2020年08月27日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(60」

“シーチン”修一 2.0


Anne G. of Red
Gables/170(2020/8/22/土】出版界の寵児か異端児か、見城徹著「読書という荒野」読了。感想の第一は「見城は、突破者の心揺さぶられる生き方、死に方にとてつもなく同情、感動、共鳴する。その人が何をなしたかは別の話、という感じ」。


リングで燃え尽き、真っ白な灰になった「あしたのジョー」みたいな凄絶な生と死・・・それに感動して、自らもそう生きたい、死にたい、と見城徹は決意しているようだ。

彼そのものが Ken “Joe”Tohru
だな。実際、彼はボクサーを目指してトレーニングをしているのだろう、同著の表紙は彼のファイティングポーズだ。リングで、無謀にも、壮絶な打ち合いをし、そして灰になる・・・勝ち負けは二の次ぎ、三の次、のよう。



ボクサーを主人公にした「太陽の季節」で文壇エスタブリッシュの度肝を抜き作家デビューした石原慎太郎、「キンシャサの奇跡」で世界を震わせたモハメッド・リ・・・ボクシングは1950年生まれの見城(小生は1951年早生まれだから同学年)にとって、それは凄絶、壮絶な、男の、身近な、ひとつの生き方だった。

三島由紀夫の決起と自裁に感動し、日本赤軍の無差別テロにも感動する・・・思想は問わない、凄絶、壮絶な生き方、死に方こそが「男の道」「俺の道」というのが見城の価値観なのだ。

見城は出版界の常識、良識を覆す、度肝を抜くような奇想天外の編集者(廣済堂出版→角川→自立して幻冬舎設立)だったが、吶喊経験のない“新左翼挫折派”であることに負い目を感じ、それが仕事という戦場での「度肝を抜く」熱情、猛進になったのだろう。

小生は編集者兼記者・コピーライターで、「好きな仕事をして食えればいい」と、銭勘定や経営にはほとんど興味がなかった。楽な仕事ではなかったが、クライアントや読者が「いいね」と評価してくれれば「また頑張ろう」と喜ぶ「ほとんど趣味の世界」に満足していた。

大体、人(初対面の取材相手)に会うのが好きではないし、会話が苦手だ。取材は会話と違って、話を聞く、話させるのが大事だから、会話が下手でも、話を引き出し、相手の言いたい内容・核心を(上手く脚色して)書くことを心掛けた。

「自分は言った覚えはないけれど、一番言いたいことを伝えてくれた」と取材相手から喜ばれる記事。正道とかリアルではないかもしれないが、カメラマンだって被写体が一番輝くようにライティングする、フィルターを付ける、背景に洗濯物があれば避ける。まあ、そういう世界。

見城は惚れた作家と「毒を食らわば皿まで」、素っ裸で、命懸けで、とことん交わる編集者だったし、今もそうだろう。

編集という仕事は、辞書、学術書など、着手から何年、何十年もかかり、初版3000部を売り切るのに3年もかかったというような実に地味な仕事から、タレント本のようにたちまちベストセラーで何十万部、という派手な仕事もある。
編集者は元々が「文字にかかわる仕事をしたい」、縁の下でも「置かれた場所でそれなりに咲こう」という人が多い。才能と度胸と体力、それに「し損なった既成秩序への吶喊」がシャッフルされ、見城は文学という戦場で大将を補佐する名参謀というか、相棒、同志、時には先達、兄貴、ワルとして二人三脚で荒野を駆けずり回ったのだ。血だらけ、怪我だらけになって・・・

今の70歳前後は、団塊世代からちょっと遅れてきた、貧しさや就職難を知らない世代だ。1964年の東京五輪、ビートルズ、高度成長・・・遊ぶ余裕や、人生の選択肢があった。その分、「堅気はこう生きるべきだ」といった規範が大いに緩んで、「好きにしたらいい、ただ、それは自己責任でどうぞ」という空気が顕著になり始めた時代でもあった。

社会の規範とか人間同士のつながり、絆がどんどん緩んで、親子も夫婦も「個」にバラバラに分断されていくような「溶解の時代」・・・コロナ禍後の世の中はそれがさらに進むだろう。

それからのことは「舞台下手へ去る」小生には分からない。夏彦翁曰く「なったらなった、ならぬ昔には戻らない」。先が見えない、視界不良の時代・・・ボーっとしていると暗礁に乗り上げて船体真っ二つ、とか。

未来のビジョンを総合的に描いて、国民や世界に提示する動きがないようだが、それは多分、悲観的になるからなのか。それなら早めに公表し、対策を講じるのが筋だが、今さら公表するとパニックになりかねないのか。百家争鳴の議論が必要ではないか。



「朝雲」8/20「時の焦点 多くない米の『同盟国』」から。



<中国が相次いで打ち出した香港への「強権」政策に対し、米国はいくつかの制裁措置で対抗しているが、そこに米国の「同盟国」はほとんどいない。



例えば、西欧で最も強力でEUの輪番制議長国になったドイツ。メルケル首相は同問題で、中国政府と「対話と話し合いを続ける」と述べるにとどまっている。



香港問題のほか、新型コロナウイルスの隠蔽、国内少数民族の扱い、台湾への軍事的威嚇など、ドイツが中共一党支配という事実の重大さを軽視している印象だが、実際は最大の貿易相手国による「報復」への恐怖だろう。



中国における著しい人権侵害の実態に目を向けない有力政治家は同首相だけではない。中国政府は合意を尊重する公正な交渉相手と信じているふりをする政治家は他にも多数いる。



6月末にスイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会では、「香港国家安全維持法」の施行を27カ国が批判。一方、支持した53カ国の中にスペインがいた。



スペインの裁判所が2013年、中国の江沢民元国家主席や李鵬元首相らに、在任中にチベットでの虐殺に関与した容疑で逮捕状を出したことがある。数日後、中国外務省は「両国関係を害する」ことはしないようスペインに警告。スペイン政府は、同国国債の5分の1を保有し、有力な輸出先でもある中国の報復を恐れ、管轄権を制限する改革を直ちに実施した。



スペインのケースは比較的オープンだったから分かりやすい。その他の国の場合も、あれこれレトリックを駆使はするが、結局は「経済的報復」への恐怖だ。(カナダ、ニュージーランドも腰が引けた)



英国のジョンソン首相は、香港市民に英国市民権を付与する方策を提案するなど、極めて強硬な対中姿勢を示してきた。でも同時に「ある問題では厳しく対処するが、関与政策も継続していく」と曖昧なメッセージも発信する。



こうした「外交性」はまあ理解できる。特に、国内総生産(GDP)の大きな伸びや外交関係の安定が危機にさらされている時、経済大国・中国を公然と非難するのは容易ではない。



いずれにしろ、米国にとって対中問題で信頼できる「同盟国」は多くない。台湾、インド、イスラエルは貴重な例外で、事実上、米国だけである。(草野徹、外交評論家)>



「元さま命」、カネの力は偉大なり! 「野暮は言いっこなしだぜ、正義でメシが食えるか? うぶな小娘じゃあるまいし・・・好きヨ好きヨも芸のうち、別れる切れるはしゃぶりつくしてからの話よ、のう」



リアルは見ちゃダメ!の世界、ゆすりたかりも芸のうち、知らない振りをするのも大人の知恵ってか。最近の医者は「死ぬ権利? 冗談じゃねえよ、カネヅルに勝手に死なれたら困るんだよ、しゃぶり尽くすまでは患者の命は俺のもの」、エゲツナイないなあ、負けそう。



日本はどうするのか、「日本と印豪がサプライチェーン強化を模索、中国に対抗――関係者」(Bloomberg
2020年8月22日)から。



<日本とインド、オーストラリアは中国の支配力に対抗するため、より強力なサプライチェーン構築を模索している。日印の関係者が明らかにした。



内部の議論をメディアに話す権限がないとして匿名を要請した関係者によると、3カ国は「サプライチェーン・レジリエンス・イニシアチブ(SCRI)」の構築を協議している。現在は実務レベルでの協議だが、日本はある時点でより高いレベルでの協議に引き上げたい考えだと、日本の関係者は語った。



インド政府はこの計画について検討を進めており、参加の是非を近く決定する意向だと、関係者の数人が述べた。オーストラリア政府関係者はこの協議について確認を控えた>



サプライチェーンは「原料調達、製造、物流、販売といった一連の流れ」、レジリエンスは「困難で脅威を与える状況にもかかわらず上手く適応する過程や能力」、イニシアチブは「

主導、唱導」。



要は「中共の脅威に屈しない戦略戦術を日印豪で研究する」ということで、上手く合意できれば米英加台乳・アジア諸国とも手を結び、対中包囲網を作ろうということ。備えあれば患いなし、大いに結構だ。上手くいけば欧州などの対中姿勢も変わるだろう。



中共の8月の恒例イベント「北戴河会議」は、首席経験者など重鎮が参加する非公開の会議。今年は習近平が吊るし上げを嫌って開催を渋ったので見送られそうという報道もあったが、押し切られて開催された。



法輪功系の「看中国」2020年8月22日から。



<今年の北戴河会議は、党内闘争が激しく、習近平が包囲され、李克強が習近平に取って代わろうとしたようだ。(詳細は不明だが)習近平は強く批判されたに違いない。習近平は8月18日の洪水の後に(被害の小さい)安徽省に現れ、李克強は最も被害の大きかった重慶に現れ、北戴河会議後の最初の「衝突」と見なされた。



北戴河会議の前には、今年の会議の雰囲気は間違いなく荒れると見られていた。習近平は内外から攻撃されており、古参の長老たちがアメリカの使節たちと会って、中米関係などの問題について話し合ったと噂されていた。



また、李克強の頻繁な活動が最近、長老たちの黙認を受けたとの報道もある。李克強の政策は習近平と対立することが多く、党内には習近平の後継者に李克強を推す声が出ている。習近平を(名誉職の)国家元首にし、軍事委員会委員長の職も外す案も出ている。



北戴河の会談は対立が目立ったという。中米関係、香港問題、経済発展などの主要問題について、習近平と長老との間に大きな違いがあり、習近平はすべての派閥に包囲されたようだ>



「我に正義、彼にも正義」で戦争になり、やがて「勝者は正義、敗者は悪」ということになる。負けると酷い目に遭うからどうしても勝たなければならない。巨漢と戦うのなら熱戦より冷戦がいい。頑強な包囲網で巨漢が徐々に弱っていくようにする。



旨いものの味を知って肥満気味の漢族は文革時代のような粗食、エサには耐えられない。少なくとも習近平を排除し、緩やかに普通の国に転換していくのではないか。まあ、小生の勝手な期待だが、どうなるのやら・・・頭のいい方に教えてもらいたいものだ。

2020年08月26日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(60」

“シーチン”修一 2.0


Anne G. of Red
Gables/170(2020/8/22/土】出版界の寵児か異端児か、見城徹著「読書という荒野」読了。感想の第一は「見城は、突破者の心揺さぶられる生き方、死に方にとてつもなく同情、感動、共鳴する。その人が何をなしたかは別の話、という感じ」。


リングで燃え尽き、真っ白な灰になった「あしたのジョー」みたいな凄絶な生と死・・・それに感動して、自らもそう生きたい、死にたい、と見城徹は決意しているようだ。

彼そのものが Ken “Joe”Tohru
だな。実際、彼はボクサーを目指してトレーニングをしているのだろう、同著の表紙は彼のファイティングポーズだ。リングで、無謀にも、壮絶な打ち合いをし、そして灰になる・・・勝ち負けは二の次ぎ、三の次、のよう。



ボクサーを主人公にした「太陽の季節」で文壇エスタブリッシュの度肝を抜き作家デビューした石原慎太郎、「キンシャサの奇跡」で世界を震わせたモハメッド・リ・・・ボクシングは1950年生まれの見城(小生は1951年早生まれだから同学年)にとって、それは凄絶、壮絶な、男の、身近な、ひとつの生き方だった。

三島由紀夫の決起と自裁に感動し、日本赤軍の無差別テロにも感動する・・・思想は問わない、凄絶、壮絶な生き方、死に方こそが「男の道」「俺の道」というのが見城の価値観なのだ。

見城は出版界の常識、良識を覆す、度肝を抜くような奇想天外の編集者(廣済堂出版→角川→自立して幻冬舎設立)だったが、吶喊経験のない“新左翼挫折派”であることに負い目を感じ、それが仕事という戦場での「度肝を抜く」熱情、猛進になったのだろう。

小生は編集者兼記者・コピーライターで、「好きな仕事をして食えればいい」と、銭勘定や経営にはほとんど興味がなかった。楽な仕事ではなかったが、クライアントや読者が「いいね」と評価してくれれば「また頑張ろう」と喜ぶ「ほとんど趣味の世界」に満足していた。

大体、人(初対面の取材相手)に会うのが好きではないし、会話が苦手だ。取材は会話と違って、話を聞く、話させるのが大事だから、会話が下手でも、話を引き出し、相手の言いたい内容・核心を(上手く脚色して)書くことを心掛けた。

「自分は言った覚えはないけれど、一番言いたいことを伝えてくれた」と取材相手から喜ばれる記事。正道とかリアルではないかもしれないが、カメラマンだって被写体が一番輝くようにライティングする、フィルターを付ける、背景に洗濯物があれば避ける。まあ、そういう世界。

見城は惚れた作家と「毒を食らわば皿まで」、素っ裸で、命懸けで、とことん交わる編集者だったし、今もそうだろう。

編集という仕事は、辞書、学術書など、着手から何年、何十年もかかり、初版3000部を売り切るのに3年もかかったというような実に地味な仕事から、タレント本のようにたちまちベストセラーで何十万部、という派手な仕事もある。
編集者は元々が「文字にかかわる仕事をしたい」、縁の下でも「置かれた場所でそれなりに咲こう」という人が多い。才能と度胸と体力、それに「し損なった既成秩序への吶喊」がシャッフルされ、見城は文学という戦場で大将を補佐する名参謀というか、相棒、同志、時には先達、兄貴、ワルとして二人三脚で荒野を駆けずり回ったのだ。血だらけ、怪我だらけになって・・・

今の70歳前後は、団塊世代からちょっと遅れてきた、貧しさや就職難を知らない世代だ。1964年の東京五輪、ビートルズ、高度成長・・・遊ぶ余裕や、人生の選択肢があった。その分、「堅気はこう生きるべきだ」といった規範が大いに緩んで、「好きにしたらいい、ただ、それは自己責任でどうぞ」という空気が顕著になり始めた時代でもあった。

