2020年05月25日

◆アメリカ、ついに【チベットカード】を切る

北野幸伯


アメリカが、ついに【チベットカード】を切りました。

▼米中覇権戦争

世界では今、何が起こっているのでしょうか?

そう、「米中覇権戦争」が起こっているのです。

米中覇権戦争の前哨戦がはじまったのは、2015年です。

この年の3月、「AIIB事件」が起こった。

イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、オース
トラリア、イスラエル、韓国など、いわゆる「親米諸国群」が、中国主導AIIBへの参加を表明した。

これらの国々は、「入るなよ!」というアメリカの要求を
完無視したのです。

世界はこの時、「親米諸国ですら、アメリカではなく中国
のいうことを聞く。アメリカの覇権は終わった。これから
は中国の時代だ!」と考えた。

アメリカのリベンジがはじまりました。

突如、「南シナ海埋め立て」が大騒ぎされるようになった。

2016年、アメリカで反中のトランプさんが大統領選で勝利しました。

2017年、トランプさん、大統領に就任。

彼は反中ですが、米中関係はこの年、穏やかでした。

この年、金正恩が狂ったように、核実験、ミサイル実験を
繰り返していた。

それで、トランプは、北朝鮮貿易の9割を占める中国の助
けを必要としていた。

しかし、2018年になると、中国は「北核問題を解決する気
が全然ない」ことがわかってきました。

そこで、トランプは、金との直接交渉に乗り出します。

2018年6月、米朝首脳会談が行われました。

中国のサポートが不必要になったトランプは、遠慮なく中
国を叩くことにします。

2018年7月、8月、9月、トランプは連続で中国製品の関税
を引き上げました。

そして、2018年10月4日、ペンス大統領がハドソン研究所
で、中国との【冷戦開始】を宣言した。

こうして、オフィシャルに、「米中覇権戦争」がはじまっ
たのです。

▼米中覇権戦争の形態

米中戦争とはいっても、両国は「核大国」。

大規模な戦闘は、なかなか起こりにくい。

それで、戦争は他の形態をとっています。

情報戦、外交戦、経済戦、代理戦争。

外交戦とは、味方を増やし、敵国を孤立させること。


経済戦。

たとえば、関税引き上げ戦争。

ファーウェイバッシング。


代理戦争。

たとえば、アメリカは、香港の民主化勢力を支援する。

あるいは、台湾への武器売却を激増させる。

台湾が、WHOに参加できるよう、運動を盛り上げていく。


情報戦。

これは、「敵国を悪魔化させること」を目的とします。


突如、「中国は、ウイグル人100万人を強制収容している」という事実が注目されるようになりました。

<国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判

BBC NEWS JAPAN 2018年09月11日

中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万
人、テロ取り締まりを「口実」に拘束していると、国
連は懸念を強めている。

国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグ
ル人住民が刑事手続きのないまま、「再教育」を目的と
した強制収容所に入れられているという指摘を報告した。

8月半ばにスイス・ジュネーブで開かれた同委員会の会
合では、信頼できる報告をもとに中国政府が「ウイグル
自治区を、大規模な収容キャンプのようにしてしまった」
と委員たちが批判。>

もう一つのネタは、新型コロナウイルスです。

「中国政府が新型コロナウイルスの真実を隠蔽したせいで
パンデミックが起こった!

賠償金払え!」と。


さらにアメリカは、【チベットカード】を出してきました。

▼パンチェンラマはどこに?


<中国はパンチェン・ラマの居場所を「直ちに」公表せよ
、米国務長官

5/19(火) 9:19配信

【AFP=時事】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長
官は18日、25年前にチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマ(Panchen
Lama)に認定され、その後まもなく拘束された男性の居場所を「直ちに」公表するよう中国に要求した。

チベット亡命政府も17日、パンチェン・ラマの「健康状態
と居場所」を公表するよう中国に求めていた。>

これ、普通の人は、意味がよくわかりません。

どういうことなのでしょうか?

<世界的な支持を得ているノーベル平和賞(Nobel Peace
Prize)受賞者で、亡命中のチベット仏教の最高指導者ダ
ライ・ラマ(Dalai Lama)14世は1995年5月14日、当時6
歳だったゲンドゥン・チューキ・ニマ(Gedhun Choekyi
Nyima)氏をパンチェン・ラマの生まれ変わりと認定した。
> (同上)

パンチェン・ラマは、チベット仏教では、ダライ・ラマ
に次ぐ地位にあります。

ダライ・ラマ同様、「転生している」とされます。

ダライ・ラマは1995年、ゲンドゥン・チューキ・ニマを
「パンチェン・ラマの生まれ変わり」と認定しました。

しかし、中国政府は、6歳のこの少年をパンチェン・ラマ
と認めず、捕まえてしまったのです。

<パンチェン・ラマはその3日後に拘束され、以来、一度
も姿が確認されていない。

人権団体はパンチェン・ラマが「世界最年少の政治犯」に
なったとして、中国政府を非難した。>(同上)

さらに中国政府は、ギェンツェン・ノルブという人物を、
勝手に「パンチェン・ラマである」と決めてしまった。

つまり、今世界には、2人パンチェン・ラマがいる。


ダライ・ラマ公認のパンチェン・ラマ。(中国政府が拘束
している。)

中国政府公認のパンチェン・ラマ。

<ポンペオ氏は、「チベット仏教徒は、他のあらゆる宗教
団体の信徒らと同様、政府に干渉されることなくその伝統
に従って宗教的指導者を選出、教育、崇拝できなければな
らない」「パンチェン・ラマの居場所を直ちに公表するよ
う中華人民共和国政府に求める」と述べた。>(同上)


当然の要求ですね。

▼日本は、2次大戦の過ちを繰り返すな

日本は第2次大戦時、致命的なミスを犯しました。

1939年、第2次大戦がはじまった時、日本はナチスドイツ
の同盟国ではありませんでした。

ところが、1940年、正式な軍事同盟国になった。

日本は、ナチスドイツが、「ユダヤ人を大量虐殺してい
ること」は、全然気にしなかったのですね。

第2次大戦開始から79年後の2018年、今度は「米中覇権戦
争」がはじまりました。

日本がドイツの軍事同盟国になってから79年後の2019年、
安倍総理は、習近平を国賓として日本に招待しました。


チベットの民を120万人虐殺した国。

今もウイグル人100万人を強制収容している国。

「武漢に新型コロナウイルスを持ち込んだのは米軍だ!」


とトンデモフェイク情報を、外務省報道官が世界に宣言す
る国。

こんな国のトップを天皇陛下に会わせて、一体何がしたい
のでしょうか?

