わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
頂門の一針 6222号
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2022(令和4年)年 8月7日(日)
【変見自在】Gの悲劇:高山 正之
欺瞞から強制された現憲法:加瀬英明
自由で開かれた世界のために:阿比留瑠比
ウクライナとの戦争に反対:宮崎正弘
重 要 情 報
身 辺 雑 記
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頂門の一針(まぐまぐ)
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【変見自在】Gの悲劇
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『週刊新潮』
サル痘が流行りだした、日付で言うと7月23日、世界保健機関
(WHO)のテドロス事務局長が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急
事態」を宣言した。
今や世界的パンデミックになった武漢コロナが出たときは「そう大した心
配はいらない」と偉そうに言った当の人だ
習近平に札びらで頬っぺたを叩かれた事情があるにせよあのときは悠揚
迫らなかったのに今回は血相を変えていた
これは大変な病が飛び出したに違いない。そしたらWHOの専門家会議
が緊急事態かどうか再検討すると言い出した。
何だ、テドロスの早とちりかと思ったら、カリフォルニア州が独自に緊
急事態を宣言し、米疾病予防管理センター(CDC)も動き出した。その
ころ日本でも第1号患者が出て、各紙がサル痘を書き始めたが、読んでも
どんな病気なのか、世界がなぜ騒ぐのか、さっぱり見えてこない。
例えば朝日新聞は「第1号患者は欧州で感染者と接触して帰国後に発病し
た」と経緯を説明する。
コロナの第1号患者に経緯は似る。あの時は武漢帰りの支那人だった
が、朝日は国籍を隠した。今回も国籍は明かさない。どんな病気かは「狂
犬病と同じカテゴリー」で「患者の体液や血液から感染する」と続く。
連想するに患者は人に嚙みついて感染させているようにも思える。でも
「感染者の多くは軽度で回復している」し、別の記事では「患者への偏見
を持たないよう配慮」がいるともある。
テレビでも同じ。テドロス発言から1週間後のテレ朝のニュース番組
で、真実とは常に無縁の池上彰が「罹っても軽い」「すぐ治る」から心配
するなと言う。緊急事態なのか心配無用なのか。日本の報道では分からな
いからブルームバーグ通信でテドロス発言を確認してみた。
要点は「この感染症は特定の人たちに特定の対策を施せば封じ込められ
る」特定の人たちとは「男性と性交する男性」か「不特定の同性又は異性
と性交する男性」のことだ
平たく言えば第2のHIVだ。ニューヨークでこの病に効く天然痘ワク
チン投与が始まったが、行列して投与を待つ人たちは男性ばかりだった。
サル痘はもともと猿の病だからこの名がある。記録ではヒトへの感染は
HIVより古く、1970年にザイールで発見されたが、長い間、現地の風土
病として扱われてきた。
ところが数年前に米国で感染例が見つかり、現在までにもう50種もの変
異株が見つかった。それが目下、急速に世界に感染を広げている。世界で
もう2万2000人が感染、その4分の1を米国が占めている。
幸い有効なワクチンがあったものの、朝日の書き方では、どういう人が
どう恐れなければならないかが見えてこない。朝日の気持ちを忖度すれ
ば、LGBTのGの人たちを名指しすれば「世間の偏見を煽った」と訴え
られるのを恐れたか。「弱者の味方だと思ったのに裏切られた」「曝し者
にされた」と非難されるのがコワかったか。
Gに忖度する朝日は同じころ、社会面に「真実を知りたい」の見出しの
付いた記事を載せた。森友事件で自殺した財務局職員の妻が夫の上司を訴
えた訴訟が結審しましたという話だ。ベタでも勿体ないのにこんな見出し
まで付けたのは凶弾に斃(たお)れた安倍元首相の追悼ムードに「水をぶっ
かけた」の一心からだろう。
森友疑惑とは慰安婦の嘘を暴き朝日を三流紙に落とした元首相への恨み
から朝日が捏造したものだ。大体この事件で夫は「不正な値引きも忖度も
ない」と言っている。
自殺に追い込んだのも朝日に便乗して夫を虐め抜いた野党議員のせいだ。
こんなところで「真実」を云々するより、まずGのために真実を報道して
みる勇気をもつことだ。
高山正之氏の本紙連載が、単行本になりました。
『変見自在バイデンは赤い』(定価1650円)絶賛発売中。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文
『週刊新潮』採録