社会の規範とか人間同士のつながり、絆がどんどん緩んで、親子も夫婦も「個」にバラバラに分断されていくような「溶解の時代」・・・コロナ禍後の世の中はそれがさらに進むだろう。

それからのことは「舞台下手へ去る」小生には分からない。夏彦翁曰く「なったらなった、ならぬ昔には戻らない」。先が見えない、視界不良の時代・・・ボーっとしていると暗礁に乗り上げて船体真っ二つ、とか。

未来のビジョンを総合的に描いて、国民や世界に提示する動きがないようだが、それは多分、悲観的になるからなのか。それなら早めに公表し、対策を講じるのが筋だが、今さら公表するとパニックになりかねないのか。百家争鳴の議論が必要ではないか。



「朝雲」8/20「時の焦点 多くない米の『同盟国』」から。



<中国が相次いで打ち出した香港への「強権」政策に対し、米国はいくつかの制裁措置で対抗しているが、そこに米国の「同盟国」はほとんどいない。



例えば、西欧で最も強力でEUの輪番制議長国になったドイツ。メルケル首相は同問題で、中国政府と「対話と話し合いを続ける」と述べるにとどまっている。



香港問題のほか、新型コロナウイルスの隠蔽、国内少数民族の扱い、台湾への軍事的威嚇など、ドイツが中共一党支配という事実の重大さを軽視している印象だが、実際は最大の貿易相手国による「報復」への恐怖だろう。



中国における著しい人権侵害の実態に目を向けない有力政治家は同首相だけではない。中国政府は合意を尊重する公正な交渉相手と信じているふりをする政治家は他にも多数いる。



6月末にスイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会では、「香港国家安全維持法」の施行を27カ国が批判。一方、支持した53カ国の中にスペインがいた。



スペインの裁判所が2013年、中国の江沢民元国家主席や李鵬元首相らに、在任中にチベットでの虐殺に関与した容疑で逮捕状を出したことがある。数日後、中国外務省は「両国関係を害する」ことはしないようスペインに警告。スペイン政府は、同国国債の5分の1を保有し、有力な輸出先でもある中国の報復を恐れ、管轄権を制限する改革を直ちに実施した。



スペインのケースは比較的オープンだったから分かりやすい。その他の国の場合も、あれこれレトリックを駆使はするが、結局は「経済的報復」への恐怖だ。(カナダ、ニュージーランドも腰が引けた)



英国のジョンソン首相は、香港市民に英国市民権を付与する方策を提案するなど、極めて強硬な対中姿勢を示してきた。でも同時に「ある問題では厳しく対処するが、関与政策も継続していく」と曖昧なメッセージも発信する。



こうした「外交性」はまあ理解できる。特に、国内総生産(GDP)の大きな伸びや外交関係の安定が危機にさらされている時、経済大国・中国を公然と非難するのは容易ではない。



いずれにしろ、米国にとって対中問題で信頼できる「同盟国」は多くない。台湾、インド、イスラエルは貴重な例外で、事実上、米国だけである。(草野徹、外交評論家)>



「元さま命」、カネの力は偉大なり! 「野暮は言いっこなしだぜ、正義でメシが食えるか? うぶな小娘じゃあるまいし・・・好きヨ好きヨも芸のうち、別れる切れるはしゃぶりつくしてからの話よ、のう」



リアルは見ちゃダメ!の世界、ゆすりたかりも芸のうち、知らない振りをするのも大人の知恵ってか。最近の医者は「死ぬ権利? 冗談じゃねえよ、カネヅルに勝手に死なれたら困るんだよ、しゃぶり尽くすまでは患者の命は俺のもの」、エゲツナイないなあ、負けそう。



日本はどうするのか、「日本と印豪がサプライチェーン強化を模索、中国に対抗――関係者」(Bloomberg
2020年8月22日)から。



<日本とインド、オーストラリアは中国の支配力に対抗するため、より強力なサプライチェーン構築を模索している。日印の関係者が明らかにした。



内部の議論をメディアに話す権限がないとして匿名を要請した関係者によると、3カ国は「サプライチェーン・レジリエンス・イニシアチブ(SCRI)」の構築を協議している。現在は実務レベルでの協議だが、日本はある時点でより高いレベルでの協議に引き上げたい考えだと、日本の関係者は語った。



インド政府はこの計画について検討を進めており、参加の是非を近く決定する意向だと、関係者の数人が述べた。オーストラリア政府関係者はこの協議について確認を控えた>



サプライチェーンは「原料調達、製造、物流、販売といった一連の流れ」、レジリエンスは「困難で脅威を与える状況にもかかわらず上手く適応する過程や能力」、イニシアチブは「

主導、唱導」。



要は「中共の脅威に屈しない戦略戦術を日印豪で研究する」ということで、上手く合意できれば米英加台乳・アジア諸国とも手を結び、対中包囲網を作ろうということ。備えあれば患いなし、大いに結構だ。上手くいけば欧州などの対中姿勢も変わるだろう。



中共の8月の恒例イベント「北戴河会議」は、首席経験者など重鎮が参加する非公開の会議。今年は習近平が吊るし上げを嫌って開催を渋ったので見送られそうという報道もあったが、押し切られて開催された。



法輪功系の「看中国」2020年8月22日から。



<今年の北戴河会議は、党内闘争が激しく、習近平が包囲され、李克強が習近平に取って代わろうとしたようだ。(詳細は不明だが)習近平は強く批判されたに違いない。習近平は8月18日の洪水の後に(被害の小さい)安徽省に現れ、李克強は最も被害の大きかった重慶に現れ、北戴河会議後の最初の「衝突」と見なされた。



北戴河会議の前には、今年の会議の雰囲気は間違いなく荒れると見られていた。習近平は内外から攻撃されており、古参の長老たちがアメリカの使節たちと会って、中米関係などの問題について話し合ったと噂されていた。



また、李克強の頻繁な活動が最近、長老たちの黙認を受けたとの報道もある。李克強の政策は習近平と対立することが多く、党内には習近平の後継者に李克強を推す声が出ている。習近平を(名誉職の)国家元首にし、軍事委員会委員長の職も外す案も出ている。



北戴河の会談は対立が目立ったという。中米関係、香港問題、経済発展などの主要問題について、習近平と長老との間に大きな違いがあり、習近平はすべての派閥に包囲されたようだ>



「我に正義、彼にも正義」で戦争になり、やがて「勝者は正義、敗者は悪」ということになる。負けると酷い目に遭うからどうしても勝たなければならない。巨漢と戦うのなら熱戦より冷戦がいい。頑強な包囲網で巨漢が徐々に弱っていくようにする。



旨いものの味を知って肥満気味の漢族は文革時代のような粗食、エサには耐えられない。少なくとも習近平を排除し、緩やかに普通の国に転換していくのではないか。まあ、小生の勝手な期待だが、どうなるのやら・・・頭のいい方に教えてもらいたいものだ。


2020年08月25日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(59」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/169(2020/8/21/金】早朝から凄まじい日射し、コロナ+熱中症で老人はバタバタ倒れそうだ。地域の防災拡声器は「光化学スモッグ発生、外出は控えろ」と注意喚起している。

多摩川べりでは若い男がパンツ一丁で日光浴、まるで魚の干物を作っているみたい。哀しからずや 肌を焼く君・・・真っ黒になるといいことがあるのかなあ。それを見ながらチャリ散歩しているチョンマゲヂヂイ・・・小生も異常だが、多動児だから遊弋しないと死んじゃうので・・・

半ズボンだけで自転車を駆ったりジョギングする男は結構いる。日光浴=健康という信者だろうが、マゾ、自虐趣味のように恍惚しているような、ふらふら、へろへろ、汗だらだらで歩く人も見かける。行旅死亡人になりそう。

かっこいい黒のウェアを着たサイクリストも多いが、最近はサドルの後ろに赤の点滅ランプをつけるのが流行っているようで、まるで「令和版ホタル族」、笑っちゃう。

<夜、光りながら飛んでいるゲンジホタルはほとんどがオスです。メスは草や木の葉にじっととまって、小さな光を出しています。光り方には、プロポーズのための光、刺激された時の光、敵を驚かせるための光の3種類あると言われています。

ホタルが近くにいて光らない場合、軽く息を吹きかけてみてください、刺激されて光ります>(キヤノンサイエンスラボ・キッズ)



習近平・中共に西風の風が強く当たり始めた。彼らは赤く光るか、光らないか、光ってもやがて消えるか・・・

安田一悟(やすだ いちご、1949年-
)氏はユニークなキャラだ。「岡山県出身の著述家。京都産業大学中国語科卒業。『幸福の科学』に設立時から参加していた古参の信者、同教団の教義などとノストラダムス予言を関連付けた解釈書を執筆」(したらしい)。

この世代は全共闘世代と重なり、毛沢東の文化大革命に影響されて「日本マルクス・レーニン主義者同盟」(ML同盟)あたりに巣くっていた人が少なからずいる。「われらの内なる差別
日本文化大革命の戦略問題」を書いた津村喬(たかし)を始め、病膏肓、人民帽をかぶる人も多かった。

安田氏は中国語科専攻なら「文革の夢」を見たのかもしれない。挫折し、除染し、反共に転じた若者の一人だったのかどうかは分からないが、「共産主義を学び、激しく憎悪している」しっかりした論客であることは確かだ。氏の2019/11/12
の論考から。

<米中貿易戦争で、「中国がアメリカの農産物を大量に購入する代わりに、関税を引き下げるという段階的な一部合意が成立するのではないか?」と言うことで、株価が上がり始めた。しかし一部合意がなされたところで米中貿易戦争が終わるわけではない。

むしろ香港やウィグルの人権問題が起こっているし、5Gなどのハイテク覇権戦争は拡大していて、長期戦の様相を示している。

習近平主席は、2018年11月から「自力更生論」や「持久戦論」や「新長征論」を打ち出している。長期戦に耐えて、相手を揺さぶり、最後には勝つという戦略で、これらはすべて毛沢東の「人民戦争論」の焼き直しである。

習近平は、トウ小平の「改革開放」による経済路線を捨てて、毛沢東の「先軍政治」の強硬路線に回帰しようとしている。10月1日の中国建国70周年記念日の軍事パレードの誇示は、その現れでもあろう。

「長征」とは、毛沢東の紅軍が、国民党軍の掃討から逃れて、江西省の井崗山を発って約15万の紅軍を率い、陝西省の延安に辿り着く逃避行のことである。

その間に国民党軍が日本軍と戦争し始めたおかげで、紅軍が漁夫の利を得て、国民党軍に勝って建国できたのである

この長征の教訓を生かして、時間稼ぎをしながら、トランプが2020年の大統領選で落選するのを待とうとしているのだ。

毛沢東が建国した中華人民共和国で、数百万人が粛清され、58年からの大躍進政策の失敗で、約3000万人が餓死し、66年からの文化大革命によって約2000万人が反革命分子として粛清された。

76年の毛沢東の死後、トウ小平は復権し、「毛沢東のような独裁者が再び現れないようにするために」82年に「憲法改正」して、国家主席を任期制とした。

だが習近平が国家主席になると、2018年3月に再び「憲法改正」して国家主席の任期を撤廃、毛沢東のような終身の独裁者になってしまった。

習近平を「偉大な領袖」「英明な領袖」「習近平思想は我々の灯台だ。進むべき道を指し示す北斗星だ」と、神格化を図るのは中国共産党の勝手だが、「世界の人民に愛されている」とは言い難い。むしろ恐れられていると言ったほうが正確である。

果たして習近平は、その毛沢東戦略で、トランプ政権との覇権戦争に勝つことができるであろうか? それは、はなはだ疑問である。戦略家のルトワックが指摘しているように、中国は、自滅への道を突き進んでいるようだ>

1980年頃、トウ小平の改革開放で中共は外国人旅行者の誘致をスタートした。外貨を稼ぐためだが、「受入れ態勢がないから」という理由で旅行先は北京、上海、広州、南京、杭州、桂林、蘇州、昆明、ウルムチあたりと三峡クルーズ寄港地に限られ、それらは「開放都市」と呼ばれていた。

当初はガイド付きの団体旅行、パッケージツアーのみで、個人で勝手に旅行することはできなかった。見せたくない場所が多かったのだ。開放都市でも大人は男女ともに人民服だったが、田舎の農民はずいぶん貧相な恰好、貧しい生活ではなかったか。

今でも中共にとって見せたくない、不都合なところ、例えばチベット、新疆ウイグル自治区、内モンゴルなどは許可制で、つまり高額なカネを払い、中共にとって不都合なことは公表しないという約束をし、中共の監視員同行ならOKという地域はゴマンとあるだろう。

つまり日本や世界の報道機関が取材できない場所だらけというのが中共で、習近平とその一派が君臨する限り、開放都市はどんどん少なくなるだろう。習近平にとっては改革開放以前、毛沢東時代の世界に屹立する異形の「中共独裁帝国」への先祖返り、そして毛沢東もできなかった世界制覇が「夢」なのだ。

習の夢 世界の悪夢 やなこった 早めの駆除で 被害最小



論語「堯曰第二十」にこうある。「堯曰 咨爾舜 天之暦數在爾躬 允執其中 四海困窮 天禄永終」

<堯(ぎょう)曰く、咨(ああ)爾(なんじ)舜(しゅん)、天の暦数、爾の躬みに在り。允(まこと)に其(そ)の中(ちゅう)を執れ。四海困窮せば、天禄永く終わらんと>

堯帝が天子の位を舜帝に譲られたとき、言われた。「ああ、汝、舜よ。天命いまや汝の身に下って、ここに汝に帝位をゆずる。よく中道をふんで政を行なえ。もし天下万民を困窮せしめることがあれば、天の恵みは永久に汝の身を去るであろう」(下村湖人「現代訳論語」)

為政者は「中道たれ、天下万民を泣かすな」ということ。毛沢東は独裁統治に不都合だから批林批孔キャンペーンで孔子「論語」を追放し、習近平は「毛語録読みの論語知らず」だから為政者の「初めの一歩」さえ知らない。

古人曰く「なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり」。14億もの民がいても憂国の志士は「永遠のゼロ」か。それでは永遠に軽侮されるだけ、それでいいのですかと問いたい。