「日本は、現代のナチスドイツ、中国の味方だぜ!」

と世界に宣言したいのでしょうか?


人は誰でもミスを犯します。

しかし、賢明な人は、過去の失敗から学び、同じ間違いは
繰り返しません。

日本は80年前、ユダヤ人を大虐殺しているナチスドイツの
同盟国になり、大失敗しました。

ウイグル人を100万人強制収容している中国は、「現代の
ナチスドイツ」と呼ばれています。

同じ間違いを繰り返さないでください。


安倍総理、「現代の近衛文麿」にならないでください。

「近衛文麿の間違いから学ぶ人」であってください。


at 09:06 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年05月13日

◆日本は他国を見習って【ずる賢く】なるべきか

北野幸伯


日本は、変わるべきでしょうか?

そうでしょう。

かつて一人当たりGDP世界2位だったのが、今では26位にな
っている。

これは、何かがおかしいのです。

何をどう変えたらいいのでしょうか?


私は2年前、「日本のここを変えるべきだ」という本を出しています。



しかし、「変えなくていい」というか「変えてはいけない
」ものもあります。

それは、日本の国民性とか、根本的価値観とか、そういっ
たことです。


たとえば、「ウソをつくこと = 悪」と考えない人たち
もいます。

それで、「日本はだまされっぱなし」だと。


そんな他国を見習って、「日本ももっとしたたかになるべ
きだ」と。

要するに、「もっとずる賢くなろうぜ」と。


私は、こういう話には、反対です。

私は、「詐欺師にだまされないよう、自分も詐欺師になろ
う」という話には反対です。

そうでなく、「詐欺師にだまされないよう気をつけよう。

でも、自分は詐欺をしないでおこう」。

これなら賛成です。


私たちは、「日本はすばらしい!」と外国から称賛される
生き方をすべきで、

外国から、「日本はずる賢いな!」と非難される生き方を
すべきではないでしょう。

どこを変えるべきか?

どこを変えずに守るべきか?

今日は、読者のOさんからのメールをご紹介します。



<北野先生、今朝の「ちょっと独り言」です。

識別なしに、

氾濫する情報(ニュースから噂話まで…)に身を任せてい
るのがいかに楽で心地よいか。

一緒になって、誰かの、どこかの国の悪口を言って攻撃し、

「犯人」は自分ではないと安心し、

この国が、わたしのいる場所が、わたしの仕事がうまく行
かないのはわたしのせいではない、と変に納得するのが
いかに容易いか。

つまり、


「自分の頭で」考えること、

「自分の心で」感じることが


いかに面倒くさいか。

今、渡部昇一先生の『決定版 日本人論』(扶桑社新書)
を読んでいて、感じた「独り言」です。

この本を「読んでしまったら」

日本の国の益、日本人の善−それを通して、すべての人
の善−のために

「わたしは」何が出来るか、何をしなければならないか
と絶えず問いかけずにはいられなくなりますね。

以下、心にピーンときた箇所…(まだ序章ですが)



また、平和ボケした日本のお人よしぶりが、やがて日本を
弱小国に追いやることになることを危惧する向きもある。

隙あれば人の足元を掬おうと虎視眈々と狙っている海千山
千の諸外国に伍していくには、日本も同じような逞しさを
身に付けなければいけないという議論も盛んである。


しかし、果たしてそうだろうか。

付け焼刃で、そんな逞しさを身に付けようとしても、長年
それでやってきた国々に勝てるはずがない。

そんなことに無い知恵を絞るより、日本人だけが本来もっ
ている「強み」をもっとちゃんと見直して、それを武器に
するほうが絶対に有利である。

[…]人の足もとを掬うことなく、人も我もいいという日
本の姿勢[…]。

それを戦前の日本で株式で成功した人は


「人もよかれ。我もよかれ。我は人よりちょっとよかれ」


と表現しているが、この考え方こそ、日本人独特の「強み
」なのである。

この力を使わない手はない。

お人よし大いに結構ではないか。[…]

どの国にも、それぞれの歴史の中で国体が変化するときが
あり、日本もその例外ではない。

しかし、他の多くの国家が、国体が変化するたびに、そこ
ですべてが断ち切られるに比べて、日本は連続性を失って
いない。

その中心にあるのが皇族だ。[…]

それは、おそらく神話時代に、天孫降臨の詔勅といわれる
ものにすでに記されている豊かな四季に恵まれた日本と神
話時代から続いている皇室を持つ国民ならではの知恵であ
ろう。

自然や人や他国と対立せず、拒否せず、排除もせず、それ
を受け入れて自分の中になじむように収めてしまう知恵が
養われた。

すべてを受容するというこの知恵は、日本人の本質となっ
ている。

すなわち、それが日本人の「強み」なのである。

***


北野先生が、ご自身のメルマガで、もう49歳になって

「ただのおじさん」になってしまいました、と書いておら
れましたが、先生は、決して「ただのおじさん」ではあり
ません!

北野先生と、先生と志を同じくする方たちは
もしかしたら少数派かもしれませんが、
自分ファーストの多数派より
自分も大切だけれど、みんなでもっと善くなりたい、次の
世代に夢を引き継ぎたい、と望む少数派の方が
ずっと「すてき」です。

「すてき」というのは、かなり主観的ですが
たとえば教皇フランシスコは
教会は「勧誘」で成長するのではなく
生き方の証で人を引き付けなければならない、と言って
います。


ある人の、「多利的」な生き方は、
人々の中に眠っている良心を刺激するので
「うざっこい」「見たくない」と否定されることもあるけ
れどでも、やっぱり、何か引き付けるものがある。

「わたしの利益になりそうな考え」ではなく
ちょっと大変だけど「正しい道」を歩みたい、という望み
は誰の中にもある、と思います。

そうでなければ、人類は今まで生き延びなかったと思いま
す。

そんな望みを、
少数派であっても「すてき」な人たちが実際に生きようと
しているとしたらわたしは応援します。

…と書いていて、伊勢先生の言葉を思い出しました。

大村智教授についての話の最後に…

***
大村の偉業は、多くの人々に導かれ、助けられ、支えられ
て、成し遂げられた。まさに「一期一会」の精神で、多く
の人々との出会いを大切にしてきたからだろうが、

その姿勢も「自分はもっと何かをしなければ済まない」と
いう初志に支えられていたのだろう。

そういう志を持っていればこそ「袖振り合う縁」を生かせ
る。

      
at 07:59 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年05月11日

◆新型コロナ後も生き残るのはどんな人と会社?

