2019年09月06日

◆雀庵の「洗脳、扇動、恐怖政治は限界に」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/23(2019/9/5)】山本夏彦翁は「正義はやがて国
を亡ぼす」と書いたが、政治、特に外交は「昨日の敵/友は、今日の友
/敵、明日の敵/友」で、永遠に変わらないのは「国益だけ」という論はよ
くある。

過去を見ても、鬼畜米英は日本の親友みたいになった。支那の国民党は敵
だったが、台湾に引き籠ってから日本は仲良くなった。国民党の敵の中共
が台頭すると日本は掌返しで日中友好と叫び出した。「サヨナラ台湾、
ニーハオ北京」・・・

明日はどうなるのか、分からない。いずこの国も“国際政治天気予報”に敏
感になっているが、積み木崩しでアレヨという間に状況が変わるから、国
家経営は実に難しい。

芥川龍之介の「侏儒の言葉」は面白かった。ビアスの「悪魔の辞典」、モ
ンテーニュの「随想録」みたいに秘伝辛子が入っているが、「悪魔の辞
典」を日本に紹介したのは芥川だそうだ。彼は「随想録」も読んでいる。

「侏儒の言葉」は『文藝春秋』に1923/大正12年1月から1927/昭和2年の自
死まで断続的に連載された。頭が良過ぎるというか、早熟というか、35歳
で逝くのはチョットナーという気がする。早世とか夭折は当時の文壇の流
行病だったのだろうか。

「侏儒の言葉」から引用(要約)する。

<古来政治的天才とは民衆の意志を彼自身の意志とするもののように思わ
れていた。が、これは正反対であろう。むしろ政治的天才とは「彼自身の
意志を民衆の意志とする」もののことを云うのである。

少くとも民衆の意志であるかのように信ぜしめるものを云うのである。

この故に政治的天才は俳優的天才を伴うらしい。ナポレオンは「荘厳と滑
稽との差は僅わずかに一歩である」と云った。この言葉は帝王の言葉と云
うよりも名優の言葉にふさわしそうである。

民衆は大義を信ずるものである。が、政治的天才は常に大義そのものには
一文の銭をも投じないものである。唯民衆を支配する為には大義の仮面を
用いなければならぬ。しかし一度用いたが最後、大義の仮面は永久に脱す
ることを得ないものである。もし又強いて脱そうとすれば、如何なる政治
的天才もたちまち非命に倒れる外はない。

つまり帝王も王冠の為におのずから支配を受けているのである。この故に
政治的天才の悲劇は必ず喜劇をも兼ねぬことはない>

「彼自身の意志を民衆の意志とする」・・・ヒトラーの演説は実に民衆の
魂を高揚させたのだろう。彼自身が演説中に興奮して倒れ込むこともあっ
たという。エクスタシー、ヒステリー、失神・・・まさに名優だ。

「JFK」ケネディの(カネと野望に溢れた父親が雇っただろう)ゴースト
ライター、スピーチライターは実に優秀だった。JFKのオツムは普通なが
ら、軍歴があり(日本軍に撃沈され漂流、これを父親は「英雄譚の物語」
にした))、イケメンで(TV映りが良いように化粧をした)、病的な女好
き(秘せられたろう)という男の演説は、しかし、聴衆を大いに魅了した。

モンテーニュ曰く――

<ある修辞学者は、「自分の仕事は、小さな事柄を大きそうに見せ/思わ
せることである」と言った。スパルタでなら詐術師として鞭打たれたに違
いない。

(古代アテナイ全盛期の王に次ぐ事実上の最高権力者ペリクレスの政敵に
対して)王は「角力(すもう)ではどっちが強いのか、ペリクレスか、そ
れとも汝か」と尋ねたところ、彼はこう答えた。

「どうとも言えませぬ。わたしが角力で彼を地に投げても、彼は並み居る
人々に向かって『自分は倒れはしなかった』と言い張り、結局勝ってしま
います」

王はさぞかし驚いたことだろう。

婦人の化粧は男の目を欺くが、大した損害ではない。ところが修辞学者は
我らの目ではなく判断を欺き、変えることを職としている。クレタのよう
に秩序、善政のもとにある国々は、雄弁家をあまり尊重しない。


アリストン(スパルタ王)は賢明にも修辞学を「人民を納得させる学問」
と言った。ソクラテスとプラトンは「欺きかつへつらう術」と言った。マ
ホメット教徒は修辞学を無用の長物として子弟に教えることを禁じた。

またアテネ人は、修辞学が彼らの都においてはなはだ重んじられたために
いかに世を毒したかを悟り、人の感情を煽り立てるような部分を削除させた。

修辞学は、常軌を逸した群衆や暴徒を扇動したり操縦したりするために案
出された道具である。医薬のように病める国家においてのみ使用される道
具である。

俗衆や無知の者、誰でも彼でもが何でもなしえた国々、たえず物情騒然の
国々には(修辞学に長けた)雄弁家が集まった。これらの共和国において
は、雄弁の助けを借りずに衆望を負いえた人物はほとんど見られないので
ある。

ポンペイウス、カエサル、クラッシュス、ルクルス・・・いずれも己の雄
弁を大きな頼りとして、とうとうあれほどの高位まで昇ったのである。雄
弁を武器以上に活用したのである。

政治が安定しないと雄弁家が百家争鳴、暗愚軽信の庶民は耳に快い美辞麗
句に魅せられてしまい、理性によって物事の真偽を識別するに至らない、
一人の君主をいただく国は、そうでない国々ほどに雄弁を必要としないよ
うだ・・・>


我らの隣人、支那、半島は概ね権力者の暗闘と民の暗愚軽信の「私利私欲
的支那人(シナジー)効果」で何百年も活火山だ。時々女が火に油を注
ぐ。いつ大噴火するか分からない。

香港政府は中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正
案の正式撤回を表明した(9/4)。建国70週年を迎える10月1日の国慶節前
後あたりまでは香港に対する中共軍の攻撃はなさそうだ。


この“休戦”は習近平と上海閥(香港に強い)、共青団(海軍に強い)との
合意によるものだろう。習近平は建国70周年を安泰に迎える代償として何
を譲歩したのか。

地球を俯瞰すれば、独裁国家の「洗脳、扇動、恐怖政治」は限界に来てい
る、と小生は思う。不都合な政敵を闇討ちするようなやり方ではとても国
際競争を乗り切れはしない。少なくとも中共は香港の普通選挙を認めなけ
れば香港市民は手を緩めないのではないか。

<9月11日から12日にかけて、香港で「一帯一路」サミット2019が開催さ
れることになっている。参加者は部長級ではあるものの、現状では開催可
能なはずがない。では、どうするつもりなのか?・・・他の都市に移して
開催するだろうと推測される。その都市はどこかと考えた時に「深セン」
が有力候補として考えられる>(遠藤誉・中国問題グローバル研究所所長)

こんな騒擾の中で「一帯一路」会議で訪中するのは三跪九叩頭の属国によ
るお見舞いみたいで、中共を警戒する多くの国から反発を買うのではないか。

香港人を圧殺すれば台湾人は中共の侵略に命懸けで反発する。外資系企業
や人材は逃げ出し、ロシアのように孤立するしかない。連邦制国家への移
行は出血の最も少ない体制転換だ。習近平がそれを成せば永遠の名君とし
て、成さねば永遠の暴君として歴史に刻まれるだろう。

発狂亭“香港加油!台湾加油!”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(141)2017/1/12】承前【産経】広告「宮崎
正弘『日本が全体主義に陥る日』」。個人の自由の抑制、社会・集団の利
益優先・・・多かれ少なかれ先進国は選挙で政権を選ぶから、右や左にぶ
れる危険性は常にあるし、回復力もあるから、大きく国を棄損することは
なさそうだ。

阿比留瑠偉ボナパルト「実現しつつある『高麗共和国』」、「誰が大統領
になるにせよ、韓国の従中、反米、反日、親北の左派路線は今後ますます
強まりそうで、在韓米軍の撤退すら現実味を帯びてきそうだ」。韓国は自
殺するのだろう、ほとんど狂気。

石平「習政権を襲う“黒船”トランプとの貿易、南シナ海、台湾という3つ
の戦線」。米中はお互いにジャブは打つけれど、激烈な権力闘争を抱える
習としては当面は様子見でいくしかないだろう。

伊藤元重「正論 グローバル化が諸悪の根源か」。それはどうかは分から
ないが、ヒト・モノ・カネが国境を越えて自由に動き回ると、国柄、公序
良俗、価値観などが壊れる危険性は高い。制御できないとかなりヤバイ。
2019/9/5

2019年09月05日

◆雀庵の「上に政策あれば下に対策あり」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/21(2019/9/2)】支那というか漢族は数千年も独
裁政権の圧政下にあったから、圧政を受け流すどころか、それを逆手に
「儲ける」知恵もビックリするほど上達している。ほとんど芸術的だ。


「上有政策、下有対策」はトップクラスの格言で、「庶民憲法第一条」と
いう感じ。「上に政策あれば下に対策あり」で、具体的にはこんな風だ。


<「以旧換新」旧型家電の新型家電への買い替え促進策

消費刺激策の一環として、2009年より旧型家電から省エネ新型家電への
買替え促進策(以旧換新、古きをもって新式に変える)が実施されたのに
伴い、行政当局が予想していなかった産業チェーンが生れた。

旧型家電を中古として100元(1500円)程度で購入し、これを家電販売 店
に持ち込んで補助金を受け取って安く新型家電を購入する者が相次いだ
のである。量販店の販売員がこの方法を耳打ちし、自分の販売ノルマ達成
を図るとともに、補助金のキックバックを得る例も多発したようだ。

この結果、旧型家電が人気商品となり、まだ以旧換新が実施されていな
い周辺都市に出向き旧型家電の買い溜めをする中古家電屋まで現われた>
(大和総研2010年11月01日 アジアンインサイト 範 健美)

芸術的どころかミラクル、まるでシルク・ドゥ・ソレイユだ。日本人的
な考えでは「法の抜け穴をついて儲けるなんて恥ずかしいこと。天知る、
地知る、吾知る、汝知る、そんなことをしていると信用を失うよ」となる
が、支那では「いやー、大したものだ、俺もやろう!」となるわけだ。

カネ、カネ、カネがすべて、蓄財蓄妾美酒美食もすべてカネ次第。すご
い民族だ。そうしなければ圧政の中で生きて行けなかったのだろう。弱肉
強食のジャングルで生まれ育てば誰でもそうならざるを得ないのかもしれ
ない。

消費税増税は当分延期されたのかと思っていたら10月から10%に上がる
そうだ。財務省の官僚どもによる悪法。二桁に増税されたら次は13%、
15%、無節操に蛇口を開いているからやがては20%、さらに25%になる。
下々は「下有対策」を考えなければならない。


ずばり、1か月間、消費を我慢する、耐乏生活にできるだけ頑張る。政府
が増税撤廃を決断するまで耐える。3か月で政府は音を上げる。

枯れ木に水をやるような遣い方をしていたら、いくら増税したって間に
合わない。自分の老後は自分で責任を持つ、これが基本だ。カネがなくて
生活ができないのは基本的に自己責任。これまでの人生がまっとうなら、
近所の人たちが奉賛金、寄付金、協賛金、賛助金などを募る奉加帳を町内
に回してくれる。「以前お世話になったから」と医者に連れていってくれ
る人もあろう。


支援がないのであれば、基本的には自業自得、「あなたの人生が間違って
いた」のだ。運不運はあるが、ちゃんとやってきたのか、それでも運悪く
食にも事欠く状態・・・「それなら生活保護を、区役所には私が連れてい
きましょう、まずは社協に相談しましょう」という人が出てくるはずだ。

誰も助けてくれない、声をかけてくれる人もいない、「それならせめて
人の迷惑にならないようにご自分で始末を」と言うしかない。

それはそれとして、景気は安定しているが、懐が温かいとは言えない。
贅沢はできない、ちょっと我慢しようという感じ。そういう時に消費増税
というのは消費マインドをずいぶん下げてしまうのではないか。今は円高
で輸入品は下がっているが、増税でその効果もなくなり、「品質は落ちて
もちょっと安い方にしよう、我慢しよう」となりかねない。

メーカーは売上が伸びない、給料を上げられない、民は財布のひもを絞
る、という悪循環になれば、景況感が好転するまでに数年かかるだろう。
暗くて長いトンネルになったら、未来のための増税が未来をダメにするこ
とになりかねない。

全国3500万のヂヂババ同志諸君! まずは3か月、窮乏生活に耐えよ、 財
務省のトンチンカン官僚にNO!を、キング牧師は「静かなる抗議」で公
民権運動を進めて勝った、欲しがりません勝つまでは! 



♪立て、老いたるものよ 今ぞ日は近し 醒めよ我が同胞(はらから) 暁は来ぬ

増税の鎖断つ日 顔は血に燃えて 海山隔てつ 我等 腕(かいな)結びゆく

いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ 質素倹約吝嗇節約 我等がもの

同志諸君! 団塊世代の根性を見せたれ! ただの軽佻浮薄ではなかっ
た、と汚辱をそそぎ名をなす秋(とき)だ! いざ、霞が関へ! 財務省
を包囲せよ!


