するのも被告の権利である。
バイデン父子も喚問してバイデンの「見返り要求」を正式に調査でき
る。つまり上院の裁判でDeep Stateの反トランプ陰謀を暴くことが出
来る。裁判が長引けば民主党の候補者選びはバイデン不利で大混乱と
なる。上院の罷免裁判は民主党に不利である。

at 10:35 | Comment(0) | Andy Chang

2019年11月17日

◆魔女狩りからサーカスへ

Andy Chang


公聴会は一方的な「魔女狩り裁判」を公平に見せかけて国民がテレビで
観戦する「サーカス」となったのである。

水曜日13日、トランプの弾劾調査はこの日から公聴会となった。公聴
会だから公平な裁判になるかと言うとそうでもなく、相変わらず民主
党のシフ委員長が10人ほどの証人喚問を来週の金曜日まで並べてい
る。共和党側の証人喚問要求は再来週になる。しかも公聴会での諮問
時間も公平に両党議員に分けられるのでなく民主党が先に質問し、共
和党側の反対尋問は時間切れになる可能性もあるという。相変わらず
シフ委員長の独裁裁判だ。

元は密告者の告発があったからトランプの弾劾調査が始まったのだ。
ペロシ議長が総会議決を取らずに弾劾調査を始めたのは違法である。
シフ委員長は非公開証言を3週間も続行し、トランプに不利な証言だ
けを公開していた。これが違法と言われたのでペロシは「後出しジャ
ンケン」で下院の票決を取って弾劾調査を正当化しようとした。

そのうちに密告者がバイデンの部下でウクライナの汚職問題について
働いていたことが明らかになり、密告者は罷免陰謀の片割れだと言わ
れるようになった。つまり弾劾調査は魔女狩りだと言われるようにな
った。それでシフ委員長は弾劾調査を非公開から公聴会に変更して不
公平な調査を公平に見せるようにした。公聴会は一方的な「魔女狩り
裁判」を公平に見せかけて国民がテレビで観戦する「サーカス」とな
ったのである。

公聴会の初日の証人はシフ委員長が選んだテイラー駐ウクライナ臨時
代理大使と国務院のジョージ・ケント国務次官補代理だった。二人と
もトランプ大統領に不利な証言をすると思ったが証言の結果は反対と
なったようだ。メディアはトランプがバイデンの調査を見返り要求し
たと証言したと報道した。実際には共和党議員の反対尋問で二人とも
直接経験した証拠がないことがハッキリした。この他にもシフ委員長
に不利な証拠が出て1日目の公聴会はシフ委員長の惨敗と言える。

ケント氏は証言で「政敵の調査を外国に要求するのは適当でない」と
述べた。テイラー大使は冒頭証言で「私は誰の見方でもない。知って
いることだけを証言する」と述べた。ところが共和党議員の反対尋問
になったら二人の証言は誰かからの又聞きや、新聞の報道で知ったこ
とだったので、「又聞きは証拠ではない」と言われて沈黙する場面が相
次いだ。共和党のヌーネン副委員長は「どうして民主党が特に選んだ
証人はトランプ大統領に「異見」がありながら証言は又聞きばっかり
で証拠にもならない」と述べた。

ジム・ジョーダン議員が2人に対し、「貴方は大統領に会ったことがあ
りますか?」と聞いたら2」人ともノーと答えた。次に「大統領と電話
で話したことがありますか?」と聞かれ、2人ともノーと答えた。そ
れでジョーダン議員が「トランプ大統領が罷免に値する罪を犯したと
思う人は手をあげて下さい」と言ったら二人とも手を上げなかった。
シフ委員長が選んだトップ証人が「有罪と言えない」と証言したのだ。
実に惨憺たる結果である。

共和党側はハンター・バイデンを喚問することを要求したが、シフ委
員長は断固拒否した。ハンターバイデンは父親のバイデン副大統領の
おかげでブリスマの顧問になって毎月5万ドルの月給取りとなったが、
その後でウクライナの司法が調査を始めたのでバイデン副大統領は米
国の援助金10億ドルを盾にしてショーキン検察官を罷免させたので
ある。ハンターバイデンを喚問するのは当然だがシフが拒否した。

共和党議員は密告者の証人喚問も要求したが、シフ委員長はこれも拒
否した。密告者の告発があったからトランプの弾劾調査が始まったの
だから密告者を喚問するのは当然だが、シフ委員長は密告者の名前を
秘密にするため証人喚問は許可しないという。誰が考えてもわかるよ
うに、ある人(馬の骨)が勝手な告発をしただけで確認も証言も取ら
ずに大統領を罷免できるはずがない。