北野幸伯


ロシアが、かなり大変なことになっています。

新型コロナウイルスの感染者数が、毎日1万人以上増えて
いるのです。

感染者数は現在、18万7000人。

ロシアでは、プーチンが、かなり早い段階で中国からの入
国制限を実施しました。

しかし、欧州から入ってきて、爆発的に広まったみたいで
す。

日本の感染者が東京に集中しているように、ロシアの感染
者は、首都モスクワに集中しています。

そう、私が28年住んでいたモスクワです。

それで、私の知人でも、感染した人が複数出てきました。

昨日は、妻の親友のお母さんが新型コロナでなくなったと
いう知らせを受けました。

娘さん(妻の親友)は、幼い子供二人と地方に避難してい
ます。

モスクワにいるお姉さんに連絡したところ、「子供たちが
危険だから、葬式には来るな」といわれたそうです。

世界中で同じような悲劇が起こっています。


日本はどうでしょうか?

安倍総理は4月7日、緊急事態を宣言しました。

これについて、欧米メディアは、「遅すぎる!」(罰則が
ないので)「緩すぎる!」と批判しました。

この意見について、私は4月8日の裏メルマガで


●緩くて遅い「緊急事態宣言」、海外からの批判を気にす
る必要はない理由......という記事を出しました。



この中で、「欧米より緩い緊急事態宣言でも、三つの理由
で効果があるだろう」という内容を書いています。


実際、緊急事態宣言の効果がでているようです。

5月8日、新たな感染者数は95人でした。

これに対し、退院した人が760人もいます。

つまり入院する人の数より、退院する人の数が多い。

こんな感じで進んでいけば、5月末には、終息するでしょ
う。

もちろん、勝利できるかどうかは、私たちの今日の行動に
かかっています。

皆さん、自粛疲れもあると思いますが、気を緩めずに進み
ましょう。


前置きが長くなりましたが、

今日は、「新型コロナ後も生き残るのはどんな人と会社?」
という話をしたいと思います。



▼レコードとCDの話



私は、現在49歳。

10月に50歳になります。

メルマガを創刊した時は、28歳だった。

はじめて本を出した時は、34歳だった。

「若いですね〜、若いですね〜」といわれましたが、いつ
の間にか、普通のおじさんになりました。


約50年も生きてくると、いろいろな成功劇、悲劇を目撃し
ます。

ものすごく昔の話ですが。

私が子供の頃は、レコードとカセットテープが主流でした。

CDがではじめたのは、私が中学校に入ったころです。

松本市の中心には、二つ大きなレコード屋さんがありまし
た。

CD革命が起こった時、一つのレコード屋さんは、積極的に
CD販売を開始しました。

もう一つのレコード屋さんは、どういうわけか、CDを嫌い、
レコードにこだわりつづけました。

そして、つぶれてしまいました。


この二つの店のこと、子供ながら、「教訓」として記憶に
刻まれました。



▼ソ連崩壊後の勝者と敗者



1991年12月、ソ連が崩壊しました。

留学中だった私は、国家の崩壊を目撃することになります。

この後、99%ぐらいのロシア人は「負け組」になりました

どういうことでしょうか?

ルーブルが紙切れ同然になり、92年に2600%のインフレが
起こった。

それで、貯金の価値が26分の1になってしまった。

悔しいですね。


しかし、おそらく1%ぐらいの人は、勝者になり、莫大な
富を獲得しました。

どんな人?

一つ目の条件は、「共産主義教」を全然信じていなかった
人。

もう一つの条件は、「ソ連が崩壊し、共産主義の時代が終
わり、資本主義の時代がくる」

と予測し、勉強していた人です。


陰謀論ではなく、ユダヤ系の人が多かった。

後に新興財閥と呼ばれた、ベレゾフスキー、グシンスキー、

ホドルコフスキー、フリードマン、アヴェン、アブラモー
ビッチ、

みんなユダヤ系です。


彼らはソ連崩壊時に、見事に変化して、富を得たのです。


ただ、プーチンが登場した時、すでにロシアの支配者だっ
た彼らは、

「時代が変わったのだ」という認識を持てませんでした。

結果、ベレゾフスキーはイギリスに、グシンスキーはイス
ラエルに亡命、

ホドルコフスキーは逮捕され、「シベリア送り」になりま
した。



▼新型コロナ禍を活かせる人、活かせない人

新型コロナ禍は、ほとんどの人にとって、地震のように突
然やってきました。

この災厄は、いずれ過ぎ去ります。

あんなにひどかった中国、イタリア、スペインですら経済
活動が再開されてきた。


つまり、苦しいのは、1〜2か月ということになります。

(期間の長さは、措置の厳しさにもよりますが。)


この災厄の後、「新型コロナで変わった人、会社」「元に

戻ってしまった人、会社」で「勝ち組、負け組」がわかれ
るでしょう。


たとえばテレワーク。

全国でテレワークを実施している会社は、30%ほどだそう
です。

30%でも、いいですね。

新型コロナがなかったら、いつこの数字に到達できたか想
像もできません。


ですが、問題は、新型コロナが終息した後です。

その時、サバイバルできる経営者は、


「テレワークでも、結構いけたな。

おかげさまで、出勤交通費が手元に残る。

新型コロナ後もテレワーク中心にすれば、あんなでかいオ
フィスいらないよな。

ここでも、大金節約できる」


などと考え、テレワーク中心を維持します。

これは、会社がお金を節約できるだけでなく、社員の幸福
にも寄与する。

なぜか?