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欺瞞から強制された現憲法
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加瀬英明
「ポツダム宣言」の欺瞞から強制された現憲法
また、8月15日の終戦記念日が巡ってくるたびに、東京九段の国立武道館
において全国戦没者追悼大会が厳粛に催される。だが、昭和20(1945)年
8月15日に始まった日本の戦後は、正道も常道をいっさい欠いた、破茶目
茶なものだったそれなのになぜ、厳粛に記念大会を催すのかと思う
私は昭和49年5月から『週刊新潮』誌に、天皇家が大戦中からマッカー
サー元帥が離日するまで、どう過されたのか、五十週にわたるノンフィク
ションを連載した。高松
宮寛仁親王殿下をはじめ協力して下さったので、高く評価された。このな
かで、私は終戦の日の朝日新聞を取り上げた。この日の朝日新聞は、「二
重橋の写真の下に『玉砂利握りしめつつ、宮城を拝し、ただ涙』という見
出しを掲げている。
「溢(あふ)れる涙、とめどなく流れ落ちる熱い涙、ああけふ昭和二十年八
月十五日」と書き出して、記者は「歩を宮城前にとどめたそのとき、最早
私は立つてはをられなかつ
た。抑えに抑えてきた涙が、いまは堰(せき)もなく頬(ほほ)を伝つた。膝
は崩れ折(をれ)て玉砂利に伏し、私は泣いた、声をあげて泣いた、しやく
り上げ、突き上げてくる
悲しみに唇(くちびる)をかみ得ず、激しく泣いた」と筆を進めている。
「泣けるまで泣け、涙ある限り涙を流せ、寂(せき)として声なき浄域の中
に思はず握りしめる玉砂利、拳(こぶし)を握つて私は『天皇陛下……』と叫
び、『おゆるし……』と
までいつて、その後の言葉を続けることが出来なかつたのである。「……す
すり泣く声あり、身の距(へだ)たる数歩の前、ああそこにも玉砂利に額づ
いて、大君に不忠をお詫び申し上げる民草の姿があつた」
「私は立ち上つて『皆さん……』と呼んだ『天皇陛下に申し訳ありませ
ん……』それだけ叫んで声が出なかつた。だが私は一つの声を聞き二つの声
を耳にした『わかります』『私も赤子(せきし)の一人です』『この上どん
なことが起らうとも……』この声はそれだけ言つて、もうあとは嗚咽(おえ
つ)にかき砕かれた。日本人、ああわれら日本人」
この新聞は、正午にはすでに刷り上がって、もう地方や、都内の販売店へ
積み出し始められていた。私は捏造記事だと、すぐに見抜いた。その後、
朝日新聞は今日に至るまで捏造記事を報じ続けている。
今日の日本では、日本が先の大戦で連合国に対して無条件降伏を行った
というのが、定説となっている。これまったくの間違いだ。日本は『ポツ
ダム宣言』を受諾して降伏した。『ポツダム宣言』はごく短いものだか
ら、ぜひお読み頂きたい。『ポツダム宣言』は「これわれらの条件なり」
と述べて、「日本国軍隊の無条件降伏」のみを求めている。
マッカーサー司令部が9月はじめに横浜に進駐すると、重光葵外相以下
が「日本は無条件降伏していない」と抗議したが、「そのようなことをい
うと、天皇の一身の安全を
保障できない」と、一蹴された。
『ポツダム宣言』は、言論の自由、民主的謁権利の確立を約束している
が、占領下では何一つ守られなかった。そのなかで、もっとも暴挙をきわ
めたのが、国際法を破って
占領下の国に、憲法を強制したことだった。
この“偽憲法”を改めないかぎり、日本を立ち直らせ、救うことができない。
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自由で開かれた世界のために
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【阿比留瑠比の極言御免】
2日夜、米国のペロシ下院議長が台湾到着後に発表した声明を読み、こ
れからの世界はますます安倍晋三元首相が第1次政権当時から構想し、時
間をかけて民主主義陣営を巻き込み実現させた戦略が、重要になってくる
と感じた。声明にはこう記されていた。
「(台湾指導層との対話は)自由で開かれたインド太平洋の進展を含む
共通の利益を促進するものだ
米国が歴史上初めて、日本の戦略を自国の戦略方針として取り入れた構
想は、インド、オーストラリアだけでなく欧州も賛同した。今や巨大な人
口と軍事力を誇示する専制国家、中国と対峙するうえで、欠かすことので
きない前提条件となっている。
[同盟は手入れ必須]
3日には、首相官邸に岸田文雄首相を訪ねたエマニュエル駐日米大使
も、記者団にこう語った。
「経済安全保障、国家安全保障、自由で開かれたインド太平洋をいかに
強化していくかという話もした」
ここでも「自由で開かれたインド太平洋」がキーワードとなっている。
岸田首相が「核兵器のない世界」という理想を掲げ、日本の首相として初
めて、原子力の平和利用を議論する核拡散防止条約(NPT)再検討会議