2020年08月24日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(58」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/168(2020/8/20/木】早朝は涼しかったので、2週間ぶりにクーラーを止めて窓を開け放ったが、6時半には咬みつくような日射し、いやはや、恐れ入り谷の鬼子母神。夏子、カンニンや、燃え過ぎ・・・


春夏秋冬があるのはいいものだ。四季の概念は支那(隋、唐の後の宋=960〜1279年)由来だそうで、日本は平安時代。“支那大学”卒みたいな紫式部、清少納言らが「あら、素敵、おしゃれ!」と「四季」に飛びつき、大いに普及させたに違いない。

その過程で、梅雨、初夏、盛夏、晩夏、初秋、晩秋、厳冬などの表現も生まれ、これらが日本人の繊細なメンタリティを育てていったのだろう。

四季がはっきりしている国はあまりない。欧州、支那、日本、北米、豪州、南アという、赤道と極地の間の中緯度あたりのようだ。

ロシア(サンクトペテルブルグ)はウンザリするほどの長い冬(晴れれば美しい銀世界)と、短くて汚い雪溶けの春(グチャグチャ)、短い夏(暑くても25度)、黄金色の美しい短い秋が特徴とか。

トルストイ、ドストエフスキー、ソルジェニーツィンなどを読むと陰陰滅滅な印象を受けるが、引き籠りせざるを得ない長い冬がロシア文学に影響したのだろう。

一方で欧州、支那、日本、北米は明るいものから暗いものまで多彩な文学を生み出している。気候は国民性、民族性に大きな影響を与えると言えそうだ。

共産主義独裁国家はソ連製で、中共はスターリンが創って毛沢東が育てた独裁国家だ。モスクワも北京も長い冬で、人間自体も陰性になるのか、油断がならない感じ。共産主義独裁下では本心を明かすと刑務所行きになったりするから、普段は顔の表情まで硬直し、あるいは演じているように見える。

袴田茂樹・青学/新潟県立大学名誉教授の「繰り返す歴史、露認識は甚だ迂闊」(産経「正論」2020.8.19)はとても勉強になった。

<1967年から、ブレジネフ時代のソ連の大学院に5年留学した。ソ連は共産党独裁の国家主義の権化のような国だった。社会主義国は何(いず)れも、国家や国境は絶対的で、ベルリンの壁が示すように密出入国は警備隊に殺されても当然の行為だった。この超国家主義には強烈なカルチャーショックを受けた。

しかし暫くソ連生活を経験する中で、社会の全く別の側面も見えてきた。ソ連社会は共産党に管理し尽くされた社会の正反対で、国民は「法とか規則は潜(くぐ)り抜けて生きるのが生活の知恵」と心得て、よく言えば「自由」、有体(ありてい)に言えば勝手放題の生き方をしていた。


ソ連国民は勝手放題だからこそ過剰な統制が必要で、だから庶民はそれを潜るという悪循環社会だった。露人が法や規則を潜るのは、帝政時代、ソ連時代も今日も変わらない


90年前後、冷戦が終焉し、ソ連邦や社会主義陣営も崩壊した。当時は「グローバル主義」全盛の時代で、EUでは「自由と民主主義が今後は世界に広がり、安全保障の脅威はなくなり、21世紀には国民国家とか国家主権、国境、領土そして外交なども博物館行きとなる。ロシアや中国は帝国主義の野心を放棄した」との理想論が一般化した。

しかし現実は、南シナ海、東シナ海そしてEUそのものが、理想とは正反対の方向に向かっているのは説明不要だろう。国家、国境、領海はよりリアルになってきた。

多くの日本人が露について理解していないことがある。それは、プーチン大統領も典型的な露人として、「国際法とか条約などは潜り抜けるのが、また利用できる時には最大限利用するのが政治の知恵」と心得ていることだ。「平和条約交渉」の疑似餌は利用できる場合は最大限利用する。


しかし、2島といえど返還の意図は全くない。経済協力や善隣条約などで信頼関係を深めれば露が譲歩すると考えるのは、あまりにもナイーブだ。日本政府は敗戦直前に、スターリンに甘い幻想を抱き、日米和平の仲介を依頼しようとした。当時の東郷茂徳外相が後に「ソ連側の意図を想像し得なかったのは甚だ迂闊だった」と手記で述べたのを想起させる。戦後75年、歴史は繰り返す>

共産主義独裁下の国民は、表の顔・言葉と、裏の顔・本心が全く違う、自分の利益(出世、カネ)が最優先、平気で騙す、裏切る、嘘をつく・・・そうしなければ生きていけない社会なのだ。日本も世界も、最低限、これくらいは知っておくべきだが、知りたくない人が多過ぎて(人間は理ではなく目先の利で動く)・・・


ゴルバチョフ(最後のソ連大統領)は2010年にTV番組に出演してこう回顧している。

<ソ連共産党の書記長が3人、相次いで亡くなっていました。社会にはただもう不満が鬱積していました。年老いた病身の幹部たち。彼らの多くは、幹部になったときにすでに病気でした。

私が書記長になったとき、共産党中央委員会には、健康な人はもうほとんどいませんでした。国をこんな状態に放置しておくことはできない、と私は思いました。

ソ連では、大事なことは何でも台所で起きるのです。つまり、親しい同士が集まって、こっそりと本音で語り合ったのですね。

人々は不満でした。巨大なポテンシャルを秘めた国が、ごく簡単な問題を解決できないでいる。歯磨き粉、石鹸、トイレットペーパーなんかを作るのが問題だなんて?

当時、女性のストッキングの品薄に関する問題を解決するために、イワン・ワシリエヴィチ・カピトーノフ(ソ連の政治家で、中央委員会書記などを務めた)が率いる委員会ができたのです! こんなこと想像できますか?


つまり、ソ連のシステムは実際には機能していませんでした。個々人が意思決定のプロセスから外されていたために、機能しなかったのです。


もちろん私は、すべての人が中央委員会に入るべきだったなどと言っているわけではありません。人々は、発言する可能性を持たねばならず、グラスノスチ(情報公開)が必要だと言っているのです。

しかし、この国では誰かが辛辣な小話(アネクドート)を口にしただけで、どこかへ「再教育」に送られる。それも長い間だ。こんな国にグラスノスチはあり得ません。

人々はもうこんな生活は御免だと思っていました。この国民は教育があるのですからね。そして、あのフレーズが生まれました。「これ以上、こんな風に生きていくことはできない」。国は、自由の欠如で息が詰まりそうでした>(ロシア・ビヨンド2020年8月19日)

ソ連国民は「法とか規則は潜(くぐ)り抜けて生きるのが生活の知恵」と心得て耐えてきたが、遂にモノ不足には耐えられなかった。中共の人民は「上に政策あれば下に対策あり」「カネを稼いで好きに暮らせればいい」と自由、民主、法治、人権は別世界のことととやかくは言わなかった

ところが、このところの中共の事情はずいぶん違ってきた。米国による経済制裁、武漢ウイルス、インドとの衝突などに続いて、長期の大雨による洪水被害は甚大で、虫害もあって食糧事情は悪化しそうだ。習近平は「贅沢は敵だ」と人民の胃袋に手を突っ込み始めた。


イザという時に彼に逆らう敵を叩く軍の統帥権をめぐって、反習勢力が「中共中央=習近平一派(憲法の上に君臨)ではなく、現場の行政府に移管すべきだ」と言い始めたようである。

習近平一派は「敵対勢力は『軍の非党化、非政治化』と『軍隊の国家化』を大々的に宣伝しており、軍隊を党から分離させようとしている」と恫喝し、とりあえず反習勢力を抑え込んだようだ(国営新華社通信電子版8/14「なぜ人民軍隊に対する党の絶対的な指導制度を揺るがしてはならないのか」エポックタイムスから)

宮崎正弘氏曰く「中国王朝が交代する前には、大災害と民衆の反乱が必ず起こる。水害、干ばつ、地震、蝗害(イナゴの害)などで、疫病や飢饉が蔓延し、死者が大量発生する。おびただしい流民の群れに、盗賊、強盗団、流賊が出現し、軍閥を形成する


この機会に便乗した外国軍が侵入してきたり、軍事クーデターが起こりやすい。こうしたパターンが繰り返されてきたのが中国の歴史である」(zakzak
2014/3/26


内憂を外患に転嫁することで国民の結束を図るのは昔からよくある戦略だ。FDRルーズベルトは日本を挑発し、最初の一発を撃たせることで米国を世界大戦に導き、世界覇権を成功させた。

毛沢東は「核戦争で人口が半分になってもいい、まだ3億もいる、大体我が国は人口が多過ぎる」と豪語した。

毛に心酔している習近平も「半分になってもまだ7億もいる。米国はニューヨークとロスを失うことに耐えられまい、核戦争になれば俺の勝ち、世界制覇だ」と思っているから、対米戦争を恐れていない。

今、習近平が一番恐れているのは人民の巨大な反乱である。反中包囲網、経済封鎖は反乱、内戦、自滅を促すだろう。今は千載一遇の機会だ。倒しますか、それとも倒されますか? プーチンを抱き込む方策を考えておくべきだ。


2020年08月23日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(57」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/167(2020/8/19/水】日射しは強烈だが、お盆過ぎになると空気が何やら秋めいてきた。早朝や木陰はそこそこ爽やかで、川沿いの緑のトンネルのようなところをチャリ散歩すると軽井沢の気分、エドゥアール・マネの「草上の昼食」みたいな光景があっても「あ、すみません、通ります」、違和感がない。



「あの女、随分太ってたなあ、何食ってるんだ?」



多くのものが自然に溶け込んでいる感じ。自然との一体感とか・・・心が落ち着く。



緑いっぱいの石垣の堀をきらきら、くねくね流れる水・・・チマチマした美しい景色に感動するのは、やはり日本人だからかもしれない。荒々しいとか、豪快とか、スケールの大きな景色は日本にはなさそうで、日本の風土の穏やかさが、美しいもの、可愛らしいもの、儚いものを好ましく思う国民性を育んでいったのだろう。



荷風は“おフランス”を憧憬したが、その比較で東京を侮蔑しながらも銀座、浅草界隈が大好きだった。フランスには二度と行かなかったが、銀座、浅草は毎日行かないと息も絶え絶えの様子。醜女(しこめ)の深情けとか、薄汚い陋巷に素朴な情愛、儚い美を見つけた時の感動が何よりも荷風を感動させた。



小生がシドニーで一番感動したのは、オフィス街の昼下がり、OLが裸足で道路を歩いているのを発見した時だった。飾らない、のびのびした、おおらかな国民性・・・当時は中国系やアジア系の移民が目立ち、ナンカナーという気がしたのだが、この「裸足のOL」を見て、「きっと豪州の国民はおおらか、寛大なのだろうなあ」と思ったものである。



小生がせっせと人通りの少ない裏道を散策するのも、感動や美を発見して、ひと時の慰謝を得るためである(荷風っぽい表現)。いいなあ、美しいなあ、いい国だなあ、と思うのは実に爽快だ。



豪州人は今、ようやく老獪な中共の「国盗り物語」に気づき、それまで中共の善意だと思っていたことが「静かなる侵略」だった、裏切られたと警戒を強めるようになった。大英帝国の勇猛果敢なジョンブルの「武」の魂が今、よみがえってきたよう。



先の大戦で日本軍は特殊潜航艇でシドニー湾も攻撃したが、小生が同地を訪ねた際にこの攻撃で散華した日本兵の勇気を讃える展示会を見る機会があった。豪州は、戦時にあっては敵、平時にあっては友、という「尚武」の心を弁えた国なのだ。



中共の脅威に直面している我々は、勇猛果敢な諸国と連携し、中共包囲の長城作戦を進める秋(とき)である。



東洋の 平和を乱す 支那赤匪 撃ちてし止まむ 大和魂



我ながらなかなかいい歌だと思うが、現実は、



老いたれど 銃後は嫌だ 前線へ 我を助けよ 腰痛ベルト



覇気あれど 足手まといに なりそうで 靖国行きは 夢のまた夢



死してなお 護国の鬼と なりたくも 気力ばかりで ただ焦るのみ



ああ、戦死は老人の夢のまた夢、勝ち戦での戦死なんて奇跡に近いだろう。せめて最後は立派にご奉公したいと思っても、「まあまあ、ヂイサン、その気は良し、されど歩くのがやっと、走れもしないでしょ、留守を預かってくれるだけでいいからね、そこがね、ヂイサンの戦場だよ」と諭されたり。



遅れてきた老人、か。笑うべし、悲しむべし・・・舌戦で後方支援するしかないようだ、置かれた場所で咲きませう。嗚呼



【措置入院 精神病棟の日々(189)2017/1/28】産経抄が桂内閣を糾弾した尾崎行雄の言葉を紹介している。「彼らは玉座をもって胸壁となし、詔勅をもって弾丸に代えて政敵を倒さんとするもの」、安倍総理が26日の国会でそれを引用したという。



民進党は韓流そっくりに陛下のお言葉を引用して「十分忖度、しっかり忖度」などと言っているそうだ。韓国の忖度政治は見るも無残な自壊中だ。民進党も同じ道を辿るだろう。



「外国人労働者 初の100万人 技術者など増加」。総人口の1%未満だが、これは労働ビザの滞在者だろう。不法労働者を含めると2%、250万人ほどは外国人労働者のようである。



囚人の20%は外国人で、国籍別のトップは中国人、さすがに「偉大なる民族」だ。



中華圏では27〜2月2日まで春節。旅行先はタイや日本が人気だという。タイは仏教を信奉する穏やかな国柄であり、戦中も日泰は同盟していた。タイに惹かれる日本人も多く、先輩は無償でタイの魅力をアピールしていた。小生もタイのプロモーションビデオを創ったっけ。



4月からタバコが30円値上げされ、300円で買えるのは貧困層向けのゴールデンバットだけになった。JTは事実上今でも国営企業だから独占商売、競争がほとんどない実にオイシイ職場だ。愛煙家は肩身の狭いを思いをし、JTはのびのびと仕事をしている。人気の就職先だろう。



病院のある丹沢山系南の一帯は葉タバコ農家が多く、収穫期には手がべとべとになったというが、リスクの少ない換金作物なので農家はずいぶん潤ったそうだ。「今日も元気だ、タバコがうまい」の時代はすっかり終わってしまった。世界のタバコメーカーは後進国市場に活路を見出しているようだ。



16世紀以降、新大陸から万能薬として欧州、アジアにもたらされ、珍重されたタバコは、今、諸悪の根源として駆逐されつつある。随分だなあ、と思うが、まあ世の中、こんなものか。