てな感じでじっと耐える、我慢比べ、個人消費が3か月連続で前年割
れ・・・財務省はびびる、後世に「令和元年、日本経済を破壊した5人の
官僚」なんて汚名を残すのは耐え難いからだ。絶対勝つ!「一緒に祈りま
しょう」(あの人、最近姿見ないね)


発狂亭“和式下有対策”雀庵の病棟日記から。


【措置入院 精神病棟の日々(138)2017/1/10】承前【産経】西見由彦
「北京春秋 中国のハットトリック」。中共のえげつない銭ゲババラマキ
外交。


<台湾問題に関しては、中国側の強硬姿勢が台湾人の心を離れさせる連鎖
を生んでいる。求婚を受け入れない異性(修一:今どきは「相手」と書か
ないと叩かれそう、狂気の沙汰!)に嫌がらせをして回る人間と一緒にな
りたいと思うだろうか>


中国科学院がサイトにその類の記事を載せたら習近平が激怒し、沈黙し
た。ノルウェーも中共に屈服してパンツを脱いだが、ノルウェー人でオク
スフォード大教授のステイン・リンゲン氏は、「中国とビジネスをしたけ
れば叩頭して中国の利益に貢献しろということだ」と嘆いているそうだ。


三跪九叩頭は中華帝国への正式な挨拶、朝貢外交の象徴。大昔から支那が
まったく成長しないのは言論の自由がないからだ。


「資生堂 同性婚も平等に 多様性重視 手当・休暇 配偶者扱い」。

<電通が約7万人を対象に実施した平成27年4月の調査によると、LGBTに
該当する人は全体の7.6%だった>


同性カップルに育てられた子供は精神面で問題があるという米国での調査
は、リベラル≒アカモドキに封印されているのだろう。


少なくとも私は資生堂製品は絶対買わないわ、絶対使わないわ。


よくって、今日から私は時々レディになるの、専用車両、トイレでの30分
おしゃべり、飲み代は男性が払うのよ、明日から生理休暇取ります、来年
は課長にしてね、じゃないと差別で訴えるわよ!奥様にばらすからね、パ
ワハラ、セクハラ、私はとても苦しかったのよ、イジメに遭ったの。被害
者なんだからね、誠意を見せて!謝罪して!土下座して!反省するニダ!
(つづく)2019/9/2


2019年09月04日

◆雀庵の「モノは進化、ヒトは不易」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/22(2019/9/3)】10月初旬に友達3人組で津軽 半
島を周遊する。名付ければ「津軽抒情 太宰とタケと縄文人そして会津
の涙」あたりか。現地でレンタカーを借りるが、新宿―青森は往復とも深
夜バスだ。リタイアしたから暇はある、M資金はない、安いので行こう、
Take the cheap bus というわけ。

4泊2日という強行軍は止むを得ないが、大問題がある。

<夜行バスは丸々9時間以上もかかるんだ。まさに“時は金なり”だ
なぁ・・・しかも“車内禁酒”だって!もしかしたら、青森に着く頃は即身
仏になっているかも>

<車内は禁酒禁煙ですぞ。俺は乗車前に飲んで車内はひたすら寝る>

<トイレストップの時に、1)自販機で買う、2)事前に水割りとかを
水筒、PETに入れておいてぐい飲みする、とか。10〜15分ほどしかないか
ら(2)がいいかも>

<修チャンは甘い! バスは高速をブッ飛ばすだろうから、当然ながら
PAにもSSにもオチャケは置いてない!加えて、車内には監視カメラがあっ
たりするから、まずは絶望的(Kちゃんの言う通り、早めに集合して事前
給油するしかないな?>

<「当然ながらPAにもSSにもオチャケは置いてない!」・・・

ほ、ほ、ホントかよ!?可愛いカウンセラーと鬼のような看護婦から
「断酒しないと野垂れ死ぬわよ!」と脅されて以来、酒には関心がなく
なったが、PA、SAに酒がないなんて「信じられなーい!」。

一発で免停! 長距離トラックの運転手はどうやって精神を癒している
のだろう。キャラメル? ガム? チョコ? 

クスリはムショ行きだし・・・リポDとか、奮発してユンケル皇帝液で 元
気をつけているのか? 高速を降りたらコンビニで缶ビール飲んだりし
て・・・

親父は朝5時、日本酒を一杯ひっかけて仕入れに行っていたけどな
あ・・・古い者には生きづらい世の中になったものでございます。

インポ、ノンアル、歩行難・・・夜這いもできない廃車寸前。どこに救
いがありましょう。せめて、せめて、一口だけでも吟醸酒を・・・>

200年前の四国のお遍路さんはようやっと宿に着いたものの、そこは信 仰
上の理由から酒を置いていずに「さて、困ったもんや、どないしょ」
「蛇の道は蛇や、下足番のヂイサンに聞いたらどないか」・・・とあれこ
れ思案している弥次喜多風。

今の悩みは昔の悩み。カネなし、女なし、酒でうっぷんを晴らすしかな
い、だがカネなし、いかにせん・・・そうだ、専務にたかろう!なんて
やったものだ。

人間はそれ自体が進化しているわけではない。試行錯誤で成長しても死
ぬ、昔の人も次代の人もその繰り返し、夏彦翁曰く「寄せては返す波の如
し」。松下幸之助翁曰く「幾つになっても分からないものが人生。分から
ない人生を、分かったようなつもりで歩むほど危険なことはない」。危険
はスリル満点、小生は好きだがなあ・・・幸之助翁もお妾さん持っていた
はずだけれど・・・

人間が動植物と違うのは、どう生きるべきか、なぜ生きるのかを考える
ことだろう。紀元前にキケロ曰く「生きることとは、考えることだ」。そ
れを代々繰り返すが「解」があるわけではないから、人間はいつもゼロか
らのスタートになる。42.195キロ、次代はまたスタートラインから始め
る。すべてが初体験、山あり谷あり、だからオモシロイとも言える。

一方で道具とか機械、建設など「モノ」、モノを産み出す「技術」は
代々発展、深化、進化し、次代へ引き継がれていく。

それによって便利になったり食糧に苦労することも少なくなったが、ヒ
トは相変わらず思春期になれば恋やら人生について悩む。祖父さんや親父
のように悩み、やがて「まあ、こんなもんかいな」と何となく煩悩を解脱
して、めでたく昇天する。天寿全う、万々歳だ。

国家とか政治はどうあるべきか、というと、「モノを発展させる仕組み
を作る、それによって民心を安らかにする」ことが最大の目的でなくては
ならない。特にヒト、モノ、カネの移動が自由で、その分、国際競争が激
しい現代では、知恵、技術で勝ち残らないと、安穏な暮らしはできない。

天然資源に恵まれた国は別として、国際競争で勝つためには知恵・技術
を向上させる必要がある。それにはどうしても言論、思考の自由、百家争
鳴が必要になるから、自由・民主・人権・法治の政治体制でないと難し
い。その自由主義の価値観のない、むしろそれを嫌悪憎悪する独裁政権で
は世界をリードするような新しい発想や技術はまず生まれない。

強権独裁でないと国家の秩序が保てない国はある。マキャベリは「独裁
だが安定した国と、自由だが不安定な国、どちらがいいか。独裁の方がマ
シだ」と書いている。中共独裁の支那の民族は、92%の漢族と56の「少数
民族」とに区分されているが、少数民族を正確に分類すると数えきれない
ほどあるという。

そういう国で民主主義を導入したら、一気に100ほどの国に分裂するだ ろ
う。その多くは後進国で、選挙により中共が支配できるのはごくわずか
になるだろう。米国のように連邦国家にすれば北京党と上海党の二大政党
制で統治できるかもしれないが、蓄財蓄妾美酒美食の「中共利権」はなく
なる。

中共が今のままの独裁ならソ連同様に国際競争に負けて金欠で沈没して
いくしかない。自由化、民主化なら先進国になれるかもしれないが、それ
は連邦制でしかできない。国の将来、民の幸福を優先すれば中共利権を失
う、中共利権をあくまでも握っていたければ独裁体制のままだが、それで
は国力は衰え、やがては中共も利権も失う。

経済の改革開放に続いて政治・文化の改革開放をしないと進化しない。生
き残るためには自らが変わらなければならない。漢族の利己主義、蓄財蓄
妾美酒美食の価値観は不易、永遠に変わらないだろうが、資本主義経済の
連邦国家建設ではその価値観がプラスに働くのではないか。今まで賄賂
だったものを販促奨励金、交際費、会議費、機密費として堂々と表に出せ
ばいいだけだ。

独裁でも豊かな国はあるが、それは天然資源に恵まれた国だけである。
中共は資源輸入国で、これからは知恵・技術でトップを目指さなければな
らないはずだ。軍拡だけではソ連のように疲弊する。

「政権は銃口から生まれる」こともあるが、知恵・技術、競争力は自由
から生まれるのだ。

発狂亭“考える凶器”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(139)2017/1/11】【産経】渡辺利夫「超
高齢化社会をどう生きるか」、冬には豪雪で孤立している山村に総合病院
のある町とを結ぶ道路ができて、雪の季節でも病院へ行けるようになり、
「村の病人数が一挙に増えた」という。

れ以前は諦めていたのだ。諦観、「だって80だもの」・・・

「生きたかろう、生きたからん」「死にたかろう、死にたかん」・・・
夏彦翁は病床の妻をこう描いた。病人の気持、従容として死を受け止める
ことの難しさ、それはそこそこ分かるが・・・悩ましい問題だ。

協和発酵バイオの「オルニチン」広告、「朝からこんなに調子がいいな
んて、想像もできなかった」。やがては「朝から調子が悪い、老化だな」
となるが、奇跡的にGNP(元気、長生き、ポックリ)、PPK(ピンピンコロ
リ)はいる、奇跡的に。

現実はBBNK(病気、ボケ、寝たきり、介護)、みんな疲れ果てて「先
生、楽にしてやってください」、子・孫に囲まれて昇天。医師の処方で自
宅で使える「オレシニン」「無痛往生丸」「征老丸糖衣」を普及させてく
れないか。

スイスは安楽死120万円、ぼったくり! オモテナシ日本、クールジャ パ
ンなら10万円でお釣りがくる! 骨壺を抱いて観光も楽しんでくれ。
2019/9/3


2019年09月03日

◆雀庵の「上に政策あれば下に対策あり」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/21(2019/9/2)】支那というか漢族は数千年も独
裁政権の圧政下にあったから、圧政を受け流すどころか、それを逆手に
「儲ける」知恵もビックリするほど上達している。ほとんど芸術的だ。

「上有政策、下有対策」はトップクラスの格言で、「庶民憲法第一条」と
いう感じ。「上に政策あれば下に対策あり」で、具体的にはこんな風だ。

<「以旧換新」旧型家電の新型家電への買い替え促進策

消費刺激策の一環として、2009年より旧型家電から省エネ新型家電への買
替え促進策(以旧換新、古きをもって新式に変える)が実施されたのに伴
い、行政当局が予想していなかった産業チェーンが生れた。


旧型家電を中古として100元(1500円)程度で購入し、これを家電販売店
に持ち込んで補助金を受け取って安く新型家電を購入する者が相次いだの
である。量販店の販売員がこの方法を耳打ちし、自分の販売ノルマ達成を
図るとともに、補助金のキックバックを得る例も多発したようだ。


この結果、旧型家電が人気商品となり、まだ以旧換新が実施されていない
周辺都市に出向き旧型家電の買い溜めをする中古家電屋まで現われた>
(大和総研2010年11月01日 アジアンインサイト 範 健美)


芸術的どころかミラクル、まるでシルク・ドゥ・ソレイユだ。日本人的な
考えでは「法の抜け穴をついて儲けるなんて恥ずかしいこと。天知る、地
知る、吾知る、汝知る、そんなことをしていると信用を失うよ」となる
が、支那では「いやー、大したものだ、俺もやろう!」となるわけだ。


カネ、カネ、カネがすべて、蓄財蓄妾美酒美食もすべてカネ次第。すごい
民族だ。そうしなければ圧政の中で生きて行けなかったのだろう。弱肉強
食のジャングルで生まれ育てば誰でもそうならざるを得ないのかもしれない。

消費税増税は当分延期されたのかと思っていたら10月から10%に上がるそ
うだ。財務省の官僚どもによる悪法。二桁に増税されたら次は13%、
15%、無節操に蛇口を開いているからやがては20%、さらに25%になる。
下々は「下有対策」を考えなければならない。

ずばり、1か月間、消費を我慢する、耐乏生活にできるだけ頑張る。政府
が増税撤廃を決断するまで耐える。3か月で政府は音を上げる。

枯れ木に水をやるような遣い方をしていたら、いくら増税したって間に合
わない。自分の老後は自分で責任を持つ、これが基本だ。カネがなくて生
活ができないのは基本的に自己責任。これまでの人生がまっとうなら、近
所の人たちが奉賛金、寄付金、協賛金、賛助金などを募る奉加帳を町内に
回してくれる。「以前お世話になったから」と医者に連れていってくれる
人もあろう。

支援がないのであれば、基本的には自業自得、「あなたの人生が間違って
いた」のだ。運不運はあるが、ちゃんとやってきたのか、それでも運悪く
食にも事欠く状態・・・「それなら生活保護を、区役所には私が連れてい
きましょう、まずは社協に相談しましょう」という人が出てくるはずだ。

誰も助けてくれない、声をかけてくれる人もいない、「それならせめて人
の迷惑にならないようにご自分で始末を」と言うしかない。

それはそれとして、景気は安定しているが、懐が温かいとは言えない。贅
沢はできない、ちょっと我慢しようという感じ。そういう時に消費増税と
いうのは消費マインドをずいぶん下げてしまうのではないか。今は円高で
輸入品は下がっているが、増税でその効果もなくなり、「品質は落ちても
ちょっと安い方にしよう、我慢しよう」となりかねない。

メーカーは売上が伸びない、給料を上げられない、民は財布のひもを絞
る、という悪循環になれば、景況感が好転するまでに数年かかるだろう。
暗くて長いトンネルになったら、未来のための増税が未来をダメにするこ
とになりかねない。

全国3500万のヂヂババ同志諸君! まずは3か月、窮乏生活に耐えよ、財
務省のトンチンカン官僚にNO!を、キング牧師は「静かなる抗議」で公民
権運動を進めて勝った、欲しがりません勝つまでは! 

