2020年04月25日

◆雀庵の「長城 Great Wall で包囲せよ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/104(2020/4/23】産経「話の肖像画 台湾元総統・陳水扁」インタビューは30回を迎えた。このシリーズでは最長だろうが、「政治はきれいごとではないなあ、中共のあの手この手の謀略工作は聞きしに勝る凄まじさ!」と実に勉強になる。


レーニン、トロツキー、スターリン、FDR/ルーズベルト、毛沢東、金日成、江沢民、プーチン、習近平・・・共産主義者は自分のため、国益のためにありとあらゆる謀略を駆使する。平然と人を殺す。並の神経ではない。


権力者は昔からそういうものか? 明治維新の立役者、大久保利通も西郷先生も「黙ってあの世に持っていく」ような悪事密謀奸計(平時にあっては悪逆非道と非難されるような行為)をしなかったとは言い切れまい。


立場が違えば悪事は正義であり、その逆の正道と思ってやったことがとんでもない災厄になったこともあったろう

歴史は勝者が創る・・・さはさりながら「本当はどんなだったのか」とほじくり返していくのが歴史家の仕事(趣味)のような気がする。

大物はほじくり返され、歴史の審判を受け、「実はかなりの悪党だった」とか「奸臣とされていたが忠臣であり尊敬されていた」とかいろいろな解釈が出てくる。

歴史小説で一番登場するのは家康のようで、今でも評価はいろいろだが、「250年間戦争のない時代を創った(それにより独自の文化が育った)」という点ではまあ一致している。

それが良いことだったのか悪かったのかはまた評価が分かれるのだが、作家の飯のタネ、読者の娯楽のネタになっているのは間違いない。あの世で家康は結構満足しているに違いない。「ふっふっふ、お勝、下界を見よ、わしはまだまだ人気者よ」と機嫌をよくしているだろう。

お勝は文武両道のインテリ。英雄は「明るく楽しくツキを呼ぶインテリ女」が好きなのである。家康は関が原や大阪の役にもお勝を男装・騎乗で同行させたそうだから、勝利の女神、ニーケー(英語ではあのナイキ)、ビクトリアでもあったろう。

同志諸君、20人ほど伴侶をオタメシすればピッタシカンカンに出会えるのだ。一夫多妻(権妻)はいい制度だったと思うが・・・頑張ってくれい! 加油!

そう、台湾加油! マスクありがとう、大震災の時の支援、日本人は忘れない! 焼け木杭に火、また一緒になりたい・・・なんて思っちゃダメ? そう・・・時期尚早?・・・まずは中共のくびきを断つ、それからの話だね。日本も中共殲滅に頑張るぞ、イザ!

王育徳「台湾」から。

<植民地支配は、それがいかに優れた成果を収めたものであれ、道徳的には無条件に指弾されるべきものであり、私自身、過去のおぞましい数々の体験からも、個人的に日本の台湾統治を憎悪し糾弾してはばからない。

しかし、世界史の発展段階において現れた植民地体制については、道徳論や個人的感情に立つ評価とは別に、比較論的な客観性を持つ、横と縦の両面からの評価が必要だろう


横の面とは、同時代の列強による植民地経営と日本のそれを比べることであり、縦の面とは台湾における清朝時代、国府(蒋介石・国民党支配)時代のやりかたと日本の植民地経営を比べることである。

列強との比較は、各被支配民族でそれぞれ前提条件が違うので、縦の比較論が問題になる。台湾人にとって、過ぎ去った清朝時代はあまり意味がなく、日本統治時代と、その後の国府時代との比較が重大な意義を持つのである。

なぜならば、(国府による支配が始まる1949年前後から本書が発行された70年頃)1000万の台湾人の大多数は、この二つの時代にまたがって生きてきたのであり、何かにつけて二つの時代を比較することは人情の常である。

ここでもし、日本時代のほうがマシだったという結論でも出ようものなら事態は重大と言わねばならない。

そもそも比較論はおかしいという見方もあり、日本時代に軍配が上がる可能性もあり得るとはとても信じられないであろう。台湾人にしてからが、二つの時代を同じ次元から比較する身になろうとはツユ思わなかったのである。
(つづく)>

同志諸君、小生は百科事典を一冊、ベッドの下に置いている。たまに適当にページを開き、自分の知っていることを探すのだが、例えば今引いた見開きにある項目には、

「メンデルスゾーン、メンデルゾーン、メンデルの法則、メンデレエフ、免田」が並んでいる。

「メンデルスゾーンは音楽家、メンデルの法則はなんか習ったことがあるなあ、免田は税金のかからない田畑か」

これしか知らない。一応大学まで行ったのにほとんど無知である。人間は生きるのに必要なことだけを知っていればいいのだが、それだってどんどん新しいことが追加されるから、ついて行くのに精いっぱい。

結局、専門分野に細分化され、その周辺のことは「そこそこ知っている」くらいで、オツムが良くなっているわけではない、むしろ退化しているのではないか。

昔の医者は内科、外科、産科・・・獣医まで何でもやった。今は内科でも消化器、呼吸器、循環器、腎・泌尿器、内分泌・代謝、神経、血液、感染症、アレルギー、膠原病などの専門分科に分かれている。

小生がお世話になっているのは精神科(精神神経科)、心が病んで体がおかしくなった人は心療内科、どちらか分からない人は両方で診てもらう。病気の達人は終日、外来診療で過ごしたりして、わが街には「成人病なら〇〇さんに聞け」と言われていた爺さんさんもいたっけ。

世界の病気、国家の病気、諸悪の根源である“パンデミック・アウトブレイカー”中共の病気を如何せん。多くの智慧と技術、ノウハウ、人材を結集して包囲殲滅戦に努めるべき時だ。元祖・毛沢東同志曰く――

<世界の恒久平和を戦い取るためには、我々は兄弟諸国、平和を愛するすべての国々との友好と協力と団結を一層発展させなければならない。もし敵があくまで戦争をしようとするなら、腹を決め、分析し、精神的な準備もしなければならない。

主義者は極めて凶悪である。その本性は改めることはできない。主義者はその滅亡の日まで決して屠刀を捨てない、決して静かに消えることはない。

勝利したからといって、主義者とその手先どもの狂気じみた報復、陰謀に警戒を緩めてはならない。警戒を緩めることは、政治的な武装解除で、受け身に立つことになる>

原文では「主義者=帝国主義者」、今の世界で最悪の主義者独裁帝国は中共であり、地球と人類の未来は中共絶滅以外にない。

同志諸君、今が絶好の機会だ、お替りはない! 完璧な包囲戦「長城 Great
Wall」で中共を干上がらせよ、14億の民は新しい自由民主の政体を築くと信じたい、加油! 甘いか?(2020/4/23)


2020年04月24日

◆雀庵の「明確な国家ビジョン示す時」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/103(2020/4/22】歳をとると同じ話を繰り返すのかなあ・・・大体古人も同じことを手を変え品を変えて説く。舞台芸術も筋は同じだろうが、演者の創意工夫、解釈、表現などで観客の感動はずいぶん違うようだ。


戦前の岡本綺堂の随筆などを読むと「団菊左はすごかった」という言葉によく出会う。


<団菊左:歌舞伎で、明治期の東京劇壇の三大名優、九世市川団十郎・五世尾上菊五郎・初世市川左団次をいう>(デジタル大辞泉)


小生は伝統芸能にすこぶる疎いが、「歌舞伎は最初の3、4回は分からないが、5回目あたりから楽しめるようになる」という話を聞いて「・・・」、腰が引けてしまった。職場にほど近い新橋演舞場を眺めるたびに「はあ・・・何事も修行かあ・・・いつか、そのうちに・・・」と溜息をつきながら演舞場わきの蕎麦屋でザルを食っていた。


蕎麦屋の初老のオヤジの風格所作はまるで歌舞伎を見るようで、実に美しかった。「そばやー!」と声を上げたくなるほどで、


「歌舞伎が好きで好きでたまらない、楽屋に入りびたりで勘当された大店の次男坊、菊五郎に諭されて廓上がりの女房と二人、演舞場の隣に小さな蕎麦屋を始めました」


そんな落語か講談にもなりそうな雰囲気だった。映画なら森繫、淡島千景のコンビがぴったり、「夫婦善哉」蕎麦屋編のようではあるね。


歌舞伎役者もすごい人はすごい。例えば指物師を演じる時は一流の親方を訪ねて所作を学ぶ。斎藤隆介「職人衆昔ばなし」の「指物師恒造放談」から。


<(陛下のお泊りになる宿の電燈の笠を十二三個作ったことよりも)あたしの自慢は尾上松緑に芝居を教えてやったことさ。――ってえのも大きいが、実は指物師が主人公の芝居でね、道具と仕事について聞かれたから教えてやった。


「親方、指物師ってえのはどんな台を使って削るんだい?」


ってえから、


「一尺の三尺五寸が基準で、厚みは二寸から三寸、左右に留メがあって、右足を台におっつけたら左足を長く伸ばすのがコツ。板を削って体をかがめても左膝が立たねえのが玄人」


って教えてやったらその通りやった。


「仕事は明日必ずできます」


ってえセリフがあるんだそうだが、どうしたら良いかってえから、ミガキをしてたら良かろうが、チョンマゲ時代でペーパーもあるめいから、木賊(とくさ)で磨いてることにして、木賊はストローを短く切ってそう見せたらどうだって知恵を貸したら、そうやったようだ。



「道によって賢し」、あたしはこれでも尾上松緑の師匠さ。へへ。けれど役者衆も自分の仕事にゃ熱心で気に入ったね。芸の上のことになりゃ、あたしたちにも頭を下げて教わりに来るんだ。仕事をするものはああでなくっちゃならねえ>


この本、小生の師匠、山本夏彦翁の雑誌「室内」に連載され、単行本化された。著者の斎藤隆介は日共党員。夏彦翁はヤクザで前科持ちの安部譲二も起用したが、外野が騒ぐと「私は文を見て前科を見ない」と言ってのけた。斎藤隆介にもそのように接したのだろう。著者もすごいが、夏彦翁の見識の高さ、度胸の良さには圧倒される。


大手出版社がチョイと苦情が寄せられたら月刊誌を廃刊してしまうという、およそ根性なしのヘタレ、醜態を見ると、出版界が寂れていくのは自業自得なのだろう。中共走狗の「世界」は消え、次はリベラル≒アカモドの最後の牙城「文藝春秋」が保科と半藤と手を携えて沈むのを我々は近く目にするだろう。


以上、どうでもいいような話ではあるが、一流は生まれながらにして一流ではなく、皆、並以上に努力しているということで、「才能とは努力する能力」であり、生まれ育ちの出自はいろいろでも、努力すれば一流になれるということを改めて考えたからだ。


「頂門の一針」掲載の前田正晶氏の論考によると、米国は基本的に、高等教育を学んだ上流知的支配階級と、その指示で働く下流肉体労働階級に完全に分かれており、階級間の接触や移動、交流はまずあり得ない社会だという。


本家の英国もそのようで、ジャーナリストのコリン・ジョイス氏によれば飲み屋も別々だそうな。チャイナコロリで学校が閉鎖され、ネット授業や家庭教師の手当てができない貧困層の子供の教育はこれまで以上に上流・下流の格差が広がりつつあるという。


先日、米国内で「都市封鎖解除しろ」というデモ・集会があり、小生の目で見ると粗暴犯で何回か刑務所を出入りしたような、それでもちっとも懲りない「塀の中の懲りない面々」米国版のような、およそ学問とは無縁のマッチョの映像を見た。銃で武装している人もいた。


こういうのが典型的な米国下層階級なのか。8割ほどの人がそれなりに生活に満足している日本ではまず見ない人々だ。頑張って上を目指そうという考えもなく、無知で粗暴であることを居直っているような人々を含めて、「国にどう貢献できるかではなく、国が何をしてくれるのか」しか考えない人が国民の多数であり、それが下層階級だとしたら、米国の大統領は恵まれた仕事とは言えない。


パラサイトのような人も一票は一票で、彼らの支持なしには選挙に勝てない。バラマキを拡大すれば下流階級は喜ぶが「もっともっと」とおねだりは際限がない。迎合ばかりしていたら上流階級から嫌われる。


貧しいと言われても、「そもそも自己責任だろうが・・・」と言ってはいけないのか。


アンタ、ちっとは努力したのかよ? 遊び惚けて高校中退、興味は女とおしゃれとテレビとスマホ、仕事はまあそこそこやるけど「上を目指すってかったるいし」って、遊んでばっかり、どうするんだよ!