だからジョーダン議員が「名前も知らない人の告発があった。この告
発について本人から証拠も説明も取れず、密告者の名前はシフ委員長
一人しか知らないのは荒唐無稽なことだ」と言ったら、シフ委員長は
すかさず「私は彼の名を知らない」と返事した。こいつは大問題だ。
シフは三度目の嘘を吐いたのだ。

9月に密告者の告発があったからシフ委員長の弾劾調査が始まったの
である。その時にシフ委員長は密告者の名前は知らないと公言した。
ところが数日後に密告者がシフ議員の部下に告発を相談したことがわ
り、シフ議員はこれを認めて密告者の名は知っていると認めた。つま
りシフは二度ウソを吐いたのである。そして今回の公聴会でシフ氏は
三度目の嘘、密告者の名は知らないと述べたのである。

シフのウソ発言で今後はシフ委員長と密告者、2人の「宣誓証言」を
求める方向に進むと見られる。この2人が宣誓して証言台に立つなら
弾劾調査のクライマックスとなに違いない。

魔女狩り裁判は最初は密告者の告発だった。しかし密告者が弾劾陰謀
の片割れとなったので、シフ委員長は密告者を隠して見返り要求がト
ランプの罪だと言い出した。ところが見返り要求は罪にならないこと
がだんだんハッキリして、月曜日から民主党議員は「見返り」を「賄
賂」と言い換えるようになった。賄賂とはトランプ大統領がウクライ
ナへの資金援助でバイデン調査を依頼したというのである。だが見返
り要求を賄賂と言い換えても罪にならないと法学者は一蹴した。

最後に、民主党は強引にトランプ罷免を票決して上院に持ち込むと見
られる。そして上院はこれを受けて裁判を開始すると言われている。
裁判が長引けば来年一月の民主党の候補者のプライマリー選挙に影響
するので民主党に不利となる。結果はどうなるかわからない。


at 10:24 | Comment(0) | Andy Chang

2019年11月11日

◆密告者の名前と「見返り要求」

      Andy Chang


密告者の名前は法律で秘密としているが、糞壺(Cesspool)とか泥沼
(Swamp)とか言われるワシントンで秘密は簡単に暴露される。

AC通信 No.762 Andy Chang (2019/11/08)
AC論説 No.762 密告者の名前と「見返り要求」

シフ委員長はトランプ弾劾調査は来週から公開調査になると発表した。
弾劾調査はアメリカの歴史になかったDeep State のトランプ降ろしの
陰謀だが、一週間ごとに新事実の発表があり、しかも月曜から水曜ま
では反トランプ資料の発表でメディアがトランプ罷免が必ず起きるよ
うに報道する。続いて水曜から金曜にかけてトランプ側から続々と反
論が出てきてDeep State側に不利となる。南北戦争の攻防戦とソック
リだ。

先週はペロシが国会で票決を取らずに始めた「後出しジャンケン」の
トランプ弾劾調査を合法化するため改めて国会に提案して民主党多数
で可決した。共和党側は違法で始めた調査を合法化することは出来な
いとして全員が反対票を投じた。「覆水盆に戻らず」をアメリカでは「押
し出した歯磨きはチューブに戻せない」と言う。今週はシフ委員長の
秘密聴聞記録の一部を公開し、トランプがウクライナ総統にバイデン
の調査を「見返り要求」したと発表した。

弾劾案調査は密告者がトランプとウクライナ総統と電話会談でバイデ
ンの調査を依頼したと告発したことが原因だが、密告者はトランプを
告発する前にシフ委員長の幕僚に相談したことがわかったので、これ
は告発ではなく謀叛の陰謀だと批判された。だからシフは密告者の告
発を取り下げて代わりに「見返り要求の罪」の追求に変えた。来週か
ら共和党議員も証人喚問が出来る公開聴聞となるので共和党側は密告
者を喚問すると発表した。シフは委員長の権限で密告者の喚問を拒絶
すると言う。共和党側はバイデン父子も公開喚問する予定である。

密告者の名前は法律で秘密としているが、糞壺(Cesspool)とか泥沼
(Swamp)とか言われるワシントンで秘密は簡単に暴露される。ペロシ
議長が弾劾調査を議会に提出する前日の10月30日に、Real Clear
Investigation新聞社のSperry記者が密告者の名前を発表した。だから
翌日の投票では既に多くの議員が密告者の名前を知っていたはずだ。
続いてWashington Examiner, Breitbart, The Federalistなどの新聞社も
相次いで密告者お名前を発表した。もちろん名前が暴露されても本人
が認めたわけではない。