♪立て、老いたるものよ 今ぞ日は近し 醒めよ我が同胞(はらから) 暁は来ぬ

増税の鎖断つ日 顔は血に燃えて 海山隔てつ 我等 腕(かいな)結びゆく

いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ 質素倹約吝嗇節約 我等がもの

同志諸君! 団塊世代の根性を見せたれ! ただの軽佻浮薄ではなかっ
た、と汚辱をそそぎ名をなす秋(とき)だ! いざ、霞が関へ! 財務省
を包囲せよ!

てな感じでじっと耐える、我慢比べ、個人消費が3か月連続で前年割
れ・・・財務省はびびる、後世に「令和元年、日本経済を破壊した5人の
官僚」なんて汚名を残すのは耐え難いからだ。絶対勝つ!「一緒に祈りま
しょう」(あの人、最近姿見ないね)

発狂亭“和式下有対策”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(138)2017/1/10】承前【産経】西見由彦
「北京春秋 中国のハットトリック」。中共のえげつない銭ゲババラマキ
外交。

<台湾問題に関しては、中国側の強硬姿勢が台湾人の心を離れさせる連鎖
を生んでいる。求婚を受け入れない異性(修一:今どきは「相手」と書か
ないと叩かれそう、狂気の沙汰!)に嫌がらせをして回る人間と一緒にな
りたいと思うだろうか>

中国科学院がサイトにその類の記事を載せたら習近平が激怒し、沈黙し
た。ノルウェーも中共に屈服してパンツを脱いだが、ノルウェー人でオク
スフォード大教授のステイン・リンゲン氏は、「中国とビジネスをしたけ
れば叩頭して中国の利益に貢献しろということだ」と嘆いているそうだ。

三跪九叩頭は中華帝国への正式な挨拶、朝貢外交の象徴。大昔から支那が
まったく成長しないのは言論の自由がないからだ。

「資生堂 同性婚も平等に 多様性重視 手当・休暇 配偶者扱い」。

<電通が約7万人を対象に実施した平成27年4月の調査によると、LGBTに該
当する人は全体の7.6%だった>

同性カップルに育てられた子供は精神面で問題があるという米国での調査
は、リベラル≒アカモドキに封印されているのだろう。

少なくとも私は資生堂製品は絶対買わないわ、絶対使わないわ

よくって、今日から私は時々レディになるの、専用車両、トイレでの30分
おしゃべり、飲み代は男性が払うのよ、明日から生理休暇取ります、来年
は課長にしてね、じゃないと差別で訴えるわよ!奥様にばらすからね、パ
ワハラ、セクハラ、私はとても苦しかったのよ、イジメに遭ったの。被害
者なんだからね、誠意を見せて!謝罪して!土下座して!反省するニダ!
(つづく)2019/9/2

2019年09月02日

◆雀庵の「井上円了と日本の仏教」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/20(2019/8/31)】哲学者で哲学堂(後の東洋大
学)を創立した井上円了は幕末の1858/安政5年、浄土真宗東本願寺派の末
寺の子として生まれた。「安政」、政治の安泰を期した元号で、1853年の
黒船来航で火がついた幕末の激動期の真っ最中だ。この年に日米修好通商
条約が締結されている。



円了は1919年、61歳で亡くなったので今年は没後100年。いろいろなイベ
ントが催されている。彼はとにかく凄まじい勉強家で、なおかつ凄まじい
行動家だった。各地で記録が残っているだけでも5000回以上、講演を行っ
ている。著書は180冊、論文を含めれば軽く1000、2000に達するのではな
いか。



円了の名はあまり知られていない。狭い、因循姑息、徒弟制度的になりが
ちな学窓の博士、研究者ではなく、その世界を離れた独立自尊、孤峰孤高
の啓蒙家、新思想のアジテーターだった。福翁に似ているが、福翁は文明
開化を急ぐインテリレベルに説き、円了は狐狸妖怪に慄く民衆レベルに説
いた、という印象だ。



浄土真宗の寺に生まれたのなら「門前小僧」以上に仏教徒だろうが、そう
ならなかったのは子供の頃から「何でも見てやろう、解剖、分析、研究し
てみよう」という好奇心、批評精神が横溢していたからだろう。



仏教を身近に見れば「ま、癒し系ビジネスね」と小生は思っている。



日本の仏教は基本的に十三派だ。WIKIから。



<日本の仏教は、日本書紀によれば西暦552年に百済よりもたらされた。
約8470万人が仏教徒であるとされる(2013年統計)。現代では、仏教と神
道は区別されることが多いが、幕末までは仏と神を一体で不可分とする神
仏習合の時代であった。



伝統的な仏教の宗派としては、華厳宗、法相宗、律宗、真言宗、天台宗、
日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗
の13宗がある。

文化庁の宗教年鑑の統計によると、現在の日本の仏教徒の大半はいわゆる
鎌倉仏教に属している。浄土宗系(浄土真宗)の宗派と、日蓮宗系の宗派
が特に大きな割合を占めている>



浄土真宗(一向宗、門徒宗、真宗、浄土宗とも)の宗祖は親鸞で、法然上
人の念仏の教えに感化され、『教行信証』を著して浄土真宗の開祖になっ
た(1224年)。真宗10派のうち本願寺派が「浄土真宗」、他9派が「真
宗」だという。



(合従連衡は世の常。昨日の敵は今日の友、その逆もあり。キリスト教や
自動車業界は混血ばかりで訳が分からん。日本の野党は今や野合党、カネ
と議席のためには平気でパンツを脱ぐ。あ、ゴメンね、最初からパンツは
いてなかったのね)



円了は遠慮会釈なく仏教諸派を叱咤する。



「真宗識無く、禅宗銭無く、浄土情無く、法華骨無し」とわざわざ韻を踏
み挑発し、「念仏は物知らず、禅は頓馬、真言は盆鎗(ぼんやり)、律は
間抜け、天台は阿房、日蓮は馬鹿」



ほとんど挑発だ、「怒ったか、かかってこいよ、怖いか・・・ちっ、イン
ポ野郎め!」てな感じ。著書「奮闘哲学」にこうも記している。



<世人みな仏教を目して厭世教となすから、仏教は果たして人生を悲観し
たる教えなるか否かを一言しておきたい。



外面よりこれを見れば、仏教は全部厭世、悲観の如くなれども、内容に入
りてうかがわば、人生を悲観するものをして、楽観せしめたいという教え
であることが分かる。



釈迦仏が家を出でて山に入られたのは悲観の境涯であるも、菩提樹下にお
いて正覚の悟りを開かれたるは楽観の境涯である。



最初説かれた小乗教(出家して修行した人しか救われない)は厭世を免れ
ぬけれども、大乗経(すべての人が救われる)に至りては此土寂光(修
一:この世は安らかで、静かな光。理・智の世界)とまで説きたりて、万
法(修一:ばんぽう。物質的、精神的なすべての存在)は有(実在)にし
て空(虚無)にあらざるゆえんを示している。



しかるにその教えがインド、シナなどに行わるるにあたりて、社会の事情
のために厭世の方面にのみ重きを置くようになり、今日にてもわが日本の
仏教家が依然としてその厭世を継続するは、まったく釈迦の本意に背くも
のと思う。仏教は厭世主義にあらずして、活動主義、奮闘主義たれ>



人民が「厭離穢土、欣求浄土」で不平不満を言わずに「あの世で幸せにな
るんだ」と羊のごとく大人しくしている・・・これは為政者にとってとて
も便利、具合がいい。だから仏教は厭世的なのだろう。



洋の東西、宗教を問わず昔から宗教の大スポンサーは為政者だから、スポ
ンサーに逆らう坊主はいない。坊主に逆らう為政者もいない(カノッサの
屈辱で懲りたらしい。ボリシェベキは宗教を抱き込んだ)。マスコミ、特
にTVは花王、味の素、QP、パナソニック、トヨタには絶対噛みつかない。
祟りが恐ろしい、「報道しない自由だ、文句あっか!」てな印象。



一流のアジテーターである円了が「葬式仏教でいいんですか」と問う、あ
ざ笑う、挑発する。しかし、ここまで言われても仏教界は反発しなかっ
た、できなかった。その代わりに徹底的に無視したのだと思う。既得権
益、利権を優先し、社会に貢献する道を拒んだのだ。



第一、反論しようもない。明治18年の東大全学部卒業生の総代で、まるで
知の巨人(ゴジラ)みたいな博学、行動家に論争を挑んでも勝てるわけが
ない、それなら無視、君子危うきに近寄らず、と大人(俗塵界)の保身で
やり過ごしたのだ。



都合が悪いと無視、それを非難されると「誤解を招いたのは遺憾」と引き
籠る。まるで処世訓みたい。



現在の仏教界が家制度、檀家制度の崩壊、少子化などで衰退しつつあるこ
とはずいぶん前から話題になっている。廃仏毀釈でひどい目に遭ったか
ら、普遍性のない政治と距離を置くのは分かるが、人間としてこの世でど
う生きるべきかを人々にアピールする必要はないか(十七条の憲法、五カ
条のご誓文、教育勅語、軍人勅諭などのように)。



まずはナンジャモンジャのお経を分かりやすく「日本語で」と説くことか
ら始めてほしい。キリスト教聖書は結構な頻度で改訂している。かなり以
前から文語体を口語体にしたし、今では「らい病」は「重い皮膚病」「ハ
ンセン氏病」などと表記を変えつつある。



WHOハンセン病制圧特別大使でもある笹川陽平氏がバチカンを「このバカ
チン!」と叩きまくっていたからカトリックも同病の意味付け(この世で
最も不浄な汚物)、表記を改めたのかもしれない。泣く子と大旦那の苦情
には逆らえない。



廃寺や墓仕舞いが話題になっている、大旦那、大檀家は死に絶えつつあ
る、これからは中檀家、小檀家、個人がスポンサーになっていく。「お経
は分からないから有難みがある」なんていう時代ではない。自らが変わら
なければ淘汰されるだけだ。



発狂亭“釈迦に説法”雀庵の病棟日記から。昨日は緑色、今日はピンク、明
日はアカ?・・・数年後に日本の野党は限りなく透明に近いブルーになっ
ているだろう。「明治〜令和 負の遺産展」なんて絶対当たると思がの。



【措置入院 精神病棟の日々(136)2017/1/9】承前【産経】青木伸行
「読めないトランプ方程式」。


<今年、世界はリベラルなグローバリゼーションへの反動として、ナショ
ナリズムと保守主義が一層台頭し、さらには国際秩序が多極化することも
予想される。その行方にトランプ政権が大きく影響することはない>



新味の無い話。


「環球異見 トランプ時代到来」。ワシントンポストやWSJは相変わらず
困惑しつつも「米国の成功、繁栄を応援しよう」「政治に騒乱はつきも
の」と少しずつ現実を理解し始めたようだ。独アルゲマイネ紙は「仏独選
挙次第でEUは危機にさらされるが、国民は破局を望まない」と一縷の望み
を託している。



小堀桂一郎「正論 国家理性に基づく力の発揮を」。



<現在の日本国が直面している運命に、国民はいかなる覚悟をもって臨む
べきか。我々は言葉の正しい意味での「国家理性」の統御のもとに、国際
関係において存分に力を蓄え且つ、揮うことを躊躇せぬ気概を持たなけれ
ばならない>



先生、甘い、甘すぎる。



そもそも米国に防衛を頼んでいるのだから「力」がない。これが現実で、
理性的に考えれば力を発揮することはできない。米国の協力がなければ、
他国からの恫喝、攻撃には降参、尻尾を巻いて屈服するしかない。マキャ
ベリ曰く――


「自国の防衛を傭兵に頼って防御できた国は一つもない」

「おきれいごと」は沢山だ! 現実を語れ! リアルを見よ! 戦力、戦
法を論じよ! 必殺クロスカウンターを教えてくれ! 戦争は理性の沙汰
ではなく、狂気の沙汰だ、「狂」だから討幕でき、対米英蘭の大東亜解放
も成し遂げられたのである、違うか?