13:00、カミサン来、会計、薬受領、医師、ケースワーカー、ナースからアドバイスを受け、15:00病院発。車内では途切れることなくアーダコーダ言うので、「脳ミソが回復していないから、今は考えられない」と言ったら静かにしてくれた。



16:10、帰宅。3か月ぶりで、まるで他人の家みたい。小生の隔離室になった3Fの15畳間はきれいに片付いており、PCは使えるようになっていた。

・・・



読者諸兄、この「措置入院 精神病棟の日々」シリーズは、第一章が「病棟編」、第二章が「政治編」で、これは本号でようやくお仕舞。第三章は「読書編」を予定していましたが、世の中が「天下動乱」の雲行きなので、暫く休筆します。



「中共崩壊へのシナリオ」はこれからも連載します。ご参考になれば幸甚です。

2020年08月21日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(56」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/166(2020/8/18/火】やたらと雨が降った梅雨が明けて喜んだが、今度はすさまじい日差しの真夏日が続いて、ここ2週間、我が隔離室はクーラーつけっぱなしだ。



室内は終日28.5度、湿度50%に設定。腰痛緩和ベルト、パンツ一丁という、何ともエゲツナイというか、野趣あふれるというべきか、御維新の頃の人足ファッション。小生の頭はチョンマゲだから、まるでビゴーのスケッチそのもの。



彼がタイムスリップして小生を見たら「Les vêtements d'été de l'homme japonais
sont les mêmes qu'il y a 100 ans,
incroyable!」日本人男の夏服は100年前と同じ、信じられない!と大いにショックを受けただろう。



まあ、フランス農民は今でも抗議デモで糞尿をばらまくから(殴り合うドイツ人、火付け強盗のアメリカ人より遥かにマシではあるものの)100年200年程度では国民性とか民族性は変わらない。ロバが馬に変身することはない、ということだ。



1000年、2000年も聖書や経典が読み継がれても人の心はまったく成長しない、進化しない、それなら1万年たっても相変わらずだろうが、その前に自滅、絶滅しそうだ。



地球という生命体にとって人間は害毒、好まざる客、嫌な生き物である。爆食の恐竜は1億6千万年で消えた。これって天誅ではなかったか。



右手に棍棒、左手に石ころを持った二足歩行のサルは200万年で獰猛化し、ついにこの100年で地球から動物を一掃する核兵器を持つに至った。1万5000発の核兵器は世界の主要都市(人口20万人以上)を壊滅、30億人を始末できるし、お釣りが1500発もある。使い切ってしまうと延長戦で不利になるから「在庫、予備は大事」ということだろう。



しかし、40億の人間はまだ残っている。これは1974年の世界人口だからちょっと前と同じだ。生かしておけば(貧困層を中心に増殖し)すぐに70億、80億になるから、定期的に戦争で殺処分するのだろうか。



いくらなんでもそれは都市部のインフラまで破壊してしまうからあまりにもハードランディングで非現実的。ソフトランディングとしてはやはり「繁殖抑制」だろう。



GHQは「少なく生んで賢く育てよう」と日本人を洗脳し、コンドームを普及させ、堕胎を促進し、生殖ではない娯楽としての性を煽り、見事に少子高齢化を促して今のひ弱な「100年は戦争できない国」へと日本に導いた。



昔は老いては子に従え、即ち子供が老親の面倒を見た。今はセイフティネットであるべき家制度が衰退し、子は老親のカネを貪るパラサイトが増えている。そうなるのが分かっていながら結婚し、子供をなし、高額な授業料を負担し、老いては骨になるまでしゃぶられる・・・これが常態化しつつあるのは日米だけではないだろう。



苦労して 育て上げても パラサイト 親が死ぬまで しゃぶり屋ヒッキー(修)



シーシュポスの神話みたいに死ぬまで苦労させられそう。



「それってさー、疲れねー? 俺やる気起きねーよ、今どき家庭もって子供育てたって、まともな子は出ていく、ダメな子は居残る、メリットないじゃん、苦労ばっかでリスクおっきいよなあ」って、健全な若者は健全であればあるほどそんな風に思うのではないか。



ちょっと繊細な若者なら「♪青春時代の真ん中は 胸に棘さすことばかり」で、生きる意欲も生殖意欲も減退・・・つまり「やってられねーよ」という戦意喪失に若者を導くことで人口増を抑制する、という深謀遠慮は先進国では進んでいるのではないかと疑いたくなる。



食糧生産者は、かつては労働人口の6〜7割(江戸時代)だったが、日本やフランスのように堆肥利用や用水路整備、開墾、さらに化学肥料、農薬、機械化などの普及で生産性が向上し、かつ輸入が急増しているために、農業従事者(全人口に占める割合)は今や日本では3.7%ほどだ。



(2010年ILO調査、米国は1.6%。水産業を加えると日本は7%、米国は3%あたりだろう。農水省によると日本の農業従事者は1965年の894万人から2014年の168万人へと50年で8割も減った!)



工業でもロボット利用などで人的労働力は年々需要が減っていくだろう。コロナ禍で促進されるかもしれない。無人工場、無人スーパー・・・まるでSF。



マルサスの人口論によると「人口が増えると労働者は過剰供給、食糧品は過少供給となるから重大な貧困問題に直面する」。昨年は欧州への不法移民流入が大問題になったが、人口の爆発的拡大、人口パンデミックに人類は、あるいは地球は耐えられるのか。



それを憂いてどこかの国の政府が「原則的に3密ダメ&セックス禁止、パイプカット奨励、親の財力による出産許可制」としたら・・・貧乏人の子沢山=中流以上の少子化に悩む国では「もっともなこと」と思うだろうが、公言するだけでまず暴動になり、政権は崩壊する。



だから人口抑制、繁殖抑制は静かに、狡猾に進めなくてはならない。地球は大地も海も限られているのだから、「産めよ殖やせよ」から「適正な人口」へと移行することは必要だが、大っぴらに言うと大反発を食らう、「弱者切り捨て、許さない!」と。拙速を戒めてGHQのように洗脳していくしかないだろう。



ポイントは――



◆先進国は安易な移民を受け入れない限り少子高齢化が進み、やがて人口減になる。日本は1億人、米国は3億人とかで十分ではないか。生産人口も減るが、生産性を高めることで生活の質は維持できるのではないか。



◆「みんなのお金ドットコム」によると、後進国は先進国向けの農作物(コーヒー、紅茶、果物など)、鉱物(レアアースなど)を輸出して外貨を稼ぎ、豊かになり、さらに生産量を増やすために人口を増やすというサイクルになっている。輸出してもあまり儲からない食糧(コメ、小麦、穀類)はむしろ輸入に頼る傾向にあるようだ。



後進国でも換金性の高いものを輸出するに従い、医療の進歩や公衆衛生の向上などによって病気が予防、治療できるようになったことで寿命が延び、人口が増え続けているという。



◆後進国、先進国を問わず、食糧は基本的に自給自足が望まれる。



先進国が食糧自給率を高めていけば、現在のような大量消費、大量廃棄を止めることになるかもしれず、後進国も食糧や資源を輸出だけでなく自国内へと向けることができるようになる。



後進国が緩やかに経済成長することによって、人口爆発は抑えられるかもしれない。

・・・



飽食や便利な機器に慣れた人々は、今さら清貧な生活には戻れはしないし、そもそも欲望は際限がない。ただ、このままの経済至上主義、GDP崇拝、グローバリズムを続ければ、人間による地球、自然への負荷は大きくなるばかりで、取り返しのつかない事態になりはしまいか、と小生は懸念する。



「地球を痛めつけた主犯は先進国だ。そのツケを払うのは先進国であり、少しでも生活を向上させたいと追いかける後進国に我慢をしろ、無茶するな、ルールを守れ、ツケの一端を担えと押し付けるのは、あまりにも勝手すぎる。



植民地にされ、さんざしゃぶられ、資源を奪われ、なかには奴隷にされ、今ようやく宗主国、先進国の背中が見えてきたのに、もとの貧困、惨めな暮らしに戻れというような御託、我々はそれを『御説ごもっとも』と受け入れるわけにはいかない。まず先進国が汗をかいて真摯な姿勢を示すことが先決だ」



後進国はそう思うのが当たり前だ。安直な解決策なんてありはしない。「成長止めますか、それとも地球を壊しますか」・・・



大国にのし上がった戦狼・中共は、この「厄介な問題」の上に可燃性の高い「危険な問題」を載せたようなものだ。まるで弱みに付け込むゴロツキ、火事場泥棒。



細谷雄一「国際秩序」(2012年刊)から。



<日本では、急速な中国の台頭を目の前にして(バブル崩壊後の1990年からリーマンショックによる2010年あたりまでの)「失われた20年」のシニシズム(敗者の捨て鉢な居直り的冷笑)とペシミズム(どうあがいたって駄目よ)が語られる。



しかし、(欧米の勢いが衰え始めたため)期せずして日本は「太平洋の世紀」において世界政治の舞台の中心に躍り出てしまった。(欧米の)「大西洋の世紀」においては、日本は「ファーイースト」であり、国際問題において傍観者の地位に甘んじていた。しかしこれからの世界ではそうはいかない。



限られた資源を、優れた政治力によって有効に活用し、日本の国益と安全を確保するために、より積極的な外交が求められている。そのためにはまず国際政治の巨大な地殻変動に目を向けて、その大きな趨勢を正確に理解することが必要だ。



国際秩序の安定性の基礎には、価値や利益が共有されていることが重要である。東アジアにおいては、そのような共有が必ずしも浸透していない。そのような状況においては「均衡の体系」(バランス・オブ・パワー)を回復し、それを基礎として大国間協調や、「東アジア共同体」の構築が可能となると考えられる。まずは東アジアで勢力均衡を回復せねばならない>



中共をパンダだと思い込んだキッシンジャーが米国をミスリードし、「ニクソン搗き 世界が捏ねし 赤い餅 ひとり食らって牙むく害獣」という中禍を育ててしまった。



中共の本質を見抜けなかったのは我々の痛恨のミスだが、コロナ禍で世界を混乱させた上に、詫びるどころか香港及び周辺国へ牙を剥くという、恐ろしいほど暗愚の習近平独裁の今なら、まだ「西風が東風を制す」のチャンスは大きい。



中共を包囲しますか、それとも呑み込まれますか、アジア・太平洋の興廃、この一戦にあり。

2020年08月18日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(55」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/165(2020/8/16/日】コロナ禍で大騒動になる直前の3月に菩提寺を訪ねた折、虫食いで伐採された赤松のシュールな幹(直径20センチ、長さ130センチ、重さ30キロ)を貰って部屋に寝かせて置いていたが、最近、「これはどう見ても菩提樹の下で眠る(瞑想する)ゴータマ・シッダッタ(お釈迦さま、仏陀)だな」と思うようになった。

以来、仏陀は我が部屋に溶け込んで、すっかり寛いでいるようだ。違和感がない、もうずーっと前からいる、「居られる」感じだ。

お盆で墓参りに行った際、住職(見習い)に所蔵の「松寿弁財天図(川崎市重要歴史記念物)」を見たいと頼もうと思ったのだが、「多摩丘陵の上にある『綱下げ松・松寿弁財天』の祠、あれが本尊だよ」と教えてくれた。

「ああ、昔の人気スポットね、本尊だとは知らなかったなあ」

「この前、修一さん、切通の坂、すごいスピードで下ってたねえ、ニコニコしながらさあ、ブレーキをかけてないみたいだった」


「アハハハ」

天知る、地知る、我知る、汝知る・・・誰かが見ている、お行儀よくしないと後ろ指をさされたり・・・まあ、発狂して緊急措置入院になったから今さらイイコブリッコしても詮無いが、居直るよりはいいだろう。

綱下げ松・松寿弁財天の謂われはいくつかある。

「弁財天は女神で水神。多摩川が氾濫した際に弁財天が琴を奏で荒れ狂う洪水を鎮めた」

「洪水で村人が多数流された際に、松の木から白い縄が伸びていて村人はそれに掴まって助かった。後日その松を訪ねたところ、根本の穴に白蛇がいて、弁財天のお陰だとして祠をたてた」

「その昔、津田山(多摩丘陵の東)の山腹に老松があった。稲毛三郎重成、豊臣秀吉らの武将がこの松に綱をかけて戦陣を進めたことから「綱下げ松」とその名前がついた。

この松には白蛇の伝承があり、白蛇は弁財天のお遣いとされ、松の下に松寿弁財天の祠をたてた。これが霊験あらたかと評判になり、天保の頃、たくさんの参詣人で賑わった」

塩野七生先生曰く「建国神話は人々が受け入れ、共有することに意義がある」。ローマの建設者、ロームルスの双子の兄弟はオオカミの乳を飲んで育った、「だからフェラーリは周囲を威嚇するように咆哮するんだな」と小生さえも納得するわけよ。

昨日、汗水流しながらチャリでこの弁財天を訪ねたが、なかなかしっかり手入れされていた。すぐそばには展望広場があり、多摩川一帯を眺めることができる。江戸っ子はここから、北は江戸城、日本橋、秩父山系、西は富士山、大山と丹沢山系、東は東京湾(当時は単に「海」と呼ばれていたらしい)、房総半島、筑波山、南は三浦半島などの景色を堪能したに違いない。

この地と江戸を結ぶのは主に大山街道だろう。神田界隈からなら日帰り圏だが、

「おい、兄弟、このまま帰るんじゃあ味気ねえぜ、品川あたりでちょいと遊んでいくか」

「でも兄貴、俺はすっからかんだし・・・」

「まかしておけって。渡しで六郷に回ってな、米問屋の伯父さんに無心すりゃ一両くらいはどうにかなる、弁財天見物で掏りにやられたって言えばいいだろ」


こんな罰当たりの詐話が通じるかどうか・・・オレオレ詐欺どころか、今どき伝説の「M資金」に引っかかる人もいるから話術次第なのかもしれない。

日本では「騙した方が悪いが、騙された方も悪い」と思う人が多いだろうが、「なるほど中国」というサイト(奥さんが中国人)によると、中国では「騙される方が悪く、騙す方は賢い」という風に考えることが普通だという。