Sperry 記者によると密告者の名前はEric Ciaramella(チャ?メラ)と
言って、反トランプ首謀者の一人ブレナン元CIAb長官の部下で、民主
党員であり、バイデン元副大統領の下でウクライナ関係の仕事をして
いた。彼はその後フェイクニュースを流した廉でホワイトハウスから
追放された33歳男性で、シフ議員の部下と仲が良いと言う。これだけ
条件が揃えば誰だって彼がシフ議員が共謀してトランプ罷免を計画
したと断定するだろう。共和党側は彼が密告者であるかどうかはとも
かく証人喚問を要求するに違いない。

更に今朝(8日)、シフ委員長が公開したテイラー駐ウクライナ大使の
秘密喚問記録に、シフ委員長がテイラー大使にCiaramellaを知ってい
るかと質問した記録があったのだ。つまり(迂闊にも)シフ委員長が
テイラー大使に密告者を知っているかと質問した「シフがチャルメラ
を吹いた」記録が公開されたのだ。これではCiaramella が密告者でな
いと否定するのは難しいだろう。

見返り要求については、多くの法学者が「見返り要求」は違法ない、
罷免の理由にならないとしている。見返りQuid Pro Quoとは「何かの
お返しに何か」を求めることだから殆ど当然である。アメリカが世界
諸国に軍資金を出してお返し条件に何かをして貰うのは当然である。
但しトランプが「軍資金提供の見返りに政敵バイデンの調査を外国に
依頼した」なら問題だ。同じくバイデンが「軍資金10億ドルでウクラ
イナの検察官の罷免を要求した」のは問題である。シフ委員長がトラ
ンプを調査してバイデンの調査を拒否するのは不公平で大問題だ。

これとは別に、バイデン副大統領が米国副大統領の威力で息子のハン
ターをBurismaガス会社の顧問に任命させたことはアメリカでは数年
前から問題視されていた権力悪用、汚職である。トランプがバイデン
の外国における汚職を調査するのは大統領として当然、違法ではない。

テイラー大使は秘密喚問の際にトランプがゼレンスキー総統に見返り
を要求したのは問題だと証言した。しかし共和党の委員がテイラー大
使にトランプが見返りを要求した証拠の来源を聞かれて、NYタイムス
の記事で知ったと答えたのである。つまり証拠がないのである。

トランプとウクライナ総統の電話会談は7月25日だがトランプが軍資
金の提供をストップしたのは8月25日、つまりトランプがウクライナ
総統に見返りを要求をしたという証拠はない。

最後になるが、Foxnewsの記事によると、密告者の弁護士の一人である
Mark Zaid氏は2017年1月、トランプの大統領就任直後に「クーデタ
は始まった」とツィートした記録が発見された。このツィートでZaid
は「クーデタは始まった。我われはトランプを最終的に罷免する。CNN
がこれの主要任務を帯びる、この国はトランプや彼の支持者を除去し
ても生存する」とも書いた。

つまりトランプ罷免クーデタはDeep Stateの陰謀で、
トランプが就任した2017年1月に始まった証拠である。Zaid
氏は単なる個人的意見にすぎないと弁解したが、このメールがDeep
Stateのトランプ罷免クーデタに大きく影響するのは間違いない。


at 09:43 | Comment(0) | Andy Chang

2019年09月30日

◆ウクライナ疑惑でトランプ弾劾調査

          Andy Chang
 

トランプ大統領が就任して3年たったが、オバマ民主党の闇の帝国
(Deep State)は執拗に二度三度とトランプ罷免運動を続けている。
一回目のトランプ調査はマラー検察官のロシア疑惑調査で、結果は
ロシア癒着の証拠は見つからなかった。

続いて第二回目は国会における複数の調査委員会による大統領の
権力乱用調査はまだ継続している。
そして先週から第三回目、密告者の通報からトランプ大統領のウクラ
イナ疑惑と称する権力乱用と選挙妨害でペロシ国会議長が正式にトラ
ンプ大統領の弾劾調査を始めた。

国会が大統領罷免を調査したのはニクソン、クリントンに次いで三回
目だが、今回は前の二回と違って確証がないまま罷免調査に踏み切
ったのである。これこそ闇の帝国の権力乱用である。

密告者の通報によると、トランプ大統領がウクライナ総統の電話して
「軍事援助金を交換条件としてバイデン元大統領の息子がウクライナ
のエネルギー会社の顧問になった経緯の調査」を頼んだと言うのだ。