出勤時間の往復2時間が「自由時間」になる。

すると、家族と過ごせる時間が2時間増えます。

at 08:03 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年04月28日

◆安倍内閣は、なぜ新型コロナ対策を間違ったのか?

北野 幸伯 



ロシア政治経済ジャーナル 号外2020/4/27


●安倍内閣は、なぜ新型コロナ対策を間違ったのか?

新型コロナ災、欧米に比べると、日本の状況はまだマシです。

しかし、欧米では、「すでにピークは越えた」といわれている。

一方日本では、「ピークはこれから」といわれています。

安倍内閣は、新型コロナ災対策で、成功しているのでしょうか?

これまでを振り返って、「成功している」という人
は、ほとんどいないでしょう。

【なぜ】失敗したのでしょうか?

動画で解説しました。

https://in.powergame.jp/kipg_pvcp?cap=kmag


at 07:47 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年04月22日

◆NY原油先物が【マイナス価格】に!!!

北野幸伯


ここ数日、いろいろいろいろ衝撃的な情報が入ってきています。
多すぎて、メルマガでは、全部取り上げられない感じです

なんというか、世界経済が、「シュ〜〜〜〜」と音をたてながら収縮していくような・・。
今日は、原油価格の話です。


▼これまでの流れ


年初、原油価格はバレル60ドル台。
大暴落が起こると予想する人はいませんでした。
その後何が起こったのか、復習しておきましょう。


1、新型コロナウイルスの影響で、石油需要が激減し、原
油価格が下がってきた

2、OPECと非OPECでつくられる「OPECプラス」で、協調減
産が協議された。(3月6日)

3、原油生産世界2位のサウジアラビアは、協調減産を主


4、しかし、原油生産世界3位のロシアが反対し、交渉は
決裂。

5、激怒したサウジアラビアは、減産ではなく【増産】を
はじめた。

6、さらに、ロシア最大のお得意である欧州に、「ロシア
からサウジに乗り換えれば、1バレル8ドル割引しますよ!」と提案した。

7、これを受けて、原油価格は年初の66ドルから、20ドル
まで、大暴落した。

8、驚いたサウジとロシアは、和解を決意。

9、そして、減産に合意。


<原油価格戦争に終止符、OPECプラスが減産で歴史的
合意4/13(月) 4:07配信

(ブルームバーグ): 主要産油国は世界の原油生産を1
割近く削減し、サウジアラビアとロシアの壊滅的な価格戦
争に終止符を打つ歴史的な合意を成立させた。>


<石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油
国で構成する「OPECプラス」は日量970万バレル削減
する。>(同上)


「歴史的合意」だそうです。


▼NY原油先物が【マイナス価格】に!!!

ところが、「歴史的合意」も、価格を維持するのには十分でなかったようです。

いえ、全然全然全然足りない・・・・。
何が起こったのでしょうか?


<NY原油先物、史上初のマイナス コロナで供給過剰に
朝日新聞DIGITAL 4/21(火) 5:46配信

週明け20日の米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の
指標となる米国産WTI原油の先物価格(5月物)が


1バレル=マイナス37・63ドル
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と、史上初めてマイナス価格で取引を終えた。>
1バレル、【マイナス】37.63ドル!!!


「なんじゃそりゃ〜〜〜〜」ですね。


見たことも、聞いたこともない話です。
「原油価格が【マイナス】」って、どういう意味なのでしょうか?


<前週末の終値(1バレル=18・27ドル)からは55・90ドル幅もの急落となる。

取引時間中に一時、1バレル=マイナス40ドル超まで低下した。

マイナス価格は、原油の売り手が、通常とは逆に買い手にお金を払って引き取ってもらうことを意味する。>
(同上)


普通は、お金を払って、原油をもらいます。
それが今は、原油をもらって、お金ももらえる。
1バレル原油を引き取ると、37・63ドルももらえると


なぜ、そんな変な話になったのでしょうか?
「超短期の理由」と「短期の理由」があります。
まず「超短期の理由」から。


<WTIの先物取引は、米オクラホマ州で現物の受け渡し
が生じうる。

近辺の貯蔵タンクやパイプラインが満杯に近づき、海上の
タンカーを含めて原油を保管する料金が跳ね上がっていた

期近の5月物は取引期限が翌21日に迫っており、保管料
がかさむ現物を抱え込みたくない投機筋や生産者らが損失
覚悟で投げ売りに走ったとみられる。>(同上)

なるほど〜。

高い保管料を払うより、金を払って原油をひきとってもら
った方が、「損失が少ない」と判断したのですね。

次に、「短期の理由」。

<ウイルス感染を防ぐための移動・外出規制で、航空機や自動車による人の移動が止まり、エネルギー需要が世界で吹き飛んだ。

国際エネルギー機関(IEA)は、今年の世界の石油需要が前年比で日量930万バレル減ると予想。

とくに4月は前年同月比2900万バレル減と世界の原油
生産量の3割にあたる史上最大級の落ち込みになるとみられる。>(同上)


「短期の理由」は、新型コロナ災で、エネルギー需要が激減していること。


私は、「悲観論者」ではありませんが、世界と日本を見るに、「大変なこと」が起こっています。

世界経済悪化の原因は、

「新型コロナウイルスが恐ろしくて皆家に座っていると」
結局、新型コロナ災がいつ終わるのかという話なのですが欧米では、「感染はピークに達した」といわれています。

ですが、アメリカでは、トランプさんが経済活動再開に前のめりで、2波が来る可能性がある。一方、日本やロシアなどは、現在ピークにむかっている最中。

IMFも認めているように、今年はリーマンショック翌年の09年よりひどく、1929年に起こった「世界恐慌時並」
になる。皆さん、がんばって極寒の時代を生き抜いていきましょう!
at 07:51 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年04月21日

◆新型コロナは米軍が持ち込んだ

北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』

米国が激怒。中国高官「新型コロナは米軍が持ち込んだ」に猛反撃

新型コロナの次は「ハンタウイルス」中国で別の感染症死亡報
軍事アナリストが提案。チャーターによる野戦病院型の「病院船」

これまでに200万人以上の罹患者を出し、世界最大の新型コロナウイルス感染国となってしまったアメリカ。その初動の遅れを批判されているトランプ大統領は、全責任を中国に押し付けるべく、情報戦を開始したようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、現時点までの新型コロナウイルスを巡る米中の対立と、「中国悪魔化」路線を鮮明にしたアメリカの動きを紹介しています。


新型コロナ災、アメリカが【中国悪魔化政策】を推進する理由

新型コロナ災で、一つ大きく変わりそうなことがあります。それは、「中国のポジション」です。どういうことでしょうか?