に出席した直後の訪問である。
大使は記者団に、首相の再検討会議での演説も称賛した。だが、その実
は「まず眼前の現実を直視しましょう」とクギを刺し、「防衛費の相当な
増額」という首相の約束が果たされるのか確認に来たとみるのは、うがち
過ぎだろうか。
ただ、同盟関係には不断の手入れが必要であることは、安倍氏が常々主
張していたことでもある。
[絆ほころびれば危機]
安倍氏の側近だった萩生田光一経済産業相は7月29日、日米の外務・経
済担当閣僚による「日米経済政策協議委員会」(経済版2プラス2)の初
会合に出席のため訪問した米ワシントンで記者会見をした。萩生田氏はそ
の場で、米国民の安倍氏への弔意に謝意を述べた後、こう語った。
「安倍氏は一貫して日米両国、両国民の絆をさらに強固なものにするこ
とに政治生命を傾けてきた」
筆者は2015年4月、安倍氏が米上下両院合同会議で行った英語演説 「希
望の同盟へ」が思い浮かぶ。かって敵国同士だった日米の和解と友情 を
テーマにした演説は、スタンディングオベーションを呼び、当時の外務
省幹部は筆者に「ペロシ氏が涙ぐんでいたね」と驚き喜んでいた。
萩生田氏は、安倍氏の功績に関しこう続けた。
「CPTPP(11カ国で締結された環太平洋パートナーシップに関する
包括的および先進的な協定)、自由で開かれたインド太平洋、クアッド
(日米豪印の協力枠組み)。10年間で、この地域の平和と繁栄を支えるさ
まざまな基盤を作り上げてきた」
そして、首相に返り咲いた安倍氏がかつて「Japan is
back(日本は戻ってきた)」と宣言したことにちなみ、やはり宣言し
てみせた。
「Japan is here to stay(日本はここにあり続
ける)」
萩生田氏はさらに「これからも日本は、米国と手を携えて世界の平和と
繁栄のために力を尽くしていく。その明確な決意を申し上げるために、私
はこの場所にやってきた」と語った。
世界の安全保障環境は悪化の一途をたどっている。同盟国や民主主義各
国との絆と連携の輪にほころびが生じれば日本は即、危機に陥る。防衛力
強化に猶予はない。
(産経新聞論説委員兼政治部編集委員)
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松本市 久保田 康文
産経新聞採録
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ウクライナとの戦争に反対
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)8月2日(火曜日)
通巻第7420号
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チュバイス、神経疾患で入院。毒物を盛られたか?
プーチン側近、ウクライナとの戦争に反対。
3月に出国。イスラエルに
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アナトリー・チュバイスはエリツィンの経済改革で側近中の側近だっ
た。企業民営化を推進し、一方で多くの新興財閥がロシアに誕生した。
92年に第一副首相兼財務大臣としてガイダルとともに「経済改革」を推
進したが、通貨危機に襲われた。このため2005年には何者かに銃撃された
こともあった。
チュバイスが育てた「実業家」にはアブラモウィッツ、ベレゾフスキーら
世界的な大富豪がいる。チュバイスがベラルーシ系ユダヤ人であるよう
に、ロシアの当時のオルガ ルヒは、殆どがユダヤ人という共通性がある。
2022年8月1日、エルサレムポスト、モスクワタイムズなどがチュバ イス
の緊急入院を伝えた。三月にロシアから出国したチュバイス夫妻は、 4月
にトルコのスタンブールでATMから現金を下ろしているところが目 撃
され、その後、イスラエルへ入国したことまでは判明していた。イスラ
エルのメディアは、その後のチュバイスの動静を殆ど使えなかった。
突然、襲われたのは手足がしびれ、喋ることが不自由になる「ギラン・バ
レー症候群」で、国名は明かされていないが、おそらくロンドンの病院に
入院した。日本神経学会による「ギラン・バレー症候群」の説明は次の通り。
「急性免疫性ニューロパチーの代表的疾患であるギラン・バレー症候群
(Guillain─Barre Syndrome, GBS)は、感冒等の上気道感染や下痢を伴う
胃腸炎に感染して1
〜2週間後に、手足の先にしびれや力の入りにくさが出てきます。その後
数日から2週間のあいだに急速に症状が進行することが特徴です。神経症
状が出てから2週から4週で症状はピークになり、重症例では四肢麻痺が進
んで歩行に介助を要し、10数%の患者さんは呼吸筋にも麻痺が及んで人工
呼吸器を装着することが知られています。また約半数の人は顔面神経麻
痺、複視、嚥下障害といった脳神経障害を生じます。頻脈、徐脈、起立性