バイデン氏は2020年の大統領選の有力候補とされている。だからこれ
を聞いた民主党側は「金銭援助の交換条件」で政敵に不利な情報を要
求したのは権力乱用というのだ。ある議員はこれを反逆罪と息巻いた
し、反逆罪は死刑だと言った人も居る。

バイデンが副大統領だった2014年に彼が軍事援助金の見返りに彼の
息子をウクライナのエネルギー会社の顧問に就任させた。バイデンの
息子は麻薬常習者で海軍から退職させられた経験がある男だ。オバマ
の副大統領の権力で息子を外国の会社に月5万ドルの顧問にさせた。
このことがウクライナで司法調査の対象となり、検察官は2014年11
月にバイデンの息子を法廷に喚問する予定だった。

するとバイデン元副大統領は一か月後の2014年12月にウクライナ総
統と会談し、「米国の援助金10億ドルの見返り」に彼の息子を調査し
ていた検察官を(一説には6時間以内)罷免せよと要求した。ウクラ
イナ総統(前任)は直ちにこの検察官を罷免した。

このことについて、バイデン自身がテレビ対談で「俺があの検察官野
郎(Son of bitch)を罷免した」と自慢したのである。米国の副大統領
が権力を行使して息子を外国の会社の顧問にさせ、そのことを調査し
ていた検察官も援助金の交換条件を使って罷免させたのである。

これは明らかなバイデン副大統領の権力乱用と外国司法干渉である。
だから両国の政権が変わったあとトランプ大統領が新任のウクライナ
総統に事件の調査を頼んだのはアメリカの大統領として当然である。
バイデンの権力乱用を調査するトランプが同じく交換条件を使った権
力を乱用するはずがない。トランプは選挙干渉をしたのではなく、バ
イデンの犯罪調査を依頼したのである。

ところがトランプのホワイトハウスにおける電話内容を司法検察官に
告発した男が出てきたのである。告発の概要は「トランプ大統領が、
ウクライナのゼレンスキー総統との電話会談で、バイデン親子の犯罪
調査を依頼した。これは権力乱用で選挙違法である」と言うのだ。

大統領が外国の主要人物と電話会談をするのは違法ではない。犯罪の
調査を依頼するのもアメリカ大統領として当然である。しかし密告者
の告発をうけた検察総長がこに事を調査して国会に通報した。これも
当然である。この時点では告発の内容は新聞が発表しただけの不確実
なものだった。だがペロシ議長は24日、トランプが政敵に不利な調査
を外国の総統に依頼したこと、そして大統領が交換条件で相手に調査
を高揚したのは権力乱用だとし、大統領の弾劾調査を発表したのであ
る。検察総長は25日に告発の内容を発表した。

バイデン氏がテレビ談話で自慢したのは犯罪証拠が確実である。トラ
ンプ大統領がウクライナ総統に調査を依頼するのが当然である。しか
しトランプが米国の援助金を交換条件として調査を強要したなら問題
である。トランプは直ちに交換条件はなかったと発表したが民主党側
はトランプを罷免できる証拠が出たと凱歌を上げた。

トランプは25日になってウクライナ総統との30分の電話会談を機密
解除して公開発表した。この内容でトランプが「交換条件」を言わず、
「バイデン親子のことは貴殿も知っていること、これは調査すべきだ」
と述べただけと判明した。その上に国連の会議に参加していたウクラ
イナのゼレンスキー総統もテレビ対談に出て、トランプの圧力や交換
条件はなかったと証言した。トランプの潔白が証明されたばかりか、
バイデンの犯罪はテレビ対談の証拠があるので選挙どころか政治生命
の終焉だし、調査で有罪となったら親子共々監獄入りだ。

もう一つの問題は密告者のことである。密告者の名前は法律で秘密保
護されているが、報道によると(1)密告した内容は本人が調査した
事実ではなくホワイトハウス内の複数の人間からの又聞きだった、
(2)彼は嘗てヒラリーとシューマー上院議員の下で働いていた人間
だった。つまり密告者は反トランプでDeep Stateの一員だったのだ。
いずれ密告者の正体は判明するだろう。

残る問題はハワイとハウスで大統領が外国の要人との電話会談は機密
だが、機密を外部に漏らした人間が居たことだ。おまけに機密を反ト
ランプの密告者に通報したのは厳重な機密漏洩事件である。この事件
は始まったばかりで終点はなかなか見えない。


at 09:46 | Comment(0) | Andy Chang