世界は現在、第2次大戦以来、最大の危機に突入しています。すでに感染者は200万人を超えた。死者は、14万人を超えた。そして、IMFによると、今年の経済は、リーマンショック翌年の09年よりもっとひどい。1929年からはじまった世界恐慌並になる。身近な人が病気になっていく。身近な人が、亡くなっていく。自分が職を失う。自分が勤めていた会社が倒産する。金がなくなる。

世界中の人々は、「何でこんなことになったんだ!?」と問いかけます。人格者であれば、「犯人捜しをしても仕方ない。私は、自分でできることをしよう。人を助けよう。家族のために仕事をしよう」と思うかもしれない。しかし、そんな風に思える人は稀で、恐怖、怒りは、「答え」を要求します。


普通は、「為政者」が憎悪の対象になる。日本であれば、「政府が、中国全土からの入国制限するのが遅すぎたから感染が拡大したのだ」と。あるいは、「支援が遅すぎる、ケチすぎる」など。

今、全世界の多くの人たちが、恐怖と怒りにとらわれていて、「犯人」を求めています。

さて、アメリカのトランプ大統領もその対応のまずさを厳しく批判されています。なんといっても、アメリカの感染者数は66万人で世界一なのですから。とはいえ、トランプさんは2月初め時点で、「中国全土からの渡航制限」を開始していました。個人的には「叩かれてかわいそうだな」と思います。

トランプさんのすごいところは、「自分の責任を認めない」ところです(それが「いい」とはいいません)。他の犯人を見つけたのです。一人目の犯人は、新型コロナウイルスの存在を隠蔽した中国政府です。二人目の犯人は、中国に忖度し、新型コロナウイルスの危険性を過小評価しつづけたWHOです。

トランプは、「中国悪魔化」に動き出した

3月12日、トランプとアメリカ政府高官たちを激怒させる「世界史的大事件」が起こりました。中国外務省の報道官が、「新型コロナウイルスを武漢にもちこんだのは米軍の可能性がある!!!!」と発言したのです。


新型ウイルスは米軍が武漢に持ち込んだ、中国報道官が主張

3/13(金)15:02配信



【AFP=時事】中国外務省の報道官が12日夜、新型コロナウイルスは米軍が中国に持ち込んだ可能性があるとツイッター(Twitter)に投稿した。主張を裏付ける証拠は提示していない。

中国は、今回の世界的歴史的大災害の「犯人」にされたくない。それで、「アメリカが犯人ということにしてしまおう」と。激怒したトランプは、新型コロナウイルスを【中国ウイルス】と呼ぶことにしました。3月18日の共同。


トランプ米大統領は17日、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことに中国が反発しているのに対し「ウイルスは中国から来たのだから全く正しい呼称だと思う」と正当化した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。

そして、そう呼ぶさらなる理由に言及しました。


「中国が『ウイルスは米軍が持ち込んだ』と偽情報を流すから来た場所の名前で呼ぶべきだと言った」と反論した。
(同上)

中国が「ウイルスは米軍が持ち込んだ」とフェイク情報を拡散しているから、対抗しているのだと。


これ、正しいですね。日本政府みたいに、スルーしたり、放置すると、「日本軍は南京で30万人大虐殺した!」というような話が「定説」になってしまう。全力で反撃しているトランプさんは、「大人げない」のではなく、「情報戦を戦っている」のです。


習近平に「不都合な真実」浮上か


at 08:03 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年04月08日

◆ポスト安倍は【自虐史観政治家】が【最有力】(涙)

北野 幸伯


史上最長の安倍政権。

安倍総理について、いろいろな意見があると思い
ます。

ただはっきりしているのは、総理が「自虐史観の持
ち主ではない」ということ。

過去に欧米中韓からバッシングされた、

「東京裁判は、勝者の断罪」
という言葉からも明らかです。
次の総理は、誰なのでしょう?


小泉さん?

河野さん?

茂木さん?

岸田さん?


世論調査は、違う結果を示しています。


「日韓関係が悪いのは、日本が十分に謝罪していないら」

と主張する、あの人が1位なのです。

また「自虐史観総理」が誕生するのでしょうか?

この辺の事情、動画で解説しています。

いますぐごらください。

https://in.powergame.jp/kipg_pvcp?cap=kmag


at 08:03 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年03月30日

◆新型コロナウイルス

北野幸伯

1か月前、世界は日本のことを一番心配していました。

<WHO専門家「いま一番、世界中が心配しているのが日
本」読売新聞オンライン 2/14(金) 12:29配信

新型コロナウイルスの感染が広がっている問題で、進藤奈
邦子・世界保健機関(WHO)シニアアドバイザーは14日横浜市で開かれた日本環境感染学会の緊急セミナーで
講演した。

中国では新たな感染者が減りつつあるとして、「今一番、
世界中が心配しているのが日本だ。ここで頑張って食い止
めてほしい」と述べ、感染拡大防止に全力で取り組むよう
訴えた。>


日本政府の対応は、とても遅かったですが、2月27日安倍
総理が思い切った措置を打ち出してきました。
<安倍首相、全小中高校に臨時休校要請 新型肺炎、新法
案準備も指示

時事 2/27(木) 18:47配信

安倍晋三首相は27日、首相官邸で開かれた新型コロナウイ
ルス感染症対策本部で、私立を含め全国全ての小中学校、
高校、特別支援学校に、3月2日から春休みに入るまで臨時
休校とするよう呼び掛けた。>


この措置、私はメルマガで「大英断」と書きました。
しかし、共働きで小さいお子さんのいる家庭は大変です。
(私にも9歳と5歳の子供がいるので、わかります。)

それで、批判メールがたくさん届きました。
ですが、結局安倍総理の決断は、正しかったと思います。

というのも、その後日本国内の感染拡大スピードが明らか
に鈍化したからです。
今日の世界感染者数マップを見ると、

世界の感染者数は、303816人。

中国は、53578人。

アメリカ、25493人。

スペイン、25374人。

ドイツ、22213人。

イラン、20610人。

フランス、14308人。

韓国、8799人。

イギリス、5067人。

オランダ、3640人。

ベルギー、2815人。

スウェーデン、1763人。

ポルトガル、1280人。

カナダ、1278人。

マレーシア、1183人。

オーストラリア、1071人。

ブラジル、1021人。

日本、1007人。(ダイヤモンド・プリンセスの乗員、乗客
は除く)
感染者数で、17番目となっています。

そして、一か月前とは違い、日本を批判する海外メディア
はなくなりました。
こう見ると、いろいろ批判はあり、遅すぎた感はあります
が、

安倍総理の臨時休校要請は、「効果があった」といえるの
ではないでしょうか?