「ウッゼーナー・・・だからヂヂイは嫌いだぜ、説教ばっか。大体ねえ、俺、字読むの好きじゃねえし・・・親方も資格取れって言うけどさあ、字見ると眠たくなっちゃうんだよ、遊んでるときはめちゃ元気なのに・・・昔からだから・・・


昨日のドリフ、面白かったよなー、喜劇役者ってのもいいけど・・・俺、マスクいいだろ、タッパもあるし、でも役者ってセリフ覚えなくちゃいけねえから、ちょっと疲れるよな、漢字難しいし・・・でね、ホストクラブってのはどうかなあって思ってるわけ。


俺、昔からモテたしさあ、ホストなら出世できるかも、へへへ・・・手が荒れるとまずいから、やっぱ今の仕事は合わねえよなあ、ざらざらのごっつい手じゃ客がつかねえよ


来月、給料もらったらふけようと思ってんの。親方に借金あるけど、出世したら返しますって手紙書いておこうと思ってるけど・・・それまでは内緒にしといてよ。今日は呼び出して悪かったね、駐禁のカネまでたてかえてもらって・・・来月返すから・・・じゃ、また」


このダメンズも今は高齢者だが、どうしているやら。稼ぎのいいホステスやソープ嬢のヒモになったところで食えるのは5年、めでたく店を持てたとしても夫婦善哉の蝶子のような「耐えてみせます」系の根性女は今は昔の物語。


わが街で50年も続いていたスナックが先日閉店し、フェロモンたっぷり、浮名を流したママはすっかりしなびて80歳、とっくの昔にパトロンも亡くなり、天涯孤独、生活保護でどこかの施設に保護されたようだ。


動物は死を予感すると大体ひっそりと群から離れ、隠れるように死ぬ。他者のケアに縋って大騒ぎの末に死ぬのは、あまり美しくはないし、これからの人にこそ使われるべき金が無駄に使われているようでインモラルな感じがする。


それを「国民としての当然の権利だ」と思う人もいれば「努力もせずに他者に依存しながら権利だけを主張するのはいかがなものか」と思う人もいる。上下の階級や階層が硬直化すると国民としてのまとまりが弱くなり、あまりいいことではないだろう。

日本は上下階級の流動性がある方だろうが、それが良いのか悪いのか、小生にはまだ分からない。下流を上流に引き上げるのはとても難しい。一方で上流を下流に引き下げるのは実に簡単だが、世界競争の中で国力は急速に落ちてしまう。


どういう国にしたいのか、明確な国家ビジョンを示す時ではないか。世界中禍危機によるゲーム中断の今、国民的な議論の高まりが必要ではないのか。(2020/4/22)

2020年04月23日

◆雀庵の「グッバイ中共、ハローメキシコ」

“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red
Gables/102(2020/4/21】企業は年々成長を目指す。成長しないと消えちゃうからだ。成長すると質量において能力が高まり、小さい仕事から大きい仕事まで声がかかる。

発注する担当者は、名もないチンケな会社に発注しない。仕事の出来が悪いと上司から「なんであんな会社に発注したんだ!」と叱られ、出世が遅れることは避けられない。

ところが非常に特殊な能力があり、真面目にコツコツ、シコシコやっていると、ひょんなことから大企業、大組織(小生の場合は米国大使館、運輸省、日本旅行業協会、近畿日本ツーリストなど)から「入札があるから見積もりと見本をどうぞ」と声がかかる。

職人的チンケ企業は儲けようという気がないから安い、それでいて職人気質でイタズラ好きだから、たとえ見本でも「失禁するくらいびっくりさせてやろう」というものを提出する。

皆ビックリし、受注できる。マッツァオになってやるのだけれど、「面白い仕事だったんで楽しいし、とても勉強になりました。また声をかけてください」なんて愛想を言っておく。

どんな業種でも横のつながりがあり、月に1回ほどは各社の担当者が集まって情報交換する。そこで「ちっこいけれど腕のいいプロダクションがある」という評判が流れるのである。

一点突破、全面展開。米国、英国、豪州の在日オフィスから仕事が来る。評判を聞いて大企業も興味を示し、「なんだ、マムシの修一の会社か!」なんてニコニコして発注してくれる。

「もうアイミツなんてどーでもいい、とにかくあんたに頼みたい」と言うクライアントもあり、同業他社からは「俺たちはどうせ当て馬だ」なんて嫌味を言われたものだ。

ちょっと変わった仕事では、日本に乗り入れていない(=オフラインの)メキシコの航空会社、アエロメヒコのPRにもかかわった。当時、日本からメキシコシティにはJALとメキシカーナ航空があったが、メキシコシティから南米のあちこちに飛ぶにはアエロメヒコなどに乗り換えざるを得ない。で、アエロメヒコは「その際はうちを指名してね」とアピールしたいわけ。

メキシコと言えば1994年のNAFTA(北米自由貿易協定)以来、経済がずいぶん上向いてきたようだ。

トランプが就任するや、NAFTAを止めてUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)にするとし(今は未発効)、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)から離脱したが、まあ「米国主導じゃなければ嫌だ、しゃぶられるのはもう沢山だ、アメリカ・ファーストでやるんだ!」ということ。

2年前のNAFTA再交渉でメキシコは大顧客の米国トランプに譲歩したが、輸入全体の46%、輸出全体の80%を米国が占めるから、メキシコはもう米国の分家みたいだ。トランプは「密入国は止めろ!」と頭にきているが、冷静に考えると「メキシコが豊かになればメキシコ人は不法移民になりはしない」のである。

小生がそう思うのだから米国トランプも世界の銭ゲバ投資家、大企業、政治家、学者もチャイナコロリ以前から「チャイナ一辺倒リスク回避策」として「メキシコが有望だ」と考えていただろう。

今、チャイナコロリで痛い目に遭わされている世界は、にわかに「ポストチャイナの世界の工場はメキシコにすべし」と確信したようだ。

2001年の9.11テロで小生の会社は2か月後には売上が4分の1になり廃業に追いやられたが、旅行産業も散々だった。ただ、米国本土と中近東への旅行が2年ほど激減しただけで済んだが、今回のチャイナコロリ禍は全世界を1年ほど麻痺させるだろう。「羹に懲りて支那を封鎖」するのは資本の勘定と人々の感情の自然の流れだ。

小生が恋心を募らせている何清漣女史の「粉紅軍団 中共の量産型義和団2.0」2020年4月16日から。

<3月から米国投資研究機関のブレトンウッズ研究所、 経営コンサルティング会社のA.T.
カーニー、 ブルムバークの資本転移の最新データでは、 「中国製造/メイドインチャイナ」の現状と将来に関して、
少なからぬ分析をしています。その共通の結論は、
「中国製造の時代はすでに終わった」です。

武漢肺炎禍とその世界的蔓延後、 世界の投資家たちの選ぶ土地は、 30年前のコスト第一から、
米中貿易戦争の始まり以来の関税リスクの考慮に至り、
いかにしてシステム的なリスクに対応するかになっていました。外資は次々と中国を離れ、
どこへ行こうかと考えています。

(中共支持の官製義和団のような)“ネトウヨ”連は当然ご存知ないのですが、 この20数年の間、
米、 日、 欧州の企業は、 米国とメキシコの国境線に2千社以上の企業が、 2千以上の組み立て工場を建設し、
50万人以上のメキシコ人を雇用しています。

米国は、 国境地帯の主要なコンポーネットパーツ需要地であり、 1700億ドルの部品がメキシコ人によって組み立てられたのち、
欧米に輸出されています・・・>

中共が現在を危機と認識し、少なくとも習近平を排除できなければ毛沢東時代の「食うだけで精いっぱい」の国に戻るだけである。二度とパンダハガーは現れない。
(2020/4/21)

2020年04月22日

◆雀庵の「中共の皆さん、時間ですよ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/101(2020/4/20】人生いろいろで、小生の場合は「山あり谷あり」と言うより「試練の連続」「シーシュポスの罰」と言った方がいいかもしれない。それに意味、価値があるのかどうか・・・山男と同じだろうな。

心技体、根性だあ!
今は肥大化するアマゾネス軍団との冷戦に「沈黙の行」で耐えている。櫻井先生から「必殺目線」を学ばなければならない。先生に睨まれたチャイナスクール加藤紘一はほどなく死んだ。

天網恢恢疎にして漏らさず、次は二階のパンダ、お連れの“お祭りマンボ”リリーに「死線、特盛!」を。

荷風散人曰く「ホント、結婚しなくて良かったよ。女は買うもの、せいぜい妾。家に入れると豹変するからなあ、もうこりごり」。

良妻とか癒し系の妻なんて、「良き隣国」「良き隣人」と同じく夢のまた夢だ。米加なんて一見すると仲良さそうだが、カナダは米国人を「遅れてきた奴ら、下司、ヤンキー」と軽侮し、米国はカナダ人を「イザという時には役立たない口先だけのインポ野郎」とこれまた軽侮している

米国独立戦争の際は英加連合 vs
米国で銃火を交えているから、ジョージ・ワシントンが言うように「戦時にあっては敵、平時にあっては友」、今は平時だから恩讐の彼方にということで仲良く、とはいかないのが現実だ。

大体、米国自体が南北戦争での傷を未だに引きづっている。



会津は薩摩を永遠に許さない!「イヤッ、絶対!」、世界中がそういうもので、EU解体も時間の問題という気がする。小生なんて「ドイツ人は時々“私は正義病”を発狂するから怪しいで」と警戒している。向こうも日本を警戒しているだろう。

人も世界も順風満帆なんて滅多にないから「試練の連続」は初期設定なのだろう。小生の話に戻ろう。

2001年の9.11テロで海外旅行産業壊滅、傷が重傷化する前に会社撤収するしかなかった。事業引継ぎを終えた2003年4月、長年の飲酒とストレスが重ねって癌発症、胃をほとんど摘出した。


肝臓への転移が疑われ、高価ながら恐ろしく効くという抗がん剤の副作用で半分死んでいたが、「死んだ方がマシ」というカミサンの“英断”でその薬を止めてからは多少元気になった。

とはいえ、消化/栄養摂取機能が著しく壊れているから下痢と嘔吐、めまい、筋肉痙攣が常態化してしまった。

そこでお試し気分で服用したのがサプリ。サプリは「鰯の頭」「癒しの飴玉」、何やら「効くもサプリ、効かぬもサプリ」で何となく飲み続けていたが、2016年にオツムがいかれて措置入院になり、3か月間サプリを断たれて分かったのは、爪がボロボロになり、下痢が激しくなったことから「サプリはそれなりに効くのだ!」ということ。

退院後にサプリを復活させたが、少なくとも爪は3か月でカチカチに戻った。小生には効果があったのだ。


今は4種類のサプリを摂取しているが、残りが少ないのでスーパーに買いに行ったが、ナント2日連続の長蛇の列、初めて見る「買い物マンボ」、客の顔は何やら殺気立っており、「我が家の興廃、この一戦にあり!」、ほとんどパンデミック。2日連続で小生は逃げた。

1週間ほど前に公園ベンチでおにぎりを食べていた際に、むせたので咳をしたら、近くのオバサンから睨みつけられた。ちょっと怖かった。そのうちクシャミ、咳、痰をペッ、なんてしたら「キャーッ、こいつよ、こいつがスプレッダーよ、非国民よ! 誰か、早くやっつけて!」。

ゴキジェット、フマキラー、アルコール、酒を浴びせられ、「焼かないとダメだ!」と火刑に処せられたりして。

ほとんど筒井康隆の世界。「こいつ、まだ動いている! 埋めちゃった方がいいぜ」、魔女狩り、集団ヒステリー・・・今でも宗教色の強い国、地域では珍しくない、かつ犯人、加害者に寛容である。

かくしてわが街の限りなく怪しいチョンマゲ跛行老人は神隠しに遭う。「そういえば、そんなヂイサンいたよなあ」、1か月もしないうちに忘れられ、3年ほどで認定死亡となり、墓碑に名が刻まれれば御の字となる。

王青・日中福祉プランニング代表「コロナ危機、中国人が闘う『もう一つの厄介な相手』」から要約。

<新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るい、深刻な状況になっている。医療機関が崩壊し、自宅で苦しみながら亡くなった人も少なくない。そして、全国規模の道路封鎖や外出禁止により、経済にも計り知れない打撃を与えた。


一体、どうして、このような悲惨な状況となってしまったのか。国民の怒りがSNSやマスコミを通じて爆発的に拡散するのも当然であろう。

◆いたちごっこ

中国では、コロナウイルスとの闘い以外に、もう一つ、煙のない戦争がある。それは、真実追究と情報操作との闘いだ。

インターネットとソーシャルメディアが発達している今日、事実の報道が削除されても、その後、ネット民により復活することがたびたびある。

人々が削除される前の一瞬の隙を狙ってPDFや写真など、別の形式で拡散し、リレーのように続いていく。まるで、いたちごっこだ。

その代表例ともいえる「事件」が、3月上旬に起きた。

今回のコロナ騒動の渦中にある武漢市中心医院(第1告発人とされる李文亮医師が勤務していた病院。李医師はその後、感染し死亡した)の救急科の女性主任医師が、昨年12月に診察した患者の肺のレントゲン写真を見て、重症急性呼吸器症候群(SARS)を疑い、その写真をウィーチャット(中国版LINE)の医者グループに投稿。