天野健作「電通『鬼十則』ルーツは昭和26年の第4代吉田秀雄社長訓示 
半生記残る」。鬼十則と24歳社員の“過労自殺”は関係あるのか? これっ
て創業社長なら皆実践していることだぜ。「才能とは努力する能力だ」と
小生は思っている。社員には言ったことはないが「死ぬ気で頑張る、鬼に
なる、吶喊する」は当たり前だった。



仕事はゲーム、スポーツ、喧嘩、戦争であり、「おきれいごと」では済ま
ない。

騒動屋の多くは嘘八百で銭を稼ぐ、被害者面をする。櫻井よしこ「和解は
追及の始まり」は日本に巣食う売国奴をあぶり出した。嘘八百に対して
「真実を力に、正攻法の戦いをすべきだ」と氏は結ぶが、カツアゲにすぐ
に応じる政府、外(害)務省にそれを求めるのは無理筋。

おきれいごとではなく、報復、制裁、脅迫、恫喝、プロパガンダ、謀
略・・・を総動員して「狂」を発揮しないと、敵の「狂」に負けるのだ。

古人曰く「勝てば官軍、負ければ賊軍」。(つづく)2019/8/31

2019年09月01日

◆雀庵の「井上円了と日本の仏教」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/20(2019/8/31)】哲学者で哲学堂(後の東洋 大
学)を創立した井上円了は幕末の1858/安政5年、浄土真宗東本願寺派の
末寺の子として生まれた。「安政」、政治の安泰を期した元号で、1853年
の黒船来航で火がついた幕末の激動期の真っ最中だ。この年に日米修好通
商条約が締結されている。

円了は1919年、61歳で亡くなったので今年は没後100年。いろいろなイ ベ
ントが催されている。彼はとにかく凄まじい勉強家で、なおかつ凄まじ
い行動家だった。各地で記録が残っているだけでも5000回以上、講演を
行っている。著書は180冊、論文を含めれば軽く1000、2000に達するので
はないか。

円了の名はあまり知られていない。狭い、因循姑息、徒弟制度的になり
がちな学窓の博士、研究者ではなく、その世界を離れた独立自尊、孤峰孤
高の啓蒙家、新思想のアジテーターだった。福翁に似ているが、福翁は文
明開化を急ぐインテリレベルに説き、円了は狐狸妖怪に慄く民衆レベルに
説いた、という印象だ。

浄土真宗の寺に生まれたのなら「門前小僧」以上に仏教徒だろうが、そ
うならなかったのは子供の頃から「何でも見てやろう、解剖、分析、研究
してみよう」という好奇心、批評精神が横溢していたからだろう。

仏教を身近に見れば「ま、癒し系ビジネスね」と小生は思っている。
日本の仏教は基本的に十三派だ。WIKIから。

<日本の仏教は、日本書紀によれば西暦552年に百済よりもたらされ た。
約8470万人が仏教徒であるとされる(2013年統計)。現代では、仏教 と
神道は区別されることが多いが、幕末までは仏と神を一体で不可分とす
る神仏習合の時代であった。

伝統的な仏教の宗派としては、華厳宗、法相宗、律宗、真言宗、天台
宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄
檗宗の13宗がある。

文化庁の宗教年鑑の統計によると、現在の日本の仏教徒の大半はいわゆる
鎌倉仏教に属している。浄土宗系(浄土真宗)の宗派と、日蓮宗系の宗派
が特に大きな割合を占めている>

浄土真宗(一向宗、門徒宗、真宗、浄土宗とも)の宗祖は親鸞で、法然
上人の念仏の教えに感化され、『教行信証』を著して浄土真宗の開祖に
なった(1224年)。真宗10派のうち本願寺派が「浄土真宗」、他9派が
「真宗」だという。

(合従連衡は世の常。昨日の敵は今日の友、その逆もあり。キリスト教
や自動車業界は混血ばかりで訳が分からん。日本の野党は今や野合党、カ
ネと議席のためには平気でパンツを脱ぐ。あ、ゴメンね、最初からパンツ
はいてなかったのね)

円了は遠慮会釈なく仏教諸派を叱咤する。

「真宗識無く、禅宗銭無く、浄土情無く、法華骨無し」とわざわざ韻を
踏み挑発し、「念仏は物知らず、禅は頓馬、真言は盆鎗(ぼんやり)、律
は間抜け、天台は阿房、日蓮は馬鹿」

ほとんど挑発だ、「怒ったか、かかってこいよ、怖いか・・・ちっ、イ
ンポ野郎め!」てな感じ。著書「奮闘哲学」にこうも記している。

<世人みな仏教を目して厭世教となすから、仏教は果たして人生を悲観
したる教えなるか否かを一言しておきたい。

外面よりこれを見れば、仏教は全部厭世、悲観の如くなれども、内容に
入りてうかがわば、人生を悲観するものをして、楽観せしめたいという教
えであることが分かる。

釈迦仏が家を出でて山に入られたのは悲観の境涯であるも、菩提樹下に
おいて正覚の悟りを開かれたるは楽観の境涯である。

最初説かれた小乗教(出家して修行した人しか救われない)は厭世を免
れぬけれども、大乗経(すべての人が救われる)に至りては此土寂光(修
一:この世は安らかで、静かな光。理・智の世界)とまで説きたりて、万
法(修一:ばんぽう。物質的、精神的なすべての存在)は有(実在)にし
て空(虚無)にあらざるゆえんを示している。

しかるにその教えがインド、シナなどに行わるるにあたりて、社会の事
情のために厭世の方面にのみ重きを置くようになり、今日にてもわが日本
の仏教家が依然としてその厭世を継続するは、まったく釈迦の本意に背く
ものと思う。仏教は厭世主義にあらずして、活動主義、奮闘主義たれ>

人民が「厭離穢土、欣求浄土」で不平不満を言わずに「あの世で幸せに
なるんだ」と羊のごとく大人しくしている・・・これは為政者にとってと
ても便利、具合がいい。だから仏教は厭世的なのだろう。

洋の東西、宗教を問わず昔から宗教の大スポンサーは為政者だから、ス
ポンサーに逆らう坊主はいない。坊主に逆らう為政者もいない(カノッサ
の屈辱で懲りたらしい。ボリシェベキは宗教を抱き込んだ)。マスコミ、
特にTVは花王、味の素、QP、パナソニック、トヨタには絶対噛みつかな
い。祟りが恐ろしい、「報道しない自由だ、文句あっか!」てな印象。

一流のアジテーターである円了が「葬式仏教でいいんですか」と問う、
あざ笑う、挑発する。しかし、ここまで言われても仏教界は反発しなかっ
た、できなかった。その代わりに徹底的に無視したのだと思う。既得権
益、利権を優先し、社会に貢献する道を拒んだのだ。

第一、反論しようもない。明治18年の東大全学部卒業生の総代で、まる
で知の巨人(ゴジラ)みたいな博学、行動家に論争を挑んでも勝てるわけ
がない、それなら無視、君子危うきに近寄らず、と大人(俗塵界)の保身
でやり過ごしたのだ。

都合が悪いと無視、それを非難されると「誤解を招いたのは遺憾」と引
き籠る。まるで処世訓みたい。

現在の仏教界が家制度、檀家制度の崩壊、少子化などで衰退しつつある
ことはずいぶん前から話題になっている。廃仏毀釈でひどい目に遭ったか
ら、普遍性のない政治と距離を置くのは分かるが、人間としてこの世でど
う生きるべきかを人々にアピールする必要はないか(十七条の憲法、五カ
条のご誓文、教育勅語、軍人勅諭などのように)。

まずはナンジャモンジャのお経を分かりやすく「日本語で」と説くこと
から始めてほしい。キリスト教聖書は結構な頻度で改訂している。かなり
以前から文語体を口語体にしたし、今では「らい病」は「重い皮膚病」
「ハンセン氏病」などと表記を変えつつある。

WHOハンセン病制圧特別大使でもある笹川陽平氏がバチカンを「このバ カ
チン!」と叩きまくっていたからカトリックも同病の意味付け(この世
で最も不浄な汚物)、表記を改めたのかもしれない。泣く子と大旦那の苦
情には逆らえない。

廃寺や墓仕舞いが話題になっている、大旦那、大檀家は死に絶えつつあ
る、これからは中檀家、小檀家、個人がスポンサーになっていく。「お経
は分からないから有難みがある」なんていう時代ではない。自らが変わら
なければ淘汰されるだけだ。

発狂亭“釈迦に説法”雀庵の病棟日記から。昨日は緑色、今日はピンク、
明日はアカ?・・・数年後に日本の野党は限りなく透明に近いブルーに
なっているだろう。「明治〜令和 負の遺産展」なんて絶対当たると思がの。

【措置入院 精神病棟の日々(136)2017/1/9】承前【産経】青木伸行
「読めないトランプ方程式」。

<今年、世界はリベラルなグローバリゼーションへの反動として、ナ
ショナリズムと保守主義が一層台頭し、さらには国際秩序が多極化するこ
とも予想される。その行方にトランプ政権が大きく影響することはない>

新味がない話。

「環球異見 トランプ時代到来」。ワシントンポストやWSJは相変わら ず
困惑しつつも「米国の成功、繁栄を応援しよう」「政治に騒乱はつきも
の」と少しずつ現実を理解し始めたようだ。独アルゲマイネ紙は「仏独選
挙次第でEUは危機にさらされるが、国民は破局を望まない」と一縷の望み
を託している。

小堀桂一郎「正論 国家理性に基づく力の発揮を」。

<現在の日本国が直面している運命に、国民はいかなる覚悟をもって臨
むべきか。我々は言葉の正しい意味での「国家理性」の統御のもとに、国
際関係において存分に力を蓄え且つ、揮うことを躊躇せぬ気概を持たなけ
ればならない>

先生、甘い、甘すぎる。

そもそも米国に防衛を頼んでいるのだから「力」がない。これが現実で、
理性的に考えれば力を発揮することはできない。米国の協力がなければ、
他国からの恫喝、攻撃には降参、尻尾を巻いて屈服するしかない。マキャ
ベリ曰く――

「自国の防衛を傭兵に頼って防御できた国は一つもない」

「おきれいごと」は沢山だ! 現実を語れ! リアルを見よ! 戦力、
戦法を論じよ! 必殺クロスカウンターを教えてくれ! 戦争は理性の沙
汰ではなく、狂気の沙汰だ、「狂」だから討幕でき、対米英蘭の大東亜解
放も成し遂げられたのである、違うか?

天野健作「電通『鬼十則』ルーツは昭和26年の第4代吉田秀雄社長訓示  
半生記残る」。鬼十則と24歳社員の“過労自殺”は関係あるのか? こ
れって創業社長なら皆実践していることだぜ。「才能とは努力する能力
だ」と小生は思っている。社員には言ったことはないが「死ぬ気で頑張
る、鬼になる、吶喊する」は当たり前だった。

仕事はゲーム、スポーツ、喧嘩、戦争であり、「おきれいごと」では済
まない。

騒動屋の多くは嘘八百で銭を稼ぐ、被害者面をする。櫻井よしこ「和解
は追及の始まり」は日本に巣食う売国奴をあぶり出した。嘘八百に対して
「真実を力に、正攻法の戦いをすべきだ」と氏は結ぶが、カツアゲにすぐ
に応じる政府、外(害)務省にそれを求めるのは無理筋。

おきれいごとではなく、報復、制裁、脅迫、恫喝、プロパガンダ、謀
略・・・を総動員して「狂」を発揮しないと、敵の「狂」に負けるのだ。

古人曰く「勝てば官軍、負ければ賊軍」。(つづく)2019/8/31

2019年08月31日

◆雀庵の「呆け防止は読書から」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/19(2019/8/29)】国語の作文などでは「本との
出会い」といったテーマはよくあるだろう。

定番の「読書感想文」は大体が(1)筋の紹介、(2)それを通じて自身が
あれこれ考えたこと――肝腎のこれはあまり書かれてはいない、だから面白
くないと思う。先生は仕事だから生徒の作文を読まなければならない、ず
いぶんな苦痛ではないか。

ある専門学校の若者向け月刊誌を制作していた頃、若者が読んでおいた方
が良い本を紹介する記事、“古書探訪 おススメの一冊”を毎号書いた。そ
のひとつが「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)で、小生は20歳
の時に独房で読み、涙を流したから、読者にとってもいいだろうと改めて
読んだが、ぜんぜん感動しない。

なぜだろうと長い間思っていたが、最近、書庫の古い本を読み直して思う
のは、作品と読者は恋と同じで、ある時、読者は、昔読んだけれどちっと
も感動しなかったし、筋も全く忘れていた作品を再読し、「ああ、なんて
素晴らしいのだろう」と心が揺れるのだ。

50年ぶりの同窓会で、昔は気にも留めていなかった女子に心をひかれるよ
うな感じ、「ああ、僕は君と友達になりたい!」なんて告って、デートに
駒を進めたような喜びみたい。

現実は気持ち悪がられたり、「修一クンに手を握られたのよ」なんてネタ
にされたり、家人にバレて“色呆けヂヂイ”なんてバカにされることになる
のだが・・・

本と読者の出会うタイミングはいつがベストなのか、それが分からない。
結局はあれこれ「乱読」して、好きな作家や作品の傾向が分かってくる。
料理と似ていて、とにかくあれこれ食べてみることで、自分の好みが分
かってくる。そんな感じ。

いい嫁さんに当たる確率は2割くらいか。あれこれ試食するわけにはいか
ず、何となく成り行きで所帯を持ったり。気に入らないからとお互いに書
庫に仕舞うこともできない。本は酒のごとくに長い間眠らしておくことが
でき、味見ができて「うーん、いい味だ」となる可能性はある。

ここまで書いて昼食。昼寝の友に太宰治「人間失格」をもってベッドで読
み始め、終わりのところでビックリした。

<いまはもう自分は、罪人どころではなく、狂人でした。いいえ、断じて
自分は狂ってなどいなかったのです。一瞬間といえども、狂った事は無い
んです。けれども、ああ、狂人は、たいてい自分の事をそう言うものだそ
うです。つまり、この病院にいれられた者は気違い、いれられなかった者
は、ノーマルという事になるようです。

神に問う。無抵抗は罪なりや?