▼悲惨なイタリア
現状、一番悲惨な状態にあるのは、イタリアです。
共同通信3月22日。


<イタリア政府は21日、新型コロナウイルスに感染した死
者が前日から793人増え4825人になったと発表した。
感染者は6557人増の5万3578人に達した。>

<致死率は約9%で依然高い。>


1日の死者数が、793人!!!
1日で感染者が6557人増加した!!
致死率9%!!!


人口6000万人のイタリア。
すでに死者数は、人口14億人の中国を上回っています。
致死率も異常な高さ。



▼日本も油断するのは、まだ早い
イタリアの悲惨な状況を見ると、日本はかなりマシです。
それで、早くも「油断」がでてきているようです。


私は金曜日、用があって町にでました。
驚いたのは、人の多さです。
3月はじめ、町は「ゴーストタウン状態」でした。

通り過ぎながら、いろいろなお店をのぞきこみ、「大変だ
な」と同情したものです。
しかし、一昨日(3月20日)は、何もなかったかのような
活況がありました。

実際は、平時よりは少ないのでしょうが、3月初めと比べ
ると、「人だらけ」という印象でした。
思ったことは二つです。
一つは、お店の人たちのことを考えて、「よかったな」と
もう一つは、「大丈夫だろうか」と。


日本は、確かにイタリア、スペインなどと比べると、ずい
ぶんマシです。
しかし、感染者数は、いまも増えつづけています。
読売新聞3月21日。


<新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では21日、計
39人の感染が確認された。>
確かに、イタリアと比べると、大した数ではない感じですが

それでも、「もう気にしなくていい」という話ではないで
しょう。
過度に恐れる必要もありませんが、油断せずに生きていき
ましょう。
at 08:12 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年03月26日

◆小池都知事【東京封鎖】の可能性に言及

    北野幸伯



前号、前々号で、「油断するのは早すぎる」というお話を
しました。

確かにイタリア、スペイン、アメリカなどと比べると日本
の感染者増加スピードは緩やかです。
しかし、毎日確実に増えている。
だから、「油断しないでおきましょう」と。

「全然おさまっていない」こと小池都知事が言及しました

東京都の小池知事は、新型コロナウイルスの大規模な感
染拡大が認められた場合は、


首都の封鎖=ロックダウン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もあり得るとして、都民に対し、大型イベントの自粛な
どを改めて求めました。

「この3週間オーバーシュートが発生するか否かの大変
重要な分かれ道であるということです」
(小池百合子 東京都知事)

小池都知事は、23日から3週間、イベントなど人が密
集する空間への外出を控えるよう都民に呼びかけました。

都内で大規模な感染拡大が認められた際には、東京都を
封鎖する「ロックダウン」も検討するとしています。>

【首都の封鎖 = ロックダウン】もあり得るそうです。
そうなるかどうか、これから3週間が勝負だと。

▼なぜそうなのか?

なぜ、小池都知事は、現状を強く心配しているのでしょ
うか?
理由は、「感染源が特定できない感染者が増加している
こと」だそうです。
東京都の新たな感染者数は3月23日、16人でした。
これは、これまでで過去最多です。
16人のうち9人は、どこで感染したのかわからない人たち

政府専門家会議メンバーである館田一博医学部教授は、
<これは、非常に危険なサインです。>

<我々が把握していない大きなクラスター(集団感染)
が起きているのではないか>

<そういうことを放っておくと、これがメガクラスタ
ーになって、それがオーバーシュート(感染者の爆発
的増加)につながってしまうのではないか>
と語っておられます。

▼国民の油断が、オーバーシュートを呼ぶ

新型コロナウイルスの感染は全世界に広がり、たくさ
んの都市で、厳しい外出制限が行われています。

ニューヨークも、人がガラガラ。
私が住んでいたモスクワでも、市長が直々に動画をだし

「食料品と薬を買う以外に、外にでないように」と要
求しました。
ところが日本では、3月初めの緊張感がすっかり緩み、
花見でにぎわっている状況。

(宴会式の花見は、行われていないようですが。)

遊園地の「としまえん」は、営業を一部再開。
(屋外のアトラクションだけ)
21日(土)の来園者数は、約6000人。
22日(日)は、約5000人。
これは、【例年並み!】の数だといいます。

それでも「屋外」アトラクションなので、「そんなに感染
リスクは高くないのではないか」と思えるかもしれません
では、「さいたまスーパーアリーナ」で3月22日に開催さ
れた【 K1 】はどうでしょうか?

観客数は6500人だったといいます。

これで、クラスターが起こらなかったら「超ラッキー」と
いえるのではないでしょうか?
何がいいたいかというと、安倍総理の休校要請から約1か
月が過ぎ、国民の緊張感が薄れているということです。

▼これから3週間が勝負

しかし、小池都知事は【首都封鎖もあり得る】と危機感
を露わにしています。そして、
「今後3週間、大型イベントへの参加を控えるよう」

都民に要請しました。これは、都民だけの話ではなく、
全国民も同じだと思います。

中国で感染者数が爆発的に増加していた時、ほとんどの
人は、「日本はああならない」と感じていました。

(RPEでは、2月5日から「早く中国全土からの渡航を禁
止してください!」と呼びかけつづけていましたが。)

安倍総理が2月27日、「全校一斉休校」を要請し、結果、
日本での感染者増加スピードは、緩やかになりました。

今、イタリアの状況を見て、日本国民の大部分は、
「日本は、関係ないね〜〜〜〜」と感じ、他人事として
みています。

しかし、日本がイタリアのようにならなかったのは、国
民が緊張感をもって用心深く、注意深く生活してきたか
らでしょう。

ここでリラックスしすぎると、イタリアのようになる可
能性があります。

小池さんのように、危機の規模を正しく理解している人
がいて、「【首都封鎖】もあり得る」と語っている。

皆さん、この事実を重く受け止め、今一度気を引き締め
ましょう。
金も大事ですが、命はもっと大事です。


at 08:07 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年03月12日

◆なぜ中国は反日プロパガンダをするのか?