しかし、病院の共産党組織の幹部や院長らに呼ばれ、厳重注意された上で、医師生命が終わるかのような脅迫まがいの手口で口封じされた。これらの経緯を「人物」という雑誌の取材に応じて告発したのだ。

◆電脳空間の闘い

このインタビュー記事がネットでも掲載され、瞬く間に拡散した。しかし、その2時間後、これらは全て、きれいさっぱり削除された。

ところが、翌日、何千万人ものネット民がSNSで、同記事のさまざまなバージョンを復活させ、まるで燎原の火のごとく広がった。

それらは、英語版や日本語版、ドイツ語版などの外国語版以外に、ショートカット版、写真版、さらには縦読み、右から読み、そして何と、モールス信号、甲骨文、絵文字まであったのだ。漢字の国なのに、漢字が使えない。何と皮肉なことだろう。

インターネットが発達し、グローバル時代である現在は、当局が権力側の都合で完全に情報を遮断することは、もはや不可能である。

これまで、紙媒体は軒並み不振だったが、人々の事実を求める気持ちが強まり、事実を報道している雑誌や新聞などの売り切れが続いている(時事通信社「金融財政ビジネス」2020年4月9日号より)>

戦争には熱い心と冷静な分析、狡猾な作戦、愛と無慈悲、友情と裏切り、生と死、喜びと悲しみ、屈辱と感動・・・人間のすべてがあるとマケイン上院議員は語っていた。

同志諸君、我らと中共独裁帝国との戦いは、自由 vs 弾圧、民主 vs 独裁、人権
vs 抑圧、理性 vs 悪逆、法治 vs 無法、進歩 vs 野蛮、前進 vs
後退の戦いだ。

我らの正義と中共の正義がガチンコでぶつかり合う。我らが負ければ未来はない。我らの子孫に、ウソを膠でつき固めた中共独裁の収容所的地球を渡すのか、それとも自由民主法治の居心地のいい緑の地球を遺すのか、我らは歴史の岐路にある。

チャイナコロリ禍で「上に政策あれば下に対策あり、蓄財蓄妾美酒美食こそ命」の中共の民も、「俺が正義、リベラル≒アカモドキ万歳」という怪しいドイツ人も、「命あっての物種、中共はヤバイ」と見なし始めた。

中共殲滅、支那解放の好機到来どころか二度とない「絶好機」である。

北村稔(立命館大学教授)「日本軍に感謝した毛沢東『抗日』を煽って逃げた中国共産党」(別冊正論15号)から。

<日本軍に感謝した毛沢東

毛沢東曰く――

<日本の軍閥はかつて中国の半分以上を占領していました。このために中国人民が教育されたのです。そうでなければ、中国人民は自覚もしないし、団結もできなかったでしょう。そしてわれわれはいまなお山の中にいて、北京にきて京劇などをみることはできなかったでしょう。

日本の『皇軍』が大半の中国を占領していたからこそ、中国人民にとっては他に出路がなかった。それだから、自覚して、武装しはじめたのです。多くの抗日根拠地を作って、その後の解放戦争[日本敗戦後の国共内戦―北村注]において勝利するための条件を作りだしました。

日本の独占資本や軍閥は『よいこと』をしてくれました。もし感謝する必要があるならば、私はむしろ日本の軍閥に感謝したいのです」。

(外務省アジア局中国課監修『日中関係基本資料集 一九四九−一九六九』所収、

資料70「毛沢東主席の黒田寿男社会党議員等に対する談話」、霞山会、1970年)>

この資料は外務省にあるが、小生の能力不足でネットから引き出せなかった。

しかし、延安に15年間引き籠っていた中共が日本の敗戦で表に出てきて、日本軍将兵と日本の武器を得て装備を固め、かつ海軍と空軍の創設でも援助指導を受けて、蒋介石軍に勝ち、中共を建国できたのは事実である。

米原爆の「お試し人体実験」による日本の敗戦が中共にとって千載一遇のチャンスになった。地球丸ごとを危機に落とし込んだチャイナコロリ禍は、我らにとって中共殲滅、支那解放の千載一遇のチャンスである。

今なら包囲という軍事力示威の「鉄のカーテン」で中共経済を急速に冷えさせることができる。経済封鎖でじわじわ、されど確実に窒息させていく。どういう国家にするのかは14億の民が決める。小生は民主主義国家として再編されることを望むが、そうでなければ世界は封鎖を解かないだろう。

眠れる14億が目覚める時だ。お隣さん、「時間ですよ」!(2020/4/20)


2020年04月17日

◆雀庵の「リリーよりチェリーがいい」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/96(2020/4/12】4月から産経に台湾がらみの論考が増えた。陳水扁総統の回顧録、台湾近代化に貢献した日本人列伝などが始まった。チャイナコロリで蔡英文総統らが防疫で頑張っている記事も多く、産経は大物の天津生まれ育ちの矢板明夫氏を台北支局長に任命した。


バイリンガルのネイティブスピーカー矢板氏は最高クラスの中共・台湾ウォッチャーで、実際に氏の記事はとても新鮮、知的好奇心をそそる。小生もいっぱい勉強して櫻井よし子先生のような必殺必中、情け容赦ない舌鋒を目指そう。


産経は部数減を抑えるため「女子供でも分かりやすく書いてね」という方針を強めているようで、先日の櫻井先生の論考はサンドペーパーでまろやかになっていた。小生は先生の刺々しい、痛いところを刺す、サド的な文章が大好きだから、何だか物足りなかったが、購読者をせめて維持したいという産経の切羽詰まった気持ちは分かる。男はつらい、のだ。


小生は舌鋒を鋭くして何を目指すのか。これが問題だ。

築地豊洲で大はしゃぎした緑のオバサンは、今はチャイナコロリで注目を浴びエクスタシーの絶頂、芯からの騒動士、そのうち記者会見、報道発表は英語になるな。


「合い言葉は Stay home!
アンデスタン? 今回からネットでプレスミーティングします。コンテンツはワールドワイドにリポートされるべきで、イングリッシュでします、エニー・クエスチョン?」


やりかねないなあ、このオバサン。


♪今日は朝から私のお家は てんやわんやの大さわぎ 盆と正月一緒に来たよな てんてこまいの忙しさ 何が何だかさっぱりわからず どれがどれやらさっぱりわからず 東京ネギネギブギウギ 人の気持ちも知らないで わてほんまによう言わんわ あほかいな あーしんど


政治家は注目を浴びてナンボよ! 政治は爆発よ! 都内の緑のオバサン、ユナイト!


この世は理性じゃない、感情で動くということを、騒動士の目の玉タヌキ的オバサンは痛いほど知っているのかもしれない。緑のオバサンに懲りて理性を吹き飛ばす「禁じ手のポピュリズム」を辞さずか、エジプト帰りのリリーはどこへ行く。


わしは単純だで「中共殲滅/解体/普通の国化」が当面の目標だな。台湾完全独立、日米台英豪加乳印安保条約実現も応援したいものだ。倒れても「志」は残る、誰かが引き継いでくれる。

そこで拙文、台湾シリーズの続きを書く。日本人には苦い話になるので気が進まず、ここ暫く休筆していたのだが、台湾の元気に触発されて再スタートだ。蔡英文に加油された!


最初にまず言っておくべきは、日本が異民族、例えば漢族の植民地になったらどんな気持ちか、考えて欲しいということ。我々は嫌悪感どころか激しい憎悪と敵意を持つだろうし、テロだって厭わない。チャンコロに支配されるなんてやなこった、死んだほうがマシだ、死して護国の鬼となる、と徹底的に戦う、あるいはサボタージュする、足を引っ張るのが普通だろう。


当時の為政者は「やがて台湾人は日本統治を理解して受け入れるかもしれないし、屈服しないぞと戦い続けるかもしれない」と思っただろう。「屈服しない、抵抗し続ける」ことを侵略/統治する側の国民がとやかく言う権利なんてない。


統治されている人々は「嫌なら出て行け、バカやろう!」と怒り、追い出す天賦の権利があるのだ。


そもそも土地は先住民のものだ。後から来て武力で先住民を迫害する、追い出す権利なんてありはしない。それを宗教は許しても天と人倫は許さない。欧米列強は戦後、植民地政策のしっぺ返しを今なお受けている。


日本の敗戦で台湾は「解放」されたが、そこに潜り込んできたのが蒋介石・漢族の軍隊、即ちゴロツキだった。台湾人が今でも日本に寛大なのは、このゴロツキ強盗殺人強姦軍団に比べれば日本は番犬として大いに役立った、はるかにマシだったという評価に拠っている。別に日本の植民地を肯定したわけではない。


「再婚? ヨリを戻したい? 冗談じゃないわよ、いい気にならないで!」


というのが本音だろう。同盟国として中共と戦う同志、今はそういう関係を強めるのが大事だ。トウ小平曰く「将来のことは将来の人に任せよう」。今人はレールの土台(土盛り)を造っておくぐらいでいいかも知れない。やがて機は熟す。


本論に入ろう。王育徳「台湾」から。

<日本帝国主義の重圧は(朝鮮と比べると)台湾においてひどくのしかかった。そもそも植民地支配は、それがいかに優れた成果を収めたものであれ、道徳的には無条件に指弾されるべきものであり、私自身、過去のおぞましい数々の体験からも、個人的に日本の台湾統治を憎悪し糾弾してはばからない>


小生はここまで読んで、胸がいっぱいになって、先を読むのが怖くなり、永らく筆をおかざるを得なくなった。氏は「しかし」と冷静な学者の視点で「日本統治」を分析評価すべきだという。続きは次回へ。


【措置入院 精神病棟の日々(185)2017/1/25】承前。産経、貝塚茂樹「『考え、議論する』は道徳の本道」、本当か?


議論は相手との戦いで、歩み寄るのではなく、勝つか負けるかで、結局は投票になり、51人は満足、49人は不満とかになる。


色々な意見を聞くのは良いが、それをベースに自分で考え抜いて「これはこうだ、こうすべきだ」と判断し、採決で支持を得れば果敢に行動する「知行合一」が道徳であり、規範ではないか。


議論は結構だが、議論を尽くしていたら時間だけがかかり、際限がない。お互いに譲歩するとなれば、双方とも不満は残る。それをもとに行動していたらロクな結果になりはしまいか。


だから制限時間になったら採決し、右へ行くのか左へ行くのか決定する。それは邪道か? 決定して行動しなければクラッシュしてしまう。小田原評定が本道なのか。国政なら「議会が麻痺して政府は何も決められない」レームダックになりかねない。


日本の近代化は陽明学の影響を受けて鳥羽伏見での銃口から生まれた。現在の先進国の近代化は大なり小なり、毛沢東の言うように「銃口から生まれ」たのであり、「お上品なお茶会での会話から」生まれたのではない。


竹中平蔵「正論 経済の乱気流に耐える改革を」。そんな「茶話会」での上品で高尚なマクロ論は聞き飽きた。どうしたら生産性が上がるのか、消費が拡大するか、経済学者は書を捨てよ、街へ出よ、だな。モノに溢れた先進国の人でも手を出したくなるような「体験型の商品/サービス」、旅行、グルメ、エンタメ、趣味、スポーツ、芸術などを研究すべきではないか。

(今の武漢肺炎下にあって思うに、これまではGDP上昇が是とされていたが、それで国民が幸せになったのか、マイナス成長は不幸になるのか、政治経済社会の常識を根本から考え直すべきではないか。疑問が起きるのは「解」がどこかに用意されているからだとヘーゲルが言っていたらしいし、パスツールは「偶然は構えのある心にしか恵まれない」と言ったとか。発明、発見の多くは「どうすべきか、何だろう」と思うことから始まった、それならば新しい「解」は発見されるのを待っているわけだ、いよいよ俺はスミス、ケインズを越えるか、それとも神ってる変人になるか、人生の遅すぎた岐路だなあ)


面白い広告があった。日成ビルド工業は折り畳み式の倉庫などを造っている。コンクリートや金属に代わる、軽くて丈夫な建材が普及すれば、あっという間にビルができたりして。


「沖縄に東北縄文土器 初出土 2000年以上前、交流か」、沖縄人先住民族=独立すべし論はそのうち消えるだろう。(2020/4/12)


2020年04月16日

◆雀庵の「中共叩き:舌戦から実戦へ」

         “シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/98(2020/4/14】「あんなにチヤホヤしてたのに、今はまるで黴菌あつかい・・・あんまりよ」。