低血圧、膀胱直腸障害といった自律神経障害を伴うこともあります」。
□☆□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□
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BOOKREVIEW
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『美
徳も度を超せば、悪徳に転化する』
外国がでっちあげたデララメ史観に日本はいつまで踊らされているのか
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藤岡信勝『国難の日本史(新装版)』(ビジネス社)
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自虐史観からの克服が、本書の基調にある。
国史ゆえに物語は伊弉諾伊弉冉から肇まるのは当然だが、紙幅の関係
で、この稿では現代史最大の争点のひとつ、日支事変に絞る。戦後の左翼
史観の猖獗はまだ歴史学界にべっとりとした残滓がのこり、事 変を『日
中戦争』と呼ばせているが、宣戦布告を日本軍はしていない。あ くまで
も「事変」である。そもそも盧溝橋に日本軍が居たのは義和団の乱 以後
の治安維持のためのPKOだった。事件当夜、日本軍は実弾を装備し て
いなかった。アメリカは戦後「太平洋戦争史観」を押しつけた。日本が命
名した戦争は 「大東亜戦争」であり、敵は英米だった。
ならば、と左翼は『アジア太平洋戦争』と呼ぼうと言った。松本健一は
「大東亜・太平洋戦争」ならどうかと真顔で言っていた。「十五年戦争」
と言い方もあるが、戦争は十四年でおわるから矛盾する。言葉の遊びでし
かない。あくまでも大東亜戦争と呼びたいが、それが論壇で受け入れられ
ないのなら最後まで「第二次世界大戦」で通したのは上山春平だった。
「戦争の呼称には、その國の国民のアイデンティティがかかわってくる」
(210p)と本書では大事な指摘がある。GHQが「太平洋戦争」と呼び
変え、それを押しつけた。何しろ「憲法」も 押しつけたのだから、日本
の歴史の抹殺を狙っていたのは明らかである。これらをいかに克服する
か、それが「あたらしい歴史教科書をつくる会」 の運動となった。
1935年にコミンテルンの第七回世界大会が開催され、アジアにおける国際
共産主義の謀略が開始される。翌36年には西安事件がおこり、蒋介石は抗
日戦争に力点を注ぐように路線転換、つまり中国共産党は壊滅寸前だった
のに張学良の短慮の所為で生き残った。蒋介石の抗日への転換は、コミン
テルンにしかけられた謀略の結果であり、そして翌年に盧溝橋事件。日本
を戦争に巻き込むのである
「コミンテルンは日本軍と国民党軍を戦わせ、両者をともに疲弊させ、弱
体化させることによって、中国共産党に漁夫の利を得させようと考えたか
らです。そうしてアジア全域を共産化しようという遠大な基本戦略を描い
ていた」(226p)。日本は懸命な和平努力を積み重ね、戦争を回避す
る方向にあったが、共産 党はなんとしても日本を戦争にひきづりこみた
い。残虐きわまりない通州 事件をひきおこし、日本人居留民二百数十名
を虐殺し、日本国民を激昂さ せた。しかしなお日本は和平への道を探っ
ていた。まさしく「美徳も度を超せば、悪徳に転化する」のである。本格
的に日支事変が始まるのは、1937年8月13日、上海での出来事だっ た。海
軍陸戦隊わずか2200名、ここに五万の国民党軍が襲いかかった。し かも
国民党は「日本軍が攻撃を仕掛けてきた」と外国人記者に説明した が、
すぐにデマとバレた。外国人租界にも蒋介石軍は爆撃をしかけ三千六 百
を死傷させたが、その犠牲者の中にはライシャワーの実兄も居た。応援隊
を含めても日本軍は少数。それが10倍の敵戦力と闘い、二ヶ月にわ たっ
た戦闘で蒋介石は日本軍に勝てないことを知り、以後、宣伝戦争を仕 掛
けるのである。外国人記者やスパイを駆使し、南京大虐殺などをでっち
あげ、英米の支援をまんまと獲得した。このパターンを、ロシアとウクラ
イナ戦争に掛け合わせていくと、宣伝戦 争でロシアをはるかにしのぐゼ
レンスキー大統領側に、欧米から250社も の戦争広告代理店の活躍がある
こと、いずれ「虐殺」「学校、病院爆撃」 などの真相は明らかになるだ
ろうが、現在のロシアウクライナの背後で英 米欧がいかなる謀略を仕掛
けているのかも、日支事変におけるコミンテル ン、蒋介石と外国人記者
団、宣伝戦争のパターンを考慮に入れて再評価し ておくべきだろう。
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 2401回】
習近平少年の読書遍歴・・・「あの世代」を育てた書籍