北野 幸伯


世界は新型コロナウイルスで大騒ぎです。

こんな中でも、中国政府は、日本を利用することを忘れま
せん。

中国政府は、日本政府に、「渡航制限をするな」と要請し
ました。

この件については、いろいろ情報がありますが、一つ。

時事通信2月19日。


<政府関係者によると、習近平国家主席の国賓来日を控え
て中国側から「大ごとにしないでほしい」と要請があった
といい、これも後手に回った要因だとみられる。>


日本政府は、愚かにも中国政府のいうことを聞いてしまい、
そのせいで、国内の感染者がどんどん増えてしまいました。

この件、たとえば、中国の北の隣国モンゴルは、2月初め時
点で、「中国全土からの入国」を禁止した。

それで、モンゴルの感染者は、現在1人。

一方、同じ隣国でも、中国全土からの入国制限をしなかっ
た韓国の感染者は7513人です。


ところが中国。

2月末になると、なんと「日本からの入国制限」を開始しま
した。

要するに、「恩を仇で返した」。


ですが、私たちは、驚きませんでした。


「中国の指導者は、そういう人たちだよね」


ということを、大昔から知っていたからです。


1989年、中国は、天安門事件で世界的に孤立しました。

中国の指導者たちは、「どうやってこの苦境から抜け出そ
うか」と考えた。


彼らは、「世界一ナイーブで、信じやすく、だましやすい
日本を突破口にしよう!」と考えた。

どうしたのでしょうか?

天皇皇后両陛下を、中国に招待した。

そして、天皇皇后両陛下は1992年に、訪中されました。

これを見た欧米諸国。


「狡猾な日本は、中国の巨大市場を独占するつもりだ!」


と焦ります。

それで、翌1993年から、欧米と中国の関係も改善された
のです。

そう、日本は、中国を苦境から救ったのです。


中国政府は、このことに恩義を感じたのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。

彼らは、次に考えました。


「どうすれば、アメリカから敵視されずにすむだろうか?」


狡猾な彼らは、思いつきました。


「そうだ!

日本を悪魔化して、米中共通の敵にしてしまおう!

そうすれば、アメリカは、中国を叩かなくなるだろう」

at 08:24 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年03月01日

◆ やはり中国は日本を裏切る

北野幸伯


<日中関係が、急速に改善されています。

確かに、尖閣中国漁船衝突事件があった2010年や、尖閣国
有化の2012年のような「超緊張関係」よりは、いいのかな
とも思えますが。

とはいえ、現在の日中関係は、「異常」ともいえます。
新型コロナウィールスの感染者が増えている。
一番重要なのは、中国全土からの渡航を禁止することでし
ょう。

ところが日本政府は、この当たり前のことをしない。
日本政府が習近平に忖度しているからでしょう。

つまり、今の日本政府は、国民の安全よりも習近平のご機
嫌を最優先していることになります。
それでも、長期的に報われればいいのかもしれません。

しかし、日本政府の「忖度」が報われることは決してない
のです。
1989年、天安門事件で中国は世界的に孤立しました。

中国指導部は、どうやってこの危機を克服したのでしょう
か?

彼らは、「世界一ナイーブでだまされやすい日本を利用し
て孤立から脱却しよう」と考えた。

そして、彼らは日本に接近しはじめました。
1992年、天皇皇后両陛下が、訪中されました。

これを見た欧米諸国は、「裏切り者の日本は、巨大な中国
市場を独占するつもりだ!」と焦ります。

そして、1993年から中国と欧米の関係も改善されたのです。

そう、日本は、中国の苦境を救ったのです。
問題は、この後です。

中国は、「利用済み」の日本を捨てました。
どうしたか?

1994年、江沢民政権は、国内では「反日教育」を、国外で
は「反日プロパガンダ」を精力的に行うようになりました。

これは、「日本を米中共通の敵とすることで、アメリカが
二度と中国を叩かない環境をつくる」

という戦略に基づいた動きだったのです。

この戦略がうまくいき、クリントン政権は熱心にジャパン
・バッシングをしていました。

なぜ、中国は、これほど見事に日本をだますことができる
のか?
それは、中国指導部の「哲学」が「だますこと」だからで


彼らが信奉しているのは、「孔子」ではなく「孫子」です
孫子はいいます。


「兵は詭道なり」
(戦争は、だましあいである)

つまり、戦争中は「だますこと」が「善」とされる。
では、今は戦争中なのでしょうか?
戦争中ではないのでしょうか?

彼らは、こう考える。

「政治は、武器を使わない戦争である。

戦争は、武器を使う政治である」

だから、「平時」でも「戦時」でも、彼らはいつも「戦争
中」と考える。

だから、「いつでもウソをつくのは善である」と考える。
これ、「中国人はそうだ」といっているのではありません

「中国の指導者がそうだ」といっているのです。
天安門から30年が過ぎた。
中国は、また孤立しました。
それで、また同じように、日本に接近してきた。

世界一ナイーブでだまされやすい日本政府は、過去の失敗
に学ばず、
またもや「コロリ」とだまされた。

習近平が国賓訪日すれば、「天皇陛下、是非ご訪中くださ
い」というに決まっています。

天皇陛下は立場上拒否できないので、訪中される。

1980年代から1990年代の初めに起こったことが、また起こ
ろうとしている。

日本政府は、同じ失敗を繰り返そうとしている。

失敗といえば、第2次大戦時、日本はナチスドイツに接近
して破滅しました。

今度は、「ウイグル人100万人を強制収容」し、「現代の
ナチスドイツだ」と批判されている中国に接近している。

また亡国の道を驀進しています。

中国指導部の「ウソ」については、話せばキリがありま
せん。

最後にこれに触れないわけにはいかないでしょう。
2012年11月、中国は、ロシアと韓国に

【反日統一共同戦線をつくって、日本を破滅させよう!】
と提案しました。

彼らは、
「日本には【沖縄】の領有権はない!」

【アメリカ】も反日統一共同戦線に引き入れる!」
と宣言しました。
at 08:08 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年02月27日