♪顔もみたくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた人形みたい 愛されて捨てられて 忘れられた部屋のかたすみ・・・


弘田三枝子が切々と歌う「人形の家」を習近平が部屋のかたすみで歌い、泣きぬれるとは。一寸先は闇、と古人は言った。


同志諸君、人生いろいろ、国家もいろいろだなあ。大阪の高級料亭「船場吉兆」が客の食べ残し料理の使い回しがばれて廃業してから12年。ちょっと躓くとあれこれボロが出て、そして娑婆から消えてしまう・・・無常かつ無情、平家物語は永遠なり。


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。


遠くの異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱忌、唐の禄山、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり・・・


嗚呼、君よ、同志よ、歴史の転換点を今、我々は目撃し、体験する機会を天から授かった。この歴史の一コマ一コマが記録され、100年後も「歴史の証言 古老が語る『あのとき私は』再放送」になるのだ。


子孫が「あ、これ、俺のひい爺さんだぜ、キチ〇イだったそうだけど・・・あ、やっぱおかしいよ、Vサインしてる、イエーイだって! 変わってるよなー」なんて楽しんでくれるかもしれない。それでいいのだ。

1949年秋晴れの天安門で建国宣言、それから71年の2020年にアリの一穴から千里の堤が崩れ始めるなんて・・・そんな期待は以前からもっていたけれど、今、その時が来て千里の堤からちょろちょろ水が漏れ始め、あっ、あっちからもちょろちょろ、向こうからもちょろちょろ、もしかしたら年内に総崩れ? あり得るよなあ。


「まさか」が目の前で始まっている、夢のような、映画のような感じだ。


習近平はチャイナコロリ蔓延で大失敗(ホップ)、それを米国産だと偽って大失敗(ステップ)、俺は被害者だが一番上手に快復し世界を救援しているのだから感謝しろと盗人猛々しく居直って大失敗(ジャンプ)、着地しそうなのが何と崩れそうな土手である。


小生がチャイナ7なら――


「同志諸君、習阿Qは14億を道連れにしかねない、早く引き吊り降ろさないと文革並みの大災害、大悲劇になる。今こそ結束して愚かな桀紂を滅せずば、我々は永遠に暗愚の謗りを受けるだろう。


非業に倒れた劉少奇同志の遺志を継ぎ、世界から、歴史から敬意を表される国造りへ、小異を捨て大同に付き、命懸けで決起しよう。身はたとい武漢の野辺に朽ちるとも留めおかまし魏徴魂。

同志諸君、北部戦区と東海艦隊、南海艦隊はわが方が抑えた、新しい歴史の始まりだ。中南海を包囲せよ、国賊反動守旧派を殲滅せよ、命惜しむな、名こそ惜しめ、溝壑(こうがく)にて相まみえん」


歴史を意識してこんなアジをするがのう、吶喊ヂヂイの血が騒ぐで。いつもは知的冷静な花清漣女史も何やら興奮を抑えかねたような論考を世界に発信した。

<武漢肺炎が「メイド・イン・チャイナ」を危篤状態に  2020年4月13日


3月8日、 習近平中国国家主席が中共政治局常務委員会で行った講話には、
二つのキーワードが含まれていました。


一つは「ボトムライン思考」(決して疫病流行の発生源で流行状況を隠蔽したことを認めない)、

もう一つは「外部情勢の変化に長期的に対応する」必要性でした。


「外部情勢の変化」とは、 国際的な賠償請求と政治上の中国離れの動きの他に、
中国当局が一層気にしているのは、 中国を中心とするグローバル製造業チェーンの外部移転です。
これは中国当局にとって巨大な経済的苦境となるばかりか、
中国の外交上の切り札(外貨準備)を失わせます。

▼見通し暗い中国経済の回復能力

英国放送協会(BBC)はこのほど世界130カ国の経済的適性と回復能力を評価しました。回復力の高い国のトップ10、柔軟性のある国のトップ5にも米国は入っていますが、
中国は抜けています。


特に米国の回復力は強く、 その世界経済への影響力はさらに重要であることに言及しています。世界のGDPの4分の1近くを占める米国は、
世界経済に重大な影響を与えており、
世界経済の回復は米国経済の状態に大きく左右されます。


エコノミストの多くは「世界がまもなく『中国の世紀』に突入する」と予測していましたが、今や「中国の世紀」は来ないばかりか、
すっかり影をひそめてしまいました。

▼中国が直面しなければならないいくつかの没落


いくつかの厳しいサインは「中国の世紀」という幻が急速に消え失せていることを示しています。

1)中国に頼る国際需要の喪失


武漢肺炎が世界に伝染し、 各国は皆、 自宅待機命令を出し、 社会的隔離を求め、
経済はほとんど休止状態です。


習近平は、 中国で流行が消えたと宣言して就業・操業復帰を強行すれば、 中国経済は真っ先に復活し、
中国が再び世界を左右できると考えていました。

しかし結果は、 防疫用品の発注以外のあらゆる注文は全て消えてしまいました。河南省のEHL国際物流プラットフォームは、
国外の販売が5割減となり、 外国商品の輸入はストップし、 中国商品への注文は激減。
注文はただマスクだけといったありさまなのを発見しました。

当初、 おバカな“愛国青年”たちが欧米の武漢肺炎流行をみて快哉を叫んでいましたが、
彼らは欧米からの発注がなくなった結果、
国内の大量の工場の倒産と何万人もの失業が生じることは考えていないようです。


2)マスクが引き起こした世界各国の安全への懸念


グローバル化が始まって以来、 世界中の資本の動きの主な要因は利益を追い求めることであり、
どこの国ならコストが最低であるかということでした。中国の土地、 労働、
物流のコストは徐々に上昇していますが、 相対的な優位性はまだあるとして、
資本はずっと離れることを渋ってきました。


しかし武漢肺炎の流行では、 中国は医療用品の世界的なローエンド製品の絶対的な優位性を占めました。
その上、 流行の初めに国家動員して、 マスク、 防護服や他の流行予防用品を世界的に求め歩き、
短期間で供給の優位性の独占、
外交的イニシアチブを握って「マスク外交」を展開しました。


中国製の予防接種製品が基準を満たしていないと各国が批判したことに対し、
外務省の耿双報道官は「『中国製には毒性がある』と言う人がいるなら、 中国製のマスクを着用するな、
中国製の防護服を着用するな、
感染防止に中国から輸出された呼吸器を使用しするな」と述べました。


この「非友好的な国には、 マスクをやらない」という悪漢国家の素顔は、 とうとう世界にはっきりと「価値観の違う無頼漢の国家とは、
経済成長は共存できても、 いったん、 非常事態になったら、 必要な商品を独占して、
私たちの首を絞めにかかるんだ」と気が付かせることになりました。


中国は武漢肺炎流行中、 アメリカ企業が中国で作ったマスクを国外出荷を禁止しただけでなく、
全世界で22億枚のマスクを調達し、 他国のマスク不足を起こさせました。その結果、
米国やEUの一部の国では、
公衆衛生や安全性が懸念される製品を中国のような国に生産を任せておくことはできないと考えるようになっています。


米ハリス世論調査会社は、 4月3〜5日まで、
2000人近くのアメリカ人を対象に「経済界が製造業を米国に戻すべきかどうかについての態度」を調査しました。
その結果、 86%の回答者が「企業が中国の生産ラインを米国に戻すと約束した場合、
その企業に対する好感度が上がる」と回答しました。


4月10日、 ホワイトハウスの経済顧問クドロー氏は、 Forbes.comに「米国企業が中国に過度に依存している。
流行後、
このビジネス関係を変えるために何をすべきなのか?」と質問されました。


彼は、 工場、 設備、 知財、 構造、
リフォームなどの「引越し費用を米国政府が全額負担して米国企業に支払うのも一つの方法」と答えました。このアプローチが実施されれば、
米国の資本は大幅に回帰することになるでしょう。


3)外国輸出の深刻な萎縮


4月1日のロイターの報道によると、 今年最初の2カ月間、 中国のコンテナ・スループット(処理量)は前年比10.6%減、
輸出は17.2%減となりました。輸出業者や業界アナリストは、 世界で中国製品の需要が急減し、
大勢はその流れにあると警告しました。


ロイターは、 市場調査会社IHSマーキットのラフル・カッポー副社長の発言を引用して、
「今後の四半期の貿易成長に対する、 最近の衝撃の深刻さは前代未聞になるかもと予測。
経済は停滞しており、 主要国が孤立化政策を全面実施し、
外需は崩壊に直面している」としました。


第2四半期には中国の輸出が30%縮小するという予想もあります。


▼武漢肺炎が「メイド・イン・チャイナ」に危篤通知


武漢肺炎は世界200の国と地域に広がっており、
世界経済は大損害を被りましょう。2003年の中国のSARSの流行よりもはるかに高いコストが世界にかかるというのが共通認識です。


流行はまだ途上で、
損害見積もりはすぐに過小評価であることが証明されるでしょう。


中国の製造業の落ち込みが激しいことは、 国際的な投資銀行業界の基本的なコンセンサスとなっています。しかし、
次の世界の製造業ハブは誰になるのかについては意見が分かれており、
現在はメキシコが最も有力とされています。投資調査会社ブレトン・ウッズ・リサーチの責任者であるシノレリ氏は「中国をハブにしたモデルは死亡した」としています。


ブルームバーグは3月31日、 「メイド・イン・チャイナよ、 さようなら、 が世界の趨勢に」(Not
Made in China Is Global Tech’s Next Big Trend)という見出しで報じました。
私の考えでは、
この不可逆的な情勢は「メイド・イン・チャイナ」の臨終通知です>(以上)


ずいぶん手厳しい見方だが、小さな火があれよあれよという間に広がり、やがて全土をおおいそうな・・・そんな映像を見ているようだ。


中共が瓦解すれば北朝鮮、キューバ・・・やがてロシアも連鎖倒壊するだろう。その次の課題はイスラム原理主義撲滅=世俗化(政教分離)か。どんな世界になるのか、小生には分からないが、少なくとも自由民主人権法治が世界に定着することを願っている。(2020/4/14)


2020年04月15日

◆雀庵の「中露包囲で大恐慌に備えよ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/97(2020/4/13】マスコミ界では「チャイナコロリ禍で世界大恐慌になりそうだ」との論調が目立つが、読者を獲得することが彼らの仕事だから話半分で聞いておく方がいいだろう。


チャイナコロリ以前の数か月前だが米国では「2008年のリーマンショックは大変だった」という声が依然としてあり、小生は「へー、俺は痛くもかゆくもなかったけどなあ」と首をかしげたものである。


リーマンショックはインチキ詐欺的金融商品「サブプライムローン」に乗った欲深様たちが大打撃を受けて世界的な経済失速になった一件。清貧が趣味の小生は、つつましい農民が天やご先祖様に感謝の祈りする「晩鐘」(ミレー)が好きだ。当たり前ながらマネーゲームに興味がないし、株だろうがゴールドだろうが投機、博打には手を出したことがない。


投資はヒヤヒヤドキドキ、ホクホクカンゲキ、泣いたり笑ったり、絶叫マシンみたいに面白いのかもしれないが、一番それを楽しみ、一番儲けているのは昔から胴元だ。宝くじを見よ! 胴元の国、自治体の取り分は何と50%! 残りの50%を客が分け合っているだけ。そういうことを知っていると金融商品なんて手を出す気にはなれない。


恐慌の原因はいろいろ、複数かつ複雑だろうが、大体が楽観論による過剰生産、過剰投資でモノがあふれ、一方で賃金上昇が小さいためや事件事故による不安から消費が追い付かず、在庫が増え過ぎて過剰になり、物価低下→ 生産縮小→ 雇用減少→ 賃金低迷→ 消費低下→ デフレーションになる。


その繰り返しがデフレスパイラルだ。多少でも給料が上がらないと元気が出ないよなあ。


農林水産業も当然縮小するから、やがて食糧などが在庫不足、生活必需品や産業資材も底打ちし始め、物価は徐々に上昇する。昨日まで1枚100円のマスクがやがて500円になったりする。あらゆるものが値上がる。つまりインフレーションになる。


インフレ率は年に3%ほどなら給料も上がるから健全だと言われている。物価も上がるから「また値上がり!? いやーね」なんて奥さんはこぼしながらも買い物を楽しむ余裕はある、それが3%の意味だろう。


本来は政府/国家の基礎である通貨価値は大きく上がったり下がったりすると信用が低下する。キャッシュではあまり当てにならないからと、国民は生活防衛のために危機に強いゴールドを買ったり、食糧備蓄に励むから、弱い通貨ほどインフレが続き、やがては信用度ゼロ、毎度おなじみアルゼンチンみたいに紙くずになったりする。