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文革も3年目の69年になった。3月には中ソ国境を流れる黒龍江(アムー
ル川)支流の中州に位置する珍宝(ダマンスキー)島の領有をめぐり全面
戦争一歩手前まで進んだ武力衝突(「中ソ国境紛争」)が勃発し、4月に
は毛沢東が「勝利の大会」と称え、林彪が毛沢東の後継者に正式に定めら
れた第9回共産党全国大会が開催されている。
振り返るなら中ソ国境紛争と「勝利の大会」が次の想定外中の想定外で
ある「林彪事件」(71年9月)、さらに驚天動地のニクソン訪中=米中接
近(72年2月)に繋がるわけだから、やはり「這個世界好難講(世の中ワ
ケが判らない)」。国際社会は想定外だらけだ。
加えて激化するヴェトナム戦争という要因も忘れてはならない。それと
いうのも、米空軍B52による北爆がエスカレートし中国との国境に迫りつ
つあることで脅威を感じた毛沢東が、敵(ソ連)の敵(アメリカ帝国主
義)と手を結ぶことで危機回避を狙ったからだ。
69年出版で先ず紹介したいのが、権力を手にした江青の高揚感と、その
高揚感に陶酔する江青に煽られる紅衛兵の熱狂がタップリと詰まった『江
青同志講話選編』(河北人民出版社)である。やや大袈裟な表現だが、こ
の本を読み進むと行間から文革が巻き起こした『妖気』のようなものが立
ち上ってくるから不思議だ。
30年代半ばに革命の聖地・延安で毛沢東を色仕掛けで誑し込んで以来、
政治権力への異常なまでの執着を抱き続けた江青にとって、文革は権力の
階段を一気に上り詰める千載一遇の絶好機であった。彼女は文革という権
力芝居の舞台に飛び出したのである。
『江青同志講話選編』は66年2月から68年9月にかけて──文革前夜から文
革勃発を経て中央文革小組の中心メンバーに納まり、江青が念願の最高権
力の一角を占めるまでの間に行われた様々なレベルでの政治集会における
彼女の発言を拾い集めている。発言の間に「長時間熱烈拍手」といった注
記が挿入されているだけに、 当時の会場の雰囲気がリアルに読み取れて
じつに興味深い。なお裏表紙に 「内部発行」の4文字が印刷されている
ところをみると、この本は一般に 発売されたものでもなさそうだ。
当時、全土は熱狂と暴力の巨大な坩堝と化した。権力への欲望が噴出
し、権力をめぐる怨念が渦を巻き、それらが綯い交ぜに混ざり合い奔流と
なって人々を突き動した
はてさて何が起こったのか、中国は何処に向かうのか。
誰もが明日の自分の運命すら判らない。不安と疑心暗鬼と故なき恐怖心と
が沸騰し、「人民中国」と言う名の地獄の釜の蓋は吹き飛んだまま──疾風
怒濤こそ、江青の背後に立つ毛沢東は望むところだったはず。
いわば権力をめぐる利害打算、思想的飛躍とこじつけ、若者の非日常へ
の憧れなど。それらが複雑微妙に共鳴し合いながら政治的化学反応を引き
起こす──制御不能、いわば究極のアナーキー状況こそが、文革最盛期の偽
らざる姿ではなかったか。
ひとたび江青が演壇に立つと、沸き立つ「革命的群衆」の熱い視線が彼
女に集中的に注がれる。天をも焦がすような革命的熱気に包まれた会場
に、甲高い彼女の声が響く。「革命的常套句」が小気味よく舌鋒鋭く機関
銃のように続く。唸りを上げ湧き返る会場。渦巻く熱気に彼女の脳中でア
ドレナリンが迸り絶叫のボルテージは上がり、会場の熱気もまた最高潮に
達する。
熱狂が興奮を呼び、興奮が狂騰を引き寄せ、互いに共鳴し煽り合い、政
治的トランス状態が一帯を包む。彼女はもちろん、会場の誰もが至福の一
刻に浸る。まるでアイドルの武道館公演であり、野外のロックフェステイ
バルだ。誰もが観客であり、同時に主役と化す。
たとえば67年9月に河南、湖北から北京にやってきた軍隊幹部、地方幹
部、それに紅衛兵が加わった集会だが、それは熱狂する大衆が演ずる壮大
な暴力芝居であった。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌7415号 (SSA生)の考えに対して中国人に聞 いた
話があります。ただし小生は評論家でも学者でもなく単なる庶民の考えで
すが、1973年 から2014年まで中国との取引に携わった経験からの判断を
含めます。(SSA生)さんは中国の体制と経済がどうなるかについて疑
問を述べ ていました。
AA:小生は北京にいた時の社員の党員に聞いたことがあります。
1)中国は民主化するか。回答は「しない」でした。まず人口が多すぎ
る。人口の数だけ異なる考え方がある。そしてそれぞれが譲らない。
2)三権分立は実現するか。回答は「しない」 無理にすれば国がバラ
バラになる。
バラバラになれば再び内乱状態になる。
3)中国人は個人の主張が強く集団にはまとまらない。また血族中心主
義で他人のことは構わない。他人は自分に長年悪いことをしなかった人の
み信頼する。
4)中国の領土拡大(チベット、新疆等)については漢民族が生きてい
