2007年06月10日

◆巴里だより・「子どもとレストラン」への声


                   岩本 宏紀(在仏)

・メジャーと持ち歩くひと 。。。京都の女性
インテリアの勉強をする時に欠かせないのが、椅子と人間の関係でした。
それを思い出しました。また、メジャーを持ち歩いている人たちは、
高い確率でその仕事の人達です。

(岩本:アントワープのすし屋で、カウンターがちょっと高すぎませんか、と大将に言ったら
「これでも大工に指示してかなり低くしたんですよ。はじめはもっと高くて問題外だったんだから。でもこれが限界でした」との答えでした)

・椅子に正座 。。。2児の母親、名古屋の女性
そうなんですね。子供にとって、足がつかない椅子は大変なんですね。 気がつきませんでした。
我が家では、椅子の上に正座してます。 ぶらぶらするので・・・。 ちょっと勉強になりました。
外食の時気をつけます。

(岩本:椅子のうえに正座というのは妙案ですね。 ぼくは足の甲が高く、子どものころから正座が 苦手でした。 でも去年の1月からお茶を習い始め、否応なく 正座をするようになりました。 次第に慣れてきて、正座したときに背中がぴんと伸びる感覚が 好きになってきました)

・「華麗なる一族」と志摩観光ホテル 。。。元巴里、今は大阪の男性
「華麗なる一族」のなかで正月に一族が集まって食事を共にする、志摩観光ホテルへ行ったことがあります。わが国のバブルの最盛期である1980年代の末期、そのころは高橋という有名なシェフがいて、ディナーが5万円もした時代、そこへ三歳の長女を連れて行きました。

子供は丁重に断られるかと思ったのですが、すんなり通されると、そこは百貨店の大食堂のような雰囲気。(幸い子供はおとなしく3時間近く座っていたのですが)、わが国には大変な時代があったものです。

(岩本:バブル、おそるべし。5万円出して大食堂の雰囲気ではがっかりですね。巴里なら5万円(300ユーロ)出せば、ミシュランの星つきレストランで優雅に食べられます。きっとお釣りがくるでしょうね)



・ペット同伴 。。。大阪の男性
「フランスの場合、大半の店が犬の同伴を認めている。足元の黒い毛皮が動き出してびっくりすることも珍しくない。きちんと躾けられた犬は、小さな子どもよりも確かに行儀がよい」。

この記述はうらやしいお話ですね。ご承知のように日本は、レストランのペット同伴は、
絶対禁止。パリでは、ペットの訓練が行き届いているからでしょうか。

「番犬」からスタートした日本。「癒しのペット」となって間がない日本。やはり文化の違いでしょうか。いずれにしても、いつかレストランで飼い主と過ごしている写真を送って下さいませんか。

(岩本:ぼくは巴里で一人暮らし。出張と夜の外出が多いので、犬も猫も飼っていません。
生き物はベランダのジェラニウとリビングの観葉植物2鉢。友達の犬を拝借してレストランで
写真を撮ってきましょう)
                           
・蝶ネクタイの子ども 。。。巴里の男性

今を去ること30余年、パリに住んだ私達はまだ赤ん坊の次男も連れてよく食べに出掛けました。上の息子が6つ7つの頃凄い高級な所では勿論ありませんが結構なレストランへ行きました。

子供は連れて行かない、いけない、の話は聞いていましたが、余り気になりませんでした。
むしろレストラン側で歓迎してくれ、ご愛想云ったり、で可愛がってくれましたので心おきなく食事を楽しみました。

長男は 「僕も背広を着てネクタイしめてレストランへ行く」というので、簡単な上着に蝶ネクタイを買ってやりましたので気取って満足そうでした。次男が大きくなるにつけ、息子達は一つのメニューを取って分けあっていましたが、ある日長男は、「自分もちゃんと一人前食べたい」とクレーム、以来大人と同じになりました。<あの頃>を想い出しました。

(岩本:いい思い出ですね。小さな坊やが蝶ネクタイを締めて食事、これが似合うのもやはり巴里だからでしょう。そして一人分の料理を注文させてもらえるようになり、晴れて大人の仲間入り。なんだか儀式めいていて素敵です)
                                                  (完)




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