堀木のあの不思議な美しい微笑に自分は泣き、判断も抵抗も忘れて自動車
に乗り、そうしてここに連れて来られて、狂人という事になりました。い
まに、ここから出ても、自分はやっぱり狂人、いや、廃人という刻印を額
に打たれる事でしょう。

人間、失格。

もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました>

文庫本の奥付を見ると1968年(44刷)とある。小生が18歳、大学1年の時
に読んだから実に50年振り。「うん、いい人は発狂するんだ」なんて思い
つつも、人間恐怖症の太宰(津島修二)は人間に生まれて来たのがそもそ
もの間違いだったのだ。

「面白い子、かわいい坊ちゃん、頭のいい青年、母性本能を掻き立てる弱
くて優しい男」を演じ続けないとイジメられるのではないかという強迫観
念にいつも恐れおののいていた。小さい頃から性的虐待を受けたことも
あって、道化を演じることで人間の攻撃から身を守り、特に理解不能なが
らも自分を受容する女への甘えや同情、悲しみ、迷いに戸惑う。

安住がどこにもない、あっても長続きしない、夢は儚く終わり、美の陰に
醜を見て、そして自暴自棄・・・

小生は太宰の作品で一番好きなのは「津軽」だが、太宰が物心つかない3
歳から6歳まで病弱な母親に代わって乳母として愛情をかけて育ててくれ
たタケを30年ぶりに津軽半島に訪ねる最後は泣ける。

せめて小学校を卒業するまで母親の愛情を得ていたら、生まれついての
「繊細過ぎる」感受性も穏やかになっていたかもしれない。過ぎたるは及
ばざるがごとし。

争いを恐れるために無抵抗になり、道化になり、疲れ果てて、やがて心
中。自殺未遂のゴッホが弟と最期に交わした言葉の一つは「このまま死ん
でゆけたらいいのだが」だったという。

小生のようなキチ〇イはキチ〇イの悲しさ、恐れ、狂気を知っており、再
発狂をとても恐れる。太宰もゴッホも「ようやく死ねた」とほっとしたの
ではないか。その気持ちがよく分かるアナタ、そうアナタです、危ないで
す、ホントに、発狂する前に受診しなさいよ。

うっぷん晴らしに無差別殺人で逝くなんて、最低、邪道、キチ〇イ道にも
とる恥です。迷惑をかけずに一人ひっそりと逝く、人間失格の太宰は遺族
に10億円の遺産(著作権料)を残し、ゴッホは天文学的な値のつく作品、
感動を世界に遺しました。せめて最後は美しく逝く、それが発狂道です。

「指切りゲンマン、嘘ついたら、針千本飲ーます、指切った!」、さあ、
小指を出しなさい、さあ、さあっ・・・オノレ、わいを舐めとるんかい、
そんならこうしてくれるわ、無理心中や、どや、どや、早よ逝かんかい、
クズヤロウ!

さて、こんな風に、運命的に、本と出会う、再会する、感動する、脳ミソ
が活性化される。ホントの出会い。読書の醍醐味だ。脳溢血とか病気では
如何ともし難いが、読書で脳ミソは元気で、痴呆症とかにはならないので
はないかと思うのだが・・・

発狂亭“人生はっけよい”雀庵の病棟日記から。「はっきょうテロ」はダメよ。

【措置入院 精神病棟の日々(135)2017/1/9】成人の日【産経】「漱石
曰く『あらゆる冒険は酒に始まる』、新成人の皆さん、冒険の資格が本当
にあるのか、祝杯の前に自分に問いかけてみたらいかがだろう」、石部金
吉みたいな説教・・・

小生は大学1年の1969年から部活の合宿などでたまに飲んでいた。今は高
校生あたりから飲むのか。

小生の人生は7勝7敗1分だったが、今回は酒でしくじったので6勝9敗の負
け越しの気分。しかし、こと酒については、現役時代は月水金は接待など
で飲みまくり、お客さんから声がかかればカネをもって嵐の中でも飛んで
いった。この本場所では11勝4敗か12勝3敗あたりか。

主張「成人の日 周りを思いやれる大人に」・・・「家族ら周りの人々の
支えに甘えてきた子供の頃とは違って、有縁無縁の力に感謝し、これから
は周りを支える立場になるのだと決意を新たにすることである」。

66歳を目前に「再成人」を誓い、実行できるのか・・・「ガンバレ、
俺!」って、どうも小生はそんなタマではなさそうで・・・困ったな。
(つづく)2019/8/29


2019年08月29日

◆雀庵の「呆け防止は読書から」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/19(2019/8/29)】国語の作文などでは「本との
出会い」といったテーマはよくあるだろう。

定番の「読書感想文」は大体が(1)筋の紹介、(2)それを通じて自身が
あれこれ考えたこと――肝心のこれはあまり書かれてはいない、だから面白
くないと思う。先生は仕事だから生徒の作文を読まなければならない、ず
いぶんな苦痛ではないか。

ある専門学校の若者向け月刊誌を制作していた頃、若者が読んでおいた
方が良い本を紹介する記事、“古書探訪 おススメの一冊”を毎号書いた。
そのひとつが「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)で、小生は二
十歳の時に独房で読み、涙を流したから、読者にとってもいいだろうと改
めて読んだが、ぜんぜん感動しない。

なぜだろうと長い間思っていたが、最近、書庫の古い本を読み直して思
うのは、作品と読者は恋と同じで、ある時、読者は、昔読んだけれどちっ
とも感動しなかったし、筋も全く忘れていた作品を再読し、「ああ、なん
て素晴らしいのだろう」と心が揺れるのだ。

50年ぶりの同窓会で、昔は気にも留めていなかった女子に心をひかれる
ような感じ、「ああ、僕は君と友達になりたい!」なんて告って、デート
に駒を進めたような喜びみたい。

現実は気持ち悪がられたり、「修一クンに手を握られたのよ」なんてネタ
にされたり、家人にバレて“色呆けヂヂイ”なんてバカにされることになる
のだが・・・

本と読者の出会うタイミングはいつがベストなのか、それが分からな
い。結局はあれこれ「乱読」して、好きな作家や作品の傾向が分かってく
る。料理と似ていて、とにかくあれこれ食べてみることで、自分の好みが
分かってくる。そんな感じ。

いい嫁さんに当たる確率は2割くらいか。あれこれ試食するわけにはいか
ず、何となく成り行きで所帯を持ったり。気に入らないからとお互いに書
庫に仕舞うこともできない。本は酒のごとくに長い間眠らしておくことが
でき、味見ができて「うーん、いい味だ」となる可能性はある。

ここまで書いて昼食。昼寝の友に太宰治「人間失格」をもってベッドで読
み始め、終わりのところでビックリした。

<いまはもう自分は、罪人どころではなく、狂人でした。いいえ、断じ
て自分は狂ってなどいなかったのです。一瞬間といえども、狂った事は無
いんです。けれども、ああ、狂人は、たいてい自分の事をそう言うものだ
そうです。つまり、この病院にいれられた者は気違い、いれられなかった
者は、ノーマルという事になるようです。

神に問う。無抵抗は罪なりや?

堀木のあの不思議な美しい微笑に自分は泣き、判断も抵抗も忘れて自動車
に乗り、そうしてここに連れて来られて、狂人という事になりました。い
まに、ここから出ても、自分はやっぱり狂人、いや、廃人という刻印を額
に打たれる事でしょう。

人間、失格。

もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました>

文庫本の奥付を見ると1968年(44刷)とある。小生が18歳、大学1年の 時
に読んだから実に50年振り。「うん、いい人は発狂するんだ」なんて思
いつつも、人間恐怖症の太宰(津島修二)は人間に生まれて来たのがそも
そもの間違いだったのだ。

「面白い子、かわいい坊ちゃん、頭のいい青年、母性本能を掻き立てる
弱くて優しい男」を演じ続けないとイジメられるのではないかという強迫
観念にいつも恐れおののいていた。小さい頃から性的虐待を受けたことも
あって、道化を演じることで人間の攻撃から身を守り、特に理解不能なが
らも自分を受容する女への甘えや同情、悲しみ、迷いに戸惑う。

安住がどこにもない、あっても長続きしない、夢は儚く終わり、美の陰
に醜を見て、そして自暴自棄・・・

小生は太宰の作品で一番好きなのは「津軽」だが、太宰が物心つかない 3
歳から6歳まで病弱な母親に代わって乳母として愛情をかけて育ててくれ
たタケを30年ぶりに津軽半島に訪ねる最後は泣ける。

せめて小学校を卒業するまで母親の愛情を得ていたら、生まれついての
「繊細過ぎる」感受性も穏やかになっていたかもしれない。過ぎたるは及
ばざるがごとし。

争いを恐れるために無抵抗になり、道化になり、疲れ果てて、やがて心
中。自殺未遂のゴッホが弟と最期に交わした言葉の一つは「このまま死ん
でゆけたらいいのだが」だったという。

小生のようなキチ〇イはキチ〇イの悲しさ、恐れ、狂気を知っており、
再発狂をとても恐れる。太宰もゴッホも「ようやく死ねた」とほっとした
のではないか。その気持ちがよく分かるアナタ、そうアナタです、危ない
です、ホントに、発狂する前に受診しなさいよ。

うっぷん晴らしに無差別殺人で逝くなんて、最低、邪道、キチ〇イ道にも
とる恥です。迷惑をかけずに一人ひっそりと逝く、人間失格の太宰は遺族
に10億円の遺産(著作権料)を残し、ゴッホは天文学的な値のつく作品、
感動を世界に遺しました。せめて最後は美しく逝く、それが発狂道です。

「指切りゲンマン、嘘ついたら、針千本飲ーます、指切った!」、さあ、
小指を出しなさい、さあ、さあっ・・・オノレ、わいを舐めとるんかい、
そんならこうしてくれるわ、無理心中や、どや、どや、早よ逝かんかい、
クズヤロウ!

さて、こんな風に、運命的に、本と出会う、再会する、感動する、脳ミソ
が活性化される。ホントの出会い。読書の醍醐味だ。脳溢血とか病気では
如何ともし難いが、読書で脳ミソは元気で、痴呆症とかにはならないので
はないかと思うのだが・・・

発狂亭“人生はっけよい”雀庵の病棟日記から。「はっきょうテロ」はダ
メよ。

【措置入院 精神病棟の日々(135)2017/1/9】成人の日【産経】「漱 石
曰く『あらゆる冒険は酒に始まる』、新成人の皆さん、冒険の資格が本
当にあるのか、祝杯の前に自分に問いかけてみたらいかがだろう」、石部
金吉みたいな説教・・・

小生は大学1年の1969年から部活の合宿などでたまに飲んでいた。今は高
校生あたりから飲むのか。

小生の人生は7勝7敗1分だったが、今回は酒でしくじったので6勝9敗の 負
け越しの気分。しかし、こと酒については、現役時代は月水金は接待な
どで飲みまくり、お客さんから声がかかればカネをもって嵐の中でも飛ん
でいった。この本場所では11勝4敗か12勝3敗あたりか。

主張「成人の日 周りを思いやれる大人に」・・・「家族ら周りの人々
の支えに甘えてきた子供の頃とは違って、有縁無縁の力に感謝し、これか
らは周りを支える立場になるのだと決意を新たにすることである」。

66歳を目前に「再成人」を誓い、実行できるのか・・・「ガンバレ、
俺!」って、どうも小生はそんなタマではなさそうで・・・困ったな。
(つづく)2019/8/29



  

2019年08月27日

◆雀庵の「韓国はまるでセウォル号」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/18(2019/8/27)】「モンテーニュの名言」とい
うサイトから<修一の感想>――

◆世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北があるものだ。

<先の大戦で植民地解放の狼煙を上げ列強に吶喊、矢尽き刀折れて満身創
痍になった日本、建武中興に殉じた知略の猛将、楠木正成、回天維新の
雄、西郷隆盛・・・勝ち負けは兵家の常。負けても、そこから学び、兜の
緒を締め、次の戦に備えよ、ということだろう。

10戦して5勝3敗2引分くらいがいい、4勝6敗でもいい、という戦国武将の
話もある。勝ち過ぎると、それだけが成功モデルになって大敗したりする
からだ。負け戦から学ぶ、打たれ強い、転んでもただでは起きない、とい
う思考が大事というわけ。最後に勝つか引分なら御の字だ。

独裁国家/創業社長の企業は世襲制が多いが、支那の王朝でも創業者の3
代目あたりから落ち目になっていくようだ。唐は300年近く続いたが、4代
目の建国100年あたりで絶頂期になり、玄宗皇帝は楊貴妃に溺れて治世後
半は下り坂になった。大塚家具は2代目が「牝鶏鳴きて国亡ぶ」で見るも
憐れ。

国家は良質のトップをコアとして推戴して、優秀な部下が経営し、自らが
一流国家を目指して変わって(進化して)いかないと逆に時代の変化に遅
れてしまう。勝っても負けても常に前進、改革、更新しなければやがて亡ぶ>

◆心は正しい目標をなくすと、偽りの目標にはけ口を向けるものだ。

<自尊自立、独立不羈 、富国強兵、自由民主人権法治は現代政治/国家
の要諦、「基本的価値観」だ。一方で国際競争はヨーイドン!ではなく、
早い者勝ちで、先行したものがいい思いをする。First come, first served.