<(これでは身も蓋もないので)「狡猾」や「老獪」にポジティブなイメージがある、「純粋」や「素朴」にネガティブなイメージがあると言えばいいでしょうか>

もしかしたら日本的な価値観や思考は、世界の標準的なそれとはかなり違うのかもしれない。「正直は善、嘘は悪」「拾得物はネコババしない」「人には親切にする」というようなことも国や民族によって千差万別か。

戦争は「得るところがないから」と避けたい日本、一方で戦争をして「世界制覇をしたい」習近平・中共。価値観が全く違うのだから日中間の外交の出番はなく、熱戦にしろ冷戦にしろ、今は戦争が始まっているのではないか。ジャブの応酬。

細谷雄一「国際秩序」(2012年刊)から。

<2010年になると日米両政府内で、改めて日米同盟の価値が強く認識されるようになり、海洋進出で強硬な姿勢を示すようになった中国に対して新しい政策が必要となった。

そこでは、単純な勢力均衡に基づいて中国の膨張を封じ込めるという論理のみではなく、むしろ中国をアジア太平洋の新しいアーキテクチャに導き入れて、中国を含めたより安定的な秩序と経済的繁栄を目指す方針が明らかになった。

「均衡の体系」と「協調の体系」を結び付けようとする試みである>


結果論から言えば、その試みはたった8年で失敗に帰したのだ。プーさん習近平はパーの狂犬病「戦狼」だった。米国も世界も習近平の用意周到な着ぐるみ戦略にまんまと騙されたのである。


<日本はグローバルなパワーバランスの変化に目を向けて、新興国を含めた新しい秩序を構築するために、より積極的な政治と外交を展開せねばならない。政治が停滞する余裕はないのだ。


日本では、急速な中国の台頭を目の前にして「失われた20年」のシニシズムと日本の衰退のペシミズムが語られる。しかしながら期せずして日本は「太平洋の世紀」において世界政治の舞台の中心に躍り出てしまった。

「大西洋の世紀」においては、日本は長らくファーイースト(極東)であり、多くの国際問題において傍観者でいられた。しかしこれからの世界では、そうはいかない。


限られた資源を、優れた政治力によって有効に活用し、国益と安全を確保するため、より積極的な外交が求められている。国際政治の巨大な地殻変動に目を向けて、その大きな趨勢を正確に理解することが必要である>


軍事と経済に裏打ちされた外交で、中共のアジア・太平洋の暴力支配を駆逐、排除し、巨大な包囲網で孤立させ、自壊を促す――21世紀の日本の使命天命だと小生は信じている。


連帯を求めるも孤立を恐れず、一点突破、全面展開、その心意気で前進すれば同志は必ず増えてくる。イザ戦わん!


2020年08月17日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(54」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/164(2020/8/15/土】トウ小平による改革開放政策により中共は40年間で米国に次ぐ経済大国になった。「数字で出世する国」の自己申告の数字で当てにはならないが、元気かどうかの指標にはなる。中共はこの40年間、確かに元気だった。



ただ、輸出入という貿易依存度=対外依存度が40〜50%程と高い時代があって、それを貿易立国と言えば「大したもんだ、日本もそうだったよなあ」と小生は思うが、どうも手放しでは喜べないようだ。


日本はひと頃、G7など国際社会から「輸出依存が高すぎる、もっと輸入しろ、独り勝ちはずるい、アンフェアだ、円高にしろ、国内市場/内需を育てろ、給料を上げろ!」と叩かれたものである。


日本としては「これという資源がない小さな国ですから加工貿易に頼らざるを得ないんです、企業もまだ脆弱で、技術開発やイザという時に備えて内部留保に努めなければならないんで、どうかその辺を斟酌していただき・・・」なんて言ってきたが、そのうちGDP世界2位なんてことになってしまい、世界中から「ざけんなよ、エコノミックアニマルめ!」の大合唱、大バッシング。


結局、凄まじい円高を受け入れざるを得なくなった。1985年の「プラザ合意」というが、実態は集団レイプ。1ドル=235円あたりだったのがどんどん円高になり、100円、さらに80円、瞬間的に70円台になった時は、ドルを稼ぐのが仕事の輸出依存企業はガックリ。


一方、小生はドルを世界にばらまく海外旅行業界=輸入産業だから「海外旅行は手軽になった、一生に一度の時代じゃない、気軽に出かけよう」と煽りまくったものだ。


円高は国民の購買意欲に火をつけ、グッチやエルメス、ベンツやフェラーリなど、それまでは手が届かなかった高級ブランド品も身近にした。住宅を含めて内需も盛んになった。


「クソッ!」と頭に血が昇ってヤケノヤンパチだった業種も、輸入や内需などに力を入れ、都市部の住民はそれなりに潤ったのだ。


海外で遊ぶは、散財するわ、お娼妓さんを誘致するわ、土地転がしにマンション転がし、女はボディコン、パンチラ、ジュリアナ東京、男は色ボケばかりのミツグ君・・・


好事魔多し、そのうち滑って転んでバブルははじけて後の祭り、2001年の9.11テロ、次いで湾岸戦争、世界経済の低迷・・・今のコロナショックみたいで飛行機が飛ばないのだから旅行業界はボロボロ、小生の会社も消えた。


IT景気が本格化する2010年までは日本はバブル後遺症というか、ボーゼンの日々で、2008年には世界もリーマンショックで大騒ぎになった。


リーマンショックを50〜60兆円の公共事業投資で乗り切った中共は世界の称賛を浴びたが、もともと漢族は「実るほど頭を下げる稲穂かな」という思想はないから、自信を深めると急激に威張りだしたのはまずかったなあ。「俺は金持ち、お前は貧乏、俺は賢く、お前はバカ」・・・これでは反発を買う。


国際圧力もあって中共は経済の対外依存度を何とか30%程まで下げたが、米国、日本の20%と比べればまだ高く、これからも「輸出するばかりでなく輸入もしろ」とトランプがしつこく経済制裁をかけてくるのは必定だ。


このままではゼニカネの経済戦争からドンパチの軍事紛争になりかねない雲行きだ。中共は♪ドースル、ドースル、ドースルねん。


「クソッ、頭にくるなあ、このままではジリ貧だ、譲歩を重ねていけば『世界に君臨する大帝国』という俺様の夢が遠のく。毛沢東様、どうかお導きを・・・そうだ、『自力更生』、毛主席の原点に戻ろう! 邪道のトウ小平式“改革開放”はお仕舞だ! トランプめ、我々は米国なしでもやっていける、お前は中共なしではやっていけまい、地獄に落ちやがれ!」


毛沢東にすっかり洗脳されている習近平のオツムなら、そういうことになるのである。小生はアカだったから、そういう思考回路が分かるわけ。転んでもただでは起きない、「マイナス経験をプラスに止揚し、世界の平和に寄与するというのが私なりの贖罪なのです」なーんて、ノーベル平和賞をもらったら言うことにしよう。「イグノーベル賞」でもいいです。


「エグイノーベル賞」・・・初代金メダルは習近平か、ジョー&カマラか、激戦接戦だな。


で、習近平は自力更生を「内部循環」と呼んで、孤立、鎖国でもやっていける体制を創ろうとしているようだ。ドイツ、ロシア、イラン、エチオピアなどを合わせた20億ほどの経済ブロックで強国を維持し、米国など西側連合と対峙して見せる、決して世界制覇の「俺様の夢」は諦めない、必ず実現すると決意しているかに見える。


ブロック経済とは何か、「日本史辞典」から。


<1929年にアメリカで発生した世界恐慌は各国の経済に打撃を与えました。世界的に不景気になったのです。


景気が悪いときにはモノが売れなくなります。景気を回復させるためにはいかにモノを売るのか、ということを考えなければいけません。


こうした状況の中、豊富な植民地を持つイギリスとフランスは自国の植民地を一つのブロックとし、本国製品には低い関税、日本などの関係のない国の製品には高い関税を課すことで、本国の製品が植民地内で売れやすくするようにしました。


これがブロック経済です。


アメリカはブロック経済ではなくニューディール政策によって世界恐慌に対応していました(修一:あまり効果はなかったとか)。


ドイツに関しては第一次世界大戦の賠償金支払いのため経済的にはアメリカに依存しており、世界恐慌以前から経済面では課題を抱えていましたが、ヒトラーによるナチス政権の誕生につながっていきます。


ナチス政権の初期は公共事業と軍事産業によって経済成長を実現し英米よりも早く世界恐慌の影響からは脱することができました。


ブロック経済は保護貿易を推進する政策になります。従って自由貿易体制下におけるメリットが得られなくなります



自由貿易下においては国際分業が行われています。それぞれの国が他の国と比べて製品の質や費用において効率よく生産できるものを作り、輸出をすることで世界全体では資源を有効活用でき、各国の経済も発展していくという状況が起こります。


競争に敗れた産業は衰退しますし、その仕事に就いていた人が失業する可能性もあります。それでも広い視点で見れば自由経済のほうが世界全体にとっては良いことなのです


保護貿易であるブロック経済が第二次世界大戦の要因の一つにもなったからです。


経済圏のブロック化により他国を締め出したまではよかったのですが、締め出されたほうは状況を打破する必要性に迫られました。持てる国と持たざる国の間での格差が生まれたのです。


英仏のように植民地がたくさんあれば本国が小さくても問題ありません。アメリカは自国内に広い市場がありますし中南米に対しても影響力を持っていたので大丈夫でした。


一方、日本やドイツ、イタリアは外に目を向けるしかなかったのです。世界的に保護貿易に変化していく中で自国製品を排他的に売れる地域を増やすためには、自国の勢力圏を広げるしかありません。


しかし、20世紀に入るとどこかに植民地を広げようとしても新しい場所はほとんどありませんでした。すでに他国が領有していたり、勢力を伸ばしている地域に出ていくしかなかったのです。つまりイギリスやフランスの植民地や、関係が深いところに出ていくしかありませんでした。


日本は中国大陸に進出していき米英と対立し、ドイツは東ヨーロッパへ進出する中で英仏と対立し、イタリアもアフリカへ進出していく中で英仏と対立します。


歴史というのは一つの要因で何かが起こるとは限らないので、第二次世界大戦の原因も一つではないのですが、このように持たざる国が持てる国に挑戦していったというのも一つの原因になります>



中共はブロック経済や内部循環で「習&メルケル連合帝国」を創るだろうが、そうなれば米英(日)などはこれ幸いと鉄のカーテンによる包囲網を創るだろう。習近平の「世界制覇の夢」を放置するわけがない。


私利私欲のためには容易に付和雷同する漢族、小生から見ると「私は正義病」のドイツ民族、「漢族+ドイツ民族」・・・♪XプラスY イコールラブ
どころか、史上最悪のダーティペアによるヘル、地獄、悪夢、人災になりそうで、考えるだけでクラクラしてくる。伊藤貫氏の「歴史に残る外交三賢人」から。


<ドイツ民族の統一国家を目指したビスマルクは諸戦争を実行して、1871年にドイツ帝国を創立した。西ローマ帝国崩壊後、常にバラバラで、つまらぬ内輪もめばかり繰り返していたドイツ民族を、史上初めて統一したのである。ビスマルクは「ドイツ建国の父」となった。


皮肉なことに、ドイツ民族が国民国家(nation-state)を創ったことによって、その後の国際政治システムは顕著に不安定なものとなった。多くの外交史家が「ドイツの統一がなかったら、第一次、第二次の世界大戦は起きていなかっただろう」と指摘している。


統一されたドイツのアグレッシブで挑戦的な政策がドイツ恐怖症(Germanophobia)を起こし、英仏露の三国を二度の世界大戦に追い込んでいったからである。


統一国家を創設した後のドイツの経済力、軍事力、科学技術力の発展は目覚ましかった。例えば軍事力に直接つながりを持つドイツ重工業の生産力は、1880年には(欧州の勢力均衡のバランサーであった)イギリスの3分の1しかなかったが、1910年にはイギリスより25%も大きくなっていた。たった30年で英独の工業力は大逆転したのである。


ドイツ陸軍は1871年、すでに世界最強であったが、ビスマルクが引退した1890年には、仏露両国の大規模な陸軍を同時に敵とする二正面作戦を敢行できる能力を獲得していた


17世紀から19世紀中ごろまでの欧州において、イギリスがしばしばバランサーとして行動できたのは、1871年以降のドイツのように、「巨大な工業力と軍事力を持ち」「有能で勤勉な国民がおり」「それをいつでも大量動員できる」国家が存在していなかったからである。


過去数百年間、常にバラバラであった優秀で規律正しく、時に傲慢で独善的なドイツ民族が統一国家を建設したことによって、諸大国が苦労して作った勢力均衡システムが徐々に機能不全に陥っていったのである>


その厄介なドイツと狂気の中共がスクラムを組んで世界秩序をガラガラポンしようとしている。米国は在独米軍縮小でドイツ離れを始めている。


<ドイツ企業の中国依存は、方向転換など不可能なほど進んでおり、大企業のボスたちを見ていると、すでに一蓮托生の感が強い。ドイツが物も申せず、中国の顔色を伺っている昨今の様子を、ディ・ヴェルト紙は「ドイツの叩頭外交」と揶揄した。なお、ファーウェイ問題に関しては、ドイツはおそらく玉虫色の解決法を見出すだろう。


かつてドイツは、活発な交易によって中国を変えることができると信じていたようだが、結局、豊かになった中国がドイツを変えてしまったというのが、目下の結論である>(川口
マーン
惠美氏:中国べったりのEUが一転「ファーウェイ排除」に動き出した理由 メルケルはどうするつもりなのか」2020/8/14)


「習さま命」心中するつもりだろう。日本はどうする?


2020年08月15日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(53」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/163(2020/8/13/木】招かれざる客、Uninvited visitor
、「勝手にやって来る」迷惑メールには誰もがウンザリさせられているだろうが、アマゾン画面をそっくり真似て「17万円のPCを発送しました」という、個人情報入りのメールには大いに惑わされた。ハッキングだ。

娘がアマゾンとやり取りして解決してくれたが、迷惑メールのフィルタ機能は以前はあったが、今のPCにはないためにしょっちゅう掃除をしなければならない。悩ましい限りだ。

今朝はお盆の墓参りに行ってきた。本来は昨日が盆の入りで盛大な読経があるのだが、今年は3密回避で非公開、「来ないで」と仏様に見放されてしまった。檀家は「招かれざる客」になったのだ。昨年まではあんなにチヤホヤしてたのに・・・

♪顔も見たくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない

「人形の家」の弘田三枝子が亡くなった。デビュー当時の10代の頃は元気いっぱい、空気パンパンのゴムまりみたいだったのに。残念な生き物というか・・・

1980年前後の小生の勤め先は銀座1丁目で、近くに美容整形病院があり、暗くなると顔中包帯だらけの患者さんが柳通を三々五々散歩していた。最初は「ゾンビの群れ!」と異様な感じがしたが、慣れればただの風景でしかない。

銀座と言えば高級クラブ。指名料で稼ぐホステスも見栄えが良ければ儲かるし、堅気だって何かにつけ有利だ。女は顔が命。男は稼ぎが命?