くため(食料、資源)。侵略されない強い中国になりたい。
BB:大連にいたとき普通の社員(総務部長)に上記と同じような質問
をしました 回答は中国をひとつにまとめるためには絶対的権力が必要で
ある。これ は古来変わらない。政治的自由な発言については人口の
10%くらいの人 には必要だが、その他は関心がない。自分(一族)の
生活にのみ関心があ る。金持ちになりたい。賄賂はなくならない。政治
的に出世したにも関わらず金持ちにならなけ れば一族から「能無し」と
みなされる。もちろん例外はあるが全体から見 ればごくわずか。個人個
人の経済活動、生活に干渉されなければ政治的には意見を言いた くない→
政争に巻き込まれたくない。
CC:日本(小生の所属する会社)に来た実習生に若い党員がいたので
聞いた。マルクス、レーニンの翻訳でも良いので原書を読んだか。回答:
読むのは指導者が書いた書物。時の指導者の推薦するマルクス、 レーニ
ン、エンゲルスの書籍。→発売されているものが原書とは異なると ころが
あることは知らない様子。日本に来た感想:聞いている日本と実際の日本
は異なることが分かった。 しかし党員であるので中国が危なくなれば中
国を守るため戦うとのこと。 →本当か? いざとなれば逃げるのでは。
彼は一人っ子。小生の考えでは:中国は破綻しない。共産党をつぶしても
替わりの独裁 政治家が出る。経済が破綻しても貧乏には耐えられる。不
屈の精神で自分 個人は蘇ろうとする。今の中国の指導者に対する不満は
個人の経済、生活領域まで介入してく ることである。(福堀武彦)
♪
(読者の声2)宗教団体と政治家の関係について岸田首相は「社会的に問
題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧
に説明をしていくことは大事だと思っています。それぞれ、様々な説明を
おこなっているようですが、国民の皆さんの関心 も高いわけですので、
丁寧な説明をおこなっていくことは大事であると思 います」と「丁寧な
説明」を相変わらず繰り返しています。私は「また『丁寧な説明』か!」
とウンザリします。「何かにつけ本質をはなれ、曲解させて『世論化』す
る」。つまり同一視 する。これが自社疑惑報道に丁寧な説明を決してし
ない左翼マスコミの常 道(=問題のすりかえ)ですし、「丁寧な説明」
が必要なことはスルー し、説明に値しないことばかりをマスコミは食い
物にしていることぐらい 総理たる岸田さんは気が着いて然るべきです。
このほか「政府は担当省庁や自治体と連携して行います」「政府は全面的
に支援します」「(検討)遣唐します」を連発していますが、これは「政
府は何もしません!」という意味だとは、まともな日本人なら誰でもわ
かっているのです。こんな内閣ならば「丁寧な説明」が特段に不得手であ
りながら、学術会議 をバッサリと改革した菅元総理の方がよほどよかっ
たと思わずにはいられ ません。ところでこのような「ありふれた投稿」
を私がした理由ですが、それはこ の「問題のすり替え」は「ないものを
あるように仕向けたがる人間の基本 的特徴」であり、これが資本主義経
済に組み込まれたカラクリ(価値なき 物を価値ありに置き換える)に
なっているからであり、ここから出発して いない経済学は成り立ちえな
いと言いたいためです(SSA生)
♪
(読者の声3)「軍法に気付かない戦後日本人」
1. 軍法の必要性に気付こう
西村金一著『こんな自衛隊では日本を守れない』(ビジネス社)の紹介が
あった。内容には賛成だが、軍法制度の回復について書いていないので加
えて欲しい。
というのは、国防軍の三本柱は、人、兵器、そして軍隊司法だからだ。軍
隊司法は自衛隊法とどう違うのか。内容が違う。すなわち、世界共通の軍
隊司法制度とは、
軍法、軍法会議、憲兵隊、軍刑務所から構成されている。これがないと、
平時は勿論いざという時に国を守れない。これらが自衛隊にないことは明
らかだ。私はこの重要性をネット等でいろいろ説いているが、指摘に感謝
があったのは一人だけで、皆ぼんやりしているのが現状だ。自衛隊の元高
官の方でもその死活的重大性が分かっていない。日本軍は明治時代にフラ
ンスから近代軍事司法制度を導入している。占領軍に廃止されたが敵の軍
政は日本が独立した以上無効なのでただちに復活すべきだ。
2. 軍法が社会を守る
正規軍は名前ではなく内容だ。名前が自衛隊でも軍隊司法制度を付加すれ
ば正規軍になる。軍事抑止力が発生するから海外では立派な日本軍だ。官
位も一佐から大佐に戻る。日本社会にも規律が戻る。正規軍は、平時でも
社会の権威、規律を守っている。ヤクザが法廷で公然と裁判官を威嚇する
ような司法の権威喪失はなくなる。祝日の国旗掲揚も再開される。
3.憲法対応は常識でよい
自衛隊に軍法を付加する方法は、特例法で良いが、占領憲法を持ち出す人