16世紀、新大陸に真っ先に来たのはカネ、実弾、勇気、冒険心、山っ気
に溢れた、貴種の次男坊、三男坊を頭とする一族郎党だった。まあ、本国
では厄介者だったかも・・・

2つの大戦争後の現在の国際競争ルールで勝つため、負けないためには
トップグループ=一軍にいなくてはならないが、「基本的価値観」がない
と入会できない。

一軍入りを目指すのならセカンドグループ=二軍の国は、まずは「基本
的価値観」国を目指すことが目標であるべきだ。力があってもお行儀が悪
いとロシアのようにつまはじきされてしまう。

国柄はいろいろだから、特定の宗教、伝統による政治を良しとし、二
軍、三軍でいいとする国もある。それはその国、国民の選択次第だ。

ただ、共産主義独裁国家(志向、嗜好)という、一軍の「基本的価値
観」をとても共有できない国は一軍入りできない。一軍にとって潜在的な
敵、脅威だからだ。一軍の東横綱だったソ連は西横綱の欧米から嫌われて
自滅した。

国柄、国家目標が一軍にとって邪悪的であるのは、その国の国民にとっ
ても正当とか許容範囲とは見なされない場合が多いだろう。そういう怪し
げな国の指導者、主導政党は、怪しげな支持者を増やすために、結束させ
るために、戦意を高揚させるために「敵」を必要とする。

ナチスがユダヤ民族を敵対視したように、邪悪国家は嘘八百でも「敵」
をつくりあげ、敵意を増幅させる。その想像上の「敵」、バーチャル・エ
ニミーは、叩けば遂に尻込みして土下座するような存在が好ましい。そう
して大衆の支持を得て邪悪的な独裁国家を建設しようとする。その成功例
は少ないし(中共、イランぐらい?)、一軍登録はまず無理だ>

◆我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自
身の知恵によるしかない。

<知性は理性がないと育たない。感情、気分、妄想、バックミラーだけで
「とにかく北へ! この世の天国へ!」と車をぶっ飛ばしたら確実に事故
る。その意見、注意さえも聞く耳を持たない。ほとんど狂気、暗愚、自
殺、痴呆、マゾ>

◆結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にい
る鳥は必死で逃げ出そうとする。

<赤くて黒い鳥籠。収容所、虐待、飢餓、簒奪、病魔、涙、そして雪と
氷。♪なのにあなたは北土へ行くの 北土の味はそれほどいいの この南
のチゲよりも

旅順高等学校寮歌「北帰行」から。

窓は夜露に濡れて 都すでに遠のく 北へ帰る旅人一人 涙流れてやま
ず 今は黙して行かむ

何をまた語るべき さらば祖国 わがふるさとよ 明日は異郷の旅路 明
日は異郷の旅路・・・

一旦鳥籠に入ったらまずオシマイ>

◆目指す港がないような航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにな
らない。自説に固執し、夢中になることは愚鈍さの最も確かな証拠である。

<ああ、そうだったわねえ、あなたはセウォル号を覚えているかしら、あ
なたが愚劣、わたしが鈍感の時よ。二人の姿を水に映しながら、沈没して
高校生たち300人が死んだ事故を眺めていたわ。あれからもう5年。

船長さんは乗客の避難誘導なんか二の次、真っ先に脱出、海洋警察の船
で最初に保護されたわね。世界に誇る金メダルよ、自分の命が一番大事で
すもの。大陸経由の韓流正当儒教では親のために子は命を捨てるのよ。劉
邦さんも言っていたわ、「子供はすぐに作れるが、俺は二度と作れな
い」って。

はかない事故だったけれど、過去は過去。もう泣きますまい、恋しい、
恋しいと思ってた初恋のあなたに会えたんですもの。日帝、ABEはよろよ
ろ、沈没寸前よ。今年はきっと、うれしい冬を迎えますわ・・・

「スミダ川」スミヨ、統一旗でチョッパリ叩くニダ! マンセー、マン
セー、統一コリア!」

なお名曲『すみだ川』(1937年)の作詞家、佐藤惣之助は我が地元川崎
の人。『大阪タイガースの歌』(現:阪神タイガースの歌、通称:六甲颪)
『赤城の子守唄』『人生の並木路』『人生劇場』『湖畔の宿』なども創った>

発狂亭“火病用プラセボ製薬”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(133)2017/1/8】承前【産経】坂本鉄男
「イタリア便り 曖昧過ぎる(日本の)宗教人口」・・・何を今更。朝は
お日様に手を合わせ、仏壇に花と線香を供え、ハロウィンやXマスを楽し
み、新年には八百万の神々に祈るのが日本人だ、アーメン!

川越一「煩悩を紙面に生かす」。今秋の中共党大会を控えて火種がくす
ぶっているような・・・権力闘争は水面下で行われるからディープスロー
トがないと記事にしにくい。機械(ミッション)あれば機事(密議)あ
り、孫氏の兵法の国だから取材は難しい。

田村秀男「米国『シムズ理論』に学べ デフレ日本に財政赤字は役立
つ」。財政均衡は緊縮でなく成長でやれ、まずは財政出動だ!という話。
子育て応援、インフラ強靭化、スタートアップ促進、基礎研究支援などな
ど、大事なところに投資すべし。

廃車寸前の車の修理にカネをかけても無意味。現役の車を元気にするカ
ネの使い方をしないと経済は上手く回らない。(つづく)2019/8/27


2019年08月26日

◆雀庵の「韓国はクーデター前夜?」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/17(2019/8/25)】昭和初期の「私小説」を数編
読んだ。平林たい子、井伏鱒二、佐多稲子、堀辰雄、横光利一、梶井基次
郎、牧野真一・・・私小説は日本独自のものらしいが、何か異様だ。

「私」が「私のために」「私の生を、社会を、喜怒哀楽を」描く、という
感じ。そこには読者はいない、読者の共鳴を得ようとか、喜怒哀楽を刺激
しようとか、あるいは媚を売ろう、賞賛されよう、カネを稼ごうというよ
うな想いは、ないか、あるいは少ない。

まるで読者がワクワクするようなものは下司だ、粗にして野で卑だ、と
「孤高」を楽しみ、優越感とか、あるいは自虐感に浸っている感じ。自意
識過剰。

読んでいて「ああ、これは戦後の現代詩そっくり、というか、現代詩の起
源だな、一種のマスターベーション、これでは読者はつかないなあ」と
“販促脳”の小生は思った。売れない→食えない→暮らせない、ではただの趣
味、同人誌でしかない。

「主義者」というアカなどに染まった人には息苦しい時代だったろうが、
それ以外の庶民は食糧が乏しくなった1943〜45年はきつかったものの、普
通の泣き笑いの暮らしをしていた。

同時代の哲学者の三木清は、ソ連スパイのゾルゲ、尾崎秀実(元朝日新
聞)らと共にピンキー近衛文麿を篭絡して、日ソ中立条約(1941)を締結
させ、スターリンが対日戦用の東部ソ連軍を西部に移し、対独戦を有利に
戦えるようにした。ゾルゲは今でもロシアの英雄だ。

三木清はアカだったが戦前リベラルに偽装転向したものの終戦直後に獄中
死した。小生が出版・編集の心得を学んだ出版界の重鎮、布川角左衛門先
生(筑摩書房社長などを歴任)は、東京拘置所から三木清の遺体をリア
カーに乗せて引き取った。

三木清は若き日、女郎買いをする友達に「僕はもっぱら覗き見をして自慰
で済ませている、カネを使うなんて馬鹿だ、と豪語して友達から侮蔑さ
れ、汚物のように嫌われた」というようなことを山本夏彦翁が書いてい
る。以来、三木清を信用しなくなった。

柔肌の 熱き血潮に 触れもみで 寂しからずや 道を説く君(与謝野晶子)

リアルを見ずに「可哀そうな私」ばかりを凝視しているような私小説的韓
国。右へ左へと揺れっぱなしで、韓流ドラマは一転して今は「加害者は誰
か、倭寇か、秀吉か、伊藤か、安倍か、日本が悪い、日本人のせいだ」に
なったみたいだ。
You fussy bastard, stupid asshole! Go to hell!

マスターベーションやマゾ、自虐はひっそりと家ですべきで、公衆の前で
やれば品がない。まるでお猿さん、と言ったら猿が怒るだろうな。

娼婦が「とっ捕まって強姦された、慰安婦にされた、お金ももらってな
い」と被害者面をするようで、みっともないが、韓流では普通なのか。南
の同胞、韓国居留民団も困っておるで・・・

<韓日関係は死活問題 「韓日友好の絆」絶やすな…中央団長 光復第74周
年慶祝辞

中央団長 呂健二

日本に住む全国の同胞の皆さん!

韓日関係の成り行きに、胸を痛め、心配していることと思います。

このような状況のなかで、中央団長として、皆さんをどう励ませばよいの
か、毎日悩む日々が続いています。

韓日関係は、私たちにとって死活問題です。韓日関係は空気のような存在
で、普段は意識することもありません。そして意識しないことが良いこと
なのです。ところが、最近、息苦しくなっています。

両国の間には長い歴史があります。良い時も悪い時もありました。隣国だ
からこその歴史です。引っ越すことも、逃げることもできません。

私たちは、何があろうとも、私たち在日同胞の生活と権益を守っていかね
ばなりません。同時に、戦後、今日まで民団が地域でコツコツ積み上げて
きた韓日友好の《きずな》を絶やしてはなりません。

親愛なる同胞の皆さん!

私たち在日同胞は、韓国と日本の平和の象徴です。在日同胞の存在は、の
平和の上に成り立っています。韓国は産みの親であり、日本は育ての親で
す。両方の親が争ったからといって、どちらかに組みすることはできませ
ん。仲直りさせるために全力を尽くすしかありません。

こういう時こそ、私たちは民団の存在意義を発揮して、親善友好の増進に
一層努力して参りましょう。

明けない夜はありません。

両国政府は大局的な見地に立ち、英知を結集して、相互利益と友好の維
持・発展のため、一日も早い妥結をはかられるよう願ってやみません>

在外同胞を泣かせるようなことをすんなよ、ホンマ、どあほや!

可愛いチェ・ジウ、素敵なペ・ヨンジュンを装っておれば、やがてそのも
のになるんやで、健さんは死ぬまで唐獅子牡丹、鶴さんは特攻隊、それが
美や、男の道や!

韓国軍はどないする気やろ、このままだと38度線を越えて北からどっと飢
えた軍隊と貧民が南下してくるで。クーデターで「北の傀儡」どもを抑え
込んでおかなければ外患誘致、永遠に春の来ない「冬ソラ」になる。

それでいいんですか?と多くの日本人も心配している。二度と堅気にはな
れないよ、と。口を酸っぱくして言っても聞く耳を持たないのか・・・

それならせめて他者の迷惑にならないように「厳冬の地吹雪の中、樺太国
境を超えてソ連に越境」した女優と演出家にならって38度線を越えて南へ
行ったらいい。北は抱き締めてくれる、それから腰縄手錠、男は銃殺であ
の世の天国を、女は収容所でこの世の天国、北のオモテナシ=ウラダラケ
を楽しめるだろう。

ところで北がミサイルをぶっ放すカネはどこから出ているのか。金正恩は
短期間に3回も訪中し三跪九叩頭、習近平の子分になった。改革開放とい
うシノギを受け入れ、また北に自然発生的な「草の根資本主義」が生まれ
て、ミカジメ料が増えたこともあるし、中共からの支援もあるだろう。

<朝日新聞は8/20、韓国政府関係者や中朝貿易商の話として、「(中国
が)北朝鮮が主食とする米80万トンを近く船などを使って送る予定だ。ト
ウモロコシを含め総量は計100万トン前後になるとみられる・・・習近平
は北朝鮮への観光客を500万人に増やすよう旅行会社などに指示したと報
道した>(中央日報)

♪金さんちの正恩君、たちまち元気になっちゃって――

「国際社会はわが朝鮮が新たな戦略的路線を貫徹する道で収めた経済建設
成果に驚きを表し、前代未聞の圧迫の中でも朝鮮が社会主義偉業発展の新
たな段階に入ったと公認している」と元気というか狂気いっぱいだ(8/24
朝鮮中央通信)。

平壌の“核心党員”200万(岐阜県202万)が食えればいいのだからお気楽。
習親分からミサイル発射実験特別手当も貰っているのだろう。

発狂亭“幽明越境往復便”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/8】【産経】コラムの産経抄
氏はトランプを「厄介な人」「愚劣」と断じている。産業空洞化でサビつ
いたデトロイトを代表するラストベルトに抄氏は思いを馳せないのか? 
サビに喘いでいる人がトランプに投票したのだ。

トランプが「工場を造るなら米国内にしろ、雇用を創出しろ」と言うのな
ら、軟着陸の策を探るのが知恵であり、「愚劣で厄介な奴」と罵倒したと
ころで一歩も前進しない。抄氏は勉強し直さないとしくじるぞ。

正高信男「新聞に喝! 予断と自己正当化を乗り越えて」。一人の人間が
心を通じ合える仲間は150人、それを超えると「よそ者」として排除する
心理が霊長類にはあるという研究があるそうだ。

類は友を呼ぶから150人は概ね同種同族で、偏狭なリベラル≒アカモドキに
とってトランプや“極右”は排除すべき屑野郎ということだ。

安定していた国がある日、タガが外れて、隣人と殺し合う。ユーゴスラビ
アの分裂はすさまじかった。血で血を洗う縄張り争い、戦争は、霊長類の
みならず多くの動物の初期設定なのか。ライオンのオスの寿命は8年、メ
スの半分しかない。傷だらけの人生だな。(つづく)2019/8/25


2019年08月25日

◆雀庵の「良い体罰、悪い折檻・・・難問だ」

“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/15】小生が先生から体罰を受けたのは中2(昭
和40/1965年)までだった。国語の大沢先生は輪ゴムで頬をパッチンとや
るので有名だった。しょっちゅうやるし、大して痛くないから効き目はあ
まりなかったと思う。