近所の奥さんは55歳ほどになったが、若い時に美容整形でそこそこの顔になった。今は顔がお面みたいに硬直した感じがする。本人も気にしているのか、めったに外出しない。一人暮らしなのにやたらと洗濯物が多いのは、気分転換で1日に2回ほどは着替えて、鏡を見ながら顔面運動をしているのかもしれない。ロングドレスが好みだ。

両親の遺したビルのオーナーだから生活には不自由はしていない。

週末には美しいお嬢さんが洗濯物をどっさりもってやってくる。整形美人だろう。ロリコン系の可愛らしい服が好みのようで、堅気なのかなあ、フーゾク系みたい、という感じ。この娘さんもやがてはお面顔になるのだろうか。

「女子SPA! 整形で顔面崩壊する人とは? 高須克弥院長が明かす『失敗パターン5つ』」
から。

<芸能人から一般のOLまで身近になった「美容整形」。一方で、「整形で顔面崩壊」などの黒伝説も、まことしやかに語られます。



美容整形の失敗にはどんなパターンが多いの? やりすぎるとダメ?
美容外科のパイオニア、高須クリニックの高須克弥院長に聞いてみました。



◆整形で顔面崩壊は「ありえます」


――よく言われる「整形しすぎて顔面が崩壊した」は本当に起こりうることですか。


そりゃ、へたくそな医者がやれば、“顔面崩壊”だってありうるよ。絵描きでもさ、サッと美しい絵を描ける人もいれば、絵具を塗り重ねて汚くしちゃう人もいるでしょう。それと同じですよ。

「美人にする手術」は一発勝負なの。何度もいじくりまわすのはよくない。

――何度も繰り返すのはマズい?

うん。かなりマズいね。そもそも、美人というのは「バランスが整っている顔」を指すんです。美人と不美人の差って、ほとんどなくて、要はバランスの問題だけ。


例えば、目が大きく、同じように鼻や口も大きければ、バランスがとれているから美人に見える。でも、目が大きいのに、鼻が低く、おちょぼ口だとバランスがとれない。日本人形とフランス人形はそれぞれ良さがあるけど、日本人形の顔に、フランス人形の鼻をつけるのはよろしくない。


バランスを整えるには、全部一度にやったほうがいい。ちょっとずつ、何度もいじったら、その都度、バランスが狂っちゃうじゃない>

ヘミングウェイの「老人と海」に、大きな真珠を見つけた漁師が、完璧を期して小さな傷を削り取っていくうちにすべて粉になったという話がある。過ぎたるは猶及ばざるが如し、元も子も失う・・・美容整形もいじくり回すと元の木阿弥、それどころか顔面崩壊、お面顔になりかねないということか。

いずれにせよ外面は老化する。だが、内面を磨くと外面の老化劣化は相当防げるのではないか。小生が尊敬している女性論客は――


曽野綾子、櫻井よしこ、川口マーン惠美、桜林美佐、呉善花、福島香織、長谷川三千子、姫田小夏、遠藤誉・・・

いずれも知的で、毅然としており、オーラがある。論客、プロとしての威厳が感じられ、情に訴えるとか、感情ではなく、理論、理詰めで容赦なく迫って来る迫力がある。


論壇という戦場は概ね「男は女々しく、女は猛々しく」戦うようである。


フォークランド紛争の際、サッチャー英首相は「こわもて」が売りのレーガン米大統領に“ビンタを食らわした”ごとくだった。


<1982年5月31日、レーガン大統領は(各国に根回しをしてから)サッチャー首相に電話して、即時停戦案を受け入れるよう提案したが、サッチャー首相は猛抗議し、しまいにはレーガンが「自分でも余計な指図をしたことはわかっているが・・・」と折れる有様であった。


6月2日には、国連安保理の場においてスペインとパナマが独自の即時停戦案を提出した。サッチャー首相は折からのヴェルサイユ・サミットで各国首脳への根回しを行っていたが、日本の鈴木善幸首相だけは問題の平和的解決に拘って即時停戦案への賛成を表明しており、サッチャー首相を激高させた>(WIKI)


英国に勝利をもたらしたサッチャー首相は「鉄の女」と畏怖され、敬意を表されるようになった。ジョンソン倒れしコロナ禍での女王のメッセージも英国民を大いに団結させた。英国は今でも「女王の治世は栄える」、EU離脱も良き決断と評価されるに違いない。

鈴木善幸首相って「サッチャーを怒らせることで英国の戦意を高揚させた日本の政治家。ただの暗愚ではなかった」として世界史に記憶されるのかなあ、どうもそうはなっていないが・・・

日本の総理大臣(首相)は軽ーい人が目立つようになった。宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一、細川護煕、羽田孜、森喜朗、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦らは、「日本と世界にどんな貢献をした総理」なのか全然分からない。概ね軽佻浮薄、暗愚である。

森喜朗は“蜃気楼”みたいで、虚実曖昧ながら、それゆえに、それなりの使い道はあるのかもしれない。「滞在わずか4時間 李登輝氏の弔問に『元首相』を送った日本の思惑」から。


<中国メディア「海峡導報」は8月12日、台湾の李登輝元総統の死去に際して日本から森喜朗元首相が弔問に訪れたことについて、台湾の専門家が「日本政府は対台湾関係よりも、対中関係に意識が向いている」と分析したことを伝えた。

記事は、李元総統を追悼するために森氏と米国のアザー保健福祉長官がそれぞれ9日に台湾を訪れたとし、2人の訪台について蔡英文総統が「日台友好、米台関係を発展させる外交成果」であるアピールしたと紹介した。

台湾中興大学国際政治研究所の劉泰廷氏が森氏の訪台が日台関係に与える影響について「マイナスにはならないが、プラスにもならない」とし、日台関係の緊密化と称する蔡政権の姿勢は「行き過ぎ」との見解を示したと伝えている。

劉氏がこのような見解を示した理由として、

・森氏を団長とする日本からの弔問団には政府関係者が含まれておらず、政府専用機も使用されなかった


・人数が少なく、滞在時間もわずか4時間だった


・森氏の公開談話で日台協力に関する文言が含まれなかった


ことを挙げたと紹介。日本政府が可能な限り政治的な色を出さないよう配慮した様子がうかがえると分析したことを伝えた。



劉氏の見方として、新型コロナにより経済で深刻なダメージを受けた日本は、中国との経済協力で回復を図る必要があるため、今回の訪台をできるだけ簡素にしたと解説。米国などが中国に強硬な姿勢をとる中で、中国との協力関係を維持しようとする日本の「バランス戦略」が見て取れるとした>



みっともない、というか、姑息というか、いかにも中共べったりの外務省チャイナスクールがやりそうなことである。「恥」という字をご存じない。女房が強姦されていても「バランス外交」ならぬ「バアタリ外交」だろう。



日「あの、お取込み中失礼ながら、その女性は私の妻でして、強制性交は犯罪だと思うんですが・・・」



賊「夫婦? 証明しろよ」



日「戸籍謄本は明日になりますけど・・・」



賊「証明できないのなら、今は俺の恋人だ。そうだろ? 大体、俺たちは合意の上で愛の交歓をしている、それを証拠もなしに強姦とは暴言だ。断固として抗議する。強烈な不満を表明する」



日「あっ、悲鳴を上げた! 痙攣してる! 死んじゃう!」



賊「ハーハーハー・・・あんた、頭おかしいんじゃね、彼女は喜んでるのよ・・・あーエガッタ、ゴチ。俺もたっぷり楽しんだし、今夜はお仕舞だ。また来るぜ」



日「その時までに戸籍謄本を用意しておきますから事前にメールください・・・島子、大丈夫か?」


島「あら、帰っていたの? 気絶してたから知らなかったわ」


日「さっきの人、知り合い?」


島「中共商事の習さんよ。雑技団とか熊猫の興行、百均で人気者よ、今は大きなテーマパークを造るんで地上げに熱心だわ。うちの地所も高値で買うって」


日「でも先祖伝来の土地だからなー」


島「周り中買われたら孤立してどうしようもない、今が売り時だって習さんは言うのよ。北さんも韓さんもハンコ押したって」


日「そーか・・・明日あたりに戸籍謄本を取りに行くから、ついでに不動産登記の証明書も貰っておくか」


島「坪200万でどうかって、さっき言ってたわ。最初はたったの50万、それでね、くんずほぐれつのタフな交渉でようやく200万、疲れ果てて気絶しちゃったわ」


日「そうか、ボクは君がレイプされたのかと心配したけれど、レイプされたのは習さんだったんだね・・・もうひと踏ん張りすれば300万になりそうだけど」


島「わたし、頑張ってみるわ、トラブルになるとお互いに厄介だから、さっさと決めましょう、ユンケル買っといてね」・・・


チャイナスクール式「国辱軟弱バアタリアン外交」。たとえ契約、条約を結んだところで「ただの紙切れ」と無視されるだけ。それが中共方式。無知蒙昧、恥知らずのバカタレにはお面顔の下の本性やら事情が分からない、知りたくないから、やがて日本を圧殺、絞殺、毒殺するだろう。同志諸君、我らの内なる敵にも警戒せよ!



夕刻、迎え火をたく。招かれざる蚊が寄ってこないように盛大に線香煙幕を張った。接近阻止・領域拒否、
我が方のA2/ADを食らうがいい!

2020年08月14日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/162(2020/8/12/水】チャリ散歩がてらに大型書店を覗いたが、中国関係の新刊、それも“中共叩き”の本が随分増えた感じがする。孫子の兵法「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の類はビジネスマンに人気だったが、今は“支那で稼いでルンルンしよう”の軟派なものではなく、「危険な中共とどう対峙するか」系の硬派本にシフトしたようだ。

ま、出版社は売れ筋、ブームに乗るし、みんなで売れば書店は「溺れる習をさらに叩け!皇国の興廃この一戦にあり」なんてコーナーを作って煽ってくれるから・・・Win
Win だな。



先生方もビジネスチャンスか。「目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画」「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」「疫病2020」「大中華帝国崩壊への序曲
」「超限戦 21世紀の『新しい戦争』 」「中国 人口減少の真実」・・・



撫子ジャパンも、「親中派の嘘」「新型コロナ、香港、台湾、世界は習近平を許さない」「わが敵『習近平』
中国共産党の『大罪』を許さない」・・・



女の「ゼッタイ許さない!」はホントに恐ろしい、喚く、泣く、呪う、告る、化けて出るから・・・習近平は地獄行き確定だ。



小生は漢民族の価値観というか生き甲斐は「蓄財蓄妾美酒美食」だとレッテルを貼っているが、「物欲を満たして面白おかしく過ごせればいい」というのは民族を問わず大多数の価値観かも知れない。



国難に際して旗を振るリーダーは10%、フォロワーはせいぜい50%、残りの40%ほどは今日明日の暮らし、身の回りのこと以外はあまり関心がないのではないか。タフというか、無頓着、無知、危険予知能力なし、というか・・・



縄張り争いするより引っ越そうという先住民は大体絶滅危惧種になるか同化されて消えてしまうのだが、それを気にしないのもひとつの生き方か。



食うために娼婦(パンパン)は占領軍将校の腕にぶら下がる。最初は遠慮がちに、そのうち堂々とし、やがて勝者の目で敗戦国民を睥睨する。祖父母、両親、妹弟の生活を長女一人で支えなくてはならないのだから、「それのどこが悪いの? 飢え死にしろというの? 娼婦が防波堤になって日本の女を守っているのよ! 非難するならカネをくれ!」。



当時は誰も反論できないから、それは「正論」であり、やむにやまれぬ娼婦の立場からすれば「妥当な、冷静な判断」だろう。心身健康でとりあえず食える人はそれを邪道、堕落、不道徳と軽蔑する。やっかみ半分か。夏彦翁曰く「健康は嫌なものである」。弱者への思いやりに欠けることなかれと戒めている。



中共独裁下の14億の漢民族は政治にほとんど関与していない/関与できないから、国政や社会について何を考えているのか小生は分からない。選挙なし、世論調査なし、報道の自由なし・・・まるで宇宙からの映像みたいで漢族の人間が見えない。これでは世界の識者も多分、分かっていないだろう。



そもそも漢民族とは何か。サイト「雑学サークル」から(産経に「日本史ナナメ読み」を連載している本郷和人教授そっくりの文体)。



<農民出身である劉邦により紀元前206年に建国された漢帝国こそが、漢民族という名の語源となっています。



漢民族のルーツそのものは伝説的な存在でもある4000年前の夏王朝にまで遡ることになります。2200年前と4000年前の王朝のどちらのルーツが正確であるのかは論争になります。どちらであれ「古くから黄河周辺に住んでいた民族」が漢民族になります。



5000年ほど前に中国を含む東アジアのどこかに生きていた人たちが、65%の漢民族の遺伝子的な祖先にあたります。



中国では戸籍の上で「漢民族」と表記された人物が漢民族になります。中国全体では93%が漢民族であり、香港では92%が漢民族、マカオでは88%が漢民族。台湾では95%が漢民族になります。



中国では名字が「王」「李」「張」などのように、漢字一文字で表す場合が多くありますが、一文字で表した名字は漢民族由来である確率が高いものになります。



遼(916〜1125年)、金(1115〜1234年)、元(1271〜1368年)、清(1616〜1912年)の四つの王朝は「征服王朝」といい、漢民族以外の民族により中国の広い範囲が征服された王朝であることを意味します。(四王朝で721年間。漢以来の2200年間で3分の1は異民族の王朝)



さまざまな民族や文化などが2200年のあいだにミックスしているため、漢民族をただ一つのルーツを持つ民族だと考えることは不可能です。



漢民族は厳格な意味での「人種」という使い方ではなく、古代の中国から継承した「漢字や中国語などの中華的な文化を使っている集団」という意味合いが強くなっています。



それは今に始まったわけではなく、古代の異民族の王朝においても支配者自ら同化していった傾向が見られます。漢字や官僚制度や儒教などが作り出す社会システムは、異民族にとっても使い勝手の良いものであったわけです。



同化することを示すことで民族間の対立を緩和したり、古くからの伝統を継承したことで権威を強めたりすることも可能になります。民族という立場の政治的な利用は、大昔から行われていたのです。



漢民族はある意味では寄せ集め集団です>

なるほど「漢民族は漢字や中国語、制度など利便性の高い中華的文化を共有する寄せ集め集団」ね。



国民は利便性があるから国家という「場」にいる。漢族は上つ方の権力闘争は勝手にやってくれ、上に政策あれば下に対策あり、「場」があれば俺たちは生きる!という国家観か。母国とか祖国というウェット、ナイーブな感情はあまりないような感じだ。



その漢人の生態、行動様式は如何に。中国駐在員で奥さんは中国人という方の「中国人の特徴あるある26選」から要約する。カッコ内は修一。



1)優位を得るため声が大きい:勢いよく自己主張しないと「自信がない」と思われるので、たとえ小さなことでも大声でアピールする。(断固として拒否する、強烈に抗議するとか)



2)キレやすいように見せる:交渉はすべて計算ずくでパフォーマンスとしてキレる。中国人がキレたと見えたら、彼らのペースにはまったことになる。(ビビったら負け)



3)目立ちたがり屋で自己主張が強い:大陸で生きるためには目立つが勝ち。人間も建物も周囲に溶け込むのを拒否しているよう。好みの色は金色や赤。パブロンゴールドはその配色で大いに受けたとか。(デカイもの好き、車も)



4)自分と一族のために世界はある:自分たち(第一者)と交渉相手(第二者)だけの世界であり、第三者は無視どころか気にもしない。一族だけが宇宙にぽっかり浮かんでいるようなイメージ。公的、公正、第三者的な視点、視線はない。(自己中、エゴの塊)



5)自分と一族の繁栄がすべて:これが究極目標であり、そのために手段を択ばない。(バレなければ何でもOK)



6)何事も大袈裟、大きく見せる:オーバーアクション、立派なオフィス、高級車、ブランド品で飾る。(コケ脅し?)