がいるだろう。しかし自衛は人類の公理であり、憲法に優先するから無視
して良い。憲法では国防は出来ないからだ。占領軍の憲法は植民地憲法だ
から国防軍がないのである。当然だ。だからいつまでも付き合うのは時代
錯誤で異常だ。現代の常識で判断しよう。
なお、自衛隊を憲法に書き込むだけでは軍事抑止力は発生しない。やはり
軍法の付加が必要だ。(落合道夫)
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重 要 情 報
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◎花田記凱氏が「まるで魔女狩りだ」と指摘:前田正晶
安倍晋三元総理が山上徹也の狂弾に倒れて以来、我が国の報道機関は世
界統一家庭連合(家庭連合)と、そこに少しでも関係したと思しき与野党
を問わずに国会議員の行為を大小漏らさず取り上げて、連日のように詳細
に報じている。彼らは特に自民党の議員に対しては執拗に「何故会合に出
席したのか」とか「祝電を打ったのは何故か」とか「選挙協力を受けた
か」と追い回している。週刊誌も特集を組んでいる。花田記凱氏はその辺
りを「魔女狩り」と表現したようだ。
弁解めいたことを言えば、私は統一教会の活動が活発だった頃は我が事
業部が日本市場で漸く好調に市場占有率を伸ばしていたときであり、頻繁
にアメリカ出張をしていたし、本部と工場から出張してくる者たちと、そ
れこそ日本中を飛び回っていたので、我が国の中でどのような異変をこの
教会が引き起こしていたかなどの状況には極めて疎かった。
だが、桜田淳子や山崎浩子や飯星景子のことなどは承知していた。ま
た、霊感商法のこともそれこそテレビの番組か新聞で知りましたという程
度の認識だった。更に、街頭で薄気味悪い正体不明な勧誘をする婦人たち
に何度も出会って「何なんだ、この連中は」と感じさせられたこともあっ
た。要するに、彼らの実態など全く知らなかったということだ。
即ち、世界基督教統一神霊協会(Holy Spirit Association for the
Unification of World Christianity)が韓国人の文鮮明が起こしたもの
だという程度の知識しかなかったのだった。正直なところを言えば「彼ら
が何者であるかを知らなかったこと」を反省しているのだ。英語表記を載
せた訳は“Christianity”=キリスト教が入っていたからだ。
その統一教会が「世界平和統一家庭連合」(Family Federation for
World Peace and Unification)と名称を変更していたことも、山上徹也
の件での報道で知った次第だ。彼・山上徹也があの大事件を起こしたため
に、彼らの存在とその悪質とも言うべき金集めの活動を継続していたと知
り得たのだった。マスコミも困ったもので、この事件が起きるや否や、そ
れまでの統一教会についての沈黙を忘れて、一斉に過剰というか「魔女狩
り」的な報道に走ったのだった。
私もお陰様で家庭連合は統一教会(Unification Churchと、ここでは教
会になっているし、旧名称には基督教もChristianityも入っている)は
「我が国における集金額が最大であり、その資金で韓国内の活動が出来て
いるのであり、植民地化との悪行をした日本から金集めをするのは当然
だ」との原理で動いていたとも知り得たのだった。また、信者(会員?)
でも我が国の方が韓国よりも遙かに多いのだそうだ。
花田記凱氏が「魔女狩り」と呼んだのはマスコミのこの件に関する報道
の姿勢を指していて、少しでも統一教会とその関連団体からの接触がある
とか、選挙の応援を受けたとか、関連団体も含めて何らかの会合に参加し
たまたは祝電を打ったか等々を詳細に報道している姿勢を指しているよう
だ。花田氏は手厳しく「旧聞に属するような事柄」までも取り上げて批判
するのは如何なものかと言っているかのようだった。
政治家たちの姿勢には「当選するためには彼らの援助か応援を受けたの
は仕方がなかった」か「応援をしてくれたのが彼ら乃至は関連団体だった
とは知らなかった」というような言い訳が示しているように「手段を選べ
なかった」事が見えている気がする。私はそういう国会議員たちの手法と
いうか「選挙に当選するためには・・・」のような釈明を、今後選挙民が
どのように判断するかに懸かっていると思うのだ。
昨夜の「報道1930」ではアメリカにおける統一教会か家庭連合の活動振
りの凄まじさを伝えていた。特に任期末期のブッシュ大統領(父)を韓国
に招いて講演を依頼し、その謝礼に100万ドルを提供したという話も聞か
された。「何だ。それは我が国から搾り取った資金ではないのか」と受け
止めた。この番組では「彼らのバラマキ作戦が何を目的としていたか」は
明らかにされなかった。
同様に、我が国では国会議員に数々の働きかけをした成果(見返り?)