エンジニア上がりの技術科の神藤先生からはビンタを貰った。工作室の針
金製フェンスの下部がグチャグチャになっているので、チリトリ製作の
際、友達が針金をなくしたと言うので、グチャグチャの部分から30センチ
ほど切って「これ使えばいいよ」と渡したのだ。備品を故意に傷つけたの
は悪いが、まあ、ビンタは仕方がないけれど、ちょっと悲しかった。

神藤先生も何となく辛そうだった。

今から思えば「お前の責任で、あそこをきれいに直しておけ」と言われた
ら、小生はみんなに声をかけてきれいに修理しただろう。

中1の時、大学出たての石井先生は女子をぶった。ぶたれた女子が泣くの
は当然として、先生は「生徒をぶつなんて、それも女の子をぶつなんて、
初めてだ・・・」と言って、顔をまっ赤にしながら大泣きした。

小学校まで年に1回ほど家庭訪問や学校での個別父兄会があった。母は先
生に「悪さをしたらどんどんぶって下さい」と頼んでいた。他の母親もそ
んな感じだったろう。「子供に一度も手を上げたことがない」なんて自慢
気に言う父親はバカにされていた。「親の躾がなってないから兄弟そろっ
てクズだ」なんて非難されたものだ。

1920〜30年、明治末から昭和初期あたりの欧米小説(L.M.モンゴメリ、サ
キ、O.ヘンリ、ステインベックなど)には、先生(住民もクリスチャン)
がムチで生徒に体罰を与えたり、親が子を物置に閉じ込める、食事を与え
ないといった場面が結構ある。子供の教育には洋の東西を問わず、体罰は
当たり前だったのだろう。

軍隊は体罰というか、鉄拳制裁の世界でもあった。職業軍人を目指してい
た父の遺品になった手帳にはこんなことが書かれていた。

<やたらと殴りつける上等兵が満期除隊して数年後、俺の部下として応
召してきた。思い切って殴ってやった>

戦友会などでも理不尽な鉄拳制裁を繰り返したような輩は嫌われ、やがて
姿を見せなくなるとか。

「日本軍は悪逆非道した」とか“告白”する輩は、戦友会でも嫌われた奴
が多かったようだ。一種の意趣返し、下郎の逆恨み。捕虜になると敵の
「露助やチャンコロ、アメ公」(父の言葉)に寝返り、敵の歓心を呼ぶ嘘
八百を言い、喜んで戦友を虐待したりする。洗脳されて帰国するや日共に
入党するような人も多かった。

軍隊は「真空地帯」だからずいぶん理不尽なことが多かった、今でも、ど
この軍隊でも陰湿ないじめや暴力はあるだろう。小生は高校の時に体育会
系の応援団に入部したが、根性を鍛えるとかで1時間の正座、柱によじ
登って30分ほどミンミン鳴く「セミナー」、「修一、声が小さい!」など
と尻を叩かれて大音響で「ミーン、ミーン!」、毎週土曜日の5キロマラ
ソンではどん尻の数人はプラス1キロとか、伝統のしごきで鍛えられた。

周囲を見れば野球部では「ケツバット」「グランド5周」は当たり前だっ
た。卓球部とバスケ部は陸上部並みに走り回っていた。体育会系は多かれ
少なかれそんなものだったのではないか。年に1回の全校(1200人)8キロ
マラソンでは1位陸上、3位卓球、4位バスケ、6位野球とかで、応援団の小
生は20位以内だった。

中間、期末テストの上位50人は掲示板に掲載されたが、運動部の奴らが
多かった。バスケの大津君は東大教授になったが、結構皆いい職業につい
た。小生は入学時はドンケツで青ざめ、「帰宅部の連中はモーレツに勉強
している、余程頑張らないと脱落する」と帰宅するや11時ごろまで勉強し
ていた。

ところが2年生になってから50人リスト入りし、やがて5位以内になった。
「なぜだろう」と思い続けていたが、帰宅部の連中の多くは遊んでいたの
だ。どう遊んでいたかは知らないが、TV、音楽、趣味、デート、ファッ
ション、ショッピング、おしゃべりなどか。試験前の他は家で勉強はあま
りしなかったろう。

運動部の連中は小生同様に皆焦って勉強していたと思う。今思えば文武両
道だ。理系、芸術系の部活の連中でも読書をする奴は早稲だった、「修一
君、司馬遼の『竜馬がゆく』、とても面白いぜ」なんて言っていた。『竜
馬がゆく』を高校時代に読めば、明るい青年になるだろう。少なくともア
カ≒バカにはならない。閑話休題。

体罰・・・家庭でも体罰が過ぎると母親が丸くなって子を抱え込み、
「気が済むように替わりに私を殴って」と守り、父親はそれで正気に戻
る、というケースは多かったろう。子供を殺してしまう「折檻死」は多分
珍しくなく、「事故死」と処理されたに違いない。

子供を折檻死させた父親は「あのバカは子供を叩き殺しやがった、手加
減を知らない畜生だ」と相手にされなくなり、引っ越しせざるを得ないと
いった「社会的制裁」を受けたのである。奥さんを殴って顔に青あざを
作った亭主は井戸端会議で所払いの判決が出て消えていった。

(数年後に「奥さんの浮気が原因だった」と分かって、亭主は街に戻った
が、一人暮らしで晩年を終えた。ガチャガチャポンプ式井戸端会議は消え
ていたから舌禍の戦後補償もなし。気の毒だった)

スラブ民族の格言には「馬と女は殴って調教しろ」というのがある。日
本では「鉄は熱いうちに打て」「矯めるなら若木のうち」とかいう。

折檻死、児童虐待を非難するのは分かるが、「体罰=悪」と短絡するの
は、いささか浅知恵ではないか。父親は怒りに任せて行きすぎる傾向があ
るが、母親がブレーキを掛けることで「父は怖い、母は優しい」「それで
も父は家族のために一所懸命に働いた、母は父を大事にした」ということ
が子供心にも分かったのではないか。

モンテーニュは「怒りに駆られた時に下男下女(や敵、捕虜など)を罰
するな、やり過ぎてしまう。しばし落ち着いてから罰を与えよ」と言う。
その通りだろう。「考えてみると自分だって潔白じゃない、人を非難した
り、叩くほど立派だなんてとても言えやしない。一言、諭して、二度とす
るなと注意しておこう」となったりする。それで下男が懲りればいいが、
旦那は甘い、バレなければいいや、となったりしかねないが。

叱ると伸びる子、萎縮する子、褒めると伸びる子、付け上がって怠ける
子・・・いろいろだで、とても難しい。一方で体罰、折檻、鉄拳制裁を受
けずに社会に出たら、そこは激烈な競争社会、理不尽なことも多い戦場、
やわな子は落伍しかねない。クソガキで親父や近所のオッサンからしょっ
ちゅう殴られ、叱られ「ちょっとイタズラしただけなのにゲンコツ3発。
ああ、この世は理不尽だ、弱肉強食、野生の王国だ、俺は絶対トップに
立ってやる」と発奮する子。

どちらが健全か。体罰を受けた方が「タフ」であることは明らかだ。タ
フであり、仕事ができて、弱者にも優しく、子育ても時に厳しく、時に優
しい男・・・理想的な人間は、まあいないわな。

立派な人の子孫には立派な人物はあまりいない。乳母日傘、大事に甘や
かされて育ち、攻撃性がないのは、名門の「守り」に傾くからだろうか。
数代後(せいぜい頑張っても玄孫)にはご先祖様の遺徳はほぼ消えるようだ。

鞭と愛 使いようで 子の禍福(修一)

発狂亭“無恥と哀、終わりなき煩悩”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/7】【産経】「トランプリス
ク現実に トヨタのメキシコ工場批判」の記事の一方で、「平成29年度見
込み国・地方税収 初の100兆円超」。トランプの景気対策、円安効果も
今のところ日本にプラスになっている。

「子供の頃からプレゼン磨け ユニーク塾 大人気」「対話型授業で活発
議論、発言力伸ばす」

日本(企業)の風土に発言力は馴染むのか。雄弁は銀、沈黙は金の国柄
で、小生の経験だと会議の後の飲み会で、「ところでドーヨ、本音を聞か
してくれ」となって、大筋の方向が決まていたと思う。ペラペラ、アーダ
コーダと喋る奴はほとんど信用されていなかったのではないか。「男は
黙ってサッポロビール」「四の五の言わずに斬る」のが美学だったし・・・

記者で、記者会見の時に質問しまくる口舌の徒は、一時期敬意を集めてい
たが、彼は記者会見で納得するのだろう、記事を書かないのだ。お口は達
者で筆不精、やがて軽視されていった。

「中国、深海データ軍事利用 西太平洋に即時観察網 技術革新、原潜
で米に対抗」。中共が東シナ海でワイヤを垂らしてやっていたのは、やは
り観測機器の設置だった。つぶすべし。(つづく)2019/8/22

2019年08月24日

◆雀庵の「良い体罰、悪い折檻・・・難問だ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/15】小生が先生から体罰を受けたのは中2(昭
和40/1965年)までだった。国語の大沢先生は輪ゴムで頬をパッチンとや
るので有名だった。しょっちゅうやるし、大して痛くないから効き目はあ
まりなかったと思う。

エンジニア上がりの技術科の神藤先生からはビンタを貰った。工作室の針
金製フェンスの下部がグチャグチャになっているので、チリトリ製作の
際、友達が針金をなくしたと言うので、グチャグチャの部分から30センチ
ほど切って「これ使えばいいよ」と渡したのだ。備品を故意に傷つけたの
は悪いが、まあ、ビンタは仕方がないけれど、ちょっと悲しかった。

神藤先生も何となく辛そうだった。

今から思えば「お前の責任で、あそこをきれいに直しておけ」と言われた
ら、小生はみんなに声をかけてきれいに修理しただろう。

中1の時、大学出たての石井先生は女子をぶった。ぶたれた女子が泣くの
は当然として、先生は「生徒をぶつなんて、それも女の子をぶつなんて、
初めてだ・・・」と言って、顔をまっ赤にしながら大泣きした。

小学校まで年に1回ほど家庭訪問や学校での個別父兄会があった。母は先
生に「悪さをしたらどんどんぶって下さい」と頼んでいた。他の母親もそ
んな感じだったろう。「子供に一度も手を上げたことがない」なんて自慢
気に言う父親はバカにされていた。「親の躾がなってないから兄弟そろっ
てクズだ」なんて非難されたものだ。

1920〜30年、明治末から昭和初期あたりの欧米小説(L.M.モンゴメリ、サ
キ、O.ヘンリ、ステインベックなど)には、先生(住民もクリスチャン)
がムチで生徒に体罰を与えたり、親が子を物置に閉じ込める、食事を与え
ないといった場面が結構ある。子供の教育には洋の東西を問わず、体罰は
当たり前だったのだろう。

軍隊は体罰というか、鉄拳制裁の世界でもあった。職業軍人を目指してい
た父の遺品になった手帳にはこんなことが書かれていた。

<やたらと殴りつける上等兵が満期除隊して数年後、俺の部下として応召
してきた。思い切って殴ってやった>

戦友会などでも理不尽な鉄拳制裁を繰り返したような輩は嫌われ、やがて
姿を見せなくなるとか。

「日本軍は悪逆非道した」とか“告白”する輩は、戦友会でも嫌われた奴が
多かったようだ。一種の意趣返し、下郎の逆恨み。捕虜になると敵の「露
助やチャンコロ、アメ公」(父の言葉)に寝返り、敵の歓心を呼ぶ嘘八百
を言い、喜んで戦友を虐待したりする。洗脳されて帰国するや日共に入党
するような人も多かった。

軍隊は「真空地帯」だからずいぶん理不尽なことが多かった、今でも、ど
この軍隊でも陰湿ないじめや暴力はあるだろう。小生は高校の時に体育会
系の応援団に入部したが、根性を鍛えるとかで1時間の正座、柱によじ
登って30分ほどミンミン鳴く「セミナー」、「修一、声が小さい!」など
と尻を叩かれて大音響で「ミーン、ミーン!」、毎週土曜日の5キロマラ
ソンではどん尻の数人はプラス1キロとか、伝統のしごきで鍛えられた。

周囲を見れば野球部では「ケツバット」「グランド5周」は当たり前だっ
た。卓球部とバスケ部は陸上部並みに走り回っていた。体育会系は多かれ
少なかれそんなものだったのではないか。年に1回の全校(1200人)8キロ
マラソンでは1位陸上、3位卓球、4位バスケ、6位野球とかで、応援団の小
生は20位以内だった。

中間、期末テストの上位50人は掲示板に掲載されたが、運動部の奴らが多
かった。バスケの大津君は東大教授になったが、結構皆いい職業につい
た。小生は入学時はドンケツで青ざめ、「帰宅部の連中はモーレツに勉強
している、余程頑張らないと脱落する」と帰宅するや11時ごろまで勉強し
ていた。

ところが2年生になってから50人リスト入りし、やがて5位以内になった。
「なぜだろう」と思い続けていたが、帰宅部の連中の多くは遊んでいたの
だ。どう遊んでいたかは知らないが、TV、音楽、趣味、デート、ファッ
ション、ショッピング、おしゃべりなどか。試験前の他は家で勉強はあま
りしなかったろう。

運動部の連中は小生同様に皆焦って勉強していたと思う。今思えば文武両
道だ。理系、芸術系の部活の連中でも読書をする奴は早稲だった、「修一
君、司馬遼の『竜馬がゆく』、とても面白いぜ」なんて言っていた。『竜
馬がゆく』を高校時代に読めば、明るい青年になるだろう。少なくともア
カ≒バカにはならない。閑話休題。