◆ 太平洋戦争の大嘘

北野幸伯


1946年(昭和21年)5月3日、東京。

元アメリカ大統領ハーバート・フーヴァーと連合国軍最高
司令官マッカーサーは「太平洋戦争とはいったい何だった
のか」を3日間にも渡って話し合った。

そのとき、日本人なら誰も思いもしないようなことをフー
ヴァーは口にした…


「太平洋戦争は、日本が始めた戦争じゃない。

あのアメリカの『狂人・ルーズベルト』が、日米戦争を起
こさせた。

気が狂っていると言っても精神異常なんかじゃない、ほん
とうに戦争をやりたくてしょうがなかった…

その欲望の結果が日米戦争になったんだ」


その言葉を聞いて、マッカーサーははっきりと同意した…

私たち日本人は、小さい頃から

「日本が真珠湾を宣戦布告もなしに攻めて戦争を起こした」

「日本は残虐な悪い国だ」

ということを新聞でも、テレビでも繰り返し教わってきま
した。

しかし今から数年前、我々が耳にしてきた太平洋戦争の常
識とは真逆とも言える証言が、47年公開を禁じられたフー
ヴァー元大統領の回顧録から次々と浮かび上がりました。

上記のマッカーサーとの会話も、この回顧録からのワンシ
ーンです。

回顧録ではその他にも、ハル・ノート、原爆投下、終戦な
どについて常識を覆す内容を投げかけています。

アメリカではこの証言をもとに、歴史の見方が、世界の見
方が、少しずつ変わり始めているようです。

しかし、日本人にとってこんなに重要な内容なのに、日本
の大手メディアは全く取り上げてくれません。

日本人が知らない太平洋戦争の本当の筋書きとはどのよう
なものだったのか?

この講演録では、回顧録をベースにひとつひとつの事実を
丁寧に読み解くことで、「日本が戦争を起こした」という
教科書通りの太平洋戦争に含まれる多くの矛盾点、戦争の
真実を次々と明かしてくれます。

読み終わった後には、きっとあなたの「太平洋戦争のイメ
ージ」は全く変わっていることでしょう。

それだけでなく、アメリカと日本を見る目が変わり始める
ことでしょう。

藤井厳喜氏はこう言います。

「テレビ・新聞など日本のメディアには語られないところ
に真実は存在している。

それどころか、私たちに真実が知られないように巧妙に隠
され、間違った情報が拡散するように仕組まれている…」


ぜひ、この講演録からあなた自身で「何が真実なのか?」
を判断してください。

http://directlink.jp/tracking/af/375892/DJxCtPEN/
at 08:01 | Comment(0) | 北野幸伯

2020年02月26日

◆日本政府の対応がどれだけ遅いかわかる話

北野幸伯


では、本題。

テレビニュースを見ると、毎日「感染者が今日も増えた」
という話をしています。

先日お話したように、日本からの渡航を制限する国が9か
国になりました。

日本はいまや、「中国の次に危険な国」と認知されている。

これは明らかに「人災」です。

たとえば今日から【22日前】2月2日付日経新聞をみてみ
ましょう。

<新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、中国
からの入国を制限する国・地域は60を超えた。

2日にはフィリピンが自国民を除く中国からの入国禁止措置を湖北省だけから全土に広げ、ニュージーランド(NZ)も同様の対策を決めて米国などに続いた。

世界保健機関(WHO)は人の移動や貿易の制限は弊害の方が大きいとの立場だが、各国は強力な水際対策による感染拡大防止を急いでいる。

中国外務省によると1月末までに62カ国が中国人に対し何らかの入国制限措置を導入した。>

【3週間】の時点で、62か国が中国からの入国制限を実施しています。

<「ウイルスの感染経路については不明な点も残るが、予
防的な対策を講じるべきだ」。

アーダーンNZ首相は2日の声明で、同日以降に中国本土を離れた外国人の入国を拒否すると表明した。

1日にはオーストラリア、1月31日には米国が同様の決定を
しており、NZと初の死者が出たフィリピンがこれに続いた。

いずれも自国民には中国本土への渡航禁止を勧告しており、湖北省武漢から帰国した自国民らは14日間隔離する。>

(同上)

3週間前の時点で、アメリカ、シンガポール、オーストラ
リア、ニュージーランド、フィリピン、モンゴルなどが、

中国全土からの渡航を禁止しています。

繰り返しますが、これは【 3週間前 】の話です。

一方、わが日本政府は、どうなのか?

時事2月23日。

<安倍晋三首相は新型ウイルスが国内で流行する可能性に
言及した上で、大規模な感染拡大を見据え、


総合的な基本方針
~~~~~~~~~~~~~~~~

を早急にまとめるよう指示した。

週内にも対策本部で決定する。>

「総合的な基本方針」(!)を2月末までにまとめるそうです。

他の国々は、3週間前に厳しい措置を実施し、それを徐々
に強化してきた。

一方、日本政府には、【基本方針がない!】のです。


この1か月、中国からの感染者は、自由に日本に入ること
ができた。

今も入ることができる。

国内で感染者が爆増しているのは、当然の結果といえるで
しょう。

それで、親安倍で知られる百田尚樹さんも、さすがにあき
れて、こうおっしゃいました。

デイリー2月16日。

<作家の百田尚樹氏が16日、ツイッターに新規投稿。

新型コロナウイルスに対する政府の対応が十分ではないと
の考えを示し、「皆さん、政府は無能です」と呼びかけた。

百田氏は「皆さん、政府は無能です。国民の命を守るんだ
!という意志も能力もないことが明らかになりました。自
分と家族の命は自分で守りましょう!お互いに、生き抜き
ましょう!」と投稿した。>

同感です。

私たちも、がんばって生き抜きましょう!

最近暗い話ばかりですが、明るい話も少しはあります。

それについては、次号でお話しましょう。


at 07:37 | Comment(0) | 北野幸伯