日本の戦後の物資不足の混乱期は物々交換も当たり前だった。通貨が当てにならないのだから物々交換は間違いのない取引で、まるで縄文時代。女は着物、さらに操まで売った、米に変えた。男は進駐軍物資の横流し、まがい物、ヒロポンも売って糊口をしのいだ。こうして己と家族を養った。

焼跡闇市、生きるのが精一杯で、14歳の野坂少年は妹の面倒まで見切れずに餓死させてしまった。「火垂るの墓」の現実は過酷で、「兄ちゃんを許してくれ」という慚愧の書だった。

政府は通貨改革などでどうにか経済を安定させていく、そういうのが当時は大恐慌からの回復処方箋だった。特効薬がないわけではないが・・・劇薬だ。

日本の場合は1945年の終戦から4、5年後の朝鮮戦争特需でどうにか息を吹き返したが、1930年代の米国発大恐慌では、民主党のフランクリン・D・ルーズベルト(通称FDR、日本をはめた悪党、ソ連の手先、最悪のアカ)は、公共事業などニューディール政策で雇用を創出し、危機を乗り越えたと宣伝していたが、実際は効果がなかったようだ。


しかし、その後のFDRによる「日本を締め付けて最初の一発を撃たす、それで欧州戦を忌避する国民を目覚めさせて欧州戦線に乗り込んで独伊、さらに日本を叩く」という悪魔的、スターリン的「裏口からの参戦」政策はものの見事に大成功して、戦後世界の王者になった。


勝てば官軍、今でも米国ではこの真っ赤かのFDRは歴代で最も人気のある大統領だ。今でも大恐慌には戦争がとてもよく効くクスリだろうが、それが高じると核戦争になり、勝っても負けても空前絶後の被害、ほとんど廃墟になるから今の時代では現実的ではない。

(現在の核兵器ミサイル1万5000発を総動員すると地球を200回ほど壊せるとか。たった400発で人類は消える(餓死が多い)そうだからほとんどの核兵器は実戦では不要、つまり抑止力として機能しているわけ。備えあれば患いなし、日本も100発ほどレンタルした方がいい)


一番現実的なのは軍事力ではなく、中露など共産圏を封じ込める「鉄のカーテン」政策ではないか。中露は自ら西側世界の一員になる気はないし、西側を取り込む力もない。しかし放置すれば逆に西側世界を生物兵器などで破壊しかねない。

西側は中共に「チャイナコロリの責任を取れ、賠償せよ」と強くねじ込む、ノーなら西側から中共に流れ込んでいた膨大なドル、ユーロ、ポンド、円をストップさせる、経済封鎖すると脅す。

中共はどちらにしても受け入れまい、多分「名誉ある孤立」を選び、プーチン帝国と鉄のカーテンの中で運命を共有するしかない。

チャイナとロシアの「チャイロ連合」、ロシアは「中共を創ったのは俺だ」、中共は「アンタが種をまいたが、ここまで育て14億の大帝国にしたのは俺たちだ」、両方とも腹の中では「嫌な野郎だ」と嫌っているからあまり長続きはしそうもないか。結構なことである。

西側世界が「チャイロ連合」という敵を作り、緊張を高める、いわば疑似的な戦争状態にする。軍事と民政で「チャイロ連合」を圧倒して封鎖し続ける。少なくとも中共から「世界の工場」は逃げ出し、ロシアの石油・天然ガスプラントも数年もたたずにラストベルト、錆びついて「茶色」になる。


「チャイロ封鎖」の新冷戦が西側世界の最上の現実的な大恐慌対策になるだろう。(2020/4/13)

2020年04月13日

◆雀庵の「リリーよりチェリーがいい」

“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red
Gables/96(2020/4/12】4月から産経に台湾がらみの論考が増えた。陳水扁総統の回顧録、台湾近代化に貢献した日本人列伝などが始まった。チャイナコロリで蔡英文総統らが防疫で頑張っている記事も多く、産経は大物の天津生まれ育ちの矢板明夫氏を台北支局長に任命した。

バイリンガルのネイティブスピーカー矢板氏は最高クラスの中共・台湾ウォッチャーで、実際に氏の記事はとても新鮮、知的好奇心をそそる。小生もいっぱい勉強して櫻井よし子先生のような必殺必中、情け容赦ない舌鋒を目指そう。


産経は部数減を抑えるため「女子供でも分かりやすく書いてね」という方針を強めているようで、先日の櫻井先生の論考はサンドペーパーでまろやかになっていた。小生は先生の刺々しい、痛いところを刺す、サド的な文章が大好きだから、何だか物足りなかったが、購読者をせめて維持したいという産経の切羽詰まった気持ちは分かる。男はつらい、のだ。


小生は舌鋒を鋭くして何を目指すのか。これが問題だ。

築地豊洲で大はしゃぎした緑のオバサンは、今はチャイナコロリで注目を浴びエクスタシーの絶頂、芯からの騒動士、そのうち記者会見、報道発表は英語になるな。


「合い言葉は Stay home!
アンデスタン? 今回からネットでプレスミーティングします。コンテンツはワールドワイドにリポートされるべきで、イングリッシュでします、エニー・クエスチョン?」

やりかねないなあ、このオバサン。


♪今日は朝から私のお家は てんやわんやの大さわぎ 盆と正月一緒に来たよな てんてこまいの忙しさ 何が何だかさっぱりわからず どれがどれやらさっぱりわからず 東京ネギネギブギウギ 人の気持ちも知らないで わてほんまによう言わんわ あほかいな あーしんど


政治家は注目を浴びてナンボよ! 政治は爆発よ! 都内の緑のオバサン、ユナイト!


この世は理性じゃない、感情で動くということを、騒動士の目の玉タヌキ的オバサンは痛いほど知っているのかもしれない。緑のオバサンに懲りて理性を吹き飛ばす「禁じ手のポピュリズム」を辞さずか、エジプト帰りのリリーはどこへ行く。


わしは単純だで「中共殲滅/解体/普通の国化」が当面の目標だな。台湾完全独立、日米台英豪加乳印安保条約実現も応援したいものだ。倒れても「志」は残る、誰かが引き継いでくれる。

そこで拙文、台湾シリーズの続きを書く。日本人には苦い話になるので気が進まず、ここ暫く休筆していたのだが、台湾の元気に触発されて再スタートだ。蔡英文に加油された!

最初にまず言っておくべきは、日本が異民族、例えば漢族の植民地になったらどんな気持ちか、考えて欲しいということ。我々は嫌悪感どころか激しい憎悪と敵意を持つだろうし、テロだって厭わない。チャンコロに支配されるなんてやなこった、死んだほうがマシだ、死して護国の鬼となる、と徹底的に戦う、あるいはサボタージュする、足を引っ張るのが普通だろう。


当時の為政者は「やがて台湾人は日本統治を理解して受け入れるかもしれないし、屈服しないぞと戦い続けるかもしれない」と思っただろう。「屈服しない、抵抗し続ける」ことを侵略/統治する側の国民がとやかく言う権利なんてない。


統治されている人々は「嫌なら出て行け、バカやろう!」と怒り、追い出す天賦の権利があるのだ。

そもそも土地は先住民のものだ。後から来て武力で先住民を迫害する、追い出す権利なんてありはしない。それを宗教は許しても天と人倫は許さない。欧米列強は戦後、植民地政策のしっぺ返しを今なお受けている。


日本の敗戦で台湾は「解放」されたが、そこに潜り込んできたのが蒋介石・漢族の軍隊、即ちゴロツキだった。台湾人が今でも日本に寛大なのは、このゴロツキ強盗殺人強姦軍団に比べれば日本は番犬として大いに役立った、はるかにマシだったという評価に拠っている。別に日本の植民地を肯定したわけではない。


「再婚? ヨリを戻したい? 冗談じゃないわよ、いい気にならないで!」


というのが本音だろう。同盟国として中共と戦う同志、今はそういう関係を強めるのが大事だ。トウ小平曰く「将来のことは将来の人に任せよう」。今人はレールの土台(土盛り)を造っておくぐらいでいいかも知れない。やがて機は熟す。


本論に入ろう。王育徳「台湾」から。

<日本帝国主義の重圧は(朝鮮と比べると)台湾においてひどくのしかかった。そもそも植民地支配は、それがいかに優れた成果を収めたものであれ、道徳的には無条件に指弾されるべきものであり、私自身、過去のおぞましい数々の体験からも、個人的に日本の台湾統治を憎悪し糾弾してはばからない>


小生はここまで読んで、胸がいっぱいになって、先を読むのが怖くなり、永らく筆をおかざるを得なくなった。氏は「しかし」と冷静な学者の視点で「日本統治」を分析評価すべきだという。続きは次回へ。


【措置入院 精神病棟の日々(185)2017/1/25】承前。産経、貝塚茂樹「『考え、議論する』は道徳の本道」、本当か?

議論は相手との戦いで、歩み寄るのではなく、勝つか負けるかで、結局は投票になり、51人は満足、49人は不満とかになる。


色々な意見を聞くのは良いが、それをベースに自分で考え抜いて「これはこうだ、こうすべきだ」と判断し、採決で支持を得れば果敢に行動する「知行合一」が道徳であり、規範ではないか。


議論は結構だが、議論を尽くしていたら時間だけがかかり、際限がない。お互いに譲歩するとなれば、双方とも不満は残る。それをもとに行動していたらロクな結果になりはしまいか。


だから制限時間になったら採決し、右へ行くのか左へ行くのか決定する。それは邪道か? 決定して行動しなければクラッシュしてしまう。小田原評定が本道なのか。国政なら「議会が麻痺して政府は何も決められない」レームダックになりかねない。

日本の近代化は陽明学の影響を受けて鳥羽伏見での銃口から生まれた。現在の先進国の近代化は大なり小なり、毛沢東の言うように「銃口から生まれ」たのであり、「お上品なお茶会での会話から」生まれたのではない。


竹中平蔵「正論 経済の乱気流に耐える改革を」。そんな「茶話会」での上品で高尚なマクロ論は聞き飽きた。どうしたら生産性が上がるのか、消費が拡大するか、経済学者は書を捨てよ、街へ出よ、だな。モノに溢れた先進国の人でも手を出したくなるような「体験型の商品/サービス」、旅行、グルメ、エンタメ、趣味、スポーツ、芸術などを研究すべきではないか。

(今の武漢肺炎下にあって思うに、これまではGDP上昇が是とされていたが、それで国民が幸せになったのか、マイナス成長は不幸になるのか、政治経済社会の常識を根本から考え直すべきではないか。疑問が起きるのは「解」がどこかに用意されているからだとヘーゲルが言っていたらしいし、パスツールは「偶然は構えのある心にしか恵まれない」と言ったとか。発明、発見の多くは「どうすべきか、何だろう」と思うことから始まった、それならば新しい「解」は発見されるのを待っているわけだ、いよいよ俺はスミス、ケインズを越えるか、それとも神ってる変人になるか、人生の遅すぎた岐路だなあ)


面白い広告があった。日成ビルド工業は折り畳み式の倉庫などを造っている。コンクリートや金属に代わる、軽くて丈夫な建材が普及すれば、あっという間にビルができたりして。


「沖縄に東北縄文土器 初出土 2000年以上前、交流か」、沖縄人先住民族=独立すべし論はそのうち消えるだろう。(2020/4/12)


2020年04月12日

◆雀庵の「現実を正視する勇気こそ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/95(2020/4/11】奢れるもの久しからず、盛者必滅の理・・・今年に入ってから中共が断末魔の如く激しく、時にジタバタと暴れまくり、のたうち回っているから、小生の投稿やブログ記事もそれにピクピクドキドキ反応して、従来の定番記事=過去の回想がお休みになってしまった。

後ろを振り返るより前を見た方がオモシロイのだが、振り返ると「今」や「未来」が見えることもある。古人は「温故知新」と言った。小生が我が身を振り返れば「そこは一木一草もない荒野だった」というわけではないが、スリル満点の断崖絶壁、ジェットコースター、空中ブランコの絶叫マシンだったという感じはするなあ。


バカとキチ〇イをシェイクした危険カクテルのような、あるいはクスリのような、一歩間違えたら塀の中か病院、棺桶行きという怪しさ、胡散臭さはある。

昨日、最首悟(さいしゅさとる)という人が論考を書いていることを知った。1971年に小生を取り調べた千葉県警のベテラン公安デカがまだ生きていたのか!?と調べたら同姓同名の人、千葉出身、早稲田の革マル臭い騒動士、安田講堂籠城組、今は教授、作家だった。

最首は千葉に多い姓だ。デカの最首は「俺の子供もアカにかぶれて困ったもんだ」とパチンパチンと爪を切りながら完黙小僧の小生相手に言っていたが、革マル臭い最首はもしかしたらデカの最首の子供じゃないかなあ、年齢的に合うし。


革マルは寄生虫サナダムシ路線で組織に忍び込んで組織を乗っ取る。JR総連はその代表例だ。枝野は国会に寄生している、そのうち乗っ取りたいのだろう。


中核派は猪突猛進の単純脳細胞のバカ、革マル派は深く静かに宿主(しゅくしゅ、やどぬし)に寄生する害虫、悪党、コロナ菌だ。日本の至るところで「えっ、あの人が!」というほど蔓延している。「あなたの隣に革マルが・・・気をつけよう、明るい笑顔と豊かな知性」だな。


沖縄と北海道は革マルに乗っ取られたようなものだ。秘密結社、カルト、利権集団の革マルが目指すのは「革マルによる、革マルのための、革マルの独裁国家」、麻原彰晃とその子分が目指したオウム帝国とそっくりだ。


創価帝国、日共帝国は少子高齢化などですっかり下り坂だが、秘密結社、シンジケートの革マルは親子や夫婦でも「えっ! うちのお父さん、革マルだなんて、ウッソーッ」、それくらい、まるで蒼龍の如く、革マル(トップクラス)は深く静かに潜航しているのである。


頭脳明晰、嗜虐趣味、秘密主義、公然部隊と非公然部隊・・・スターリン帝国、習近平帝国がモデルなのだろうか。革マルの公然部隊(チンケな労組の専従など下っ端の兵隊)は以前は南京虐殺記念館詣でをしていたが、「中共礼賛は反帝反スタと相容れない」と苦情が出たためか、いつの間にかやらなくなった。


この柔軟性は、思想ではなく「利」が組織の背骨になっているからだろう。教祖クロカン(黒田寛一)曰く「ひたすら静かにこっそりと宿主をのっとって、そいで食べちゃう!」。クロカンは著書を子分に買わせるという「寄生」で食っていた。池田先生そっくり!