体罰・・・家庭でも体罰が過ぎると母親が丸くなって子を抱え込み、「気
が済むように替わりに私を殴って」と守り、父親はそれで正気に戻る、と
いうケースは多かったろう。子供を殺してしまう「折檻死」は多分珍しく
なく、「事故死」と処理されたに違いない。

子供を折檻死させた父親は「あのバカは子供を叩き殺しやがった、手加減
を知らない畜生だ」と相手にされなくなり、引っ越しせざるを得ないと
いった「社会的制裁」を受けたのである。奥さんを殴って顔に青あざを
作った亭主は井戸端会議で所払いの判決が出て消えていった。

(数年後に「奥さんの浮気が原因だった」と分かって、亭主は街に戻った
が、一人暮らしで晩年を終えた。ガチャガチャポンプ式井戸端会議は消え
ていたから舌禍の戦後補償もなし。気の毒だった)

スラブ民族の格言には「馬と女は殴って調教しろ」というのがある。日本
では「鉄は熱いうちに打て」「矯めるなら若木のうち」とかいう。

折檻死、児童虐待を非難するのは分かるが、「体罰=悪」と短絡するの
は、いささか浅知恵ではないか。父親は怒りに任せて行きすぎる傾向があ
るが、母親がブレーキを掛けることで「父は怖い、母は優しい」「それで
も父は家族のために一所懸命に働いた、母は父を大事にした」ということ
が子供心にも分かったのではないか。

モンテーニュは「怒りに駆られた時に下男下女(や敵、捕虜など)を罰す
るな、やり過ぎてしまう。しばし落ち着いてから罰を与えよ」と言う。そ
の通りだろう。「考えてみると自分だって潔白じゃない、人を非難した
り、叩くほど立派だなんてとても言えやしない。一言、諭して、二度とす
るなと注意しておこう」となったりする。それで下男が懲りればいいが、
旦那は甘い、バレなければいいや、となったりしかねないが。

叱ると伸びる子、萎縮する子、褒めると伸びる子、付け上がって怠ける
子・・・いろいろだで、とても難しい。一方で体罰、折檻、鉄拳制裁を受
けずに社会に出たら、そこは激烈な競争社会、理不尽なことも多い戦場、
やわな子は落伍しかねない。クソガキで親父や近所のオッサンからしょっ
ちゅう殴られ、叱られ「ちょっとイタズラしただけなのにゲンコツ3発。
ああ、この世は理不尽だ、弱肉強食、野生の王国だ、俺は絶対トップに
立ってやる」と発奮する子。

どちらが健全か。体罰を受けた方が「タフ」であることは明らかだ。タフ
であり、仕事ができて、弱者にも優しく、子育ても時に厳しく、時に優し
い男・・・理想的な人間は、まあいないわな。

立派な人の子孫には立派な人物はあまりいない。乳母日傘、大事に甘やか
されて育ち、攻撃性がないのは、名門の「守り」に傾くからだろうか。数
代後(せいぜい頑張っても玄孫)にはご先祖様の遺徳はほぼ消えるようだ。
鞭と愛 使いようで 子の禍福(修一)

発狂亭“無恥と哀、終わりなき煩悩”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/7】【産経】「トランプリス
ク現実に トヨタのメキシコ工場批判」の記事の一方で、「平成29年度見
込み国・地方税収 初の100兆円超」。トランプの景気対策、円安効果も
今のところ日本にプラスになっている。

「子供の頃からプレゼン磨け ユニーク塾 大人気」「対話型授業で活発
議論、発言力伸ばす」

日本(企業)の風土に発言力は馴染むのか。雄弁は銀、沈黙は金の国柄
で、小生の経験だと会議の後の飲み会で、「ところでドーヨ、本音を聞か
してくれ」となって、大筋の方向が決まていたと思う。ペラペラ、アーダ
コーダと喋る奴はほとんど信用されていなかったのではないか。「男は
黙ってサッポロビール」「四の五の言わずに斬る」のが美学だったし・・・

記者で、記者会見の時に質問しまくる口舌の徒は、一時期敬意を集めてい
たが、彼は記者会見で納得するのだろう、記事を書かないのだ。お口は達
者で筆不精、やがて軽視されていった。

「中国、深海データ軍事利用 西太平洋に即時観察網 技術革新、原潜で
米に対抗」。中共が東シナ海でワイヤを垂らしてやっていたのは、やはり
観測機器の設置だった。つぶすべし。(つづく)2019/8/22



2019年08月23日

◆雀庵の「良い体罰、悪い折檻・・・難問だ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/15】小生が先生から体罰を受けたのは中2(昭
和40/1965年)までだった。国語の大沢先生は輪ゴムで頬をパッチンとや
るので有名だった。しょっちゅうやるし、大して痛くないから効き目はあ
まりなかったと思う。

エンジニア上がりの技術科の神藤先生からはビンタを貰った。工作室の針
金製フェンスの下部がグチャグチャになっているので、チリトリ製作の
際、友達が針金をなくしたと言うので、グチャグチャの部分から30センチ
ほど切って「これ使えばいいよ」と渡したのだ。備品を故意に傷つけたの
は悪いが、まあ、ビンタは仕方がないけれど、ちょっと悲しかった。

神藤先生も何となく辛そうだった。

今から思えば「お前の責任で、あそこをきれいに直しておけ」と言われた
ら、小生はみんなに声をかけてきれいに修理しただろう。

中1の時、大学出たての石井先生は女子をぶった。ぶたれた女子が泣くの
は当然として、先生は「生徒をぶつなんて、それも女の子をぶつなんて、
初めてだ・・・」と言って、顔をまっ赤にしながら大泣きした。

小学校まで年に1回ほど家庭訪問や学校での個別父兄会があった。母は先
生に「悪さをしたらどんどんぶって下さい」と頼んでいた。他の母親もそ
んな感じだったろう。「子供に一度も手を上げたことがない」なんて自慢
気に言う父親はバカにされていた。「親の躾がなってないから兄弟そろっ
てクズだ」なんて非難されたものだ。

1920〜30年、明治末から昭和初期あたりの欧米小説(L.M.モンゴメリ、サ
キ、O.ヘンリ、ステインベックなど)には、先生(住民もクリスチャン)
がムチで生徒に体罰を与えたり、親が子を物置に閉じ込める、食事を与え
ないといった場面が結構ある。子供の教育には洋の東西を問わず、体罰は
当たり前だったのだろう。

軍隊は体罰というか、鉄拳制裁の世界でもあった。職業軍人を目指してい
た父の遺品になった手帳にはこんなことが書かれていた。

<やたらと殴りつける上等兵が満期除隊して数年後、俺の部下として応召
してきた。思い切って殴ってやった>

戦友会などでも理不尽な鉄拳制裁を繰り返したような輩は嫌われ、やがて
姿を見せなくなるとか。

「日本軍は悪逆非道した」とか“告白”する輩は、戦友会でも嫌われた奴が
多かったようだ。一種の意趣返し、下郎の逆恨み。捕虜になると敵の「露
助やチャンコロ、アメ公」(父の言葉)に寝返り、敵の歓心を呼ぶ嘘八百
を言い、喜んで戦友を虐待したりする。洗脳されて帰国するや日共に入党
するような人も多かった。

軍隊は「真空地帯」だからずいぶん理不尽なことが多かった、今でも、ど
この軍隊でも陰湿ないじめや暴力はあるだろう。小生は高校の時に体育会
系の応援団に入部したが、根性を鍛えるとかで1時間の正座、柱によじ
登って30分ほどミンミン鳴く「セミナー」、「修一、声が小さい!」など
と尻を叩かれて大音響で「ミーン、ミーン!」、毎週土曜日の5キロマラ
ソンではどん尻の数人はプラス1キロとか、伝統のしごきで鍛えられた。

周囲を見れば野球部では「ケツバット」「グランド5周」は当たり前だっ
た。卓球部とバスケ部は陸上部並みに走り回っていた。体育会系は多かれ
少なかれそんなものだったのではないか。年に1回の全校(1200人)8キロ
マラソンでは1位陸上、3位卓球、4位バスケ、6位野球とかで、応援団の小
生は20位以内だった。

中間、期末テストの上位50人は掲示板に掲載されたが、運動部の奴らが多
かった。バスケの大津君は東大教授になったが、結構皆いい職業につい
た。小生は入学時はドンケツで青ざめ、「帰宅部の連中はモーレツに勉強
している、余程頑張らないと脱落する」と帰宅するや11時ごろまで勉強し
ていた。

ところが2年生になってから50人リスト入りし、やがて5位以内になった。
「なぜだろう」と思い続けていたが、帰宅部の連中の多くは遊んでいたの
だ。どう遊んでいたかは知らないが、TV、音楽、趣味、デート、ファッ
ション、ショッピング、おしゃべりなどか。試験前の他は家で勉強はあま
りしなかったろう。

運動部の連中は小生同様に皆焦って勉強していたと思う。今思えば文武両
道だ。理系、芸術系の部活の連中でも読書をする奴は早稲だった、「修一
君、司馬遼の『竜馬がゆく』、とても面白いぜ」なんて言っていた。『竜
馬がゆく』を高校時代に読めば、明るい青年になるだろう。少なくともア
カ≒バカにはならない。閑話休題。

体罰・・・家庭でも体罰が過ぎると母親が丸くなって子を抱え込み、「気
が済むように替わりに私を殴って」と守り、父親はそれで正気に戻る、と
いうケースは多かったろう。子供を殺してしまう「折檻死」は多分珍しく
なく、「事故死」と処理されたに違いない。

子供を折檻死させた父親は「あのバカは子供を叩き殺しやがった、手加減
を知らない畜生だ」と相手にされなくなり、引っ越しせざるを得ないと
いった「社会的制裁」を受けたのである。奥さんを殴って顔に青あざを
作った亭主は井戸端会議で所払いの判決が出て消えていった。

(数年後に「奥さんの浮気が原因だった」と分かって、亭主は街に戻った
が、一人暮らしで晩年を終えた。ガチャガチャポンプ式井戸端会議は消え
ていたから舌禍の戦後補償もなし。気の毒だった)

スラブ民族の格言には「馬と女は殴って調教しろ」というのがある。日本
では「鉄は熱いうちに打て」「矯めるなら若木のうち」とかいう。

折檻死、児童虐待を非難するのは分かるが、「体罰=悪」と短絡するの
は、いささか浅知恵ではないか。父親は怒りに任せて行きすぎる傾向があ
るが、母親がブレーキを掛けることで「父は怖い、母は優しい」「それで
も父は家族のために一所懸命に働いた、母は父を大事にした」ということ
が子供心にも分かったのではないか。

モンテーニュは「怒りに駆られた時に下男下女(や敵、捕虜など)を罰す
るな、やり過ぎてしまう。しばし落ち着いてから罰を与えよ」と言う。そ
の通りだろう。「考えてみると自分だって潔白じゃない、人を非難した
り、叩くほど立派だなんてとても言えやしない。一言、諭して、二度とす
るなと注意しておこう」となったりする。それで下男が懲りればいいが、
旦那は甘い、バレなければいいや、となったりしかねないが。

叱ると伸びる子、萎縮する子、褒めると伸びる子、付け上がって怠ける
子・・・いろいろだで、とても難しい。一方で体罰、折檻、鉄拳制裁を受
けずに社会に出たら、そこは激烈な競争社会、理不尽なことも多い戦場、
やわな子は落伍しかねない。クソガキで親父や近所のオッサンからしょっ
ちゅう殴られ、叱られ「ちょっとイタズラしただけなのにゲンコツ3発。
ああ、この世は理不尽だ、弱肉強食、野生の王国だ、俺は絶対トップに
立ってやる」と発奮する子。

どちらが健全か。体罰を受けた方が「タフ」であることは明らかだ。タフ
であり、仕事ができて、弱者にも優しく、子育ても時に厳しく、時に優し
い男・・・理想的な人間は、まあいないわな。

立派な人の子孫には立派な人物はあまりいない。乳母日傘、大事に甘やか
されて育ち、攻撃性がないのは、名門の「守り」に傾くからだろうか。数
代後(せいぜい頑張っても玄孫)にはご先祖様の遺徳はほぼ消えるようだ。

鞭と愛 使いようで 子の禍福(修一)

発狂亭“無恥と哀、終わりなき煩悩”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/7】【産経】「トランプリス
ク現実に トヨタのメキシコ工場批判」の記事の一方で、「平成29年度見
込み国・地方税収 初の100兆円超」。トランプの景気対策、円安効果も
今のところ日本にプラスになっている。

「子供の頃からプレゼン磨け ユニーク塾 大人気」「対話型授業で活発
議論、発言力伸ばす」

日本(企業)の風土に発言力は馴染むのか。雄弁は銀、沈黙は金の国柄
で、小生の経験だと会議の後の飲み会で、「ところでドーヨ、本音を聞か
してくれ」となって、大筋の方向が決まていたと思う。ペラペラ、アーダ
コーダと喋る奴はほとんど信用されていなかったのではないか。「男は
黙ってサッポロビール」「四の五の言わずに斬る」のが美学だったし・・・

記者で、記者会見の時に質問しまくる口舌の徒は、一時期敬意を集めてい
たが、彼は記者会見で納得するのだろう、記事を書かないのだ。お口は達
者で筆不精、やがて軽視されていった。

「中国、深海データ軍事利用 西太平洋に即時観察網 技術革新、原潜で
米に対抗」。中共が東シナ海でワイヤを垂らしてやっていたのは、やはり
観測機器の設置だった。つぶすべし。(つづく)2019/8/22