7)カネ、カネ、カネ、金儲けこそ命:地位=カネ、儲けるために地位があり、賄賂で稼ぐのは当たり前。就任の挨拶が「この地位にいる間はできるだけ稼ぐつもりだ(賄賂をよろしく)」。(もう負けそう!)



8)信じられるのは血縁・親戚だけ:中国文明は多くの人間を養ってきたが、形式主義と、その場その場の現実主義で、信じられる確かなもの(法治など)がない。神仏、宗教もない。最大のよりどころは血縁(プラス風水?)のみ。(政治は国民を抑え込む圧政で、それから守ってくれるのは血縁のみという、まるで古代の桀紂のままのよう)



9)他者の迷惑はあまり考えない:中国人の「世間」は顔の見える範囲内で、それ以外の視線は一切気にしない。「人様にご迷惑をおかけし、申し訳ありません」などという発想は皆無。(遠慮がない、自己中)



10)自信過剰だが弱音も:中国人は「圧力大(プレッシャーがキツイ)」を連発する。自信過剰で大声で言いたい放題ながらも延々と交渉(戦い)が続くとくたびれてしまう時がある。(役人相手では勝てないわけだ)



11)基本的に譲歩しない:譲るのは、その方が有利になる場合で、ゴマすり、賄賂と同様、見返りを期待してのこと。一回限りの交渉ならまず譲らない。(歩み寄りは困難)



12)目標は大金持ち:中共幹部の周永康は汚職で無期懲役になった。隠し資産は1兆9000億円。捕まったことを除けば中国人の理想を体現した人物である。(モラルなし?)



13)あまり清潔を重視しない:中国文明の衛生思想は大昔から「食べ物には火を通す、生水は飲まない」の2つだけで停滞。トイレの衛生は意に介さない。



14)口コミの伝達力がすごい:中国人は他人の言うことは信用しないが、一族と友人間で伝達する情報は信用する。ガセネタも含めて瞬時に伝わる。



15)相互依存ゆえに自立しない:親に頼る、子に頼る、夫に頼る、妻に頼る、大物に頼る。誰かが成功すればよし。精神的に自立した個人の集まりではない。(血縁、仲間で動く)



16)面子を重視する:交渉相手の面子をつぶさないこと。各人のレッドラインがあるから要注意。(疲れる相手)



17)人の目を気にしない:第三者はいないも同然、第三者も他人に無関心。クレームがついたらそこで解決を図る。(相手が権力者なら袖の下の出番?)



18)楽観的でクヨクヨしない:失敗しても風水のせいにしてすぐに立ち直る。経済犯罪で逮捕されても娑婆に戻れば再挑戦。本人に卑屈感はないし、商売相手にも偏見はない。お互い儲かるかどうかしか興味はない。(逮捕=不運の様)

・・・・



話はまだ続くが、「交渉に不利になるから相手の気持ちを斟酌しない」「家庭の秩序、長幼の序は儒教が基本」「弱みを見せない」「社会ルールを軽視」「責任を逃れる」「利害を離れた友情は育ちにくい」といった話。



結局は「利にさとい」民族性ということか。1980年頃、改革開放政策で“日中友好”ビジネスが盛んになっていったが、当時はしばしば「古い友人」という言葉を聞いた。日本人は漢人と公私両面で交際を深め、「中共幹部の子弟の日本留学にあたっては我が家が衣食住の世話をした」という人もいた。見返りがあったのだろう。



しかし、上記の「中国人の特徴あるある26選」を見ると、「古い友人」というのも「利益=商売=カネだからこそ」で、太宰の「走れメロス」のような「純粋な友情」とは全然違うようだ。



結局、この40年間、日本は「日中友好」をクソ真面目に進めてきたが、「恩を仇で返された」ようなものではないか。「日中友好やめますか? それとも日本人やめますか?」


2020年08月13日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(51

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/161(2020/8/10/月】2003年春、胃がん手術後の療養をきっかけに近代史を学び始め、アカ出身で当時は「なんとなくピンク」だった小生は除染が進んで、今は随分まともになってきた感じがする・・・“まともか邪道か”自信はないが。


左巻きから右巻きに「転向」したのは良かったが、この頃では中共・習近平一派の先祖返りに反比例してアカへの憎悪が日々募っていくばかりで、下手をすると極右暴力集団になりそう、緊急措置入院を繰り返さないよう気を付けなくてはいけない。


小生のような無名人の「転向」は無視されるのが普通だが、それなりの論客が転向するのはニュース性がある。


左巻きだった宮家邦彦は、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹になった(拾われた?)ためか、右巻きに変身し始めたようだ。産経「宮家邦彦のWorld
Watch」2020年7月23日から。


<普通の国の防衛政策は「抑止」と「攻撃」から成る。敵に攻撃を断念させるべく抑止力を強化するのだが、万一抑止に失敗した場合に備え攻撃力も保持する。当然、攻撃力は強いに越したことはない。


ところが、日本は憲法上「攻撃力」が限定され得るので、日本の防衛政策は当然、専ら抑止に頼らざるを得ない。されば、「専守防衛」の実質的意味とは攻撃よりも「抑止を専ら重視する」ことに尽きる。


だが、専ら抑止を重視する防衛政策にも憲法の枠内で認められた最小限度の攻撃力は必要だ。敵に攻撃を断念させるには、日本にも一定の攻撃能力があることを認識させなければならない。これこそが現行憲法の許容する防衛政策の本質である>


宮家は2016/12/8、まさかのトランプが大統領選を制するとパニックになり、同コラムでこう鬱憤晴らしをしていた


<中国が受けた衝撃…外交安保に関心持たないトランプ氏の代わりに仕切るのは誰だ


またまたトランプ氏がやってくれた。今度は台湾の蔡英文総統と直接電話会談したというのだ。思わずテレビの前でのけ反り、思考が数分間停止した。何が起きたのか、にわかには理解できなかった。


米国大統領や次期大統領が台湾トップと言葉を交わすのは1979年以来。無論、偶然ではない。事前の周到な準備なしには絶対に実現しない。大統領就任前の非公式接触とはいえ、米中国交正常化以来最大の外交的サプライズだ。


米国の対台湾関係強化自体は歓迎すべきだが、中国側がその動きを誤解・誤算すれば緊張は一気に高まる。台湾問題は中国「核心的利益」の1丁目1番地だからだ。その意味でも今回のトランプ・蔡電話会談は危ういものだった。トランプ氏とその側近は猛省すべきだ>


チャイナスクールの面目躍如というか、中共のお伽衆。今時こんな戯言では食えないから目立たぬように右へ舵を切っているわけだ。


外務省はイカレポンチ養成所で、小生が“隠れ革マル”と見ている佐藤優は「世界裏舞台 中国の『帝国主義政策』やられたらやり返す原則」産経2020/8/9でこれまた中共を応援している。米国の「中共脅威論」に反駁して曰く、


<中共は世界革命を目標としていない。国益の極大化を図る帝国主義だ。相手国が必死になって抵抗し、国際社会も「やり過ぎだ」という反応を示すと帝国主義は(損得勘定から)譲歩するが、(非難が収まれば)再度、権益拡大を狙う。


中国の脅威の本質は、世界革命を志向する共産主義思想ではない。それに怯える米国の中国脅威論は外交を阻害しかねない>


つまり中共は「ただの強盗で、他国を併呑することはないから、騒ぎ立てない方がいい」というわけだ。中共ではなく日米に「過剰反応するな」と説教している。佐藤優の本性がよく分かる。


革マル派の教祖、黒田寛一(クロカン)の組織論は「サナダムシ」である。ターゲットに深く静かに潜行、寄生して、やがて乗っ取る。JR総連などはその典型だ。佐藤のやり口もクロカン流。


習近平は毛沢東流で、誰もできなかった世界革命を目指している。1964年1月、毛沢東はこうアジった。


<アメリカ帝国主義は横暴の限りを尽くし、全世界の人民を敵とし、自分自身を孤立させている。米帝の原子爆弾、水素爆弾は、奴隷を拒否する人々を脅し上げることはできない。人民の怒りの波は食い止めることはできない。


米帝とその手先に反対する全世界の人民の戦いは必ず偉大な勝利を収めるであろう>


その6か月後の1964年7月、日本国民が東京五輪を控えて浮かれていた時、毛沢東のアジは自信たっぷりだった。


<階級闘争、生産闘争、科学実験(ソ連からの技術供与による核兵器開発)は、強大な社会主義国を建設するための革命運動であり、永遠に不敗の地に立たせる確固とした保証、民主主義独裁(=中共独裁)を実行させることのできる確かな保証である>


そして10月、五輪開催中に核実験を成功させ、浮かれた日本に泥を塗り、世界に「核保有国・中国」の誕生を宣言したのだ。


中共は世界にとって無視できない核保有国になり、国連の常任理事国入りし、経済大国になった。毛沢東がとにもかくにも基礎工事をし、トウ小平がどうにかデパートと工場を建てたから今がある。習近平は何を歴史遺産とするのか。曰く、


「誰しも理想や追い求めるもの、そして自らの夢がある。現在みなが中国の夢について語っている。私は中華民族の『偉大な復興』の実現が、中華民族の最も偉大な夢だと思う。この夢には数世代の中国人の宿願が凝集され、中華民族と中国人民全体の利益が具体的に現れている」


要は漢族による、漢族のための、漢族による「世界に君臨する赤い帝国」が「習近平の夢」なのだ。漢族による「世界制覇」である。そのために、まずは周辺を征服していく。地政学的に一番邪魔くさい日本を抑え込めるかどうかが最優先課題になる。如何にせん。


細谷雄一「国際秩序 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ」から。


<東アジアでは中国が急速にパワーを増強することで、パワーバランスに変化が見られる。より一層、中国にとって有利な戦略バランスになり、それゆえ中国が周辺国に対して譲歩する可能性が下がり、交渉により合意を目指そうとするインセンティブが下がることになるであろう。


だとすれば、中国は南シナ海におけるベトナムやフィリピンとの関係、東シナ海における日本との関係において、自らの強大な軍事力や経済力を動員して、自国の利益になる状況を強制することになるだろう。東アジアにおける共通の利益や価値よりも、自国の国益や正義が優先されることになる。


重要なのは、東アジアで「均衡の体系」(パワーバランス)を回復することである。鍵となるのが、米国の東アジア関与の継続と、日米同盟の強化、そして何よりも日本が十分なパワーを持つことである。


日本がパワーを低下させ、日米同盟が衰弱し、米国が東アジへの関与を削減すれば、この地域に「力の真空」が生まれることになり、より一層国際秩序は不安定になるだろう>


同志諸君! 「核なき世界」になったらタガが外れて世界中、戦争、紛争、騒乱、衝突が日常化する。1945年から大国間の戦争を抑え込んで、曲がりなりにも平和、安定、経済発展をもたらしたのは「核兵器の恐怖」だ。残念ながら愛ではなく「やったらやられる」という絶滅の恐怖が戦争を抑え込んだ。


現実を直視し、日本は未来のために感情や好き嫌いではなく、核武装をしなければならない。

2020年08月12日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(50

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/160(2020/8/9/日】「利口バカ」というのは「本質的には頭がいいのだが、やることなすことバカ、ドジ、マヌケ、気の毒なくらい」ということか。


「溶接作業は火事の原因になりやすいから上下左右の類焼に気をつけろよ」「作業を終えたら撤収する前に火の気はないか、ガス漏れはないか、よくチェックするように」


上司が口を酸っぱくするほど指導しても人災は後を絶たない。「利口バカ」が多い、というか、残念ながらそれが人間の初期設定なのかもしれない。何回も痛い目に遭わないと学習しない、やがて忘れたり。


「飲んだら乗るな。一時的な感情ではなく、冷静になってよく考えてな。でないと一生後悔するよ」


まあ、これは女難というか、一種の天災だな、トホ・・・


日本における自動車事故の死傷者は年間80万人、うち24時間以内の死者は3500人ほど。24時間過ぎの死亡者を加えれば5000人ほど死んでいるだろう。


「とにかく24時間は生かしておけという指示があるんだから、それまでは呼吸器は外すなよ」なんて救急医療現場ではやっていたりして。


毎日2000人以上が交通事故に遭い、13人ほどが死んでいる。中禍コロナでは8月8日現在、「国内でのコロナウイルス感染者は45,439例、死亡者は1,039名」(厚労省)。6か月間として1日当たり5〜6人だ。交通事故死の半分。