まあ、他者のことは言えないが、この世の人は目糞鼻糞、喜怒哀楽を重ねているうちにあの世行きになるのだが、ちっとは「公」の役には立ちたいもの。小生は我が家ではいささかお荷物、オジャマ虫、異端児の感があるが、せめて、せめて北京に一太刀を・・・「絶壁のヂヂ」だな。


温故知新、昔の名前で出ています・・・久し振りに病棟日記から。


【措置入院 精神病棟の日々(184)2017/1/25】産経、西見由章「中国 アパホテル利用ボイコット」、藤本欣也「北京、中小企業を追い出そうと・・・パンケーキ店に幕」、同「北京春秋 ドキドキの空港検査」。


“眠れる獅子”と畏れられていた大清帝国は眠りこけ、やがて中共・毛沢東が蒋介石軍を台湾に追い払った後は「竹のカーテン」に引き籠り(隔離され)政敵や貧民5000万〜1億を殺しまくった、餓死させた。


トウ小平の改革開放で1990年代から四半世紀、中共は飢餓を克服したもののイノベーションの壁を越えられずに停滞、習近平は毛沢東時代の「原始共産主義的国家独占資本主義」に戻ろうとしている。


今は跛行しているが、ソフトにせよハードにせよ、ランディングは避けられない。低賃金、低価格を武器に「世界の工場」として飛び回ることはない。中小零細企業をつぶし、アパホテルを脅し、空港はテロの不安でびくびくしている。


小雲規生「米、TPPから永久離脱 トランプ氏 日本たたきは過去の恨み?」、湯浅博「米が秩序を壊すのか」、加納宏幸「多国間協調排し直接交渉へ『私の政権、1対1が基本』」・・・産経のリベラル的な記者諸君はトサカに血が上ったか?


曽野綾子「トランプ就任式 演説の中の意外な真っ当さ」

<日本のメディアは「空席が目立った」と報じていたが、テレビに映った限りでは目立つほどではなかった。日本のほとんどすべてのマスコミは、反トランプデモ、抗議の欠席が目立った、アメリカの理想の喪失、という形の報道に力を注いだ。トランプの言葉の中にあった真っ当さについてはほとんど触れなかった。

CNNの同時通訳は、トランプのスピーチの聖書の引用の部分も訳すことができず黙っていた。トランプは旧約の詩論の133.1にある、「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」という個所を引いたのである。素朴な人間の基本的な幸福感を示した、私も好きな情景である。


マスコミは、今後トランプを悪人として扱うことに決めたようにも見える。私は特にトランプ贔屓でもないし、トランプのスピーチにも、彼独自の哲学はなかった。しかし彼は現実主義者、実利主義者なのだろう。


私は現実を正視する勇気ある人には希望をつなぐ。当惑するのは人間の精神も生活もまともに見る勇気を欠きながら、「理想的人間である自分を売り込む」人なのである>


痛烈だなあ! このレベルに到達はできないが、せめて八合目までは登りたいものである。産経の諸君も綾子先生に学びなさい。


(そう言えば大学時代の小生のマドンナはテニス部の広瀬綾子ちゃんだったっけ。教職に就いたらしい。出獄後に「好きでした、もう他の人は愛せません」と手紙を書いたらすぐに会いに来てくれ、「思い出の中の私ではなく、今の私を見て!」と訓導してくれた。綾子先生大好き・・・醜夫の深情け、ビョーキだな)(つづく)(2020/4/11)


2020年04月11日

◆雀庵の「中共ウイルスの由来来歴」

“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red
Gables/94(2020/4/10】「歴史は勝者が創る」「歴史は勝者によって都合よく書き換えられていく」というのは本当だろう。日本による真珠湾攻撃についての米国の公文書、資料は「日本を挑発して最初の一発を撃たせることで米国は世界大戦に参戦する」という筋書きが克明に描かれているはずだが、記憶によれば「80年後に公開」だったが、今は「120年後に公開」になり、つまりはほぼ永久に非公開になってしまった。



米国にとって不都合な真実は伏せられているが、まあ、いずこの国でも「勝者が歴史を創る」のだから、我々はそれを前提にして歴史を学んだ方がいい。



夏彦翁曰く「ひと皆飾ってものを言う」、面接や見合いの席で本人の口から「実は前科/学歴/元カレカノのことなんですが・・・」なんて話すのは正直どころかマナー違反だ。そんなことを告られたら「いや実は私も・・・」と言わざるを得なくなって、まとまる話も壊れてしまう。



中共ウイルス、武漢ウイルス、チャイナコロリ(これは修一特製)とか言われている悪性伝染病について、誰が一番悪いのか、誰が被害を弁償すべきか、戦犯探しが始まっている。



事によれば戦犯容疑者は世界を敵に回して国際裁判で有罪になり、指導者を死刑にする羽目になったり、憲法まで押し付けられたりするから、「とんでもない、俺は被害者だ、それでも俺のお蔭で世界は救われた、俺に感謝しろ」と今のうちから声高に叫んでおくに如かずなのだろう。



負け戦だとひどい目に遭う。



<戦後の連合軍によるドイツとヨーロッパ諸国での政策は住宅復興に重点を置いたこととは対照的に、占領期間中のGHQは日本の住宅復興対策に関心を向けず、建築物資の横流しを防ぐための建築制限および、占領軍とその家族のための住宅の強制接収と建築資材供給および建設・改築命令を出した程度であった。



日本政府はその対応だけで予算の相当部分をつぎ込まされ、国民の住宅復旧にまで手が回らない状態だった。占領軍のための物資の確保すらままならず、また納期が厳格であり、政府自ら建築資材を闇市から調達するなど奔走していた>(WIKI)



占領軍の費用の多くを敗戦国日本は負担させられた。思うに占領は「今でも」続いており、米軍駐留経費の8割は日本負担で、これは世界一。首都圏(1都8県)の空域(空の道)はほとんどが「今でも」米軍が占領している。日本の空ではなく米軍の空だ。



主権がない占領下に押し付けられた憲法を神託の如く拝んでいる日本――戦争に負けると臆病になり、堕落するのだ。



だから絶対勝てると踏んでいた中越紛争で火傷した中共が敗戦を恐れる気持ちは高いだろう。ここはどうしても「米国ウイルス菌を退治したのは中共だ、俺は正義だ、俺は勝者だ」と大声を上げ続けるしかない。



トランプ米国はそんなパフォーマンスで納得するはずはなく、「誠意を見せろ」と手打ち金を手にするまで中共叩きを止めないはずだ。その方が大統領選挙にも優利だから。習近平は内憂外患でますます困惑するだろう。日本も二階のパンダを蹴落とす時期だ。



シンゾーは二階のパンダを「毒を以て毒を制す」つもりで登用したのだろうが、大熊猫がかぶっていた「ネコ」がとれて元来の肉食大熊になってしまった。獅子身中の“尾崎秀実”(ホツミ、朝日記者出身でスパイに昇りつめた超エリート)、早めに駆除すべし。



バカ殿さまの近衞文麿と同じように良家のお坊ちゃまのチャマチャマシンチャンが「ペキン命」の海千山千確信犯の着ぐるみパンダに勝てるかどうか・・・



己の不明を嘆き泣きながら馬謖を斬るか、それとも斬られるか。二階のパンダは黙って斬られるタマじゃないからなあ、自民党にもピンクパンダーは結構いるし。返り討ちに遭ったりして。



そんなわけで世界中が右往左往、グレタもマッツァオ、「温暖化がチャイナコロリの原因だ」と主張できれば習近平・中共は熱烈にハグしてカネと名誉をくれるだろうが・・・



未曽有の内憂外患でわが街も閑散としているが、人々は感染症をとても恐れる。目に見えない菌、完璧に防ぐことができない菌、いつ自分や家族が罹患するか全くわからない菌・・・つまり見えない幽霊、悪魔、邪神だから恐怖が募るわけだ。



この菌がせめて蠅、蚊のようならやっつけようもあるが、今は有効な手立てはヒッキーぐらいしかない。神様仏様も効果なし。



日本でのチャイナコロリの感染者数(毎日新聞4/9現在)はクルーズ船の乗客乗員らを合わせて計6254人、死者は計120人だ。



WHOの発表では「2016年の世界の交通事故による死者数は135万人で、2013年の調査に比べて10万人ほど増加している。しかしながら、世界の人口増加と自動車数の増加分を考慮すれば事故死率自体は抑えられている」という。



警察庁が発表した統計によると「2019年の全国の交通事故負傷者数は46万715人、うち死者数は3215人」。死者は事故から24時間以内に死んだ数で、それ以降を加えれば5000人ほどではないか。



年間で世界で135万人、日本だけで3000人超(1日に10人ほど)が交通事故で死んでいるが、「自動車、ダメ!絶対」なんて誰も言わない。



利便性とリスク/危険性を秤にかけると自動車はOK、チャイナコロリは利便性はゼロに近いが社会生活、経済活動への打撃はすさまじいし、見えないからなおさら怖い、だから「大嫌い、来ないで、ダメ!絶対」になるわけだ。



中共は「災い転じて福と成す」「禍福はあざなる縄の如し」、中国語なら「因禍得福」を狙っている。「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」「楽は苦の種、苦は楽の種」「上り坂あれば下り坂あり」・・・4000年の処世術! しぶとい、転んでもただでは起きない、全くいい根性してるよ! 友達にはなりたくないなあ。



毎日が日曜日でお迎えを待つばかりのヂヂイには今回の大災害は恰好の脳トレだが、程暁農氏の「各国が伝染病の蔓延理由を追求し始めた」(2020年4月6日)がこの間のチャイナコロリをめぐる中共のアレコレを整理しているので、ポイントだけを時系列で紹介しておく。(小見出しは修一)



★2019年3月 最初の黄信号



武漢での発生の約1年前の2019年3月2日、 中国科学院ウイルス研究所の研究者は、
西側の英文学会誌「ウイルス」に掲載された論文の中で、こう書いている。



「コウモリ由来のコロナウイルスが、 再び次のラウンドの発生を引き起こすと広く信じられており、
中国が発生場所となる可能性がある・・・直面する挑戦は、 それがいつどこで爆発しても、
我々は拡散を防がなければならないということだ」



論文の著者4人はいずれも研究所の「特殊病原体・バイオセーフティ研究室」の研究者。
北京の中国科学院大学の学生で関連論文をいくつか発表していることで知られている石正麗が含まれている。



★2019年9月 赤信号点滅



2019年9月18日、
武漢税関が武漢天河空港で「感染症対策の緊急処置演習」を開催した。



内容は、 疫学的調査、 メディカルスクリーニング、 一時的な隔離エリアの設定、
隔離留置、 患者転送、 衛生処理から多くの連環作業を実践し、
新規コロナウイルス感染症処理の全プロセスを具体的に配置した(「軍人オリンピック航空港専用チャンネル開通試験」
『湖北日報』2019年9月26日付)。