が、何か具体的に現れているのかは語られていなかったようだ。「カル
ト」だの何のと言って、彼らを非難攻撃するのは構わないとは思うが、信
じてしまって財産を根こそぎ取られてしまった人が数多く出ていたこと
を、どのようにして防ぐのかまたは救済するか、またその罠に落ち込まな
いような工夫があって然るべきだと思うのだ。
山上徹也は言わば「パンドラの箱」を開けてしまったかの感がある。彼
と彼らのために安倍晋三元総理を失ったことを十分に考えて、今後の対策
の参考にすべきだろう。それでこそ安倍晋三元総理の生前の功績に幾らか
でもお返しが出来るのではないか。それにつけても理解できないことがあ
る。それは、未だに警察庁からも奈良県警からも誰一人として責任を取っ
た者が出ていない現実だ。
◎平和憲法の教育:前田正晶
戦時中でも、私は小学校(国民学校)の頃から憧れていた蹴球部は活動し
ていたので、入学と同時に入部しました。当時は運動部に入るのは、その
競技が好きな者だけで、現在のような「部活」などの形ではありませんで
した。勿論、部長か顧問の教師が練習を監督するとか、見に来ることなど
あり得ませんでした。湘南中学は進学校でしたから、運動部に入ることは
勉強の時間を犠牲にするので、負担になっていました。本当に好きな者た
ちだけの集まりでした。それでも、昭和21年には我が蹴球部は国体を制
覇、23年にも国体の決勝戦で敗退という関東地区の強豪校でした。
当時は湘南独得の「火曜考査」が毎週行われていましたから、それに備え
ての勉強の時間である土・日の練習は、大いなる負担でした。そういう学
校だった為か、記憶がなくなったのか定かではありませんが、「平和憲
法」などと授業の中で教え込まれた覚えはないのです。
思うに、北村維康氏と私では世代が違うのではないかと思っております。
◎「何とかならないのか」と一寸気懸かりな
話題:前田正晶
韓国の尹錫悦大統領:
尹錫悦大統領が、折角訪問した同盟国である美国(「ミグク」のように発
音する韓国語の表現)の実力者であるナンシー・ペローシ下院議長との面
談を「休暇中」との理由で避けて、40分ほどの電話協議にしたと、昨夜の
Prime Newsで知った。確か産経新聞の黒田勝弘だったと思うが「随行した
5名の議員も会談に参加したので、実質のペローシ議長との会談はごく短
時間だった」とも指摘していた。
昨夜は言わば韓国代表の如き形で中央日報東京総局長金玄基も含めて、
尹錫悦大統領のやり方には批判的だった。だが、結論としては「尹錫悦大
統領の中国に対する配慮乃至は遠慮の姿勢が滲み出ているが、それも文在
寅前大統領の中国に対しての歩み寄りの政策と韓国が置かれてきた立場か
らすれば止むを得ぬ決断だったかも知れない」のようではあったが、反町
は一段と声を張り上げて「同盟国でしょう」と言ったし、黒田勝弘は「休
暇と言ってもソウル市内にいたのに」と指摘。
番組の中では「尹錫悦大統領の与党は国会では少数派であり、野党をこ
れ以上刺激するようなことをすれば、何も出来なくなることを回避した
かったのだろう」との意見も出ていた。私は既に「我がマスコミが尹大統
領が対日関係の改善を掲げたことを希望的に報じたのは早とちりであろ
う。彼とても文前大統領と同じ韓国人である。希望的観測は禁物」と指摘
して置いたので、新大統領は矢張り中国の虎の尾を踏むようなことは回避
しようと考えたのだろうと読むことにした。
それでなくても支持率が30%台の尹錫悦政権としては苦肉の策だったの
かも知れないが、アメリカ対中国の関係が一層緊張感を増してしまった現
時点では、今後の韓国の出方は注目に値するだろうと、気懸かりなのだ。
歌舞伎町周辺に街娼が:
話題は大きく変わるが、今朝の産経新聞の絵入りのこの記事には少々驚か
された。その驚きとは「この部屋から真正面に見える歌舞伎町周辺には、
30年以上も前の状態が再現されていたとは」なのである。
当方がここ新宿区百人町に移り住んだ1988年頃の歌舞伎町と我が街を結
ぶ数本の路地における治安というか風紀には、誠に凄まじいものがあっ
た。そこを観察に訪れたニューヨーク駐在が長かった商社マンは「ニュー
ヨークのこの手の界隈よりも酷い」との感想を聞かせてくれた。この辺り
が歌舞伎町という界隈の一面でもあるのだ。そもそも歌舞伎町には縁がな
かったので、滅多にこれらの路地には出て行かなかったが、怖い物見たさ
で観察に行ったことはあった。
その状態とは、その多くの路地は所謂「連れ込みホテル」街であり、最
も新大久保駅に近い筋には白人、それから遠くなるごとにアジア系、アフ
リカ系と変わって行くのである。何がって言えば、多くの街娼たちが昼夜
を問わずに立っているのだ。その連中は数年後には池袋等の地域に転じて
いったそうで、そこからは横浜にも現れたと聞いたことがあった。
即ち、この界隈の環境は浄化されたというか、変わったものだと思って
いた。浄化された後では新宿の街に出た後に静かになった歌舞伎町を通り
抜けて歩いて帰ったときなどに、時々日本人の街娼に出会うこともあるに
はあった。だが、それは20年かそれ以上も前のことである。
その界隈にまたもや“street walker”が出ているとは、陳腐な言い方を
お許し願えば「タイムマシン」にでも乗せられたかのような話だった。歌
舞伎町には「トー横」などいう非行少年(古い言い方か?)が屯すると報
じられているが、折角小池都知事の数少ない業績であろう歌舞伎町の浄化
があったのだから、風紀を乱すような行為をする輩を一掃するようにと、
警察にお願いしたい気分なのである。
2022年08月07日
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