交通事故死は、自動車の有用性から見れば許容範囲ということだろう。コロナ死も経済優先なら「感染防止の外出自粛」を厳しくするわけにはいかない、少々の犠牲はやむを得ないということになる。厳し過ぎると経済崩壊、1億の民が干上がる。


ただ、為政者は「1日たったの5〜6人の死者、半分は高齢者だ、なんてことない、あまり自粛せずに、自己責任で、できるだけ仕事や消費に励んでくれ、倒れたら治療はする、万一の時は骨壺にする、イザ進め! 特攻だあ!」とは言えないわな。言ったら政治生命は終わりになる。


特効薬がない今は外出自粛でコロナ旋風をやり過ごすしかないし、外出自粛が過ぎれば経済が重症化する・・・これという「解」がないから神様仏様に祈り、ポスト・コロナの中共包囲戦に備えた方がいいだろう。古人曰く「備えあれば患いなし」とはいかないまでも・・中独、習近平・メルケルのダーティペアは結束を強め、やる気満々である。


Record
China 8/9「BMWの上半期研究開発費3400億円、対中投資を推進」から。


<自動車市場は全体として数多くの挑戦に直面しているもののBMWは引き続き研究開発に大量の資金を投入している


費用は主に電動化プロセスの推進に当てられ、たとえば電気自動車(EV)「iNEXT」の開発などに当てられたという


BMWが中国で進めた新エネルギー分野での投資が、電動化戦略の実施に向けた着実な基礎を打ち立てた。これまでに革新的な完全電気自動車の「iX3」が世界でお披露目され年内に正式に発売されて海外市場へも投入されるという


遼寧省瀋陽市にある華晨BMW高電圧バッテリー工場の第2期プロジェクトはまもなく生産を開始する。


6月には、BMWと国網電動汽車服務公司が戦略的協力合意に達し、これから充電技術の研究とイノベーション、充電サービス商品の協力と普及、グリーンエネルギー協力の推進などの面で、中国のEV生態圏とデジタル化サービスの発展を共同で推進し、より多くの新エネ車オーナーにメリットをもたらすという。


上半期は中国新エネ車市場が全体的に下ぶれした中で、BMWの新エネ車販売量は流れに逆らって同49.1%増加を達成した。


BMW中華圏の高楽社長兼最高経営責任者(CEO)は、

「目の前の危機が世界の未来の移動交通のモデル転換を加速するとともに、自動車産業全体の統合を促すだろう。BMWは中国市場に揺るぎない信頼感をもっている」


「当社は中国での、すでに決まっている投資計画を予定通り推進し、特にデジタル化と電動化の分野での投資を推進するとともに、今後数年間は中国での足跡をさらに拡大することを目指す」と述べた>


ドイツは昔から世界の頭痛のタネである。伊藤貫氏の「歴史に残る外交三賢人」から。


<欧州諸国の頭痛の種「強すぎるドイツという脅威」は、ビスマルクが1871年1月にドイツ統一に成功したために発生した。それ以前はなかった問題どころか、そもそもドイツ圏という地域はあったが、「ドイツ」という名前の国はなかったのだ。


中世時代から1871年までのドイツは、常にバラバラで、一度も統一されたことはなかった。10世紀中ごろから1806年までのドイツ地域は「神聖ローマ帝国」と呼ばれていたが、中世期には千数百もの独立した諸侯国と自治都市が所属し、統一国家ではなかった。


17世紀前半にハプスブルク帝国(神聖ローマ帝国の象徴)による統一の試み「三十年戦争」(新旧の宗教戦争)があったが、フランス、スウェーデンに妨害され、ドイツ人口の3分の1が死亡した。フランス、スウェーデンはそれほど残忍な仕打ちしてまでハプスブルク家による統一を阻止したかったのである>


フランス、スウェーデンにとってドイツ圏が統一されたらとてつもない脅威になる、悪夢そのものだという恐怖があったのだろう。


そのドイツとアジアの悪夢である中共が結束して、レバノン級大爆発を世界中で何百、何千も起こし、「中独による、中独のための、中独の世界」を創ろうとしているのではないか、と小生は怪しみ、多くの国家リーダーも危惧している。


コロナ禍もあり、世界は平時から戦時へ転換しつつある。老いたカナリアの妄想危惧であればいいが、世界のリーダーは最悪に備えるべきである。泣きっ面に中独禍・・・今、世界が団結すれば抑止できるかもしれない。
                      

2020年08月11日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(49

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/159(2020/8/8/土】日本の防衛予算は5兆円だからコンビニに近い産業規模と見てよさそうだ。中共の脅威が高まっており、米国からも「もっと負担しろ」という圧力があるから、防衛費はこれからは急増していくに違いない。



防衛関係の出版社/新聞社は世間という表にはあまり出てこないが、朝雲新聞社、防衛ホーム新聞社、航空新聞社などがある。航空新聞社には小生もお世話になったが、同社の軸足は防衛産業と航空産業で、特に空自からは支持されていた。



1980年頃、航空新聞社の名誉会長は、ハワイ真珠湾攻撃を参謀として指揮した源田実氏(国会議員)で、一度だけ見かけたが、目が鷲のように炯々(けいけい)としており、武士とか軍人は常に常在戦場なんだなあ、と感動したものだ。WIKIにはこうあった。



<自衛隊では初代航空総隊司令、第3代航空幕僚長を務め、ブルーインパルスを創設した。航空自衛隊の育ての親。政治家としては参議院議員を4期24年務めた>



先日、産経に「国民の自衛官」表彰式の記事があり、「協賛 航空新聞社」となっていたので、航空新聞社のサイトを見るとこうあった。



<「国民の自衛官」は、民間で唯一の顕彰制度。フジサンケイグループ主催で、産経新聞社が主管となって、防衛省が協力、防衛装備工業会、防衛懇話会、タカラベルモント、ユニオンが協賛。航空新聞社も特別協賛している>



敗戦で日本は米国に洗脳され、軍事アレルギーが激しかったが、今は中共、北、ロシアが反面教師になり、ずいぶんまともになってきたようだ。共産主義を標榜している政党は日共のみで、未だに成功事例ゼロの「資本論」を必死で勉強しているから、完全に宗教政党。信者は同じ穴のムジナ、公明党同様に高齢化で減るばかりだろう。



小生が“隠れ革マル”と見ている枝野、同“隠れ赤軍”と見ている辻元らの立憲民主党も、野党第一党とはいえ、存在感は低下するばかりだ。



まあ、そこそこ中立的な感じがする日本テレビ系列各局と読売新聞社が共同で調査を行う「NNNと読売新聞社の全国世論調査」の2020年7月調査では、



・政党支持率:自民党32%、立憲民主党5%

・来年10月に任期満了となる衆議院の解散・総選挙:「任期満了まで行う必要はない」40%



これでは横綱と幕下でゲームにならない。立民=野党で立候補すれば反自民票で議員になれるからという下心で立民の看板を掲げているのだろうが、商売としての政治家・・・醜い感じがする。



2020年8月6日付「朝雲」紙の書評「戦争は政治の延長か――生存を賭けた戦い」から。



<イスラエルの戦略思想家クレフェルトの『戦争の変遷』(原書房刊)



鎌田昭良(元防衛省大臣官房長、元装備施設本部長、防衛基盤整備協会理事長)



クラウゼヴィッツの「戦争とは外交と異なる手段を用いて政治的交渉を継続する行為である」という有名なテーゼがあります。



友人である石津朋之氏(防衛研究所戦史センター長)からこのテーゼに対する有力な反論があることを聞き、イスラエルの戦略思想家マーチン・クレフェルトの『戦争の変遷』を勧められました。「戦争とは何か」を考える人にとっての必読書だと考えます。



クレフェルトは、過去の歴史を調べると、戦争は正義を決定するためであったり、宗教のためであったりするものが多く、政治の延長、すなわち国家の政策の手段としての戦争は、近代以降のことだと述べます。



さらにクレフェルトは、そもそも戦争が国家の政策(国益)の“手段”であるとの考えに重大な疑問を呈し、反例として、「生存を賭けた戦争」を挙げます。



生存を賭けた戦争とは、共同体が生きるか死ぬかの事態に直面した際にその構成員が死に物狂いになって戦う戦争です。この場合の戦争は何かの目的の手段ではなく政治そのものであり、目的と手段を区別して考える立場が破綻していると主張します。



生存を賭けた戦争は古代から現代までかなり存在し、最近ではフランスからのアルジェリア独立戦争、ベトナム戦争も該当します。クレフェルトは生存を賭けた戦争を国家の政策の手段と解釈することは単なる概念上の間違いにとどまらず、大きな実害があると言います。



アルジェリア独立戦争を例にとると、フランス側は国益追求の手段として戦争を戦ったため、厳密な費用対効果の計算を行い、戦争に係るコストが目的を超えそうになると戦争を中止せざるを得なくなりました。



他方、国の生存を賭けて戦ったアルジェリアの人々は費用対効果の計算など行いませんでしたが、費用対効果の計算は逆に働き、苦しみや破壊の程度が大きくなればなるほど、戦いを無駄に終わらせてはならないとの決意が固くなりました。



クレフェルトは、「フランスはこの戦争を他の手段を用いて政治的交渉を継続する行為として戦ったからこそ敗れた」と分析し、冷戦崩壊後の世界で頻発しているゲリラ戦やテロとの戦いなど所謂(いわゆる)「低強度紛争」についても、生存を賭ける者に対し、仮にクラウゼヴィッツ的な手法で戦いを挑めば、大国といえども敗北する可能性が高いと予言します。



クレフェルトは、戦争についてユニークな説明をします。戦争とは敵を殺そうとした時に始まるのではなく、自分たち自身が殺されるのを覚悟した時点で始まるものであり、自分が殺される覚悟のない状況で人を殺す人間は、殺人者で、戦士ではない。



死を覚悟した戦士には現世での利益は意味がないので、利益のために戦争を行うとの前提に立つクラウゼヴィッツのテーゼは間違っている、自らが殺されるかもしれないという危険の感覚は戦争の付属物ではなく、それこそが戦争の本質であり、それが戦争に比類なき“魅力”を与えると言います。



私が注目するのは、利益追求の手段としての戦いには重大な弱点があるとの主張です。



軍隊に限らず、現代の社会は、全ての組織で損益計算を背景にする合理的な思考が幅を利かせています。本来、軍事用語である戦略という言葉も社会のあらゆる場面に氾濫し、それは目的を達成するための合理的、効率的な術と安易に解釈されています。



もちろん戦略において合理的計算は重要ですが、クレフェルトの主張を拡大解釈すれば、こうした利益の計算を主眼にした組織は、たとえ大きな力を背景にしていたとしても、戦うこと自体を目的にした相手(必死の相手)と対峙した場合には、脆弱であるということです。



『戦争の変遷』の中には、「意思あるところには道がある」との目立たない記述がありますが、私にはこの言葉は弱者に対する強い励ましであると同時に利益計算中心の今の社会に対する不気味な警告に聞こえます>



中共・習近平の夢はソ連もなしえなかった「共産主義世界帝国樹立」であり、「政策の手段としての戦争」を望んでいる。誰も14億の訳が分からない漢族国家を侵そうなどと望まないのだから、とても「生存を賭けた戦争」ではない。



習近平は「野望の手段としての戦争」をしたい、という、ほとんど1930〜40年代のヒトラーや1960〜70年代/文革時代の毛沢東のような狂人、パラノイアだ。



習近平はひたすら戦争を準備していく。「中国政府、米国の技術封鎖で次の5カ年計画に『内循環体制』盛り込む可能性―−独メディア」(2020/8/8 Record
China)から。



<2020年8月5日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレは、中国が次の5カ年計画で外国の市場や技術への依存を減らす「内循環体制」を重点に盛り込む可能性があると報じた。



記事は、中国政府顧問が「米中間の対立が激しさを増していること、新型コロナウイルスの影響をそれぞれ鑑み、中国は外国の市場や技術への依存を下げる」と語ったことを紹介。



さらに、ある情報筋が5日に英ロイターに対し「中国政府はすでに国内の経済発展強化を主旨とする計画を制定した」としたほか、別の中国政府関係筋も「対外貿易の減少と、米国の技術封鎖により、われわれはさらに内需を刺激することになる」とコメントしたと伝えた。



そして、「内循環体制」の構築が2021年からの第14次5カ年計画における重点となる可能性があるとし、今年10月に共産党上層部で議論が行われ、来年春の全国人民代表大会(全人代)に提出される見込みだと報じた。



記事は、中国政府が近年、輸出主導型から内需型の経済成長への転換を目指しており、昨年の中国の貿易総額はGDPの32%と、06年の半分程度の水準にまで下がっていたと紹介。



また、米国による関税引き上げが中国の貿易に打撃を与えていること、さらには新型コロナの影響による貿易の鈍化も相まって、中国政府による内需型成長へのかじ取りを加速させたとの見解を示している。



また、技術分野では米国政府による華為技術(ファーウェイ)や動画投稿サイトTikTokの締め出しが、中国側に外国依存への不安を募らせたと伝えた>



発狂妄想でルール違反を繰り返して、ダメ出しされると牙をむき、要塞に引きこもって「オマイラと絶交だ、そのうち殺してやる、首を洗って待っていろ・・・吠え面かくなよ、ふっふっふ」。



現実と非現実の境界がぼやけてしまう妄想・幻覚。ほとんど統合失調症ではないか。



支那は大昔から暴君の迷産地で、桀紂(けっちゅう)、隋の煬帝などは有名だが、清朝最後の皇帝、溥儀もかなり異常で残虐、嗜虐趣味だったとか。



毛沢東は「死刑の方法は120あるが、半分は俺が創った」と豪語していた(吉野直哉『張家三代の興亡』張有財・張作霖・張学良)。文革時代に政敵に三角帽子をかぶせ罪状を書いた板を首から吊るし、無理な姿勢でなぶり殺しにした方法は毛沢東の傑作で、お気に入りだった。習近平も大好きだろうが、臓器の品質劣化を招くから控えるかもしれない。



これから日本人、大和民族の対中「生存を賭けた戦争」が始まるだろう。始めなければ日本人は「かつて東海省(旧日本)にいた先住民。21世紀末に絶滅した」と「ざんねんないきもの事典:人類編」に記されるだけになる。