この演習から2カ月以上が経過した頃、 武漢では、
この地方政府がまるで占い能力でもあったかのような鬼気迫る事態が発生した。



★2019年12月 患者発生



武漢市江漢区の「華南海鮮市場」で違法に販売されている野生動物がウイルスの発生源との報道がなされた。



★2020年1月 海鮮市場原因説を否定



2020年1月22日、 中国疾病管理予防センター長は、
記者会見で「武漢市江漢区の華南海鮮市場で違法に販売されている野生動物がウイルスの発生源である」と述べていた。



しかし「武漢感染症病院」の黄朝林副院長らによる初期確認患者41人を対象とした研究で、
12月1日に浮上した症例は華南海鮮市場やその他の確認患者とは無関係であることが明らかになり、
「発生源は必ずしも市場の動物からではない」ことが示唆され、1月24日に医学誌「ランセット」(The
Lancet)に発表された。



その後、 武漢市にある「中国科学院ウイルス研究所」は、 新型コロナウイルスの研究プロジェクトを進めている。
同研究所は最高レベルのバイオセーフティ保護を持つ中国初の実験室を持ち、
国家健康衛生委員会が指定する「国家微生物菌毒種保管センター」を持っている。




これらの人々が発表した研究結果は、 研究所が疫病流行の爆発をよく把握していることを示している。


 

★2020年2月 ウイルス研究所は軍の管理下に



世論が病気の原因となるウイルスが武漢から来たものかどうかを疑問視している時に、
RFI(フランス国際ラジオ)中国ウェブサイトは2月8日、 「中国の生物化学兵器防衛の専門家の陳薇少将(女性)が最近、

武漢P4ウイルス研究所を引き継いだ。これによって武漢P4ウイルス研究所と軍との可能性のあるつながりが明らかになった」と報じた。



(陳薇少将については、
近藤大介「新型コロナワクチン 中国人民解放軍が世界に先駆けて開発した背景」参照)



陳薇少将は現在、 軍医科学院生体工学研究所の所長を務めており、 中国科学院武漢ウイルス研究所のカウンターパートナーであり、
彼女はその地位と少将という地位から、
軍の生物兵器防御の主席専門家であると考えられる。



彼女は1月23日に都市封鎖された直後に“落下傘降下”したタイミングとプロセスは、
微妙なものだった。天河空港が閉鎖され、 民間便がない1月25日に武漢に到着したことは、
彼女の武漢行きは軍命令であり、
任務が緊急かつ重要であったことがうかがえる。

武漢ウイルス研究所の軍による接収とは、 軍事的規律、 すなわち、
新冠状肺炎ウイルスにリンクしたこの研究室を統治するための軍事的規律と軍事法の適用だ。軍事的な指揮下に入れるというのは、
厳格なバイオセーフティと機密保持のためである可能性が高い。



武漢ウイルス研究所の軍事統制は、 流行の源に対する外部の憶測は、 すべて検証できなくなったということだ。軍事統制は、
研究所を完全に封鎖する高い壁を築くことに等しいものであり、 武漢市都市封鎖よりもはるかに厳しく、
漏洩した情報はすべて軍事裁判の対象となりうる。



2003年のSARS流行の原因では、中共は後になってから「実験室汚染と職員の感染が主な原因」と認めた(新華社通信2004年7月1日)。



しかし、 今回の流行の世界的な影響はあまりにも深刻で、 中共が後になって、
ウイルスの発生源を明らかにすることを期待したり、 本当の流行の源がどこにあるのかを、
外部から知ることは不可能である。



★中共は伝染病を蔓延させる

 

中共は、 SARSの惨劇を引き起こすウイルスを実験室で開発した苦い経験がある。新型コロナウイルスについて多くの情報を得て、
「コロナウイルスが再び次の大流行を引き起こし、
中国が大流行地点になるかもしれない」ことを事前に知っていた。



さらに、 少し前に武漢で大流行対策訓練が行われたばかりで、
中国ほど大流行に対抗する準備が整っている国は世界にはなかった。



根本的な理由は、 中共が伝統的に流行病は隠蔽して、 真実を遮断する体制をとっているため、
必然的に海外に蔓延し、 世界的な惨劇に発展したのだ。中共の疫病隠しは、
ネガティブイメージの拡散を防ぐことが最大の政治であるという意味では、
他の共産主義国と同様だ。



★中共は世界を騙す



要は、 中共は社会や国際社会の構成員への被害を減らすことに重点を置くのではなく、
政府のイメージダウンを防ぐことに重点を置き、 ときには前者を断念することもある。このために、
中共は災害に対処するため一貫した一連の対策を講じている。



第一に、
政府が国内および国際社会から説明責任を問われないように伝染病の発生源を隠すこと。



第二に、 国際社会が警鐘を鳴らさないように伝染病の危険性を軽視させる。



第三に、 予防措置が経済を揺るがして政権の安全を脅かすことを防ぐこと。



第四に、 外部のプロパガンダで各国の注意を逸らすことで、
政権の悪行に対する国際社会の懸念を軽減すること。



この点から見ても、 今回の中共のやり方は従来のやり方と何ら変わらない。西洋社会が、
中共の伝染病についての誤った情報を信じてしまうと、
その結果は散々な目に遭うことになる。



★騙された代償は甚大に



欧米の政界や主流派の学界では、
まさかチェルノブイリの惨劇が中国によって繰り返されるのではないかと疑問に思う人はほとんどいなかった。しかし今日、現実が証明してくれた。



西欧諸国は(中共に騙されて)共産国家の負のイメージを拭い去ったこと、中共の疫病の嘘を信じて騙されたこと、
その結果として第2次世界大戦以来の最大の人的犠牲を払うことになったのだ。




世界的な流行が続いており、 それがどの程度国民の生活や各国の経済的安定を危うくしているのかは、
まだ多くは不明だ。しかし今後数年の間に、 流行の広がりと、 類似ウイルスが再び世界に害を及ぼすことをいかに防ぐかは、
長期的な医学的・生物学的な問題というだけでなく、 国際社会が直面しなければならない政治的課題でもあるのだ。(以上)




世の中にまともな人はいるが、共産主義教というカルトを信奉する人も相変わらず多い。彼らの組織は池田学会と同様に利益共同体でもあるから、自分から除染しようという人はまずいない。苛めや孤立が怖いこともある。



彼らはいくら叩かれようとオウムと同様で自然消滅することはまずない。洗脳されるということはチャイナコロリと違って快感、法悦があるからだ。もろアヘン。



アヘン依存症のような1億の党員が中共を熱烈に支持しているが、一朝事あれば主君の馬前に討死する覚悟だったのが、結局「強い方に付く」という事大主義が漢族の初期設定。家族、宗族、地縁血縁の空気次第でどうなるか分かったものではない。



同志諸君、中共崩壊を目の当たりにするのは意外に近いかもしれない。「それまではオムツをしてでも、這ってでも生きるんだ」という好奇心でしつこく生き延びようぜ。(2020/4/10)



2020年04月09日

◆雀庵の「世界は秩序再編、ガラガラポンへ」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/93(2020/4/7】屋上展望塔から新宿の高層ビル群が見えなくなった。北側にマンションが建ったからだが、わが街(川崎市多摩区)はここ数年、マンションラッシュが続いている。


ちょっと古い家や畑はどんどんマンションになっている。銀行が土地を担保にジャブジャブ金を貸し、土地持ちが相続税対策もあって銀行や建設会社の話に乗り、かくてわが街のトチモチクラブ連中は競って「オーナー様」になった。


多摩川梨、多摩川桃の産地だったのに、息子は代々の稼業だった農業を継がない。田畑はほとんどマンションになり、梨園の後には「梨花ハイツ」ができ、その名称が昔を物語るだけである。


「まあ、こんなものか・・・わが街は新宿、渋谷に30分、銀座、新橋、虎ノ門40分、東京50分、横浜30分、それでいて東京より家賃は30%ほど安いしなあ」


そんな風に思っていたが、新聞折込の「タウンニュース」を見てびっくりした。「公示地価・住宅地 宿河原で上昇率 神奈川県で4位」! せいぜい1km四方のちっぽけな街、小田急か東急か京王に乗り換えないと都心に行けない、JR南武線鈍行(急行は1時間に1本)だけの街なのに!


ドン亀の泥臭い田舎娘が知らぬ間にミスコン県大会入賞! ナオシが入っているわけじゃないのに、いつの間にか美人になっていた、というわけ。びっくりしちゃうよ。


今朝、散歩していたら新たに3か所で基礎工事が始まっていた。先週完成したマンションの駐車場は早くも満杯だ。展望塔から眺めると必ずどこかでクレーンが動いている。


小生の祖父らが農地を提供して国鉄を誘致し、畦道を道路に整備した駅前一等地は小生ら子供の遊び場だった。今は以前のバブル並に坪500万前後になっているだろうが、国鉄誘致で功あった地主の末裔たちはマンション経営の傍ら駅前ではそれぞれ商売(チンケ!暇つぶし的)しており、地価が上がると市県民/資産税、相続税も上がるから、これ以上の街の発展、変容は望んでいないだろう。


ネイティブの多くは、素朴でのんびりした「三丁目の夕日」が好きなのであり、東京下町みたいな密集地にはしたくないと思っているに違いない。先日、京王線千歳烏山へ行き、無茶苦茶な陋巷、迷路にびっくりさせられたが、そんな街には少なくとも小生は暮らしたくない。


チャイナコロリが落ち着くとわが街はまたまた発展するのだろうか。「もう、これ以上は住民も建物も増えて欲しくないなあ」と思う。人口が密集すると少なくとものんびり感はなくなる、緊張は高まる。


誰でも故郷は懐かしいままであってほしいと願うだろう。素朴なら素朴のままに、賑やかなら賑やかのままに。現実は「全然昔の面影ないよ、寂しいよねえ」と感じるのが普通ではないか。


戦後の日本は生産性、利便性から一極集中、都市集中が急速に進んだ。それだから敗戦からたった15年の1960年、小生が9歳の頃にはまだ貧しさはわずかに残っていたが、ひもじさはなかった。


イケイケドンドンで日本は経済大国になったが、故郷など日本人が大切にしてきたモノ、コトなども急速に消えていった。産業から暮らしまで、ここで「日本を洗濯し」、国家の進路を考え直す時ではないかと思う。


また、戦後世界も日本同様に物欲、快楽追及でやってきた。多くのよきものは消えたり、消えかかっているのではないか。一方で「人権」の名のもとにリベラル勢力が力を増し、働かない(働けない)けどカネ寄こせてきな倒錯、共産主義への間違った信仰による中共への支持など間違った思考、行動も増えていった。


世界的なチャイナコロリ禍、いずこの国も民族もその被害対策で苦労している。しかし世界が心を一つにして「21世紀の新しい世界像」を描くにはいい機会かもしれない。一番大きな問題は、このままなら「先進国連合」対「中共連合」に分かれ、新たな冷戦あるいは熱戦が起きかねないことだ。


中共はチャイナコロリをきっかけに習近平降ろし、民主主義化の動き(党内抗争)が高まるかもしれないが、今のところ読めない。普通の国なら国民は意思を表明できるが、異常な独裁国家では国民の不満は表に出ないし、サボタージュや裏技(韜晦)で圧政をかわすから、外野からはなかなか見えない。


しかし、何かが起きる、起きないわけがない、このままでは済まない、という風の臭いはする。世界的な硬軟の中共バッシング、中共のプロパガンダと威嚇、世界の動揺、中共内部の動揺・・・戦後体制が終わって、新しい秩序、新しい世界が模索されることは確かだが、日本や西側世界にとって「良き結果」になるかどうかは分からない。


ただ、西側世界は中共とは最早、これまでのように仲良く(上手く)やっていくことはないだろう。利害、価値観が対立し、とても共有できない。世界秩序の再編、改造、ガラガラポンの時代になろうとしている。(2020/4/7)


2020年04月07日

◆雀庵の「一番大切なものは何なのか」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/92(2020/4/5】「真面目な話は暗くなる」と言ったのは誰だっか、すっかり忘れてしまった。西洋の社交界が今でもあるのかどうかは知らないが、「政治と宗教の話はご法度」だという。ケンカになりやすい。「真面目な話はケンカになる」。

芸人は広く愛されなくてはならないのでファンクラブなどではやはり「政治と宗教の話はご法度」だろう。「あいつ、○○教/党の広告塔だぜ」なんて評判が立てば、「キモッ!」と言って人気が落ちそうだ。

同窓会などでも「政治と宗教の話はご法度」。人脈を活かして儲けようという話が多いのか。無粋だな。

西洋の小説を見ると、社交界の話題は「ゴシップ、噂話」が多いようだ。


「スワンさんの新しい恋人のことご存知? 高級娼婦だともっぱらの評判ですわ」

「じゃあ、あの有名なサロンは殿方を集めるための罠でしたの? スワンさんがつまずくなんて・・・信じられませんわ」


「ここだけの話ですけど、ワイルドさん、少年愛で起訴されたとか、ご存知?」

「あら、両刀使いなんですの? ドリアン・グレイそのもの、インモラルですわ、監獄に閉じ込めるべきですよ」


パパラッチが大活躍する週刊誌ネタのような話題が社交界から陋巷までを席巻する。ゴシップを探して金儲けする人、それを楽しむ人が、レディー・ダイアナを殺し、ハリー王子を苦しませ、女王のご宸襟を悩ませる・・・これが表現の自由か? こういうネタを楽しむ人を古人は「下司」と言った。

「キチ〇イになるも下司になるなかれ」だな。


大宅壮一曰く「一億総白痴化」、世界中がさらに「銭ゲバ化」をプラスしている。「清貧」「矜持」「謙譲」「慈愛」なんて言葉は死語みたい。

少なくとも人間は成長していない。自由民主人権法治はこの100年で多少普及したくらいで、それも未だに脆弱だ。大昔から正論や正義、良識よりも「その時の気分、感情」で歴史は大きく動き、やがて「疲労と飢え」「理性と知性」でソフトランディングするのだろう。歴史はその繰り返しかもしれない。


書庫からオスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像画」を見つけ出して開いたらメモが出てきた。

「非核3原則、武器輸出3原則・・・自縄自縛のSMプレイ」

上手いなあ、ずいぶん以前から小生はマトモ(世間的には異端)だったんだなあと、変な気分である。無知無恥ジャポネを覚醒させる鞭は・・・これは世界共通で「戦争などの危機」だ。今はチャイナコロリのような中共への不信、嫌悪感で、やがてそれが高じると国民が一気に団結して「奴は敵だ、敵を倒せ」、誰も逆らえない「時代の空気」になる。


ジョン・スタインベックが米国を見つめた時代は1930年代の世界恐慌、それに続く自然災害の時期だから、彼の性格もあって作品は「真面目な話は暗くなる」式ばっかり。その中で「人間は、人生は、生きてみる価値はあるんだなあ」と思わせるのが掌編「朝めし」だ。

定住地を持たない(持てない)農場で働く最下層の貧しい季節労働者の朝餉を描いている。早朝、「私」は散歩に出る。ブラウニングの「春の朝」(上田敏訳)のような早朝だろう。

時は春、日は朝(あした)、朝(あした)は七時、

片岡(かたおか)に露みちて、

揚雲雀(あげひばり)なのりいで、

蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、

神、そらに知ろしめす。

すべて世は事も無し。


そんな春が待ち遠しいが、まだまだ肌寒い朝の話だ。


<田舎道に沿って歩いて行くとテントが見えた。そばの古錆びたストーブの裂け目からオレンジ色の炎が噴き出ていた。若い女が見えた、まだ娘と言っていい若さだった。赤ん坊は寒さから母親の胴着の中に頭をうずめて乳を吸っていることが分かった。

私はすぐ近くまで来ていたので、ベーコンを炒める匂いや、パンを焼く匂いなど、この上もなく温かくて、この上もなく喜ばしい、あの懐かしい匂いが漂ってくるのを嗅ぐことができた。


テントの垂が開いて若者と老人が出てきた。二人とも新しいダンガリーのズボンをはき、新しいダンガリーの上着を着ていた。どちらもするどい顔つきをした男たちで、二人ともよく似ていた。


「おはよう」と老人が言った。愛想がよくもなく、悪くもなかった。「おはよう」と私は言った。「おはよう」と若者も言った。


若い女は大きな荷箱の上に錫のコップを置き、錫の皿やナイフやフォークを並べた。それから炒めたベーコンの皿や、褐色の分厚いパンや、肉汁を入れた鉢や、コーヒーポットを並べた。

男たちは深く息を吸いこんだ。若者は低い声で「こいつはたまらねえ!」と言った。

老人は私の方を向いた。「朝めしは済んだのかい?」

「いや」


「そうかい、そんなら一緒に座んなよ」

私たちは荷箱のそばに行って、地べたに座った。

「お前さんも綿つみかね?」と若者は私に尋ねた。

「いや」

「俺たちは12日間以上も働いたんだ」と若者は言った。


若い女がストーブのそばから言った。「それで二人とも服を新調したんだよ」

二人の男は自分たちの真新しいダンガリーの服を見下ろして、ちょっと微笑した。


私たちはめいめいの皿に取り分けて、パンにベーコンの肉汁をかけ、コーヒーに砂糖を入れた。老人は口いっぱいに頬張って、グシャグシャと噛んでは飲み込んだ。「こいつはうめえや」そして、また口いっぱいに頬張った。

若者が言った。「俺たちはこれで12日間もうまいものを食ってるんだ」

みんな素早くがつがつ食い、お代わりをして、またがつがつ食った。そのうちに腹がいっぱいになり、体が暖かくなった。熱く苦いコーヒーが喉を刺激した。


日の光が色づいてきた。二人の男は東に向いていたので、顔が夜明けの光に輝いていた。老人の目の中に、山と、その向こうから射してくる光のイメージが映っているのを見た。

やがて二人の男はカップの中のコーヒーかすを地面に投げ捨てて、一緒に立ち上がった。「さあ、もう行かなくちゃ」と老人が言った。


若者は、私の方を振り向いた。「綿つみをやる気ながあるんなら、仕事の世話をしてもいいぜ」

「いや、私は行かなきゃならないんだ。どうもご馳走さま」


老人は、とんでもないというように手を振った。「いいんだ。よく訪ねてくんなすった」


彼らは一緒に歩いて行った。空気は東の山の端から射す光に温められようとしていた。


それだけのことなのだ。もちろん私にも、なぜそれが楽しかったのか、理由は分かっている。だが、そこには、思い出すたびにあたたかい思いに襲われるある偉大な美の要素があった>

スタインベックは貧しい人々に寄り添い、それはどうしても体制批判になりやすい。「重い」話になるから、読み方によっては共産主義思想にかぶれているようで「何かなあ」という読後感になる。


そのために評価は分かれているのだが、小生が一番好きな上記の「朝めし」は皆が文句なしに「いいね!」なのだという。


清貧、質素倹約、仕事、「欲少なく足るを知る。足るを知りて分に安んずる」生き方。今のような「あれも買いたい、これも食いたい」という肥大化するばかりの物欲に牛耳られたような生き方では死ぬまで餓鬼道みたい、最後の言葉が「もっとマスクを」だったり。


ャイナコロリは人類に「今の生き方でいいんですか」と考える時間を与えてくれたとも言える。アーミッシュと我々はどちらがまともなのか、とか、省察するのもいいのではないか。


以上は、小生を可愛がってくれた大先輩、寛大慈悲菩薩のような「シバヤン」から10年ぶりにメールをいただき、眠っていた「寛容」が目覚めたことによる論考である。(2020/4/5)

2020年04月06日

◆雀庵の「ヒッキー毛とフォニー習(17)」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/92(2020/4/4】ものすごい西風で屋上庭園の高さ4mの「スズメの塔」が倒れた。東風対策はしていいたが、西風で倒れるのは初めてで、防備の薄いところを風は襲うわけだ。


これは「想定外でした」と謝る場面だな。ストロボが光りシャッター音が機関銃の如く続く。パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ・・・CANONのカメラが多いみたい。NIKONは「カパシャ」だったと思うが。


「シャッター音は消せるけれど、無音だと盗撮が増えるから業界は自主規制しているのよ」とカメラマンが言っていた。電気自動車などもわざと音が出るようにしているらしい。気配もなくそばを車がピューっと通るというのはちょっとびっくりするからね。


小生は老化とともにどんどん無音無口になっており、食事とフロ、散歩の時以外は引きこもっている。孤独から「なにがしか」は生まれそうだが、お喋りからは「さえずりの同調感、一体感、安心感」は感じても、それ以外のものは得られそうもない。それなら自分や色々な国、職業の人、故人との対話の方が面白い。たとえば――


プーチンは「スラブ民族は絶対君主制でしか治められない」、習近平は「14億を民主主義で治めるなんて無理。13億のインドは民主主義でバラバラ。マキャベリだって、秩序がない自由な国より独裁国家の方がはるかにましだ、と言ってるぜ」とか。

「ABC予想って世界で10人ほどしか理解できない・・・俺は未だに電気の仕組みが分からない・・・それでも中共解体は支那人と世界に幸福をもたらすと知っている」とか。

孤独の方が生産的ではないか。孤独、内省から良きものが生まれる・・・まあ、こんなことを思いながら、えっちらおっちら踏ん張って、どこから攻められても「フェイルセーフでやったから、横倒しになることはあるまい」と2日がかりで「スズメの塔」を直し、スズメはいつものように遊んでいる。

北原白秋は「雀の生活」を書いている。解説にはこうあった。

<白秋の貧窮流浪時代。「寂しさに堪え、貧しさに堪えて」創作と推敲に打ち込む白秋を慰めたのが、住み替わる先々での雀でした>


そのうち読もう。スズメは身近な鳥だから結構多くの人が作品にしているようだ。孤独な人にはお勧めの鳥、見て良し、遊んで良し、食って良し・・・Oh,
my God!


「フェイルセーフ」、地震大国の日本では、建物は頑丈に造るが、1980年頃から、揺れても大丈夫な「耐震・制振・免震」技術が普及してきた。地震の力に対抗するのではなく、強風を受けた竹のように揺れ圧力を逃し、立ち直るというものだろう。スタビライザーみたいなものか。


民主主義国なら政権党がしくじれば、選挙で2番手だった党が政権党になったりして、国家を安定させる。米国の共和党と民主党、英国の保守党と労働党が有名だ。


中共には共産党と「民主党派」と呼ばれる8派があるが、ただの飾りだ。大体、国民は選挙権がない。毛沢東は党内規律は「民主集中制」だと言っているが、民主=自由な判断・発言、集中=党決定に従い団結するという原則だ。

どういうことかと言えば、


1)個人は組織に従う、2)少数は多数に従う、3)下級は上級に従う、4)全党員は中央に従う、ということ。

「これらの規律を破る者は党の統一を破壊するものであり、採択した決議を再討議することはできるが、行動の上では反対の態度を示してはならない」と脅している。


結局、トップが決めたことに従わない奴は破壊者、裏切り者、敵だということ。クチパクの自由、拍手する自由、完全に従う自由、つまり「無私の奴隷」だけが優秀な党員なのである。


今の日共も同じ。会議では反対意見がない、拍手だけ。反対しようものなら党籍剥奪で追放だ。殺されないだけ中共より進んでいるが、目糞鼻糞の類。

中共独裁帝国はすでに「世界の工場」としてピークは過ぎた。当初の1990年代に工員労賃は日本の5分の1、今は2分の1の13万円ほどだろう。一方でベトナムは上昇しているとはいえ4万円ほど。中共は「世界の工場」としてインフラが整っているとはいえ、「リスクヘッジでアジアでもう一つ工場を造ろう」となればベトナムなど新興国に向かわざるを得ない。

中共は14億パワーの市場としての魅力は大きいから現地生産の工場を置く必要はあるものの、これから新興国が市場としても有望になるからどうしても「次の工場はアジアに」となる。チャイナコロリのように中共の独裁体制はリスクが不安でもある。


米中の貿易戦争、米中対立は続くだろう。日本やEUも「中露から攻撃されたら米軍に助けてもらうしかない」から、中共との貿易は、特に安保に絡むハイテク分野では控えていくだろう。中共は14億の民を札束と言うかカネで黙らせてきたが、このままそれを続けることはできるのか、また、衣食足りて自由を知る、チャイナコロリで思い知った中共独裁の弊害への人民の不満は募るばかりではないか。

中共、正確には中共中央の習近平一派が求心力をなくしてこければ、もともとが北京語、上海語、広東語など言語・風俗が異なるうえに、軍閥など群雄割拠の民族だから、大混乱になりかねない。そうなる前に上海閥と共青団などは軍(利権集団)の5戦区のボスと団交して、「縄張りを15〜20ほどに分けて独立させ、総選挙で政体を決めさせる」と合意していた方がいい。

当然、有史以来初めてのことで混乱するだろうが、スイスやEUあたりが選挙指導員にでもなって監督すれば、なんとか血を見ずにソフトランディングするのではないか。

今は世界中がヒッキーで、もし暇ならシコシコと「武漢肺炎後の世界」を考えて見てはどうか。医療の方はトリアージで若い人を優先し、小生のような賞味期限切れは後回しで結構。次代のための礎になれれば御の字だ。


世界が中共を封鎖する・・・人民は人民による人民のための「本当の新中国」建設に向かうと信じたい(2020/4/4)